JP4250620B2 - 情報処理方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に係るパラメータを校正するための技術に関するものである。
一般に使用されるカメラのレンズは、理想的なピンホールカメラではないため、カメラで撮像された画像には、レンズに起因する樽型歪み等の歪が含まれる事が多く、理想的な透視投影とはなっていない。よって、コンピュータなどで画像処理をする場合には、画像の歪みを校正するという処理がよく行われる。
従来からこのような処理のために校正用パターンを撮影し、画像から歪み、カメラの透視投影変換パラメータを求めるという方法が用いられている。非特許文献1にはこのような従来の画像の歪の校正方法について記述されている。非特許文献1に開示されている校正方法では例えば、歪みのモデルとして以下のような式が使われる。
x’=k×(x−c
y’=k×(y−c
d=1−k(x’+y’) (式1)
=x’×d+c
=y’×d+c
ここで、(x、y)は歪みのない理想的な位置、(x、y)は歪んだ位置を表す。
パラメータを推定する基本的な手順は以下の通りである。
A) 初期値(c、c、k、k)を用意。
B) グリッド状の観測点(x、y)から、A)の歪みパラメータを用いて歪み補正後の点(x、y)を求める。
C) グリッド点を(x、y)へと変換するHomographyを最小二乗により求める。
D) グリッド点をC)のHomographyにより変換する(x、y)を求める。
ここで、C)とD)の処理は、歪みが残っている(x、y)を線形近似する操作に相当する。
E) (x、y)をA)の歪みパラメータにより逆補正して、(xho、yho)を求める。
F) (x、y)と(xho、yho)の差を用いて、歪みパラメータをニュートン法により最適化する。
しかしながら、以上のようにしてカメラ歪みを求めるためには、カメラの光軸に対して垂直な平面に分布する既知のマーカを撮像するなどの前提条件が必要であり、校正用パターンを垂直に置けていない場合には誤差が生じる。
また、カメラの透視投影変換パラメータをその後別に求めなければならないため、歪みパラメータおよび透視投影変換パラメータを求めるために校正を2回行わなければならない。2回目の校正には、垂直な校正用パターンだけではなく、複数の姿勢の校正用パターンを撮像する事が望ましいため、手間のかかる作業となる。
図3は、以上説明した、従来の歪みパラメータ計算処理のフローチャートである。
先ず、校正用のパターンを撮像することで、実写画像を取得する(ステップS301)。次に、この取得した実写画像中における指標(観測点)を認識し、その位置を取得する(ステップS302)。次に、上述の方法でもって校正パラメータ(歪みパラメータ)を求める(ステップS303)。そして求めた校正パラメータを保存する(ステップS304)。
更に、同図のフローチャートに従った処理の後に、カメラの透視投影変換パラメータを求める必要がある。
また上記の例ではアスペクト比に誤差が有る場合が考慮されておらず、アスペクト比が正確に1:1でない場合には、歪みパラメータに誤差が含まれてしまう。
その他の従来例としては、非特許文献2がある。非特許文献2には、カメラの透視投影変換パラメータと歪みパラメータを同時に求める方法が開示されている。しかしながら、ここでもアスペクと比は考慮されておらず、アスペクト比の誤差が、カメラの透視投影変換パラメータと歪みパラメータの誤差の原因となってしまう。
S.Uchiyama,K.Takemoto,K.Satoh,H.Yamamoto, and H.Tamura:"MR Platform: A basic body on which mixed reality applications are built," Proc. IEEE/ACM Int’l Symp. on Mixed and Augmented Reality (ISMAR 2002), pp.246-253, 2002. Microsoftのテクニカルレポート:Technical Report MSR−TR−98−71
本発明は、カメラの歪みパラメータ推定において、アスペクト比の誤差が、歪みパラメータの精度に悪影響を与えてしまうという問題を解決するための技術を提供することを目的とする。
また、パターンをカメラの光軸に対して垂直な平面に配置しなくても歪み補正パラメータを高精度に推定できるようにすることを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、現実空間中に配された指標をカメラにより撮像することで得られる画像を取得する取得工程と、
前記画像中に映っている前記指標の前記画像中における座標位置(x 、y )を求める第1の計算工程と、
放射方向わい曲歪みの3次のパラメータk 、放射性わい曲歪みの5次のパラメータk 、アスペクト比を示すパラメータk v2h 、歪み中心位置を示すパラメータ(c 、c )、焦点距離(f 、f )、主点位置(p 、p )、を含むカメラパラメータにおいて、前記5次のパラメータk を0に固定したカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第2の計算工程と、
前記第2の計算工程で求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算工程で求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記5次のパラメータk を0に固定したカメラパラメータをニュートン法に従って補正する第1の補正工程と、
