JP4241567B2 - 電圧測定装置 - Google Patents

電圧測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4241567B2
JP4241567B2 JP2004293932A JP2004293932A JP4241567B2 JP 4241567 B2 JP4241567 B2 JP 4241567B2 JP 2004293932 A JP2004293932 A JP 2004293932A JP 2004293932 A JP2004293932 A JP 2004293932A JP 4241567 B2 JP4241567 B2 JP 4241567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
measurement
block
value
output terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004293932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006105824A (ja
Inventor
昭夫 岩渕
和也 相沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP2004293932A priority Critical patent/JP4241567B2/ja
Priority to US11/243,164 priority patent/US7550945B2/en
Publication of JP2006105824A publication Critical patent/JP2006105824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4241567B2 publication Critical patent/JP4241567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/165Indicating that current or voltage is either above or below a predetermined value or within or outside a predetermined range of values
    • G01R19/16533Indicating that current or voltage is either above or below a predetermined value or within or outside a predetermined range of values characterised by the application
    • G01R19/16538Indicating that current or voltage is either above or below a predetermined value or within or outside a predetermined range of values characterised by the application in AC or DC supplies
    • G01R19/16542Indicating that current or voltage is either above or below a predetermined value or within or outside a predetermined range of values characterised by the application in AC or DC supplies for batteries
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/396Acquisition or processing of data for testing or for monitoring individual cells or groups of cells within a battery

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、直列に接続された複数の電圧源(数百個の蓄電池や燃料電池等)の各ブロック毎の端子電圧を第1のスイッチ群(半導体素子)を介して測定用容量素子に蓄積させてその蓄積電圧として第2のスイッチ群(半導体素子)を介して測定する電圧測定装置に係り、とくに第2のスイッチ群を成す半導体素子に内在する寄生容量に起因する測定電圧の誤差を補正する演算回路に関する。
