JP4247848B2 - 花木を基材表面に一体的に定着させる方法及び薄物を基材表面に一体的に定着させる方法 - Google Patents
花木を基材表面に一体的に定着させる方法及び薄物を基材表面に一体的に定着させる方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、基材の表面に押し花状にプレスされた花や木の葉などの花木や薄物の模様などを一体的に定着させて商品価値を高めるようにした花木を基材表面に一体的に定着させる方法及び薄物を基材表面に一体的に定着させる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
基材の表面に図形、模様などが描かれることによってその商品価値が高まることは一般に知られているが、押し花状にプレスされた花や木の葉などの花木が基材の表面に模様などとして一体的に定着されたものはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
基材の表面に押し花状にプレスされた花木や薄物の模様などを基材の表面に定着させる場合には、接着剤などによる定着が考えられるが、接着剤によってこれらを基材に定着させても、その後簡単に剥離して、基材の表面に一体的に定着させるのは困難である。
【0004】
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、基材の表面に押し花状にプレスされた花や木の葉などの花木や薄物の模様などを一体的に定着させて商品価値を高めることのできる花木を基材表面に一体的に定着させる方法及び薄物を基材表面に一体的に定着させる方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、花木を吸水材で挟んで一定時間プレスして押し花状の花木を造り、基材の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂を基材に塗るために、その基材の表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られた基材の表面に前記押し花状の花木を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記押し花状の花木の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げる手段よりなるものである。
【0006】
また、請求項2の発明は、基材の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂を基材に塗るために、その基材の表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られた基材の表面に薄物を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記薄物の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げる手段よりなるものである。
【0007】
また、請求項3の発明は、花木を吸水材で挟んで一定時間プレスして押し花状の花木を造り、ガラス製基材の表面に接着剤を薄く塗り、乾いた後にガラス製基材の接着剤表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂をガラス製基材に塗るために、そのガラス製基材の接着剤表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られたガラス製基材の表面に前記押し花状の花木を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記押し花状の花木の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げる手段よりなるものである。
【0008】
また、請求項4の発明は、ガラス製基材の表面に接着剤を薄く塗り、乾いた後にガラス製基材の接着剤表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂をガラス製基材に塗るために、そのガラス製基材の接着剤表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られた基材の表面に薄物を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記薄物の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げる手段よりなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に記載の発明の実施の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
【0010】
〔実施の形態−1〕
ここで、図1(A)は平面図、図1(B)は図1(A)の断面図、図2は側面図、図3は側面図、図4(A)〜(D)は工程の説明図、図5(E)〜(H)は工程の説明図である。
