JP6764533B2 - キャリブレーション装置、キャリブレーション用チャート、チャートパターン生成装置、およびキャリブレーション方法 - Google Patents

キャリブレーション装置、キャリブレーション用チャート、チャートパターン生成装置、およびキャリブレーション方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置のキャリブレーションを実現する装置、キャリブレーションに用いるチャート、およびキャリブレーション方法に関する。
ユーザの体やマーカーをカメラで撮影し、その像の領域を別の画像で置換してディスプレイに表示するゲームが知られている(例えば、特許文献1参照)。撮影画像における像を検出し解析することにより、被写体やカメラ自体の位置や動きを取得したり被写体の属性を認識したりする技術は、ゲーム装置や情報端末に搭載されたカメラのみならず、防犯カメラ、車載カメラ、ロボット搭載カメラなどを含むシステムにおいても広く導入されている。
それらのシステムにおける処理精度を保障するため、撮像装置の内部パラメータ、歪み補正係数、外部パラメータ等、装置固有の情報を事前に取得するキャリブレーション処理が行なわれる。内部パラメータは、撮影画像における画素の位置座標と、光学中心を原点とし長さを単位とするカメラ座標系における位置座標との関係を規定し、焦点距離、原点の相対位置、せん断係数、スケールファクタによって定まるレンズの特性を表す。
歪み補正係数は、レンズによる樽型歪みや円周方向の歪みを補正するための係数である。外部パラメータは、カメラ座標系とワールド座標系の関係を規定し、特にステレオカメラなど多眼カメラについて同時にキャリブレーションを行うことにより、それぞれが撮影した画像の傾きを合わせるなどの目的で用いられる。キャリブレーション技術としては、チェッカーパターンの平面チャートを複数の視点から撮影し、撮影画像上での特徴点の位置と、実空間でのチャートの平面における特徴点の位置とが正しい対応関係となるようにパラメータを最適化するZhangの手法が広く知られている(非特許文献1参照)。
欧州特許出願公開第0999518号明細書
Zhengyou Zhang, "A Flexible New Technique for Camera Calibration", Microsoft Research Technical Report, MSR-TR-98-71, December 2, 1998.
Zhangの手法では、いくつかの位置や姿勢で撮像装置やチャートをセッティングしたうえ、撮影を繰り返す必要があり、作業負担が大きい。ある種の拘束条件を設ければ撮影作業の負担を軽減させることができるが、その拘束条件によって汎用性が損なわれることが考えられる。また簡易的なキャリブレーション手法ではZhangの手法のような精度が出にくい。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像装置のキャリブレーションを、少ない工数で高精度に行うことのできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様はキャリブレーション装置に関する。このキャリブレーション装置は、所定の角度をなす複数の平面を有するチャートの撮影画像のデータを取得する画像取得部と、撮影画像から、チャートの表面に表されたチャートパターンの特徴点の像を検出し、当該特徴点の像の位置座標と、チャートの表面での当該特徴点の位置座標とを対応づけた特徴点情報を生成する特徴点情報取得部と、特徴点情報に基づきキャリブレーション用の演算を行い、所定のカメラパラメータを取得し出力するキャリブレーション部と、を備え、特徴点情報取得部は撮影画像における、チャートパターンに含まれるマーカーの像に基づき平面の像を識別し、当該平面ごとに特徴点情報の生成処理を実施することを特徴とする。
本発明の別の態様はキャリブレーション用のチャートに関する。このキャリブレーション用のチャートは、撮像装置のキャリブレーション用のチャートであって、所定角度をなす複数の平面と、平面に表され、撮影画像において所定のパターンが得られるように、撮像面から平面までの距離の変化に応じた変換を所定のパターンに施してなるチャート画像と、を備えたことを特徴とする。
本発明のさらに別の態様はチャートパターン生成装置に関する。このチャートパターン生成装置は、撮像装置のキャリブレーション用のチャートに表すチャートパターンを生成するチャートパターン生成装置であって、チャートを構成する複数の平面と撮像装置の撮像面との位置および姿勢に係る設定情報を取得し、撮影画像において所定のパターンが得られるように、撮像面から平面までの距離の変化に応じた変換を実現する変換パラメータを生成する逆変換パラメータ生成部と、所定のパターンを、変換パラメータを用いて変換しチャートパターンのデータを生成して出力するパターン変換部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のさらに別の態様はキャリブレーション方法に関する。このキャリブレーション方法は、所定の角度をなす複数の平面を有するチャートの撮影画像のデータを撮像装置から取得するステップと、撮影画像から、チャートの表面に表されたチャートパターンの特徴点の像を検出し、当該特徴点の像の位置座標と、チャートの表面での当該特徴点の位置座標とを対応づけた特徴点情報を生成するステップと、特徴点情報に基づきキャリブレーション用の演算を行い、所定のカメラパラメータを取得し出力するステップと、を含み、特徴点情報を生成するステップは、撮影画像における、チャートパターンに含まれるマーカーの像に基づき平面の像を識別し、当該平面ごとに特徴点情報の生成処理を実施することを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によると、撮像装置のキャリブレーションを、少ない工数で高精度に行うことができる。
本実施の形態のキャリブレーションシステムの構成を示す図である。 本実施の形態におけるキャリブレーション用のチャートをより詳細に説明するための図である。 本実施の形態における撮像装置とチャートの好適な位置関係を説明するための図である。 本実施の形態におけるチャートの別の例を示す図である。 本実施の形態におけるチャートパターン生成装置とキャリブレーション装置の内部回路構成を示す図である。 本実施の形態におけるチャートパターン生成装置とキャリブレーション装置の機能ブロックの構成を示す図である。 本実施の形態においてチャートパターン生成装置が行う処理の手順を説明するための図である。 本実施の形態において、逆変換パラメータ生成部が変換パラメータを生成する手法を説明するための図である。 本実施の形態において、逆変換パラメータ生成部が変換パラメータを生成する手法を説明するための図である。 本実施の形態において、チャートパターンの特徴点に与えるインデックスを説明するための図である。 本実施の形態におけるキャリブレーション装置が、チャートの撮影画像に基づきキャリブレーションを行う処理手順を示すフローチャートである。 図11のS14において特徴点情報取得部が特徴点情報を生成する処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態において、チャートを撮影した画像におけるマーカーとマス目の様子を例示する図である。 図12のS34において、近傍での画像の歪みを考慮してマス目の頂点を検出するために、基準とする座標系を説明するための図である。 図12のS40において、チェッカーパターンのマス目を基点として周囲のマス目の頂点の位置座標を特定する処理を説明するための図である。 本実施の形態において特徴点情報記憶部に格納される特徴点情報のデータ構造例を示す図である。 本実施の形態においてチャートパターン生成装置が生成したチャートパターンを示す図である。 本実施の形態において、広角カメラを用いてチャートを撮影したときの撮影画像を示す図である。 図18で示した撮影画像から特徴点およびマーカーを検出した結果を示す図である。 本実施の形態において、特徴点の対応情報を用いてキャリブレーションを行い、得られたカメラパラメータに基づき補正した画像を示す図である。
