JP4916167B2 - 指標識別方法及び指標識別装置 - Google Patents
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Description
・誤り訂正の演算が複雑であるため、認識処理に時間がかかること、
・ビット数を多くしなければ高度な符号化ができないため、指標内に広い2次元バーコード領域を持つ必要があること、
などの課題がある。
・カメラ位置姿勢算出処理の実時間性を損なう、
・カメラ位置姿勢を求める指標として要求される指標全体のサイズを小さくすることができない、
という制限をもたらす。
すなわち現実空間を撮像した撮像画像を取得する画像取得工程と、撮像画像から1つ以上の指標を検出する指標検出工程と、検出された指標から、当指標を識別するための指標識別情報を認識する認識工程と、認識結果の信頼度を算出する信頼度算出工程と、指標識別情報の認識結果を検証するための検証情報であって、撮像画像に基づかない検証情報を取得する検証情報取得工程と、検証情報に基づいて、認識結果を検証又は修正する検証工程とを備え、検証工程は、信頼度算出工程で算出された信頼度に応じて、検証工程で行う処理を変更することを特徴とする指標識別方法。
または、現実空間を撮像した撮像画像を取得する画像取得手段と、撮像画像から1つ以上の指標を検出する指標検出手段と、検出された指標から、当指標を識別するための指標識別情報を認識する認識手段と、認識結果の信頼度を算出する信頼度算出手段と、指標識別情報の認識結果を検証するための検証情報であって、撮像画像に基づかない検証情報を取得する検証情報取得手段と、検証情報に基づいて、認識結果を検証又は修正する検証手段とを備え、検証手段が、信頼度算出手段によって算出された信頼度に応じて、実行する処理を変更することを特徴とする指標識別装置。
すなわち、現実空間を撮像した撮像画像を取得する画像取得工程と、撮像画像から1つ以上の指標を検出する指標検出工程と、検出された指標が設置または設定されている物体に対する、撮像画像を撮像した撮像装置の配置情報を取得する配置情報取得工程と、検出された指標から、当指標を識別するための第1の指標識別情報を認識する認識工程と、検出された指標を識別するための第2の指標識別情報を、撮像画像からの認識以外の手段で取得する指標識別情報取得工程と、認識工程で認識された第1の指標識別情報と、指標識別情報取得工程で取得された第2の指標識別情報とを比較して、検出された指標の識別を行う指標識別工程とを備え、指標識別情報取得工程は、配置情報取得工程で取得された撮像装置の配置情報と、検出された指標の物体上における配置情報とに基づいて、第2の指標識別情報を取得することを特徴とする指標識別方法。
または、現実空間を撮像した撮像画像を取得する画像取得手段と、撮像画像から1つ以上の指標を検出する指標検出手段と、検出された指標が設置または設定されている物体に対する、撮像画像を撮像した撮像装置の配置情報を取得する配置情報取得手段と、検出された指標から、当指標を識別するための第1の指標識別情報を認識する認識手段と、検出された指標を識別するための第2の指標識別情報を、撮像画像からの認識以外の手段で取得する指標識別情報取得手段と、認識手段で認識された第1の指標識別情報と、指標識別情報取得手段で取得された第2の指標識別情報とを比較して、検出された指標の識別を行う指標識別手段とを備え、指標識別情報取得手段は、配置情報取得手段で取得された撮像装置の配置情報と、検出された指標の物体上における配置情報とに基づいて、第2の指標識別情報を取得することを特徴とする指標識別装置。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る指標識別装置の構成例を示すブロック図である。
まず、本実施形態の指標識別装置が識別する指標は、現実空間にあらかじめ配置された、識別情報を持つ指標である。ここでは、好適な指標の例として、図2及び図3に示すような、正方形の外形を有し、配置される場所(背景)とは異なる色の枠201aと、枠201a内部の2次元バーコード部201bを備える指標301を用いるものとする。2次元バーコード部201bは、図2に示すように、4×4の16領域(ビット割り当て領域)で構成される。
