JPH06278473A - 車輌の折畳ルーフ及びそれに使用される折畳自在のリンクベルト - Google Patents

車輌の折畳ルーフ及びそれに使用される折畳自在のリンクベルト

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JPH06278473A
JPH06278473A JP2045594A JP2045594A JPH06278473A JP H06278473 A JPH06278473 A JP H06278473A JP 2045594 A JP2045594 A JP 2045594A JP 2045594 A JP2045594 A JP 2045594A JP H06278473 A JPH06278473 A JP H06278473A
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Rairu Peetaa
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Shiyutsuhi Zuiikumunto
シュッヒ ズィークムント
Miikuroozuii Shiyutefuan
ミークローズィー シュテファン
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/06Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements
    • B60J7/061Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements sliding and folding
    • B60J7/064Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements sliding and folding using folding arms sliding in longitudinal tracks for supporting the soft roof

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湾曲の強いルーフおよび非平行の案内レール
を有するルーフ等、ほぼあらゆる形状のルーフに使用で
きる折畳ルーフを提供する。 【構成】 折畳ルーフの上部カバー3は、前部横方向支
持部材4に結合された部材15と、後部横方向支持部材
5と、折畳支持部材6a,6b,6cとに結合され、前
記支持部材6a,6b,6cの各間及び支持部材6cと
支持部材5との間には、リングベルト13,14を介し
て夫々中間支持部材7a,7b,7cが設けられる。前
記各支持部材4,6a,6b,6c;7a,7b,7c
は、摺動要素9,9a,9b,9c;10a,10b,
10cに各々軸支され、該摺動要素9,9a,9b,9
c;10a,10b,10cを介して、非平行形状の案
内レール8に沿って移動すると共に、支承22,23に
沿って摺動要素9,9a,9b,9c;10a,10
b,10cに対して車輌縦軸線と直角方向に移動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定ルーフ面に設けた
ルーフ開口部の閉鎖または少なくとも部分的な開放を選
択的に行うための、請求項1の前段に記載の車輌の折畳
ルーフに関する。本発明は、更に、本発明に係る折畳ル
ーフに使用するのが好ましいが、別の折畳ルーフにも使
用できる、請求項11の折畳自在なリンクベルトに関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】前部
横方向支持部材と、後部横方向支持部材と、これら双方
の部材の間に設けた少なくとも1つの折畳支持部材とに
固定された可撓性材料製上部カバーを有し、更に、開放
操作時に案内レール内にとどまる中間支持部材を備えた
この種の折畳ルーフは、ドイツ特許第916497号か
ら公知である。この折畳ルーフは、開放時に固定ルーフ
面上方に、まず、後部折畳支持部材を突出させ、次い
で、上記部材の前にあるすべての支持部材を順次に突出
させるための唯一つの開口をレール後端近傍の上面に有
する2つの平行な案内レールを有する。ルーフ輪郭に適
合した強く湾曲したおよびまたは台形のルーフに組込む
には、このルーフは不適である。
【0003】平行でない案内レールを有し、摺動自在の
固定ルーフ部分が、後方への摺動時、その可撓性にもと
づき上方へ強く湾曲することによって、巾の補償を行う
形式の、異種のスライドルーフは、ドイツ特許第819
639から公知である。この種のスライドルーフが開放
時に与える好ましくない外観はさておき、この種のルー
フの場合、湾曲したルーフの下方に作用する走行時の風
にもとづき、中速度または高速度における走行が不可能
である。
【0004】本発明の課題は、強く湾曲したルーフおよ
びまたは非平行の案内レールにも使用できる折畳ルーフ
を提供することにある。更に、支持部材を結合する新規
のリンクベルトによって、制御手段を付加することな
く、簡単で整然とした展開、折畳操作を可能とすること
