JP4244793B2 - 防水扉用ヒンジ - Google Patents

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本発明は、主に建物や駐車場等の出入口からの浸水を防止する防水扉の基部に連結されるヒンジに関する。
従来、上記のヒンジは床面に埋設された上部開口のケースの前板側の左右に配置され、防水扉を水平位置から起立させる時に、防水扉の基部をケースの前面側に立設された扉枠から離れるように後退させつつ扉枠に向けて回動させるようになっている。特許文献1に記載のヒンジは、防水扉側の補強板に取り付ける可動ヒンジと、ケースの前部に立設する固定ヒンジと、可動ヒンジ、固定ヒンジを相対回転自在に連結するリンクとから成り、固定ヒンジには、前部から上部後方に向かって斜め上向きに湾曲し、さらに前向きに折り返すフック状の長いガイド孔が形成されている。可動ヒンジの先端部に備えたローラは、前記ガイド孔に沿って転動することができる。また、リンクの両端は、連結ピンを介し、それぞれ可動ヒンジの基部、固定ヒンジの前部下方に対して回転自在に連結されている。このことから、各ローラが各ガイド孔に案内されて前後に移動することにより、防水扉を水平位置から起立させる時に防水扉の基部を扉枠から離れるように後退させつつ扉枠に向けて回動させることができる。ところが、防水扉は水害等がない限りケースの上部開口を閉塞する状態のまま長時間放置されるので、床面と防水扉との隙間からケース内に侵入した砂、埃等が前記ガイド孔に入り込みやすく、ローラがガイド孔に円滑に案内されず、結果として防水扉の揺動運動が円滑に行なわれないおそれがある。
特許文献2には、開閉する蓋体を有する複写機等の画像形成装置本体上部に取り付けられ、その蓋体の開閉を行うためのヒンジ装置が記載されている。
特開平10−238239号公報 特開平11−125054号公報
本発明では、上記特許文献1の技術に鑑み、ケース内に侵入する砂、埃等の影響が小さく円滑動作を期待できる防水扉用ヒンジを提供することを目的とする。
防水扉の基部に連結されるヒンジであって、防水扉を水平位置から起立させる時に防水扉の基部を扉枠から離れるように後退させつつ扉枠に向けて回動させるように構成した防水扉用ヒンジにおいて、固定部分に固定配置される固定ベースに可動ベース先端を支持軸により揺動可能に軸支し、その支持軸に第1リンクの下端部を回動自在に支持し、可動ベースには、その支持軸から離れた位置に前記第1リンク長より長く設定してある第2リンクの下端部を回動自在に連結し、防水扉に一体固着する扉取付部材に、前記第1,第2リンクの他端部を枢着し、第1リンクの他端部と支持軸との間にはリンク動作固定部を設け、一方、可動ベースが固定ベースから離れる方向への揺動を規制する揺動規制機構を設置し、前記扉取付部材を固着した防水扉を水平位置から起立させる動作に伴って、リンク動作固定部によって第1,第2リンクによる起立方向へのリンク動作が固定されると共に、可動ベースに対する揺動規制機構による規制が解除されて可動ベースが起立方向に揺動するように構成したことを特徴とする。
前記揺動規制機構は、固定ベースに軸支され、可動ベース後端側上面と係脱可能なラッチ部材と、第2リンクに設けられ、該ラッチ部材と係脱する規制解除部とから成り、第1リンクに設けたリンク動作固定部が可動ベースに当接するタイミングで前記規制解除部がラッチ部材と可動ベース後端側上面との係合を解除するように構成したことを特徴とする。
更に第1リンクにはひねりラッチが取り付けてあり、第1リンクに設けたリンク動作固定部が可動ベースに当接すると、前記ひねりラッチとリンク動作固定部との間に可動ベースが挟まれて可動ベースと第1リンクが連結され、これによって第1、第2リンクによる起立方向とその逆方向へのリンク動作を固定されることを特徴とする。
