JP4765715B2 - 車体側面構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側面構造に関する。
車体の側面構造、特にドア構造では、たとえば特許文献1に示されるように、ドアチェックによってドアの開閉時に操作者に適度な節度感を与えるようにしたものがある。そして、ドア本体には、ドアチェック(飛ぶにおけるチェックアーム)が摺動する摺動部材が、ブラケット等によってドア本体に接合されている。
ところで、実際の車体側面構造においては、ドア本体の開閉時、すなわちドアチェックの摺動時に摺動力がブラケットに作用し、ドア本体への接合面にも剥離方向(斜め方向)の荷重が作用し、ドアチェックブラケットの耐久性が低下してしまうことがある。
特許3443620号公報
本発明は上記事実を考慮し、ドアチェックの摺動に起因するドアチェックブラケットの接合部の剥離を抑制することでドアチェックブラケットの耐久性を向上させることが可能な車体側面構造を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、車体とこの車体に対しドアヒンジによって回動可能なドア本体との間に配置されるドアチェックと、前記車体のドア本体を構成するアウタパネルとインナパネルの間で車両前後方向に延在するよう配置されるインパクトビームと、前記インパクトビームの端部を前記インナパネルに取り付けるためのインパクトビームエクステンションと、前記ドア本体のインナパネルに取り付けられ前記ドア本体の回動時に前記ドアチェックを摺動可能に保持するドアチェックブラケットと、前記インパクトビームエクステンションと前記ドアチェックブラケットとを連結し、前記ドアヒンジとは異なる位置で前記ドアチェックブラケットを前記インナパネルへ接合するための接合部と、を有することを特徴とする。
ドア本体の回動時には、ドアチェックが摺動して、ドア本体の回動に適度な節度感を操作者に与える。ドアチェックの摺動力は、ドアチェックブラケットをインナパネルに接合するための接合部に作用するが、ドアチェックブラケットはインパクトビームエクステンションと接合部によって連結されると共に、この接合部によってインナパネルに接合されている。これにより、ドアチェックの摺動時に接合部に作用する剥離荷重をインパクトビームエクステンション及びインパクトビームが抑制するため、接合部の剥離が抑制され、ドアチェックブラケットの耐久性が向上する。特に、ドアヒンジと異なる位置では、ドアチェックの摺動時に剥離荷重が作用しやすいが、この剥離を効果的に抑制できる。
しかも、接合部によってインパクトビームエクステンションとドアチェックブラケットとが連結されているので、接合部とは別の連結部を設けた構成と比較して、構造が簡単になる。また、インパクトビームエクステンションが接合部に直接的に作用して接合部に作用する剥離荷重を抑制できるので、接合部の剥離がより効果的に抑制できる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記インパクトビームエクステンションに設けられ、前記接合部での接合面に対して斜めに延在する傾斜部、を有することを特徴とする。
したがって、接合部に作用する剥離荷重が傾斜部によって抑制されるので、このような傾斜部が設けられていない構成と比較して、接合部の剥離がより効果的に抑制できる。
本発明は上記構成としたので、ドアチェックの摺動に起因するドアチェックブラケットの接合部の剥離を抑制することでドアチェックブラケットの耐久性を向上させることが可能となる。
図1には、本発明の第1実施形態に係る車体側面構造102が部分的に示されている。本実施形態の車体側面構造102は、一端を中心として車体に対し回動可能に支持されたドア104の支持端側に適用される。図2には、このようにして回動されてドア104が開いた状態が示されている。以下、図面において車両前方を矢印FRで、上方を矢印UPで、車幅方向外側を矢印OUTでそれぞれ示す。
図1及び図2から分かるように、ドア104は、ドアアウター108とドアインナー110とを有している。ドアアウター108は、略平板状とされているが、ドアインナー110はドアアウター108よりも車幅方向内側でドアアウター108と略平行に位置する平板部110Aと、この平板部110Aからドアアウター108の端部に向かって延出された前壁部110B、および前壁部110Bからさらに斜め前方に延出された延出部110Cとで構成されている。延出部110Cは、車幅方向に見たときに、ボデーピラー106と部分的に重なっている。そして、ドアアウター108とドアインナー110とは互いの外周部で接合されており、ドア本体112を成している。
図3に示すように、延出部110Cとボデーピラー106の間にはドアヒンジ114が設けられている。このドアヒンジ114によって、ドア104は回動中心軸114A周りりに回動可能となっている。
