JP4251362B2 - 開き戸 - Google Patents

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本発明は、住宅やビル等の建築物の出入り口部に建付けられる開き戸の技術分野に属するものである。
一般に、この種開き戸のなかには、戸体の一側部における上下部位を、躯体開口部の一側部に設けた軸吊り金物を介して取り付けた、所謂中心吊り様式のものがある。このものにおいて、軸吊り金物は、戸体の上下に露出しているため破壊される惧れがあり、そのようになると、戸体と躯体との一体化がなされなくなって、戸体を施錠していたとしても開放されてしまい、防犯性に劣るという問題がある。
この改善策として、戸体の閉鎖時において、戸体の吊り元側部位と躯体とのあいだに外れ止め機構、例えば、戸体と躯体とのあいだに係合関係を設ける等することにより防犯性を確保することができ、このようにしたものとして、戸体の吊り元側の端面に突部を設ける一方、躯体側に凹部を設け、ドアの閉鎖時に突部が凹部に嵌入係合するようにすることが提唱される(特許文献1参照)。
ところで、このような開き戸において、戸体の閉鎖時に封止性を備えることが必要であり、このため、躯体側に設けられる枠体には、戸体の吊り元側端面に対向する側片部と、屋内側面の吊り元側部位に対向する屋内側片部とが形成されている。そして、戸体を中心吊りで取り付けたような場合、戸体は開閉揺動に伴い吊り元側(枢支側)部位が前後方向中間部を支点として回転する構成のため、吊り元側部位と、側片部と、屋内側片部とは、それぞれ吊り元側部位の回転が許容される形状としなければならない(特許文献2参照)。
実公昭51−14428号公報 特開平9−328953号公報
ところが、前記従来のものは、突部と凹部との係合部が上下方向に複数箇所設けられていて、これら突部が、外部、即ち、ドアとドア枠とのあいだの間隙(チリ)から臨めるようになっている。このため、軸受金物と同様に突部を破壊されてしまえば戸体が解放されてしまうことになり、防犯性が充分とはいえず問題があるばかりでなく、突部がチリから露出しているため意匠性にも劣るという問題がある。しかも、このような構成を中心吊り様式の戸体に採用しようとした場合、戸体が吊り元側の前後方向中間部を支点として回転する構成であるが故に、突部が枠体の屋内側片部に干渉する惧れがあり、このままでは採用することができないという問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、戸体の一側部を、開口部一側部に設けた軸吊り金物を介して開閉揺動自在に取り付けてなる開き戸において、戸体の前記一側部に、一側方に突出する外れ止め部材を突設して、開口部の一側部に設けた突片により屋外側から覆うように構成するとともに、前記外れ止め部材の戸体からの突出長さを、戸体と開口部との左右方向における間隙の和よりも長く設定したものである。
そして、このようにすることにより、軸吊り金物が破壊されて、戸体を他側に押しやったとして戸体が外れることがないようにできる。
請求項2の発明は、戸体の一側部を、開口部一側部に設けた軸吊り金物を介して開閉揺動自在に取り付けてなる開き戸において、戸体の前記一側部に、一側方に突出する外れ止め部材を突設して、開口部の一側部に設けた突片により屋外側から覆うように構成するとともに、前記外れ止め部材の突出端部と開口部の一側部とのあいだの間隙を、戸体の他側部を躯体に施錠する錠部材の躯体との係合長さよりも短く設定したものである。
そして、このようにすることにより、軸吊り金物が破壊されて、戸体を一方に押しやったとして戸体が外れることがないようにできる。
請求項3の発明は、戸体の一側部を、開口部一側部に設けた軸吊り金物を介して開閉揺動自在に取り付けてなる開き戸において、戸体の前記一側部に、一側方に突出する外れ止め部材を突設して、開口部の一側部に設けた突片により屋外側から覆うように構成するとともに、前記外れ止め部材の戸体からの突出長さを、戸体と開口部との左右方向における間隙の和よりも長く設定し、かつ、外れ止め部材の突出端部と開口部の一側部とのあいだの間隙を、戸体の他側部を躯体に施錠する錠部材の躯体との係合長さよりも短く設定したものである。