図1は、本実施の形態のキャリブレーションシステムの構成を示す。このキャリブレーションシステムは、キャリブレーションを行う撮像装置12、キャリブレーション用のチャート200、撮像装置12とチャート200を所定の位置関係で固定する治具14、およびキャリブレーションによりカメラのパラメータを取得するキャリブレーション装置10を含む。
撮像装置12は、対象物を撮影するカメラと、その出力信号にデモザイク処理など一般的な処理を施すことにより撮影画像の出力データを生成し、キャリブレーション装置10に送出する機構とを有する。カメラはCCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなど、一般的なデジタルカメラ、デジタルビデオカメラで利用されている可視光センサ、あるいは赤外線センサを備える。カメラを赤外線センサとする場合、図示しない赤外線照射機構をさらに設けてよい。
撮像装置12が備えるカメラは1つのみでもよいし、2つのカメラを既知の間隔で左右に配置したいわゆるステレオカメラでもよい。あるいは3つ以上のカメラを有していてもよい。撮像装置12に備えるカメラをどのような構成とするかは、撮像装置12を用いて行う情報処理の内容によって決定される。例えばユーザやコントローラなどの対象物の3次元空間における位置を取得して電子ゲームを実現する場合、撮像装置12をステレオカメラで実現することが考えられる。
また赤外線を照射し、その反射光を検出するまでの時間に基づき対象物の位置を求めるTOF(Time Of Flight)の技術を導入する場合、撮像装置12は赤外線の照射機構と赤外線カメラで実現することが考えられる。同様の構成で、赤外線をランダムなパターンで照射し、その反射光をステレオカメラで撮影することにより、赤外線のパターンを特徴点として視差を求め、3次元空間における位置を特定することも考えられる。その他、使用目的や導入する技術によって、単眼カメラ/多眼カメラ、可視光カメラ/赤外線カメラをどのように組み合わせてもよい。
キャリブレーション装置10は、撮像装置12がキャリブレーション用のチャート200を撮影した画像のデータを取得し、それに基づきキャリブレーションの演算を行い、内部パラメータや外部パラメータを導出する。これらのパラメータは一般に知られたものである。当該パラメータを用いると、撮影画像における画素m(u,v)とワールド座標系の位置M(X,Y,Z)との関係は次のように表される
Figure 0006764533
ここでsはスケールファクタ、Aは内部パラメータである。[R|t]は外部パラメータであり、ワールド座標系をカメラ座標系に変換するための回転行列Rと並進ベクトルtからなる。内部パラメータAは次のように表される。
Figure 0006764533
ここでfは焦点距離、k、kは画像平面の横方向、縦方向のスケールファクタ、(u,v)は画像平面における光軸の位置座標を表す。なお上式においてはスキュー歪みを0としている。
さらにレンズによる樽型歪みや円周方向の歪みを考慮した場合、撮影画像における光軸を中心とする位置座標(x,y)の点は、例えば次の近似式により位置座標(x’,y’)に補正される。
x’=(1+k+k)x+2pxy+p(r+2x
y’=(1+k+k)y+p(r+2y)+2pxy
ここで
=x+y
である。またk1、k2が樽型歪みによるパラメータ、p1、p2が円周方向の歪みによるパラメータであり、これらを総称して歪み補正係数と呼ぶ。
キャリブレーション装置10は、撮影画像における特徴点の像が、本来の3次元空間での位置を反映した位置に表れるように、内部パラメタ−、歪み補正係数、外部パラメータを求める。以後、それらのパラメータを総称して「カメラパラメータ」と呼ぶことがある。カメラパラメータの導出処理の基本的なアルゴリズムは既存技術でよく、特に非特許文献1に記載されるZhangの手法を用いることができる。すなわち、撮影画像からチャート200に表された特徴点の像を抽出し、その位置座標を求める。そして当該位置座標と3次元での特徴点の位置に基づき内部パラメータの初期値を求め、バンドル調整と呼ばれる非線形最適化処理により、内部パラメータおよび外部パラメータを最終的に決定する。
一方、本実施の形態では、キャリブレーション用のチャート200を、撮像面と平行でない複数の平面を有する立体構造とする。図示する例でチャート200は、同一面積の2枚のボードの一辺同士を合わせ、当該辺を軸に角度θ(0<θ<180°)をなすようにして立てた状態としている。治具14は、撮像装置12の光軸がチャート200の軸と交わり、チャート200から所定距離を有するような位置・姿勢となるように、両者を固定する。
チャート200のうち、撮像装置12側の各平面には、格子状に区切られてなる矩形のうち隣り合う矩形で白黒が逆転するようなチェッカーのパターンと、平面を識別するためのマーカーとを含むチャートパターンを表す。この場合、特徴点は各矩形の頂点となる。このように奥行き方向に変化をつけて特徴点を配置することにより、視点を変えて1枚の平面チャートを撮影するのと同様の情報を、一度の撮影で得ることができる。なおチャート200に表すパターンはチェッカーパターンに限らず、既存の探索手法で検出が容易な形状や配置で特徴点が分布していればよい。例えば黒丸を縦横に配列させたサークルグリッドなど、直交系をなす特徴点配列を採用することにより、特徴点の検出やその属性取得を容易にできる。
図2は、キャリブレーション用のチャート200をより詳細に説明するための図である。(a)は、チャート200を構成する各平面に表すチェッカーおよびマーカーのチャートパターンを示しており、撮像装置12から見て左側に配置する平面にはチャートパターン212aを、右側に配置する平面にはチャートパターン212bを表す。(b)は図の左に示した俯瞰図の通り、撮像装置12に対し2枚の平面が角度θをなした状態で正対したときの、撮像装置12から見たチャート200の様子を示している。
本実施の形態では、撮像面に対しチャートの平面が傾斜した状態において、見かけ上、チャートパターンが一般的なチェッカーパターンとなるようにする。その他のチャートパターンの場合も、探索処理などを考慮して決定した標準的なチャートパターンが、チャート200の平面が傾斜した状態で撮影画像に表れるようにする。このため(a)に示すように、各平面に表すチャートパターン212a、212bは、元のチェッカーパターンに対し傾斜を踏まえた逆のパースをつけたものとなっている。
定性的には、チャート200の面のうち、撮像面から遠い位置のパターンほどスケールを大きくする。このようにすることで、実空間では異なる距離にありながら、縦横方向に等しい大きさの図形が均等に並んだ画像が撮影される。これにより、一度の撮影でキャリブレーションに必要な情報を得られるとともに、特徴点の検出処理が複雑化するのを回避できる。なお本実施の形態によれば一度の撮影で多くの情報が得られるが、撮影回数を一度に限定する趣旨ではなく、必要に応じて複数回撮影してもよい。
