JP4245410B2 - 田植機の操作スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、田植機の線引きマーカの解除・引上げの操作を行う操作スイッチの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の田植機において、植付部の左右両端部に線引きマーカが設けられており、該マーカの解除・引上げ等の操作は、操向ハンドル近傍、または、運転席近傍に設けた植付操作部において行われていた。例えば、左右のマーカの解除を行う操作レバーを操向ハンドル近傍に設けた技術が公知となっている(特許文献1)。従来のマーカ操作用の操作レバーは、操向ハンドルの下方に配置されており、操作レバーを右側に移動させると、右側のマーカの解除を行い、操作レバーを左側に移動させると左側のマーカの解除を行う構成としていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−120008号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の操作レバーは、操向ハンドルから片手を外してから前記植付操作レバーを操作しなければならず、しかも、運転のために前方に向けていた視線も一度外して植付操作部を視認する必要があるため、植付条が曲がったりして、見た目が悪く、収穫作業の悪化を招く恐れがある、という問題があった。そこで、本発明では、操作性が良く、また、誤操作を防止することができるマーカ操作用の操作スイッチを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
請求項1においては、車両の運転席(13)の前方に、操向ハンドル(14)を配設した田植機において、該操向ハンドル(14)を構成するハンドルホイール(14b)内に、左右一対の線引きマーカ(40・40)の解除または引上げを行う、左右一対の操作スイッチ(60・60)を設け、該左右の操作スイッチ(60・60)は、操向ハンドル(14)を構成する左右一対のスポーク(14a・14a)部分で、該操向ハンドル(14)の左右両側に配置し、車両が直進状態となる位置において、操向ハンドル(14)の右側に、右側の線引きマーカ(40)の操作を行う操作スイッチ(60)が、操向ハンドルの左側に、左側の線引きマーカ(40)の操作を行う操作スイッチ(60)が位置するように配置し、該操作スイッチ(60・60)の取付位置は、該操作スイッチ(60・60)を取付けた状態で、該操向ハンドル(14)のハンドルホイール(14b)の上面よりも低い位置となるような深さに形成したものである。
【0007】
請求項2においては、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記操作スイッチ(60・60)は、該スポーク(14a・14a)の前方に突設して配置した取付部(17・17)上に取付け、該取付部(17・17)は、左右のスポーク(14a・14a)とハンドルホイール(14b)とで囲まれた位置に配置しており、左右のスポーク(14a・14a)の前面から前方に向けて、また、ハンドルホイール(14b)の下部の内側面から内側方に向けて突出形成し、かつ、該取付部(17・17)は、ハンドルホイール(14b)の直径の略2分の1以下の厚さに形成したものである。
【0008】
請求項3においては、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記操作スイッチ(60・60)は、該スポーク(14a・14a)上面に取付け、該操作スイッチ(60・60)の取付位置のスポーク(14a・14a)に、凹部(14c・14c)を形成し、該凹部(14c・14c)は、内部に操作スイッチ(60・60)を嵌入配置した時に、該操作スイッチ(60・60)の上面がスポーク(14a・14a)の上面から突出しない大きさと深さに形成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0010】
図1は本発明の実施の形態に係る乗用田植機の外観を示す概略構成図、図2は図1に示す乗用田植機の側面図である。
【0011】
図3は図1に示す乗用田植機の運転席13の周辺の構成を示す詳細図、図4はマーカの制御機構を示すブロック図、図5は操作スイッチを有する操向ハンドルを示す図、図6は操作スイッチを示す拡大図、図7は別実施例の操向ハンドルを示す図、図8は別実施例の操向ハンドルにおける操作スイッチを示す拡大図である。