【0011】
図1において、花や木の葉などの花木1が基材5の表面5aに透明なポリウレタン樹脂の仕上用塗料8及び下地用塗料6によって一体的に定着されてその商品価値が高められている。この図1に図示するような花木1を基材5の表面5aに一体的に定着させるには次の方法によって行われている。
【0012】
花木1として例えば花を使用する場合には、花をティッシュなどの吸水材2に挟み、吸水材2で挟んだ状態で花を軽くプレスしてティッシュなどの吸水材2で花の水分を吸着させる。プレスの方法としては例えば厚みのある本3のあいだに吸水材2で挟んだ状態で花を挟み、本3に重し4を載せてプレスした状態で1日〜数日位経過させて、押し花を造る(図2参照)。
【0013】
本3などを用いて軽くプレスをする場合において、花の表面が汚れているときには、プレスする前に予め、花の表面に付着した汚れを、水洗いしたりシンナーにより拭き取って、花の表面を綺麗にする。
【0014】
また、花木1として例えば木の葉を使用する場合には、木の葉をティッシュなどの吸水材2に挟み、吸水材2で挟んだ状態で木の葉をプレス機4aにかけて数日間プレスしてティッシュなどの吸水材2で木の葉の水分を吸着させて、押し花状にプレスされた木の葉を造る(図3参照)。
【0015】
花木1を定着する基材5の表面5aを研磨紙で磨いて表面5aに微細な凹凸を形成する(図4(A)参照)。基材5の表面5aに微細な凹凸を形成するのは、下地用塗料6が付着し易いようにするためである。花木1を定着する基材5には、例えば木製板、金属製板、陶磁器製板などが使用される。
【0016】
また、基材5としてはこれ以外に例えば箪笥の表面、テーブルの表面など家具類の表面部分なども含まれ、花木1が定着できる平坦な表面を有し又花木1を表面模様として利用できるものであればどのようなものでもよい。
【0017】
基材5の表面5aを研磨して微細な凹凸を形成させる研磨紙には、例えば120番目以上の小さな目の粗さのものが使用される。また、研磨紙で基材5の表面5aに微細な凹凸を形成させるにあたり、予め基材5の表面5aをシンナーで拭いて表面5aの汚れをとっておく。
【0018】
下地用塗料6は、仕上用塗料8のポリウレタン樹脂を基材5に塗るために使用されるもので、例えばキシレン40〜50%含有する液体Aと、例えばキシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明なものから構成されている。このうち、液体Aは仕上用塗料8のポリウレタン樹脂を付着させる働きを有し、液体Bは硬化剤として働く。
【0019】
研磨紙によって表面5aに微細な凹凸が形成された基材5の表面5aに、透明な下地用塗料6を薄く塗る(図4(B)参照)。即ち、下地用塗料6が基材5の表面5aに付着する程度に薄く塗る。基材5の表面5aには微細な凹凸が形成されているため、透明な下地用塗料6は基材5の表面5aに容易に付着する。
【0020】
透明な下地用塗料6を基材5の表面5aに塗った後、直に前記の要領で造られた押し花状にプレスされた花木1を基材5の表面5aに薄く塗られた下地用塗料6の表面に載せる(図4(C)参照)。
【0021】
その上に再び透明な下地用塗料6を塗って、押し花状にプレスされた花木1の表面を透明な下地用塗料6で完全に被覆する。この場合、透明な下地用塗料6によって、基材5の表面5aに薄く塗られた下地用塗料6の表面に載せた花木1の厚みが解消される程度までに十分に塗る(図4(D)参照)。
【0022】
その後、透明な下地用塗料6の表面6aをプレスしながら乾燥して平坦に仕上げる。例えば、下地用塗料6の表面6aに平坦な面を有する重し7を一晩程度載せてプレスしながら乾燥して、基材5の表面5aに塗布した下地用塗料6の表面6aを平坦にする(図5(E)参照)。この場合、重し7の平坦な面には下地用塗料6が付着しないような面になっている。
【0023】
透明な下地用塗料6の表面6aを平坦に仕上げた後に(図5(F)参照)、下地用塗料6の表面6aを研磨紙で磨いて表面6aに微細な凹凸を形成する(図5(G)参照)。下地用塗料6の表面6aに微細な凹凸を形成するのは、仕上用塗料8が付着し易いようにするためである。下地用塗料6の表面6aに微細な凹凸を形成させる研磨紙には例えば120番目以上の小さな目の粗さのものが使用される。また、下地用塗料6の表面6aが平坦でない場合には、研磨紙によって平坦になるように研磨する。
【0024】
表面6aに微細な凹凸が形成された透明な下地用塗料6の表面6aに、ポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料8を数回塗って仕上げる(図5(H)参照)。即ち、透明な下地用塗料6の表面6aに透明な仕上用塗料8を塗り、これが乾いたらまたその上に同一の透明な仕上用塗料8を塗り、これを数回例えば3回以上繰り返して、仕上げる。
【0025】
ポリウレタン樹脂の仕上用塗料8は、例えばトルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、例えばキシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合した透明なものから構成されている。