図3は、撮像装置12とチャート200の好適な位置関係を説明するための図である。例えば魚眼レンズを用い等距離射影方式で撮影すると、仮想スクリーン220は、撮像装置12の光学中心Oを原点とし焦点距離fを半径とする球面と考えられる。ここで実空間からレンズへの投射線が光軸Lとなす角度φと、スクリーンにおける光軸の交点から射影点までの距離(像高)yには次のような関係がある。
y=f・φ
一般的なレンズによる中心射影方式がy=f・tanφであることに鑑みれば、魚眼レンズの系では角度φが大きくなるほど像が縮むことがわかる。そこで図示するように、仮想スクリーン220に接するようにチャート200を配置することにより、歪みの影響が大きい視野範囲をカバーしてチャートパターンが撮影されることになる。また視野の中心から外側に向かうほど像が縮小される傾向となるため、外側ほどチャート200の平面が撮像面に近づくようにすることで、解析精度を面内で均一にできる。このように撮影された画像を用いてカメラパラメータを導出することにより、運用時には、レンズ歪みの影響を抑え、正確に像を抽出したり位置を計測したりすることが可能になる。
また焦点距離fの推定においては、透視投影した被写体の像が奥行き方向に対してどれだけ拡縮するかが重要となる。例えば格子パターンの消失点の位置から焦点距離fを求める技術では、消失点が画像中心に近い位置で生じるように、撮像面に対し適切な角度をつけて格子パターンの平面を配置することがなされる(例えば金谷建一、“カメラキャリブレーションの数理−最良格子パタンはどのようにして導かれたか−、数理科学 No. 364, October 1993, pp. 56参照)。
同様の原理で、チャート200を構成する平面を、撮像装置12の撮像面に対し非平行に配置することにより、奥行き方向の位置による像の表れ方に大きく変化をつけることができ、1つの撮影画像から多くの情報を得ることができる。図示するチャート200は、2枚の平面(ボード)が光軸Lを通る垂直線で互いに接し、光軸Lに対しそれぞれθ/2をなすような線対称の形状を有するが、チャート200の形状や、撮像装置12との位置や姿勢の関係をこれに限る趣旨ではない。
図4は、本実施の形態のチャートの別の例を示している。この例のチャート230は図の右に示すように、3枚の平面232a、232b、232cで構成される。すなわち図2で示した、角度θをなすように立てられた2平面に対応する平面232a、232bが接地する底面に、それらと接するように3枚目の平面232cを設けた構造を有する。そして各平面232a、232b、232cには、図の左に展開図で示すチャートパターン234a、234b、234cをそれぞれ表す。
この場合、撮像装置12を、底面に配置される平面232cを俯瞰する、すなわち視線が水平より下向きになるように配置することにより、平面232cに表されたチャートパターンも撮影されるようにする。この場合も上述同様、撮影された画像において通常のチェッカーパターンが表れるように、元のチェッカーパターンに逆のパースをつけておく。結果として図示するように、撮像面から最も遠いポイント236でスケールが大きく、そこから離れるほど縮小されていくようなチャートパターンとなる。
平面を増やすことにより、カメラパラメータの取得に利用できる情報が増えることになり、より精度の高いキャリブレーションを実現できる。ただし特徴点を検出する処理の負荷は増える。したがって、運用時の処理に求められる精度や処理を行う装置の性能などによって、チャートを構成する平面の数を適切に選択する。また各平面のなす角度は、撮影した時に、上述のとおりチャート上の平行な直線の消失点が画像中心に近くなるような値を実験などにより求める。いずれにしろ本実施の形態のチャートパターンは、チャート200、230を構成する平面の数や、チャート200、230と撮像装置12の位置や姿勢の相対関係に依存して決定する。
換言すれば、チャートパターンが一つに決まれば、チャート200、230と撮像装置12がとるべき位置や姿勢の相対関係は一つである。そのため、治具14を用いて当該相対関係が達成されるようにする。なおチャートパターンは、チャート200、230を構成するボードに直接印刷したり、別途印刷したものを貼り付けたりしてもよいし、プロジェクタなどで投影してもよい。
次に、チャートパターンの生成を行うチャートパターン生成装置と、生成されたチャートパターンを表すチャートを用いてキャリブレーションを行うキャリブレーション装置10の構成について説明する。なお両者はそれぞれ独立した装置としてもよいし、両者の機能を有する一つの装置としてもよい。
図5は、チャートパターン生成装置とキャリブレーション装置10の内部回路構成を示している。チャートパターン生成装置およびキャリブレーション装置10は、CPU(Central Processing Unit)122、GPU(Graphics Processing Unit)124、メインメモリ126を含む。CPU122は、オペレーティングシステムやアプリケーションなどのプログラムに基づいて、装置内部の構成要素における処理や信号伝送を制御する。GPU124は画像処理を行う。メインメモリ126はRAM(Random Access Memory)により構成され、処理に必要なプログラムやデータを記憶する。
これらの各部は、バス130を介して相互に接続されている。バス130にはさらに入出力インターフェース128が接続されている。入出力インターフェース128には、USBやIEEE1394などの周辺機器インターフェースや、有線又は無線LANのネットワークインターフェースからなる通信部132、ハードディスクドライブや不揮発性メモリなどの記憶部134、撮像装置12や図示しない表示装置、プリンタなどの出力装置へデータを出力する出力部136、撮像装置12や図示しない入力装置からデータを入力する入力部138、磁気ディスク、光ディスクまたは半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体を駆動する記録媒体駆動部140が接続される。
CPU122は、記憶部134に記憶されているオペレーティングシステムを実行することにより装置の全体を制御する。CPU122はまた、リムーバブル記録媒体から読み出されてメインメモリ126にロードされた、あるいは通信部132を介してダウンロードされた各種プログラムを実行する。GPU124は、ジオメトリエンジンの機能とレンダリングプロセッサの機能とを有し、CPU122からの描画命令に従って画像描画を行う。
図6は、チャートパターン生成装置20とキャリブレーション装置10の機能ブロックの構成を示している。図6に示す各機能ブロックは、ハードウェア的には、図5で示したCPU122、GPU124、メインメモリ126などで実現でき、ソフトウェア的にはハードディスクや記録媒体からメインメモリにロードされたコンピュータプログラムなどで実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
チャートパターン生成装置20は、通常のチェッカーパターンのような元のチャートパターンに逆のパースをつけるための変換パラメータを生成する逆変換パラメータ生成部22、当該変換パラメータを用いてチャートパターンを生成するパターン変換部24、元のチャートパターンと変換後のチャートパターンのデータを格納するパターン画像記憶部26、パターン中の特徴点に与えられたインデックスから、チャートの各平面上の位置座標を取得するための変換パラメータを生成する射影変換パラメータ生成部28、および、生成された変換パラメータを格納する射影変換パラメータ記憶部30を備える。