【0012】
まず、本発明の実施の形態に係る田植機の全体構成について、図1、図2、及び図3を用いて説明する。本実施例の田植機は8条植えの乗用田植機とし、走行部1の後部に昇降リンク機構27を介して植付部4を配置し、該走行部1においては車体フレーム3の前部上方にエンジン2を搭載し、前下部にフロントアクスルケース7aを介して前輪6を支持させるとともに、後部にリアアクスルケース7を介して後輪8を支持している。前記エンジン2は、ボンネット9に覆われ、該ボンネット9の両側に予備苗載台10・10を配設し、該ボンネット9の後部のダッシュボード5上に操向ハンドル14を配置し、該ボンネット9の両側とその後部の車体フレーム3上を車体カバー12で覆い、操向ハンドル14の後方位置に運転席13を配置し、ボンネット9の両側と運転席13の前部と、運転席13の左右両側及び運転席13の後方をステップとしている。また、前記運転席13の後方には8条用の施肥機33が配設されている。
【0013】
前記ダッシュボード5の左側上には主変速レバー37が、右側上にはオートクルーズレバー38やアクセルレバー39等がそれぞれ配設され、操向ハンドル14の右側下方のカバー部分には植付部4の昇降操作や植付け作業の切り換えを行う植付クラッチの操作等を行うための操作パネル50が配置される。尚、ダッシュボード5の下部の右側ステップ上にはアクセルペダルやブレーキペダル、左側ステップ上には主クラッチペダル等のペダル類を配設してもよい。なお、前記レバーの配置位置は限定するものではなく、他の操作を行うためのレバーを上記ダッシュボード5上に設けても良い。運転席13の両サイドには、左操作部11aと右操作部11bが設けられている。右側の操作部11bにはユニットクラッチレバー等が設けられており、左側の操作部11aには油圧ストップレバー、植付深さ設定スイッチ、圃場硬度設定スイッチ、作業選択スイッチ、苗継スイッチ等(図示せず)が設けられている。
【0014】
前記植付部4は、苗載台16や、植付伝動ケースの後部に設けるロータリーケース22・22・・・や植付爪や、センターフロート34や、サイドフロート35等から構成されている。前記苗載台16は前高後低に配設して、苗載台16の下部は下ガイドレール18、前面の上部は上ガイドレール19によって左右往復摺動自在に支持されている。該下ガイドレール18及び上ガイドレール19は、植付センターケース20より植付フレーム23等を介して支持されている。そして、植付センターケース20より左右両側方へ連結パイプ(図示せず)を突設して伝動ケース(図示せず)を固設し、該伝動ケースを平行に後方へ突出して、該伝動ケースの後部両側に一方向に回転させるロータリーケース22・22・・・を配置し、該ロータリーケース22・22・・・に植付爪を設けている。該ロータリケース22・22・・・は、1条分の苗載台16に対して1組配設されるので、上記8条用の田植機の場合には8つ設けられている。更に、前記植付センターケース20の前部にはローリング支点軸を介して前記昇降リンク機構27と連結され、該昇降リンク機構27はトップリンク25やロワーリンク26等より構成され、運転席13下方に配置したアクチュエータとなる油圧シリンダからなる昇降シリンダ(図示せず)によって植付部4を昇降できるようにしている。前記昇降リンク機構27の後部に連結される植付センターケース20や植付伝動ケースの下方にリンク機構を介してセンターフロート34及びサイドフロート35が支持され、該センターフロート34の前部と植付センターケース20または植付伝動ケースとの支持部フレームにはフロートの昇降を検知する検知手段が配置されている。該検知手段は制御部と接続され、フロートの昇降に応じて植付部4が昇降制御される。また、前記連結パイプの左右両側方に、マーカ40・40が配設されている。該マーカ40・40は、植付を行う際に下方に回動させ、田圃に位置決めのためのマーカ線を引くためのものであり、後述する操作スイッチ60・60によりマーカの解除または引上げを行う構成としている。田植機が上述のように構成されているので、前進走行とともに苗載台16を左右に往復摺動かして、それぞれの条において、この往復動に同期させて植付爪を駆動して一株分の苗を切り出し、連続的に植え付け作業を行うことを可能にしている。
【0015】
