JP4243507B2 - 管内壁の塗布膜の乾燥方法 - Google Patents

管内壁の塗布膜の乾燥方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4243507B2
JP4243507B2 JP2003101978A JP2003101978A JP4243507B2 JP 4243507 B2 JP4243507 B2 JP 4243507B2 JP 2003101978 A JP2003101978 A JP 2003101978A JP 2003101978 A JP2003101978 A JP 2003101978A JP 4243507 B2 JP4243507 B2 JP 4243507B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
tube
coating
wall
glass tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003101978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004305875A (ja
JP2004305875A5 (ja
Inventor
裕二 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003101978A priority Critical patent/JP4243507B2/ja
Publication of JP2004305875A publication Critical patent/JP2004305875A/ja
Publication of JP2004305875A5 publication Critical patent/JP2004305875A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4243507B2 publication Critical patent/JP4243507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蛍光放電管等や多目的のガラス管の内壁面上に塗布される皮膜や、電池等の筒状電解質基材や絶縁基材面上に正負極の電極膜を形成する塗布方法に関して、特に内径の細い管状の内壁面に所望の機能を有する塗布膜の乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パソコン、テレビの画像表示に液晶表示装置が多用されているが、この液晶表示装置には液晶表示素子を背面から照明するいわゆるバックライトと呼ばれる照明装置が必要であり、この照明装置の光源には一般的に熱陰極や冷陰極の蛍光放電管が使用される。図13は、一般的な蛍光放電管の構造を示す説明図である。管状バルブ73の両端の封止部に電極75が装着されたリード線76が封着されている。蛍光体膜77は、封止の妨げにならないように封着部78に接触しない寸法で、管状バルブ73の内壁表面74に塗布形成されている。
【0003】
従来の技術の実施例として、蛍光機能を有する蛍光体塗布液などを用いて、ガラス管内壁に蛍光体膜を形成する塗布方法について図を参照して説明する。この蛍光体を形成するための従来の塗布方法を示すのが図12(a)(b)である。ガラス管79を垂直(ほぼ重力が作用する方向)に立てて、下端部80を容器81内の蛍光体塗布液82に漬けて、ガラス管79の上端部83から、ポンプ84で蛍光体塗布液82を所定位置まで吸い上げ、大気圧に開放して液面を下げることにより、ガラス管79の内壁85に蛍光体塗布液82を塗布する方法である。また、蛍光体塗布液をガラス管内部に充填する手段として、前記のような上端部からのポンプによる蛍光体塗布液の吸い上げる方法などの他に、蛍光体塗布液の入った密閉容器にエアーを流出入させることにより、蛍光体塗布液をガラス管内に強制的に圧送して、充填させて、圧送圧力を徐々に開放しながらガラス管内壁に蛍光体皮膜を塗布する形成方法が提案されている(特許文献1)。
【0004】
また、ガラス管内壁に形成される塗布膜の厚みを積極的に均一に塗布するための手段として、以下のような提案がされている。
【0005】
すなわち、ガラス管内壁との間隔を保持するための先端ガイドを取り付けた外パイプと外パイプから所定寸法飛び出した内パイプとで構成された2重パイプを、垂直に保持したガラスの上部開口部から挿入して、皮膜を形成しようとする下端部の位置から引き上げる。引き上げる途中は、前記2重パイプの外パイプと内パイプとの間から塗布液(本文献では「溶剤」と記している)を流し込んでガラス管内と溶剤を接触させて、さらに内パイプからポンプにより溶剤を吸い上げる動作を与えることにより塗布膜を形成するものである(特許文献2)。
【0006】
また、このようにガラス管の内壁に塗布された未乾燥の蛍光体皮膜に対する従来の技術による乾燥方法としては、ガラス管のどちらか一方の開口部から、加熱された空気などの熱風をガラス管内部に吹き込んで乾燥させるのが一般的である。また、ガラス管の内部に空気を供給しながらガラス管の外側より加熱して管内部を乾燥させる方法もある。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−348617号公報(第3頁、第3図)