【0026】
〔実施の形態−2〕
ここで、図6(A)は平面図、図6(B)は図6(A)の断面図、図7(A)〜(D)は工程の説明図、図8(E)〜(H)は工程の説明図である。
【0027】
図6において、薄物11が基材12の表面12aに透明なポリウレタン樹脂の仕上用塗料15及び下地用塗料13によって一体的に定着されてその商品価値が高められている。この図6に図示するような薄物11を基材12の表面12aに一体的に定着させるには次の方法によって行われている。
【0028】
薄物11を定着する基材12の表面12aを研磨紙で磨いて表面12aに微細な凹凸を形成する(図7(A)参照)。基材12の表面12aに微細な凹凸を形成するのは、下地用塗料13が付着し易いようにするためである。薄物11には例えば紙類、布類のものなどが含まれ、その厚みは例えば1〜2mm程度のもので、下地用塗料13で変色しないものが使用される。
【0029】
薄物11を定着する基材12には、例えば木製板、金属製板、陶磁器製板などが使用される。また、基材12としてはこれ以外に例えば箪笥の表面、テーブルの表面など家具類の表面部分なども含まれ、薄物11が定着できる平坦な表面を有し又薄物11を表面模様として利用できるものであればどのようなものでもよい。
【0030】
基材12の表面12aを研磨して微細な凹凸を形成させる研磨紙には、例えば120番目以上の小さな目の粗さのものが使用される。また、研磨紙で基材12の表面12aに微細な凹凸を形成させるにあたり、予め基材12の表面12aをシンナーで拭いて表面12aの汚れをとっておく。
【0031】
下地用塗料13は、仕上用塗料15のポリウレタン樹脂を基材12に塗るために使用されるもので、例えばキシレン40〜50%含有する液体Aと、例えばキシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明なものから構成されている。このうち、液体Aは仕上用塗料15のポリウレタン樹脂を付着させる働きを有し、液体Bは硬化剤として働く。
【0032】
研磨紙によって表面12aに微細な凹凸が形成された基材12の表面12aに、透明な下地用塗料13を薄く塗る(図7(B)参照)。即ち、下地用塗料13が基材12の表面12aに付着する程度に薄く塗る。基材12の表面12aには微細な凹凸が形成されているため、透明な下地用塗料13は基材12の表面12aに容易に付着する。
【0033】
透明な下地用塗料13を基材12の表面12aに塗った後、直に薄物11を基材12の表面12aに薄く塗られた下地用塗料13の表面に載せる(図7(C)参照)。
【0034】
その上に再び透明な下地用塗料13を塗って、薄物11の表面を透明な下地用塗料13で完全に被覆する。この場合、透明な下地用塗料13によって、基材12の表面12aに薄く塗られた下地用塗料13の表面に載せた薄物11の厚みが解消される程度までに十分に塗る(図7(D)参照)。
【0035】
その後、透明な下地用塗料13の表面13aをプレスしながら乾燥して平坦に仕上げる。例えば、下地用塗料13の表面13aに平坦な面を有する重し14を一晩程度載せてプレスしながら乾燥して、基材12の表面12aに塗布した下地用塗料13の表面13aを平坦にする(図8(E)参照)。この場合、重し14の平坦な面には下地用塗料13が付着しないような面になっている。
【0036】
透明な下地用塗料13の表面13aを平坦に仕上げた後に(図8(F)参照)、下地用塗料13の表面13aを研磨紙で磨いて表面13aに微細な凹凸を形成する(図8(G)参照)。下地用塗料13の表面13aに微細な凹凸を形成するのは、仕上用塗料15が付着し易いようにするためである。下地用塗料13の表面13aに微細な凹凸を形成させる研磨紙には例えば120番目以上の小さな目の粗さのものが使用される。また、下地用塗料13の表面13aが平坦でない場合には、研磨紙によって平坦になるように研磨する。
【0037】
表面13aに微細な凹凸が形成された透明な下地用塗料13の表面13aに、ポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料15を数回塗って仕上げる(図8(H)参照)。即ち、透明な下地用塗料13の表面13aに透明な仕上用塗料15を塗り、これが乾いたらまたその上に同一の透明な仕上用塗料15を塗り、これを数回例えば3回以上繰り返して、仕上げる。
【0038】
ポリウレタン樹脂の仕上用塗料15は、例えばトルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、例えばキシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合した透明なものから構成されている。
【0039】
〔実施の形態−3〕
ここで、図9(A)は平面図、図9(B)は図9(A)の断面図、図10は側面図、図11は側面図、図12(A)〜(D)は工程の説明図、図13(E)〜(H)は工程の説明図である。
【0040】