なお、図2に示す2次元バーコード部201bのビット割り当て領域のうち、0番、3番、12番、15番は、指標の法線を軸とする回転(指標の向き)を識別するためのコードとして利用するものとする。そして、これらビットは、常に白、白、背景との区別色、白、の順番で色が設定されているものとする(この4ビットを、以下、方向性付与形状とも呼ぶ)。他のビット割り当て領域はハミング符号化され、残り12ビットのうち4ビットをチェックビットとして使用する。すなわち、指標の識別コードとして使用できるビット数は、チェックビット(4ビット)と指標の向きを示すビット(4ビット)を除く8ビットとなり、256種の識別コードが生成できる。
指標検出部102は、カメラ101の撮像画像をキャプチャし、色や形状など、予め定められた指標に関する情報に基づき、指標と思われる領域(以下、検出指標とも言う)を画像から検出する。
(1)誤り訂正の有無に応じて決定される信頼度(0.5又は1)
(2)(1)の値に、Se/Spを乗じた値
(3)(2)の値に、Le/Lpを乗じた値
のいずれかを信頼度として使用することができる。
カメラ姿勢計測部108は、カメラ姿勢センサ107の計測値を受け、指標姿勢計算部109に出力する。
Rcm = Rwc-1・Rwm (1)
ここで、Rwc-1はRwcの逆行列である。
ステップS601では、カメラ姿勢センサ107で得た計測値をカメラ姿勢計測部108に入力し、さらに、カメラ姿勢計測部108がカメラ101の基準座標系における姿勢Rwcを指標姿勢計算部109へ入力する。なお、ステップS601で得られたカメラ姿勢Rwcは、最終的なカメラ位置姿勢を推定するための情報に用いるなど、指標の識別処理以外の用途で使用してもよい。
ステップS603では、指標検出部102が、得られた撮像画像から指標を検出するための一工程として、外周正方形を検出し、頂点と中心点の座標を算出する。これは、どのような方法を用いても構わないが、例えば以下のような方法がある。
例えば、図5に示す二値化画像に対しては、指標301Aの指標外形ABCDと指標301Bの指標外形EFGHの四角形頂点と中心点OA、OBが検出される。
・誤り検出結果から得た信頼度
指標検出部102から画像入力して求めた
・「画像上における指標の外形を表す四角形が内包する画素数Se」と「撮像画像全体の画素数Sp」の商Se/Spの値
・「指標の4辺のうち最短となる辺の長さLe」と「撮像画像の短辺の画素数Lp」の商Le/Lpの値
3つの値の積として最終的な信頼度(上述の信頼度(3))を算出し、得られた信頼度の値を指標候補リスト中の各要素に対応付けて保持する。
・指標検出部102で得た、指標候補リスト中の夫々の検出指標の画像上における頂点の2次元座標値
・ステップS604で得た指標の頂点の対応情報
から、検出指標のカメラ座標系における姿勢の行列Rcm'を求め、指標候補リスト中の各要素に値を対応付けて保持させる。
本実施形態に係る指標識別部106では、画像情報に基づいて同定された指標が本当にその指標であるかどうか(識別コードの読出し誤りが生じていないかどうか)を、カメラと指標との間の相対的な姿勢の関係に基づいて検証する。さらに、本来同定されるべき指標(図4の場合であれば指標301B)が、指標の識別に用いるカメラ姿勢センサ107の出力誤差により同定されなくなることを防ぐために、信頼度に応じて処理の分岐を行う。
以上の処理を、指標候補リスト中の夫々の検出指標に対して実行する。
第1の実施形態においては、ハミング符号で符号化された識別コードをコード部に持つ指標を用いて、識別情報の検証又は修正を行っていた。しかし、識別コードは、ハミング符号で符号化されることが必須ではなく、他の方法で符号化されていても良い。要するに、複数の指標を識別するための情報を有する指標であれば特に制限無く適用可能である。
本実施形態においては、識別コードを画像情報から識別可能な指標を用いることを特徴とするが、上述のように、好適な指標の例として、図10に示すような、グレイコードを識別コードとして持つ正方形形状の指標を用いる。
・背景と明度の大きく異なる色の正方形形状801(指標外形と呼ぶ)の領域内部に、コード部を構成する、4ビットのグレイコードを配置するための4つのビット割り当て領域0〜3(803)を持ち、
・指標の空間中における方向を示す正方形802(方向性付与形状と呼ぶ)が、指標外形の一頂点近傍に、かつ指標外形とは別個に認識できるように配置された、
指標を利用する。
指標検出部102は、第1の実施形態と同等の機能を持ち、撮像画像から指標の候補領域を抽出する。