【0008】
【特許文献2】
特開2002−346472号公報(第4頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
これまで、液晶用バックライト用の蛍光放電管は、デジタルカメラや携帯電話、小型(4〜15インチ)サイズのテレビ表示画面を中心に、内径の細いものの需要が多かったが、最近は、大型サイズの表示画面の需要が多く、さらに製品デザインとしての見栄えを重視する傾向から、バックライト等の照明装置の占有する設置スペース(液晶表示装置の周辺に配置されることが多い)を小さく設計する傾向がみられる。そのため要求される蛍光放電管形状も管長さ500mm以上、内径φ6mm以下の非常に細くて長いものが使用されるに至っている。よって、管径が極端に細くまたは管長さの長いガラス管の内部に蛍光体塗布液のような一般的に塗布液粘度の高い(液粘性係数の大きい)塗布液を通過させるためには、従来技術に示したような、これまでの解決手段だけでは、相当莫大な塗布処理時間を要することが周知となっている。加えて、前記した塗布処理の所要時間の増大は、ガラス管内壁に塗布された蛍光体塗布液による蛍光体皮膜の厚みに対して、特にガラス管の長手方向に対して上端側より下端側の蛍光体皮膜が極端に厚みが大きく、不均一な塗布膜形状となっている。条件によっては下端部において蛍光体塗料の目詰まりなどが原因となり多くの不良品を発生する。また、ガラス管内壁に塗布された蛍光体膜の乾燥については、どちらかの管端開口部からの乾いた熱風の導入が、ガラス管端部の偏在的な乾燥となって、ガラス管長手方向の乾燥ムラを発生させている。このような塗布および乾燥状況が、製品の歩留まり低下を生じさせ、製造時の損失としてコスト高の原因の一つになっている。さらに、蛍光体塗布液の塗布膜厚および乾燥状態が不均一な状態で完成された蛍光放電管は、その発光特性に極めて悪影響を及ぼすことがわかっている。
【0010】
本発明は、前記した従来の問題を解決するため、長尺細管であっても、均一にかつ短時間で塗料皮膜を塗布形成または乾燥することができる管内壁の塗布膜の乾燥方法を提供することを目的とする。
【0011】
【発明が解決しようとする手段】
前記目的を達成するため、本発明の管内壁の塗布膜の乾燥方法は、管状構造体の内壁面に形成された塗布膜に対して、前記管状構造体の外部側にて発生させた電磁界によって、前記管状構造体内部にある浮動子を加熱制御させるとともに、前記管状構造体の管開口側の少なくとも一方より気体を導入することを特徴とする。
【0012】
本発明の乾燥方法においては、前記管状構造体の下端の開口側より気体を導入して、その流量もしくは圧力を制御し、加熱された前記浮動子の位置を制御し、前記浮動子の表面に形成した気体の流通路により浮動子を揺動または回転運動をさせることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、基本的な手段として、ガラス管のような前記管状構造体の外側に位置し、磁気力または機械的作用による力を発生させる手段と、前記塗布液を管状構造体の内部に位置し、管状構造体の内部に挿入された管状構造体の長手方向に垂直な管断面の内寸法より小さな外寸法形状を有し、管状構造体内部を自在に移動できる「浮動子」からなり、前記発生した磁気力または機械的作用による力を前記浮動子に作用させて浮動子の位置および運動を制御する手段を有することで、塗布液を前記管状構造体内壁に均一な膜厚で、かつ高速に塗布膜を形成することを可能とする塗布方法である。
【0014】
また、管状構造体の内部に挿入された管状構造体の長手方向に垂直な管断面の内寸法より小さな外寸法形状を有し、管状構造体の外部側に位置し、管状構造体内部を自在に移動できる浮動子が所定温度になるように加熱制御できる熱供給手段と、管状構造体の内部に、所定の状態の気体を制御導入することにより、浮動子に浮力を作用させるとともに、管状構造体内壁に均一塗布された膜中に残留する溶媒蒸気を管状構造体から排出して短時間でかつ均一な塗布乾燥膜を形成することができる。
【0015】
さらに、管状構造体の内壁面に安定かつ均一な膜厚の塗布膜を形成するために、前記浮動子に塗布液の流れを安定して制御するための構造的工夫がなされている。
【0016】
第1番目の工夫として、管状構造体が円筒状の場合で、前記浮動子が外部からの磁性力に作用して、回転モータのように回転するよう浮動子内部の所定の位置に回転運動を生じるような磁性体(磁石でもよい)が配置されていることを特徴とする。浮動子の回転速度や回転力は、外部の磁性力を発生する手段に印加する電流、電圧や周波数等を調整することによって、浮動子を所望の回転状態になるように設定制御することができる。また、管状構造体の長手方向の移動については、回転運動を生じさせる磁性体とは別の磁性体が設けられ、管状構造体の外部には、これに作用力を供給するための磁性力を発生する手段が備えられている。
【0017】