ドアアウター108とドアインナー110の間には、インパクトビーム116が配置されている。本実施形態では、インパクトビーム116は所定の強度(剛性)を有する材料によって筒状あるいは棒状に形成されており、その軸方向が車両前後方向と略一致する(少なくとも車両前後方向の成分を有する)ように配置されている。
インパクトビーム116の先端部は、インパクトビームエクステンション118によってドアインナー110に取り付けられている。インパクトビームエクステンション118には、車幅方向の外端部及び内端部に、ドアインナー110の延出部110C及び前壁部110Bにそれぞれ接合される接合部120、122が設定されている。さらに、接合部120、122間には、ドアインナー110から離間するように車幅方向斜め外側に膨出された膨出部124が形成されている。本実施形態では、膨出部124は上方から見て略三角形状とされており、ドアアウター108と略平行な部分に、インパクトビーム固定部126が形成されている。インパクトビーム固定部126には、インパクトビーム116の前端が固定される。
また、インパクトビーム固定部126からドアインナー110へと斜めに延在する部分は、インパクトビーム116からの荷重をドアインナー110に伝達可能な荷重伝達部128とされている。荷重伝達部128は、インパクトビーム固定部126からボデーピラー106へ向かう方向に形成されており、特に、その延長線がボデーピラー106の図心C2に向かうように、その形状が決められている。
また、この荷重伝達部128によって、インパクトビーム116と接合部122、すなわちドアウエザー134の取付部分とが繋がれていることになる。したがって、インパクトビーム116からの荷重を直接的に、後述するドアウエザー134へ伝達できるようになっている。
図4又は図5に詳細に示すように、インパクトビームエクステンション118のインパクトビーム固定部126からは、荷重伝達部128へと連なる補強ビード130が形成されている。補強ビード130は、上下方向の略中央の位置で、インパクトビーム固定部126ではインパクトビーム116の外周を取り囲む形状(本実施形態では略半円筒状)とされ、荷重伝達部128では車幅方向に凸となるように形成されており、この補強ビード130が形成された部分では、インパクトビームエクステンション118がいわゆるハット状の断面となっている。補強ビード130は、インパクトビームエクステンション118、特に荷重伝達部128を補強している。
また、同様にインパクトビームエクステンション118のインパクトビーム固定部126から荷重伝達部128へと連なる部位には、インパクトビームエクステンションの上縁及び下縁から補強フランジ132が形成されている。この補強フランジ132が形成された部分では、インパクトビームエクステンション118が扁平な「U」字状の断面となっている。補強フランジ132も補強ビード130と同様に、インパクトビームエクステンション118、特に荷重伝達部128を補強している。
そして、インパクトビームエクステンション118は、少なくともインパクトビーム固定部126から荷重伝達部128までが、上記した補強ビード130及び補強フランジ132も含めて連続的に一体で構成されている。
図1に示すように、インパクトビームエクステンション118の接合部122は、後述するドアウエザー134のドアウエザー取付部136とドアインナー110を挟んで反対側でドアインナー110に接合されている。したがって、インパクトビームエクステンション118の接合部122が、ドアウエザー134の取付部としても作用している。
また、図1及び図2に示すように、インパクトビームエクステンション118の接合部120は、ボルト138及びナット140によってドアインナー110の延出部110Cに取り付けられているが、さらに、このボルト138及びナット140によって、ドアインナー110の外側には係合ブラケット142が取り付けられている。すなわち、ドアインナー110を、係合ブラケット142とインパクトビームエクステンション118とではさみ込むようにして接合している。
係合ブラケット142は、扁平な斜め円筒状に形成されており、軸方向一端の底面142Bにおいてボルト138及びナット140でドアインナー110に取り付けられている。この底面142Bと反対の面は開放されている。また、係合ブラケット142は、上方から見たときに車幅方向内側に位置する面が、インパクトビーム116の前方側延長線L2に対して鋭角的に傾斜した傾斜面144とされている。
図1及び図2に示すように、ボデーピラー106には、上方から見たときにその周囲を取り囲むようにサイドメンバ146が配設されており、このサイドメンバ146の車幅方向外端面からは、車幅方向外側に向かって係合片148が突設されている。係合片148の車両前方側の面は、係合ブラケット142の傾斜面144と対向する対向面150とされている。そして、傾斜面144を上記のように、インパクトビーム116の前方側延長線L2から鋭角的に傾斜させているので、傾斜面144が対向面150に接触した状態でさらに車幅方向内側へ移動すると、傾斜面144に対向面150から矢印F1方向の力(図6参照)が作用する。
