JP4242250B2 - ステアリングホイール - Google Patents

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本発明は、芯材の周囲を木材で覆った自動車用のステアリングホイールに関する。
木材を用いたステアリングホイールに関する技術として、木材からなる円弧状部材と合成樹脂からなる円弧状部材とを円周方向に連結させて円環状のリング部とする際に、合成樹脂からなる円弧状部材の端部で木材からなる円弧状部材の端部の周囲を覆うようにすることで木材を良好に破損させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−157632号公報
上記構造のステアリングホイールは、木材からなる円弧状部材と合成樹脂からなる円弧状部材とを円周方向に連結させてリング部とする構造のものでは採用可能であるが、リング部のほぼ全体が木製の外観を有するステアリングホイールでは採用できない。
したがって、本発明は、リング部のほぼ全体を木製の外観構造としつつリング部を良好に破損させることができるステアリングホイールの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、芯材(例えば実施形態における芯材21)の周囲を木材(例えば実施形態における木材22)で覆ったリング部(例えば実施形態におけるリング部12)を備え、表裏方向における裏面(例えば実施形態における裏面17)側に配置されたステアリングシャフト(例えば実施形態におけるステアリングシャフト18)を介して車体側に支持される自動車のステアリングホイール(例えば実施形態におけるステアリングホイール11)であって、前記リング部の前記木材には、少なくとも前記芯材の位置から前記裏面側に向かって開口し、前記芯材を通る断面の側面視が、裏面側に向かって広がる切欠部(例えば実施形態における切欠部31)が形成され、前記切欠部は、車幅方向に沿う同一直線上に配置されており、前記リング部の前記木材には、前記切欠部から前記ステアリングシャフトの存在する側とは逆側の表面(例えば実施形態における表面16)に抜けるスリット(例えば実施形態におけるスリット36)が形成されていることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記切欠部には、これに合致する形状の別部材(例えば実施形態における嵌合部材38)が設けられていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、リング部の木材には、少なくとも芯材の位置から裏面側に向かって開口する切欠部が形成されているため、リング部の破損発生時に裏面側が圧縮されることがなく、リング部を良好に破損させることができる。しかも、切欠部が乗員から見え難い裏面に形成されているため、リング部のほぼ全体を良好な木製の外観構造とすることができる。
また、リング部の木材には、切欠部からステアリングシャフトの存在する側とは逆側の表面に抜けるスリットが形成されているため、リング部の破損発生時に表面側が破断されることがなく、リング部を良好に破損させることができる。しかも、スリットにすることで目立たず、リング部のほぼ全体を木製の外観構造とすることができる。
請求項2に係る発明によれば、裏面側に向かって広がりつつ開口する形状の切欠部にこれに合致する形状の別部材が設けられているため、リング部に力が加わった際に別部材が外れ、裏面に圧縮方向への変形を許容する空間が生まれることになる。そして、通常はこの空間を別部材で埋めることができることから、リング部をさらに良好な外観構造とすることができる。加えて、この別部材をリング部と同じ材料とすれば、リング部のほぼ全体をさらに良好な木製の外観構造とすることができる。
本発明の第1実施形態のステアリングホイールを図1〜図5を参照して以下に説明する。なお、以下の説明においては、ステアリングホイールが中立位置にある状態について説明する。
第1実施形態のステアリングホイール11は、自動車用のもので、図1に示すように、リング部12と、このリング部12の内径側にリング部12の略中心に向けて延出するように接合された複数のスポーク部13と、これらスポーク部13の延出先端側を接合させるボス部14とを有している。ここで、第1実施形態のステアリングホイール11は、スポーク部13が三本のみ設けられたいわゆる三本スポークタイプのもので、三本のスポーク部13のうち、一つはボス部14から車幅方向において左側方に延出し、他の一つは右側方に延出し、さらに他の一つは下方に延出している。このステアリングホイール11は、図2に示すように、運転者側(図2における右側)の表面16側と運転者に対し反対側(図2における左側)の裏面17側とを結ぶ表裏方向における裏面17側に配置されたステアリングシャフト18がボス部14に接合されることでこのステアリングシャフト18を介して車体側に支持される。
