JP4238065B2 - 田植機の操作スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、田植機の植付部の昇降等を操作する操作スイッチの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、田植機において、植付部の昇降や植付作業の入・切等のように植付作業に必要な操作は、操向ハンドル近傍、または、運転席近傍に設けた操作部において行っている。例えば、植付部の昇降や植付作業の入・切、及び、左右のマーカの解除を行う操作レバーをハンドル近傍に設けた技術が公知となっている(特許文献1)。従来の操作レバーは、操向ハンドルの下方から、側方に向けて突出して配置しており、該操向ハンドルを上下方向に移動させることで、植付部上昇及び植付作業「切」・植付部下降及び植付作業「入」の操作を行い、操作レバーを左右に移動させることで、左右のマーカの解除を行うようにしていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−84837号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の操作レバーは、操向ハンドルから片手を外してから前記操作レバーを操作しなければならず、しかも、運転のために前方に向けていた視線も一度外して操作部を視認する必要があるため、植付条が曲がったりして、見た目が悪く、収穫作業の悪化を招くおそれがある、という問題があった。また、操作レバーは左右・上下に動かすことで作動する構成となっていたので、誤って触れると作動することになり、作業開始時や終了時等で操作レバーに当たったり引っ掛かったりして意図せぬ動作、例えば、植付部が上昇または下降したり、マーカが突出したりするという問題もあった。そこで、本発明では、操作性が良く、また、誤動作を防止することができる田植機の操作スイッチを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
請求項1においては、車両の運転席(13)の前方に操向ハンドル(14)を配設した田植機において、該操向ハンドル(14)の右側下方部分に操作パネル(50)を配置し、該操作パネル(50)の操作面はハンドルポスト(15)に対して外側方に向けて配置し、該操作パネル(50)の操作面上に、一列に、植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)を配置し、前記一列の植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)の列と直交方向の、該植付部下降スイッチ(53)の両側に、左マーカスイッチ(51)、右マーカスイッチ(52)を配置したものである。
【0007】
請求項2においては、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記操作パネル(50)は、操向ハンドル(14)の外周形状に沿って操作面を円弧状に配置し、該操作パネル(50)の円弧は、操向ハンドル(14)の円弧と略相似形に構成し、該操向ハンドル(14)を把持しながら操作スイッチを操作可能としたものである。
【0008】
請求項3においては、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)の列を、前記操向ハンドル(14)と平行方向に配列し、前記左マーカスイッチ(51)と、植付部下降スイッチ(53)と、右マーカスイッチ(52)の列を操向ハンドル(14)と直交方向に配列したものである。
【0009】
請求項4においては、請求項2記載の田植機の操作スイッチにおいて、操作頻度の低い停止スイッチ(54)を、操向ハンドルの直進位置におけるスポーク(14a)の下方に配置したものである。
【0010】
請求項5においては、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)の列を、前記操向ハンドル(14)と直交方向に配列し、前記左マーカスイッチ(51)と、植付部下降スイッチ(53)と、右マーカスイッチ(52)の列を操向ハンドル(14)と平行方向に配列し操作頻度の高い植付部下降スイッチ(53)を操向ハンドル(14)に近い側に配置し、操作頻度の低い植付部上昇スイッチ(55)を操向ハンドル(14)から遠い側に配置したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。図1は本発明の実施の形態に係る乗用田植機の外観を示す概略構成図、図2は図1に示す乗用田植機の側面図、図3は図1に示す乗用田植機の運転席13の周辺の構成を示す詳細図である。図4は操作スイッチを示す側面図、図5は別実施例の操作スイッチを示す側面図、図6は別実施例のマーカスイッチを有する操作スイッチを示す図、図7は操作スイッチの操作部を示す図、図8は操作スイッチを示す平面図、図9は操作スイッチを示す拡大平面図、図10は操向ハンドル近傍を示す斜視図である。
【0012】