図9において、花や木の葉などの花木21がガラス製基材25の表面25aに透明なポリウレタン樹脂の仕上用塗料29及び下地用塗料27によって一体的に定着されてその商品価値が高められている。この図9に図示するような花木21をガラス製基材25の表面25aに一体的に定着させるには次の方法によって行われている。
【0041】
花木21として例えば花を使用する場合には、花をティッシュなどの吸水材22に挟み、吸水材22で挟んだ状態で花を軽くプレスしてティッシュなどの吸水材22で花の水分を吸着させる。プレスの方法としては例えば厚みのある本23のあいだに吸水材22で挟んだ状態で花を挟み、本23に重し24を載せてプレスした状態で1日〜数日位経過させて、押し花を造る(図10参照)。
【0042】
本23などを用いて軽くプレスをする場合において、花の表面が汚れているときには、プレスする前に予め、花の表面に付着した汚れを、水洗いしたりシンナーにより拭き取って、花の表面を綺麗にする。
【0043】
また、花木21として例えば木の葉を使用する場合には、木の葉をティッシュなどの吸水材22に挟み、吸水材22で挟んだ状態で木の葉をプレス機24aにかけて数日間プレスしてティッシュなどの吸水材22で木の葉の水分を吸着させて、押し花状にプレスされた木の葉を造る(図11参照)。
【0044】
花木21を定着するガラス製基材25の表面25aに例えばエポキシ樹脂系の接着剤26を薄く塗る。そして、1日程乾燥させた後に、接着剤26の表面26aを研磨紙で磨いて表面26aに微細な凹凸を形成する(図12(A)参照)。ガラス製基材25に塗られた接着剤26の表面26aに微細な凹凸を形成するのは、下地用塗料27が付着し易いようにするためである。
【0045】
ガラス製基材25に塗られた接着剤26の表面26aを研磨して微細な凹凸を形成させる研磨紙には、例えば120番目以上の小さな目の粗さのものが使用される。
【0046】
下地用塗料27は、仕上用塗料29のポリウレタン樹脂をガラス製基材25に塗るために使用されるもので、例えばキシレン40〜50%含有する液体Aと、例えばキシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明なものから構成されている。このうち、液体Aは仕上用塗料29のポリウレタン樹脂を付着させる働きを有し、液体Bは硬化剤として働く。
【0047】
研磨紙によって表面26aに微細な凹凸が形成されたガラス製基材25に塗られた接着剤26の表面26aに、透明な下地用塗料27を薄く塗る(図12(B)参照)。即ち、下地用塗料27がガラス製基材25に塗られた接着剤26の表面26aに付着する程度に薄く塗る。ガラス製基材25に塗られた接着剤26の表面26aには微細な凹凸が形成されているため、透明な下地用塗料27はガラス製基材25に塗られた接着剤26の表面26aに容易に付着する。
【0048】
透明な下地用塗料27をガラス製基材25に塗られた接着剤26の表面26aに塗った後、直に、前記の要領で造られた押し花状にプレスされた花木21をガラス製基材25の表面25aに薄く塗られた下地用塗料27の表面に載せる(図12(C)参照)。
【0049】
その上に再び透明な下地用塗料27を塗って、押し花状にプレスされた花木21の表面を透明な下地用塗料27で完全に被覆する。この場合、透明な下地用塗料27によって、ガラス製基材25の表面25aに薄く塗られた下地用塗料27の表面に載せた花木21の厚みが解消される程度までに十分に塗る(図12(D)参照)。
【0050】
その後、透明な下地用塗料27の表面27aをプレスしながら乾燥して平坦に仕上げる。例えば、下地用塗料27の表面27aに平坦な面を有する重し28を一晩程度載せてプレスしながら乾燥して、ガラス製基材25に塗られた接着剤26の表面26aに塗布した下地用塗料27の表面27aを平坦にする(図13(E)参照)。この場合、重し28の平坦な面には下地用塗料27が付着しないような面になっている。
【0051】
透明な下地用塗料27の表面27aを平坦に仕上げた後に(図13(F)参照)、下地用塗料27の表面27aを研磨紙で磨いて表面27aに微細な凹凸を形成する(図13(G)参照)。下地用塗料27の表面27aに微細な凹凸を形成するのは、仕上用塗料29が付着し易いようにするためである。下地用塗料27の表面27aに微細な凹凸を形成させる研磨紙には例えば120番目以上の小さな目の粗さのものが使用される。また、下地用塗料27の表面27aが平坦でない場合には、研磨紙によって平坦になるように研磨する。
【0052】
表面27aに微細な凹凸が形成された透明な下地用塗料27の表面27aに、ポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料29を数回塗って仕上げる(図13(H)参照)。即ち、透明な下地用塗料27の表面27aに透明な仕上用塗料29を塗り、これが乾いたらまたその上に同一の透明な仕上用塗料29を塗り、これを数回例えば3回以上繰り返して、仕上げる。
【0053】
ポリウレタン樹脂の仕上用塗料29は、例えばトルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、例えばキシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合した透明なものから構成されている。