次に、本発明の操作スイッチについて説明する。操作スイッチ60・60は、前記線引きマーカ40・40の解除、または、収納等のための引上げを行うスイッチである。該操作スイッチ60・60は、図4に示すように、コントローラ72に接続されており、該コントローラ72は、リレー73・73を介してマーカ40・40の解除・引上げを行うモータ71・71と接続している。また、該モータ71・71は、ワイヤー74・74を介してマーカ40・40と接続しており、操作スイッチ60・60の操作によりモータ71・71を操作することで、マーカ40・40の解除・引上げを行う構成としている。尚、モータ71・71とマーカ40・40との間に、ワイヤー74・74を設けずに、ダイレクトに接続する構成とすることもできる。また、マーカ40・40の収納は従来と同様に植付部の上昇に連動して行い、解除して下降させるときに操作スイッチ60・60により操作するように構成することもてきる。このように、コントローラ72を使用することで、操作スイッチ60・60を一度押すだけで、マーカ40・40の解除や引上げが行われ、つまり、マーカ40・40の解除や引上げの操作が完了するまで、操作スイッチ60・60を押しつづける必要が無く、操作性が向上する。
【0016】
次に、操作スイッチの配置について説明する。操作スイッチ60・60は、前記操向ハンドル14のハンドルホイール14b内に配置されている。ここで、図5に示すように、操向ハンドル14はハンドル軸28の上端からスポーク14a・14aを半径方向(放射方向)に突設し、該スポーク14a・14aの先端にハンドルホイール14bを固設しており、該ハンドルホイール14b内とは平面視でハンドルホイール14b内側(中心側)に位置することをいう。また、該操作スイッチ60・60は、作業者が操向ハンドル14を握った状態で操作スイッチ60・60を指(例えば親指)で操作できる位置に配置している。本実施例では、図5に示すように、操向ハンドル14は、略円形状にハンドルホイール14bが形成されており、該ハンドルホイール14bの中央部から左右の斜め後方に向けてスポーク14a・14aを形成している。そして、前記操作スイッチ60・60は、ハンドルホイール14b内における左右のスポーク14a・14a上またはスポーク14a・14aの前方に配置しており、該スポーク14a・14aの前方に配置している取付部17・17に装着されている。また、取付部17・17は、該スポーク14a・14aの後方に配置してもよい。該取付部17・17は、左右のスポーク14a・14aとハンドルホイール14bとで囲まれた位置に配置しており、左右のスポーク14a・14aの前面から前方に向けて、また、ハンドルホイールの内側面から内側方に向けて突出して形成されている。
【0017】
前記操作スイッチ60・60は、該取付部17・17の上面に取り付けられており、該操作スイッチ60・60の上面は、ハンドルホイール14bの上面より低く配置されている。前記取付部17は、図6に示すように、ハンドルホイール14bの下部から突出して形成されており、ハンドルホイール14bの直径の略2分の1以下の厚さに形成されている。そして、該取付部17の上面に、操作スイッチ60が取り付けられており、該操作スイッチ60の上面が、ハンドルホイール14bの上面よりも低く位置するように構成されている。このように、操作スイッチ60・60を、操向ハンドル14のハンドルホイール14bの上面より低い位置に配置することで、操作スイッチ60・60の誤操作、つまり、操向ハンドル14操作時に誤って操作スイッチ60・60に触れる等による意図せぬ操作を防止することができる。
【0018】
前記操作スイッチ60・60は、図6に示すように、シーソースイッチで構成されている。該操作スイッチ60は、スイッチの操作部から手を離すと元の位置(中立位置)に戻る中立復帰タイプのスイッチであり、操作スイッチ60の一側を押すことで、前記マーカ40の解除を行い、他側を押すことで、マーカ40の引上げを行う構成としている。尚、操作スイッチは、シーソースイッチに限られず、トグルスイッチや押しボタンスイッチ等を使用することもできる。
【0019】
また、操作スイッチ60・60は、操向ハンドル14の左右両側部に配置されており、該操作スイッチ60・60は、車両が直進状態となる位置において、操向ハンドル14の右側に右側のマーカ40の操作を行う操作スイッチ60を、左側に左側のマーカ40の操作を行う操作スイッチ60を配置している。マーカ40・40の解除、引上げ操作は、通常車両が直進状態のときに行うため、操向ハンドル14が直進状態で操作スイッチ60・60は左右両側に位置し、マーカ40・40の左右位置と操作スイッチ60・60の左右位置が同一となって、解除、引上げ操作をするときに間違いが生じ難い配置としている。従って、操作スイッチ60の位置と選択されるマーカ40の方向が一致するため、マーカ40の操作も行いやすくなる。