逆変換パラメータ生成部22は、撮像装置12とチャート200の位置および姿勢の相対関係に係る情報を取得し、撮像面からチャート200の平面までの距離に応じた変形がなされるような変換パラメータを生成する。位置や姿勢の相対情報はあらかじめ設定しておいてもよいし、必要に応じてユーザが入力してもよい。変換パラメータは上述のとおり、距離に応じて見かけのサイズが変化するのを打ち消すような変形を実現するものである。具体的には、元のチャートパターンの矩形を、距離に反比例するように縮小させてなる矩形の4頂点を、本来の矩形の4頂点に変換するようなホモグラフィ行列を求める。詳細は後述する。
パターン変換部24は、逆変換パラメータ生成部22が生成した変換パラメータを用いてチャートパターンを変形させる処理を、チャート200を構成する平面ごとに行う。このためパターン画像記憶部26には、各平面に対応づけて、元のチャートパターンの画像データを格納しておく。これにより図2の(a)に示したようなチャートパターンが生成される。パターン変換部24は生成したデータをパターン画像記憶部26に格納する。格納されたデータは、ユーザ操作によりプリンタやプロジェクタなどに出力され、適宜、印刷されたり画像が投影されたりすることにより、チャート200が実現される。
射影変換パラメータ生成部28は、元のチャートパターンにおいて全特徴点に与えたインデックスを、チャート200上のチャートパターンにおける特徴点の位置座標に変換する変換パラメータを、チャートを構成する平面ごとに生成する。チャート200上のチャートパターンにおける特徴点の位置座標とは、実物体としてのチャート上で本来与えられている位置座標という観点から、チャートの「3Dモデルの位置座標」と捉えることができる。ただしキャリブレーションに必要な情報として、チャート200の各平面上の位置座標が判明していればすむため、実質的には2次元の位置座標でよい。
射影変換パラメータ生成部28が生成する変換パラメータも、インデックスの座標系における位置座標を、変形後のチャートパターンにおける対応する特徴点の位置座標に変換するホモグラフィである。このような対応づけを行っておくことにより、キャリブレーション時には、実際に撮影された特徴点の像の位置座標と、3Dモデルの位置座標とを、インデックスを介して対応づけることができる。射影変換パラメータ生成部28は、生成したパラメータを射影変換パラメータ記憶部30に格納する。あるいは直接、キャリブレーション装置10に送信してもよい。
キャリブレーション装置10は、撮影画像のデータを取得する画像取得部34、撮影画像における特徴点の位置座標と3Dモデルにおける対応する特徴点の位置座標とを対応づける特徴点情報取得部36、それに用いる変換パラメータを格納する射影変換パラメータ記憶部40、特徴点の対応情報を格納する特徴点情報記憶部42、当該対応情報を用いてキャリブレーションを行うキャリブレーション部38、およびキャリブレーションの結果として得られたカメラパラメータを格納するカメラパラメータ記憶部44を備える。
画像取得部34は、チャート200の撮影画像のデータを撮像装置12から取得する。撮像装置12が多眼カメラで構成される場合、各カメラが撮影した画像のデータを全て取得する。射影変換パラメータ記憶部40は、チャートパターン生成装置20の射影変換パラメータ記憶部30に格納された変換パラメータを格納する。格納処理はユーザが手動で行ってもよいし、チャートパターン生成装置20から自動で送信されるようにしてもよい。あるいはチャート200と共に、変換パラメータを格納した記録媒体を提供し、キャリブレーション時にデータを読み出して格納するようにしてもよい。
特徴点情報取得部36は、撮影画像から特徴点とマーカーの像を検出し、マーカーによって識別される平面ごとに、検出した特徴点の像の位置座標と3Dモデルにおける特徴点の位置座標とを対応づける。この際、特徴点ごとにそのインデックスを特定し、射影変換パラメータ記憶部40に格納された変換パラメータを用いてインデックスから3Dモデルの位置座標を特定する。これにより特徴点ごとに、撮影画像における位置座標と3Dモデルの位置座標とが対応づけられる
取得した対応情報は、特徴点情報記憶部42に格納する。キャリブレーション部38は、特徴点の対応情報を入力データとして、既存のアルゴリズムによりカメラパラメータを特定する。特定したパラメータは、カメラパラメータ記憶部44に格納する。あるいは当該パラメータを撮像装置12に送信してもよい。撮像装置12においてカメラパラメータを保持することにより、撮像装置12内部で適切な補正を行える。または、撮像装置12が撮影した画像を用いてゲームなどの情報処理を行う情報処理装置に送信してもよい。これにより、撮影されたステレオ画像に対しエピポーラ線を合わせるなど適切な補正を施したうえで解析を行える。
図7は、チャートパターン生成装置20が行う処理の手順を説明するための図である。チャートパターン生成装置20のパターン画像記憶部26には、チャート200を構成する平面のそれぞれに対応する、変換前のチャートパターン50のデータを格納しておく。この例で変換前のチャートパターンは、チェッカーパターンとマーカー52により構成される。マーカー52はチャート200を構成する複数の平面を画像上で識別するための図形である。したがって当該平面ごとに異なる図形とする。
逆変換パラメータ生成部22は、ユーザ入力あるいは事前の設定によって、撮像装置12とチャート200の各面との位置および姿勢の相対関係に係る位置姿勢情報54を取得すると、距離の差による見かけのサイズの変化を打ち消すような変換パラメータ55を生成する(S10)。パターン変換部24は、生成された変換パラメータ55を用いて元のチャートパターン50を変換し、チャートの傾斜に応じたチャートパターン56を生成する(S12)。なお図では1つのチャートパターン56を示しているが、チャート200の各面に対しチャートパターンを生成する。
また射影変換パラメータ生成部28は、チャートパターンの特徴点の2次元インデックスを、チャート200の3Dモデルの位置座標に変換するホモグラフィ行列58を生成する(S14)。図示するチェッカーパターンの場合、特徴点は白や黒のマス目の頂点である。変換前のチャートパターン50において特徴点は横方向、縦方向に均等に分布しているため、その配列をインデックス座標系とし、各特徴点に2次元のインデックス(i,j)を与えておく。ここでi、jは整数値である。
そして特徴点のうちの代表点のインデックスと、チャートパターン56を表したチャート200の3Dモデルにおける、対応する特徴点の位置座標との関係に基づきホモグラフィ行列を生成する。このホモグラフィ行列を用いれば、全ての特徴点の3Dモデルにおける位置座標を、そのインデックスから容易に特定できる。
図8および図9は、逆変換パラメータ生成部22が変換パラメータを生成する手法を説明するための図である。図8は、撮像装置12とチャート200のうち一つの平面を上側から見た様子を模式的に示している。同図に示すようにチャート200において、撮像装置12の撮像面から最も近い箇所aまでの距離zと、最も遠い箇所bまでの距離zが、位置姿勢情報54に基づき取得される。
逆変換パラメータ生成部22は上述のとおり、変換後のチャートパターンを傾斜のあるチャートに表示させ、それを撮影したときに変換前のチャートパターンの像が得られるような変換パラメータを取得する。例えば箇所bの見かけ上のスケールは箇所aのz/z倍になるため、あらかじめその逆数倍しておけば、a、bにおけるパターンは見かけ上、同じサイズとなる。なお図示する例は説明のために単純化しており、より厳密には複数のカメラの位置と姿勢の関係、各カメラの画角やレンズ歪み等を考慮して透視投影を行い、撮影画像に写るであろうパターンの形状を算出しながら調整することにより、より最適な変換パラメータが得られる。