まず、本発明の実施の形態に係る田植機の全体構成について、図1、図2、及び図3を用いて説明する。本実施例の田植機は8条植えの乗用田植機とし、走行部1の後部に昇降リンク機構27を介して植付部4を配置し、該走行部1においては車体フレーム3の前部上方にエンジン2を搭載し、前下部にフロントアクスルケース7aを介して前輪6を支持させるとともに、後部にリアアクスルケース7を介して後輪8を支持している。前記エンジン2は、ボンネット9に覆われ、該ボンネット9の両側に予備苗載台10・10を配設し、該ボンネット9の後部のダッシュボード5上に操向ハンドル14を配置し、該ボンネット9の両側とその後部の車体フレーム3上を車体カバー12で覆い、操向ハンドル14の後方位置に運転席13を配置し、ボンネット9の両側と運転席13の前部と、運転席13の左右両側及び運転席13の後方をステップとしている。また、前記運転席13の後方には8条用の施肥機33が配設されている。
【0013】
前記ダッシュボード5の左側上には主変速レバー37が、右側上にはオートクルーズレバー38やアクセルレバー39等がそれぞれ配設され、操向ハンドル14の右側下方のカバー部分には操作パネル50が配置され、該操作パネル50に植付部4の昇降操作や植付け作業の切り換えを行う植付クラッチの操作等を行うための操作スイッチが配置され、ダッシュボード5の下部の右側ステップ上にはアクセルペダルやブレーキペダル、左側ステップ上には主クラッチペダル(本実施例では設けていない)等のペダル類が配設されている。なお、前記レバーの配置位置は限定するものではなく、他の操作を行うためのレバーを上記ダッシュボード5上に設けても良い。運転席13の両サイドには、左操作部11aと右操作部11bが設けられている。右側の操作部11bにはユニットクラッチレバー等が設けられている。左側の操作部11aには油圧ストップレバー、植付深さ設定スイッチ、圃場硬度設定スイッチ、作業選択スイッチ、苗継スイッチ等(図示せず)が設けられている。
【0014】
前記植付部4は、苗載台16や、植付伝動ケースの後部に設けるロータリーケース22・22・・・や植付爪や、センターフロート34や、サイドフロート35等から構成されている。前記苗載台16は前高後低に配設して、苗載台16の下部は下ガイドレール18、前面の上部は上ガイドレール19によって左右往復摺動自在に支持されている。該下ガイドレール18及び上ガイドレール19は、植付センターケース20より植付フレーム23等を介して支持されている。そして、植付センターケース20より左右両側方へ連結パイプ(図示せず)を突設して伝動ケース(図示せず)を固設し、該伝動ケースを平行に後方へ突出して、該伝動ケースの後部両側に一方向に回転させるロータリーケース22・22・・・を配置し、該ロータリーケース22・22・・・に植付爪を設けている。該ロータリケース22・22・・・は、1条分の苗載台16に対して1組配設されるので、上記8条用の田植機の場合には8つ設けられている。更に、前記植付センターケース20の前部にはローリング支点軸を介して前記昇降リンク機構27と連結され、該昇降リンク機構27はトップリンク25やロワーリンク26等より構成され、運転席13下方に配置したアクチュエータとなる油圧シリンダからなる昇降シリンダ(図示せず)によって植付部4を昇降できるようにしている。前記昇降リンク機構27の後部に連結される植付センターケース20や植付伝動ケースの下方にリンク機構を介してセンターフロート34及びサイドフロート35が支持され、該センターフロート34の前部と植付センターケース20または植付伝動ケースとの支持部フレームにはフロートの昇降を検知する検知手段が配置されている。該検知手段は制御部と接続され、フロートの昇降に応じて植付部4が昇降制御される。また、前記連結パイプの左右両側方に、マーカ40・40が配設されている。田植機が上述のように構成されているので、前進走行とともに苗載台16を左右に往復摺動かして、それぞれの条において、この往復動に同期させて植付爪を駆動して一株分の苗を切り出し、連続的に植え付け作業を行うことを可能にしている。
【0015】
次に、本発明の操作スイッチについて説明する。尚、以下表記を簡略化するために「スイッチ」を「SW」と表記する。前記操作パネル50は、前記操向ハンドル14の下方に配置され、植付部を操作する少なくとも二つ以上の操作SWが設けられており、複数の操作SWを操向ハンドル14と略平行に配列し、各操作SWの操作面をハンドルポスト15に対して外側方に向けて、且つ操向ハンドル14の形状に沿って操作面を円弧状または平面状に配置している。
【0016】