リング部12は、金属製の線状体からリング状に形成された芯材21と、この芯材21の周囲を覆う木製のリング状の木材22とを有している。ここで、リング部12の木材22は、三本のスポーク部13で連結された下部円弧部24に対し三本のスポーク部13よりも上側の上部円弧部25が、スポーク部13による連結がないことから下部円弧部24との境界近傍で破損を生じやすくなっている。
そして、第1実施形態において、リング部12の木材22には、破損を生じやすいこれら上部円弧部25の下端部と下部円弧部24の上端部との車幅方向両側の境界近傍に、図3および図4にも示す破損を制御する破損制御部30がそれぞれ設けられている。これら破損制御部30は、上部円弧部25と下部円弧部24との境界近傍の裏面17側に、芯材21の位置(表裏方向において芯材21と重なる位置)から裏面17側に向かって開口するように木材22に形成された切欠部31をそれぞれ有している。つまり、リング部12の木材22の裏面17側には、車幅方向右側のスポーク部13の上側と車幅方向左側のスポーク部13の上側とに切欠部31が形成されている。
これら切欠部31は、車幅方向に沿う同一直線上に配置されている。各切欠部31は、側面視と側面視の芯材21を通る断面とが、ともに裏面17側に向かって広がりつつ開口する形状をなしており、木材22の円周方向に鏡面対称の形状をなしている。
具体的に各切欠部31は、側面視と側面視の芯材21を通る断面とが、芯材21側に頂角を配置するとともに木材22の円周方向において逆方向に均等に辺部33を傾斜させた二等辺三角形をなしている。言い換えれば、これら切欠部31は、図4に示すように、裏面17側の端部開口部34の、木材22の円周方向における幅が車幅方向両側に行くほど徐々に狭くなって車幅方向両側で閉塞する形状をなしている。つまり、側面視の芯材21を通る断面において現れる芯材21からステアリングシャフト18に沿って裏面17の方向に延びる二等辺三角形を、木材22の円周方向における幅つまり辺部33同士の最大距離を徐々に狭くするようにして芯材21を中心に車幅方向にほぼ90度右側に回転させる一方で、芯材21からステアリングシャフト18に沿って裏面17の方向に延びる同じ二等辺三角形を、木材22の円周方向における幅つまり辺部33同士の最大距離を徐々に狭くするようにして芯材21を中心に車幅方向にほぼ90度左側に回転させることで得られる形状をなしている。さらに言えば、側面視の各辺部33は平面であり切欠部31は、これら二つの平面で形成されている。以上により、切欠部31は木材22の裏面17側の180度の範囲にのみ形成されている。
また、第1実施形態において、破損制御部30は、各切欠部31からそれぞれステアリングシャフト18の存在する側とは逆側の表面16に抜けるようにリング部12の木材22に形成されたスリット36を有している。ここで、これらスリット36は、互いに車幅方向に沿う同一直線上に配置されており、ステアリングホイール11の軸線に対して平行をなす平面状をなしている。これにより、木材22は下部円弧部24と上部円弧部25とが分割されている。
そして、破損制御部30は、切欠部31を埋めるようにこの切欠部31と合致した形状をなして切欠部31に嵌合される、木材22と同じ木製の嵌合部材(別部材)38を有している。
ここで、破損制御部30は、スリット36に塗布されて上部円弧部25と下部円弧部24とを接着させる接着剤39を有しており、この接着剤39は、木材22の破損よりも先行してスリット36の位置の上部円弧部25と下部円弧部24とを離間させるように接着強度が設定されている。また、破損制御部30は、嵌合部材38を同様の条件で切欠部31に接着させる接着剤40を有している。なお、破損制御部30において、接着剤39に換えて、上部円弧部25と下部円弧部24とを係合部材で係合させても良く、この場合も木材22の破損よりも先行して上部円弧部25と下部円弧部24とを離間させるように係合強度が設定されることになる。また破損制御部30において、接着剤40に換えて、嵌合部材38と切欠部31とを係合部材により同様の条件で係合が解除されるように係合させても良い。さらに、切欠部31と嵌合部材38とをそれぞれに形成された互いに係合する係合構造部で係合させても良い。
