JPH04219326A - ガラス体の製造方法および装置 - Google Patents

ガラス体の製造方法および装置

Info

Publication number
JPH04219326A
JPH04219326A JP3073683A JP7368391A JPH04219326A JP H04219326 A JPH04219326 A JP H04219326A JP 3073683 A JP3073683 A JP 3073683A JP 7368391 A JP7368391 A JP 7368391A JP H04219326 A JPH04219326 A JP H04219326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension
membrane
anode
porous
deposited
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3073683A
Other languages
English (en)
Inventor
Rolf Clasen
ロルフ クラゼン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19904008109 external-priority patent/DE4008109A1/de
Priority claimed from DE19904008108 external-priority patent/DE4008108A1/de
Application filed by Philips Gloeilampenfabrieken NV filed Critical Philips Gloeilampenfabrieken NV
Publication of JPH04219326A publication Critical patent/JPH04219326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B19/00Other methods of shaping glass
    • C03B19/12Other methods of shaping glass by liquid-phase reaction processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/016Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD] by a liquid phase reaction process, e.g. through a gel phase

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)
  • Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、多孔質未処理体をガラス体につ
いての出発材料から形成し、次いで上記未処理体を精製
し、焼結し、上記出発材料を高分散固形分を含む水性懸
濁物とし、電気泳動により懸濁物の相を分離することに
よって堆積して懸濁物の固形分を懸濁物に存在する固体
粒子の平均粒径より小さい直径の細孔を有する多孔質堆
積膜上に堆積し、上記膜を陽極と陰極との間に配置し、
および上記膜と陽極との間の空間に導電性液体を充填す
ることからなるガラス体の製造方法に関する。また、本
発明は本発明の方法を実施するのに用いる装置に関する
【0002】
【背景技術】上述する方法は、特に高純度ガラス体の製
造に適当である。高純度石英ガラス管は、例えば内部塗
布プロセスにより光学導波管を製造するための管基体と
して用いられており、この管基体において亜属元素およ
びOH基の形態の不純物を数ppb の程度で透過する
。例えば、光学導波管についての構造予備成形物は極め
て純粋な石英ガラス棒と加弗素外装用ガラス(fluo
rine−doped cladding glass
es) の組合せによって作ることができる。
【0003】高純度石英ガラスのディスクは、例えば半
導体技術におけるマスク支持体として用いられており、
スペクトルの紫外線域における輻射線(180nm) 
を透過することが望まれている。この理由から、石英ガ
ラスの使用においては、特に金属イオンの形態の不純物
が極めて低いレベルであることが要求されている。
【0004】ドイツ特許出願DE第3511451 号
明細書には、ガラス体を製造する方法および装置が記載
されており、この方法および装置では高分散固形分を含
む水性懸濁物であるガラス体についての出発材料から多
孔質未処理体を形成し、次いでこの未処理体を精製およ
び焼結し、懸濁物の相を電気泳動により分離することに
よって堆積している。
【0005】水性懸濁物から電気泳動堆積する場合、懸
濁物におけるpH‐値の局部変化が電極におけるH+ 
− またはOH− ‐値イオンの放出の結果として生じ
、これがコロイド化学系の変化を導くことになる。電気
泳動堆積における効果は、特に長い堆積時間により、堆
積チャンバーにおいて懸濁物を完全に混合するのに充分
な時間で、固体材料の低い堆積速度または大きい出力に
よって生じさせる場合に、または懸濁物に添加する電解
質がその解離度または濃度による小さい緩衝効果を有す
る場合に観察することができる。電気泳動堆積中、効果
的なpH‐値における変化は堆積成形体の密度に影響を
与え、この結果として幾何学的変化または亀裂が次のプ
ロセス段階(乾燥、焼結) において生ずる。
【0006】更に、懸濁物の変化が分散粒子の堆積速度
の増加につれて低下することは確かめられている。極め
て長い管の製造の場合には、または比較的に大きい堆積
材料対分散粒子の比を有する垂直型装置の場合には、そ