前記操作パネル50は、操向ハンドル14のハンドル軸のカバー(ハンドルポスト)部分またはボンネット9後部のダッシュボードに、ステー59を介して取り付けられている。例えば、図3に示すように、操向ハンドル14のハンドルポスト15からステー59を右側方に突設し、該ステー59の端部に操作パネル50を固定することで、操作パネル50をハンドルポスト15に固定している。このように、該操作パネル50はハンドルポスト15に固定されているので、操作パネル50が操向ハンドル14と共に回転しないように構成されている。図8に示すように、操作パネル50の操作面はハンドルポスト15に対して外側方に向けて配置されており、また、該操作パネル50は、操向ハンドル14の形状に沿った円弧状(操向ハンドルの円弧と略相似形)に配置されており、操向ハンドル14を把持しながら操作SWを操作できるようにしている。なお、オペレーターによっては操向ハンドル14を握る位置が異なり、手の大きさも異なるため、ハンドルポスト15とステー59の間、または、ステー59と操作パネル50の間で、長孔とボルト等によりハンドル軸を中心とて前後に、または、上下に位置調整して固定できるように構成することもできる。該操作パネル50は、図4に示すように、側面視略T字状に形成され、該操作パネル50の側面に各操作SWが配設されている。
【0017】
次に、各操作SWについて説明する。本実施例では、図4、図10に示すように、該操作パネル50に、左マーカSW51、右マーカSW52、植付部下降SW53、停止SW54、植付部上昇SW55が設けられている。左・右マーカSW51・52は、乗用田植機の両サイドに設けられるマーカ40・40を下降させて線引き状態とするためのスイッチであり、左マーカSW51は左側のマーカ40を上昇回動位置でロックしているロック機構を解除するスイッチであり、右マーカSW52は右側のマーカ40を同様に解除するスイッチである。
【0018】
植付部下降SW53は植付部4を下降させるためのスイッチであり、植付部上昇SW55は植付部4を上昇させるためのスイッチである。また、植付部下降SW53は、植付部4を下降させると同時に植付作業「入」(植付クラッチ「入」)の操作も行い、また、植付部上昇SW55は、植付部4を上昇させると同時に植付作業「切」(植付クラッチ「切」)の操作も行うスイッチである。停止SW54は、植付部4の昇降制御を停止させるためのスイッチである。したがって、作業者は操作パネル50に設けられる停止SW54を操作することによって、植付部4が自動的に上昇しても、容易にその上昇を任意高さで停止することが可能となると共に、例えば、植付部4を苗継ぎ作業等を行い易い高さで停止させることも容易に可能となる。また、下降時においても停止SW54の操作により途中で停止させることもできる。
【0019】
そして、前記植付部下降SW53、停止SW54、および、植付部上昇SW55を、操向ハンドル14と略平行に配列している。該植付部下降SW53は操作パネル50の前部に、停止SW54は中央部に、植付部上昇SW55は後部に配置されている。そして、該植付部下降SW53の上方には、左マーカSW51が、下方には右マーカSW52が配置されている。前記植付部下降SW53及び左・右マーカSW51・52は、操向ハンドル14に対して略垂直に、且つハンドルポスト15と平行に配置されている。
【0020】
このように、前記操向ハンドル14の下方に、植付部を操作する少なくとも二つ以上の操作SWを設け、複数の操作SWを操向ハンドル14と略平行に配列し、各操作SWの操作面をハンドルポスト15に対して外側方に向けて、且つ操向ハンドル14の形状に沿って円弧状に配置することで、操向ハンドル14に手を添えたまま操向可能となり、植付操作性が著しく改善され、その結果、植付位置精度や作業効率の大幅な向上を図ることができるのである。また、従来のように各々の操作を一本の操作レバーで行うことに比べて、各々の操作に対応した操作スイッチを設ける構成とすることで、各操作SWの機能が明確となり、誤操作を防止することができ、且つ作業の容易化を図ることができる。
【0021】
また、前記操作スイッチの別実施例について説明する。別実施例の操作SWは、前記操向ハンドル14の下方に、植付部を操作する少なくとも二つ以上の操作SWを設け、複数の操作SWを操向ハンドル14と略垂直に配列し、各操作SWの操作面をハンドルポスト15側に対して外側方に向けて、且つ操向ハンドル14の形状に沿って円弧状に配置している。具体的には、前述の実施例の操作パネル50を90度回転させて、ハンドルポスト15の側方に取り付けている。図5に示すように、操作パネル50の垂直部に、植付部下降SW53、停止SW54、植付部上昇SW55を配置し、操作パネル50の平行部に、左マーカSW51、植付部下降SW53、右マーカSW52を配置している。このような構成とすることで、操向ハンドル14に手を添えたまま操向可能となり、植付操作性が著しく改善され、その結果、植付位置精度や作業効率の大幅な向上を図ることができるのである。また、各々の操作を一本の操作レバーで行うことに比べて、各々の操作に対応した操作スイッチを設ける構成とすることで、各操作SWの機能が明確となり、誤操作を防止することができ、且つ作業の容易化を図ることができる。なお、操作パネル50は、作業者が操作しやすい位置及び角度であれば限定されるものではない。
【0022】
また、前記操作パネル50は、操作頻度の高い操作SWである植付部下降SW53を操向ハンドル14の近傍に配置している。つまり、操作パネル50の上部に配置している。このように、操作頻度の高い植付部下降SW53を操向ハンドル14の近傍に配置することで、植付部下降SW53の操作が行いやすくなり、操作SWの操作性を向上することができ、また、操作スイッチの誤動作も防止することができる。