ドアインナー110には、係合ブラケット142よりも車幅方向内側の位置に、ドアウエザー134が取り付けられている。ドアウエザー134は、ドア本体112の外周を取り囲むように配置されており、ドア104を閉めた状態で車体(ボデーピラー106等)に密着して、車室内に不用意に水分や埃等の異物が浸入しないようにする。特に本発明では、インパクトビームエクステンション118の接合部122を、ドアウエザー134のドアウエザー取付部136としても作用するようにしている。したがって、ドアウエザー134は、接合部122に対応した位置に配置され、接合部122とドアウエザー134とはドアインナー110を挟み込むように接合されていることになる。
図1に示すように、ドアウエザー134よりもさらに車幅方向内側には、ドアチェック174が配置されている。ドアチェック174の前端は、ボデーピラー106に取り付けられた支持部材176によって回動可能に支持されているが、ドアチェック174の後端は、図示しない摺動部材によって保持されており、回動中のドア104に対し摺動するようになっている。ドアチェック174の前端から中間部分にいたる位置は、ドアインナー110に形成された開口部110Hに挿通されている。
ドア104内には、ドアチェックブラケット178が配置されている。ドアチェックブラケット178には、ドアチェック174が摺動される摺動部180が形成されており、ドア104の開閉時に摺動部180をドアチェック174が摺動されることで、所定の抵抗や節度感が作用するようになっている。また、インパクトビームエクステンション118には、車幅方向内側の位置に、ドアチェックブラケット178が接合されるドアチェック取付部119が構成されている。ドアチェック取付部119にも、ドアチェック174が挿通される挿通孔119Hが形成されている。
さらにドアチェックブラケット178には、挿通孔119Hよりも車幅方向内側においてもドアインナー110と接合される接合部154が設けられている。そして、接合部122、154の間に、ドアチェック174が摺動可能に取り付けられるドアチェック取付部119が設定されていることになる。
図1及び図2から分かるように(図4及び図5にも詳細に示すように)、本発明では、ドアチェックブラケット178を接合部122を介してインパクトビームエクステンション118と連なるように一体形成しており、全体として1つのブラケットユニット156となっている。すなわち、接合部122が、本発明における「連結部」として作用し、この連結部を介して、ドアチェックブラケット178とインパクトビームエクステンション118とが一体形成されている。そして、この接合部122(連結部)から斜め方向に荷重伝達部128が延出されて、本発明における「傾斜部」を構成していることになる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態に係るドア104は、ドアヒンジ114の回動中心軸114A回りに回動し、図1に示す閉状態と、図2に示す開状態との間を移動する。ここで、回動時には、ドアチェック174が摺動部180を摺動するため、回動途中の特定位置所定の抵抗が生じて、節度感が向上するようになっている。
ドアチェック174が摺動部180を摺動するときには、ドアチェックブラケット178に荷重が作用する。ここで、本実施形態では、ドアチェックブラケット178が接合部122を介してインパクトビームエクステンション118と連なるように一体形成されて、全体としてブラケットユニット156が構成されている。したがって、接合部122のドアインナー110からの剥離を、インパクトビームエクステンション118が抑制する。特に、インパクトビームエクステンション118には、車幅方向外側のインパクトビーム固定部126にインパクトビーム116が固定されている。したがって、接合部122をドアインナー110から剥離させるように作用する荷重を、インパクトビーム116が効果的に抑制するため、ドアチェックブラケット178の耐久性が向上する。
また、図6に示すように、ドア104に側方から荷重が作用した場合(この場合を適宜「側突時」という)を考えると、この荷重は、まず、インパクトビーム116に作用する。さらにこの荷重は、インパクトビーム116から荷重伝達部128を介してドアウエザー134からボデーピラー106へ至る経路と、同じく荷重伝達部128から開口部110H、支持部材176を経てボデーピラー106へ至る経路、及びドアチェック取付部119からボデーピラー106へと至る経路、の3経路に分散されて、ボデーピラー106に伝達される。このように、複数の荷重伝達経路が設定されていることで、側突時のインパクトビーム116からの荷重を効率よくボデーピラー106へ伝達できる。