れぞれに問題を生ずる。濃懸濁物は沈降し、低濃度の懸
濁物によっておおわれる。電気泳動堆積速度が懸濁物中
の粒子の濃度に影響を及ぼすから、懸濁物の濃度勾配は
底から上方に向かって層厚さが薄くなる。
【0007】
【発明の開示】本発明の目的は、上述するガラス体の製
造において、均一厚さの層を堆積でき、かつ懸濁物から
の未処理体の電気泳動堆積において効果的なpH値の変
化を妨げるように改良する方法を提供することである。
【0008】この目的を達成するため、本発明の方法に
おいては、補助多孔質膜を堆積膜と陰極との間にこれら
から一定間隔をおいて配置し、上記補助膜は懸濁物に存
在する固体粒子の平均粒径より小さい直径の細孔を有し
、補助膜と陰極との間の空間に導電性液体を充填し、お
よび懸濁粒子の移動方向および粒子に作用する重力界が
互いに平行に延びるように、電気泳動を誘導する電極を
懸濁物に関して配置することに特徴を有している。
【0009】水性懸濁物からガラス体についての出発材
料に存在する固体粒子の電気泳動堆積において、負帯電
粒子、特に石英ガラス粒子は陽極に堆積するのみならず
、1Vより高い電圧において酸素が堆積プロセスにおい
て同時に解離し、また酸素が陽極に堆積して生長固体層
に受け入れられ、これによりこの手段で形成した未処理
体に細孔が形成する。この細孔は促進手段(incre
asedexpenditure) で(すなわち、1
500℃以上の温度で)緻密に焼結することができる。 この問題は、例えば非水性溶液を用いる場合に避けるこ
とができる。しかしながら、気泡(bubbles) 
および泡(reams) を含まない高純度石英ガラス
体を工業規模で製造する場合には、水性懸濁物が使用で
きる場合に極めて有利である。生長固体層に酸素が混入
するのを排除するために、懸濁物の固形分を多孔質膜に
堆積し、その細孔を懸濁物に存在する固体粒子の平均粒
径より小さい直径を有するようにし、堆積膜を陽極と補
助膜との間に配置し、および一方において堆積膜と陽極
との間の空間に、他方において補助膜と陰極との間の空
間に導電性液体を充填する。
【0010】本発明の方法の好適例においては、10〜
500nm 、好ましくは15〜100nm の直径お
よび40nmの平均粒径を有するSiO2粒子を含み、
かつ1:1〜1:4の固体:水の重量比を有する水性懸
濁物をガラス体についての出発材料として用いる。この
事は、圧縮石英ガラスの密度の35〜60%、好ましく
は50%の有利に高い密度を有する未処理体を得ること
ができる利点がある。
【0011】本発明の方法の他の好適例においては、1
00nm 以下(<100nm)の直径、特に10nm
以下(<10nm) から0.14nm以上(>0.1
4nm) の範囲の直径の細孔を有する多孔質堆積膜お
よび多孔質補助膜を用いる。堆積膜の細孔径は40nm
の平均粒径を有する高分散固体粒子を堆積膜に保持し、
しかも0.14nm直径のOHイオンのような小さいイ
オンを堆積膜から通過するように選定する。例えば、透
析プロセスにおいて用いられる多孔性合成樹脂箔は堆積
膜および補助膜について有利に用いることができる。
【0012】本発明の方法の好適例において、懸濁物の
pH値をアルカリ性(pH ≦10) に向けて変える
無機添加物を懸濁物に加えることができる。この事は二
三の利益があり、例えば無機添加物は固体粒子の分散作
用を誘起し(特に、超音波界において)、架橋速度、お
よび固体粒子間における結合力の増大に関して懸濁物の
固体粒子の均一架橋を高めることができる。
【0013】かようにして、より均質で、安定な懸濁物
を得ることができ、この懸濁物から形成した未処理体は
、均質な細孔容積を有し、このために気泡および泡の存
在しないガラス体を、極めて不均質な細孔容積の未処理
体を匹敵しうる品位のガラス体に焼結するのに要する温
度より低い焼結温度で得ることのできる利点を有してい
る。この結果、極めて経済的な焼結炉を用いることがで
き;1550℃までの焼結温度においてSiC−裏付け
炉を用いることができ、1550℃以上の焼結温度にお
いては、例えばMoSi2 の極めて高い温度に耐える
裏付けを有する炉を用いる必要があり;この炉はSiC
−裏付け炉より高価である。できるだけ低い焼結温度の
他の利益は、焼結温度が高くなるのにつれて焼結体の表
面における再結晶化効果が高められるが、この効果は妨
害され、特にガラス体を光学導波管についての予備的成
形品として用いる場合には、機械的特性が実質的に低下
することから(亀裂の形成する危険から)望ましくない
【0014】本発明の方法の他の好適例において、アン
モニウム化合物を無機添加物として用いることができ、
この添加物が極めて揮発性で、次の精製‐加熱段階にお
いて未処理体から完全に除去できる場合には、高純度の
石英ガラス体を製造できる利益がある。アンモニウム化
合物の添加のため、ゲル形成が最初のSiO2粒子の接
触区域において生ずるから、比較的高い強さの未処理体
を得ることができる。SiO2は接触区域において分離
し、ブリッジング層を形成する。
【0015】5%NH4F水溶液を懸濁物に無機添加物
として添加する場合には、例えば光学導波管についての
外装用ガラス(cladding glasses)の
製造に適当な弗素‐ドーピングを得ることができる。
【0016】本発明の方法の他の好適例において、無機
添加物を懸濁物の固形分の0.05〜5重量%の割合で
添加することができる。この事は、架橋活性剤として作
用する添加物を懸濁物中の固体粒子の表面を無機添加物
のイオンで丁度おおうような分量で存在させることから
望ましい。無機添加物の添加量は懸濁物の固形分の5%
以上にしないようにする。なぜならば、懸濁物の粘度が
実質的に増大し、電気泳動堆積に負の効果を与えるため
である。
【0017】本発明の方法は、積層体を異なるドープ懸