また、揺動規制機構は、扉取付部材に取り付けたローラ部材と固定ベースに取り付けたカム部材とから成り、該カム部材は、第1リンクのリンク動作固定部が可動ベースに当接するタイミングとなるまで、前記ローラ部材と係合可能で扉取付部材を介して可動ベースが固定ベースから浮き上がることを規制する浮き上がり防止規制カム面を有していることを特徴とする。前記カム部材はさらに防水扉の起立方向と逆方向のリンク動作を規制するための動作規制用カム面を備え、浮き上がり防止規制カム面と動作規制用カム面とは連続しており、第1リンクのリンク動作固定部が可動ベースに当接したとき、ローラ部材が浮き上がり防止規制カム面と動作規制用カム面との分岐点に移行するように構成されていることを特徴とする。
また、揺動規制機構は、第2リンクに取り付けたローラ部材と固定ベースに取り付けたカム部材とから成り、該カム部材は、第1リンクのリンク動作固定部が扉取付部材に設置したピン部材に当接するタイミングとなるまで、前記ローラ部材と係合可能で可動ベースが固定ベースから浮き上がることを規制する浮き上がり防止規制カム面を有していることを特徴とする。前記カム部材はさらに防水扉の起立方向と逆方向のリンク動作を規制するための動作規制用カム面を備え、浮き上がり防止規制カム面と動作規制用カム面とは連続しており、第1リンクのリンク動作固定部が扉取付部材に設置したピン部材に当接したとき、ローラ部材が浮き上がり防止規制カム面と動作規制用カム面との分岐点に移行するように構成されていることを特徴とする。
本発明では、固定ベースに可動ベース先端を支持軸により揺動可能に軸支し、その可動ベースに第1,第2リンクの下端部をそれぞれ回動自在に連結し、各リンクの他端部を防水扉に一体固着する扉取付部材に枢着し、第1リンクの他端部と支持軸との間にはリンク動作固定部を設け、一方、可動ベースが固定ベースから離れる方向への揺動を規制する揺動規制機構を設置し、防水扉を水平位置から起立させるときに、リンク動作により防水扉の基部を扉枠から離れるように後退させ、リンク動作固定部が可動ベース或いは扉取付部材のピン部材に当接するとリンク動作が固定されると共に、可動ベースに対する規制が解除されると防水扉の基部が扉枠に向けて回動させるようにしたので、長いガイド孔でローラを案内する構造に比して、砂や埃の影響を小さくできる。また、前記揺動規制機構を、ラッチ部材と、該ラッチ部材と係脱する規制解除部で構成することで、簡単な構成であって安価となる。更に、ひねりラッチにより可動ベースと第1リンクを連結すると、第1,第2リンクによる起立方向とその逆方向へのリンク動作が固定されることで、防水扉の基部の回動中に防水扉に不意な力がかかっても、確実に防水扉の基部の回動が行われる。
また、前記揺動規制機構を、扉取付部材に取り付けたローラ部材と固定ベースに取り付けたカム部材で構成したり、第2リンクに取り付けたローラ部材と固定ベースに取り付けたカム部材で構成することで、部品点数も少なくメンテナンスも容易となる。更に、カム部材に動作規制用カム面を備えることで、部品を増やすことなく第1,第2リンクによる起立方向とその逆方向へのリンク動作を固定することができる。
図1〜3に示す防水扉1は、建物や駐車場等の出入口の床面Fに埋設されたケース2に配設され、後述する起倒装置30によりケース2の上部開口を閉塞する状態(図2の水平位置A)から前記出入口を閉塞する状態(図3の起立位置B)に起立するようになっている。また、防水扉1の基部1aに連結されたヒンジ10によって、防水扉1を水平位置Aから起立させる時に、防水扉1の基部1aをケース2の前板2a側の左右に立設されたパッキン部材3付きの扉枠4から離れるように後退させつつ扉枠4に向けて回動させるようになっている。ケース2に沿って縁材5が取り付けられている。ケース2の前板2aには水平方向にパッキン部材6が取り付けられ、そのパッキン部材6の両端と、扉枠4の垂直方向のパッキン部材3下端側と連続させてある。尚、パッキン部材3は、パッキン部材3と対応する防水扉1の基部1a側両端部分に形成された切り欠き部を通過し、水平位置Aにある防水扉1と干渉しないようになっている。ケース2には、図示しない排水管が連結され、その排水管を通ってケース2内に侵入してきた水を排水するようになっている。