特に本実施形態では、補強ビード130及び補強フランジ132によってインパクトビームエクステンション118(特に荷重伝達部128)が補強され、曲げ耐力や剛性が向上している。このため、インパクトビーム116から接合部122への荷重伝達時に、インパクトビームエクステンション118の不用意な変形を抑制して確実な荷重伝達が可能となる。
また、補強フランジ132はブラケットユニット156から連続すると共に、インパクトビーム固定部126やドアチェック取付部119を覆っているので、これらの部位を防水(被水防止)でき、防錆性能を向上させることができる。
なお、側突時には、図6から分かるように、係合ブラケット142が車幅方向内側へ移動し、傾斜面144が対向面150に押し付けられるので、傾斜面144は対向面150に接触して矢印F1方向の力を受ける。この力F1の車両前方向成分により、ドアチェックブラケット178がボデーピラー106に向かって移動される。すなわち、これによっても側突時の荷重を効率的にボデーピラー106に伝達できる。
また、本実施形態では、ドアウエザー134が取り付けられた部分、すなわち、車両前後方向でボデーピラー106との構造上の隙間が狭くなっている部分に、ブラケットユニット156の接合部122及びドアチェック174が配置されている。したがって、車両前方から衝撃が作用した場合に、ボデーピラー106からの荷重を早期に、インパクトビームエクステンション118からインパクトビーム116に至る経路と、ドアチェック174からドアインナー110に至る経路に分散して、ドア本体112に伝達することができる。
さらに、本実施形態では、インパクトビーム116と接合部122(すなわちドアウエザー134の取付部)とがインパクトビームエクステンション118の荷重伝達部128を介して繋がっているので、ドア104を閉めるときのドアアウター108からの荷重が直接的にドアウエザー134へ伝達され、ドア104の閉まり性が向上する。加えて、本実施形態では、インパクトビーム116とインパクトビームエクステンション118のドアチェック取付部119も繋がっているので、ドア104を開閉するときの荷重を直接的にドアチェック174へも伝達でき、開閉時の節度感が向上する。
なお、本発明に係るブラケットユニット156において、たとえば図7に示すように、補強フランジ132をさらに大型化した補強フランジ133を形成してもよい。ここで、図7(A)に示す形状の補強フランジ133では、車幅方向の略中央において、その突端133Tがブラケットユニット156側へと湾曲する凹部133Bを形成し、この部分においてドア本体112内の他部材との干渉を防止している。このような干渉の懸念がない場合には、図7(B)に示すように、凹部133Bを形成することなく突端133Tを直線状に形成した補強フランジ133とし、より補強効果を高めてもよい。
図8には、本発明の第2実施形態の車体側面構造222が前突時の状態で示されている。第2実施形態のブラケットユニット224は、インパクトビーム116が固定されるインパクトビーム固定部126をドアアウター108にまで延長し、さらに車両前方側にも延長して接合している。これ以外は、第1実施形態と同様の構成であるので、同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
したがって、第2実施形態の車体側面構造222では、側突時の荷重が、ドアアウター108からブラケットユニット224(インパクトビームエクステンション118)へと直接的に作用するため、この荷重をボデーピラー106等へ伝達する効果も高くなる。加えて、前突時にボデーピラー106からドアウエザー134を介してインパクトビームエクステンション118に作用した荷重F5を、より効率的にインパクトビーム116へと伝達することが可能になる。
また、ブラケットユニット224の、ドアアウター108との接合部分、すなわちドアアウター108から荷重や運動エネルギーを受ける部分の長さL4がインパクトビーム116での荷重や運動エネルギーを受ける部分の長さL5より長くなっているので、側突時の荷重をボデーピラー106等へ伝達する効果も高くなる。
図9には、本発明の第3実施形態の車体側面構造322が示されている。第3実施形態のブラケットユニット324は、接合部120とインパクトビーム固定部126とを有し、車幅方向外側に位置する外側部分326と、荷重伝達部128及び接合部122を有し、車幅方向内側に位置する内側部分328とに分割されている。そして、外側部分326と内側部分328とが、互いの車両後方側部分で接合され(内側部分328の接合部330は荷重伝達部128の一部が兼ねている)、全体として、第1実施形態のインパクトビームエクステンション118と略同一形状のインパクトビームエクステンション332が構成されている。このように、ブラケットユニットのインパクトビームエクステンションに相当する部位を部分に分割して構成してもよい。なお、第3実施形態においてこれ以外は、第1実施形態と同様の構成であるので、同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図10には、本発明の第4実施形態の車体側面構造422が示されている。