第2番目の工夫として、構造子の形状の一部を円錐形としていることを特徴とする。この円錐形状は、浮動子の外表面とそれに面する管状構造体の内壁面との隙間において、浮動子周辺での一様な隙間を常に維持するように塗布液または気体を流れの抵抗なく導引するためのものである。さらに、浮動子を回転運動させることで、流体流れによる圧力損失が最も小さくなろうとする位置に保持され、この浮動子の回転中心が、管状構造体の管中心軸と一致しようとするため、浮動子周辺での塗布液の流れはより安定して、均一な膜厚の塗布形成が実現できるようになる。
【0018】
第3番目の工夫として、浮動子の回転安定性と、所望の膜厚を形成する塗布膜の均一性をより向上するための手段として、浮動子の外表面に溝形状または、邪魔板が施されていることを特徴とする。溝形状や邪魔板は、管状構造体の内壁面と浮動子外表面との隙間に存在する塗布液や気体の流れをより一様な流れ(例えば、層流流れ)に制御する働きを有する。さらに、浮動子の回転運動による変動バラツキを抑える効果がある。
【0019】
第4番目の工夫として、管状構造体の内壁に所望の膜厚の塗布膜を均一に形成し、それを安定して再現するための手段として、浮動子に塗布液や気体の流体溜り部となる「括れ部」を有することを特徴とする。この括れ部に流入した塗布液および気体は、管軸に対して周方向への流動が生じる空間である。この流動によって、浮動子周辺の動圧および静圧のバラツキがなくなり、管状構造体の内壁面との隙間は均一な寸法隙間を維持され、より均一かつ安定した塗布液や気体の流れを形成することができる。
【0020】
第5番目の工夫として、浮動子に外力を作用し制御するために管状構造体の外側に設けられた駆動手段および制御手段と、前記駆動手段と浮動子とが細線によって接続され、前記細線を巻き取り、または巻き出したりすることによって、浮動子の管状構造体の内部での位置を制御したり、または前記細線を捻ることで浮動子に回転運動を与えて制御することを特徴とする。
【0021】
これらの工夫は全て、管状構造体の内壁に形成された塗布膜の厚みや乾燥状態をより均一かつ安定するように作用し、製品としての品質性能を良好に大きく貢献する手段である。
【0022】
本発明の実施の形態を図1〜図3を用いて以下に説明する。本発明の基本的形態は、管状構造体(以下、「管」と記す)の内壁に塗料膜を形成するために、管外部側から作用する力を管内部の浮動子に作用させて、管内壁面と浮動子の間に均一かつ安定した隙間を形成することで、その隙間の塗布液の流れを制御して塗布液を管壁面に塗布する方法である。
【0023】
(実施の形態1)
管外部側から作用する力として「磁気力」を用いた実施の形態1を図1(a)(b)に示す。図1中(a)に示すように、容器1に入った塗布液2中に管3の下端部4を浸漬し、制御手段5で上下移動可能な磁気力発生器6の発生部7から発生する磁気力8によって、管3の内部に挿入した浮動子9が所定の高さに保持される。磁気発生器6の発生部7を所望の位置に移動させることにより、浮動子9は、磁性体10との引力または斥力により、磁気発生器6の上下操作に従って管3の内を移動させることができる。さらに、浮動子9の一部はN極およびS極で構成される磁性体11で構成されている。磁気発生器6の発生部7から周期的に発生させた変動する磁界12の中で、浮動子9が有するN極およびS極の磁性体11と引力および斥力により、浮動子9は所望の周方向13に回転させることができる。
【0024】
磁気発生器6を上方向へ移動させることで、浮動子9を管3の上方向に移動させると、塗布液2が管3の内部に吸引される。浮動子9を管3の内部の所定の上端部位置までに移動させると管3の内部は塗布液2で満たされる。このとき浮動子9は回転させながらでも良い。
【0025】
続いて、磁気発生器6を下方向へ移動させると、浮動子9は管3の内部を下方向へ移動するため、図1(b)に示すように、管3の内壁14と浮動子9との間に形成された隙間15を流動する塗布液2によって、管3の内壁面14に膜15が形成させる。浮動子9は、管3の内壁14のあらゆる場所でその安定かつ均一な膜厚の膜16を形成することができる構造を有している。
【0026】
浮動子9の位置や状態を、管3の外側にある磁気発生器6を制御するための制御因子として、電流または電圧がある。これらの電気的制御因子の一つを特定の周波数で制御することにより、管3内における浮動子9の回転数を制御することができる。
【0027】
管内にある浮動子を用いて壁面に均一かつ安定した塗布膜を形成するために、塗布液の粘性や密度、表面張力等の性質を加味した上で、浮動子の形状、回転数、管内での上下走査速度などの制御パメータの最適な塗布操作条件を予め決定しておく必要がある。具体的には後の実施例で説明する。
【0028】
(実施の形態2)
実施の形態2として、細線と接続することのより「機械的張力」によって浮動子を制御して塗布液を塗布する方法についての実施の形態を図2(a)(b)に示す。本実施の形態は、図2(a)に示すように、容器1の塗布液2中に管3の下端部4を浸漬して、制御により、浮動子9と接続された細線17を巻き取ったり、または巻き出したりする駆動手段18を有している。浮動子9は前記細線17と接続され、駆動手段18の動作により、浮動子9が管3の内部を自在に移動することができる。実施の形態1と同様に管内の塗布液の流れを制御して、浮動子9と管3の壁面19に形成される隙間15で規制することにより、図2(b)に示すように、塗布液2を管3の内壁14に塗布する。以下、実施の形態1と同じ説明は省く。また、管3の内部にある浮動子9を用いて壁面14に均一かつ安定した塗布膜を形成するためには、塗布液2の粘性や密度、表面張力等の性質を加味した上で、浮動子9の形状、回転数、管3内での上下走査速度などの最適な塗布操作条件を予め決定しておく必要がある。具体的には後の実施例で説明する。