そして、このようにすることにより、軸吊り金物が破壊されて、戸体を一方あるいは他方に動かしたとして、戸体が外れることがないようにできる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかにおいて、外れ止め部材は、戸体一側部の略全長に突設されているものであり、このようにすることにより、一層の防犯性の向上を図れる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかにおいて、突片には、閉鎖状態の戸体の外れ止め部材とのあいだを封止する封止材が設けられているものであり、このようにすることにより、戸体の封止性の向上が図れる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかにおいて、外れ止め部材は、戸体の閉鎖状態で軸吊り金物の揺動支点よりも屋外側部位に位置して戸体の一側端面に突設されているものであり、このようにすることにより、戸体の開放時における外れ止め部材の位置を、吊り元側にすることができる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかにおいて、軸吊り金物による戸体の揺動中心は、戸体の閉鎖状態で屋外側に偏寄して配されているものであり、このようにすることにより、戸体の吊り元側における屋外側部位の開閉作動に伴う回転半径を小さいものにできる。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかにおいて、外れ止め部材の突出先端縁部に突片側に突出する係合片を設けるとともに、突片の突出先端縁部に外れ止め部材側に突出する係合受け片を設けたものであり、このようにすることにより、戸体を一層外れにくくすることができる。
請求項1の発明とすることにより、軸吊り金物が破壊されて、戸体を他側に押しやったとして戸体が外れることがなく、防犯性に優れた開き戸とすることができる。
請求項2の発明とすることにより、軸吊り金物が破壊されて、戸体を一方に押しやったとして戸体が外れることがなく、防犯性に優れた開き戸とすることができる。
請求項3の発明とすることにより、軸吊り金物が破壊されて、戸体を一方あるいは他方に動かしたとして、戸体が外れることがないようにでき、防犯性に優れた開き戸とすることができる。
請求項4の発明とすることにより、一層の防犯性の向上が図れる。
請求項5の発明とすることにより、戸体の閉鎖時における封止性を向上させることができる。
請求項6の発明とすることにより、戸体の開放時における外れ止め部材の位置を、吊り元側にできる。
請求項7の発明とすることにより、外れ止め部材の回転半径を小さくできる。
請求項8の発明とすることにより、防犯性の一層の向上を図ることができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図1〜4の図面に基づいて説明する。
図面において、1は住宅の玄関口に設けられた玄関ドア(本発明の戸体に相当する)であって、該玄関ドア1は、屋内外一対の面板1a、1bと、これら面板1a、1bの四周縁部を構成する左右、上下の側片部1c、1d、1e、1fとを備えて構成されている。そして、玄関ドア1は、右側部が吊り元側となって躯体に対して開閉揺動自在に枢支されており、玄関ドア1左側部の屋内外面1a、1bに設けられた把手1gを把持し、前記吊り元側を基準として戸先側を開閉操作することにより、玄関ドア1が揺動して屋外側に向けての開閉をするように構成されている。
2は玄関ドア1が建付けられる躯体開口部に設けられたドア枠体であって、該ドア枠体2は左右(戸先側、吊り元側)の縦枠体3、4、および上下の横枠体5、6とにより構成されている。これら左右、上下の各枠体3、4、5、6は、長尺状の金属製板材を折曲することにより、玄関ドア1の四周側片部1c、1d、1e、1fに対向する側片部3a、4a、5a、6aと、これら側片部3a、4a、5a、6aの屋内側から延出し、ドア面に対向するドア当り片部3b、4b、5b、6bとが形成されている。
そして、7は玄関ドア1の右側部(吊り元)を躯体に対して開閉揺動自在に枢支する上下一対の軸吊り金物(中心吊り金具、ピボットヒンジ)であって、これら軸吊り金物7を構成する取り付け片部7aはL字形状に構成されており、該取り付け片部7aの一方の脚片7bを、右縦枠体側片部4aの上下端部位にそれぞれ螺合固定した状態において、他方の脚片7cが玄関ドア1の上下端面に近接対向するように設けられている。これら上下の取り付け片部7aの他方の脚片7cには、それぞれ上下方向に対向し、かつ、同芯状となる状態で支軸7dが設けられており、これら支軸7dを、玄関ドア1の上下端部に相対回動自在に嵌入させることにより、玄関ドア1は、ドア枠体2(躯体側)に対し、支軸7dを支点として開閉揺動自在に連結、枢支され、側片部1c、1d、1e、1fがドア枠体2に囲繞される閉鎖姿勢から、戸先側(他側)が屋外側に変位する開放姿勢とのあいだを開閉揺動するように設定されている。
