JP4249103B2 - 蛍光寿命測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光寿命の被測定試料に励起光を照射し、該試料から発する蛍光を測定して蛍光寿命を算出し、蛍光寿命を特定する蛍光寿命測定装置に関するものである。
従来、励起光を試料に照射して励起し、この試料から放出される蛍光光子数を測定し、蛍光寿命を算出する方法が知られている。特に、生物化学分野においては、蛍光寿命の値の分布画像を作成すると生体の微細構造が解明できるため、パルス励起光を用いた蛍光寿命測定装置が注目されている。蛍光寿命を算出する方法として、試料にパルス励起光を照射し、蛍光光子が受光されるまでの時間を測定する時間相関単一光子計数(TCSPC:Time Correlated Single Photon Counting)法が知られている(特許文献1参照)。
また、試料にパルス励起光を照射し、試料から放出される蛍光光子を複数の時間帯である時間ゲートを設定して測定し、この複数の時間ゲートで測定された蛍光光子数から蛍光寿命を算出する時間ゲート法が知られている。
ところで、TCSPC法は、その測定原理から1回のパルス励起光に対して放出される蛍光光子数が約0.01個程度と極めて少ない場合にのみ適応できるため、蛍光寿命の算出を1回行うため、最低数万回のパルス励起光の照射が必要となり、蛍光寿命の算出に多大な時間を要する。
特開2002−107300号公報
時間ゲート法は、パルス励起光を有効に使うことができる一方、複数の時間ゲートを適正に設定しないと、算出される蛍光寿命に大きな誤差が生じるという問題点があった。すなわち、蛍光寿命の誤差を小さくするには時間ゲートを適正に設定する必要があるため、未知の試料に対して時間ゲートを固定して蛍光寿命を算出すると、設定した時間ゲートが適正でない場合、蛍光寿命の誤差を低減することが困難であるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な方法によって短時間に高精度の蛍光寿命が算出できる蛍光寿命測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる蛍光寿命測定装置は、試料に励起光を照射し、該励起光によって励起された前記試料から発する蛍光光子数を複数の時間帯である複数のゲート長で測定し、該複数のゲート長で測定された各ゲート蛍光光子数をもとに前記試料の蛍光寿命を演算して確定する蛍光寿命測定装置において、前記蛍光光子数の測定開始直後から前記ゲート蛍光光子数を測定する前記ゲート長である開始ゲート長を少なくとも変更するゲート長変更手段と、前記蛍光光子数の測定開始時から測定終了時までの時間である全ゲート長を変更する全ゲート長変更手段と、前記開始ゲート長と該開始ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数を含む複数の前記ゲート蛍光光子数とをもとに前記蛍光寿命を演算する演算手段と、前記蛍光寿命が所定の条件を満足していない場合、前記ゲート長変更手段および前記全ゲート長変更手段に対し、前記開始ゲート長と前記全ゲート長とを変更させる制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる蛍光寿命測定装置は、上記の発明において、前記所定の条件は、前記蛍光寿命と前記開始ゲート長と前記全ゲート長との関係を示す前記蛍光寿命の関数で表されることを特徴とする。
また、請求項3にかかる蛍光寿命測定装置は、上記の発明において、前記関数は、前記蛍光寿命τ、前記開始ゲート長は、該複数の時間ゲートの開始時間差を表し、これをゲート遅延時間t1とし、前記全ゲート長(t1+t2)とした場合、1≦(t1/τ)≦2、(t1+t2)/τ≧4であることを特徴とする。
また、請求項4にかかる蛍光寿命測定装置は、上記の発明において、前記蛍光寿命の値に対応した前記開始ゲート長と前記全ゲート長とを記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5にかかる蛍光寿命測定装置は、上記の発明において、前記励起光の照射後、前記試料から発する前記蛍光光子が所定数以下になるまで前記蛍光光子数の測定の開始時を遅延する遅延時間を設けることを特徴とする。