本実施形態における識別コード認識部103は、検出指標周辺にある方向性付与形状を検出して指標の方向性を算出し、さらに、指標の内部にあるグレイコードでコード化された識別コードを認識する。詳細な認識処理手順については後述する。
指標情報保持部105は、第1の実施形態と同等の機能を持ち、指標の配置情報等を必要に応じて情報を入出力する。
なお、識別コード認識部103、信頼度算出部104、指標識別部106を合わせて識別モジュール707と呼ぶ。
ステップS1101では、カメラ101により現実空間を撮像する。
ステップS1105では、識別モジュール707において、撮像画像から検出された指標候補に対して指標のコードパターン認識及び識別処理が行われる。コードパターンの認識、識別処理の詳細については後述する。
ステップS1107では、指標情報保持部105に記録した識別情報を指標識別部106から出力して処理を終了する。
ステップS1201において、識別コード認識部103により、指標検出部102から入力された検出指標のコード部から、識別コードを読み出す(認識する)。
ステップS1207おいて、指標識別部106が、指標候補リストから注目指標候補を削除し、処理を終了する。
つまり、信頼度が高い場合、でも、S1205の処理を行ない、差分が1以内の指標が存在した場合には、S1206で修正を行う代わりに、上述の警告を行うようにしても良い。
上述の実施形態においては、カメラの姿勢をジャイロセンサで計測して、指標の識別情報を検証するための情報の一部として用いた。しかし、本発明においてジャイロセンサを用いることは必須でなく、誤識別を防ぐ任意の2次元画像処理以外の手段を適用可能である。
カメラ位置姿勢センサ1401は、カメラに取り付けられた6自由度センサであり、本変形例においてはPolhemus社製のFASTRAKを使用する。
指標座標投影計算部1403は、カメラ101の位置姿勢値と、指標情報保持部105に記録されている指標の3次元座標情報とから、カメラ101が撮像していると思われる指標の、カメラ101の画像面上での投影位置を計算する。以下、画像面(撮像面とも言う)上に投影した指標を投影指標という。
その他のブロックについては、第1の実施形態と同等の機能を持つため、説明を省略する。
ステップS1501では、カメラ位置姿勢センサ1401からカメラ位置姿勢計測部1402にカメラ位置姿勢が入力される。
ステップS603では、第1の実施形態と同様に、指標検出部102が、得られた撮像画像から指標を検出するための一工程として、外周正方形を検出し、頂点と中心点の座標を算出する。
ステップS606では、信頼度算出部104が、第1の実施形態と同様に、指標候補リスト中の夫々の検出指標に対して当該検出指標の信頼度を算出する。
(1)ステップS1503で得た指標の中心点の投影座標から、図2に示す指標301内のコード部201のビット割り当て領域の12番に近い頂点座標を投影したときの投影座標へのベクトル
(2)ステップS604で検出した指標の中心点からコード部201のビット割り当て領域の12番(方向性付与形状の4ビット領域のうち色が背景との区別色になっているビット)に近い頂点へのベクトル
の内積を、方向の類似性として算出する。
ステップS612では、ステップS604で認識した指標の識別コードが間違っていると判断し、指標候補リストから注目検出指標を削除する。
変形例1においては、6自由度センサを用いてカメラの位置姿勢を計測し、指標情報保持部105内の配置情報を用いて指標を撮像画像上に投影し、撮像画像上における指標の見え方を用いて指標の識別情報を検証した。しかし、カメラ位置姿勢に対して、指標がどのように配置されているか、という情報を用いて検証するような構成としてもよい。
変形例1では、識別コード認識部103で得た識別コードが正しいか否かの検証を、当該識別コードに対応する指標の配置情報を用いて推定した画像上の位置に投影した指標の見え方と、実際に撮像画像から検出されている指標の見え方との比較により行っている。同様な検証方法を実現する他の構成として、以下の方法がある。まず、指標情報保持部105内に登録されている全ての指標の配置情報を用い、夫々の投影指標の見え方を推定する。そして、撮像画像から検出された指標と、画像上における見え方が類似している投影指標の識別コード(第二の識別コード)を得て、画像から認識した識別コード(第一の識別コード)と統合することで、最終的に採用する識別コードを決定してもよい。
