JPH0589834A - 冷陰極蛍光灯および冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブ - Google Patents

冷陰極蛍光灯および冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブ

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JPH0589834A
JPH0589834A JP24982791A JP24982791A JPH0589834A JP H0589834 A JPH0589834 A JP H0589834A JP 24982791 A JP24982791 A JP 24982791A JP 24982791 A JP24982791 A JP 24982791A JP H0589834 A JPH0589834 A JP H0589834A
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glass bulb
fluorescent lamp
cold cathode
cathode fluorescent
phosphor
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JP24982791A
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Masaru Kosuge
勝 小菅
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輝度のバラツキが小さく、均一な光量を確保
できると共に、曲げ加工作業性がすぐれた冷陰極蛍光
灯、およびこの冷陰極蛍光灯を製造するために用いる長
筒状のガラスバルブを提供する。 【構成】 内表面に蛍光体を塗布した長筒状のガラスバ
ルブ1を、平坦な渦巻状に成形したことを特徴とする冷
陰極蛍光灯。冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブはその長
手方向に平行な開口部を有し、この開口部の幅を蛍光体
層の膜厚に反比例してテーパー状に大きくすることによ
って、配光肩落ちを解消したことを特徴とする。また冷
陰極蛍光灯製造用ガラスバルブはその内表面に蛍光体を
塗布した後、これを水平方向に保持して回転させること
で、前記蛍光体の膜厚が均一化されたものであることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、輝度のバラツキが小
さく、均一な光量を確保できると共に、曲げ加工作業性
がすぐれた冷陰極蛍光灯、およびこの冷陰極蛍光灯を製
造するために用いる長筒状のガラスバルブに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】各種バックライト光源に使用する細径の
冷陰極蛍光灯としては、長筒状のガラスバルブをU字型
あるいはV字型に成形した、いわゆるベンディングバル
ブと称されるものが一般に用いられている。
【0003】しかるに、上記従来のU字型あるいはV字
型形状を有する冷陰極蛍光灯は、その発光範囲がバルブ
の周辺に限られるため、バックライトユニットの拡散板
を介してなる発光エリアと、バルブ位置との関係を構造
上十分に考慮したとしても、その配慮には限度があり、
前記発光エリアに対し均一な光量を配分し得ないという
問題があった。
【0004】したがって、従来の冷陰極蛍光灯を用いた
バックライトユニットでは、発光エリア内における輝度
のバラツキが大きく、光学特性の改良が望まれていた。
【0005】また、従来の冷陰極蛍光灯は、内表面に蛍
光体を塗布した長筒状のガラスバルブを曲げ加工するこ
とにより製造されていたが、この方法ではガラスバルブ
の直線部に対する屈曲部(U字部あるいはV字部)の曲
げ比率の問題から、曲げ加工作業時の加工温度と曲伸応
力によって、とくに前記屈曲部で蛍光体の脱落や初期劣
化を招くことがあり、この結果光量や配光のバラツキを
さらに生ずることになるため、前記ガラスバルブの曲げ
加工を慎重に行う必要があって、曲げ加工作業性が劣る
という問題が残されていた。
【0006】一方、従来の冷陰極蛍光灯を製造するため
の長筒状ガラスバルブにおいて、ガラスバルブの内表面
に対する蛍光体の定着は、垂直に位置させたガラスバル
ブの下端を液状の蛍光体を入れた槽内に漬け、ガラスバ
ルブの上端からバキュームにより液状蛍光体を吸引し