また、請求項6にかかる蛍光寿命測定装置は、上記の発明において、試料に励起光を照射し、該励起光によって励起された前記試料から発する蛍光光子数を複数の時間帯である複数のゲート長で測定し、該複数のゲート長で測定された各ゲート蛍光光子数をもとに前記試料の蛍光寿命を演算して確定する蛍光寿命測定装置において、前記蛍光光子数の測定開始直後から前記ゲート蛍光光子数を測定する前記ゲート長である開始ゲート長を少なくとも変更するゲート長変更手段と、前記蛍光光子数の測定開始時から測定終了時までの時間である全ゲート長を変更する全ゲート長変更手段と、前記開始ゲート長と該開始ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数を含む複数の前記ゲート蛍光光子数とをもとに前記蛍光寿命を演算する演算手段と、前記複数のゲート蛍光光子数の比が所定の条件を満足しない場合、前記ゲート長変更手段および前記全ゲート長変更手段に対し、前記開始ゲート長と前記全ゲート長とを変更させる制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項7にかかる蛍光寿命測定装置は、上記の発明において、前記所定の条件は、2つの前記ゲート長である第1ゲート長と第2ゲート長との時間長を同一とし、前記第1ゲート長が前記第2ゲート長よりも先に前記ゲート蛍光光子数の測定を開始する場合、前記第2ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数に対し、前記第1ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数が、約2.72以上、約7.39倍以下であることを特徴とする。
また、請求項8にかかる蛍光寿命測定装置は、上記の発明において、2つの前記ゲート長である第1ゲート長と第2ゲート長とは重複する時間部分を有し、前記第1ゲート長の開始時と前記第2ゲート長の開始時との時間差を前記ゲート遅延時間とすることを特徴とする。
また、請求項9にかかる蛍光寿命測定装置は、上記の発明において、前記第2ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数に対する前記第1ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数に関する前記所定の条件を記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項10にかかる蛍光寿命測定装置は、上記の発明において、前記励起光の照射後、前記試料から発する前記蛍光光子が所定数以下になるまで前記蛍光光子数の測定の開始時を遅延する遅延時間を設けることを特徴とする。
本発明にかかる蛍光寿命測定装置によれば、算出した蛍光寿命をもとに適正な時間ゲートを設定し、簡易な方法によって短時間に高精度の蛍光寿命が算出できるという効果を奏する。
以下、本発明にかかる蛍光寿命測定装置の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1にかかる蛍光寿命測定装置100の概要構成を示すブロック図である。蛍光寿命測定装置100は、制御部1と、光学部2と、測定部3と、演算処理部4とを有している。
制御部1は、蛍光光子数を測定する開始から終了までの全時間帯である全ゲート長を変更制御する全ゲート長制御部1aと、この全ゲート長内を分割し、複数の時間帯である複数のゲート長を変更制御するゲート長制御部1bと、算出された蛍光寿命の値が所定の条件を満足しているか否かを判断して蛍光寿命を確定させる確定判定部1cとを有している。
また、光学部2は、パルス励起光を出射するレーザ発振器2aと、パルス励起光を試料5に集光するレンズ2bと、試料5から放出された蛍光光子を光電変換器に集光させるレンズ2cと、光電変換器である光電子増倍管(PMT:Photo Multiplier Tube)2dとを有している。