前記第1の補正工程で補正されたカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第3の計算工程と、
前記第3の計算工程で求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算工程で求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記第1の補正工程で補正したカメラパラメータ中の前記5次のパラメータk を、ニュートン法に従って補正する第2の補正工程と
前記第2の補正工程で補正されたカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第4の計算工程と、
前記第4の計算工程で求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算工程で求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記第2の補正工程で補正したカメラパラメータを、前記5次のパラメータk 、前記パラメータk v2h を固定して、ニュートン法に従って補正する第3の補正工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、現実空間中に配された指標をカメラにより撮像することで得られる画像を取得する取得手段と、
前記画像中に映っている前記指標の前記画像中における座標位置(x 、y )を求める第1の計算手段と、
放射方向わい曲歪みの3次のパラメータk 、放射性わい曲歪みの5次のパラメータk 、アスペクト比を示すパラメータk v2h 、歪み中心位置を示すパラメータ(c 、c )、焦点距離(f 、f )、主点位置(p 、p )、を含むカメラパラメータにおいて、前記5次のパラメータk を0に固定したカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第2の計算手段と、
前記第2の計算手段が求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算手段が求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記5次のパラメータk を0に固定したカメラパラメータをニュートン法に従って補正する第1の補正手段と、
前記第1の補正手段によって補正されたカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第3の計算手段と、
前記第3の計算手段が求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算手段が求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記第1の補正手段が補正したカメラパラメータ中の前記5次のパラメータk を、ニュートン法に従って補正する第2の補正手段と
前記第2の補正手段によって補正されたカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第4の計算手段と、
前記第4の計算手段が求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算手段が求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記第2の補正工程で補正したカメラパラメータを、前記5次のパラメータk 、前記パラメータk v2h を固定して、ニュートン法に従って補正する第3の補正手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、アスペクト比を考慮して高精度にカメラの歪みパラメータを推定することができる。
請求項2および請求項4記載の発明によれば、パターンをカメラの光軸に対して垂直な平面に配置しなくても歪み補正パラメータを高精度に求めることができる。つまり、簡便に歪み補正パラメータを求めることができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、撮像装置としてのカメラ101と、補正処理を行うコンピュータ102とで構成されているシステムのハードウェア構成例を示すブロック図である。
カメラ101は、NTSCに準拠した一般的なビデオカメラであり、レンズの放射性わい曲歪みを有する。カメラ101が撮像した画像はNTSC信号としてコンピュータ102に送出される。
コンピュータ102は、キャプチャデバイス103、CPU104、メモリ105、表示装置106、入力装置107により構成されている。なお、コンピュータ102の構成はこれに限定するものではなく、適宜変形例が考えられる。
キャプチャデバイス103は、カメラ101から送出された上記NTSC信号を受け、これをデータ(画像データ)に変換してメモリ105に送出する。
CPU104は、メモリ105に格納されているプログラムやデータを用いてコンピュータ102全体の制御を行うと共に、コンピュータ102が行う後述の各処理を実行する。