【0023】
なお、前記左マーカSW51、右マーカSW52の操作スイッチは、図6に示すように、シーソースイッチ56やトグルスイッチとすることもできる。
該シーソースイッチ56またはトグルスイッチは、スイッチの操作部から手を離すと元の位置(中立位置)に戻る中立復帰タイプのスイッチであり、該シーソースイッチ56の一側を押すことで、押した側のマーカ40を解除する構成としている。また、前記左マーカSW51と右マーカSW52の配置は、植付部下降SW53を中心に対称的に入れ替えてもよい。
【0024】
次に、操作SWの操作面について説明する。操作SWの機能により、操作SWの表面形状、または、操作SWの色、または、突出または凹む高さが異なるように構成している。例えば、図7に示すように、前記植付部下降SW53の操作面に凹部を形成し、前記植付部上昇SW55の操作面に凸部を形成し、前記停止SW54の操作面に平面を形成する。その他、スイッチの操作表面に複数の凸部を形成し、その凸部の数が機能に応じて異なるように構成することもできる。また、下降、停止、上昇と順に高く(または低く)構成することもできる。また、各スイッチの形状を四角、三角、丸等外形形状を変更することもできる。このように、操作SWの機能により、操作SWの表面形状を変更することで、作業者が触るだけで、どの操作SWであるかを確認することができるので、運転のために前方に向けていた視線を一度外して操作SWを視認する必要がなくなり、植付け条が曲がるなどの不具合を防止することができ作業者は旋回や直進に専念でき、且つ、操作SWの誤動作を防止することもできる。また、同様に、各々の操作SWの色を変更することで、操作SWを軽く視認するだけで、どの操作SWであるかを確認することができ、作業者は旋回や直進に専念でき、且つ、操作SWの誤動作を防止することもできる。
【0025】
また、操作頻度の低い操作スイッチを、操向ハンドル14の直進位置におけるスポーク14aの下方に配置する、または、操作スイッチ配置面を一段ハンドルポスト15側に下げて配置している。具体的には、図8にしめすように、頻度の低い操作SWである停止SW54を、操向ハンドル14の直進位置におけるスポーク14aの下方に配置するとともに、操作頻度の高い植付部下降SW53をスポーク14aの前方に、植付部上昇SW55をスポーク14aの後方に配置する。このようにすることにより、操作頻度の低い停止SW54の誤操作を防止するとともに、操作頻度の高い植付部下降SW53や植付部上昇SW55を確実に操作することができ、操作性を向上させることができる。
【0026】
また、図9に示すように、操作パネル50の平面視における中央部に凹部50aを形成し、該凹部50aに、停止SW54を配置している。該凹部50aは、操作パネル50の外側面から内側方に向けて形成されている。該凹部50aは、内部に停止SW54を配置したとき、停止SW54が操作パネル50の外側面から突出しない大きさ(深さ)に形成されている。そして、該凹部50aの前方に植付部下降SW53を、後方に植付部上昇SW55を配置している。このような構成とすることで、前述と同様に、操作頻度の低い停止SW54の誤操作を防止するとともに、操作頻度の高い植付部下降SW53や植付部上昇SW55を確実に操作することができ、操作性を向上させることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0028】
請求項1に示す如く、車両の運転席(13)の前方に操向ハンドル(14)を配設した田植機において、該操向ハンドル(14)の右側下方部分に操作パネル(50)を配置し、該操作パネル(50)の操作面はハンドルポスト(15)に対して外側方に向けて配置し、該操作パネル(50)の操作面上に、一列に、植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)を配置し、前記一列の植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)の列と直交方向の、該植付部下降スイッチ(53)の両側に、左マーカスイッチ(51)、右マーカスイッチ(52)を配置したので、操向ハンドルに手を添えたまま操作可能となり、植付操作性が著しく改善され、その結果、植付位置精度や作業効率の大幅な向上を図ることができるのである。
また、従来のように各々の操作を一本の操作レバーで行うことに比べて、各々の操作に対応した操作スイッチを設ける構成とすることで、各操作SWの機能が明確となり、誤操作を防止することができ、且つ作業の容易化を図ることができる。
【0029】
請求項2に示す如く、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記操作パネル(50)は、操向ハンドル(14)の外周形状に沿って操作面を円弧状に配置し、該操作パネル(50)の円弧は、操向ハンドル(14)の円弧と略相似形に構成し、該操向ハンドル(14)を把持しながら操作スイッチを操作可能としたので、操向ハンドルに手を添えたまま操作可能となり、植付操作性が著しく改善され、その結果、植付位置精度や作業効率の大幅な向上を図ることができるのである。