まず、制御部1は、レーザ制御信号Sを光学部2に出力する。光学部2は、レーザ制御信号Sを入力すると、レーザ発振器2aからパルス励起光を出射させる。パルス励起光は、レンズ2bを介して試料5に集光し、試料5を励起させる。励起された試料5から蛍光光子が放出され、蛍光光子は、レンズ2cを介しPMT2dに集光する。PMT2dは入射した蛍光光子を電気信号Eに変換して測定部3に出力する。測定部3は、制御部1からゲート制御信号S1,S2を入力して各ゲート長を制御し、各ゲート長における蛍光光子数を測定する。測定部3は、各ゲート長で測定した蛍光光子数に対応した測定値信号Ct1,Ct2を演算処理部4に出力する。演算処理部4は入力した測定値信号Ct1,Ct2をもとに蛍光寿命τを算出し、制御部1に出力する。
図2は、測定部3の概要構成を示すブロック図である。測定部3は、アンプ3aとスイッチSW1,SW2と波高分別器H1,H2とデジタルカウンタC1,C2とを有している。アンプ3aは、PMT2eから入力した電気信号Eを増幅してスイッチSW1,SW2に分岐する。スイッチSW1,SW2は、ゲート制御信号S1,S2によって制御され、ゲート制御信号S1,S2が「ON」の時にスイッチSW1,SW2は、閉じられアンプ3aで増幅された電気信号Eが波高分別器H1,H2に出力されるようになっている。波高分別器H1,H2は、入力した信号を所定の値で2値化して「0」「1」信号に変換し、カウンタC1,C2に出力する。カウンタC1,C2は、入力した「1」信号の数をカウントし、蛍光光子数である測定値信号Ct1,Ct2を演算処理部4に出力する。
図3にレーザ制御信号Sとゲート制御信号S1,S2とのタイミングチャートを示す。図3に示すように、レーザ制御信号Sが「ON」から「OFF」になった時刻をT0とすると、ゲート制御信号S1は、時間t1(時刻T0〜T1)で「ON」となり、ゲート制御信号S2は、時間t2(時刻T1〜T2)で「ON」となる。つまり、第1ゲート長はt1であり、第2ゲ−ト長はt2であり、全ゲート長は(t1+t2)となる。
ところで、試料5から放出される蛍光光子数の放出確率は、ポアソン分布にしたがうため放出開始とともに時間に対して自然対数特性にしたがって減衰する。図4は、蛍光光子数が所定の減衰定数によって減衰することを示す特性図である。
ここで、蛍光寿命τは、蛍光光子数の減衰定数の逆数と定義されるので、時刻T0での蛍光光子数をI0とした場合、蛍光光子数Iは、時間tの関数として以下の式(1)によって示される。
Figure 0004249103

また、第1ゲート長t1で測定された蛍光光子数をI1とし、第2ゲート長t2で測定された蛍光光子数をI2とした場合、I1とI2との比I2/I1は以下の式(2)によって示される。
Figure 0004249103
また、I1とI2との比Rとして(式(3)参照)、比Rを式(2)に代入すると、T2が十分に大きい場合、蛍光寿命τは、以下の式(4)によって近似される。
Figure 0004249103

Figure 0004249103
したがって、演算処理部4は、制御部1が設定した第1ゲート長t1と測定部3が測定した蛍光光子数I1,I2をもとに式(4)を演算して蛍光寿命τを算出し、制御部1に出力する。
制御部1は、演算処理部4から入力した蛍光寿命τと第1ゲート長t1と全ゲート長(t1+t2)とから演算処理部4が算出した蛍光寿命τが適正な誤差範囲に入っているか否かを判断し、蛍光寿命τが適正な誤差範囲に入っていない場合、第1ゲート長t1と全ゲート長(t1+t2)とを再設定し、蛍光寿命τを再演算する。
ここで、制御部1が判断する判断基準について説明する。図5は、蛍光寿命τで規格化された第1ゲート長t1に対する標準偏差σ/τを示した特性図である。図5に示すように、全ゲート長(t1+t2)/τごとの特性が示されている。なお、この特性は、光子数を250個としてモンテカルロ法によって5000回の繰返し計算で蛍光寿命τを求めた結果であり、誤差σは、以下の式(5)によって定義される。
Figure 0004249103
標準偏差σ/τを誤差σの指標とした場合、高精度の蛍光寿命τは、標準偏差σ/τが0.1以下であるとされている。図5に示すように、標準偏差σ/τが0.1以下である場合は、規格化された第1ゲート長t1/τは、条件(1≦t1/τ≦2)を満足し、規格化された全ゲート長(t1+t2)/τは、条件(4≦(t1+t2)/τ)を満足している。そこで、制御部1は、以下の条件式(6),(7)を判断基準とする。