ここで、支軸7dの軸芯Tは、玄関ドア1の板厚中心線Mよりも屋外側に変位して位置するように設定されており、玄関ドア1は軸芯Tを揺動支点として揺動するように設定されている。
さて、前記玄関ドア1は、右側である吊り元側の側片部(吊り元側片部であって、本発明の一側端面に相当する)1dの屋外側半部に位置して外れ止め金具(本発明の外れ止め部材に相当する)8が上下方向略全長にわたって設けられている。前記外れ止め金具8は、金属製板材を平面視でL字形状に折曲して形成されており、一方の脚片8aが玄関ドア吊り元側片部1dに一体的に螺合固定されている。そして、外れ止め金具8の他方の脚片8bは、玄関ドア吊り元側片部1dから右方である吊り元側縦枠体4の側片部4a側に向けて突出して配設されている。
一方、前記吊り元側縦枠体4は、側片部4aの屋外側端部に戸先側(左側)に向けて突出する突片4cが一体的に設けられており、該突片4cと外れ止め金具8とが屋内外方向に積層し、外れ止め金具8の突出先端縁部が突片4cにより覆われるように構成されている。尚、突片4cの突出端縁部には、外れ止め金具8側(屋内側)に向けて突出する係合受け片4dが一体形成されており、これによって、外れ止め金具8と係合受け片4dとのあいだの間隙が小さくなって、工具等が差し込まれにくく、防犯性を高められるように配慮されている。
また、外れ止め金具8は、前述したように、玄関ドア吊り元側片部1dの屋外側半部に設けられている。このように外れ止め金具8を屋外側に位置させることにより、吊り元側片部1dと突片4cとのあいだからバールのような工具を差し込まれにくくなり、さらなる防犯性の向上を計れるようになっている。
また、Kは玄関ドア1と戸先側縦枠体3とのあいだに設けられた施錠具を構成するラッチボルト(本発明の錠部材に相当する)であって、該ラッチボルトKは、施錠操作に伴い戸先側縦枠体3側に突出して戸先側縦枠体側片部3a(躯体側)に形成された凹部(図示せず)に係合して施錠するように設定されている。
そして、このものでは、ドア枠2に玄関ドア1を組み込んだ状態において、玄関ドア1とドア枠2とのあいだには、左右両端部において予め設定された大きさのチリが形成されるが、本実施の形態では、左右に形成されるチリ、即ち、玄関ドア戸先側片部1cと戸先側の縦枠体側片部3aとのあいだの間隙(戸先側のチリ)LSと、玄関ドア吊り元側片部1dと吊り元側の縦枠体突片4cの突出端縁部とのあいだの間隙(吊り元側のチリ)RSとが同じ大きさになるように設定され、屋外側からの意匠が優れるように配慮されている。また、玄関ドア1に設けられた外れ止め金具8の吊り元側片部1dから突出する長さL1は、前記左右側のチリLS、RSの和よりも長く設定(L1>LS+RS)され、外れ止め金具8の縦枠体突片4cにより覆われる長さが戸先側のチリLSよりも長くなるように設定されている。これによって、軸吊り金物7を破壊されて、玄関ドア1とドア枠体2との連結が解除され、玄関ドア1を取り外すべく戸先側の縦枠体3側に押し付けたとしても、外れ止め金具7が吊り元側縦枠体突片4cに引っ掛かって(係合して)いて玄関ドア1をドア枠体2から取り外すことができないようになっている。
さらに、本実施の形態では、外れ止め金具8の突出先端縁部と、吊り元側縦枠体4の側片部4aとの対向間隙L2は、ラッチボルトKの戸先側縦枠体側片部3aへの係合長さRよりも短く(L2<R)なるように設定されている。これによって、軸吊り金物7を破壊されて、玄関ドア1とドア枠体2との連結が解除され、玄関ドア1を取り外すべく吊り元側の縦枠体4側に押し付けたとしても、ラッチボルトKと戸先側縦枠体側片部3aとの係合が外れることがなく、玄関ドア1をドア枠体2から取り外すことができないようになっている。