第4実施形態のブラケットユニット424では、ドアチェック174が摺動可能に取り付けられる取付面426を、接合部122から接合部154にかけて、平面視にて略直線状になるように形成している。このように、取付面426を直線状とすることで折れ曲がり部分がなくなるので、取付面426に荷重が作用しても、屈曲が抑制される。なお、第4実施形態においてこれ以外は、第1実施形態と同様の構成であるので、同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図11には、本発明の第5実施形態の車体側面構造522が示されている。第5実施形態の車体側面構造522では、ドアインナー110前壁部110Bに、車両後方側へと部分的に屈曲した凹部110Dを形成すると共に、ブラケットユニット524の凹部110Dに対応する部分に屈曲部524Bを形成して、ボデーピラー106との間の間隙D2を構成している。そして、この間隙D2に、係合ブラケット526を配置している。係合ブラケット526は、第1実施形態と同様にボルト138及びナット140によって、ブラケットユニット524の接合部122に取り付けられており、係合ブラケット526の傾斜面528は、支持部材176に対し車幅方向に対向している。なお、この第5実施形態においても第3実施形態と同様に、インパクトビームエクステンション530を外側部分532と内側部分534とに分割して構成している。なお、第5実施形態において上記以外は、第1実施形態と同様の構成であるので、同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
したがって、第5実施形態の車体側面構造522では、側突時の荷重を、係合ブラケット526を介して支持部材176に伝達し、さらにボデーピラー106に伝達する。すなわち、側突時のボデーピラー106へのより効率的な荷重伝達が可能となる。
なお、上記では係合ブラケット526を、ボルト138及びナット140によってブラケットユニット524の接合部122に取り付けたものを例に挙げたが、取り付け方法はこれに限定されない。たとえば、図12に示す第5実施形態の変形例のように、リベット536を用いて取り付けてもよい。
図13(A)及び(B)には、本発明の第6実施形態に係るブラケットユニット624が示されている。第5実施形態では、ブラケットユニットの形状が第1実施形態と異なっているが、これ以外は、第1実施形態と同様の構成であるので、同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。なお、図13では、インパクトビーム116として、上記と異なり略台形状の断面を有するものを挙げ、インパクトビームエクステンション630もこれに対応した形状のインパクトビーム固定部632を有するものを挙げているが、インパクトビーム116及びインパクトビームエクステンションの構造は特に限定されない。
第6実施形態のブラケットユニット624は、図13(B)から分かるように、インパクトビーム固定部632がドアアウター108まで延長されると共に、さらにその先端から、ドアアウター108に平行な接着片626が上下に延出されている。また、インパクトビーム固定部126の延長部分と接着片626との間には補強ビード628が設けられ、接着片626を補強している。接着片626とドアアウター108及びインパクトビーム116は、接着剤634によって接着されている。
第6実施形態では、このようなブラケットユニット624を有しているので、側突時のドアアウター108からの荷重をより効率的にブラケットユニット624(インパクトビームエクステンション118)へ伝達することができる。
図14には、本発明の第7実施形態の車体側面構造722が示されている。第7実施形態では、ブラケットユニット724の形状のみが第1実施形態と異なっているが、他はすべて同一構成とされているので、異なっている構成のみを説明する。
第6実施形態では、ドアインナー110(第1実施形態として示す図1参照)に、ワイヤーハーネスを挿通するためのワイヤーハーネス挿通穴728が形成されたワイヤーハーネス取付部材726が配設された構造のものであって、このワイヤーハーネス取付部材726が、ブラケットユニット724と一体化されている。これにより、ブラケットユニット724だけでなく、ワイヤーハーネス取付部材726もインパクトビーム116からの荷重を受けることが可能となるように、受圧面積が拡大されており、効率的な荷重伝達が可能となっている。