Figure 0004249103
Figure 0004249103
図6は、この2つの条件式(6),(7)によって特定された領域Rを示した図である。図6に示すように、t2/τは、t1/τの関数L(t2/τ=4―t1/τ)によって表される。さらに、上述した2つの条件式(1≦t1/τ≦2、4≦(t1+t2)/τ)で特定された領域Rは、斜線部になる。
したがって、確定判定部1cは、演算処理部4から入力した蛍光寿命τをもとにt2/τ、t1/τが領域Rに入っている場合、蛍光寿命τを確定して演算を終了させ、t2/τ、t1/τが領域Rに入っていない場合、第1ゲート長t1および全ゲート長(t1+t2)を再設定する。
図7は、蛍光寿命τが確定されるまでの動作を示すフローチャートである。まず、ゲート長制御部1bは、第1ゲート長t1を設定し、全ゲート長制御部1aは、全ゲート長(t1+t2)を設定する(ステップS101)。制御部1は、レーザ制御信号Sを光学部2に出力するとともに制御信号S1,S2を測定部3に出力し、蛍光光子数I1,I2の測定を行う(ステップS102)。測定部3は、測定した蛍光光子数である測定値信号Ct1,Ct2を演算処理部4に出力し、演算処理部4は、測定値信号Ct1,Ct2をもとに蛍光寿命τを演算し(ステップS103)、確定判定部1cに出力する。確定判定部1cは、入力した蛍光寿命τが領域R内にあるか否かを判断し(ステップS104)、蛍光寿命τが領域R内にある場合(ステップS104,YES)、蛍光寿命τを確定する(ステップS105)。また、蛍光寿命τが領域R内にない場合(ステップS104,NO)、ゲート長制御部1bは、条件(τ≦t1≦2τ)を満足する第1ゲート長t1を設定し(ステップS106)、設定された第1ゲート長t1をもとに全ゲート長制御部1aは、条件(t1+t2≧4τ)を満足する全ゲート長(t1+t2)を設定する(ステップS107)。なお、第1ゲート長t1の設定(ステップS106)と全ゲート長(t1+t2)の設定(ステップS107)とを同時に行ってもよい。
図8は、測定部3が測定した蛍光光子数に対する標準偏差σ/τの関係を示す特性図である。図8に示すように、蛍光光子測定数が185個で標準誤差σ/τが0.1以下になっている。従来は、標準偏差σ/τを0.1以下にするために蛍光光子測定数が250個以上必要であった。したがって、従来に比して約3/4以下の蛍光光子測定数で同程度の誤差の蛍光寿命τの算出ができる。
この実施の形態1では、蛍光寿命τを算出した後、この蛍光寿命τをもとにt1/τとt2/τとが領域Rに入っているか否かを判断し、蛍光寿命τを確定し、あるいは第1ゲート長t1と全ゲート長(t1+t2)とを再設定するようにしている。この結果、短時間に高精度の蛍光寿命τが算出できる。
なお、この実施の形態1では、測定部3のゲート制御信号S1,S2が第1ゲート長t1と第2ゲート長t2とを個別に制御していたが、図9に示すタイミングチャートのように、ゲート制御信号S1が第1ゲート長t1を制御し、ゲート制御信号S2が全ゲート長(t1+t2)を制御するようにしてもよい。
さらに、試料5の蛍光光子の放出確率が高い場合に対応して、図10に示す測定部3Aのような構成にしてもよい。測定部3Aは、アンプ3a,3b,3cと、スイッチSW1,SW2と積分器I1,I2と、アナログデジタル変換器(A/D変換器)AD1,AD2とを有している。測定部3Aに入力した電気信号Eは、アンプ3a、スイッチSW1,SW2を経由し、さらにアンプ3b,3cを経由して積分器I1,I2に入力する。電気信号Eは、積分器I1,I2で積分され、A/D変換器AD1,AD2によってサンプリングされてデジタル信号に変換される。測定部3Aは、A/D変換器AD1,AD2から出力されたデジタル信号を蛍光光子数の測定信号Ct1,Ct2とする。このようにすると、試料5の蛍光光子の放出確率が高く、電気信号Eがパルス状にならない場合においても、A/D変換器AD1,AD2が1光子に対応してサンプリングするため正確な蛍光光子数を測定できる。
また、試料5の蛍光光子の放出確率が高い場合にも小さい場合にも対応できるように、図11に示す測定部3Bのような構成にしてもよい。図11に示す測定部3Bは、図2に示す測定部3の構成と図10に示す測定部3Aの構成とを合体させている。このようにすると、演算処理部4は、試料5の蛍光光子の放出割合に応じて蛍光光子数の測定値信号C1,C2を選別することができる。また、演算算処理部4は、2通りの蛍光寿命τを算出し、適当な蛍光寿命τを選択出力できる。