を意図する。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】この課題は、
本発明にもとづき、請求項1の特徴記載部分(後段)に
開示の特徴によって解決され、更に、第2部分課題は、
併記の請求項11の特徴によって解決される。折畳支持
部材および中間支持部材を軸支する摺動要素が、案内レ
ールと係合する摺動ガイドに加えて、非平行の案内レー
ルを有するルーフの場合にルーフ開口部の広い端面から
狭い端面まで移動する際に摺動要素に対して外方へ支持
部材を移動させ得る支承を有することによって、ほぼす
べてのルーフ輪郭に対する適合が可能である。
【0006】好ましい実施例の場合、摺動要素の支承
は、車輌縦軸線に直角に延びるガイドとして構成されて
いる。別の実施例の場合、中間支持部材の摺動要素の支
承は、スリットとして構成されており、中間支持部材に
外側端の近傍で樞着された昇降レバーが、上記スリット
に他端で支持され、上記スリット内を上部カバーの開放
方向へ走行方向に直角に、好ましくは外方へ且つまた選
択的に上方へ移動できる。昇降レバーを備え、開放時に
中間支持部材とともに上昇されるこの種の装置によっ
て、上部カバーを中間支持部材にも固定できる。これに
より、上部カバーの開放時にすべての中間状態におい
て、常に、上部カバーは十分に緊張されるので、上部カ
バーがバタバタすることはない。上部カバーを折畳支持
部材にも中間支持部材にも固定した場合、支持部材にお
ける上部カバーの固定箇所の間隔が短いので、閉鎖状態
において、側部固結が有効に阻止される。
【0007】車輌縦方向に直角に延びる支持部材用摺動
ガイドを有する有利な第1実施例の場合、折畳支持部材
を案内する各摺動要素のために、案内レールに、上部カ
バーが閉鎖された基本位置から上部カバーの開放方向へ
僅かにずらして、短い摺動ストロークで既に折畳支持部
材を通過させ得る開口を設ければ、有利である。これに
より、上部カバー側縁が周囲の固定ルーフ面上を不必要
に長く摺動するのが避けられる。一方、従来の折畳ルー
フの場合は、このような長い摺動が行われるため、しば
しば、ラッカのかき傷または上部カバーのすり切れが過
早に生ずることになる。
【0008】この種の装置の場合、更に、折畳支持部材
が当該開口の下方位置に達した際、折畳支持部材に配し
た摺動要素が、案内レールから引離されないよう係止機
構によって係止されるという利点がある。この方策によ
って、上部カバーの閉鎖時、摺動要素は、再び、確実に
開口を介して案内レールに導入される。摺動要素による
折畳ルーフのこのような係止のために、スラストボール
機構の形の自動作動式係止機構を使用するのが有利であ
る。
【0009】後部横方向支持部材を、固定ルーフ面に結
合し且つまた上部カバーの開放方向へ作用する引張バネ
を介して後部中間支持部材に結合し、上部カバーの開放
開始時、上記引張バネによって折畳支持部材の摺動要素
をその開口まで後方へ若干引張ることによって、折畳支
持部材の摺動要素の特に確実な引出・導入を達成でき
る。この場合、引張バネの樞着は、リンクベルトからな
るチェーンで行うのが特に有利であり、これによって、
フレームから前部横方向支持部材を外せば、折畳支持部
材のすべての摺動要素を関連の開口の下方に引込むこと
ができる。従って、前部横方向支持部材を後方へ摺動す
るため駆動装置を始動すると同時に、最初の折り目の形
成を開始できる。閉鎖時、引張バネによって、折畳支持
部材の摺動要素は、案内レールに導入されるまで開口上
方に保持される。
【0010】本発明の別の有利な実施例の場合、折畳支
持部材の範囲において2つのリンクベルトを相互に結合
する副ヒンジは、前部折畳支持部材の折畳状態以外で
は、折畳支持部材の下方に置かれる。この方策によっ
て、下方へたるんだ上部カバーループは、常に、固定ル
ーフ面から十分に離隔され、従って、固定ルーフ面にお
ける摩耗は避けられる。
【0011】別のすべての折畳支持部材にも有利に使用
できるが、特に、本発明に係る折畳支持部材に使用する
別の上部カバー保護方策の場合、上方へ向くバネ負荷に
よって上部カバーの内面に当接して折畳時の上部カバー
後部の圧潰を防止する上部カバー挙上部材を後部中間支
持部材と後部横方向支持部材との間に、好ましくは、上
記横方向支持部材に軸支して、配置する。機械的部材を
付加することなく単にバネにもとづき自動的に作動する
この上部カバー挙上部材によって、開放時に上部カバー
の緊張が除かれた場合、最後部の主折り目の後ろに、最
後の折り目と固定ルーフ面との間に上部カバーが圧潰さ
れるのを有効に阻止する小さい副折り目が上方へ形成さ
れる。
【0012】簡単な手段による正しい折り目形成を必要
とする別の対象における使用にも適するが、特に本発明
に係る折畳ルーフに使用するのに適するのは、2つの隣
接のリンクを簡単な副ヒンジまたは主ヒンジを介して交
互に結合した平坦で剛なストリップ状リンクからなる折
畳自在なリンクベルトである。この場合、上記ヒンジに
は、これらヒンジに樞着された各リンクについて、支持
部材に固定された支承と、上記支承の間に配置された揺
動自在な止めツメとが設けてあり、運動方向へ見て後ろ
のリンクは、運動方向へ見て上記リンクの前方にあるリ
ンクが、適切な折畳運動によって、リンクに支承の範囲
に設けた円環状止め部材を止めツメの旋回運動を可能と
する位置に回転した場合、上記止めツメと同じくリンク
に支承の範囲に設けた止め部材との共働によって、折畳
まれないよう伸張位置にブロックされる。この種の折畳
自在なリンクベルトの場合、外部作動の制御部材を付加
せずに、簡単な手段によって、主ヒンジおよび副ヒンジ
において相互に結合されたすべての支持部材を伸張位置
にロックでき、他方、最初に駆動された支持部材の運動
方向の正しい折畳操作を開始でき、これにより、副ヒン
ジにおいて相互に結合された2つの支持部材の折畳運動
が完了すると、折畳運動のために次のリンクベルト対が
解ロックされる条件が作られる。
【0013】本発明に係る折畳ルーフと組合わせて使用
する場合、副ヒンジを折畳支持部材に配し、主ヒンジを
中間支持部材に配する。この種のリンクベルトの主ヒン
ジは、主ヒンジの支持部材で当該の中間支持部材を下方
から整合状態で囲み、中間支持部材のほぼ半分の高さに
水平に延びリンクベルト要素の支承を備えた2つの脚を
上記支持部材に設けることによって、簡単に構成でき
る。折畳自在のリンクベルトの止めツメは、上記支持部
材に軸支するか、別の好ましい実施例の場合は、中間支
持部材の内側下面のフランジによって上記中間支持部材
の内部に軸支する。
【0014】
【実施例】図面を参照して以下に本発明の実施例を説明
する。図1において、走行方向へ見て前方へ広がった、
従って、全体として台形面を形成する車輌ルーフの固定
ルーフ面を1で示した。固定ルーフ1には、折畳ルーフ
の上部カバー3(図2)によって閉鎖でき、前方から開
くことによって大きく解放できるルーフ開口部2が構成
してある。折畳ルーフ全体は、固定ルーフ面に挿入され
内縁で自由ルーフ開口部2を定めるルーフフレーム11
に設けてある。
【0015】上部カバー3は、前部横方向支持部材4に
結合された部材15と、後部横方向支持部材5と、上記
双方の部材の間に配設された折畳支持部材6a,6b,
6cとに結合されている。折畳支持部材6a,6b,6
cの間および後部折畳支持部材6cと後部横方向支持部
材5との間には、それぞれ、中間支持部材7a,7b,
7cが同じく走行方向に直角に延びている。図1〜7の
第1実施例の場合、上記中間支持部材7a,7b,7c
は、上部カバー3に結合されていない。
【0016】前部横方向支持部材4および中間支持部材
7a,7b,7cは、ルーフ開口部2の側方にフレーム
11に設けた案内レール8に沿って可動に軸支した摺動
要素9,9a,9b,9cの側面に軸支してある。ルー
フ全体およびルーフに適合したルーフ開口部2の台形形
状にもとづき、上記案内レール8は、相互に平行でな
く、台形の側縁に対応して前方から後方へ狭くなる。上
部カバーを前方から後方へ開く場合、摺動要素9,9
a,9b,9cは、案内レール8内を縦方向へ摺動して
車輌中心に近づくので、上記摺動要素によって支持され
た支持部材4,7a,7b,7cは、その端部におい
て、走行方向に直角な摺動ガイドである支承22,23
に可動に軸支されている。
【0017】折畳支持部材6a,6b,6cも、案内レ
ール8に沿って可動に軸支された摺動要素10a,10
b,10cの側面に軸支されている。上部カバー3が閉
鎖された基本位置(図1)から出発して、各摺動要素1
0a,10b,10cの後方へ僅かに離隔して案内レー
ル8の上部には、摺動要素10a,10b,10cを通
過させ得る大きさの開口12a,12b,12cが設け
てある。図4に拡大して示し、以下に説明するように、
折畳支持部材6a,6b,6cの端部も、当該の摺動要
素10a,10b,10cに走行方向に直角に可動に軸
支してある。
【0018】摺動要素10a,10b,10cの摺動ス
トロークは、図1の基本位置から直後の開口12a,1
2b,12cに達するまで短いストロークに制限される
ので、折畳支持部材6a,6b,6cの端部は、上記縦
方向摺動の補償のためには、摺動要素10a,10b,
10cの対応する摺動ガイド内を僅かに横方向へ摺動す
るだけでよい。ルーフ開口部2の巾変化は僅かであるの
で、折畳支持部材6a,6b,6cは、摺動要素10
a,10b,10cに剛に固定することもできる。この
場合、補償は支承の遊びによって行われる。
【0019】前部横方向支持部材4は後の折畳支持部材
6aに、中間支持部材7aは次の折畳支持部材6bに、
中間支持部材7bは後の折畳支持部材6cに、夫々リン
クベルトチェーンの一部を形成するリンクベルト要素1
4を介して結合されている。同様に、前部折畳支持部材
6aは後の第1中間支持部材7aに、第2折畳支持部材
6bは後の中間支持部材7bに、後部折畳支持部材6c
は後部中間支持部材7cに、夫々リンクベルト要素13
を介して結合されている。この場合、リンクベルト要素
13とリンクベルト要素14との差異は、支持箇所の範
囲だけである。この差異を図6、7を参照して以下に詳
細に説明する。
【0020】前部横方向支持部材4には、閉鎖状態にお
いて折畳ルーフとルーフフレーム11の前部横梁との結
合に役立つ締結部材15が旋回自在に樞着してある。こ
の結合状態を図3に詳細に示した。後部中間支持部材7