尚、玄関ドア1は、軸吊り金物支軸7dの軸芯Tを回転中心として屋外側に開閉するが、そのとき、玄関ドア1の吊り元側片部1dに設けられた外れ止め金具8は、玄関ドア1と一体に揺動(回転)し、玄関ドア1が図4の実線で示す閉鎖姿勢から仮想線で示す開放姿勢に変姿することに伴い、軸吊り金物7の軸芯Tを回転中心として回転変位する。このため、右縦枠体7は、外れ止め金具8の回転軌跡と干渉することがないような形状にしなければならず、本実施の形態の吊り元側縦枠体4は、側片部4aが戸先側縦枠体3の側片部3aに比べて屋内外方向に長く、ドア当り片部4bが左縦枠体3のドア当り片部3bに比べて左右方向に長く形成されており、これによって、外れ止め金具8との干渉を回避するようにしている。このとき、外れ止め金具8は、玄関ドア1の屋外側半部に設けられ、かつ、軸吊り金物7の軸芯Tが玄関ドア1板厚の中心線よりも屋外側に変位して設けられている。これによって、玄関ドア1の吊り元側屋外側部位の開閉作動に伴う回転半径が小さくなり、もって、外れ止め金具8の回転半径を小さくできるとともに、外れ止め金具8の左右方向内側(左側)への変位量を小さくできて、吊り元側縦枠体ドア当り面4bの左右方向長さを小さく設定することができるように構成されている。
一方、9、10はドア枠体2と玄関ドア1の屋内側面とのあいだを上下方向、左右方向の各方向の全長にわたって封止する封止部材であって、戸先側縦枠体3、および、上下横枠体5、6に設けられた封止部材9に比して、吊り元側縦枠体4に設けられる封止部材10は、側片部4aが屋内外方向に長い分だけ屋内外方向に長く形成されている。ここで、吊り元側縦枠体4に設けられる封止部材10の取り付け位置は、封止部材10の吊り元側縁10aと、軸吊り金物7の支軸7dの軸芯Tとが略同一直線上に位置するような位置関係で設けられている。これは、封止部材10を戸先側に位置させた場合では、玄関ドア1を開放したときに形成される開口部が小さくなってしまい、吊り元側に位置させた場合では、開閉揺動を行う際に、回転する玄関ドア1の屋内側のコーナー部による干渉が大きくなって封止部材10の耐久性が劣ってしまうという問題があり、そこで、本実施の形態の封止部材10と軸芯Tとの位置関係は、両者の問題点を勘案することに基づいて設定されている。
尚、このようにして位置設定された封止部材10は、さらに、玄関ドア1を開放したとき、吊り元側片部1dに設けられる外れ止め金具8との干渉がないようにしなければならないが、本実施の形態では、外れ止め金具8を吊り元側片部1dの屋外側半部側に設けることにより、前記位置設定された封止部材10との干渉を回避できるようにしている。
また、玄関ドア1の吊り元側片部1dは、屋内側部位において、屋内側コーナー部を切り欠くようにして傾斜面1hに形成されていて、玄関ドア1の回転揺動の際に、封止部材10の変形が必要以上に大きくならず、玄関ドア1の開閉作動を円滑にできるうえ、耐久性の向上を計れるように構成されている。
さらに、吊り元側縦枠材4に一体的に設けられた突片4cには、外れ止め金具8の屋外側面とのあいだを封止する封止部材11が上下方向全長にわたって設けられている。これによって、玄関ドア1の吊り元側片部1d側においては、両封止部材10、11がそれぞれ玄関ドア1および外れ止め部材8に当接することにより屋内外において封止される構成となって、封止性を一層高めることができるようになっている。
叙述の如く構成された本形態において、玄関ドア1は、軸吊り金物支軸7dを揺動支点として開閉揺動するが、このものにおいて、屋外側から軸吊り金物7を破壊される等して、玄関ドア1とドア枠体2とのあいだの連結、枢支が解除されたとして、玄関ドア1の吊り元側片部1dには、左右のチリLS、RSの和よりも左右方向に長く突出する外れ止め金具8が設けられているので、玄関ドア1の左右幅がドア枠体2の左右間隔よりもおおきくなって、ドア枠体2から玄関ドア1を取り外すことができず、防犯性を高めることができる。
しかも、本発明が実施されたものにおいて、外れ止め金具8は、玄関ドア1の吊り元側片部1dの上下方向略全長にわたって長く設けられているため、吊り元側のチリRSを介して外部から臨むことのできる外れ止め金具8を破壊しようとしても、該破壊作業が困難なうえ時間が掛かり、より防犯性を高めることができる。
そのうえ、このものにおいて、吊り元側縦枠体4に設けられる突片4cには、外れ止め金具8の屋外側面とのあいだを封止する封止部材11が設けられているので、玄関ドア1の吊り元側片部1dを、ドア当り片部4b側に設けた封止部材10とともに封止することになり、該吊り元側における封止性の向上を計ることができる。
さらにこのものでは、玄関ドア1の枢支側である吊り元側片部1dの屋内側部位が切り欠かれて傾斜面1hに形成されているので、玄関ドア1の開閉揺動がなされる場合に、右縦枠体4のドア当り片部4bに設けた封止部材10を大きく変形してしまうようなことがなく、封止部材10の消耗を低減して、耐久性を高めることができる。