図9は、変換前後のチャートパターンの仮想的な幾何形状を示している。図示するチャートパターン平面60において、図8で示したaが左辺、bが右辺に対応する。チャートパターンの高さをh、幅をwとし、左上をパターン平面の原点とする。ある画像を、射影変換を用いて異なる平面上の画像に変換することを一般にホモグラフィと呼ぶ。変換パラメータであるホモグラフィ行列は、変換前後の4点の対応情報によって決定できる。
この例では、チャートパターンの4頂点の座標に着目する。チャートパターンは上述のとおり、チャート200において撮像面から離れるほど大きい倍率で拡大し、撮像面から最も遠いbにおいてz/z倍に拡大する必要がある。したがって変換前のチャートパターンのうち変換後のチャートパターンとして残るのは、辺aから辺bに向けて高さが徐々に小さくなり、bにおいては高さがh・z/zとなる台形62の部分となる。なおこの例は辺bの中点である点pに光軸がある場合を示しており、光軸の位置によって台形の形状も異なる。そして台形62を、元の長方形64に変換するようなホモグラフィ行列を求めれば、画像全体に対し適切な変換を行える。
変換前の台形62の4頂点の座標(x,y)(n=0,1,2,3)は、次のように表せる。
(x,y)=(0,0)
(x,y)=(w,0.5*h*(1−z/z))
(x,y)=(0,h)
(x,y)=(w,0.5*h*(1+z/z))
一方、変換後の長方形64の4頂点の座標(x’,y’)(n=0,1,2,3)は、次のように表せる。
(x’0,y’0)=(0,0)
(x’1,y’1)=(w,0)
(x’2,y’2)=(0,h)
(x’3,y’3)=(w,h)
ホモグラフィ行列Hは、スケーリングファクタをsとして次のように定義される。
Figure 0006764533
図示するように変換前後の矩形の頂点座標を規定した場合、次の式が与えられる。
Figure 0006764533
左辺左側の行列をE、右辺の行列をFとすると、Eは正方行列のため、ホモグラフィ行列Hは次のように求められる。
H=E−1
図10は、チャートパターンの特徴点に与えるインデックスを説明するための図である。上述のとおりキャリブレーション時には、撮影画像における特徴点の像の位置と、その3Dモデルでの位置との対応づけを行う。そのためチャートパターン50におけるマーカー52の近傍を基点として、各特徴点を識別するインデックスを与えるとともに、インデックスをキーとして3Dモデルでの位置座標を特定できるようにする。
図示する例では、マーカー52から2つ上のマス目の左上の頂点を、インデックス(i,j)の座標系の原点としている。一方、画像平面での画素を単位とする位置座標(x,y)の系では、画像の左上を原点とする。この例では画像の座標系での原点(x,y)=(0,0)は、インデックス座標系では(i,j)=(−7,−4)に対応している。逆にインデックス座標系の原点(i,j)=(0,0)は、画像の座標系では(x,y)=(7*gridSize,4*gridSize)の位置にある。
ここでgridSizeは、1つのマス目を構成する縦横の画素数であり、例えばn=64である。このときインデックス座標系の原点は、画像の座標系における(x,y)=(448,256)の位置にある。図ではこの位置を(C,C)としている。一般化すると、特徴点のインデックス(i,j)と画像平面における位置座標(x,y)には次の関係がある。
x=i*gridSize+C
y=j*gridSize+C
射影変換パラメータ生成部28は、特徴点のインデックスからチャート200の3Dモデルにおける位置座標を取得するための変換パラメータを生成する。特徴点のインデックス(i,j)と画像の位置座標(x,y)の関係は上式の通りである。さらに変換前のチャートパターン50における位置座標(x,y)から、変換後のチャートパターン56における位置座標(x’,y’)へは、上述のホモグラフィ行列Hにより変換できる。
さらに、チャートの3Dモデルにおける長さを単位とする位置座標(x”,y”,z”)は、画素サイズと実際の長さとの関係から、次のように求められる。
x”=x’*scale
y”=y’*scale
z”=0
ここでscaleは1画素領域の幅であり、長さの単位をミリとすると、例えば0.25といった値である。
したがって射影変換パラメータ生成部28は、例えばチャートパターン50の4頂点のインデックス(i,j)(n=0,1,2,3)と、それに対応するチャート200の3Dモデルにおける位置座標のx成分、y成分(x”,y”)を取得し、上述と同様にホモグラフィ行列Hの方程式を立てることにより、インデックスを3Dモデルの位置座標に変換するホモグラフィ行列を求めることができる。ホモグラフィ行列はチャート200を構成する平面ごとに取得し、平面の識別情報と対応づけて射影変換パラメータ記憶部30に格納する。
次にキャリブレーション装置10の動作について説明する。図11は、本実施の形態におけるキャリブレーション装置10が、チャート200の撮影画像に基づきキャリブレーションを行う処理手順を示すフローチャートである。まず画像取得部34は、撮像装置12から撮影画像のデータを取得する(S20)。撮像装置12をステレオカメラなどの多眼カメラとする場合は、各カメラで撮影された画像のデータを全て取得する。
また同じ撮影状態で複数回撮影された画像のデータを取得してもよい。このとき画像取得部34は、各フレーム画像を加算することによりノイズ低減処理を実施してもよい。例えば16フレーム分の画像を、対応する画素ごとに加算して平均値を取得し、当該平均値を画素値とする画像を生成する。
次に特徴点情報取得部36は、撮影画像から特徴点の像を抽出する(S22)。チェッカーパターンのマス目の頂点を特徴点として検出する手法として様々なものが実用化されており、ここではそれらのいずれを採用してもよい。例えばHarris特徴量を用いた手法によれば、特徴量の値が所定値以上のものを、マス目の頂点(コーナー)として抽出する(C. Harris and M. Stephens, "A combined corner and edge detector", Proceedings of the 4th Alvey Vision Conference, 1988, pp. 147-151参照)。
ただしこの手法で求めた位置座標では精度が十分でない場合があるため、2つのエッジ輝度勾配を用い、サブピクセル精度で撮影画像における位置座標(u,v)を取得することが望ましい。この処理には、オープンソースの画像処理ソフトウェアライブラリとして代表的なOpenCVのcv::FindCornerSubPix()関数などを利用できる。
さらに特徴点情報取得部36は、マーカーの像との位置関係に基づき各特徴点のインデックスを求め、チャートパターン生成装置20から取得したホモグラフィ行列を用いてチャート200での位置座標に変換する。これにより、特徴点の撮影画像上での位置座標とチャート200の3Dモデルでの位置座標とを対応づけた特徴点情報を生成する(S24)。
この際、マーカーの図形によってチャート200を構成する平面を識別し、各平面に対応づけられたホモグラフィ行列を、射影変換パラメータ記憶部30から読み出して用いる。多眼カメラの場合S14の処理を、全てのカメラが撮影した画像について繰り返す(S26のN)。全てのカメラが撮影した画像について特徴点情報を生成できたら(S26のY)、キャリブレーション部38は、当該特徴点情報を用いてキャリブレーションを行い、カメラパラメータを取得する(S28)。