【0029】
(実施の形態3)
実施の形態3について図3に示す。本実施の形態3は、前記実施の形態1および実施の形態2で示した基本的な動作の一部を組み合わせたもので、管の内壁に塗布した塗布膜を均一に乾燥する方法を提供するものである。浮動子を移動させるには、実施の形態1および2で説明したような方法を採用しても良い(具体的手段は省略:図1、図2を参照)。管の内部に挿入された浮動子を機械的張力または磁気力または管3内に導入する気体の流れによって、管の内部での浮動子の位置および動作を制御する。次に、浮動子9を加熱するための電磁誘導磁気発生器20から発生する磁界21によって、管3の内部に挿入した浮動子3が誘導加熱される。浮動子9は、電磁誘導磁気発生器20の磁気発生部21に対して、電気的パラメータ(例えば、電流、電圧、その周波数等)を調整制御することにより所望の温度になるように加熱することができる。浮動子9は、磁気力や機械的張力、または管内を流れる気体24の流れを調整して、所定の位置に浮動子9を移動させて、管3の管壁面14に塗布された塗布膜15を加熱する。気体の調整には調整バルブ22の付いた流量計23を用いると良い。9’は浮動子の先端部を示す。加熱により塗布膜15中に含まれた溶媒蒸気は、管壁14と浮動子9との隙間を流れる気体24によって持ち去られ、管3の上端開口25より管3の外側へ排出される。乾燥が不十分な塗布膜の箇所があれば、浮動子をその近傍へ移動させ、浮動子を所望の温度に調整して、所定時間保持させて乾燥すれば良い。これらの動作を管内全体に対して操作することにより、管壁に塗布された塗布膜の均一な乾燥を効率的に実現することができる。また、壁面の塗布膜の製品としての品質性能を確保しながら乾燥するために、塗布膜中の溶媒の揮発性や過剰蒸発による乾燥膜の欠陥(ピンホール)発生状況等の性質を加味した上で、導入気体の流動(種類、流速、圧力等)、浮動子の形状、温度、回転数や管内での上下走査速度などの最適な塗布操作条件を予め決定しておく必要がある。具体的には後の実施例で説明する。
【0030】
【実施例】
以下、本発明による実施例について、図4から図11を用いて説明する。
【0031】
(実施例1)
図4(a)〜(c)に、本発明の実施例1として、管外側からの「磁気力」により動作制御された浮動子によるガラス管内壁に蛍光体塗布膜を形成する動作図と、その装置を用いて形成した外径6mm、内径4mmで管長さ1000mmのガラス管内壁に塗布された蛍光体乾燥膜の膜厚分布特性グラフを図5に示す。なお、塗布液の性状および浮動子の動作および制御などの基本的条件は図中に記載している。さらに、図5には従来の技術を用いて最適とされる塗布条件にて塗布膜を形成した場合の膜厚データを合わせて示した。
【0032】
塗布動作の手順について、図4(a)〜(c)に示す動作図を使って説明する。ガラス容器26に満たされた蛍光体材料を含む塗布液27(粘度50Pa・s)の液面28にガラス管29の下端部30を浸漬する。次に、ガラス管29の長さ方向に上下移動できる浮動子走査装置31内にある浮動子保持用磁気発生部32に一定電圧のもとで所定の電流を印加して強力な磁界33(通常、目視できない)を発生させる。この浮動子走査装置31の磁気発生部32は、初めは浮動子34がガラス管29の下端部30の液面28付近に位置35する高さに配置されている。そして、予めガラス管内29に挿入された浮動子34の一部を構成する鉄芯36が、ガラス管29を透過した磁力線に作用して、所定の高さを保持されている。このとき、浮動子34より下のガラス管29の内部には塗布液27が存在している。次に、浮動子走査装置31を所定の速度で管上方へ移動させる。移動の際に、浮動子走査装置31内に設けられた他の磁気発生部37に、一定電圧のもと、その特定の周波数で制御した所定の電流を印加して磁界38を発生させる。この磁界38により発生した磁力線が、浮動子34内の別に設けられた永久磁石40(N極S極組み合わせ構造:後述の図8(a)(b)を参照)に作用して、浮動子34は、所望の管周方向、回転速度で回転する。本実施例では50rpmで回転させた。浮動子34を回転させながら、浮動子走査装置31を所定の上昇速度でガラス管29の上方へ移動させると、浮動子34の下側のガラス管29内の塗布液41が満たされた空間42が減圧されることにより、ガラス容器26内の塗布液27がガラス管29の内部に流入する。浮動子走査装置31を上方向に移動させて、浮動子34がガラス管29の内壁への塗布を開始する最上端44の高さに位置した後、所定の速度で浮動子34を回転および落下させながら下方へ移動させた。浮動子34の降下速度は10mm/sであった。
【0033】
そして、浮動子34が下方向へ回転落下するときに、ガラス管29の内壁43と浮動子34との隙間45を通って流動する塗布液27は、ガラス管29の壁面43へ付着され、膜46が形成される。ここで注意しなければならないのは、浮動子の回転速度や落下速度が適正に制御されないと、ガラス管内壁全面での厚みにバラツキが生じ、所望の膜厚と異なった塗布膜が形成されてしまうことである。