濁物から数層を順次に堆積して有利に作ることができる
。この目的のために、第1の懸濁物を未処理体の所望層
厚さに達した後に除去し、引き続いて第2の、例えば異
なるドープド懸濁物を用いて堆積プロセスを行うように
する。それ故、本発明の方法は、段階的屈折率分布(s
tep refractive index prof
ile)を有する光学導波管についての予備成形物の製
造に極めて適当である。
【0018】あるいは、また適当なドープド懸濁物を用
いて得られる小さい屈折率の中間層を挿入してW‐プロ
フィールを有する適当な導波管を作ることができる。ガ
ラス体の屈折率を変えるのに用いるドープ剤は当業者に
おいて知られており、屈折率を高める場合には、例えば
GeO2またはAl2O3 を用い、屈折率を低下させ
る場合には、例えばB2O3または弗素を用いることが
できる。また、本発明の方法はドーピング勾配(gra
ded doping) を有する複数の層を堆積して
、実質的に連続する屈折率変化を有する石英ガラス体を
作ることができる。
【0019】本発明の特許請求の範囲第1項に記載する
方法を実施する装置は、多孔質堆積膜を製造すべき未処
理体の形状に相当する形状に適合する容器を含み、容器
の内壁に一定間隔をおいて配置した堆積膜と陽極との空
間に導電性液体を充填し、および陽極および該陽極を配
置する内壁に対向する容器の内壁に配置した陰極を電極
接続を介して電気的に連結したガラス体を製造する装置
において、多孔質補助膜を堆積膜と陰極との間に配置し
、堆積膜と補助膜との間の空間を出発材料を相に分離す
ることのできる懸濁物の形態に保持するようにし、補助
膜と陰極との間の空間に導電性液体を充填し、および堆
積膜および補助膜は懸濁物中の固体粒子の直径より小さ
い直径の細孔を有することに特徴を有している。
【0020】特許請求の範囲第2項に記載する本発明の
方法を実施する装置は、底部に電極板を配置したトラフ
;電極板から一定間隔をおいてトラフに連通し、かつ固
体層および液相を電気泳動的に分離する懸濁物を保持し
、しかもトラフに収容する導電性液体に浸し、およびセ
ルの側壁を形成する電気的絶縁材料のフレームおよび底
板を形成するイオン透過性膜を含むセル;膜の下側に配
置する膜を支持する親水性材料の開放細孔フィルター 
 プレート;フレームによって支持した広いメッシュの
(wide−meshed) 対向電極;および電圧源
に接続し、かつセルの上部に配置する電極間の回路を開
閉するのに用いるスイッチから構成したことに特徴を有
する。
【0021】特許請求の範囲第2項に記載する方法を実
施する管状の未処理体の堆積に用いる他の装置は、固体
層および液相に電気泳動的に分離する懸濁物を脱気およ
び導入する少なくとも1つの同心開口を除いて、水平面
において回転でき、かつ前側を閉鎖する電気的絶縁材料
からなる、側面から内方に見て互いに一定間隔をおいて
同心的に配置した管;円筒状電極;親水性材料の開放細
孔フィルターチューブ;イオン透過性膜ホース;フレー
ムにおける広いメッシュの対向電極;導電性液体を充填
する電極と膜との間の空間;および電圧源に接続したワ
イパーを介して閉鎖できる電極間の回路から構成したこ
とに特徴を有している。
【0022】本発明は、堆積膜および補助膜、すなわち
、二重膜の使用によるコロイド粒子の電気泳動堆積が懸
濁物のpH値および特定手段に影響される電気泳動堆積
を与える利点を有している。懸濁物の凝離によって生じ
た堆積固体層の異なる層厚さを防止でき、および大きい
固形分を懸濁物から堆積できる他の利点を有している。
【0023】
【実施例】次に、本発明を添付図面に基づいて説明する
。図1に示す装置は板状の未処理体の堆積に適当である
。電気泳動的に分離する懸濁物21をセル5に収容する
。このセル5は電気的絶縁材料、好ましくはゴムまたは
シリコーンゴムのようなエラストマーのフレーム9およ
び底板から構成している。この底板はイオンを透過させ
る必要があると共に、分散SiO2粒子を保持する能力
を有する。底板は100nm 以下の細孔を有する再生
セルロースの膜11(例えば10nmの細孔径を有する
透析膜を適当に用いることができる) 。膜11は開放
細孔の親水性フィルター  プレート13によって機械
的に支持する。セル5はトラフ1の導電性液体7に浸す
(必要な支持体は示していない)。好ましくは白金シー
トからなり、かつ電圧源に接続する電極板3を導電性液
体7中、フィルター  プレート13の下に配置する。
【0024】対向電極17を懸濁物21の表面近くに配
置し、導電性材料の緊張ワイヤーまたは広いメッシュ 
 ネットから構成され、ワイヤーまたは広いメッシュ 
 ネットをフレーム15で維持する。また、この場合、
白金は対向電極17の材料として用いるのに極めて適当
である。ワイヤー(またはネット)はスイッチ19を介
して電圧源の1つのポールに接続する。分散SiO2粒
子の電気泳動堆積はスイッチ19を閉じた後に開始する
。均一厚さを有する固体層23は膜11上に堆積し、こ
の層はセルから除去することができ、所望の厚さに達成
した時に他の処理を施す。また、この配置において、水
の分解電圧が明に大きくなり、酸素気泡が陽極に生じ、
水素気泡が陰極に生ずる。水素気泡は対向電極17の延
伸ワイヤーまたはネットを介して大部分、妨害されずに
通り、表面に上昇する。
【0025】比較的に小さい固形分を有する懸濁物21
は上記位置に蓄積するが、堆積層23の品位に悪い影響
を及ぼさない。これに対して、酸素気泡はフィルター 
 プレート13の下に蓄積する。大量の蓄積気泡はわき
道に逃し、表面に上昇させ、小量の蓄積気泡はセル5の
導電率に悪い影響を与えない。なぜならば、電解液7に
含浸する開放細孔フィルター  プレート13が十分に
大きい分路導電率(shunt conductivi