このキャリブレーション処理は、非特許文献1などに記載されている既存の技術を利用できるため、以後、S14の処理に主眼を置いて説明する。この処理は、撮影画像において、マーカーの像を基点として周囲に探索を広げていくことにより、全ての特徴点の像の位置座標とインデックスを対応づけ、ひいては当該位置座標をチャート200の3Dモデルの位置座標に対応づけるものである。
図12は、図11のS14において特徴点情報取得部36が特徴点情報を生成する処理手順を示すフローチャートである。特徴点情報取得部36はまず、撮影画像におけるマーカーの像を検出する(S30)。この検出処理は、実世界でボード等に記したマーカーを検出し、それに対応する仮想オブジェクトを撮影画像中に描画するAR(拡張現実)の技術と同様に行える。例えばArUco Markerの技術を採用することができる(S. Garrido-Jurado et al. "Automatic generation and detection of highly reliable fiducial markers under occlusion" Pattern Recognition, Vol. 47, No. 6. 2014, June, pp. 2280-2292参照)
次に特徴点情報取得部36は、検出したマーカーのうちの1つについて、画像上での歪みを表すパラメータを取得する(S32)。具体的には、マーカーの像として本来表れるべき水平および垂直方向に辺を有する矩形の4頂点を、マーカーの実際の像の4頂点へ変換するホモグラフィ行列を取得する。
続いて、当該マーカーを基点として、その周囲のマス目の頂点を検出する(S34)。このとき、当該マス目の像として本来表れるべき正方形の4頂点を、S32で取得したホモグラフィ行列により変換することで、その付近で生じている歪みを考慮したうえで、4頂点のおよその位置を特定できる。そして変換後の位置座標の周囲(例えば0.5画素程度の範囲)で、有効に検出されている特徴点を探索する。検出された特徴点のインデックスはマーカーとの位置関係から明らかなため、結果としてこの処理は、撮影画像における特徴点の位置座標(u,v)とインデックスを対応づけていることになる。
次にそれらのインデックスから、3Dモデルの位置座標(x”,y”,z”)(ただしz”=0)を特定することで、特徴点の位置座標(u,v)と3Dモデルの位置座標(x”,y”,z”)を対応づける(S36)。位置座標の変換には、射影変換パラメータ記憶部40に格納された、マーカーに対応する平面のホモグラフィ行列を用いる。次に、S34で検出したマス目の歪みを表すパラメータを取得する(S38)。具体的にはS32と同様、マス目の像として本来表れるべき正方形の4頂点を、マス目の実際の像の4頂点へ変換するホモグラフィ行列を取得する。
次に当該マス目を基点として、その周囲のマス目の頂点を検出する(S40)。このときもS34と同様、マス目の像として本来表れるべき正方形の4頂点を、S38で取得したホモグラフィ行列により変換することで、その付近で生じている歪みを考慮したうえで、マス目の頂点のおよその位置を特定できる。そして変換後の位置座標の周囲で、有効に検出されている特徴点を探索、検出することにより、その位置座標(u,v)とインデックスとを対応づける。
次にS36と同様、それぞれのインデックス(i,j)をホモグラフィ行列により3Dモデルの位置座標(x”,y”,z”)に変換し、撮影画像における特徴点の位置座標(u,v)と対応づけて格納する(S42)。S38からS42の処理を、同じ平面に表された全てのマス目について繰り返す(S44のN)。全マス目の頂点、すなわち特徴点の対応情報が生成されたら(S44のY)、S30で検出した別のマーカーに対応する平面に対し、S32〜S44の処理を繰り返す(S46のN)。このようにして、検出された全てのマーカー、ひいては全ての平面に対し特徴点情報を生成、格納できたら処理を終了する(S46のY)。
図13は、チャート200を撮影した画像におけるマーカーとマス目の様子を例示している。(a)は一例として、チャート200の一面のみを撮影した画像全体を示しており、(b)はそのうちマーカー近傍の領域を拡大して示している。図11のS22の処理により、(a)に示した撮影画像に写る特徴点、すなわちこの例ではチェッカーを構成するマス目の頂点が検出される。(b)ではそれらの位置を白丸で示している。
ただしわかりやすさのために強調表示しており、実際にはサブピクセル単位で位置座標が詳細に求められる。この後の説明でも同様である。さらに図12のS30の処理により、マーカー52の像が検出される。これにより、同図に十字で示すようにマーカー52の4頂点の位置座標(u,v)、(u,v)、(u,v)、(u,v)が判明する。
図14は、図12のS34において、近傍での画像の歪みを考慮してマス目の頂点を検出するために、基準とする座標系を説明するための図である。これまで述べたように、チャート200に表すチャートパターンは、撮像面に対する平面の傾斜を考慮して射影変換されており、その結果、撮影画像におけるチャートパターンの像は、本来は図示するような射影変換前のチャートパターン50と同様となる。これが実際の撮影画像でどのように歪んでいるかを、チャートパターン50の状態を基点としたホモグラフィー行列によって特定する。
そのためチャートパターン50において、マーカー52の頂点のうち黒丸で示した左上の点を原点とし、マーカーの一辺の長さを単位とする座標系を、「マーカー正規化座標系」として定義する。図の右側に拡大して示すように、マーカー正規化座標系においてマーカーの4頂点の位置座標は、(0.0,0.0)、(1.0,0.0)、(0.0,1.0)、(1.0,1.0)である。このようなマーカー正規化座標系における頂点の位置座標から、実際に撮影画像から得たマーカーの像の頂点の位置座標への変換を行うホモグラフィ行列を求める。
マーカー検出処理により4頂点の位置座標の変換前後の対応が判明しているため、ホモグラフィ行列は上述と同様に計算できる。マーカー52の周辺では同様の歪みが生じていると考えられるため、周囲のマス目の頂点を探索する際は、このホモグラフィ行列を用いてマス目の頂点の位置座標を変換する。つまりマーカー正規化座標系におけるマス目の頂点の位置座標を、歪みに応じて変換することで、撮影画像における実際の頂点に近い位置座標を得ることができる。
図示する例では、マーカー正規化座標系において、マーカー52の2つ上のマス目の4頂点の位置座標は(0.25,−1.25)、(0.75,−1.25)、(0.25,−0.75)、(0.75,−0.75)である。ただしチェッカーパターンのマス目はマーカーの1/4のサイズであり、中心軸が一致するとしている。なお当該マス目の左上の頂点は、特徴点のインデックスの原点であり、これとの関係からその他の頂点のインデックスも判明する。これらの頂点の位置座標を、マーカーから求めたホモグラフィ行列により変換した位置座標が、撮影画像において特徴点の像があるべきおよその位置を表す。
したがって、撮影画像において変換後の位置座標の最近傍の特徴点を特定すれば、実際の画像における特徴点の位置座標とインデックスを対応づけることができる。そして上述の通り、インデックスをキーとして3Dモデルの位置座標を特定することにより、特徴点の位置座標の対応に係る情報を取得できる。マーカー52の上下左右のマス目の頂点について特徴点情報を取得したら、それらのマス目を基点として同様の処理を繰り返すことで、特徴点情報を取得済みの特徴点の範囲を拡張していく。