メモリ105は、キャプチャデバイス103から送出された画像データを一時的に記憶するためのエリア、CPU104が各種の処理を実行する際に用いるワークエリア等の様々なエリアを適宜提供することができる。なお、このワークエリアには、この画像データに対してCPU104が各種の処理を行った結果のデータ(処理済みの画像のデータ)を一時的に記憶するためのエリアも含まれる。
表示装置106は、CRTや液晶画面等により構成されており、画像や文字などでを表示することができる。
入力装置107は、キーボードやマウスなどであり、操作者が入力装置を操作することで、各種の指示をCPU104に対して行うことができる。
図2は、上記システムを用いて、カメラ101に係るパラメータを校正(補正)する際の様子を示す図である。なお、図2において図1と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明は省略する。
201はカメラ101に係るパラメータを校正するための校正用パターンで、例えば、所定のパターンが印刷された紙である。黒点202については後述する。
本実施形態では、このようなパターンをカメラ101で撮像し、撮像した画像をコンピュータ102に送出する。カメラ101はレンズ歪みを有する。従って、パターンの撮影画像ははこのレンズ歪みによる影響を受けている。
図4の402は一般的な樽型歪みを示す図である。歪みの無い理想的なレンズでグリッドが印刷されている校正用パターンを撮影すると、401のような歪みの無いグリッド画像を得ることができる。しかしながら、レンズ歪のために、例えば402のような樽型歪みを有する画像が撮影される。
このような歪みは、複合現実感装置等において、実写画像と仮想現実映像の合成の際に、位置ずれの原因となる。また、画像を用いた位置計測において、誤差の原因となる。
そこで、本実施形態では、カメラ101に係るパラメータを校正し、402に例示するようなレンズ歪みによる撮像画像の変形を防ぐ。
図5は、カメラ101に係るパラメータを校正するための処理のフローチャートである。尚、図5のフローチャートに従った処理をCPU104に実行させるためのプログラムやデータはメモリ105に格納されている。そしてCPU104がこれらを用いて処理を実行することで、コンピュータ102は以下の各処理を実現する。
本実施形態では、式(2)を用いる。
x’=k×(x−c
y’=k×kv2h×(y−c
d=1−k(x’+y’) (式2)
=x’×d+c
=y’×d+c
ここで、(x、y)は歪みのない理想的な位置、(x、y)は歪んだ位置を表す。また、kは放射方向わい曲歪みの3次のパラメータ、kは放射性わい曲歪みの5次のパラメータ、kv2hはアスペクト比を示すパラメータである。(c、c)は歪み中心位置を示すパラメータである。
また、カメラ校正において推定すべき透視投影変換パラメータとして、焦点距離(f、f)、主点位置(p、p)があり、外部パラメータとしては位置position、姿勢orientationがある。
よって、本実施形態では、カメラ101に係るパラメータには、k、k、kv2h、c、c、f、f、p、p、position、orientationがある。
先ず、ステップS501では、初期パラメータを推定する。カメラ101のレンズがよほど歪みの大きいレンズで無ければ、k、kの初期値は0にしておけば良い。また、歪み中心(c、c)の初期値は特殊なレンズでなければ、画像(カメラ101により撮像する画像)中心にしておけば良い。もし、カメラ101のレンズに特殊なレンズを用いている場合はそれに合わせた歪みの初期パラメータとする。
v2hの初期値には使用機材の理論値を設定すれば良い。一般的なコンピュータでNTSCに準拠したビデオ信号をキャプチャする場合であれば、およそ1:1のアスペクト比でビデオ信号をキャプチャできる。従って、アスペクト比を示すパラメータkv2hには1:1を設定する。なお、それは誤差を含んでいるが、ここで使用する初期値としては問題はない。
透視投影パラメータおよび外部パラメータ(f、f、p、p、position、orientation)は、パターンの配置情報(黒点202の位置、グリッドの交点間の距離など)に基づき、Inter-image homographyを利用したカメラパラメータ推定計算により推定する。複数の画像間におけるグリッドの対応点は、黒点202を基準として特定する。
次に、ステップS502では、カメラ101により撮像した校正用パターンの画像から直線を検出し、検出された直線の交点(図2に示したグリッドの交点)を検出する。検出した交点(以下、観測点、若しくは指標と呼称する)の画像上における座標位置を(x、y)とする。
本実施形態では、カメラ101の外部パラメータを同時に推定するため、カメラ101と校正用パターン201の位置関係が異なる複数の画像を取得する。画像領域全般にわたって、歪みをより正確に推定するためには、それぞれの画像の領域全体にグリッドが撮影されている事が望ましい。
ステップS503では、f=f=f(所定の値)とする。これは焦点距離f、fの大きさの違いが本質的にアスペクト比kv2hと同じものであり、一方を推定した後の残差的な物として、もう一方を推定するからである。
従来例では、アスペクト比を固定してパラメータ推定を行っているが、式(3)の歪みのモデル式は、アスペクト比が正確な事を前提としており、アスペクト比に誤差があると、縦と横で放射性わい曲歪みの強度が異なるモデルとなってしまう。
そのため、本実施形態では、アスペクト比の推定(kv2hの推定)を優先的に行い、アスペクト比が補正された画像面上で、レンズ中心からいずれの方向にも偏りのない放射性わい曲歪みのパラメータ推定(kの推定)を行う。