【0054】
〔実施の形態−4〕
ここで、図14(A)は平面図、図14(B)は図14(A)の断面図、図15(A)〜(D)は工程の説明図、図16(E)〜(H)は工程の説明図である。
【0055】
図14において、薄物31がガラス製基材32に塗られた接着剤33の表面33aに透明なポリウレタン樹脂の仕上用塗料36及び下地用塗料34によって一体的に定着されてその商品価値が高められている。この図14に図示するような薄物31をガラス製基材32の表面12aに一体的に定着させるには次の方法によって行われている。
【0056】
薄物31を定着するガラス製基材32の表面32aに例えばエポキシ樹脂系の接着剤33を薄く塗る。そして、1日程乾燥させた後、接着剤33の表面33aを研磨紙で磨いて表面33aに微細な凹凸を形成する(図15(A)参照)。ガラス製基材32に塗られた接着剤33の表面33aに微細な凹凸を形成するのは、下地用塗料34が付着し易いようにするためである。薄物31には例えば紙類、布類のものなどが含まれ、その厚みは例えば1〜2mm程度のもので、下地用塗料34で変色しないものが使用される。
【0057】
ガラス製基材32に塗られた接着剤33の表面33aを研磨して微細な凹凸を形成させる研磨紙には、例えば120番目以上の小さな目の粗さのものが使用される。
【0058】
下地用塗料34は、仕上用塗料36のポリウレタン樹脂をガラス製基材32に塗るために使用されるもので、例えばキシレン40〜50%含有する液体Aと、例えばキシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明なものから構成されている。このうち、液体Aは仕上用塗料36のポリウレタン樹脂を付着させる働きを有し、液体Bは硬化剤として働く。
【0059】
研磨紙によって表面33aに微細な凹凸が形成されたガラス製基材32に塗られた接着剤33の表面33aに、透明な下地用塗料34を薄く塗る(図15(B)参照)。即ち、下地用塗料34がガラス製基材32に塗られた接着剤33の表面33aに付着する程度に薄く塗る。ガラス製基材32に塗られた接着剤33の表面33aには微細な凹凸が形成されているため、透明な下地用塗料34はガラス製基材32に塗られた接着剤33の表面33aに容易に付着する。
【0060】
透明な下地用塗料34をガラス製基材32に塗られた接着剤33の表面33aに塗った後、直に薄物31をガラス製基材32の表面32aに薄く塗られた下地用塗料34の表面に載せる(図15(C)参照)。
【0061】
その上に再び透明な下地用塗料34を塗って、薄物31の表面を透明な下地用塗料34で完全に被覆する。この場合、透明な下地用塗料34によって、ガラス製基材32の表面に薄く塗られた下地用塗料34の表面に載せた薄物31の厚みが解消される程度までに十分に塗る(図15(D)参照)。
【0062】
その後、透明な下地用塗料34の表面34aをプレスしながら乾燥して平坦に仕上げる。例えば、下地用塗料34の表面34aに平坦な面を有する重し35を一晩程度載せてプレスしながら乾燥して、ガラス製基材32に塗られた接着剤33の表面33aに塗布した下地用塗料34の表面34aを平坦にする(図16(E)参照)。この場合、重し35の平坦な面には下地用塗料34が付着しないような面になっている。
【0063】
透明な下地用塗料34の表面34aを平坦に仕上げた後に(図16(F)参照)、下地用塗料34の表面34aを研磨紙で磨いて表面34aに微細な凹凸を形成する(図16(G)参照)。下地用塗料34の表面34aに微細な凹凸を形成するのは、仕上用塗料36が付着し易いようにするためである。下地用塗料34の表面34aに微細な凹凸を形成させる研磨紙には例えば120番目以上の小さな目の粗さのものが使用される。また、下地用塗料34の表面34aが平坦でない場合には、研磨紙によって平坦になるように研磨する。
【0064】
表面34aに微細な凹凸が形成された透明な下地用塗料34の表面34aに、ポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料36を数回塗って仕上げる(図16(H)参照)。即ち、透明な下地用塗料34の表面34aに透明な仕上用塗料36を塗り、これが乾いたらまたその上に同一の透明な仕上用塗料36を塗り、これを数回例えば3回以上繰り返して、仕上げる。
【0065】
ポリウレタン樹脂の仕上用塗料36は、例えばトルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、例えばキシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合した透明なものから構成されている。
【0066】
なお、この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0067】
【発明の効果】