【0030】
請求項3に示す如く、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記植付部下降 スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)の列を、前記操向ハンドル(14)と平行方向に配列し、前記左マーカスイッチ(51)と、植付部下降スイッチ(53)と、右マーカスイッチ(52)の列を操向ハンドル(14)と直交方向に配列したので、操作スイッチの操作が行いやすくなり、操作スイッチの操作性を向上することができ、また、操作スイッチの誤動作も防止することができる。
【0031】
請求項4に示す如く、請求項2記載の田植機の操作スイッチにおいて、操作頻度の低い停止スイッチ(54)を、操向ハンドルの直進位置におけるスポーク(14a)の下方に配置したので、操作頻度の低い操作スイッチの誤操作を防止するとともに、操作頻度の高い操作スイッチを確実に操作することができ、操作性を向上させることができるのである。
【0032】
請求項5に示す如く、請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)の列を、前記操向ハンドル(14)と直交方向に配列し、前記左マーカスイッチ(51)と、植付部下降スイッチ(53)と、右マーカスイッチ(52)の列を操向ハンドル(14)と平行方向に配列し操作頻度の高い植付部下降スイッチ(53)を操向ハンドル(14)に近い側に配置し、操作頻度の低い植付部上昇スイッチ(55)を操向ハンドル(14)から遠い側に配置したので、操作頻度の低い操作スイッチの誤操作を防止するとともに、操作頻度の高い操作スイッチを確実に操作することができ、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る乗用田植機の外観を示す概略構成図。
【図2】 図1に示す乗用田植機の側面図。
【図3】 図1に示す乗用田植機の運転席13の周辺の構成を示す詳細図。
【図4】 操作スイッチを示す側面図。
【図5】 別実施例の操作スイッチを示す側面図。
【図6】 別実施例のマーカスイッチを有する操作スイッチを示す図。
【図7】 操作スイッチの操作部を示す図。
【図8】 操作スイッチを示す平面図。
【図9】 操作スイッチを示す拡大平面図。
【図10】 操向ハンドル近傍を示す斜視図。
【符号の説明】
14 操向ハンドル
15 ハンドルポスト
50 操作パネル
53 植付部下降スイッチ
54 停止スイッチ
55 植付部上昇スイッチ

Claims (5)

  1. 車両の運転席(13)の前方に操向ハンドル(14)を配設した田植機において、該操向ハンドル(14)の右側下方部分に操作パネル(50)を配置し、該操作パネル(50)の操作面はハンドルポスト(15)に対して外側方に向けて配置し、該操作パネル(50)の操作面上に、一列に、植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)を配置し、前記一列の植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)の列と直交方向の、該植付部下降スイッチ(53)の両側に、左マーカスイッチ(51)、右マーカスイッチ(52)を配置したことを特徴とする田植機の操作スイッチ。
  2. 請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記操作パネル(50)は、操向ハンドル(14)の外周形状に沿って操作面を円弧状に配置し、該操作パネル(50)の円弧は、操向ハンドル(14)の円弧と略相似形に構成し、該操向ハンドル(14)を把持しながら操作スイッチを操作可能としたことを特徴とする田植機の操作スイッチ。
  3. 請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)の列を、前記操向ハンドル(14)と平行方向に配列し、前記左マーカスイッチ(51)と、植付部下降スイッチ(53)と、右マーカスイッチ(52)の列を操向ハンドル(14)と直交方向に配列したことを特徴とする田植機の操作スイッチ。
  4. 請求項2記載の田植機の操作スイッチにおいて、操作頻度の低い停止スイッチ(54)を、操向ハンドルの直進位置におけるスポーク(14a)の下方に配置したことを特徴とする田植機の操作スイッチ。
  5. 請求項1記載の田植機の操作スイッチにおいて、前記植付部下降スイッチ(53)、停止スイッチ(54)、植付部上昇スイッチ(55)の列を、前記操向ハンドル(14)と直交方向に配列し、前記左マーカスイッチ(51)と、植付部下降スイッチ(53)と、右マーカスイッチ(52)の列を操向ハンドル(14)と平行方向に配列し、操作頻度の高い植付部下降スイッチ(53)を操向ハンドル(14)に近い側に配置し、操作頻度の低い植付部上昇スイッチ(55)を操向ハンドル(14)から遠い側に配置したことを特徴とする田植機の操作スイッチ。
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