て、ガラスバルブの内表面に蛍光体を塗布した後、前記
ガラスバルブを垂直状態のまま加熱し、蛍光体を定着す
ることにより行われていた。
【0007】しかしながら、上述した蛍光体の定着方法
では、ガラスバルブ内に吸引、塗布された蛍光体が、熱
定着されるまでの間に、その自重によって下方へ移動す
る傾向があり、定着後の塗布状況においては、ガラスバ
ルブの両端での蛍光体層の膜厚が微妙に異なって、蛍光
体膜厚が薄い側に配光肩落ちを生じるため、このガラス
バルブを成形してなる冷陰極蛍光灯においても、配光の
バラツキを招くことになるという問題があった。
【0008】そして、冷陰極蛍光灯に上記のような配光
肩落ち(バラツキ)がある場合には、たとえばバックラ
イトユニットの受光装置を大幅に補正したり、また冷陰
極蛍光灯を受光面に対して非平行に配置するなどの補正
手段が必要となり、実機全体の構造をも含めて、ユニッ
トへの光学的配慮が必要となるため、ユニットと冷陰極
蛍光灯との全体設計に難度を及ぼすという支障を生じて
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述した
従来の冷陰極蛍光灯および冷陰極蛍光灯製造用ガラスバ
ルブが有する問題点を解決するために検討した結果、達
成されたものである。
【0010】したがって、この発明は、輝度のバラツキ
が小さく、均一な光量を確保できると共に、曲げ加工作
業性がすぐれた冷陰極蛍光灯の提供を第1の目的とす
る。
【0011】また、この発明は、均一な輝度および光量
を発現し得る冷陰極蛍光灯を製造するために使用する、
配光肩落ちのない冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブの提
供を第2の目的とする。
【0012】さらに、この発明は、均一な輝度および光
量を発現し得る冷陰極蛍光灯を製造するために使用す
る、蛍光体層膜厚が全域に亘って均一な冷陰極蛍光灯製
造用ガラスバルブの提供を第3の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、この発明の冷陰極蛍光灯は、内表面に蛍光体
を塗布した長筒状のガラスバルブを、平坦な渦巻状に成
形したことを特徴とする(第1発明)。
【0014】また、上記第2の目的を達成するために、
この発明の冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブは、内表面
に蛍光体を塗布した長筒状のガラスバルブであって、そ
の長手方向に平行な開口部を有し、この開口部の幅を前
記ガラスバルブ内表面の蛍光体層の膜厚に反比例して大
きくすることによって、配光肩落ちを解消したことを特
徴とする(第2発明)。
【0015】さらに、上記第3の目的を達成するため
に、この発明の冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブは、長
筒状ガラスバルブの内表面に蛍光体を塗布した後、これ
を水平方向に保持して回転させることで、前記蛍光体の
膜厚が均一化されたものであることを特徴とする(第3
発明)。
【0016】
【作用】この発明の冷陰極蛍光灯は、内表面に蛍光体を
塗布した長筒状のガラスバルブを、平坦な渦巻状に成形
したため、その中心部からほぼ対称的に発光範囲が拡が
ることになり、ユニットの拡散板を介した場合であって
も、その発光エリアに対する輝度のバラツキが小さく、
均一な光量を確保することができる。
【0017】さらに、この発明においては、ガラスバル
ブを渦巻状に成形加工する際に、曲部が一定の曲率をも
って連続的に形成されるため、加工温度範囲内での曲伸
応力に無理を生ずることがなく、蛍光体の脱落や初期劣
化などの不具合が解消して、配光や光量のバラツキがな
い冷陰極蛍光灯の製造が可能となる。
【0018】したがって、この発明によれば、輝度のバ
ラツキが小さく、均一な光量を確保できる冷陰極蛍光灯
を、すぐれた曲げ加工作業性のもとに、容易に提供する
ことが可能である。
【0019】また、この発明の冷陰極蛍光灯製造用ガラ
スバルブは、長筒状のガラスバルブの長手方向に平行な
開口部を形成し、この開口部の幅を前記ガラスバルブ内
表面の蛍光体層の膜厚に反比例して大きくすることで、
配光肩落ちを解消したため、これを渦巻状に成形するこ
とによって、配光のバラツキがなく、一層均一な光量を
確保可能な冷陰極蛍光灯を得ることができる。
【0020】さらに、この発明の冷陰極蛍光灯製造用ガ
ラスバルブは、長筒状ガラスバルブの内表面に蛍光体を