環境保護の立場より車両走行用の駆動源としてモータを備えた電気自動車、あるいはモータとエンジンを備えたハイブリッド車両が知られている。これらモータを駆動するための電源として、数百個の蓄電池や燃料電池(以下、単に「電池」と呼称する)を直列に接続して使用することが多い。走行中、時々刻々変化する電池の充電状況、放電状況及び各電池の寿命や異常をモニターするために、直列に接続され数百ボルトの電圧が印加されている各電池セルの端子電圧を高精度に測定する必要性が高まってきている。
図13は、このような電池の端子電圧をコンデンサの充放電を用いて測定する電圧測定システムの従来例を示す。
図13に示す電圧測定システムは、電池1に接続される電圧測定部2と、この電圧測定部2の出力側に接続される電圧変換部3と、この電圧変換部3の出力に基づいて電圧測定部2のスイッチ・オン/オフ動作等を制御する制御部(図示しない)とから構成されている。
電池1は、n個(nは1以上の整数)のブロック(図中の例ではブロックN−1、N、N+1のみ例示)が直列に接続されて構成されており、各ブロックには、複数の電池セルが直列に接続されており、それぞれ被測定電圧源(図中の例ではブロックN−1、N、N+1に対応する被測定電圧源Vcn−1、Vcn、Vcn+1のみ例示)を構成する。この電池1は、例えば100〜200Vといった高い電圧を出力する。
電圧測定部2は、電池1の各ブロック毎に配置されるn個の電圧測定回路から構成されている。各電圧測定回路は、第1のスイッチ群(図中の例ではブロックNに対応するスイッチP1、P2)と、測定用容量素子であるコンデンサ(図中の例ではブロックN−1、N、N+1に対応するCn−1、Cn、Cn+1のみ例示)と、第2のスイッチ群(図中の例ではブロックNに対応するスイッチN3、N4)を含み、制御部からの制御信号に応じて、電池1の各ブロックからの電圧を第1のスイッチ群を介してコンデンサに取り込んで保持し、制御部からの制御信号に応じて、コンデンサに保持している電圧を第2のスイッチ群を介して電圧変換部3に送る。
電圧変換部3は、例えばA/D変換器から構成され、電圧測定部2からアナログ信号として供給される電圧をデジタル信号に変換して制御部に送る。
制御部(図示しない)は、電圧測定部2に制御信号を供給して、それらの動作を制御すると共に、電圧変換部3から送られてくるデジタル信号を加算し、電池1の全体の電圧やブロック毎の電圧を算出する。算出された電圧は、電池1の充電状況、放電状況、電池の寿命、異常等をモニタするために使用される。
上記構成の電圧測定システムは、直列に接続された複数の電池Vcn−1、Vcn、Vcn+1の一つ一つの電圧を第1のスイッチ群SW1のスイッチP1、P2を介して蓄電素子Cnに充電し、次に第1のスイッチ群SW1のスイッチP1、P2をオフにした後、第2のスイッチ群SW2のスイッチN3、N4を介して蓄電素子Cnを電圧測定器Vに接続することにより各電池の端子電圧を測定するものである。
このような電圧測定システムを実際に用いた例として、本出願人が先に特許出願した先行技術の電圧測定装置がある(特許文献1参照)。この先行技術では、特別の電源を必要とせずに電池の端子電圧を高速且つ高精度に測定し、しかも耐ノイズに優れた小型且つ低価格な電圧測定装置を提供することを目的としている。このため、充電を制御する第1のスイッチ群SW1のスイッチP1、P2は、Pch−MOSFETで、また出力を制御する第2のスイッチ群SW2のスイッチN3、N4をNch−MOSFETでそれぞれ構成されている。この構成によれば、第1のスイッチ群SW1のPch−MOSFET P1、P2をONして、電池Vcnを外付けコンデンサCnに充電し、Pch−MOSFET P1、P2をOFFした後、第2のスイッチ群SW2のNch−MOSFET N3、N4をONして、その電圧を出力端子のS端子に出力することにより、電池の電圧測定が可能となっている。
特願2003−80406号
しかしながら、特許文献1に示す電圧測定装置は、その目的から0〜数十Vまでの電圧を高速且つ正確に測定できなければならないが、従来の手法では、電圧測定回路を構成する半導体素子に内在する寄生容量に起因して、直列接続された電池のうち、高電位側の電池(特に、1V以下の小さな電圧)の測定精度がより低くなり、その結果、精度の高いデータが得られないといった不都合があった。
その対策として、コンデンサCnの容量を大きくすることにより、測定電圧の誤差を軽減する方法が考えられる。しかし、コンデンサCnの容量を大きくすると、コンデンサCnの容量と半導体素子の寄生容量との両者に蓄えられる電荷量に差が開くため、測定電圧の真の電池電圧からのシフト量は小さくなるが、より高価な大容量コンデンサが必要となるために回路全体がより高価なものになると共に、充電時間をより長く必要とするので、電圧測定のより一層の高速化を図ることができず、好ましくない。