前記ヒンジ10について説明する。ケース2の底板2bには、前板2a側の左、右に夫々固定ベース11が固定的に配置されている。各固定ベース11に左右一対の可動ベース12先端を支持軸13により揺動可能に軸支し、その支持軸13に第1リンク14の下端部が回動自在に支持されている。可動ベース12には、その支持軸13から離れた位置に前記第1リンク14長より長く設定してある第2リンク15の下端部が回動自在にピン連結されている。防水扉1に一体固着する扉取付部材16に、前記第1,第2リンク14,15の他端部が枢着されている。この4節リンク構造により、第1,第2リンク14,15のリンク動作によって防水扉1の基部1aを扉枠4から離れるように後退させつつ防水扉1の先端部1bを上方向に揺動させることができる。第1リンク14の他端部と支持軸13との間には脚部17が突設され、その脚部17の側面にリンク動作固定部17aが設けられている。
前記脚部17の先端には第1軸部材18と第2軸部材19が並設されている。第1軸部材18にはひねりラッチ20が回動自在に取り付けられ、リンク動作固定部17aが可動ベース12上面に当接したときに、ひねりラッチ上面20aが可動ベース12下面より下方位置となるようにしてある。ひねりラッチ20の幅は、左右の可動ベース12間の間隔より僅かに小さくしてある。そして、ひねりラッチ下面20bは周囲が曲面に形成されている。ひねりラッチ上面20aに形成された円弧溝21に第2軸部材19を係合させてある。円弧溝21は、ひねりラッチ20の回動により第2軸部材19が一方端に当接したときに、可動ベース12と第1リンク14を連結する連結位置C(図6の実線)となり、他端に当接したときに、可動ベース12と第1リンク14の連結が解除される解除位置D(図6の二点鎖線)となるように形成されている。尚、本実施形態では、バネ部材22によってひねりラッチ20を連結位置Cに向けて付勢してある。また、前記固定ベース11には可動ベース12間と同じ幅の長孔11aが形成されている。
一方、可動ベース12が固定ベース11から離れる方向への揺動を規制する揺動規制機構23が設置されている。揺動規制機構23は、固定ベース11に軸支され、可動ベース12後端側上面と係脱可能なラッチ部材24と、第2リンク15に設けられ、該ラッチ部材24と係脱する規制解除部15aとから構成されている。固定ベース11には、前記ラッチ部材24を軸支する軸部材25と第3軸部材26が並設されており、第3軸部材26はラッチ部材24側面に形成された溝27に係合させてある。溝27は、ラッチ部材24の回動により第3軸部材26が一方端に当接したときに、ラッチ部材24と可動ベース12後端側上面との係合を解除する解除位置G(図8)となり、他端に当接したときに、ラッチ部材24と可動ベース12後端側上面が係合する係合位置H(図4)となるように形成されている。尚、本実施形態では、バネ部材28によってラッチ部材24を係合位置Hに向けて付勢してある。
次に起倒装置30について説明する。起倒装置30は、例えばケース2の底板2bに固設された軸受31によって回転自在に支承されている回転軸32と、回転軸32を正逆回転させる電動モータ33と、回転軸32の両端に間隔を開けて回動自在に嵌合されている2本の支持アーム34と、支持アーム34の先端部に中間軸35を介して回動可能に設けると共に先端部に防水扉1の先端部1bのピン36に連結する長孔37を設けた回動アーム38と、回動アーム38に中間軸35と同心に固着した従動ホイール39と、回転軸32に固着した駆動ホイール40と、従動ホイール39と駆動ホイール40に懸回した無端チェーン41とで構成されている。回転軸32の正転により駆動ホイール40が回動すると、無端チェーン41、従動ホイール39を介して回動アーム38を回転させ、回動アーム38の先端部によって防水扉1の先端部1bを水平位置Aから起立方向へ揺動すると共に、支持アーム34の先端部が回転軸32を中心に上昇する。また、回転軸32の逆転により防水扉1の先端部1bを起立位置Bから水平方向へ揺動すると共に、支持アーム34の先端部が回転軸32を中心に降下するようになっている。尚、起倒装置30は、電動モータ33によってねじ軸が伸縮するアクチュエータを用いたものや、空気圧源によって作動するシリンダやガス体によって膨張する袋体を用いたもの等で構成しても良い。