塗布した後、これを水平方向に保持して回転させて、前
記蛍光体の膜厚を均一化することによっても配光肩落ち
を解消することができ、上記と同様にこれを渦巻状に成
形した場合にも、配光のバラツキがなく、一層均一な光
量を確保可能な冷陰極蛍光灯を得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の冷陰極
蛍光灯および冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブの実施例
について詳細に説明する。
【0022】図1はこの発明の冷陰極蛍光灯の第1実施
例を示す平面図、図2は同じく側面図、図3はこの発明
の冷陰極蛍光灯の第2実施例を示す平面図、図4はこの
発明の冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブの第1実施例を
示す平面図、図5は図4に示した冷陰極蛍光灯製造用ガ
ラスバルブと従来の冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブに
おける配光状態の説明図、図6はこの発明の冷陰極蛍光
灯製造用ガラスバルブの第2実施例において前記ガラス
バルブを製造するために用いる装置の概略斜視説明図で
ある。
【0023】図1および図2に示した第1実施例おい
て、この発明の冷陰極蛍光灯は、長筒状のガラスバルブ
1を平坦な渦巻状部1cに成形すると共に、ガラスバル
ブ1の一端1a側を前記渦巻状部1cの下側を通過させ
て引出し、さらにガラスバルブ1の他端1b側を前記一
端1a側と平行に引出すことにより構成されている。
【0024】そして、一端1a側を前記渦巻状部1cの
中心部よりも、図面上で上部近傍に配置すると、発光エ
リアに対する輝度のバラツキがより小さくなる。
【0025】なお、図1および図2において、2は封着
部、3はチップ部、4はアウターウェルズをそれぞれ示
す。
【0026】上記のようにガラスバルブ1を渦巻状に成
形することによって、この発明の冷陰極蛍光灯はその中
心部からほぼ対称的に発光範囲が拡がることになり、ユ
ニットの拡散板を介した場合であっても、その発光エリ
アに対する輝度のバラツキが小さく、均一な光量を確保
することができる。
【0027】ここで、上記の構成からなるこの発明の冷
陰極蛍光灯の代表的な成形手段について説明すれば次の
通りである。
【0028】まず、内表面に蛍光体を塗布し、定着した
ガラスバルブを用意する。
【0029】そして、このガラスバルブをヒートアップ
し、テーパー状の金属製巻付ロッドに接触させながら、
ウォームギアに連結させたベンディングアームによっ
て、前記巻付ロッドに巻付ける。
【0030】次いで、巻付ロッドを後方へ移動し、1イ
ンデックスさせてから、左右より圧力を加え、平坦な渦
巻状に仕上げるた後、封着部2、チップ部3およびアウ
ターウェルズ4などを取付けることによって、この発明
の冷陰極蛍光灯を容易に得ることができる。
【0031】上記成形手段においては、ガラスバルブを
渦巻状に成形加工する際に、曲部が一定の曲率をもって
連続的に形成されるため、加工温度範囲内での曲伸応力
に無理を生ずることがなく、蛍光体の脱落や初期劣化な
どの不具合が解消して、配光や光量のバラツキがない冷
陰極蛍光灯の製造が可能となる。
【0032】また、図3に示したこの発明の冷陰極蛍光
灯の第2実施例は、上記第1実施例の応用例であり、渦
巻状部1cを、直線部1dと屈曲部1eとの組合わせで
形成した点が上記第1実施例と相違しているが、このよ
うに渦巻状部1cを形成することによっても、上記と同
様に、輝度のバラツキを解消し、配光の均一化を図るこ
とができる。
【0033】次に、この発明の冷陰極蛍光灯を製造する
ために用いる長筒状のガラスバルブについて説明する。
【0034】上述したように、従来の冷陰極蛍光灯製造
用ガラスバルブは、垂直に位置させたガラスバルブの下
端を液状の蛍光体を入れた槽内に漬け、ガラスバルブの
上端からバキュームにより蛍光体を吸引して、ガラスバ
ルブの内表面に蛍光体を塗布した後、前記ガラスバルブ
を垂直状態のまま加熱し、蛍光体を定着することにより
製造されているが、この方法で得られるガラスバルブ
は、吸引、塗布された蛍光体が、熱定着されるまでの間
に、その自重によって下方へ移動する傾向があり、定着
後の塗布状況においては、ガラスバルブの両端での蛍光
体層の膜厚が微妙に異なって、蛍光体膜厚が薄い側に配
光肩落ちの発生を招いていた。
【0035】図5における点線は、上記従来の配光肩落