【0034】
次に、一様な塗布膜厚46を形成しながら、浮動子34を最初に位置した最下端35の高さまで移動させる。その後、ガラス管29を引き上げて、容器26の塗布液27の液面28より離して、浮動子34をガラス管29内より取り出す。これで塗布操作は完了する。
【0035】
図5に示すとおり、「磁気力」を利用した塗布方法によって形成された塗布膜厚の均一性は、従来の技術による方法の膜厚特性と比較して極めて良好であることがわかる。また、塗布操作に要した時間を比較しても、全体で従来の方法の約1/5の程度の時間短縮を確認した。特に、本発明の塗布方法で考慮すべき注意事項として、(1)塗布中に塗布液の温度を変動させないこと、(2)ガラス管を常に垂直になるよう保持すること、(3)浮動子の塗布液の性質が磁気に影響されないものであることが重要である。
【0036】
(実施例2)
図6(a)〜(c)に、本発明の実施例2として、浮動子に細線(ワイヤ−)を接続し、管外側に位置する巻取り巻き出し装置によって「機械的張力」を発生させて、浮動子を動作制御しながらガラス管内壁に蛍光体塗布膜を形成する動作を図6(a)〜(c)に示し、その方法によって形成した外径6mm、内径4mmで管長さ1000mmのガラス管内壁の蛍光体乾燥膜の膜厚分布特性グラフを図7に示す。なお、塗布液の性状および浮動子の動作および制御の基本的条件は図中に記載している。さらに、本図中には図5で示したものと同じように「従来の技術」を用いて塗布膜を形成した場合の膜厚データを示した。
【0037】
塗布動作の手順について、図6(a)〜(c)を用いて説明する。ガラス容器26に満たされた蛍光体材料を含む塗布液27の液面28に、ガラス管29の下端部30を浸漬する。次に、巻取り巻き出し装置47を所定の電圧で制御しながら細線48に張力を作用させながら、初めは、浮動子49がガラス管29の内部の下端部30の液面28付近に位置するように移動させる。このとき、浮動子49より下のガラス管29の内部には塗布液27が存在している。次に、巻取り巻き出し装置47によって浮動子49を所定の速度で管上方へ移動させる。移動の際に、巻取り巻き出し装置47のモータ駆動部50に所定の電圧を印加する。さらに、浮動子49に回転運動を与える捻り装置51を動作させることで、細線48が捻られ、浮動子49は、所望の管周方向へ所定の回転速度で回転する。浮動子49を回転させながら、所定の上昇速度でガラス管29の上方へ移動させることにより、浮動子49の下側のガラス管29の内部空間41が減圧されるため、ガラス容器26に入った塗布液27がガラス管29の内部に流入する。浮動子49を上方向に移動させて、浮動子49がガラス管29内の塗布を開始する最上端44の高さに位置した後、浮動子49の上側に接続されている細線48’を浮動子49から外す。このとき、下側の細線48は接続されたままである。そして、所定の速度で浮動子49を回転および落下させながら下方へ移動させる。次に、浮動子49が下方向へ回転落下するときに、ガラス管29の内壁43と浮動子49との隙間52を通って流動する塗布液27は、ガラス管29の壁面43に付着塗布される。このとき、浮動子49の回転速度や落下速度がうまく制御されないと、ガラス管内壁での塗布厚みが偏ったり、所望の膜厚と異なった膜が形成されてしまうことがある。
【0038】
一様な膜厚の塗布膜53を形成しながら、浮動子49を最初に位置した最下端30の高さまで移動させる。その後、ガラス管29を引き上げて、ガラス容器26の塗布液面28より離し、浮動子49をガラス管29内より取り出す。これで塗布操作は完了する。
【0039】
図7に示すとおり、細線の「機械的張力」を利用した塗布方法によって形成された塗布膜厚の均一性は、「磁気力」を用いた場合と比較して、細線の捻れ操作による浮動子の回転の不安定性が原因と思われる膜厚バラツキがみられるものの、従来の技術による方による膜厚分布特性と比較しても、極めて良好な膜厚均一性が得られていることがわかる。また、「磁気力」を用いた場合と同様に、塗布操作に要した時間をみても、従来の技術と比較して、磁気力を利用した場合と同等の約1/5程度の時間短縮ができた。
【0040】
特に本発明の塗布方法で考慮すべき注意事項として、(1)塗布中に塗布液の温度を変動させないこと、(2)ガラス管を常に垂直になるよう保持することに加え、(3)浮動子と接続する細線の腐蝕による塗布液への金属や油分等の不純物を混入させないことが重要である。
【0041】
(実施例3)
図8(a)(b)に、本発明である実施例1および実施例2で使用した浮動子の基本形状とその構造透過図を示す。図8(a)は実施例1の中で、「磁気力」に作用して、管内の移動や回転動作を行える浮動子の形状と構造透過図である。また、図8(b)の浮動子は、実施例2の中で、細線を接続した機械的張力に作用して、管内の移動や回転動作ができる浮動子の基本形状とその構造透過図である。
【0042】