次に、上記のヒンジ10を連結した防水扉1の作動について説明する。建物や駐車場等の出入口の床面Fに埋設されたケース2に配設された防水扉1は、通常、ケース2の上部開口を閉塞する状態(水平位置A)としてある。また、ラッチ部材24がバネ部材28により係合位置Hに向かって付勢されているので、可動ベース12が固定ベース11から離れる方向への揺動が規制されている(図4)。大雨等によって建物や駐車場等の出入口に浸水が生じる恐れが発生した場合には、起倒装置30の回転軸32を正転させ、防水扉1の先端部1bを水平位置Aから起立方向に向かって揺動させる。その時防水扉1の基部1aは、第1,第2リンク14,15のリンク動作により扉枠4から離れるように後退する。そして、防水扉1の先端部1bが起倒装置30により起立方向へ揺動し続けていると、ひねりラッチ下面20bが可動ベース12の上縁に係合して連結位置Cから解除位置Dに回動され、その状態のまま、固定ベース11に形成した長孔11aに向かって移動する(図7)。
その後、リンク動作固定部17aが可動ベース12上面に当接するタイミングで、ひねりラッチ20が長孔11aに挿入されると共に、第2リンク15に形成された規制解除部15aにより係合位置Hにあるラッチ部材24が解除位置Gに押し出され、可動ベース12が固定ベース11から離れる方向への揺動に対する規制が解除される。また、前記リンク動作固定部17aが可動ベース12上面に当接することで第1,第2リンク14,15による起立方向へのリンク動作が固定され、扉枠4から離れるように後退していた防水扉1の基部1aの動作が停止する(図8)。これ以降、防水扉1の先端部1bが起倒装置30により起立方向へ揺動し続けると、第1,第2リンク14,15と共に可動ベース12が扉枠4に向けて揺動するので、防水扉1の基部1aが扉枠4に向けて回動されることになる。その後、第1,第2リンク14,15と可動ベース12の揺動によって固定ベース11の長孔11aに挿入されたひねりラッチ20が長孔11aから離れると、ひねりラッチ20はバネ部材22により解除位置Dから連結位置Cに回動し、ひねりラッチ20とリンク動作固定部17aとの間に可動ベース12が挟まれて可動ベース12と第1リンク14が連結される。また、前記規制解除部15aにより解除位置Gに押し出されたラッチ部材24は、ラッチ部材24から可動ベース12が離れるとバネ部材28により係合位置Hに付勢される(図10)。
防水扉1と可動ベース12が起立方向に向けて揺動し続け、防水扉1が扉枠4のパッキン部材3、ケース2のパッキン部材6に当接した状態となると起倒装置30の回転軸32が停止し、この起立した防水扉1によって出入口を閉塞することで、出入口からの浸水が防止されることになる(図3,11)。このように、防水扉1を水平位置Aから起立させる構造として、第1,第2リンク14,15による起立方向へのリンク動作により防水扉1の基部1aを扉枠4から離れるように後退させ、前記リンク動作が固定されると防水扉1の基部1aを扉枠4に向けて回動するようにし、長いガイド孔とそれに案内されるローラを用いないで複数の軸周りの回転構造を用いた構造としたため、ケース2内に侵入する砂、埃等が詰まるおそれが小さく、円滑な揺動動作が期待できる。また、ひねりラッチ20により第1リンク14と可動ベース12が連結され、防水扉1の第1,第2リンク14,15による起立方向の逆方向へのリンク動作も固定されるので、図10の状態の時に、防水扉1に起立方向と反対方向の力がかかっても、防水扉1がリンク動作によって水平方向へ揺動することがない。尚、防水扉1によって再びケース2の上部開口を閉塞する場合には、起倒装置30の回転軸32を逆転させ、防水扉1の先端部1bを起立位置Bから水平方向に向かって揺動させることで、上記と逆に作動して防水扉1が水平位置Aに移動してケース2の上部開口が閉塞される。具体的には、図10から図8の時には、ひねりラッチ20が長孔11aと係合することにより連結位置Cから解除位置Dに回動して第1リンク14と可動ベース12との連結が解除され、その後リンク動作により防水扉1の基部1aが扉枠4に近づくように前進する。そして、図7のように、リンク動作により規制解除部15aがラッチ部材24から離れる方向に移動すると、ラッチ部材24が係合位置Hに揺動して可動ベース12と係合し、再び可動ベース12が固定ベース11から離れる方向への揺動が規制される。