ty)を示し、これにより絶縁気泡を短絡するためであ
る(閉気相を形成しない)。
【0026】方法の一例において、電解質を導電性液体
7に用いる場合に陽極における気泡の発生を抑制するこ
とができ、この電解質をOH‐イオンの代わりに電極に
酸化することができる。これらの要件はNH4Br お
よびNH4Jの添加に適合する。次の反応が陽極におい
て生ずる:NH4Br + 60H− −−−−−−→
NH4BrO3+ 3H2O + 6e− 上記電解質
を導電性液体7に用いる場合には、フィルター  プレ
ート13を懸濁物を形成すると同じ電解液に含浸する。 この緩衝はフィルター  プレート13において行わな
い場合には、濾過膜11を通る臭化物および/または臭
素酸塩イオンの拡散が懸濁物におけるコロイド化学系を
変える危険がある。
【0027】アンモニウム塩は無機添加物として懸濁物
21に適当に添加することができ、この塩は乾燥処理後
、未処理体から完全に除去することができる。特に、N
H4F, NH4OH 水酸化テトラメチルアンモニウ
ム(TMAH)が適当であり、これらは0.05〜5重
量%(懸濁物中の固形分の)の濃度で添加する。NH4
Br またはNH4J溶液の適当な濃度は0.5 〜5
0重量%(水に関して)の範囲にする。本発明の方法に
よりおよび本発明の装置を用いて、管を板の場合と同様
にして作ることができる。この事は図2に示す円筒対称
の装置を用いることが必要となる。
【0028】図1に示すセル5に類似し、かつ管状フィ
ルター8、膜10、対向電極14および円筒電極6を含
むセルを管状外匣(tube)2に配置し、この管状外
匣2はその端面において電気的に絶縁し、その端面の少
なくとも一方に懸濁物21を導入する同心開口4を有し
ている。また、ガス抜きEを上記同心開口4に開放する
。堆積操作中、管状外匣2をその軸線のまわりを100
 〜1000r.p.m.の速度で回転し、このために
堆積中、懸濁物21からの固体粒子を重力界に平行に移
動させ、また懸濁物21を円筒対称的に分布する。図2
に示す管状外匣についての支持および駆動機構は示して
いない。懸濁物21は開口4を介して常に回転する管状
外匣2に注入し、最大装填レベルを開口4によって定め
るようにする。適当な離型を得るために、管状フィルタ
ー8を少なくとも2個所に設け、堆積固体層23および
膜ホース10を装置から除去しやすくする。この結果、
膜ホース10は堆積未処理体から分離する。電極6およ
び14およびワイパー16および18を介して互いに接
触させ、ワイパー16および18は電圧源に接続する。
【0029】次に、本発明を具体的な例について説明す
る。 例1 10〜100nm の範囲の粒径および約40nmの平
均粒径を有する高分散石英ガラス粉末100gを、15
0ml の二回蒸留した蒸留水(double−dis
tilled water)および15mlの5%TM
AH水溶液を含有する溶液に混合し、超音波浴において
15分間にわたって分散した。
【0030】次いで、懸濁物を網目の大きさ125um
 の篩を通して注入し、篩操作後、懸濁物を角形状セル
(図1に示すセル)に導入した。セルの側面は40mm
長さおよび20mmの装填レベルを有し、またセルは2
5mm高さのシリコーンゴム  フレーム9および約3
.5mm 直径の細孔を有する膜11から構成した。膜
11は約10umの細孔径を有する親水性ポリエチレン
の5mm厚のフィルター  プレート13で支持した。 セル5をトラフ1に収容する0.45%TMAH水溶液
に導入した。白金シートの電極板3をトラフ1の底のフ
ィルター  プレートの5mm下に配置した。対向電極
17は0.5mm 直径を有する白金針金から作り、こ
の対向電極を形成する針金を互いに約10mmの間隔を
おいてフレーム15上に緊張した。かように形成した対
向電極17を懸濁物21の表面の約2〜3mm下に配置
した。30Vの直流電圧をセル5に加え、電流密度を約
10mA/cm2にした。5分後、9mm厚さの均一固
体層23を膜11上に堆積し、乾燥後12.8g の重
さを有し、これは80%の収率に相当する。
【0031】例2 例1に記載すると同様にして、高分散石英ガラス粉末1
00g、NH4F0.75g および二回蒸留の蒸留水
165ml の懸濁物を例1に記載するようにして作り
、セル5に導入した。 例1の場合とは異なり、フィルター  プレート13を
0.45%NH4F水溶液に含浸し、NH4J‐濃水溶
液(水100gに対し約100gのNH4J) をフィ
ルター  プレート13と電極3との間に導入した。5
00mA の一定電流において、4分間の堆積時間中、
電位を60Vから9Vに降下した。電極における気泡の
生成は観察されなかった。堆積固体層23は均一厚さを
有し、乾燥後フィルターの側面にチッピングが観察され
ず、2.5gの重量を有していた。
【0032】固体層23の堆積後、固形物の減少した残
留懸濁物を装置から流出させ、膜10,11を堆積固体
層23から分離した。膜ホース10を図2に示すように
管状未処理体の堆積に用いる場合には、堆積固体層23
の光沢面に損傷を与えずに細い螺旋形状ストリップのよ
うに除去することができた。未処理体を24時間にわた
って徐々に乾燥した後、圧縮石英ガラスの密度の52%
の密度を有する乾燥未処理体を900 ℃の温度に3時
間にわたり加熱し、次いで6容量%の塩素ガスを加えた
酸素雰囲気流中で4時間にわたり精製した。気泡および
泡の存在しない透明な石英ガラス体を得る最終焼結操作
を2容量%の塩素ガスを含有するヘリウム雰囲気中15
00℃の温度で行い、焼結すべき未処理体を3mm/分
の速度で炉内に通した。光沢無組織面(glossy,
 structureless surface) を
有する石英ガラス体を得た。かようにして生成したガラ
スは2.20g/cm3 の密度および nD =1.