以上に述べた第1実施形態のステアリングホイール11によれば、リング部12の木材22に設けられた破損制御部30が、芯材21の位置から裏面17側に向かって開口するように形成された切欠部31を有しており、この切欠部31にこれに合致する形状の嵌合部材38が設けられているため、図5に示すように、リング部12に力Fが加わった際に嵌合部材38が外れ、裏面17側に圧縮方向への変形を許容する空間が生まれることになる。そして、この空間の存在によりリング部12の破損発生時に木材22の裏面17側が圧縮されることがなく、リング部12を良好に破損させることができる。しかも、切欠部31が乗員から見え難い裏面17側に形成されているため、リング部12のほぼ全体を良好な木製の外観構造とすることができる。加えて、通常は切欠部31を嵌合部材38で埋めることができるため、リング部12をさらに良好な外観構造とすることができる。さらに、この嵌合部材38をリング部12の木材22と同材料としているため、リング部12のほぼ全体をさらに良好な木製の外観構造とすることができる。
また、破損制御部30は、リング部12の木材22に、切欠部31からステアリングシャフト18の存在する側とは逆側の表面16に抜けるように形成されるスリット36を有しているため、リング部12の破損発生時に上部円弧部25と下部円弧部24とが離れることで木材22の表面16側が破断されることがなく、リング部12をさらに良好に破損させることができる。しかも、スリット36にすることで目立たず、リング部12のほぼ全体を良好な木製の外観構造とすることができる。
なお、以上においては、三本スポークタイプのステアリングホイールについて説明したが、例えば、二本スポークタイプのステアリングホイール等、スポーク部13の数にかかわらず適用可能である。二本スポークタイプのステアリングホイール11の場合、図6に示すように、二本のみ設けられたスポーク部13は、一つはボス部14から車幅方向において左側方に延出し、他の一つは右側方に延出することになり、リング部12は、芯材21の周囲を覆うリング状の木材22が、二本のスポーク部13で連結された車幅方向両側の側部円弧部42に対しその上側の上部円弧部25および下側の下部円弧部24がそれぞれ側部円弧部42との境界近傍で破損を生じやすくなっている。そして、リング部12の木材22には、図6および図7に示すように、破損を生じやすい上部円弧部25の側部円弧部42との車幅方向両側の境界近傍と下部円弧部24の側部円弧部42との車幅方向両側の境界近傍とに、上記と同様の切欠部31、スリット36および嵌合部材38等を有する破損制御部30が設けられることになる。
次に、本発明の第2実施形態のステアリングホイールを主に図8を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付しその説明は略す。
第2実施形態においては、破損制御部30の各切欠部31が、第1実施形態と同様に側面視の芯材21を通る断面が裏面17側に向かって広がりつつ開口しかつ木材22の円周方向において鏡面対称の形状をなす一方、第1実施形態とは異なり、裏面17側の端部開口部34の木材22の円周方向における幅が裏面17側の全範囲にわたって等しい形状をなしている。
具体的に、各切欠部31は、側面視の芯材21を通る断面が、芯材21側に頂角を配置するとともに木材22の円周方向において逆方向に均等に辺部33を傾斜させた二等辺三角形をなしているものの、芯材21から裏面17方向に延びるこの二等辺三角形を、そのままの大きさで芯材21を中心に車幅方向右側に回転させながらほぼ90度回転させるとともに車幅方向左側に回転させながらほぼ90度回転させることで得られる形状、つまり裏面17側の180度の全範囲において同断面形状をなすようにする。そして、このような形状の切欠部31に合致する形状に嵌合部材38を形成している。
次に、切欠部31の側面視の芯材21を通る断面形状の変更についての第3〜第9実施形態を説明する。なお、以下の第3〜第9実施形態では、第1実施形態との相違部分を中心に説明し、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付しその説明は略す。
第3実施形態では、図9に示すように、破損制御部30の各切欠部31は、第1実施形態と同様、側面視と側面視の芯材21を通る断面とが、裏面17側に向かって広がりつつ開口しかつ木材22の円周方向において鏡面対称の形状をなしているが、その具体的形状が異なっている。具体的には、破損制御部30の各切欠部31が、芯材21の位置に木材22の円周方向における中央位置を配置して裏面17側に開口する略半円状の湾曲部44を有する側面視形状をなしている。そして、このような形状の切欠部31に合致する形状に嵌合部材38を形成している。この第3実施形態においても、各切欠部31は、裏面17側の端部開口部34の、木材22の円周方向における幅が車幅方向両側に行くほど徐々に狭くなって車幅方向両側で閉塞する形状をなしているが、この幅を裏面17側の全範囲にわたって等しい形状としても良い。