次に、別のヒンジ50について説明する。前記実施形態と同一の部分には同一の符号を付けて説明する。図12,13に示すように、ケース2の底板2bには、前板2a側の左、右に夫々固定ベース51が固定的に配置されている。各固定ベース51に可動ベース52先端を支持軸53により揺動可能に軸支し、その支持軸53に第1リンク54の下端部が回動自在に支持されている。可動ベース52には、その支持軸53から離れた位置に前記第1リンク54長より長く設定してある第2リンク55の下端部が回動自在にピン連結されている。防水扉1に一体固着する扉取付部材16に、前記第1,第2リンク54,55の他端部が枢着されている。この4節リンク構造により、第1,第2リンク54,55のリンク動作によって防水扉1の基部1aを扉枠4から離れるように後退させつつ防水扉1の先端部1bを上方向に揺動させることができる。第1リンク54の他端部と支持軸53との間には、リンク動作固定部56が設けられている。一方、可動ベース52が固定ベース51から離れる方向への揺動を規制する揺動規制機構57が設置されている。揺動規制機構57は、扉取付部材16に取り付けたローラ部材58と固定ベース51に取り付けたカム部材59とから成る。該カム部材59は、浮き上がり防止規制カム面59aと動作規制用カム面59bを有し、浮き上がり防止規制カム面59aと動作規制用カム面59bとは連続している。各カム面59a,59bは、ローラ部材58が常時摺接案内されるカム面ではなく、カム面59aはリンク動作固定部56が可動ベース52に当接するまでの間の4節リンク機構による揺動動作中に可動ベース52が固定ベース51から浮き上がってしまうことを防止するものであるから、僅かに浮き上がったときにローラ部材58が接触すればその機能を果たすものであり、また、カム面59bは、例えば図16の状態において、防水扉1に起立方向と反対方向への荷重が作用した時に、4節リンク機構が動作して防水扉1が水平方向に倒れることを防止するものであるので、防水扉1が僅かに水平方向に倒れたときに接触すればその機能を果たすものである。その意味で、これらのカム面59a,59bは特許文献1のガイド孔とは異なるものである。
このように構成したヒンジ50を連結した防水扉1の作動について説明する。建物や駐車場等の出入口の床面Fに埋設されたケース2に配設された防水扉1は、通常、ケース2の上部開口を閉塞する状態(水平位置A)としてある(図12)。大雨等によって建物や駐車場等の出入口に浸水が生じる恐れが発生した場合には、起倒装置30の回転軸32を正転させ、防水扉1の先端部1bを水平位置Aから起立方向に向かって揺動させる。その時防水扉1の基部1aは、第1,第2リンク54,55のリンク動作により扉枠4から離れるように後退する(図14)。防水扉1の先端部1bが起倒装置30により起立方向へ揺動し続けていると、リンク動作固定部56が可動ベース52上面に当接するタイミングとなるまで、ローラ部材58が浮き上がり防止規制カム面59aの下方を移動するので、扉取付部材16を介して可動ベース52が固定ベース51から浮き上がることが規制されている。その後、リンク動作固定部56が可動ベース52上面に当接したタイミングで、ローラ部材58が浮き上がり防止規制カム面59aと動作規制用カム面59bとの分岐点Tに移行すると共に、前記リンク動作固定部56が可動ベース52上面に当接することで第1,第2リンク54,55による起立方向への揺動リンク動作が固定され、扉枠4から離れるように後退していた防水扉1の基部1aの動作が停止する(図15)。これ以降、防水扉1の先端部1bが起倒装置30により起立方向へ揺動し続けると、第1,第2リンク54,55と共に可動ベース52が支持軸53を中心に扉枠4に向けて揺動するので、防水扉1の基部1aが扉枠4に向けて回動されることになる(図16)。