以上の記載より明らかなように、請求項1の発明に係る花木を基材表面に一体的に定着させる方法によれば、花木を吸水材で挟んで一定時間プレスして押し花状の花木を造り、基材の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂を基材に塗るために、その基材の表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られた基材の表面に前記押し花状の花木を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記押し花状の花木の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げることにより、押し花状にプレスされた花や木の葉などの花木を基材表面に一体的に定着させることができ、しかも、硬化した透明な下地用塗料及び仕上用塗料によって花木表面を完全に被覆して保護して、花木が剥がれたり疵付くのを確実に防ぐことができる。そして、基材の表面に花木の模様などを定着させることによって、その商品価値を高めることができる等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
【0068】
また、請求項2の発明に係る薄物を基材表面に一体的に定着させる方法によれば、基材の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂を基材に塗るために、その基材の表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られた基材の表面に薄物を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記薄物の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げることにより、薄物を基材表面に一体的に定着させることができ、しかも、硬化した透明な下地用塗料及び仕上用塗料によって薄物表面を完全に被覆して保護して、薄物が剥がれたり疵付くのを確実に防ぐことができる。そして、基材の表面に薄物の模様などを定着させることによって、その商品価値を高めることができる等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
【0069】
また、請求項3の発明に係る花木を基材表面に一体的に定着させる方法によれば、花木を吸水材で挟んで一定時間プレスして押し花状の花木を造り、ガラス製基材の表面に接着剤を薄く塗り、乾いた後にガラス製基材の接着剤表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂をガラス製基材に塗るために、そのガラス製基材の接着剤表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られたガラス製基材の表面に前記押し花状の花木を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記押し花状の花木の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げることにより、押し花状にプレスされた花や木の葉などの花木をガラス製基材表面に一体的に定着させることができ、しかも、硬化した透明な下地用塗料及び仕上用塗料によって花木表面を完全に被覆して保護して、花木が剥がれたり疵付くのを確実に防ぐことができる。そして、ガラス製基材の表面に花木の模様などを定着させることによって、その商品価値を高めることができる等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
【0070】
また、請求項4の発明に係る薄物を基材表面に一体的に定着させる方法によれば、ガラス製基材の表面に接着剤を薄く塗り、乾いた後にガラス製基材の接着剤表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂をガラス製基材に塗るために、そのガラス製基材の接着剤表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られた基材の表面に薄物を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記薄物の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げることにより、薄物をガラス製基材表面に一体的に定着させることができ、しかも、硬化した透明な下地用塗料及び仕上用塗料によって薄物表面を完全に被覆して保護して、薄物が剥がれたり疵付くのを確実に防ぐことができる。そして、ガラス製基材の表面に薄物の模様などを定着させることによって、その商品価値を高めることができる等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の実施の形態−1を示す平面図である。
(B)は図1(A)の断面図である。
【図2】この発明の実施の形態−1を示す側面図である。
【図3】この発明の実施の形態−1を示す側面図である。
【図4】(A)〜(D)はこの発明の実施の形態−1を示す工程の説明図である。
【図5】(E)〜(H)はこの発明の実施の形態−1を示す工程の説明図である。