図15は、図12のS40において、チェッカーパターンのマス目を基点として周囲のマス目の頂点の位置座標を特定する処理を説明するための図である。例えば図14で説明した、インデックスの原点を左上とするマス目70を基点とする場合、その頂点のうち黒丸で示した左上の点を原点とし、マス目の一辺の長さを単位とする座標系を、「基点マス目正規化座標系」として定義する。
基点マス目正規化座標系において、基点とするマス目70の4頂点の位置座標は、(0.0,0.0)、(1.0,0.0)、(0.0,1.0)、(1.0,1.0)である。そして基点となるマス目70の上下左右のマス目の4頂点のうち、特徴点情報が生成されていない頂点を検出する。例えば基点とするマス目70の上のマス目72の場合、その4頂点のうちマス目70と共通する頂点については特徴点情報が得られているため、残りの2点について処理を行う。
すなわち、基点とするマス目70の歪みを表すホモグラフィ行列を求め、それを用いて対象の2点の位置座標(0.0,−1.0)、(1.0,−1.0)を変換することにより、撮影画像上でのおよその位置を特定する。そして当該位置座標の最近傍の特徴点を検出し、上述のとおり対応情報を生成する。続いてマス目72を基点として正規化座標系を定義すれば、さらにその周囲のマス目の頂点について特徴点情報を生成できる。そのようにして基点となるマス目を順次移行させていけば、撮影画像に写るほとんどの特徴点について、効率的に特徴点情報を得ることができる。
図16は、特徴点情報記憶部42に格納される特徴点情報のデータ構造例を示している。特徴点情報80は、カメラIDフィールド82、平面IDフィールド84、インデックスフィールド86、2D位置座標フィールド、3D位置座標フィールド90を含む。カメラIDフィールド82は撮像装置12を多眼カメラとしたときのカメラを識別する情報を示し、撮影画像の付加データとして撮像装置12から取得する。
図示する例では撮像装置をステレオカメラと仮定し、「0」、「1」なる2つの識別番号が与えられている。平面IDフィールド84は、チャート200を構成する平面を識別する情報を示し、撮影画像におけるマーカーの像に基づき特定する。図示する例では「0」、「1」、・・・といった識別番号が与えられている。マーカーの図形と識別番号はあらかじめ対応づけておく。チャート200を2枚の平面とする場合、識別番号は「0」と「1」となる。
インデックスフィールド86は、マーカーで識別される平面内で一意に与えられた、特徴点のインデックスを示す。図10に示すようにインデックスの原点をマーカー52の近傍に設定する場合、インデックスは負の値をとり得る。図示する例では、縦横双方向に、−mからnまでの整数が与えられているとしている。2D位置座標フィールド88は、撮影画像における各特徴点の像の位置座標を示す。図示する例では、縦横双方向にN+1個の特徴点があるとし、座標の値を添え字で区別している。
3D位置座標フィールド90は、チャート200の3Dモデルにおける特徴点の位置座標を示す。この情報は3次元であるが、チャート200を構成する平面上での位置を表すため、z”は0としてよい。座標値の添え字は、2D位置座標フィールド88における記載と同様である。なお各フィールドの値のフォーマットは図示するものに限らない。
キャリブレーション部38は特徴点情報80を用いて、所定の手法でカメラパラメータを取得する。例えばZhangの手法を用いる場合、平面チャートを複数の視点から撮影した画像における特徴点情報の代わりに、一度の撮影で得られた画像における複数平面の特徴点情報を用いることができる。同時に回転行列と並進ベクトルも得られるため、それらに基づき多眼カメラの相互関係など外部パラメータを得ることもできる。なお回転行列や並進ベクトルを特定する手法としては、OpenCVのcv::CalibrateCamera()関数を用いることができる。
次に実験の結果を示す。図17は、チャートパターン生成装置20が生成したチャートパターンを示している。同図の場合、チャート200として2枚の平面を想定しており、各平面に対し左用チャートパターン92a、右用チャートパターン92bを生成する。図2で示したように、撮像装置12の光軸を通る垂直線に対し線対称に平面を立てた場合、左用チャートパターン92aの右辺と右用チャートパターン92bの左辺が,撮像面から最も遠い位置となる。したがって当該距離の変化に応じてチャートパターンのマス目には逆のパースが施されている。
図18は、広角カメラを用いてチャート200を撮影したときの撮影画像を示している。画像の中央付近では、チェッカーパターンを構成するマス目の像が、およそ直交かつ均等に並んでいる一方、画像の縁に向かうほどマス目の形状が歪んでいる。これは上述のとおり、通常のカメラと射影方式が異なることによる。このような撮影画像の場合、単純な水平、垂直方向の探索では特徴点のインデックスを特定しづらい。
図19は、図18で示した撮影画像から特徴点およびマーカーを検出した結果を示している。この際、上述のとおり、撮影画像における歪みを考慮したうえで、マーカーの像を基点として特徴点を探索していくことで、インデックスとの対応づけを正確かつ効率的に行える。ひいては特徴点の撮影画像上での位置座標と、3Dモデルでの位置座標との対応づけを容易にできる。
図20は、特徴点の対応情報を用いてキャリブレーションを行い、得られたカメラパラメータに基づき補正した画像を示している。この画像は光軸を中心としている。また同図では複数の視野角に対応する範囲を円形で示している。中心に近い方から範囲94a、94b、94cの視野角はそれぞれ、50deg、100deg、120degである。120degの広角においても、チャート200の像が歪みなく得られていることがわかる。
以上、述べた本実施の形態によれば、撮像装置のキャリブレーションにおいて、所定角度をなす複数の平面で構成されるチャートを用いる。これにより、1つの平面を視点を変えて撮影したのと同等の情報を、一度の撮影で得ることができる。またチャートに表すパターンは、撮像面に対し傾斜のある状態で撮影したときに直交かつ均等な特徴点の配列が得られるようにする。またチャートは、撮像装置の焦点距離を半径とし光学中心を中心とする円周に接するような開き角度で、撮像面の前面に配置する。
これにより、チャートのどの平面についても歪みが最小限に抑えられた撮影画像を取得でき、特徴点の探索を容易かつ高精度に行える。特にチャートを構成する平面と撮像面との角度に応じて適切なチャートパターンを生成することにより、撮影画像に写る特徴点の配列を一般的なチャートパターンと同様にできるため、様々なキャリブレーション手法に容易に適用できる。
例えばZhangの手法で工数を要していた、位置や姿勢を変化させながらの撮影を行わずに、当該手法の演算をそのまま利用できるため、精度を劣化させることなく作業工数を軽減させることができる。結果として、撮像装置の量産コストも軽減させることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 キャリブレーション装置、 12 撮像装置、 14 治具、 20 チャートパターン生成装置、 22 逆変換パラメータ生成部、 24 パターン変換部、 26 パターン画像記憶部、 28 射影変換パラメータ生成部、 30 射影変換パラメータ記憶部、 34 画像取得部、 36 特徴点情報取得部、 38 キャリブレーション部、 40 射影変換パラメータ記憶部、 42 特徴点情報記憶部、 44 カメラパラメータ記憶部、 122 CPU、 124 GPU、 126 メインメモリ、 200 チャート。
以上のように本発明は、撮像装置のキャリブレーション装置、キャリブレーション用の治具、チャートパターンを生成する装置と、それを含むシステムなどに利用可能である。

Claims (12)