先ず、図8(a)に示す浮動子について説明する。浮動子34は、その内部に、回転運動に働く磁性体としてN極とS極を交互に配置した永久磁石等40で構成されている。永久磁石40の上には、管内を移動するための導引する磁性体として鉄芯35が設置されている。浮動子34は、ポリテトラフルオロエチレンによって覆われているが、幾つかの加工が施されている。浮動子34の下部側は円錐角度を有する形状の部分55が施され、管内壁と面するところには、らせん状の溝56が形成されている。なお、このような溝形状以外にも同じ作用が得られれば邪魔板などで構成されていても良い。その上方部には液溜りとなる括れ部分57が位置し、さらに最上部には塗布膜厚を規制するためのスリット部58が施されている。管内壁とスリット部58との隙間は、0.25mmであり、条件によるが形成された塗布膜の厚みはこのスリット部58とのギャップで決定される。スリット部58表面に傷などがあると塗布膜にその痕跡が残るため、この浮動子の加工には十分注意する必要がある。
【0043】
次に、本発明による実施例2で使用した図8(b)に示す浮動子について説明する。浮動子49は、その中心部に、細線48、48’と接続するための接続部59、59’が設けられている。細線48、48’と接続部59、59’との接続は、動作上、容易に取り付け、取り外しができる構成であれば、接続の仕方はどのようなものであってもよい。それ以外は図8(a)に示す浮動子の基本的形状と同じであり、それぞれの部分の作用は前記の通りである。本実施例の浮動子49には磁気力に作用する磁性体構造は有しない。なお、らせん状の溝形状60の他に同じ作用が得られれば邪魔板などが施されていても良い。
【0044】
(実施例4)
本発明の実施例4の電磁誘導によって発熱する金属材料からなる浮動子を管内に挿入して、さらに気体の流れによって浮力を得ながら管内壁に塗布された未乾燥膜を乾燥するための動作図を図9(a)(b)に、浮動子付近の拡大図を図9(c)に示す。図9(a)〜(c)に示すように、内壁43に蛍光体材料を含む未乾燥の塗布膜89が塗布されたガラス管29の下端口部61より所定の流量(1L/分)の空気を、バルブ20と流量計17を通じて供給した。次にガラス管の上端開口部62より、ガラス管29の内径(4mm)よりも小さい寸法で、鉄芯63からなる浮動子64(重さ0.5g、外径3.5mm)を挿入した。浮動子64は重力作用により下方向へ落下しようとするが、下方から上方へ流れてくる空気65に対して反作用(浮力)が働く。空気65の設定流量に応じて、浮動子64はガラス管29の内部の所望の位置に浮遊させることができる。次に、ガラス管29の長さ方向に上下移動できる電磁誘導加熱装置66内の磁気発生コアに一定電圧のもとで所定の電流を印加して強力な電磁界68を発生させる。この電磁誘導加熱装置66は、空気65の流量によって高さが変化する浮動子64の高さを検知するセンサを持っており、浮動子64の動きに追従して移動することができる。発生した電磁界68は、ガラス管29内を透過し、浮動子64を所望の温度(本実施例では、80℃)に加熱された。次に、空気65の流量を流量計17で0.5L/分に減らして、ガラス管29の下端部61付近で浮動子64を浮遊停止させた。浮動子の電磁誘導加熱装置66により加熱された浮動子64によって、浮動子64の周辺を流れる空気65に対流熱69(通常見えない)を与え、または浮動子64の外表面から放射される熱輻射70(通常見えない)によって蛍光体塗布膜71に熱が与えられる。蛍光体塗布膜71中に残留する溶媒である「水」は、加熱蒸発されて空気65中に拡散し、空気65の流れに沿ってガラス管29の上端開口部62より排出させた。
【0045】
そして、徐々に空気65の流量を増やしながら浮動子64を上方側へ移動させて塗布膜71を乾燥させた。この方法は、空気65の流量を時間的に調整することによって所望の位置に必要な分の熱を供給する長所がある。さらに、浮動子64を上方向に移動させて、浮動子64がガラス管29内の上端開口62付近の高さに到達すると乾燥は完了する。
【0046】
さらに、乾燥が必要な塗布膜部分があれば、空気流量を調節して浮動子の位置を変え、乾燥を継続させれば良い。浮動子64に回転運動を与えることで浮動子64はガラス管29の内部での浮遊状態が安定になり、さらに、空気65の流れにらせん運動が加わることで、空気65の乱れが生じ、より均一な乾燥が行えることがわかっている。
【0047】
図10に示すように、従来の技術であるガラス管の一方の端口部から所定の熱風を供給する場合に比べて、乾燥重量分布をみると、乾燥重量による長手方向の良好な均一性が得られ、かつ時間短縮の効果が確認された。
本発明の乾燥に用いた浮動子の基本形状とその構造を図11に示す。本発明の浮動子64は、電磁誘導作用によって発熱する部分を鉄芯63で構成している。一般には加熱される温度によって材質を選択するのだが、浮動子64の表面は、高精度の表面加工が要求される。ガラス管29の内部での様々動作による衝突で、塗布膜71に傷を生じさせないために、例えばポリテトラフルオロエチレン(デュポン社登録商標“テフロン”)のようなフッ素樹脂で被覆してあっても良い。また、浮動子64周辺の表面には空気65の流れに作用する溝形状72の加工が施されている。これは、ガラス管29の下方部より導入された空気65などの気体を浮動子表面の溝形状72部に沿わせて通過させることにより、浮動子64に作用して回転運動を生じさせる働きをするためのものである。なお、本実施例の溝形状72以外に、塗布膜71に傷などの痕跡を残さないなどの前提で、同じ機能がえられるものであれば、邪魔板を施したものであってもかまわない。