cは、概ね16で示した後部樞着機構(これについては
図5を参照して以下で詳細に説明する)を介して、固定
ルーフ1に結合された後部横方向支持部材5に結合され
ている。
【0021】前部横方向支持部材4の摺動要素9には、
ルーフフレーム11の前部横梁の中心に設けた駆動装置
19と係合し、張力および圧力の伝達のためにルーフフ
レーム11に非伸縮状態に案内した駆動ケーブル18が
固定してある。リンクベルト要素14,13は、折畳支
持部材6a,6b,6cの範囲において相互に簡単な副
ヒンジ27を形成する。前部横方向支持部材4および中
間支持部材7a,7b,7cにおいて、上記副ヒンジ
は、それぞれ、特殊な支承に樞着され、相互に隣接する
2つの支承29,30(図6、7)とともに主ヒンジ2
8を形成する。
【0022】図2に、この主ヒンジを模式的に示し、そ
の構造を図6、7に詳細に示した。図2から明らかなよ
うに、後部横方向支持部材5は、調節装置17を介して
固定ルーフ面1の後部範囲に結合されている。この調節
装置17は、対応するロックナットとの螺着によって、
上部カバーの緊張のために後部横方向支持部材5を調節
できる。
【0023】更に図2から明らかなように、後部横方向
支持部の範囲には、上部カバー3の内面に常に当接し、
閉じた上部カバーの開放時、基本位置36´から出発し
て、最後の主折り目の範囲に後部支持部材6bから上部
カバー3の小さい副折り目を形成する上部カバー挙上部
材36が弾性的に支持されている。これにより、後部中
間支持部材7cと後部横方向支持部材5との間の上部カ
バー3の圧潰が有効に阻止される。
【0024】図2から明らかなように、直近の副ヒンジ
27に関する前部折畳支持部材6aの配置は、上部カバ
ー3の開放時に、前部折畳支持部材6aが関連の副ヒン
ジ27の下方に位置し、一方、折畳支持部材6b,6c
が関連の副ヒンジ27の上方に位置するよう、後の折畳
支持部材6b,6cに対してずらして選択されている。
この配置によって、上部カバーの双方の後部ループは、
固定ルーフ面1の上方の十分の高さに保持される。
【0025】図3に、ルーフフレーム11に対する折畳
ルーフのロック状態を示した。前部横方向支持部材4に
樞着され上部カバー3の前縁を固定した締結部材15
は、ロックボルト20による上部カバー3の閉鎖運動の
終了時、ルーフフレーム11の前部横梁に固定された連
結機構21内に入り、下降する連結路を介して更に前方
へ走行する際、下方へ引かれる。この場合、締結部材1
5の前縁は、上部カバー3の前縁とともに、上方からル
ーフフレーム11上に密着する。開放操作時、ロックボ
ルト20は、対応して逆に、連結機構21の立上りフラ
ンクに沿って上方へ摺動し、この場合、上部カバーの前
縁が固定ルーフ面1から離れ、従って、上部カバー3の
全体が解放され、開口が拡大される。
【0026】図4に、開口12aから出るまでの摺動要
素のより大きい摺動ストロークにおける摺動要素10a
内の折畳支持部材6aの支持状態を模式的に示した。摺
動要素10aは、ルーフ閉鎖状態の基本位置からストロ
ークX1(図1)だけ後方へ走行した位置にあり、この
位置では、案内レール8の上方へ向く脚の開口12aに
達する。折畳支持部材6aの端部は、この短い摺動運動
時、破線で示した位置から更に僅かに外方へ移動する。
【0027】折畳支持部材6aの端部範囲の外壁には、
槽状凹みが設けてあり、摺動要素の摺動ガイドである支
承23の上記槽に向く端壁には、摺動要素10a内に完
全に押込み得るバネ負荷されたボールを有するスラスト
ボール機構の形の係止要素24が設けてあり、上記ボー
ルは、折畳支持部材6aの上記位置において、槽に係合
し、これにより、摺動要素10aおよび折畳支持部材6
aが不動なよう相互に係合する。この係止によって、当
該の折畳支持部材6aとともに上方へ旋回する摺動要素
10a(図2)は、閉鎖操作時、一義的な位置にもとづ
き再び案内レール8の開口12aに確実に導入される。
係止を行う摺動要素10a,10b,10cを有するこ
の種の装置は、最初の折り目が後方に形成され、前部折
畳支持部材6a,6bが、上昇前に案内レールのより後
方の開口まで走行される実施例に特に適する。
【0028】図5に、ルーフフレーム11の後部横梁に
おける後部中間支持部材7cの後部樞着箇所を模式的に
示した。後部中間支持部材7cのルーフ開口部2の前縁
に向く側には、図6、7を参照して以下に説明するよう
に、リンクベルト要素13が支持されている。後部中間
支持部材7cに固定された支持部材のルーフ開口部2の
後縁に向く部分26cには、直角に延びるボルトを内部
に含むブシュ16aが設けてある。
【0029】このブシュ16aは、ルーフフレーム11
の後部横梁に固定され、同じく直角に延びる支持ボルト
を内部に有する径のより大きいブシュ16bに貫入す
る。双方の支持ボルトには、それぞれ、ブシュ16aと
このブシュに固定された後部中間支持部材7cとをブシ
ュ16bから形成された当接面16dの方向へ引張る引
張バネ16cが引っかけてある。ブシュ16aがブシュ
16bの当接面16dに当接するまで通過する行路をX
1で示した。
【0030】この装置は、上部カバーの開放開始時、伸