本発明は、このような従来の事情を考慮してなされたもので、高価な大容量コンデンサを必要とせずに、電圧測定回路を構成する半導体素子に内在する寄生容量による測定誤差を低減すると共に、測定のより一層の高速化を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明に係る電圧測定装置は、直列に接続された複数の電圧源を、少なくとも1つの電圧源からなる複数のブロックに分割し、各ブロックの電圧を測定用容量素子に接続する第1のスイッチ群と、前記測定用容量素子に蓄積されたブロック電圧を測定用出力端子に接続する第2のスイッチ群とを有する電圧測定装置において、前記測定用出力端子に接続される演算手段を備え、前記演算手段は、前記第2のスイッチ群の寄生容量を含む浮遊容量を予め測定し、前記測定用容量素子の容量と測定した前記浮遊容量と前記複数のブロックの合計電圧であるオフセット電圧とに基づいて該浮遊容量に蓄積された電荷による誤差電圧を算出し、該誤差電圧の算出値を前記測定用出力端子の端子電圧の測定値から差し引いて前記各ブロックの測定電圧の真値を算出することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係る電圧測定装置は、直列に接続された複数の電圧源を、少なくとも1つの電圧源からなる複数のブロックに分割し、各ブロックの電圧を測定用容量素子に接続するための第1のスイッチ群と、測定用容量素子に蓄積されたブロック電圧を測定用出力端子に接続する第2のスイッチ群とを有する電圧測定装置において、前記測定用出力端子に接続される演算手段と、前記演算手段に接続される記憶手段とを有し、前記演算手段は、前記複数のブロックの各々に対して既知の電圧値を設定した場合における前記測定用出力端子に出力された出力電圧に基づいて前記第2のスイッチ群の寄生容量を含む浮遊容量に蓄積している電荷による誤差電圧を算出し、該誤差電圧の算出値と前記測定用容量素子の容量と前記複数のブロックの合計電圧であるオフセット電圧とに基づいて前記各ブロックの浮遊容量を算出し、該浮遊容量の算出値を前記記憶手段に記憶し、前記各ブロックの電圧測定時に、前記記憶手段から前記浮遊容量の算出値を読み出すとともに、読み出した前記浮遊容量の算出値と前記測定用容量素子の容量と前記複数のブロックの合計電圧であるオフセット電圧とに基づいて前記誤差電圧を算出し、該誤差電圧の算出値を前記測定用出力端子の端子電圧の測定値から差し引いて前記各ブロックの測定電圧の真値を算出することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係る電圧測定装置は、直列に接続された複数の電圧源を、少なくとも1つの電圧源からなる複数のブロックに分割し、ブロックの電圧を測定用容量素子に接続するための第1のスイッチ群と、測定用容量素子に蓄積されたブロック電圧を測定用出力端子に接続する第2のスイッチ群とを有する電圧測定装置において、前記測定用出力端子に接続される演算手段と、前記演算手段に接続される記憶手段とを有し、前記演算手段は、前記複数のブロックの各々に対して既知の電圧値を設定した場合における前記測定用出力端子に出力された出力電圧に基づいて前記第2のスイッチ群の寄生容量を含む浮遊容量に蓄積している電荷による誤差電圧を算出し、該誤差電圧の算出値を前記記憶手段に記憶し、前記各ブロックの電圧測定時に、該記憶手段に記憶された前記誤差電圧の算出値を前記測定用出力端子の端子電圧の測定値から差し引いて前記各ブロックの測定電圧の真値を算出することを特徴とする。
さらに、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電圧測定装置において、前記第2のスイッチ群をオンした後、所定時間経過後に前記測定用出力端子の端子電圧をサンプリングしてその測定値として前記演算手段に出力する手段をさらに有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、寄生容量による測定電圧の誤差量を予め算出することが可能であるため、誤差を含んだ測定データから真値を計算することが可能となり、測定電圧を補正することによって、精度の高いデータを得られると共に、高価な大容量コンデンサを必要としないために回路全体を安価に提供でき、コンデンサ容量を小さくすることができるため、測定の高速化が図れる等のメリットがある。
請求項2記載の発明によれば、量産時や動作確認時に各ブロックの既知電圧を測定して浮遊容量による誤差電圧を算出し、誤差電圧の算出値から各ブロックの浮遊容量を算出し記憶し、測定時に、記憶手段から読み出し誤差電圧を算出し、この誤差電圧の算出値を測定用出力端子の端子電圧から差し引いて各ブロックの測定電圧の真値を得るため、請求項1記載の発明のように特別に浮遊容量を測定する必要がなくなる。