第4実施形態では、図10に示すように、破損制御部30の各切欠部31は、第1実施形態と同様、側面視と側面視の芯材21を通る断面とが、裏面17側に向かって広がりつつ開口しかつ木材22の円周方向において鏡面対称の形状をなしているが、その具体的形状が異なっている。具体的には、破損制御部30の各切欠部31が、芯材21の位置に、木材22の円周方向における中央位置を配置しこの位置から互いに対向方向に凸で裏面17側に抜ける一対の円弧部45を有する側面視形状をなしている。そして、このような形状の切欠部31に合致する形状に嵌合部材38を形成している。この第4実施形態においても、各切欠部31は、裏面17側の端部開口部34の、木材22の円周方向における幅が車幅方向両側に行くほど徐々に狭くなって車幅方向両側で閉塞する形状をなしているが、この幅を裏面17側の全範囲にわたって等しい形状としても良い。
第5実施形態では、図11に示すように、破損制御部30の各切欠部31は、第1実施形態と同様、側面視と側面視の芯材21を通る断面とが、裏面17側に向かって広がりつつ開口しかつ木材22の円周方向において鏡面対称の形状をなしているが、その具体的形状が異なっている。具体的には、破損制御部30の各切欠部31が、芯材21の位置に芯材21に沿って上底部47を配置しこの上底部47の木材22の円周方向における両端部から逆方向に均等に脚部48を傾斜させた略等脚台形状の側面視形状をなしている。そして、このような形状の切欠部31に合致する形状に嵌合部材38を形成している。この第5実施形態において、各切欠部31は、裏面17側の端部開口部34の、木材22の円周方向における幅が車幅方向両側に行くほど徐々に狭くなって車幅方向両側で上底部47と同じ幅となる形状をなしているが、この幅を裏面17側の全範囲にわたって等しい形状としても良い。
第6実施形態では、図12に示すように、破損制御部30の各切欠部31は、第1実施形態と同様、側面視と側面視の芯材21を通る断面とが、裏面17側に向かって広がりつつ開口しかつ木材22の円周方向において鏡面対称の形状をなしているが、その具体的形状が異なっている。具体的には、破損制御部30の各切欠部31が、芯材21の位置に芯材21に沿って切頭頂部50を配置しこの切頭頂部50の、木材22の円周方向における両端部から相反方向に凸となる一対の円弧部51を裏面17側に延出させた略切頭半円状の側面視形状をなしている。そして、このような形状の切欠部31に合致する形状に嵌合部材38を形成している。この第6実施形態においても、各切欠部31は、裏面17側の端部開口部34の、木材22の円周方向における幅が車幅方向両側に行くほど徐々に狭くなって車幅方向両側で切頭頂部50と同じ幅となる形状をなしているが、この幅を裏面17側の全範囲にわたって等しい形状としても良い。
第7実施形態では、図13に示すように、破損制御部30の各切欠部31は、第1実施形態と同様、側面視と側面視の芯材21を通る断面とが、裏面17側に向かって広がりつつ開口しかつ木材22の円周方向において鏡面対称の形状をなしているが、その具体的形状が異なっている。具体的には、破損制御部30の各切欠部31が、芯材21の位置に芯材21に沿って切頭頂部53を配置しこの切頭頂部51の、木材22の円周方向における両端部から対向方向に凸となる一対の円弧部54を裏面17側に延出させた側面視形状をなしている。そして、このような形状の切欠部31に合致する形状に嵌合部材38を形成している。この第7実施形態においても、各切欠部31は、裏面17側の端部開口部34の、木材22の円周方向における幅が車幅方向両側に行くほど徐々に狭くなって車幅方向両側で切頭頂部51と同じ幅となる形状をなしているが、この幅を裏面17側の全範囲にわたって等しい形状としても良い。
第8実施形態では、図14に示すように、第1〜第7実施形態とは異なり、破損制御部30の各切欠部31は、側面視と側面視の芯材21を通る断面とが、裏面17側に向かって広がりつつ開口しかつ木材22の円周方向において非鏡面対称の形状をなしている。具体的には、破損制御部30の各切欠部31が、芯材21の位置に頂点を有してステアリングシャフト18と平行に裏面17側に延出する辺部56と裏面17側が木材22の円周方向に離れるように辺部56に対し傾斜する辺部57とを有する側面視形状をなしている。そして、このような形状の切欠部31に合致する形状に嵌合部材38を形成している。この第8実施形態においても、各切欠部31は、裏面17側の端部開口部34の、木材22の円周方向における幅が車幅方向両側に行くほど徐々に狭くなって車幅方向両側で閉塞する形状をなしているが、この幅を裏面17側の全範囲にわたって等しい形状としても良い。