458 の屈折率を有し、かつ10ppb 以下の水の
形態の不純物および遷移金属を含んでいた。
【0033】電気泳動堆積プロセス中、上述するように
効果的なpH値影響において、堆積成形体の密度が変化
し、この結果として幾何学的変化または亀裂が未処理体
に与える乾燥および焼結のような後処理に生ずる。この
問題は、図3に示す本発明の方法および装置を用いる場
合に、すなわち、第2の膜を陰極の正面に補助膜として
配置することによって回避することができる。この事を
容器31を含む一例の簡単な電気泳動堆積セルによる図
3に示す。容器31の内側の堆積膜33および補助膜4
3は0.2 μm またはこれ以下の細孔を有する再生
セルロースから作るのが好ましい。10μm またはこ
れ以下の細孔径を有する透析膜は有利に用いることがで
きる。陰極39の正面に配置する第2の補助膜により、
懸濁物45および高いpH値を示す陰極39の正面にお
ける導電性液体37を対流により混合する。
【0034】このために、上述する、主として望ましく
ない条件下でも、懸濁物45は固体粒子の堆積中、その
pH値が変わらず、未処理体を示す堆積固体粒子層に影
響を与える。電解液の形態の導電性液体37, 37′
を電極35, 39の正面に存在させて電気浸透効果を
最小にし、電解液が懸濁物45と同じ電解質添加を示す
ようにする。電極35, 39は白金シートのような貴
金属から作るのが好ましい。電極35, 39と膜33
,34との間の間隔は容器31の底における電気的絶縁
スペーサーによって定め、このスペーサーは非導電性エ
ラストマーから作るのが好ましい。一方における陰極3
9および補助膜43と他方における陽極35および堆積
膜33との間の空間は、生成した任意の気泡が問題なく
上昇するような大きさにし、このために空間の幅は約3
〜20mmにするのが好ましい。上記空間を広くする場
合には、全体としてセルの大きい電気抵抗が懸濁物45
からの固体粒子の電気泳動堆積に要する電圧を生じ、こ
のために電力コストを不必要に高めることになる。
【0035】板状未処理体を作るのに用いることのでき
る、図3に示す平面配置のほかに、相当する円筒対称配
置を管状未処理体の製造に用いることができる。異なる
電解質を、陰極39近くの空間の導電性液体37′(電
解液チャンパーが陰極に接近する場合)についておよび
懸濁物45について用いる場合には、懸濁物45におけ
るpH値を堆積操作中、特定手段において影響を与える
ことができる。それ故、懸濁物45におけるpH値は、
水酸化トリメチルアンモニウム(TMAH)を導電性液
体37′についての電解質として用いる場合に、上昇す
る。同様に、懸濁物45におけるpH値は、弗化水素酸
を導電性液体37′に加える場合に、降下する。
【0036】図3に示すように、40×40mm2 の
表面積を有する堆積膜33を、内壁に設ける平坦陰極3
5から30mm離間して、平坦未処理体を固体粒子層4
7の形態で電気泳動堆積する容器31に配置する。平坦
な補助膜43を堆積膜33から20mm離間して配置し
、この補助膜を容器31の内壁に設けた陰極39から3
mm離間して設け、内壁を容器31の陽極支持内壁に対
向して配置する。このように、導電性液体37を保持す
る陽極近くの電解質チャンパー、堆積膜33と補助膜4
3との間に配置する懸濁物45を保持するチャンバー、
および導電性液体37′を保持する陰極近くの電解質チ
ャンバーを形成する。
【0037】例3 未処理体を堆積するのに用いる懸濁物は次のようにして
作る:10〜100nm の範囲の粒径および約40n
mの平均粒径を有する高分散石英ガラス粉末100gを
0.1 %NH4F溶液165ml に混合し、超音波
浴中で15分間にわたって分散した。次いで、懸濁物を
網目の大きさ125 μm の合成樹脂篩に通して注入
して不十分な分散の粗いSiO2粒子を保持した。5.
5 〜5.7 の範囲のpH値を有する0.1 %NH
4F水溶液を陽極近くの電解質チャンバーに導入し、3
.0 のpH値を有する0.1 %NH4HF2水溶液
を陰極近くの電解質チャンバーに導入した。
【0038】15Vの加えた直流電圧において、電流を
5分間の堆積時間中140mA から120mA に下
った。1.25g の乾量を有する均一厚さの固体粒子
層47を堆積膜33上に堆積した。懸濁物45における
pH値は測定しうる程度に変化しなかった。
【0039】堆積膜のみを用い(すなわち、補助膜を用
いない)、他の条件を同じにした対照試験において、1
.6gの乾量を有する固体粒子層の形成が陰極において
観察された。堆積膜33に堆積した層47は同じ乾量を
有していた。堆積中、pH値は5.0 から9.2 に
上がった。
【0040】例4 プロセスを例3に記載すると同様に行った。しかし、こ
の場合、SiO2粉末を0.45%TMAH溶液に混合
した。0.45TMAH溶液を陽極近くのチャンパーお
よび陰極近くのチャンバーに導電性液体37, 37′
として導入し、pH値を12.5にした。固体粒子層4
7の堆積が30Vの直流電圧で、5分間にわたり電流を
200mA から320mA に上げることによって生
じた。堆積層47の乾量は8.88g であった。懸濁
物45におけるpH値は10.0から11に僅かに変化
した。
【0041】例5 プロセスを例3に記載すると同様に行った。しかし、こ
の場合、SiO2粉末を0.75%NH4F溶液に混合
した。0.75%NH4F溶液を陽極近くの電解質チャ
ンバーに注ぎ、pH値12.5を有する0.75%TM
AH溶液を陰極近くの電解質チャンバーに導入した。5
分間後、懸濁物45におけるpH値は5.9 から9.