張状態におけるリンクベルト要素13,14による剛な
結合によって、すべての支持部材4,6a,6b,6
c,7a,7b,7cを上記ストロークX1だけ後方へ
引くのに役立ち、この場合、上記ストロークによって、
折畳支持部材6a,6b,6cの摺動要素10a,10
b,10cは案内レール8の当該の開口12a,12
b,12cの下方に移動される。上部カバー3の閉鎖
時、摺動要素10a,10b,10cは、開口12a,
12b,12cに貫入している限り、バネ16cによっ
て後方に保持される。
【0031】図6、7に、折り目形成の自動調節状態を
明示するため、第1中間支持部材7aの範囲の主ヒンジ
28を示した。中間支持部材7aには、支持部材26
が、上記中間支持部材を下方から整合状態で囲むよう固
定されている。支持部材26は、中間支持部材7aのほ
ぼ半分の高さに、円環状支承29,30をそれぞれ固定
した前方および後方へ向く水平な脚34,35を有す
る。支承29,30の目には、リンクベルト要素13,
14に結合された支持ボルトが係合する。
【0032】前方から来るリンクベルト要素13には、
円環状支承29を部分的に囲む円環セグメントとして構
成された止め部材33が設けてある。後方へ案内される
リンクベルト要素14には、円環状支承30を部分的に
囲む同じく円環セグメント状止め部材32が設けてあ
る。支持部材26および中間支持部材7aの下面には、
フランジが設けてあり、このフランジを介して、概ね3
1で示した止めツメの上方へ向く支持部分を中間支持部
材7aの内部に導入して旋回自在に軸支できる。止めツ
メ31は、揺れ腕の態様に構成され、支持部分31a以
外に、支承29,30の方向へ延びる2つの脚31b,
31cを有する。
【0033】脚31b,31cの1つのみが、円環状支
承29,30の周面に接触し、他方、別の脚31cまた
は31bが止め部材32,33に当接するよう、止めツ
メ31および支承29,30の大きさを相互に調和させ
てある。図7に、リンクベルトが伸張状態である図6の
基本位置から出発して最初の折り目が形成された後の主
ヒンジを示した。上記基本位置では、止めツメ31は、
図6の位置を取り、従って、止め部材33の外周面に対
する脚31bの当接によって、リンクベルト要素13の
自由な旋回は可能であるが、同時に、支承30の円環状
周面に脚31cが当接して止め部材32がブロックされ
ることによってリンクベルト要素14の折畳が阻止され
る。この場合、リンクベルト要素13は、支承29のま
わりに上方へ旋回する。この際に止め部材33が同時に
旋回し、その結果、リンクベルト要素13の折り目形成
の終了後に、止めツメ31の脚31bは支承29の円環
状周面に接近できる。この際に止めツメ31が僅かに旋
回して、その右脚31cが止めツメ32から分離され、
これにより、リンクベルト要素14の折畳が可能とな
る。即ち、折り目形成は、止め部材33,32および止
めツメ31のみによって自動的に制御され、従って、前
方から始まって、前の折り目が完全に形成されて始め
て、以降の折り目が形成される。
【0034】次いで、図1〜7の第1実施例の折畳ルー
フの開放時の運動推移を説明する。上部カバーが閉じた
基本位置(図1)から出発して、駆動装置を右回転さ
せ、これにより、駆動ケーブル18が、前部横方向支持
部材4を関連の摺動要素9によって後方へ摺動させ始め
る。この場合、一方では、ロックボルト20が、連結機
構21に沿って上方へ走行し(図3)、締結部材15を
上方へ傾斜した位置に旋回する。他方、リンクベルトチ
ェーン13,14の剛構造にもとづき、後部樞着機構1
6およびこれに含まれる引張バネ16cによって、支持
部材4,6a,6b,6c,7a,7b,7cおよびリ
ンクベルトチェーン13,14からなる全ユニットがス
トロークX1だけ後方へ引張られ、これにより、折畳支
持部材6a,6b,6cの摺動要素10a,10b,1
0cが、案内レール8の開口12a,12b,12cの
下方に達する。従って、折畳支持部材6a,6b,6c
は、案内レール8から上方へ自由に旋回できる。
【0035】前部横方向支持部材4が更に後方へ摺動す
ると、リンクベルト要素14,13が、前部横支持部材
4と第1中間支持部材7aとの間で上方へ折畳まれ、こ
の際、副ヒンジ27の範囲に設けた第1折畳支持部材6
aを上方へ駆動する。第1折り目のこの形成プロセスが
終了すると、止め部材32が止めツメ31から解放され
た後、同様に、第1中間支持部材7aと第2中間支持部
材7bとの間に第2折り目が形成される。このプロセス
が終了すると、前部横方向支持部材4が更に後方へ摺動
されて、同様に、第2中間支持部材7bと最後の中間支
持部材7cとの間に第3折り目が形成される。上部カバ
ーが完全に折畳まれた次の最終状態を図2に示した。
【0036】閉鎖プロセスは、同様に制御されて逆の態
様で行われる。即ち、この場合、第1,第2折り目の主
ヒンジ28において、止めツメ31の脚31bは、な
お、図7に示した態様で支承29の周面に当接し、これ
により、支承29に樞着されたリンクベルト要素13の
旋回運動は止め部材33によって阻止され、他方、後部
中間支持部材7cの範囲では、このような止めツメはな
いので、第3折り目の自由な解体が保証される。閉鎖