変形例2においては、識別コード認識部103で得た識別コードが正しいか否かの検証を、当該識別コードに対応する指標の配置情報を用いて推定したカメラと指標との相対的な位置や姿勢の関係に基づいて行っている。同様な検証方法を実現する他の構成として、以下の方法がある。まず、指標情報保持部105内に登録されている全ての指標の配置情報を用いて夫々の指標のカメラに対する相対的な位置や姿勢を推定する。そして、一定の条件を満たす指標の識別コード(第二の識別コード)を得て、撮像画像から認識した識別コード(第一の識別コード)と統合することで、最終的に採用する識別コードを決定してもよい。
第1及び第2の実施形態では、信頼度に応じて2次元画像処理以外の手段で指標の識別情報を検証又は修正することを判定していたが、信頼度に依存せず常に検証又は修正を実施するような構成としてもよい。
例えば、姿勢センサの精度が良く、姿勢センサの誤差を原因とする指標の誤識別が起こらない場合は、信頼度に応じて指標の識別処理を区別しなくてもよい。
本変形例は、第1の実施形態を基にして以下の変更を加えることで実現できる。すなわち、第1の実施形態における構成から、信頼度算出部104を除き、指標識別部106では、信頼度によらず、常に検出指標の検証を行う。さらに、処理ステップでは、第1の実施形態のステップS606及びステップS610を除き、常にステップS611乃至ステップS612の処理を実行すればよい。
変形例1では、6自由度センサを用いて指標の識別情報を検証していた。しかし、本発明において識別情報の検証に姿勢センサや6自由度センサは必須でなく、指標の識別情報を正しく得るための情報であれば位置や姿勢以外の情報を適用可能である。例えば、直前の撮像画像(以降、前フレームの画像と呼ぶ)を用いて算出されたカメラ101の位置姿勢を用いて現在の撮像画像に写る指標を識別してもよい。
変形例6では、前フレームで得たカメラ位置姿勢を用いて、指標の識別情報を検証していた。しかし、例えば、複数の指標のうち、撮像画像内で既に識別できた一部の指標を基にカメラ101の位置姿勢を推定し、推定されたカメラ位置姿勢を用いて指標を識別してもよい。例えば、信頼度の高い指標候補の情報を、カメラ位置姿勢計測部1402に入力し、カメラ位置姿勢を得た後に、信頼度の低い指標の識別を行ってもよい。
第1及び第2の実施形態においては、正方形の外形を有し、内部にコード領域を持つ指標を用いていたが、特定の外形をもつ指標を用いる必要はなく、特許文献1に記載されるような、外形を持たない指標(マーカ)を用いてもよい。
本変形例におけるマーカ120は、特許文献1に掲載されている指標を用いる。すなわち、長方形のバーと4点の特徴点と特徴点内部の2次元バーコード部から構成される。
第1及び第2の実施形態においては、正方形の外形を有し、内部にバーコード領域を持つ指標を用いていたが、非特許文献1に記載されるような、内部に識別用の固有のパターンを持つ指標を用いても良い。
第1及び第2の実施形態においては、人為的に作成した指標を用いていたが、自然特徴を指標として用いてもよい。例えば、非特許文献4に開示されているSIFT(Scale Invariant Feature Transformation)特徴量のように、シーンの自然特徴の撮像画像から、その自然特徴に固有な識別子を一意に取得可能な特徴量を指標として用いることができる。このような特徴量について同定を行う場合、変形例2や変形例4で示した検証方法を適用することができる。例えば、自然特徴の3次元位置と、カメラの大まかな位置姿勢からその自然特徴が視野に含まれているかどうかに基づいて、画像情報のみから得た識別子の検証を行うことが可能である。
なお、上述の実施形態及び変形例においては、理解を容易にするため、カメラ及び3次元姿勢センサ又は3次元位置姿勢センサを含む指標識別装置について説明したが、これらは指標識別装置に必須ではない。すなわち、カメラを位置姿勢計測又は3次元姿勢計測し、また、撮像は他の装置で行い、他の装置から計測結果と撮像画像を取得する構成であってもよい。また、リアルタイムに処理を行う場合だけでなく、記録された3次元位置計測結果と、撮像画像とを用いて識別処理を行うことももちろん可能である。
Claims (20)
- 現実空間を撮像した撮像画像を取得する画像取得工程と、
前記撮像画像から1つ以上の指標を検出する指標検出工程と、
前記検出された指標から、当該指標を識別するための指標識別情報を認識する認識工程と、
前記認識結果の信頼度を算出する信頼度算出工程と、
前記指標識別情報の認識結果を検証するための検証情報であって、前記撮像画像に基づかない検証情報を取得する検証情報取得工程と、
前記検証情報に基づいて、前記認識結果を検証又は修正する検証工程と
を備え、
前記検証工程は、前記信頼度算出工程で算出された前記信頼度に応じて、前記検証工程で行う処理を変更することを特徴とする指標識別方法。 - 前記検証工程は、前記信頼度が前記認識結果を信頼するに足りないときにのみ前記認識結果の検証又は修正を行うことを特徴とする請求項1に記載の指標識別方法。
- 前記信頼度算出工程は、前記信頼度を、前記検出された指標の複数の特徴点の、前記撮像画像における位置関係を用いて算出することを特徴とする請求項2に記載の指標識別方法。
- 前記信頼度算出工程は、前記複数の特徴点の位置関係として、前記撮像画像における前記複数の特徴点間の距離を用いることを特徴とする請求項3に記載の指標識別方法。
- 前記指標識別情報は、前記指標の予め定められた領域中に濃淡または色によって表現される情報であって、前記認識工程は、前記予め定められた領域の明度または色を検出することにより、前記識別情報を認識することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の指標識別方法。
- 前記指標識別情報が、濃淡又は色により表現された、誤り訂正可能な符号によるコードであり、
前記認識工程は、前記認識した前記指標識別情報に誤りがあれば訂正を行うと共に、
前記信頼度算出工程は、前記認識工程で前記訂正が行われたか否かを前記信頼度に反映させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の指標識別方法。 - 前記信頼度算出工程は、前記信頼度を、前記検出された指標の、前記撮像画像中に占める画素数を用いて算出することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の指標識別方法。
- 前記指標が設置または設定されている物体に対する、前記撮像画像を撮像した撮像装置の配置情報を取得する配置情報取得工程をさらに有し、
前記検証情報取得工程は、前記配置情報取得工程で取得された前記撮像装置の配置情報と、前記認識工程で認識された前記指標識別情報に対応する指標の、前記物体上における配置情報とに基づいて、前記検証情報を取得することを特徴とする、請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の指標識別方法。 - 前記検証情報取得工程は、前記配置情報取得工程で取得された前記撮像装置の配置情報と、前記認識工程で認識された前記指標識別情報に対応する指標の、前記物体上における配置情報とに基づいて、前記撮像画像上における前記検出された指標の見え方に関する情報の推定値を前記検証情報として算出し、
前記検証工程は、前記検出された指標の前記撮像画像上における見え方に関する情報の検出値と、前記検証情報取得工程で算出された前記推定値との比較によって、前記認識工程における前記指標識別情報の認識結果の検証を行うことを特徴とする請求項8に記載の指標識別方法。 - 前記検証情報取得工程は、前記配置情報取得工程で取得された前記撮像装置の配置情報と、前記認識工程で認識された前記指標識別情報に対応する指標の、前記物体上における配置情報とに基づいて、前記撮像装置に対する前記指標の相対的な位置および/または姿勢の推定値を前記検証情報として算出し、
前記検証工程は、前記検証情報取得工程で取得された前記指標の位置および/または姿勢の推定値に基づいて、前記認識工程における前記指標識別情報の認識結果の検証を行うことを特徴とする請求項8に記載の指標識別方法。 - 現実空間を撮像した撮像画像を取得する画像取得工程と、
前記撮像画像から1つ以上の指標を検出する指標検出工程と、
前記検出された指標が設置または設定されている物体に対する、前記撮像画像を撮像した撮像装置の配置情報を取得する配置情報取得工程と、
前記検出された指標から、当該指標を識別するための第1の指標識別情報を認識する認識工程と、
前記検出された指標を識別するための第2の指標識別情報を、前記撮像画像からの認識以外の手段で取得する指標識別情報取得工程と、