つぎに、この発明の実施の形態1の変形例について説明する。図12は、この実施の形態1の変形例である蛍光寿命測定装置100Aの概要構成を示すブロック図である。図12に示すように、蛍光寿命測定装置100Aは、記憶部6を有し、この記憶部6は、制御部1Aに接続されている。この記憶部6は、実施の形態1の図5に示す、第1ゲート長t1に対する標準偏差σ/τの特性図をテーブルとして格納しており、演算処理部4が蛍光寿命τを出力すると、制御部1Aは、記憶部6に格納されたテーブルから適正なt1/τと(t1+t2)/τとを入力し、入力した蛍光寿命τが適正か否かを判断するようにしている。このようにすると、t1/τと(t1+t2)/τとを演算する時間が省略でき、より短時間に高精度の蛍光寿命τが確定できる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について説明する。実施の形態1では、パルス励起光の照射直後から蛍光光子数の測定を行っていたが、実施の形態2では、蛍光光子数の測定開始前に遅延時間を設け正確な蛍光光子数が測定できるようにしている。
図13は、この実施の形態2である蛍光寿命測定装置100Bの概要構成を示すブロック図である。図13に示すように、制御部1Bは、全ゲート長制御部1a、ゲート長制御部1b、確定判定部1cの他に遅延時間制御部1dを有している。遅延時間制御部1dは、励起光の照射後、蛍光光子の放出がPMT2dの受光感度の範囲に入るまで蛍光光子の測定を遅延するようにゲート制御信号S1,S2を設定している。
励起された試料から放出される蛍光光子の放出確率は、ポアソン分布にしたがうため、蛍光光子の放出数は、励起光の照射直後に最大となり、PMT2dの受光感度を上まわる場合がある。このような場合、正しい蛍光光子数が測定されず、算出された蛍光寿命τも大きな誤差σを伴う。そこで、遅延時間制御部1dは、適当な遅延時間を設けて正確な蛍光光子数が測定できるようにしている。
図14は、PMT1dの受光感度の限界が蛍光光子数n0であることを示す減衰特性図である。この場合、遅延時間制御部1dは、蛍光光子数がn0に減衰するまでの遅延時間t0(時刻T0〜T0´)を設け、蛍光光子数がn0に減衰するのを待って蛍光光子数を測定するようにしている。図15にレーザ制御信号Sとゲート長制御信号S1,S2とのタイミングチャートを示す。
図15に示すように、第1ゲート長t1は、時刻T0´〜T1の時間となり、第2ゲート長t2は、時刻T1〜T2の時間となり、全ゲート長(t1+t2)は、時刻T0´〜T2の時間となる。したがって、第1ゲート長t1で測定された蛍光光子数をI1とし、第2ゲート長t2で測定された蛍光光子数I2とした場合、I1とI2との比I2/I1は以下の式(2)´によって示される。
Figure 0004249103
そこで、実施の形態1で説明した式(2)を上述の式(2)´に置換えれば、蛍光寿命τを算出することができる。
この実施の形態2では、蛍光光子の放出後に遅延時間を設けることによって、正確な蛍光光子数を測定し、蛍光寿命τが短時間に収束するようにしている。なお、この実施の形態2では、遅延時間をPMT1dの受光感度に応じて設定するようにしていたが、試料5の蛍光光子の放出確率、装置全体の蛍光光子数に対する分解能に合わせて設定するようにしてもよい。
(実施の形態3)
つぎに、実施の形態3について説明する。実施の形態1,2では、演算処理部4が蛍光寿命τを演算出力し、確定判定部1cがこの蛍光寿命τをもとにゲート遅延時間t1と全ゲート長(t1+t2)とが適正な範囲内にあるか否かを判断していたが、この実施の形態3では、第1ゲート長と第2ゲート長とを同一の時間長に設定し、第1ゲート長の開始時と第2ゲート長の開始時との時間差をゲート遅延時間t1としている。そして、測定部3から出力される測定値信号Ct1,Ct2によってゲート遅延時間t1と全ゲート長(t1+t2)とが適正な範囲内にあるか否かを判断し、無駄な蛍光寿命τの演算を省略するようにしている。