本発明の第1実施形態の車体側面構造が適用されたドア及びボデーピラーをドアの閉状態で部分的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態の車体側面構造が適用されたドア及びボデーピラーをドアの開状態で部分的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態の車体側面構造が適用されたドア及びボデーピラーをドアの閉状態で部分的に示す図1とは異なる断面の断面図である。 本発明の第1実施形態の車体側面構造を構成するブラケットユニットを拡大して示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の車体側面構造を構成するブラケットユニットを拡大して示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の車体側面構造が適用されたドアの側突時の状態を図1と同様の断面で示す断面図である。 (A)及び(B)はいずれも、本発明の第1実施形態の車体側面構造を構成するブラケットユニットの、それぞれ異なる変形例を拡大して示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の車体側面構造が適用されたドア及びボデーピラーをドアの閉状態で部分的に示す断面図である。 本発明の第3実施形態の車体側面構造が適用されたドア及びボデーピラーをドアの閉状態で部分的に示す断面図である。 本発明の第4実施形態の車体側面構造が適用されたドア及びボデーピラーをドアの閉状態で部分的に示す断面図である。 本発明の第5実施形態の車体側面構造が適用されたドア及びボデーピラーをドアの閉状態で部分的に示す断面図である。 本発明の第5実施形態の変形例に係る車体側面構造が適用されたドア及びボデーピラーをドアの閉状態で部分的に示す断面図である。 (A)本発明の第6実施形態に係るブラケットユニットを拡大して示す斜視図であり、(B)はこのインパクトビームエクステンションをインパクトビームが固定された状態で示す断面図である。 本発明の第7実施形態の車体側面構造を構成するブラケットユニット及びその近傍を拡大して示す斜視図である。
符号の説明
102 車体側面構造
104 ドア
106 ボデーピラー
108 ドアアウター
110 ドアインナー
110C 延出部
110D 凹部
110H 開口部
110B 前壁部
110A 平板部
112 ドア本体
114 ドアヒンジ
114A 回動中心軸
116 インパクトビーム
118 インパクトビームエクステンション
119 ドアチェック取付部
119H 挿通孔
120 接合部
122 接合部(連結部)
124 膨出部
126 インパクトビーム固定部
128 荷重伝達部(傾斜部)
130 補強ビード
132 補強フランジ
133B 凹部
133T 突端
133 補強フランジ
134 ドアウエザー
136 ドアウエザー取付部
138 ボルト
140 ナット
142 係合ブラケット
142B 底面
144 傾斜面
146 サイドメンバ
148 係合片
150 対向面
154 接合部
156 ブラケットユニット
174 ドアチェック
176 支持部材
178 ドアチェックブラケット
180 摺動部
222 車体側面構造
224 ブラケットユニット
322 車体側面構造
324 ブラケットユニット
324 外側部分
326 外側部分
326 内側部分
328 内側部分
330 車両後方側部分
330 接合部
332 インパクトビームエクステンション
422 車体側面構造
424 ブラケットユニット
426 取付面
522 車体側面構造
524 ブラケットユニット
524B 屈曲部
526 係合ブラケット
528 傾斜面
530 インパクトビームエクステンション
532 外側部分
534 内側部分
536 リベット
624 ブラケットユニット
626 接着片
628 補強ビード
630 インパクトビームエクステンション
630 接着剤
632 インパクトビーム固定部
722 車体側面構造
724 ブラケットユニット
726 ワイヤーハーネス取付部材
728 ワイヤーハーネス挿通穴

Claims (2)

  1. 車体とこの車体に対しドアヒンジによって回動可能なドア本体との間に配置されるドアチェックと、
    前記車体のドア本体を構成するアウタパネルとインナパネルの間で車両前後方向に延在するよう配置されるインパクトビームと、
    前記インパクトビームの端部を前記インナパネルに取り付けるためのインパクトビームエクステンションと、
    前記ドア本体のインナパネルに取り付けられ前記ドア本体の回動時に前記ドアチェックを摺動可能に保持するドアチェックブラケットと、
    前記インパクトビームエクステンションと前記ドアチェックブラケットとを連結し、前記ドアヒンジとは異なる位置で前記ドアチェックブラケットを前記インナパネルへ接合するための接合部と、
    を有することを特徴とする車体側面構造。
  2. 前記インパクトビームエクステンションに設けられ、前記接合部での接合面に対して斜めに延在する傾斜部、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車体側面構造。
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