ちを説明したものであり、ガラスバルブの長さ方向両端
XおよびYにおいて、Y側の蛍光体層膜厚が薄くなって
いる場合には、配向度がC>Eとなって、前記Y側にお
いて配光肩落ちを生じるため、たとえこのガラスバルブ
を渦巻状に成形してこの発明の冷陰極蛍光灯を成形した
としても、その冷陰極蛍光灯は配光の均一性を欠いたも
のとなる。
【0036】そこで、この発明の冷陰極蛍光灯製造用ガ
ラスバルブの第1実施例においては、上記のように蛍光
体層膜厚が不均一な場合に、ガラスバルブの長手方向に
平行に形成した開口部(アパーチャー)5の幅を、前記
蛍光体層の膜厚に反比例して大きくなるように構成する
ことによって、前記蛍光体層の膜厚不均一に起因する配
光肩落ちを解消したことを特徴とする。
【0037】すなわち、図4において、長筒状のガラス
バルブ1は、その内表面に蛍光体層6(斜線部分)が塗
布定着されており、さらにこの蛍光体層6を脱落せしめ
た開口部5が、ガラスバルブ1の長手方向と平行に形成
されている。
【0038】そして、図4においては、ガラスバルブ1
の長さ方向両端XおよびYにおける蛍光体層6の膜厚
が、X>YとY側が厚が薄くなっており、このために開
口部5の幅は、A<B、すなわちX側で狭く、Y側で広
くなるようにテーパー状に形成されている。
【0039】したがって、図5に実線で示したように、
この発明の冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブの配向度
は、ガラスバルブ1の長手方向両端にかけて、C=Dと
ほぼ一様となり、配光肩落ちが効果的に解消して、ガラ
スバルブ自体の光学的性能を大幅に改良することができ
る。
【0040】よって、このガラスバルブ1を上記したご
とく渦巻状に成形した場合には、輝度および光量が一層
均一な冷陰極蛍光灯を取得することができる。
【0041】上記した冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブ
の第1実施例では、ガラスバルブの内表面に塗布された
蛍光体の膜厚不均一を補正することにより、配光肩落ち
を解消しているが、当初から蛍光体層の膜厚が均一なガ
ラスバルブが得ることができれば、上記のように開口部
5の幅を調整する手間が解消する。
【0042】そこで、この発明の冷陰極蛍光灯製造用ガ
ラスバルブの第2実施例においては、ガラスバルブ1の
内周面に形成される蛍光体層6の膜厚均一化を主眼とし
ており、このように蛍光体6の膜厚を均一化したガラス
バルブ1は、次の方法により得ることができることが見
出された。
【0043】すなわち、ガラスバルブ1の内表面に蛍光
体を塗布した後、このガラスバルブ1を水平方向に保持
して、回転させながら蛍光体の定着を行うことによっ
て、前記蛍光体層の膜厚が全域に亘って均一化され、配
光肩落ちの不具合が全く解消した冷陰極蛍光灯製造用ガ
ラスバルブを得ることができるのである。
【0044】この第2実施例における蛍光体層の膜厚が
全域に亘って均一化された冷陰極蛍光灯製造用ガラスバ
ルブの製造方法について、図6にしたがって詳述すれば
次の通りである。
【0045】図6は、本第2実施例の冷陰極蛍光灯製造
用ガラスバルブを製造するために用いる装置の概略斜視
説明図であり、11はガラスバルブ、12はバキューム
ノズル、13は液状蛍光体14を収容した液槽、15は
回転シリンダ、16はブラケット、17はバルブチャッ
ク、18は筒状回転体、19は軸受、20はモーター、
21はブラケット、22は支持台、23はエアシリンダ
ーをそれぞれ意味する。
【0046】蛍光体層6を内表面に均一な膜厚で塗布定
着したガラスバルブ11を製造するに際しては、まずガ
ラスバルブ11を回転シリンダ15の中心軸に取付けら
れたバルブチャック17により挟持し、エアシリンダー
23の支軸23aに直結した支持台22上の液槽13を
上方に移動させて、ガラスバルブ11の下端を液槽13
内の液状蛍光体14に浸漬する。
【0047】この状態でバキュームノズル12がガラス
バルブ11の上端に接触し、その吸引力によってガラス
バルブ11内に蛍光体14を吸い上げる。
【0048】上記の蛍光体塗布作業が完了した直後に、
ノズル15aにエアーを供給することによって、回転シ
リンダ15を矢印方向へ95°回転させることにより、
ガラスバルブ11を水平に保持し、次いでバルブチャッ
ク17を開放してガラスバルブ11を水平にしたまま、
加熱された筒状回転体18の筒部18a内に収納する。
【0049】そして、モーター20によって筒状回転体
18を矢印方向に回転させることにより、ガラスバルブ
11は水平方向に自転しつつ加熱されることになるた
め、ガラスバルブ11の内表面に塗布された蛍光体14
は、ガラスバルブ11の内表面全体に亘って均一に分配
されつつ熱定着を受け、全域に亘って均一な膜厚を有す
る蛍光体層が形成されるのである。
【0050】このようにして、蛍光体層の膜厚が全域に
亘って均一な冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブを得るこ
とができ、このガラスバルブは配光肩落ちが全くないた
め、これを上記したように渦巻状に成形することによっ
て、輝度および光量が一層均一な冷陰極蛍光灯を製造す
ることができる。
【0051】なお、上記第2実施例で得られたガラスバ
ルブは、冷陰極蛍光灯としての用途以外にも、その配光
均一性を生かして、たとえば複写機の読取り装置などと
して使用した場合に、すぐれた光学的性能を発揮する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、輝度のバラツキが小さく、均一な光量を確保できる
冷陰極蛍光灯を、すぐれた曲げ加工作業性のもとに、容
易に提供することが可能である。
【0053】また、この発明の冷陰極蛍光灯製造用ガラ
スバルブは、開口部の幅を調整することによって蛍光体
層の膜厚不均一を補正するか、またはその製造過程にお
いて蛍光体層の膜厚を均一化したため、配光肩落ちを生
ずることがなく、これを渦巻状に成形することによっ
て、配光のバラツキがなく、一層均一な光量を確保可能
な冷陰極蛍光灯を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の冷陰極蛍光灯の第1実施例を
示す平面図である。
【図2】図2は同じく側面図である。
【図3】図3はこの発明の冷陰極蛍光灯の第2実施例を
示す平面図である。
【図4】図4はこの発明の冷陰極蛍光灯製造用ガラスバ
ルブの第1実施例を示す平面図である。
【図5】図5は図4に示した冷陰極蛍光灯製造用ガラス
バルブと従来の冷陰極蛍光灯製造用ガラスバルブにおけ
る配光状態の説明図である。
【図6】図6はこの発明の冷陰極蛍光灯製造用ガラスバ
ルブの第2実施例において前記ガラスバルブを製造する
ために用いる装置の概略斜視説明図である。
【符号の説明】
1 長筒状ガラスバルブ 1a 〃の一端 1b 〃の他端 1c 渦巻状部 1d 直線部 1e 屈曲部 2 封着部 3 チップ部 4 アウターウェルズ 5 開口部(アパーチャー) 6 蛍光体層 11 ガラスバルブ 12 バキュームノズル 13 液槽 14 液状蛍光体 15 回転シリンダ 16 ブラケット 17 バルブチャック 18 筒状回転体 19 軸受 20 モーター 21 ブラケット 22 支持台 23 エアシリンダー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内表面に蛍光体を塗布した長筒状のガラ
    スバルブを、平坦な渦巻状に成形したことを特徴とする
    冷陰極蛍光灯。
  2. 【請求項2】 渦巻状に成形したガラスバルブの一端側
    が、渦巻状部の下側を通過して引出され、同じく他端側
    が前記一端側と平行に引出されていることを特徴とする
    請求項1に記載の冷陰極蛍光灯。
  3. 【請求項3】 内表面に蛍光体を塗布した長筒状のガラ
    スバルブであって、その長手方向に平行な開口部を有
    し、この開口部の幅を前記ガラスバルブ内表面の蛍光体
    層の膜厚に反比例して大きくすることによって、配光肩
    落ちを解消したことを特徴とする冷陰極蛍光灯製造用ガ
    ラスバルブ。
  4. 【請求項4】 開口部の幅を、蛍光体層の膜厚増大方向
    に向かって漸減するようテーパー状に構成したことを特
    徴とする請求項3に記載の冷陰極蛍光灯製造用ガラスバ
    ルブ。
  5. 【請求項5】 内表面に蛍光体を塗布した長筒状のガラ
    スバルブであって、前記ガラスバルブ内表面の蛍光体層
    の膜厚が全域に亘って均一であることを特徴とする冷陰
    極蛍光灯製造用ガラスバルブ。
  6. 【請求項6】 長筒状ガラスバルブが、その内表面に蛍
    光体を塗布した後、これを水平方向に保持して回転させ
    ることで、前記蛍光体の膜厚が均一化されたものである
    ことを特徴とする請求項5に記載の冷陰極蛍光灯製造用
    ガラスバルブ。
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