図16は、実施の形態3である蛍光寿命測定装置100Cの概要構成を示すブロック図である。図16に示すように、測定部3は、電気信号Eを入力して蛍光光子数I1,I2を測定し、測定値信号Ct1,Ct2を制御部1Cと演算処理部4とに出力する。制御部1Cは、全ゲート長制御部1a、ゲート長制御部1b、遅延時間制御部1dの他に、判定部1eと、演算指示部1fとを有し、判定部1eは、入力した測定値信号Ct1,Ct2をもとにゲート遅延時間t1と全ゲート長(t1+t2)とが適正な範囲内にあるか否かを判断し、適正な範囲内にない場合は、ゲート遅延時間t1と全ゲート長(t1+t2)とを再設定し、適正な範囲内にある場合、演算指示部1fは、演算処理部4に蛍光寿命τを演算指示を出力している。
図17にレーザ制御信号Sとゲート制御信号S1,S2とのタイミングチャートを示す。図17に示すように、ゲート制御信号S1,S2の「ON」時間がt2となり、第1ゲート長t2と第2ゲート長t2とは同一の長さになっている。また、ゲート長制御信号S1が「ON」するタイミングから時間t1遅れてゲート制御信号S2が「ON」するため、全ゲート長(t1+t2)となる。
このように第1ゲート長t2と第2ゲート長t2とが同じ長さであり、各ゲート長で測定された蛍光光子数I1,I2である場合、蛍光寿命τは以下の式(4)´によって示される。
Figure 0004249103
また、全ゲート長(t1+t2)は、実施の形態1で説明した条件式(6)を変形した以下の条件式(6)´で示される。
Figure 0004249103
一方、蛍光光子数I1,I2の比(I1/I2)は、同様に実施の形態1で説明した条件式(7)を変形した以下の条件式(7)´で示される。
Figure 0004249103
また、条件式(7)´で示された自然対数の底eに近似値(e≒2.72)を代入すると、条件式(7)´は、以下の条件式(7)´´によって近似される。
Figure 0004249103
したがって、判定部1eは、蛍光光子数I1,I2に対応した測定値信号Ct1,Ct2から蛍光光子数I1,I2の比(I1/I2)が条件式(7)´´を満足しているか否かを判断する。蛍光光子数I1,I2の比(I1/I2)が条件式(7)´´を満足している場合、演算指示部1fは、演算処理部4に対して蛍光寿命τの演算指示を出力し、蛍光光子数I1,I2が条件式(7)´´を満足していない場合、判定部1eは、第1ゲート長t2と全ゲート長(t1+t2)とを再設定する。
図18は、蛍光寿命τが確定するまでの動作を示すフローチャートである。まず、ゲート長制御部1bは、第1ゲート長t2を設定し、全ゲート長制御部1aは、全ゲート長(t1+t2)を設定する(ステップS201)。つぎに測定部3は、蛍光光子数I1,I2の測定を行う(ステップS202)。測定部3は、蛍光光子数I1,I2に対応した測定値信号Ct1,Ct2を制御部1Cに出力し、制御部1C内の判定部1eは、測定値信号Ct1,Ct2をもとに蛍光光子数I1,I2の比(I1/I2)が条件式(7)´´を満足するか否かを判断する(ステップS203)。比(I1/I2)が条件式(7)´´を満足している場合(ステップS203,YES)、演算指示部1fは、演算処理部4に対して蛍光寿命τを演算させ(ステップS204)、比(I1/I2)が条件式(7)´´を満足しない場合(ステップS203,NO)、判定部1eは、第1ゲート長t2と全ゲート長(t1+t2)とを再設定する。
第1ゲート長t2と全ゲート長(t1+t2)とを再設定する場合、第1ゲート長t2を適当に決めておき、第1ゲート長t2と第2ゲート長t2とは変更せず、条件式(7)´をもとにゲート遅延時間t1のみを変更するようにしてもよい。このようにすると、変更する部分が少ないため、より短時間で適正な第1ゲート長t2と全ゲート長(t1+t2)とが設定できる。
この実施の形態3では、第1ゲート長t2と第2ゲート長t2とを同一の長さにし、第1ゲート長t2と第2ゲート長t2とで測定された蛍光光子数I1,I2の比(I1/I2)が具体的数値による条件式を満足するか否かを判断することによって、容易に第1ゲート長t2と全ゲート長(t1+t2)とが適正であるか否かが判断できる。したがって、第1ゲート長t2と全ゲート長(t1+t2)とが適正であると判断された場合に限り蛍光寿命τを演算するようにすると、無駄な蛍光寿命τの演算を省略でき、高速で高精度の蛍光寿命τの確定を行うことができる。