時、後部樞着機構16の引張バネ16cによって、折畳
支持部材6a,6b,6cに固定の摺動要素10a,1
0b,10cは案内レール8の開口12a,12b,1
2cに貫入される。ロックボルト20も連結機構21に
よって下降され、締結部材15がフレーム11に当接さ
れる閉鎖運動の最終部分において始めて、引張バネ16
cが、図5の負荷された出発位置にもどされる。
【0037】図8、9に、台形案内レールを有する折畳
ルーフの第2実施例を示した。この場合、固定ルーフ面
41には、非平行の案内レール48を両側に設けたルー
フフレーム51が挿入されている。この案内レール48
には、摺動要素50が縦方向へ可動に案内されている。
図面には、前部横方向支持部材44を樞着した前部摺動
要素50aのみが示してある。第2実施例の折畳ルーフ
は、更に、第1実施例と同様、折畳支持部材(図示して
いない)および後部横方向支持部材(図示していない)
を使用する。
【0038】この場合、全支持部材ユニットは、第1実
施例と同様、リンクベルトチェーン(図示していない)
によって、折り目形成に関して制御される。しかしなが
ら、この第2実施例の場合、第1実施例とは異なり、前
部横方向支持部材44および中間支持部材46は、上方
へ引上げられる。この場合、摺動要素50は案内レール
48内にとどまる。摺動要素(例えば、図9の摺動要素
50a)は、上外方へ傾斜したスリット53を有し、昇
降レバー47が、このスリット内で回転軸線54のまわ
りに回転自在に軸支されている。
【0039】図8の左半部に示した閉鎖状態の上部カバ
ーの基本位置では、昇降レバー47の自由端は、スリッ
ト53内で案内レール48に平行をなす。昇降レバー4
7の自由端は、玉継手52によって中間支持部材46a
の外側端に固定されている。この折畳ルーフにおいて、
リンクベルト系(図示していない)を使用して中間支持
部材の主ヒンジの対応する止め部材および止めツメによ
って最初の折り目を形成する場合、昇降レバー47が、
中間支持部材46aの外側端をスリット53で案内して
図9の外上方の位置に導く。この位置は、図8の右半部
にも模式的に示してある。
【0040】この場合、同図から明らかなように、中間
支持部材46a,46b,46cの異なる巾は、玉継手
を介して上記部材に係合される昇降レバー47を異なる
大きさに旋回することによって補償される。1つの図面
に示した中間支持部材の異なる位置を区別するため、上
昇状態について、各参照符号にダッシュ記号を付した
(図8、9の46a´,50a´参照)。
【0041】図9から明らかなように、この実施例の場
合、上部カバーは、場合によっては、折畳カバーに対す
る固定に加えて、昇降自在の中間支持部材にも固定でき
る。上述の実施例によって、非平行の案内レールを有し
強く湾曲したルーフの場合も、簡単な手段で正しい折り
目形成を実施できる折畳ルーフが得られる。このルーフ
の各部(例えば、折畳ベルト系、上部カバー挙上部材)
は、本発明に係る折畳ルーフに使用するのが有利である
が、平行な案内レールおよび別の昇降機構を有する折畳
ルーフにも有利に使用できる。非平行案内レールを有す
る上述のルーフの場合、上記各部を特に有利に使用でき
る。なぜならば、通常のルーフにおいて正しい折り目形
成のために付加して使用される制御要素は、非平行のま
たは強く湾曲した案内レールにおける配置に関して問題
を付加するが、上述の折畳自在のリンクベルトをルーフ
中心へ移動することによって、この種の問題は生じない
からである。上述のルーフの場合、非平行案内レールと
走行方向へ強く湾曲したルーフとの共働作用によって、
上部カバー折り目の圧潰を伴う正しくない折り目形成が
早期に生ずるので、上部カバー挙上部材を使用するのが
有利である。
【0042】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、折畳ルーフ
は、強く湾曲したルーフおよびまたは非平行の案内レー
ルなど、ほぼすべてのルーフ輪郭に対する適合が可能で
ある。また、請求項3の本発明によれば、上部カバーの
開放時のすべての中間状態において、常に、上部カバー
が十分に緊張されるので、上部カバーがバタバタするこ
とはない。また、閉鎖状態において、側部固結が有効に
阻止される。更に、請求項4の本発明によれば、上部カ
バー側縁が周囲の固定ルーフ面上を不必要に長く摺動す
るのが避けられる。
【0043】請求項5の本発明によれば、上部カバーの
閉鎖時、摺動要素の案内レールへの導入が確実になされ
る。請求項7の本発明によれば、折畳支持部材の摺動要
素の特に確実な引出・導入を達成できる。請求項8の本
発明によれば、折畳支持部材のすべての摺動要素を関連
の開口の下方に引込むことができるので、前部横方向支
持部材を後方へ摺動するため駆動装置を始動すると同時
に、最初の折り目の形成を開始できる。請求項9の本発
明によれば、下方へたるんだ上部カバーループは、常
に、固定ルーフ面から十分に離隔され、従って、固定ル
ーフ面における摩耗が避けられる。請求項10の本発明
によれば、機械的部材を付加することなく単にバネにも
とづき自動的に作動する上部カバー挙上部材によって、
開放時に上部カバーの緊張が除かれた場合、最後の折り