2 に上がった。
【0042】例6 1.5 のpH値を有する0.75%HF溶液を陰極近
くの電解質チャンバーに導入する以外は、例5に記載す
ると同様に行った。懸濁物におけるpHは5.9 から
4.3 に下った。固体層47の堆積後、固体の減少し
た残留懸濁物を装置から流出し、堆積膜33を堆積固体
層47から分離した。膜ホースを管状未処理体の製造に
用いる場合、このホースを堆積固体層(未処理体)の光
沢面に損傷を与えずに細い螺旋状ストリップの状態で除
去することができた。
【0043】未処理体を24時間にわたり徐々に乾燥し
た後、圧縮石英ガラスの密度の52%の密度を有する乾
燥未処理体を900 ℃の温度に3時間にわたり加熱し
、6容量%の塩素ガスを加えた酸素雰囲気流中で4時間
にわたって精製した。気泡および泡の存在しない透明石
英ガラスを得る最終焼結操作を、2容量%の塩素ガスを
加えたヘリウム雰囲気中1500℃の温度で行い、焼結
すべき未処理体を3mm/分の速度で炉に通した。光沢
無組織面を有する石英ガラス体を得た。かようにして生
成したガラスは2.20g/cm3 の密度および n
D =1.458 の屈折率を有し、かつ10ppb 
以下の水および遷移金属の不純物の不純物含有量を有し
ていた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は板状未処理体を堆積する装置を説明する
ための線図である。
【図2】図2は板状未処理体を堆積する装置を説明する
ための線図である。
【図3】図3は管状未処理体を堆積する装置を説明する
ための線図である。
【符号の説明】
1  トラフ 2  管状外匣 3  電極板 4  同心開口 5  セル 6  円筒電極 7  導電性液体 8  管状フィルター 9  フレーム 10  膜(または膜ホース) 11  再生セルロース膜 13  親水性フィルター  プレート14  対向電
極 15  フレーム 16  ワイパー 17  対向電極 18  ワイパー 19  スイッチ 21  懸濁物 23  固体層(または堆積層) 31  容器 33  堆積膜 35  陽極(または電極) 37, 37′  導電性液体 39  陰極(または電極) 43  補助膜 45  懸濁物 47  固体粒子層 E  ガス抜き

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多孔質未処理体をガラス体についての
    出発材料から形成し、次いで前記未処理体を精製し、焼
    結し、前記出発材料を高分散固形分を含む水性懸濁物と
    し、電気泳動により懸濁物の相を分離することによって
    堆積して懸濁物の固形分を懸濁物に存在する固体粒子の
    平均粒径より小さい直径の細孔を有する多孔質堆積膜上
    に堆積し、前記膜を陽極と陰極との間に配置し、および
    前記膜と陽極との間の空間に導電性液体を充填すること
    からなるガラス体の製造方法において、補助多孔質膜を
    堆積膜と陰極との間にこれらから一定間隔をおいて配置
    し、前記補助膜は懸濁物に存在する固体粒子の平均粒径
    より小さい直径の細孔を有し、および補助膜と陰極との
    間の空間に導電性液体を充填することを特徴とするガラ
    ス体の製造方法。
  2. 【請求項2】  多孔質未処理体をガラス体についての
    出発材料から形成し、次いで前記未処理体を精製し、焼
    結し、前記出発材料を高分散固形分を含む水性懸濁物と
    し、電気泳動により懸濁物の相を分離することによって
    堆積して懸濁物の固形分を懸濁物に存在する固体粒子の
    平均粒径より小さい直径の細孔を有する多孔質堆積膜上
    に堆積し、前記膜を陽極と陰極との間に配置し、および
    前記膜と陽極との間の空間に導電性液体を充填すること
    からなるガラス体の製造方法において、電気泳動を誘導
    する電極を、懸濁粒子の移動方向および粒子に作用する
    重力界が互いに平行に延びるように、懸濁物に関して配
    置することを特徴とするガラス体の製造方法。
  3. 【請求項3】  無機物質の形態の電界質を加えた水を
    導電性液体として用い、前記無機物質が導電性液体のp
    H値をアルカリ性(pH≦10) に移動する請求項1
    または2記載の方法。
  4. 【請求項4】  アンモニウム化合物、特に5%NH4
    F水溶液を無機物質として用いる請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】  懸濁物の固形分を電極面の0.1 〜
    100mA/cm2 の電流密度で分散する請求項1〜
    4のいずれか一つの項記載の方法。
  6. 【請求項6】  直径100nm 以下、特に10nm
    以下、0.14nm以上の範囲の細孔を有する多孔質堆
    積膜および多孔質補助膜を用いる請求項1〜5のいずれ
    か一つの項記載の方法。
  7. 【請求項7】  多孔性合成樹脂箔の堆積膜および補助
    膜を用いる請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】  非金属性で、適度に導電性の材料の陽
    極を用いる請求項1〜7のいずれか一つの項記載の方法
  9. 【請求項9】  黒鉛の陽極を用いる請求項8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】  貴金属の陽極を用いる請求項1〜7
    のいずれか一つの項記載の方法。
  11. 【請求項11】  白金の陽極を用いる請求項10記載
    の方法。
  12. 【請求項12】  10〜500nm 、好ましくは1
    5〜100nm の範囲の直径および40nmの平均粒
    径を有するSiO2粒子を含む水性懸濁物をガラス体に
    ついての出発材料として用いる請求項1〜11のいずれ
    か一つの項記載の方法。
  13. 【請求項13】  1:1〜1:4の固体‐水重量比を
    有する懸濁物を用いる請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】  無機添加物を懸濁物に添加し、この
    添加物が懸濁物のpH値をアルカリ性(pH≦10) 
    に移動する請求項12または13記載の方法。
  15. 【請求項15】アンモニウム化合物、特に5%NH4F
    水溶液を無機添加物として加える請求項14記載の方法
  16. 【請求項16】  無機添加物を懸濁物中の固形分の0
    .05〜5重量%の分量で加える請求項12〜15のい
    ずれか一つの項記載の方法。
  17. 【請求項17】電解質を導電性液体に、懸濁物における
    無機添加物の濃度に相当する濃度で添加する請求項1〜
    16のいずれか一つの項記載の方法。
  18. 【請求項18】  多孔質堆積膜(33)を製造すべき
    未処理体(47)の形状に相当する形状に適合する容器
    (31)を含み、容器の内壁に一定間隔をおいて配置し
    た堆積膜と陽極(35)との空間に導電性液体(37)
    を充填し、および陽極および該陽極を配置する内壁に対
    向する容器の内壁に配置した陰極(39)を電極接続(
    41)を介して電気的に連結したガラス体を製造する装
    置において、多孔質補助膜(43)を堆積膜と陰極との
    間に配置し、堆積膜と補助膜との間の空間を出発材料を