ステップS504では、5次の歪み係数kを0に固定する。これはkのパラメータ変動量は、kのパラメータ変動量と比較しても極めて小さな値となるため、同時に推定すると計算誤差に埋もれてしまって収束させることができないためである。またkとkとは、相互に関連が強いため、同時に推定しようとすると、局所解に陥ってしまう可能性が高い。
ステップS505では、初期化したパラメータを用いて、パターン座標系での観測点を画像面へ透視投影するとともに、レンズ歪み逆補正を行う。これにより、観測点が画像面に写像されるであろう位置の座標(x、y)を計算する。
ステップS506では、ステップS505で求めた座標(x、y)と、ステップS502で検出した観測点の座標位置(x、y)との差を用いて、カメラ101に係るパラメータをニュートン法でもって補正する(更新する)。この求めるパラメータは、(c、c、k、kv2h、f、p、p、position、orientation)である。
このときニュートン法を用いるため∂x/∂c、∂x/∂c、∂x/∂k、∂x/∂kv2h、∂x/∂f、∂x/∂p、∂x/∂p、∂x/∂(position)、∂x/∂(orientation)、、を計算して用いる。
ステップS507では、残差を計算し、残差が所定値以下になったか(求めるパラメータが最適化されたか)を判断する。そして、残差が所定値以上である場合には処理をステップS505に戻し、処理を繰り返す。なお、ニュートン法に従った数値計算処理については周知のものであるので、これに関する説明は省略する。
一方、残差が所定値以下になった場合は処理をステップS508に進める。ステップS508では、ステップS507までの処理で求めたパラメータを固定し、以上の処理で値を固定していたkをニュートン法でもって補正するために、このkを変数とする。なお、予め∂x/∂k、∂y/∂kを計算しておく。
ステップS509では、ステップS507までの処理で求めたパラメータを用いて、パターン座標系での観測点を画像面へ透視投影し、レンズ歪み逆補正を行う。これにより、観測点が画像面に写像されるであろう位置の座標(x、y)を計算する。
ステップS510では、ステップS509で求めた座標(x、y)と、ステップS502で検出した観測点の座標位置(x、y)との差を用いて、kをニュートン法でもって更新する。
ステップS511では、残差を計算し、残差が所定値以下になったか(求めるパラメータが最適化されたか)を判断する。そして、残差が所定値以上である場合には処理をステップS509に戻し、以降の処理を繰り返す。
ステップS512では、例えば、ステップS507,S511のそれぞれで求めた残差の和が所定値以下であるのか否かを判断し、所定値以上である場合には処理をステップS505に戻し、以降の処理を繰り返す。なお、ステップS505に処理を戻した場合、kは0ではなく、ステップS509〜S511で求めたものを用いる。
ステップS513では、ステップS512で最終的に決定した5次の係数k、アスペクト比kv2hを固定する。これは、kはこの後の最適化でkと同時には推定できないためである。また、アスペクト比を固定するのは、アスペクト比と本質的に同じ意味を持つ(f、f)の別々の推定を行うためである。
そして、ステップS514では、f、fを縦横別のパラメータとして設定し、ステップS515〜S517の処理を行う。ステップS515〜S517の処理は、ステップS505〜S507における処理(ステップS509〜S511)と同様である。
なお、f、fは必ずしも別に推定する必要は無く、その場合はステップS517における処理は省略することができる。実際に計算を行うとf、fはほぼ同じ値になるが、より残差を減らすために別に計算することが有効な場合もある。
なお、補正結果に関しては、あらかじめ歪みパラメータと、スケールを求めておき、表示装置106に内蔵される機能を使って、変換を行いながら、表示をする事も可能である。
以上の説明により、本実施形態によれば、カメラの校正において、校正用パターンをカメラに垂直に提示する必要がなく容易に校正が可能で、垂直に提示でない事による誤差を排除できる。
また、カメラの歪みパラメータ推定において、アスペクト比の誤差が、歪みパラメータの精度に悪影響を与える事なく正確な推定ができる。
また、本実施形態は、歪み補正パラメータとカメラの透視投影変換パラメータおよび外部パラメータとを同時に求める。よって、歪み補正パラメータ計算用の画像を取得して歪み補正パラメータを計算した後に、カメラの透視投影変換パラメータ計算用の画像を取得して、カメラの透視投影変換パラメータを計算するというように、2度の校正を行う必要がない。
なお、上記実施形態では、5次の係数kを計算しているが、これは省略することもできる。その場合、図5のフローチャートにおいて、ステップS508からステップS512における処理は省略することになる。
また、放射方向に加え、接線方向わい曲歪みを考慮するなど、レンズ歪みのモデルが上記実施形態と異なる場合であっても、上記実施形態と同様にアスペクト比を考慮して、歪みパラメータと透視投影変換パラメータを推定する事が可能である。
[その他の実施形態]
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