目と固定ルーフ面との間に小さい副折り目が上方へ形成
され、上部カバーが圧潰されるのを有効に阻止する。
【0044】請求項11の本発明リンクベルトを前記折
畳ルーフに使用することによって、外部作動の制御部材
を付加せずに、前記折畳ルーフの簡単で整然とした展開
・折畳操作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部カバーを除いた状態の折畳ルーフ半部の略
平面図である。
【図2】上部カバーを完全に開放した状態のルーフ後半
部のリンクベルトの高さの縦断面図である。
【図3】フレーム前部横梁に折畳ルーフを固定する態様
を示すリンクベルトの範囲の部分縦断面図である。
【図4】折畳支持部材の摺動要素および係止装置の略横
断面図である。
【図5】後部横方向支持部材に対する後部中間支持部材
の樞着箇所の部分縦断面図である。
【図6】上部カバーの閉鎖状態における前部中間支持部
材の範囲の主ヒンジの部分縦断面図である。
【図7】上部カバーの最初の折り目が下方に形成された
後の図6の主ヒンジの部分縦断面図である。
【図8】折畳支持部材を除去した状態の折畳ルーフの第
2実施例の略平面図である。
【図9】図8の線IX−IXに沿う中間支持部材の摺動
要素の部分断面図である。
【符号の説明】
1 固定ルーフ面 2 ルーフ開口部 3,43 上部カバー 4 前部横方向支持部材 5 後部横方向支持部材 6a,6b,6c 折畳支持部材 7a,7b,7c,46a,46b,46c 中間支持
部材 8 案内レール 9:9a,9b,9c,50a,50b,50c 摺動
要素 10a,10b,10c 摺動要素 11 ルーフフレーム 12a,12b,12c 開口 13,14 リンクベルト要素(リンクベルトチェー
ン、リンク) 16c 引張バネ 16d ストッパ 22,23,29,30 支承 24 係止機構 26 支持部材 27,28 ヒンジ 31 止めツメ 34,35 脚 36 上部カバー挙上部材 47 昇降レバー 53 スリット X1 ストローク

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ルーフ面(1)に設けたルーフ開口
    部(2)の閉鎖または少なくとも部分的な解放を選択的
    に行うための車輌の折畳ルーフであって、前部横方向支
    持部材(4)と後部横方向支持部材(5)と上記双方の
    部材の間に設けた折畳支持部材(6a,6b,6c)と
    に固定された可撓性材料製上部カバー(3)と;前部横
    方向支持部材(4)と前部折畳支持部材(6a)との
    間、2つの隣接の折畳支持部材(6a,6b,6c)の
    間および後部折畳支持部材(6c)と後部横方向支持部
    材(5)との間に設けた中間支持部材(7a,7b,7
    c)と;ルーフ開口部(2)の両側にルーフ開口部
    (2)を囲むルーフフレーム(11)に沿って延び、上
    部カバー(3)の閉鎖時にすべての折畳・中間支持部材
    (6a,6b,6c;7a,7b,7c)および前部横
    方向支持部材(4)を摺動要素(9;9a,9b,9
    c;10a,10b,10c)に沿って案内し、上部カ
    バー(3)の折畳時に固定ルーフ面(1)から突出する
    折畳支持部材(6a,6b,6c)を通過させる少なく
    とも1つの開口(12a,12b,12c)を上面に有
    する案内レール(8)と;ルーフ縦中心軸線(25)の
    両側に相互に平行に配置され、2つの隣接の支持部材
    (4,6a,7a,6b,7b,6c,7c)毎に相互
    に樞着されたリンクベルト(13,14)からなる2つ
    のチェーンと;を有する形式のものにおいて、 案内レール(8)が、固定ルーフ面(1)の輪郭に合致
    した台形ルーフ開口部(2)に適合させるため、非平行
    に配置され、摺動要素(9,9a,9b,9c;10
    a,10b,10c)が、案内レール(8)と係合する
    摺動ガイドに加えて、支承(22,23)を有し、支持
    部材(4,6a,6b,6c;7a,7b,7c)が、
    ルーフ開口部の広い端面から狭い端面まで移動する際
    に、上記支承に沿って摺動要素に対して外方へ移動され
    ることを特徴とする車輌の折畳ルーフ。
  2. 【請求項2】 支承(22,23)が、車輌縦軸線に直
    角に延びるガイドを含むことを特徴とする請求項1に記
    載の車輌の折畳ルーフ。
  3. 【請求項3】 中間支持部材(46a,46b,46
    c)の摺動要素(50a,50b,50c)の支承が、
    スリット(53)として構成されており、中間支持部材
    (46a,46b,46c)の外側端の近傍に一端で樞
    着された昇降レバー(47)が、上記スリットに他端で
    回転自在に支持され、上記スリット内を上部カバー(4
    3)の開放方向へ車輌縦軸線に直角に、且つまた選択的
    に上方へ移動できることを特徴とする請求項1に記載の
    車輌の折畳ルーフ。
  4. 【請求項4】 案内レール(8)が、折畳支持部材(6
    a,6b,6c)を案内する各摺動要素(10a,10