    相に分離することのできる懸濁物の形態に保持するよう
    にし、補助膜と陰極との間の空間に導電性液体(37)
    を充填し、および堆積膜および補助膜は懸濁物中の固体
    粒子の直径より小さい直径の細孔を有することを特徴と
    するガラス体の製造装置。
  19. 【請求項19】  堆積膜(33)および補助膜(43
    )は10nm以下、0.14nm以上の直径の細孔を有
    する請求項18記載の装置。
  20. 【請求項20】  堆積膜(33)および補助膜(43
    )が多孔性合成樹脂からなる請求項18または19記載
    の装置。
  21. 【請求項21】  電極(35, 39)が貴金属から
    なる請求項18〜20のいずれか一つの項記載の装置。
  22. 【請求項22】  電極(35, 39)が白金からな
    る請求項21記載の装置。
  23. 【請求項23】  電極(35, 39)が非金属で、
    導電性の材料からなる請求項18〜20のいずれか一つ
    の項記載の装置。
  24. 【請求項24】  電極(35, 39)が黒鉛からな
    る請求項23記載の装置。
  25. 【請求項25】  底部に電極板(3) を配置したト
    ラフ(1) ;電極板から一定間隔をおいてトラフに連
    通し、かつ固体層および液相に電気泳動的に分離する懸
    濁物(21)を保持し、しかもトラフ(1) に収容す
    る導電性液体(7) に浸し、およびセルの側壁を形成
    する電気的絶縁材料のフレーム(9) および底板を形
    成するイオン透過性膜(11)を含むセル(5) ;膜
    の下側に配置する膜を支持する親水性材料の開放細孔フ
    ィルタープレート(13);フレーム(15)によって
    支持した広いメッシュの対向電極(17);および電圧
    源に接続し、かつセルの上部に配置する電極(3および
    17) 間の回路を開閉するのに用いるスイッチ(19
    )から構成したことを特徴とするガラス体の製造装置。
  26. 【請求項26】  ガス抜きEを介して脱気し、かつ固
    体層(23)および液相に電気泳動的に分離する懸濁物
    (21)を導入する少なくとも1つの同心開口(4) 
    を除いて、水平面において回転でき、かつ前側を閉鎖す
    る電気的絶縁材料からなる、側面から内方に見て互いに
    一定間隔をおいて同心的に配置した管(2) ;円筒状
    電極(6) ;親水性材料の開放細孔フィルターチュー
    ブ(8) ;イオン透過性膜ホース(10);フレーム
    (12)における広いメッシュの対向電極(14);導
    電性液体(20)を充填する電極(6) と膜(10)
    との間の空間;および電圧源に接続したワイパー(16
    )および(18)を介して閉鎖できる電極(6) およ
    び(14)間の回路から構成したことを特徴とするガラ
    ス体の製造装置。
  27. 【請求項27】  対向電極(14, 17)をフレー
    ム(12, 15)に緊張した金属針金によりまたは金
    属ネットにより形成した請求項25または26記載の装
    置。
  28. 【請求項28】  膜(10, 11)が100nm 
    以下、好ましくは10nmの細孔径を有する請求項25
    または26記載の装置。
JP3073683A 1990-03-14 1991-03-14 ガラス体の製造方法および装置 Pending JPH04219326A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19904008109 DE4008109A1 (de) 1990-03-14 1990-03-14 Verfahren und vorrichtung zur herstellung von glaskoerpern
DE4008109.5 1990-03-14
DE4008108.7 1990-03-14
DE19904008108 DE4008108A1 (de) 1990-03-14 1990-03-14 Verfahren und vorrichtung zum herstellen von glaskoerpern

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04219326A true JPH04219326A (ja) 1992-08-10

Family

ID=25891127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3073683A Pending JPH04219326A (ja) 1990-03-14 1991-03-14 ガラス体の製造方法および装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5120444A (ja)
EP (1) EP0446999B1 (ja)
JP (1) JPH04219326A (ja)
DE (1) DE59105813D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004323352A (ja) * 2003-04-29 2004-11-18 Wacker Chemie Gmbh 均質なSiO2成形体を最終寸法及び最終輪郭に近づけて製造する方法、該方法により得ることができる開放多孔性成形体、珪酸塩ガラス成形体及び該珪酸塩ガラス成形体の使用
US11752662B2 (en) 2017-03-28 2023-09-12 Max-Planck-Gesellschaft Zur Foerderung Der Wissenschaften E.V. Process and device for preparing a 3-dimensional body, in particular a green body

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0818693A1 (en) * 1992-07-08 1998-01-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical waveguide device and manufacturing method of the same
US7111476B2 (en) * 1994-06-30 2006-09-26 Ted A Loxley Electrophoretic deposition process for making quartz glass products
US20020083740A1 (en) * 2000-12-29 2002-07-04 Pandelisev Kiril A. Process and apparatus for production of silica grain having desired properties and their fiber optic and semiconductor application
US20020083739A1 (en) * 2000-12-29 2002-07-04 Pandelisev Kiril A. Hot substrate deposition fiber optic preforms and preform components process and apparatus