第9実施形態では、図15に示すように、第8実施形態と同様、破損制御部30の各切欠部31は、側面視と側面視の芯材21を通る断面とが、裏面17側に向かって広がりつつ開口しかつ木材22の円周方向において非鏡面対称の形状をなしているが、その具体的形状が異なっている。具体的には、破損制御部30の各切欠部31が、芯材21の位置に頂点を有して同じ方向に凸状をなす円弧部59,60をステアリングシャフト18と平行な線に対し一側および逆側にそれぞれ配置した側面視形状をなしている。そして、このような形状の切欠部31に合致する形状に嵌合部材38を形成している。この第9実施形態においても、各切欠部31は、裏面17側の端部開口部34の、木材22の円周方向における幅が車幅方向両側に行くほど徐々に狭くなって車幅方向両側で閉塞する形状をなしているが、この幅を裏面17側の全範囲にわたって等しい形状としても良い。
なお、以上においては、切欠部31を芯材21の位置から裏面17側に向かって開口するように木材22に形成する場合を例にとり説明したが、切欠部31を芯材21よりも表面16側から裏面17側に向かって開口するように木材22に形成するようにしても良い。つまり、切欠部31を少なくとも芯材21の位置から裏面17側に向かって開口するように木材22に形成すれば良い。
また、以上において、スリット36を備えない破損制御部30としても良い。
本発明の第1実施形態のステアリングホイールを示す正面図である。 本発明の第1実施形態のステアリングホイールを示す側面図である。 本発明の第1実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大側面図である。 本発明の第1実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態のステアリングホイールの破損時の状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態のステアリングホイールを二本スポークタイプに適用した場合を示す正面図である。 本発明の第1実施形態のステアリングホイールを二本スポークタイプに適用した場合を示す側面図である。 本発明の第2実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大斜視図である。 本発明の第3実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大側面図である。 本発明の第4実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大側面図である。 本発明の第5実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大側面図である。 本発明の第6実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大側面図である。 本発明の第7実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大側面図である。 本発明の第8実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大側面図である。 本発明の第9実施形態のステアリングホイールにおける破損制御部を示す部分拡大側面図である。
符号の説明
11 ステアリングホイール
12 リング部
16 表面
17 裏面
18 ステアリングシャフト
21 芯材
22 木材
31 切欠部
36 スリット
38 嵌合部材(別部材)

Claims (2)

  1. 芯材の周囲を木材で覆ったリング部を備え、表裏方向における裏面側に配置されたステアリングシャフトを介して車体側に支持される自動車のステアリングホイールであって、
    前記リング部の前記木材には、少なくとも前記芯材の位置から前記裏面側に向かって開口し、前記芯材を通る断面の側面視が、裏面側に向かって広がる切欠部が形成され、
    前記切欠部は、車幅方向に沿う同一直線上に配置されており、
    前記リング部の前記木材には、前記切欠部から前記ステアリングシャフトの存在する側とは逆側の表面に抜けるスリットが形成されていることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 前記切欠部には、これに合致する形状の別部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載のステアリングホイール。
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