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、特に長尺細管のような管状構造体の内部に管軸方向に垂直な管断面の内寸法より小さい外寸法形状を有する浮動子を挿入し、管外側より、「磁気力」を作用させる手段を用いて、管内部に挿入した浮動子に作用させて、管内部における浮動子の位置および運動を制御することにより、一般的に液粘度の高い、すなわち液粘性係数の大きい塗布液を充填させ、管壁面への塗布に要する時間を極めて短縮することができるとともに、特に管長手方向に対し、管内壁に塗布された塗布膜の厚みにおいて、均一な塗布が可能となり、塗布均一性に影響する製品特性が改善され、また、塗布液の目詰まりなどによる不良品の発生や処理時間のロスが抑えられるなど製造におけるコスト損失を少なくすることが可能である。
【0049】
また、浮動子を電磁誘導加熱によって加熱し、さらに管内部に気体を導入供給することで、管内の所定の位置に塗布された塗布膜中の溶媒を高速かつ均一に蒸発乾燥させることが可能である。乾燥状態が不十分な塗布膜部分を選択的に乾燥することができるため、管内の塗布膜全体の乾燥ムラをなくすことができる。
【0050】
なお、本発明の塗布方法および乾燥方法は、液晶用バックライト等の蛍光放電管の製造以外にも、比較的大きな寸法(内径、長さ)形状の室内用の蛍光灯管や、水道管、熱交換器の伝熱管内などにコーティングするポリテトラフルオロエチレン皮膜やガラス皮膜となる塗布液を用いたランニング加工にも応用でき、製品形状の大小に関わらず高分子電解質液や触媒電極塗料などによる高分子電解質膜−電極膜接合体を形成する燃料電池製造分野にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1における浮動子による管内壁の塗布動作を示す模式的説明図、(b)は(a)中の破線域の拡大図。
【図2】(a)は本発明の実施の形態2における浮動子による管内壁の塗布動作を示す模式的説明図、(b)は(a)中の破線域の拡大図。
【図3】本発明の実施の形態3における加熱制御された浮動子による管内壁の塗布膜乾燥動作を示す模式的説明図。
【図4】(a)〜(c)本発明の実施例1における浮動子による管内壁に蛍光体膜を塗布するための模式的動作図。
【図5】同実施例1における塗布膜厚分布特性を示すグラフ。
【図6】(a)〜(c)本発明の実施例2における浮動子による管内壁に蛍光体膜を塗布するための模式的動作図。
【図7】同実施例2における塗布膜厚分布特性を示すグラフ。
【図8】(a)は本発明の実施例1で使用した磁力作用浮動子の基本形状図、(b)は実施例2で使用した細線による張力作用浮動子の基本形状図。
【図9】(a)(b)は本発明の実施例4における浮動子による管内壁に蛍光体膜を乾燥するための模式的動作図、(c)は(a)の波線域の拡大図。
【図10】同実施例4における乾燥重量分布特性図。
【図11】同実施例4における乾燥用浮動子の基本形状図、
【図12】(a),(b)は従来の技術を説明する蛍光体を形成する塗布方法を示す模式的断面図。
【図13】従来の蛍光放電管の構成を説明する図。
【符号の説明】
1 容器
2 塗布液
3 管
4 下端部
5 制御手段
6 上下移動可能な磁気力発生器
7 磁気発生部
8,12 磁界
9 浮動子
10 磁性体
11 極性を有する磁性体
13 周方向矢印
14 内壁
15 隙間
16 膜
17,17’ 細線
18 巻き取り巻き出し手段
19 壁面
20 電磁誘導磁気発生器
21 磁気発生部
22 調整バルブ
23 流量計
24 気体の雰囲気
25 上端開口
26 ガラス容器
27 塗布液
28 液面
29 ガラス管
30 下端部
31 浮動子走査装置
32 浮動子保持用磁気発生部

Claims (2)

  1. 管状構造体の内壁面に形成された塗布膜に対して、
    前記管状構造体の外部側にて発生させた電磁界によって、前記管状構造体内部にある浮動子を加熱制御させるとともに、
    前記管状構造体の管開口側の少なくとも一方より気体を導入することを特徴とする管内壁の塗布膜の乾燥方法。
  2. 前記管状構造体の下端の開口側より気体を導入して、その流量もしくは圧力を制御し、加熱された前記浮動子の位置を制御し、前記浮動子の表面に形成した気体の流通路により浮動子を動または回転運動をさせる請求項に記載の管内壁の塗布膜の乾燥方法。
JP2003101978A 2003-04-04 2003-04-04 管内壁の塗布膜の乾燥方法 Expired - Fee Related JP4243507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003101978A JP4243507B2 (ja) 2003-04-04 2003-04-04 管内壁の塗布膜の乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003101978A JP4243507B2 (ja) 2003-04-04 2003-04-04 管内壁の塗布膜の乾燥方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004305875A JP2004305875A (ja) 2004-11-04