US7797966B2 (en) * 2000-12-29 2010-09-21 Single Crystal Technologies, Inc. Hot substrate deposition of fused silica
US20020117625A1 (en) * 2001-02-26 2002-08-29 Pandelisev Kiril A. Fiber optic enhanced scintillator detector
JP3801933B2 (ja) * 2002-03-15 2006-07-26 湖北工業株式会社 光学部材の製造方法
JP4662916B2 (ja) 2003-01-24 2011-03-30 ウニヴェルズィテート デス ザールランデス セラミック層を有する金属成形体の製法、金属成形体およびその使用
US20040159124A1 (en) * 2003-02-14 2004-08-19 Atkins Robert M. Optical fiber manufacture
DE102004003450A1 (de) * 2004-01-22 2005-08-18 Universität des Saarlandes Verfahren zur Herstellung dotierter oder undotierter Gläser aus Glaspulvern
DE102004003758A1 (de) * 2004-01-23 2005-08-18 Schott Ag Glasformkörper und ein Verfahren zu dessen Herstellung
DE102008012586B4 (de) 2008-03-05 2013-11-07 Technische Universität Bergakademie Freiberg Elektrophoretisches Verfahren zur Herstellung keramischer Strukturen mit regelmäßig angeordneten gerichteten Porenkanälen

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3511451A1 (de) * 1985-03-29 1986-10-09 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Verfahren und vorrichtung zur herstellung von glaskoerpern
DE3702025A1 (de) * 1987-01-24 1988-08-04 Philips Patentverwaltung Verfahren und vorrichtung zur herstellung von rotationssymmetrischen poroesen festkoerpern

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004323352A (ja) * 2003-04-29 2004-11-18 Wacker Chemie Gmbh 均質なSiO2成形体を最終寸法及び最終輪郭に近づけて製造する方法、該方法により得ることができる開放多孔性成形体、珪酸塩ガラス成形体及び該珪酸塩ガラス成形体の使用
US11752662B2 (en) 2017-03-28 2023-09-12 Max-Planck-Gesellschaft Zur Foerderung Der Wissenschaften E.V. Process and device for preparing a 3-dimensional body, in particular a green body

Also Published As

Publication number Publication date
DE59105813D1 (de) 1995-08-03
EP0446999A1 (de) 1991-09-18
US5120444A (en) 1992-06-09
EP0446999B1 (de) 1995-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04219326A (ja) ガラス体の製造方法および装置
US4684386A (en) Method for the manufacture of glass bodies
US3879183A (en) Corona discharge method of depleting mobile ions from a glass region
KR100533101B1 (ko) 전기영동에 의해 고밀도화된 실리콘 디옥사이드 성형체 및, 그 제조방법과 용도
US20040216486A1 (en) Method for the production of a shaped silica glass body
US7111476B2 (en) Electrophoretic deposition process for making quartz glass products
JPH0470046B2 (ja)
US4689066A (en) Method for manufacturing glass bodies
Townsend XIII. Electrical properties of newly prepared gases
JPH0788227B2 (ja) ガラス体の製造方法および装置
US5830340A (en) Method for making a composite filter
US20170218532A1 (en) Porous materials and systems and methods of fabricating thereof
US5578101A (en) Method of making a sol-gel glass body and removing same from mold
US20160221844A1 (en) Potential of Zero Charge Modified Carbon Based Electrode for Desalinization
JP2002104830A (ja) ガラス母材の製造方法
JPH04219325A (ja) ガラス体の製造方法
CN112967830B (zh) 一种β平面源制备方法和一种β平面源
US5858892A (en) Glass material producing method and gel dipping apparatus
US20030164297A1 (en) Electrophoretic inorganic porous material
US4432852A (en) Method and apparatus for producing mica film
JP2010017606A (ja) ゼオライト分離膜の製造方法
JP2004089996A (ja) cmサイズのコロイド結晶の製法
JPS6259535A (ja) 石英ガラスの製造方法および製造装置
SU1293613A1 (ru) Способ концентрировани веществ в жидкости и устройство дл его осуществлени
JPS58167436A (ja) 光学ガラスの製造方法