前記認識工程で認識された第1の指標識別情報と、前記指標識別情報取得工程で取得された第2の指標識別情報とを比較して、前記検出された指標の識別を行う指標識別工程とを備え、
前記指標識別情報取得工程は、前記配置情報取得工程で取得された前記撮像装置の配置情報と、前記検出された指標の前記物体上における配置情報とに基づいて、前記第2の指標識別情報を取得することを特徴とする指標識別方法。 - 前記指標識別情報取得工程は、前記配置情報取得工程で取得された前記撮像装置の配置情報と、前記検出された指標の前記物体上における配置情報とに基づいて、前記撮像画像における前記検出された指標の見え方に関する情報の推定値を算出し、前記指標検出工程における、前記検出された指標の前記撮像画像における見え方に関する情報の検出値と比較することによって前記検出された指標の同定を行い、前記第2の指標識別情報を得ることを特徴とする請求項11に記載の指標識別方法。
- 前記指標識別情報取得工程は、前記配置情報取得工程で取得された前記撮像装置の配置情報と、前記検出された指標の前記物体上における配置情報とに基づいて、前記撮像装置に対する前記検出された指標の相対的な位置および/または姿勢の推定値を算出し、該推定値を利用して前記第2の指標識別情報を得ることを特徴とする請求項11に記載の指標識別方法。
- 前記指標の前記撮像画像における見え方に関する情報とは、前記撮像画像における前記検出された指標の位置、向き、大きさの1つ以上を含むことを特徴とする、請求項9または請求項12に記載の指標識別方法。
- 前記配置情報取得工程は、前記物体および/または前記撮像装置に装着された、位置および/または姿勢センサを利用して、前記撮像装置の配置情報を取得することを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1項に記載の指標識別方法。
- 前記配置情報取得工程は、過去に識別された指標の情報を用いて、前記撮像装置の配置情報を推定することを特徴とする請求項8乃至請求項14のいずれか1項に記載の指標識別方法。
- 現実空間を撮像した撮像画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像画像から1つ以上の指標を検出する指標検出手段と、
前記検出された指標から、当該指標を識別するための指標識別情報を認識する認識手段と、
前記認識結果の信頼度を算出する信頼度算出手段と、
前記指標識別情報の認識結果を検証するための検証情報であって、前記撮像画像に基づかない検証情報を取得する検証情報取得手段と、
前記検証情報に基づいて、前記認識結果を検証又は修正する検証手段と
を備え、
前記検証手段が、前記信頼度算出手段によって算出された前記信頼度に応じて、実行する処理を変更することを特徴とする指標識別装置。 - 現実空間を撮像した撮像画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像画像から1つ以上の指標を検出する指標検出手段と、
前記検出された指標が設置または設定されている物体に対する、前記撮像画像を撮像した撮像装置の配置情報を取得する配置情報取得手段と、
前記検出された指標から、当該指標を識別するための第1の指標識別情報を認識する認識手段と、
前記検出された指標を識別するための第2の指標識別情報を、前記撮像画像からの認識以外の手段で取得する指標識別情報取得手段と、
前記認識手段で認識された第1の指標識別情報と、前記指標識別情報取得手段で取得された第2の指標識別情報とを比較して、前記検出された指標の識別を行う指標識別手段とを備え、
前記指標識別情報取得手段は、前記配置情報取得手段で取得された前記撮像装置の配置情報と、前記検出された指標の前記物体上における配置情報とに基づいて、前記第2の指標識別情報を取得することを特徴とする指標識別装置。 - コンピュータに、請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載の指標識別方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
- 請求項19記載のコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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