また、このものにおいて、外れ止め金具8は、玄関ドア1の屋外側半部に設けられ、しかも、軸吊り金物7の軸芯Tが玄関ドア1板厚の中心線Mよりも屋外側に変位しているので、玄関ドア1の回転揺動における外れ止め金具8の回転半径を小さくできるうえ、玄関ドア1が開放姿勢に変姿したときの外れ止め金具8の位置を吊り元側に偏寄させることができて、外れ止め金具8と封止部材10との干渉を考慮して、吊り元側縦枠体4のドア当り片部4bの左右幅を大きく確保することなく、小さく設定することができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図5に示す第二の実施の形態のように構成することもできる。
第二の実施の形態の外れ止め金具12は、一対の脚片12a、12bのうち、吊り元側縦枠体4側に突出する脚片12bの突出先端縁部に、吊り元側縦枠体4に設けられた突片4c側に突出する係合片12cが一体形成されてクランク形状に形成されており、該係合片12cと、突片4cの突出先端縁部に設けられた係合受け片4dとが左右方向において積層するように配設されている。これによって、軸吊り金物7を破壊されて、玄関ドア1が取り外そうとした場合に、係合片12cと係合受け片4dとが係合して、一層取り外しにくい状況となり、防犯性のさらなる向上を図ることができる。
図1(A)、(B)はそれぞれ玄関ドアの取り付け状態の正面図、背面図である。 図1(A)におけるX−X断面図である。 玄関ドアの一部平面断面図である。 図1(A)におけるY−Y断面図である。 第二の実施の形態における一部平面断面図である。
符号の説明
1 玄関ドア
1d 吊り元側片部
2 ドア枠体
3 戸先側縦枠体
4 吊り元側縦枠体
4a 側片部
4b ドア当り片部
7 軸吊り金物
8 外れ止め金具
9 封止部材
11 封止部材

Claims (8)

  1. 戸体の一側部を、開口部一側部に設けた軸吊り金物を介して開閉揺動自在に取り付けてなる開き戸において、戸体の前記一側部に、一側方に突出する外れ止め部材を突設して、開口部の一側部に設けた突片により屋外側から覆うように構成するとともに、前記外れ止め部材の戸体からの突出長さを、戸体と開口部との左右方向における間隙の和よりも長く設定した開き戸。
  2. 戸体の一側部を、開口部一側部に設けた軸吊り金物を介して開閉揺動自在に取り付けてなる開き戸において、戸体の前記一側部に、一側方に突出する外れ止め部材を突設して、開口部の一側部に設けた突片により屋外側から覆うように構成するとともに、前記外れ止め部材の突出端部と開口部の一側部とのあいだの間隙を、戸体の他側部を躯体に施錠する錠部材の躯体との係合長さよりも短く設定した開き戸。
  3. 戸体の一側部を、開口部一側部に設けた軸吊り金物を介して開閉揺動自在に取り付けてなる開き戸において、戸体の前記一側部に、一側方に突出する外れ止め部材を突設して、開口部の一側部に設けた突片により屋外側から覆うように構成するとともに、前記外れ止め部材の戸体からの突出長さを、戸体と開口部との左右方向における間隙の和よりも長く設定し、かつ、外れ止め部材の突出端部と開口部の一側部とのあいだの間隙を、戸体の他側部を躯体に施錠する錠部材の躯体との係合長さよりも短く設定した開き戸。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、外れ止め部材は、戸体一側部の略全長に突設されている開き戸。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、突片には、閉鎖状態の戸体の外れ止め部材とのあいだを封止する封止材が設けられている開き戸。
  6. 請求項1乃至5の何れかにおいて、外れ止め部材は、戸体の閉鎖状態で軸吊り金物の揺動支点よりも屋外側部位に位置して戸体の一側端面に突設されている開き戸。
  7. 請求項1乃至6の何れかにおいて、軸吊り金物による戸体の揺動中心は、戸体の閉鎖状態で屋外側に偏寄して配されている開き戸。
  8. 請求項1乃至7の何れかにおいて、外れ止め部材の突出先端縁部に突片側に突出する係合片を設けるとともに、突片の突出先端縁部に外れ止め部材側に突出する係合受け片を設けた開き戸。
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