撮像装置としてのカメラ101と、補正処理を行うコンピュータ102とで構成されているシステムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るシステムを用いて、カメラ101に係るパラメータを校正(補正)する際の様子を示す図である。 従来の歪みパラメータ計算処理のフローチャートである。 一般的樽型歪みを示す図である。 カメラ101に係るパラメータを校正するための処理のフローチャートである。

Claims (3)

  1. 現実空間中に配された指標をカメラにより撮像することで得られる画像を取得する取得工程と、
    前記画像中に映っている前記指標の前記画像中における座標位置(x 、y )を求める第1の計算工程と、
    放射方向わい曲歪みの3次のパラメータk 、放射性わい曲歪みの5次のパラメータk 、アスペクト比を示すパラメータk v2h 、歪み中心位置を示すパラメータ(c 、c )、焦点距離(f 、f )、主点位置(p 、p )、を含むカメラパラメータにおいて、前記5次のパラメータk を0に固定したカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第2の計算工程と、
    前記第2の計算工程で求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算工程で求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記5次のパラメータk を0に固定したカメラパラメータをニュートン法に従って補正する第1の補正工程と、
    前記第1の補正工程で補正されたカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第3の計算工程と、
    前記第3の計算工程で求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算工程で求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記第1の補正工程で補正したカメラパラメータ中の前記5次のパラメータk を、ニュートン法に従って補正する第2の補正工程と
    前記第2の補正工程で補正されたカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第4の計算工程と、
    前記第4の計算工程で求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算工程で求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記第2の補正工程で補正したカメラパラメータを、前記5次のパラメータk 、前記パラメータk v2h を固定して、ニュートン法に従って補正する第3の補正工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  2. 現実空間中に配された指標をカメラにより撮像することで得られる画像を取得する取得手段と、
    前記画像中に映っている前記指標の前記画像中における座標位置(x 、y )を求める第1の計算手段と、
    放射方向わい曲歪みの3次のパラメータk 、放射性わい曲歪みの5次のパラメータk 、アスペクト比を示すパラメータk v2h 、歪み中心位置を示すパラメータ(c 、c )、焦点距離(f 、f )、主点位置(p 、p )、を含むカメラパラメータにおいて、前記5次のパラメータk を0に固定したカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第2の計算手段と、
    前記第2の計算手段が求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算手段が求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記5次のパラメータk を0に固定したカメラパラメータをニュートン法に従って補正する第1の補正手段と、
    前記第1の補正手段によって補正されたカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第3の計算手段と、
    前記第3の計算手段が求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算手段が求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記第1の補正手段が補正したカメラパラメータ中の前記5次のパラメータk を、ニュートン法に従って補正する第2の補正手段と
    前記第2の補正手段によって補正されたカメラパラメータを用いて、前記現実空間中に配されている指標を前記画像上に投影した場合における投影位置(x 、y )を求める第4の計算手段と、
    前記第4の計算手段が求めた投影位置(x 、y )と、前記第1の計算手段が求めた座標位置(x 、y )との差を用いて、前記第2の補正工程で補正したカメラパラメータを、前記5次のパラメータk 、前記パラメータk v2h を固定して、ニュートン法に従って補正する第3の補正手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. コンピュータを、請求項1に記載の情報処理装置が有する各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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