なお、上述した実施の形態1〜3では、複数のゲート長を第1ゲート長t1と第2ゲート長t2との2つに設定するようにしていたが、3以上のゲート長を設定するようにしてもよい。
この発明の実施の形態1である蛍光寿命測定装置の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1である測定部の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1であるレーザ制御信号Sとゲート制御信号S1,S2の「ON」,「OFF」のタイミングを示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態1である蛍光光子数の減衰特性を示すグラフである。 この発明の実施の形態1である規格化されたゲート遅延時間に対する標準偏差の特性を示すグラフである。 この発明の実施の形態1である領域Rを示すグラフである。 この発明の実施の形態1である蛍光寿命τが確定されるまでの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1である効果を示すグラフである。 この発明の実施の形態1であるレーザ制御信号Sとゲート制御信号S1,S2の「ON」,「OFF」のタイミングを示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態1である測定部の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1である測定部の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の変形例である蛍光寿命測定装置の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2である蛍光寿命測定装置の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2である蛍光光子数の減衰特性を示すグラフである。 この発明の実施の形態2であるレーザ制御信号Sとゲート制御信号S1,S2の「ON」,「OFF」のタイミングを示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態3である蛍光寿命測定装置の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3であるレーザ制御信号Sとゲート制御信号S1,S2の「ON」,「OFF」のタイミングを示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態3である蛍光寿命τが算出されるまでの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
1a 全ゲート長制御部
1b ゲート長制御部
1c 確定判定部
1d 遅延時間制御部
1e 判定部
1f 演算指示部
2 光学部
2a レーザ発振器
2b,2c レンズ
2d PMT
3,3A,3B 測定部
3a,3b,3c アンプ
4 演算処理部
5 試料
6 記憶部
SW1,SW2 スイッチ
H1,H2 波高分別器
C1,C2 デジタルカウンタ
I1,I2 積分器
AD1,AD2 A/D変換器
100,100A,100B,100C 蛍光寿命測定装置

Claims (10)

  1. 試料に励起光を照射し、該励起光によって励起された前記試料から発する蛍光光子数を複数の時間帯である複数のゲート長で測定し、該複数のゲート長で測定された各ゲート蛍光光子数をもとに前記試料の蛍光寿命を演算して確定する蛍光寿命測定装置において、
    前記蛍光光子数の測定開始直後から前記ゲート蛍光光子数を測定する前記ゲート長である開始ゲート長を少なくとも変更するゲート長変更手段と、
    前記蛍光光子数の測定開始時から測定終了時までの時間である全ゲート長を変更する全ゲート長変更手段と、
    前記開始ゲート長と該開始ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数を含む複数の前記ゲート蛍光光子数とをもとに前記蛍光寿命を演算する演算手段と、