【0020】
以上のように、操向ハンドル14のハンドルホイール14b内に、マーカ40・40の解除・引上げを行う操作スイッチ60・60を設けることで、操向ハンドル14に手を添えたまま操作が可能となり、マーカ40・40の操作性が著しく改善され、その結果、作業効率の大幅な向上を図ることができるのである。
【0021】
また、前記操作スイッチ60・60を、操向ハンドル14の左右のスポーク14a・14a上に取り付けることもできる。図7に示すように、操作スイッチ60・60は、スポーク14a・14aの途中部の上面に配置されている。また、該操作スイッチ60・60は、作業者が操向ハンドル14を握った状態で操作スイッチ60・60を指(例えば親指)で操作できる位置に配置している。また、該操作スイッチ60・60は、左右のスポーク14a・14a毎に配置されており、車両が直進状態となる位置において、操向ハンドル14の左側部に配置している操作スイッチ60により左側のマーカの操作を行い、操向ハンドル14の右側部に配置している操作スイッチ60により右側のマーカの操作を行っている。このように構成することで、前述と同様に、操作スイッチ60の位置と選択されるマーカ40の方向が一致するため、マーカ40の操作が行いやすくなる。
【0022】
図8に示すように、前記スポーク14aの操作スイッチ60取付位置は、凹部14cが形成されており、該凹部14cに、該操作スイッチ60が入り込んでいる。該凹部14cは、内部に操作スイッチ60を配置したとき、操作スイッチ60の上面がスポーク14aの上面から突出しない大きさ(深さ)に形成されている。このように、操作スイッチ60・60を、操向ハンドル14のスポーク14aに配置することで、操向ハンドル14に手を添えたまま操作が可能となり、マーカ40・40の操作性が著しく改善され、その結果、作業効率の大幅な向上を図ることができるのである。また、操作スイッチ60・60を、操向ハンドル14のスポーク14a・14aの上面より低い位置に配置することで、操作スイッチ60・60の誤操作、つまり、操向ハンドル14操作時に誤って操作スイッチ60・60に触れる等による意図せぬ操作を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0024】
請求項1においては、車両の運転席(13)の前方に、操向ハンドル(14)を配設した田植機において、該操向ハンドル(14)を構成するハンドルホイール(14b)内に、左右一対の線引きマーカ(40・40)の解除または引上げを行う、左右一対の操作スイッチ(60・60)を設け、該左右の操作スイッチ(60・60)は、操向ハンドル(14)を構成する左右一対のスポーク(14a・14a)部分で、該操向ハンドル(14)の左右両側に配置し、車両が直進状態となる位置において、操向ハンドル(14)の右側に、右側の線引きマーカ(40)の操作を行う操作スイッチ(60)が、操向ハンドルの左側に、左側の線引きマーカ(40)の操作を行う操作スイッチ(60)が位置するように配置し、該操作スイッチ(60・60)の取付位置は、該操作スイッチ(60・60)を取付けた状態で、該操向ハンドル(14)のハンドルホイール(14b)の上面よりも低い位置となるような深さに形成したので、操向ハンドルに手を添えたまま操作が可能となり、マーカの操作性が著しく改善され、その結果、作業効率の大幅な向上を図ることができるのである。
【0025】
また、前記操作スイッチを、操向ハンドルのハンドルホイールの上面より低い位置に配置するので、操作スイッチの誤操作、つまり、操向ハンドル操作時に誤って操作スイッチに触れる等による意図せぬ操作を防止することができる。
【0026】
また、前記操作スイッチを操向ハンドルの左右両側に配置し、車両が直進状態となる位置において、操向ハンドルの右側に右側の線引きマーカの操作を行う操作スイッチを、操向ハンドルの左側に左側の線引きマーカの操作を行う操作スイッチを配置したので、操作スイッチの位置と選択されるマーカの方向が一致するため、マーカの操作が行いやすくなる。
【0027】