JP2004305875A5 JP2004305875A5 (ja) 2006-05-25
JP4243507B2 true JP4243507B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=33465604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003101978A Expired - Fee Related JP4243507B2 (ja) 2003-04-04 2003-04-04 管内壁の塗布膜の乾燥方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4243507B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010000690A1 (de) * 2010-01-05 2011-07-07 Hamilton Bonaduz Ag Dosiervorrichtung und Dosierverfahren
CN104819529B (zh) * 2015-03-30 2017-12-08 四川远畅新能源科技有限公司 具有预除湿降温结构的通信机房节能降温系统
CN111750615B (zh) * 2019-03-27 2023-08-22 深圳市金牛头新材料技术有限公司 一种管内壁吹干装置及管内壁吹干方法
CN112024217B (zh) * 2020-09-15 2022-04-22 河北海乾威钢管有限公司 一种钢管通用型内外壁涂漆设备
CN112756231A (zh) * 2021-01-06 2021-05-07 住重福惠动力机械有限公司 一种用于管道内壁防腐涂层的均匀干燥装置
JP7312324B2 (ja) * 2021-07-06 2023-07-20 株式会社グッドマン コーティング付きチューブの製造方法及びコーティング付きチューブの製造装置
CN113651542B (zh) * 2021-09-16 2023-03-17 安徽光智科技有限公司 石英舟或石英管表面镀膜的方法
CN117122943B (zh) * 2023-10-27 2024-01-30 深圳市中瑞远博智能系统有限公司 一种适用于热敏性物料的mvr浓缩设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004305875A (ja) 2004-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4243507B2 (ja) 管内壁の塗布膜の乾燥方法
JPH0236560B2 (ja)
WO2021136059A1 (zh) 纳米导体或半导体材料尺寸可控的制备系统及制备方法
TW200528404A (en) Apparatus and drawing tank for producing thin panes of glass
CN100580564C (zh) 电子照相感光体用的管坯、电子照相感光体及其制造方法
US20210207285A1 (en) Temperature field device comprising a first drum, a second drum, and a filler inside the second drum and a space between the second drum and the first drum
CN110255867A (zh) 一种生产柔性玻璃的设备及生产柔性玻璃的方法
JPH04219326A (ja) ガラス体の製造方法および装置
JP2004027365A (ja) 化学気相蒸着工程の原料物質供給装置
JP2007054740A (ja) 塗布装置、塗布方法、及び無端ベルトの製造方法
CN114807905B (zh) 一种原子层沉积装置
US11440830B2 (en) Edge directors including an interior heating device
JP5742689B2 (ja) 電解処理装置、及び該処理装置を用いたモールドの製造方法
JP2005324108A (ja) 細管内壁の樹脂被覆方法
JPH1157587A (ja) 塗布装置
US6399145B1 (en) Method for coating lamp bulbs
US8217312B2 (en) Method and device for heating a fluid
JP2009213980A (ja) 塗布装置、及び塗布方法
JPH01118140A (ja) 電子写真感光体の製造装置
CN201226298Y (zh) 铝电解电容器芯包的修复装置
JPH0788413A (ja) 塗布装置および塗布方法
JPH1020525A (ja) 浸漬塗工装置及びこれを用いる電子写真感光体の製造方法
JP2021136216A (ja) スパークプラグの製造方法
JP2006026560A (ja) 浸漬塗布装置及び浸漬塗布方法
JP2010225517A (ja) 管体内面への透明導電膜成膜方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees