JPH0550999B2 - - Google Patents

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JPH0550999B2
JPH0550999B2 JP89167934A JP16793489A JPH0550999B2 JP H0550999 B2 JPH0550999 B2 JP H0550999B2 JP 89167934 A JP89167934 A JP 89167934A JP 16793489 A JP16793489 A JP 16793489A JP H0550999 B2 JPH0550999 B2 JP H0550999B2
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JP
Japan
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decorative material
coating film
base plate
film
decorative
Prior art date
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JP89167934A
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English (en)
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JPH02125800A (ja
Inventor
Kunio Furuhata
Masataka Furuhata
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塗り物およびその製造方法に関する。
(従来の技術および解決しようとする課題) 盆、すずり箱、文箱、茶筒、机等の工芸品では
漆などの塗り物として提供されているものが多数
ある。そして、これら塗り物の製作上の手法も
様々である。
本発明は従来の塗り物にないおもしろみのある
表現が得られるものとして研究・開発されたもの
であり、その要点は自然界で得られる植物の葉あ
るいは花などを塗り物の表面に施す装飾材の一素
材としてそのまま利用する点にある。
塗り物を製作する際には植物などが絵付けされ
て表現されることはしばしば行われるが、自然界
の植物自体を素材としてそのままの形で利用され
ることはほとんどない。場合によつて葉あるいは
花をそのまま用いるような場合もありうるが、こ
の場合も単に塗り物の表面に固着したような状態
で用いるだけであつた。
本発明は自然界で得られる植物の葉あるいは花
等をそのままデザイン用の装飾素材として用い、
従来の塗り物にない特徴のある表現を有する塗り
物及びこの塗り物を製造する製造方法を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそ
なえる。
すなわち、台板の表面に塗り被膜が設けられ、
該塗り被膜の表面に葉、花等の扁平な自然物であ
つて樹脂が含浸された装飾用素材が接着され、該
装飾用素材の表面が合成樹脂を素材とする定着層
によつて被覆され、前記装飾用素材および前記塗
り被膜の表面全体が透明な塗膜によつて被覆され
て成ることを特徴とする。
また、台板の表面に塗り被膜を設け、該塗り被
膜の表面に葉、花等の扁平な自然物であつて樹脂
が含浸された装飾用素材を接着剤を用いて接着
し、該装飾用素材の表面を合成樹脂を素材とする
定着層によつて被覆し、該装飾用素材および前記
塗り被膜の表面全体に透明な塗液を塗り重ね、凸
部を研削して表面を平坦面とした塗膜を形成する
ことを特徴とする。
(作用) 本発明の塗り物は、表面の塗膜内に自然物であ
る植物の葉あるいは花などがそのままの形で埋没
して形成されるので、透明な塗膜をとおして葉あ
るいは花があたかも台板上にそのまま存在するよ
うに透視でき独特な表現が得られる。
また、装飾用素材に補色の目的も兼ねて合成塗
料を含浸させ、また定着剤を塗布することにより
装飾用素材と塗膜との密着性が良好となり、高品
質の塗り物が得られる。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る塗り物の一実施例を示
す説明図で、丸盆を対象に後述する製造方法によ
つたて植物の葉を埋没させた実施例を示すもので
ある。
図で10は丸盆の本体である台板であり、12
はこの台板10上に形成された透明な塗膜内に埋
没して固定された装飾用素材である。この実施例
では装飾用素材12としてかえでの葉を使用し
た。
第2図に台板10上における装飾用素材12の
埋没状態を示す。14は台板10に装飾用素材1
2を固着する以前にあらかじめ塗り処理が施され
て形成された塗り被膜であり、たとえば黒色系の
着色がされている。16は装飾用素材12を塗膜
14に固着している接着剤であり、18は装飾用
素材12の上面を覆う定着層である。また、20
は装飾用素材12を完全に埋没させるように定着
層18の上層に塗液が塗布されて形成された塗膜
である。この塗膜20は装飾用素材12が外部か
ら透視できるように透明な材質によつて形成され
る。
なお、前記定着層18は装飾用素材12と塗膜
20との間に介在して装飾用素材12と塗膜20
との密着性を向上させると共に、装飾用素材12
に含浸させた合成塗料を定着させる作用を有する
ものである。
この実施例の丸盆は第1図に示すように、塗膜
をとおして装飾用素材12および塗り被膜14が
透視でき、外観上はあたかも台板10の表面に装
飾用素材の葉が浮いた塗り物のように見える。
次に、製造方法の一実施例について説明する。
はじめに、使用する装飾用素材を整える。この
ため、まずかえでの葉など装飾用素材として用い
る素材を汚れを除去し、これを薄いアルカリ液に
浸漬させて素材を柔らかくする。アルカリ液とし
てはたとえば、PH8,9前後の薄い水酸化ナトリ
ウム水溶液が好適に用いられ、葉などの場合では
10秒間程度浸漬すればよい。このように、薄いア
ルカリ液に浸漬すると素材が柔らかくなつて台板
に固着しやすくなる。
次いで、素材をぬるま湯で洗浄して浸漬したア
ルカリ液成分を除去し、さらに乾燥させる。
葉などは乾燥した際にまるまることがあるの
で、葉を紙の間に挟み平らになるように重しをつ
けて自然乾燥するとよい。
次に、上記処理が終了した素材を合成塗料内に
浸漬し、合成塗料を葉などの素材中に浸み込ませ
る。こうして、合成塗料を浸み込ませた後、素材
の色を調整するために適宜色の合成塗料を用いて
補色する。
このように補色を施すと装飾用素材の見栄えが
よくなるとともに、装飾用素材の台板への接着性
が良好となり、また後述する定着剤による装飾性
素材の被覆性が良好となるという効果がある。
素材を補色等して整えた後、接着剤を用いて盆
等の台板上に接着する。この場合葉の皺をのばす
ためにアイロンがけをしたり、素材の欠けを修正
したり、素材を見ながら塗料を用いてさらに補色
したりして整える。なお、接着剤としては酢酸ビ
ニル系のものが好適である。
なお、台板10は、たとえば木製のものを用
い、この木製板の表面を荒らして前述の塗り塗膜
14を塗布したものをあらかじめ用意しておく。
ついで、台板10上に接着された素材の上に定
着剤を塗布する。この定着剤は素材に含浸された
合成塗料及び補色で用いた合成塗料を定着し、同
時に後工程で形成される塗膜20と素材との固着
性を良好にすることを目的とするものである。
定着剤は素材の上面全体を被覆するようにして
用いる。なお、定着剤は通常の接着剤等で用いら
れる合成樹脂を素材とするものである。
次に、合成樹脂、硬化剤および促進剤を混合し
た透明な塗液を素材および台板10全体に塗つて
いく。装飾用素材12は厚みがあるので、塗液は
複数回塗りわけることによつて徐々に塗膜を厚く
していく。機械研磨が困難な形状をもつ丸盆など
では、塗液を一度塗つたところで凸部を研削して
平らにし、さらに塗液を塗り重ねてふたたび凸部
を研削するという操作を繰り返して塗膜面を全体
的に平らにする方法が最良である。
塗液としてはたとえば不飽和ポリエステル、ポ
リウレタン樹脂等が使用でき、透明系のもので研
磨によつてつや出しできるものが好適である。
なお、塗膜20は上述したように塗液を塗つて
凸部を研削するという操作を繰り返して平坦にす
るので、はじめは研削しやすい塗液を用いて塗り
と凸部の研削を行つて表面を平坦にし、塗膜面が
全体的に平坦面になつたところでその上層に不飽
和ポリエステルのような透明でつや出しに好適な
塗液を塗つて、最終的に研磨してつや出しすると
よい。
場合によつては、塗膜剖が平坦になつたところ
で紫外線硬化塗料などの適宜塗料を吹き付けて研
磨することなく仕上げることも可能である。
なお、製造方法は上記の方法に限定されるもの
ではなく、たとえば、葉などの装飾用素材の汚れ
を除去したのち、アルカリ液等に浸漬することな
く接着剤を用いて台板に接着し、素材の表面に補
色を兼ねて合成塗料を含浸させ色や形を整えてか
ら、前述したように定着剤を塗布し、塗膜を形成
するための塗液を塗布するようにしてもよい。
前述した葉などをアルカリ液等で処理したり、
洗浄してアルカリ成分を除去したり乾燥させたり