請求項2においては、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記操作スイッチ(60・60)は、該スポーク(14a・14a)の前方に突設して配置した取付部(17・17)上に取付け、該取付部(17・17)は、左右のスポーク(14a・14a)とハンドルホイール(14b)とで囲まれた位置に配置しており、左右のスポーク(14a・14a)の前面から前方に向けて、また、ハンドルホイール(14b)の下部の内側面から内側方に向けて突出形成し、かつ、該取付部(17・17)は、ハンドルホイール(14b)の直径の略2分の1以下の厚さに形成したので、操作スイッチの誤操作、つまり、操向ハンドル操作時に誤って操作スイッチに触れる等による意図せぬ操作を防止することができる。
【0028】
請求項3においては、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記操作スイッチ(60・60)は、該スポーク(14a・14a)上面に取付け、該操作スイッチ(60・60)の取付位置のスポーク(14a・14a)に、凹部(14c・14c)を形成し、該凹部(14c・14c)は、内部に操作スイッチ(60・60)を嵌入配置した時に、該操作スイッチ(60・60)の上面がスポーク(14a・14a)の上面から突出しない大きさと深さに形成したので、操向ハンドルのスポーク(14a・14a)に手を添えたまま操作が可能となり、マーカの操作性が著しく改善され、その結果、作業効率の大幅な向上を図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る乗用田植機の外観を示す概略構成図。
【図2】 図1に示す乗用田植機の側面図。
【図3】 図1に示す乗用田植機の運転席13の周辺の構成を示す詳細図。
【図4】 マーカの制御機構を示すブロック図。
【図5】 操作スイッチを有する操向ハンドルを示す図。
【図6】 操作スイッチを示す拡大図。
【図7】 別実施例の操向ハンドルを示す図。
【図8】 別実施例の操向ハンドルにおける操作スイッチを示す拡大図。
【符号の説明】
14 操向ハンドル
14b ハンドルホイール
40 マーカ
60 操作スイッチ
Claims (3)
- 車両の運転席(13)の前方に、操向ハンドル(14)を配設した田植機において、該操向ハンドル(14)を構成するハンドルホイール(14b)内に、左右一対の線引きマーカ(40・40)の解除または引上げを行う、左右一対の操作スイッチ(60・60)を設け、該左右の操作スイッチ(60・60)は、操向ハンドル(14)を構成する左右一対のスポーク(14a・14a)部分で、該操向ハンドル(14)の左右両側に配置し、車両が直進状態となる位置において、操向ハンドル(14)の右側に、右側の線引きマーカ(40)の操作を行う操作スイッチ(60)が、操向ハンドルの左側に、左側の線引きマーカ(40)の操作を行う操作スイッチ(60)が位置するように配置し、該操作スイッチ(60・60)の取付位置は、該操作スイッチ(60・60)を取付けた状態で、該操向ハンドル(14)のハンドルホイール(14b)の上面よりも低い位置となるような深さに形成したことを特徴とする田植機の操作スイッチ。
- 請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記操作スイッチ(60・60)は、該スポーク(14a・14a)の前方に突設して配置した取付部(17・17)上に取付け、該取付部(17・17)は、左右のスポーク(14a・14a)とハンドルホイール(14b)とで囲まれた位置に配置しており、左右のスポーク(14a・14a)の前面から前方に向けて、また、ハンドルホイール(14b)の下部の内側面から内側方に向けて突出形成し、かつ、該取付部(17・17)は、ハンドルホイール(14b)の直径の略2分の1以下の厚さに形成したことを特徴とする田植機の操作スイッチ。
- 請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記操作スイッチ(60・60)は、該スポーク(14a・14a)上面に取付け、該操作スイッチ(60・60)の取付位置のスポーク(14a・14a)に、凹部(14c・14c)を形成し、該凹部(14c・14c)は、内部に操作スイッチ(60・60)を嵌入配置した時に、該操作スイッチ(60・60)の上面がスポーク(14a・14a)の上面から突出しない大きさと深さに形成したことを特徴とする田植機の操作スイッチ。
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