    前記蛍光寿命が所定の条件を満足していない場合、前記ゲート長変更手段および前記全ゲート長変更手段に対し、前記開始ゲート長と前記全ゲート長とを変更させる制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする蛍光寿命測定装置。
  2. 前記所定の条件は、前記蛍光寿命と前記開始ゲート長と前記全ゲート長との関係を示す前記蛍光寿命の関数で表されることを特徴とする請求項1に記載の蛍光寿命測定装置。
  3. 前記関数は、前記蛍光寿命τ、前記開始ゲート長は、該複数の時間ゲートの開始時間差を表し、これをゲート遅延時間t1とし、前記全ゲート長(t1+t2)とした場合、1≦(t1/τ)≦2、(t1+t2)/τ≧4であることを特徴とする請求項2に記載の蛍光寿命測定装置。
  4. 前記蛍光寿命の値に対応した前記開始ゲート長と前記全ゲート長とを記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の蛍光寿命測定装置。
  5. 前記励起光の照射後、前記試料から発する前記蛍光光子が所定数以下になるまで前記蛍光光子数の測定の開始時を遅延する遅延時間を設けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の蛍光寿命測定装置。
  6. 試料に励起光を照射し、該励起光によって励起された前記試料から発する蛍光光子数を複数の時間帯である複数のゲート長で測定し、該複数のゲート長で測定された各ゲート蛍光光子数をもとに前記試料の蛍光寿命を演算して確定する蛍光寿命測定装置において、
    前記蛍光光子数の測定開始直後から前記ゲート蛍光光子数を測定する前記ゲート長である開始ゲート長を少なくとも変更するゲート長変更手段と、
    前記蛍光光子数の測定開始時から測定終了時までの時間である全ゲート長を変更する全ゲート長変更手段と、
    前記開始ゲート長と該開始ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数を含む複数の前記ゲート蛍光光子数とをもとに前記蛍光寿命を演算する演算手段と、
    前記複数のゲート蛍光光子数の比が所定の条件を満足しない場合、前記ゲート長変更手段および前記全ゲート長変更手段に対し、前記開始ゲート長と前記全ゲート長とを変更させる制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする蛍光寿命測定装置。
  7. 前記所定の条件は、2つの前記ゲート長である第1ゲート長と第2ゲート長との時間長を同一とし、前記第1ゲート長が前記第2ゲート長よりも先に前記ゲート蛍光光子数の測定を開始する場合、前記第2ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数に対し、前記第1ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数が、約2.72以上、約7.39倍以下であることを特徴とする請求項6に記載の蛍光寿命測定装置。
  8. 2つの前記ゲート長である第1ゲート長と第2ゲート長とは重複する時間部分を有し、前記第1ゲート長の開始時と前記第2ゲート長の開始時との時間差を前記開始ゲート長とすることを特徴とする請求項6に記載の蛍光寿命測定装置。
  9. 前記第2ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数に対する前記第1ゲート長の間に測定された前記ゲート蛍光光子数に関する前記所定の条件を記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7または8に記載の蛍光寿命測定装置。
  10. 前記励起光の照射後、前記試料から発する前記蛍光光子が所定数以下になるまで前記蛍光光子数の測定の開始時を遅延する遅延時間を設けることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の蛍光寿命測定装置。
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