その後、防水扉1と可動ベース52が起立方向に向けて揺動し続け、防水扉1が扉枠4のパッキン部材3、ケース2のパッキン部材6に当接した状態となると起倒装置30の回転軸32が停止し、この起立した防水扉1によって出入口を閉塞することで、出入口からの浸水が防止されることになる(図17)。また、図16の状態の時に、防水扉1に起立方向と逆方向への力がかかった場合には、ローラ部材58が動作規制用カム面59bに接触して防水扉1の第1,第2リンク54,55による起立方向と反対方向へのリンク動作も規制されるので、防水扉1が4節リンク機構の動作によって水平方向へ倒れることがない。尚、防水扉1によって再びケース2の上部開口を閉塞する場合には、起倒装置30の回転軸32を逆転させ、防水扉1の先端部1bを起立位置Bから水平方向に向かって揺動させることで、上記と逆に作動して防水扉1が水平位置Aに移動してケース2の上部開口が閉塞される。この実施形態においても、防水扉1を水平位置Aから起立させる時に、第1,第2リンク54,55による起立方向へのリンク動作により防水扉1の基部1aを扉枠4から離れるように後退させ、前記リンク動作が固定されると防水扉1の基部1aを扉枠4に向けて回動するようにし、また、カム面59a,59bは孔形状でなく、長いガイド孔とそれに案内されるローラを用いないで複数の軸周りの回転構造を用いた構造としたため、ケース2内に侵入する砂、埃等がこれら複数の軸部やカム面59a,59bとローラ部材58との間に詰まるおそれは小さく、円滑な揺動動作が期待できる。
更に、別のヒンジ60について説明する。前記実施形態と同一の部分には同一の符号を付けて説明する。図18,19に示すように、ケース2の底板2bには、前板2a側の左、右に夫々固定ベース61が固定的に配置されている。各固定ベース61に可動ベース62先端を支持軸63により揺動可能に軸支し、その支持軸63に第1リンク64の下端部が回動自在に支持されている。可動ベース62には、その支持軸63から離れた位置に前記第1リンク64長より長く設定してある第2リンク65の下端部が回動自在にピン連結されている。防水扉1に一体固着する扉取付部材16に、前記第1,第2リンク64,65の他端部が枢着されている。この4節リンク構造により、第1,第2リンク64,65のリンク動作によって防水扉1の基部1aを扉枠4から離れるように後退させつつ防水扉1の先端部1bを上方向に揺動させることができる。第1リンク64の他端部と支持軸63との間には、リンク動作固定部66が設けられている。一方、可動ベース62が固定ベース61から離れる方向への揺動を規制する揺動規制機構67が設置されている。揺動規制機構67は、第2リンク65に取り付けたローラ部材68と固定ベース61に取り付けたカム部材69とから成る。該カム部材69は、浮き上がり防止規制カム面69aと動作規制用カム面69bを有し、浮き上がり防止規制カム面69aと動作規制用カム面69bとは連続している。各カム面69a,69bは、ローラ部材68が常時摺接案内されるカム面ではなく、カム面69aはリンク動作固定部66が扉取付部材16に設置したピン部材70に当接するまでの間の4節リンク機構による揺動動作中に可動ベース62が固定ベース61から浮き上がってしまうことを防止するものであるから、僅かに浮き上がったときにローラ部材68が接触すればその機能を果たすものであり、また、カム面69bは、例えば図22の状態において、防水扉1に起立方向と反対方向への荷重が作用した時に、4節リンク機構が動作して防水扉1が水平方向に倒れることを防止するものであるので、防水扉1が僅かに水平方向に倒れたときに接触すればその機能を果たすものである。その意味で、これらのカム面69a,69bは特許文献1のガイド孔とは異なるものである。