【図6】(A)はこの発明の実施の形態−2を示す平面図である。(B)は図6(A)の断面図である。
【図7】(A)〜(D)はこの発明の実施の形態−2を示す工程の説明図である。
【図8】(E)〜(H)はこの発明の実施の形態−2を示す工程の説明図である。
【図9】(A)はこの発明の実施の形態−3を示す平面図である。(B)は図9(A)の断面図である。
【図10】この発明の実施の形態−3を示す側面図である。
【図11】この発明の実施の形態−3を示す側面図である。
【図12】(A)〜(D)はこの発明の実施の形態−3を示す工程の説明図である。
【図13】(E)〜(H)はこの発明の実施の形態−3を示す工程の説明図である。
【図14】(A)はこの発明の実施の形態−4を示す平面図である。(B)は図14(A)の断面図である。
【図15】(A)〜(D)はこの発明の実施の形態−4を示す工程の説明図である。
【図16】(E)〜(H)はこの発明の実施の形態−4を示す工程の説明図である。
【符号の説明】
1 花木
2 吸水材
3 本
4 重し
4a プレス機
5 基材
5a 表面
6 下地用塗料
6a 表面
7 重し
8 仕上用塗料
11 薄物
12 基材
12a 表面
13 下地用塗料
13a 表面
14 重し
15 仕上用塗料
21 花木
22 吸水材
23 本
24 重し
24a プレス機
25 ガラス製基材
25a 表面
26 接着剤
26a 表面
27 下地用塗料
27a 表面
28 重し
29 仕上用塗料
31 薄物
32 ガラス製基材
32a 表面
33 接着剤
33a 表面
34 下地用塗料
34a 表面
35 重し
36 仕上用塗料
Claims (4)
- 花木を吸水材で挟んで一定時間プレスして押し花状の花木を造り、基材の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂を基材に塗るために、その基材の表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られた基材の表面に前記押し花状の花木を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記押し花状の花木の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げることを特徴とする花木を基材表面に一体的に定着させる方法。
- 基材の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂を基材に塗るために、その基材の表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られた基材の表面に薄物を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記薄物の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げることを特徴とする薄物を基材表面に一体的に定着させる方法。
- 花木を吸水材で挟んで一定時間プレスして押し花状の花木を造り、ガラス製基材の表面に接着剤を薄く塗り、乾いた後にガラス製基材の接着剤表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂をガラス製基材に塗るために、そのガラス製基材の接着剤表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られたガラス製基材の表面に前記押し花状の花木を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記押し花状の花木の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げることを特徴とする花木を基材表面に一体的に定着させる方法。
- ガラス製基材の表面に接着剤を薄く塗り、乾いた後にガラス製基材の接着剤表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、仕上用塗料のポリウレタン樹脂をガラス製基材に塗るために、そのガラス製基材の接着剤表面に、キシレン40〜50%含有する液体Aと、キシレン10〜20%、酢酸エチル20〜30%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Bとを、液体A:液体B=2:1の割合で混合した透明な下地用塗料を薄く塗り、下地用塗料が塗られた基材の表面に薄物を載せ、その上に前記下地用塗料を塗って前記薄物の表面を下地用塗料で完全に被覆した後、下地用塗料の表面をプレスしながら乾燥して平坦に仕上げ、下地用塗料の表面を研磨紙で磨いて表面に微細な凹凸を形成し、その下地用塗料の表面に、トルエン40〜50%、酢酸ブチル20〜30%を含有する液体Cと、キシレン30〜40%、酢酸エチル30〜40%を含有する液体Dとを、液体C:液体D=4:1の割合で混合したポリウレタン樹脂の透明な仕上用塗料を数回塗って仕上げることを特徴とする薄物を基材表面に一体的に定着させる方法。
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