    b,10c)のために、上部カバー(3)の開放方向
    へ、上部カバーが閉鎖された基本位置から僅かなストロ
    ーク(X1)だけずらして開口(12a,12b,12
    c)を有することを特徴とする請求項1または2に記載
    の車輌の折畳ルーフ。
  5. 【請求項5】 折畳ルーフ(6a,6b,6c)に配し
    た摺動要素(10a,10b,10c)が、開口(12
    a,12b,12c)に達した際に、案内レール(8)
    から引離されないよう係止機構(24)によって係止さ
    れることを特徴とする請求項1,2,4のいずれか1つ
    に記載の車輌の折畳ルーフ。
  6. 【請求項6】 係止方向に直角に加えられる力によって
    解ロックされる自動作動式スラストボール機構を係止機
    構として使用することを特徴とする請求項5に記載の車
    輌の折畳ルーフ。
  7. 【請求項7】 後部横方向支持部材(5)が、固定ルー
    フ面(1)に結合され、上部カバー(3)の開放方向へ
    作用して上部カバーの開放開始時にストローク(X1)
    だけストッパ(16d)へ向かって後方へ引張を行う引
    張バネ(16c)を介して後部中間支持部材(7c)に
    結合されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれ
    か1つに記載の車輌の折畳ルーフ。
  8. 【請求項8】 前部横方向支持部材(4)をルーフフレ
    ーム(11)から分離する際に、引張バネ(16c)
    が、リンクベルトチェーン(13,14)を介して、す
    べての折畳支持部材摺動要素(10a,10b,10
    c)を関連の開口(12a,12b,12c)の下方に
    引張ることを特徴とする請求項7に記載の車輌の折畳ル
    ーフ。
  9. 【請求項9】 2つの隣接のリンクベルト要素(13,
    14)から形成された副ヒンジ(27)が、折畳状態に
    おいて、前部折畳支持部材(6a)を除いて、折畳支持
    部材(6b,6c)の下方に位置することを特徴とする
    請求項1〜8のいずれか1つに記載の車輌の折畳ルー
    フ。
  10. 【請求項10】 後部中間支持部材(7c)と後部横方
    向支持部材(5)との間には、上方へ向く弾性負荷を受
    けて上部カバー(3)の内面に当接し、折畳時に上部カ
    バーの後部の圧潰を阻止する上部カバー挙上部材(3
    6)が、好ましくは横方向支持部材(5)に軸支して、
    設けてあることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1
    つに記載の車輌の折畳ルーフ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1つに記載
    の折畳ルーフに使用される折畳自在のリンクベルトにお
    いて、該リンクベルトが、2つの隣接のリンクを簡単な
    副ヒンジまたは主ヒンジを介して交互に結合した平坦で
    剛なストリップ状リンク(13,14)のチェーンから
    なり、上記ヒンジが、これらヒンジに樞着された各リン
    ク(13,14)について、支持部材(26)に固定さ
    れた支承(29,30)と、上記支承(29,30)の
    間に配置された揺れ腕状止めツメ(31)とを含み、運
    動方向へ見て後ろのリンク(14)が、運動方向へ見て
    上記リンクの前方にあるリンク(13)が、適切な折畳
    運動によって、リンクに支承の範囲に設けた円環状止め
    部材(33)を止めツメの旋回運動を可能とする位置に
    回転した場合、上記止めツメとおなじく支承(30)の
    範囲でリンクに設けた止め部材(32)との共働によっ
    て、折畳まれないよう伸張位置にブロックされることを
    特徴とする折畳自在のリンクベルト。
  12. 【請求項12】 副ヒンジ(27)が、折畳支持部材
    (6a,6b,6c)に配置され、主ヒンジ(28)
    が、中間支持部材(7a,7b)に配置されていること
    を特徴とする請求項11に記載の折畳自在のリンクベル
    ト。
  13. 【請求項13】 主ヒンジ(28)の支持部材(26)
    が、当該の中間支持部材(7a,7b,7c)を下方か
    ら整合状態で囲み、ほぼ中間支持部材の半部の高さに前
    後方向へ延び、それぞれ、支承(29,30)を固定し
    た脚(34,35)を有することを特徴とする請求項1
    2に記載の折畳自在のリンクベルト。
  14. 【請求項14】 止めツメ(31)が、支持部材(2
    6)に軸支されていることを特徴とする請求項13に記
    載の折畳自在のリンクベルト。
  15. 【請求項15】 止めツメ(31)が、中間支持部材
    (7a,7b)の下面のフランジによって軸支されてい
    ることを特徴とする請求項13に記載の折畳自在のリン
    クベルト。
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