このように構成したヒンジ60を連結した防水扉1の作動について説明する。建物や駐車場等の出入口の床面Fに埋設されたケース2に配設された防水扉1は、通常、ケース2の上部開口を閉塞する状態(水平位置A)としてある(図18)。大雨等によって建物や駐車場等の出入口に浸水が生じる恐れが発生した場合には、起倒装置30の回転軸32を正転させ、防水扉1の先端部1bを水平位置Aから起立方向に向かって揺動させる。その時防水扉1の基部1aは、第1,第2リンク64,65のリンク動作により扉枠4から離れるように後退する(図20)。防水扉1の先端部1bが起倒装置30により起立方向へ揺動し続けていると、リンク動作固定部66がピン部材70に当接するタイミングとなるまで、ローラ部材68が浮き上がり防止規制カム面69aの下方を移動するので、第2リンク65を介して可動ベース62が固定ベース61から浮き上がることが規制されている。その後、リンク動作固定部66がピン部材70に当接したタイミングで、ローラ部材68が浮き上がり防止規制カム面69aと動作規制用カム面69bとの分岐点T1に移行すると共に、前記リンク動作固定部66がピン部材70に当接することで第1,第2リンク64,65による起立方向への揺動リンク動作が固定され、扉枠4から離れるように後退していた防水扉1の基部1aの動作が停止する(図21)。これ以降、防水扉1の先端部1bが起倒装置30により起立方向へ揺動し続けると、第1,第2リンク64,65と共に可動ベース62が支持軸63を中心に扉枠4に向けて揺動するので、防水扉1の基部1aが扉枠4に向けて回動されることになる(図22)。
その後、防水扉1と可動ベース62が起立方向に向けて揺動し続け、防水扉1が扉枠4のパッキン部材3、ケース2のパッキン部材6に当接した状態となると起倒装置30の回転軸32が停止し、この起立した防水扉1によって出入口を閉塞することで、出入口からの浸水が防止されることになる(図23)。また、図22の状態の時に、防水扉1に起立方向と逆方向への力がかかった場合には、ローラ部材68が動作規制用カム面69bに接触して防水扉1の第1,第2リンク64,65による起立方向と反対方向へのリンク動作も規制されるので、防水扉1が4節リンク機構の動作によって水平方向へ倒れることがない。尚、防水扉1によって再びケース2の上部開口を閉塞する場合には、起倒装置30の回転軸32を逆転させ、防水扉1の先端部1bを起立位置Bから水平方向に向かって揺動させることで、上記と逆に作動して防水扉1が水平位置Aに移動してケース2の上部開口が閉塞される。この実施形態においても、防水扉1を水平位置Aから起立させる時に、第1,第2リンク64,65による起立方向へのリンク動作により防水扉1の基部1aを扉枠4から離れるように後退させ、前記リンク動作が固定されると防水扉1の基部1aを扉枠4に向けて回動するようにし、また、カム面69a,69bは孔形状でなく、長いガイド孔とそれに案内されるローラを用いないで複数の軸周りの回転構造を用いた構造としたため、ケース2内に侵入する砂、埃等がこれら複数の軸部やカム面69a,69bとローラ部材68との間に詰まるおそれは小さく、円滑な揺動動作が期待できる。
本発明のヒンジが設置されたケースを示す図であって、水平位置にある防水扉を省略した図である。 図1のII−II線拡大断面図である。 防水扉を起倒装置により起立させた状態を示す図である。 図2のP部拡大図である。 図4のQ視図である。 図4のVI−VI線拡大断面図である。 第1,第2リンクによるリンク動作を示す図である。 第1,第2リンクによるリンク動作が固定された状態を示す図である。 図8のIX−IX線拡大断面図である。 可動ベースと防水扉の基部が回動している状態を示す図である。 図3のR部拡大図である。 他の実施形態を示す図である。 図12のS視図である。 第1,第2リンクによるリンク動作を示す図である。 第1,第2リンクによるリンク動作が固定された状態を示す図である。 可動ベースと防水扉の基部が回動している状態を示す図である。 防水扉を起立させた状態を示す図である。 別の実施形態を示す図である。 図18のU視図である。 第1,第2リンクによるリンク動作を示す図である。 第1,第2リンクによるリンク動作が固定された状態を示す図である。 可動ベースと防水扉の基部が回動している状態を示す図である。 防水扉を起立させた状態を示す図である。
符号の説明
1 防水扉
1a 基部
4 扉枠
10,50 ヒンジ
11,51,61 固定ベース
12,52,62 可動ベース
13 支持軸