する作業は非常に手間のかかる作業であるから、
上記のように装飾性素材をそのまま接着させる方
法によればきわめて作業が簡素化できるという利
点がある。なお、上記方法による場合は台板に装
飾性素材をしつかりと固着させる必要がある。
上記方法で用いる定着剤は、前述したと同様に
装飾用素材と塗膜との間の固着性を良くするため
のもので、黄変しない材質が適する。
上述した各製造方法では、製造にあつたて葉な
どの装飾用素材と塗膜との密着性がとくに重要で
ある。たとえば葉などを装飾用素材として用いる
場合、上記のような処理を施さずに台板に接着し
て塗液を塗つただけでは、塗膜と葉との密着性が
不完全となりやすい。したがつて、耐久性のある
高品質の製品を得るためには、素材と塗膜および
素材と台板との間の密着性が強く要求される。
以上、主として装飾用素材として葉を用いた例
について説明してきたが、装飾用素材として使用
できる素材は葉に限定されないことはもちろんで
あり、花びらなど各種素材が利用できる。なお、
装飾用素材としてはこれら扁平な素材が好適であ
る。また、使用する素材によつて補色に用いる合
成塗料の種類や定着剤等適宜選択して使用すれば
よい。
また、塗り物も盆に限定されず、各種塗り製品
に同様に適用でき、すずり箱、文箱、茶箱、机等
に応用することが可能である。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて
種々説明したが、本発明はこの実施例に限定され
るものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内
で多くの改変を施し得るのはもちろんのことであ
る。
(発明の効果) 本発明によれば、上述したように透明な塗膜に
よつて葉、花等の自然物の装飾用素材が被覆され
て台板に設けられるから、葉あるいは花等があた
かも台板上にそのまま在るかのように表現され、
従来にない特徴のある表現が可能になる。また、
樹脂を含浸させた装飾用素材を接着してその表面
に定着層を設けることにより、装飾用素材と塗膜
との密着性を向上させることができ、装飾用素材
を塗膜内に埋没させたり塗り物で十分な耐久性を
有する製品を提供することが可能になる等の著効
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る塗り物の一実施例を示す
正面図、第2図は塗り物の部分断面図である。 10…台板、12…装飾用素材、14…塗り塗
膜、16…接着剤、18…定着層、20…塗膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 台板の表面に塗り被膜が設けられ、 該塗り被膜の表面に葉、花等の扁平な自然物で
    あつて樹脂が含浸された装飾用素材が接着され、 該装飾用素材の表面が合成樹脂を素材とする定
    着層によつて被覆され、 前記装飾用素材および前記塗り被膜の表面全体
    が透明な塗膜によつて被覆されて成ることを特徴
    とする塗り物。 2 台板の表面に塗り被膜を設け、 該塗り被膜の表面に葉、花等の扁平な自然物で
    あつて樹脂が含浸された装飾用素材を接着剤を用
    いて接着し、 該装飾用素材の表面を合成樹脂を素材とする定
    着層によつて被覆し、 該装飾用素材および前記塗り被膜の表面全体に
    透明な塗液を塗り重ね、凸部を研削して表面を平
    坦面とした塗膜を形成することを特徴とする塗り
    物の製造方法。
JP1167934A 1988-07-01 1989-06-29 塗り物およびその製造方法 Granted JPH02125800A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16545588 1988-07-01
JP63-165455 1988-07-01

Publications (2)

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JPH02125800A JPH02125800A (ja) 1990-05-14
JPH0550999B2 true JPH0550999B2 (ja) 1993-07-30

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JPS5720205A (en) * 1980-07-10 1982-02-02 Tsuneko Shimura Production of tea seed

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