  1. 所定の角度をなす複数の平面を有するチャートの撮影画像のデータを取得する画像取得部と、
    前記撮影画像から、前記チャートの表面に表されたチャートパターンの特徴点の像を検出し、当該特徴点の像の位置座標と、前記チャートの表面での当該特徴点の位置座標とを対応づけた特徴点情報を生成する特徴点情報取得部と、
    前記特徴点情報に基づきキャリブレーション用の演算を行い、所定のカメラパラメータを取得し出力するキャリブレーション部と、
    前記チャートパターンに含まれ、前記チャートの平面ごとに異なる図形で表されたマーカーと、撮影画像における前記特徴点の位置関係を表すインデックスを各平面上での特徴点の位置座標に変換するための変換パラメータとを対応づけて記憶する射影変換パラメータ記憶部と、
    を備え、
    前記特徴点情報取得部は前記撮影画像における、前記マーカーの像を検出することにより、各平面の前記変換パラメータを特定するとともに、少なくとも当該マーカーの像の歪みを用いて、撮影画像から検出した特徴点の像を前記インデックスに対応づけることにより、チャートの平面ごとに前記特徴点情報の生成処理を実施することを特徴とするキャリブレーション装置。
  2. 前記チャートパターンは、撮影画像において所定のパターンが得られるように、撮像面から前記平面までの距離の変化に応じた変換を前記所定のパターンに施してなり、
    前記特徴点情報取得部は、前記撮影画像における画像の歪みを、前記所定のパターンからの変化に基づき特定したうえ、歪みに応じた箇所を探索することにより、前記撮影画像における特徴点の像と、前記インデックスとを対応づけることを特徴とする請求項1に記載のキャリブレーション装置。
  3. 前記射影変換パラメータ記憶部は、前記インデックスを定義するインデックス座標系における位置座標を、前記チャートの平面上での前記特徴点の位置座標に変換するホモグラフィ行列を格納し、
    前記特徴点情報取得部は、前記撮影画像における特徴点の像に対応するインデックスに基づき、前記チャートの平面上での当該特徴点の位置座標を前記ホモグラフィ行列により取得することにより、前記特徴点情報を生成することを特徴とする請求項2に記載のキャリブレーション装置。
  4. 前記特徴点情報取得部は、前記所定のパターンにおける隣り合う4つの特徴点を頂点とする矩形を、前記撮影画像における当該特徴点の像を頂点とする矩形に変換するホモグラフィ行列を取得することで前記歪みを特定し、当該ホモグラフィ行列を、前記所定のパターンにおける別の矩形に適用することにより、前記撮影画像における次の特徴点の像の探索範囲を決定することを特徴とする請求項2または3に記載のキャリブレーション装置。
  5. 撮像装置のキャリブレーション用のチャートであって、
    所定角度をなす複数の平面と、
    前記平面に表され、撮影画像において所定のパターンが得られるように、撮像面から前記平面までの距離の変化に応じた変換を前記所定のパターンに施してなるチャート画像と、
    を備え
    前記所定のパターンは、前記平面ごとに異なる図形で表されたマーカーとその周囲に配された特徴点を含むことを特徴とするキャリブレーション用チャート。
  6. 前記複数の平面は、想定される撮像装置の光軸において撮像面からの距離が最も大きくなる構造を有することを特徴とする請求項に記載のキャリブレーション用チャート。
  7. 前記複数の平面は、同じ面積を有する2つの矩形平面を接続した線対称の構造を含むことを特徴とする請求項5または6のいずれかに記載のキャリブレーション用チャート。
  8. 前記複数の平面は、前記2つの矩形平面に、さらに別の矩形平面を接続した構造を有することを特徴とする請求項に記載のキャリブレーション用チャート
  9. 撮像装置のキャリブレーション用のチャートに表すチャートパターンを生成するチャートパターン生成装置であって、
    前記チャートを構成する複数の平面と前記撮像装置の撮像面との位置および姿勢に係る設定情報を取得し、撮影画像において所定のパターンが得られるように、撮像面から前記平面までの距離の変化に応じた変換を実現する変換パラメータを生成する逆変換パラメータ生成部と、
    前記所定のパターンを、前記変換パラメータを用いて変換し前記チャートパターンのデータを生成して出力するパターン変換部と、
    前記所定のパターンにおける特徴点の位置関係を表すインデックスを、前記チャートパターンが表された前記チャートの表面における特徴点の位置座標に変換するための変換パラメータを前記チャートの平面ごとに生成し、出力する射影変換パラメータ生成部と、
    を備え
    前記所定のパターンは、平面ごとに異なる図形で表されたマーカーとその周囲に配された前記特徴点を含むことを特徴とするチャートパターン生成装置。
  10. 前記射影変換パラメータ生成部は、記インデックスを、前記チャートの表面における特徴点の位置座標に変換するホモグラフィ行列を生成し出力することを特徴とする請求項に記載のチャートパターン生成装置。
  11. 所定の角度をなす複数の平面を有するチャートの撮影画像のデータを撮像装置から取得するステップと、
    前記撮影画像から、前記チャートの表面に表されたチャートパターンの特徴点の像を検出し、当該特徴点の像の位置座標と、前記チャートの表面での当該特徴点の位置座標とを対応づけた特徴点情報を生成するステップと、
    前記特徴点情報に基づきキャリブレーション用の演算を行い、所定のカメラパラメータを取得し出力するステップと、
    を含み、
    前記特徴点情報を生成するステップは、前記撮影画像から、前記チャートパターンに含まれ、前記チャートの平面ごとに異なる図形で表されたマーカーの像を検出し、当該マーカーと、撮影画像における前記特徴点の位置関係を表すインデックスを各平面上での特徴点の位置座標に変換するための変換パラメータとを対応づけて記憶するメモリを参照することにより、各平面の前記変換パラメータを特定するとともに、少なくとも当該マーカーの像の歪みを用いて、撮影画像から検出した特徴点の像を前記インデックスに対応づけることにより、チャートの平面ごとに前記特徴点情報の生成処理を実施することを特徴とする、キャリブレーション装置によるキャリブレーション方法。
  12. 所定の角度をなす複数の平面を有するチャートの撮影画像のデータを取得する機能と、
    前記撮影画像から、前記チャートの表面に表されたチャートパターンの特徴点の像を検出し、当該特徴点の像の位置座標と、前記チャートの表面での当該特徴点の位置座標とを対応づけた特徴点情報を生成する機能と、
    前記特徴点情報に基づきキャリブレーション用の演算を行い、所定のカメラパラメータを取得し出力する機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記特徴点情報を生成する機能は、前記チャートパターンに含まれ、前記チャートの平面ごとに異なる図形で表されたマーカーの像を前記撮影画像から検出し、当該マーカーと、撮影画像における前記特徴点の位置関係を表すインデックスを各平面上での特徴点の位置座標に変換するための変換パラメータとを対応づけて記憶するメモリを参照することにより、各平面の前記変換パラメータを特定するとともに、少なくとも当該マーカーの像の歪みを用いて、撮影画像から検出した特徴点の像を前記インデックスに対応づけることにより、チャートのマーカーの像に基づき前記平面の像を識別し、当該平面ごとに前記特徴点情報の生成処理を実施することを特徴とするコンピュータプログラム。
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