14,54,64 第1リンク
15,55,65 第2リンク
15a 規制解除部
16 扉取付部材
17a,56,66 リンク動作固定部
20 ひねりラッチ
23,57 揺動規制機構
24 ラッチ部材
58,68 ローラ部材
59,69 カム部材
59a,69a 浮き上がり防止規制カム面
59b,69b 動作規制用カム面
70 ピン部材
A 水平位置
T,T1 分岐点

Claims (7)

  1. 防水扉の基部に連結されるヒンジであって、防水扉を水平位置から起立させる時に防水扉の基部を扉枠から離れるように後退させつつ扉枠に向けて回動させるように構成した防水扉用ヒンジにおいて、固定部分に固定配置される固定ベースに可動ベース先端を支持軸により揺動可能に軸支し、その支持軸に第1リンクの下端部を回動自在に支持し、可動ベースには、その支持軸から離れた位置に前記第1リンク長より長く設定してある第2リンクの下端部を回動自在に連結し、防水扉に一体固着する扉取付部材に、前記第1,第2リンクの他端部を枢着し、第1リンクの他端部と支持軸との間にはリンク動作固定部を設け、一方、可動ベースが固定ベースから離れる方向への揺動を規制する揺動規制機構を設置し、前記扉取付部材を固着した防水扉を水平位置から起立させる動作に伴って、リンク動作固定部によって第1,第2リンクによる起立方向へのリンク動作が固定されると共に、可動ベースに対する揺動規制機構による規制が解除されて可動ベースが起立方向に揺動するように構成したことを特徴とする防水扉用ヒンジ。
  2. 揺動規制機構は、固定ベースに軸支され、可動ベース後端側上面と係脱可能なラッチ部材と、第2リンクに設けられ、該ラッチ部材と係脱する規制解除部とから成り、第1リンクに設けたリンク動作固定部が可動ベースに当接するタイミングで前記規制解除部がラッチ部材と可動ベース後端側上面との係合を解除するように構成したことを特徴とする請求項記載の防水扉用ヒンジ。
  3. 第1リンクにはひねりラッチが取り付けてあり、第1リンクに設けたリンク動作固定部が可動ベースに当接すると、前記ひねりラッチとリンク動作固定部との間に可動ベースが挟まれて可動ベースと第1リンクが連結され、これによって第1、第2リンクによる起立方向とその逆方向へのリンク動作を固定されることを特徴とする請求項1または2記載の防水扉用ヒンジ。
  4. 揺動規制機構は、扉取付部材に取り付けたローラ部材と固定ベースに取り付けたカム部材とから成り、該カム部材は、第1リンクのリンク動作固定部が可動ベースに当接するタイミングとなるまで、前記ローラ部材と係合可能で扉取付部材を介して可動ベースが固定ベースから浮き上がることを規制する浮き上がり防止規制カム面を有していることを特徴とする請求項記載の防水扉用ヒンジ。
  5. カム部材はさらに防水扉の起立方向と逆方向のリンク動作を規制するための動作規制用カム面を備え、浮き上がり防止規制カム面と動作規制用カム面とは連続しており、第1リンクのリンク動作固定部が可動ベースに当接したとき、ローラ部材が浮き上がり防止規制カム面と動作規制用カム面との分岐点に移行するように構成されていることを特徴とする請求項記載の防水扉用ヒンジ。
  6. 揺動規制機構は、第2リンクに取り付けたローラ部材と固定ベースに取り付けたカム部材とから成り、該カム部材は、第1リンクのリンク動作固定部が扉取付部材に設置したピン部材に当接するタイミングとなるまで、前記ローラ部材と係合可能で可動ベースが固定ベースから浮き上がることを規制する浮き上がり防止規制カム面を有していることを特徴とする請求項記載の防水扉用ヒンジ。
  7. カム部材はさらに防水扉の起立方向と逆方向のリンク動作を規制するための動作規制用カム面を備え、浮き上がり防止規制カム面と動作規制用カム面とは連続しており、第1リンクのリンク動作固定部が扉取付部材に設置したピン部材に当接したとき、ローラ部材が浮き上がり防止規制カム面と動作規制用カム面との分岐点に移行するように構成されていることを特徴とする請求項記載の防水扉用ヒンジ。
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