請求項3記載の発明によれば、各ブロックの測定電圧から直接各ブロックの誤差電圧を差し引くため、測定ブロックの電圧が変化した場合、誤差電圧が変化するため正確な電圧は測定できないものの、処理工程が少ないため簡単な計算でよく、測定のより一層の高速化が可能となる。
請求項4記載の発明によれば、前記第2のスイッチ群をオン直後の前記測定用出力端子の端子電圧波形による測定誤差を回避することができ、より一層の精度向上を図ることができる。
以下、本発明に係る電圧測定装置を実施するための最良の形態を添付図面を参照して説明する。
まず、図1〜図6を参照して、本発明に係る電圧測定装置の測定原理を説明する。なお、本発明で言う浮遊容量とは、半導体素子の寄生容量に加え、配線容量等も含むものであるが、以下の説明では、半導体素子の寄生容量のみについて説明する。
図1は、前述の特許文献1で提案されている電圧測定装置を適用したものである。図1に示す電圧測定装置のうち、前述の図13に示す電圧測定システムと同様の構成についてはその説明を簡略又は省略する。
図1に示す電圧測定装置は、電池1、電圧測定部2、電圧変換部3、及び制御部を備える。図中の例では、ブロックNの被測定電圧源Vcnに対応する電圧測定部2の構成を説明するが、他のブロックに対応する電圧測定部2はこれと同一の構成である。
このうち、電圧測定部2は、第1〜第3のスイッチ群を含む電圧測定回路21と、測定用容量素子を成す充電用コンデンサCn及びその両端子CnA、CnBを含むコンデンサ回路22と、電圧出力端子S、GNDを含む出力端子23とを有する。
第1のスイッチ群は、PチャンネルMOS電界効果トランジスタ(以下、「Pch−MOSFET」と呼ぶ)P1及びP2を有する。第2のスイッチ群は、充電用コンデンサCnを介し第1のスイッチ群に接続されるNチャンネルMOS電界効果トランジスタ(以下、「Nch−MOSFET」と呼ぶ)N3及びN4を有する。第3のスイッチ群は、Pch−MOSFET P1及びP2のゲートに接続されるNch−MOSFET N2及びN1を有する。これらMOSFET(Pch−MOSFET P1及びP2、Nch−MOSFET N1〜N4)には、電池1の電圧によって異なるが、例えば600Vに耐え得る高耐圧の素子が使用される。
以下、第1〜第3のスイッチ群の詳細を説明する。
(第1のスイッチ群)
被測定電圧源Vcnの両電圧入力端子Bn、Bn−1に接続される第1のスイッチ群は、Pch−MOSFET P1及びP2から構成される。Pch−MOSFET P1は、被測定電圧源Vcnの一方の電圧入力端子Bnに、またPch−MOSFET P2は、被測定電圧源Vcnの他方の電圧入力端子Bn−1にそれぞれ接続される。
Pch−MOSFET P1においては、ソースは抵抗R2を介して被測定電圧源Vcnの電圧入力端子Bnに、ドレインは充電用コンデンサCnの一方の端子CnAに、ゲートはNch−MOSFET N2のドレインに、バックゲート(サブストレート)はPch−MOSFET P1のソースにそれぞれ接続される。Pch−MOSFET P1のバックゲートとゲートとの間には、Pch−MOSFET P1のゲート電圧を確定させるために、ゲート電圧のリミッタとして機能するツェナーダイオードZD1と抵抗R1とが互いに並列に接続される。即ち、ツェナーダイオードZD1においては、カソードはPch−MOSFET P1のバックゲートに、アノードはPch−MOSFET P1のゲートにそれぞれ接続される。抵抗R2及びツェナーダイオードZD1により、Pch−MOSFET P1に流れる電流を制限してその破壊を防止する。
Pch−MOSFET P2においては、ソースは抵抗R5を介して電圧入力端子Bn−1に、ドレインは充電用コンデンサCnの他方の端子CnBに、ゲートはNch−MOSFET N1のドレインに、バックゲートは被測定電圧源Vcnの電圧入力端子Bn−1にそれぞれ接続される。Pch−MOSFET P2のバックゲートとゲートとの間には、Pch−MOSFET P2のゲート電圧を確定させるために、ゲート電圧のリミッタとして機能するツェナーダイオードZD2と抵抗R4とが互いに並列に接続される。即ち、ツェナーダイオードZD2においては、カソードはPch−MOSFET P2のバックゲートに、アノードはPch−MOSFET P2のゲートにそれぞれ接続される。抵抗R5及びツェナーダイオードZD2により、Pch−MOSFET P2に流れる電流を制限してその破壊を防止する。
(第3のスイッチ群)
Nch−MOSFET N1は、Pch−MOSFET P2を駆動するために用いられる。Nch−MOSFET N1においては、ドレインは上述したようにPch−MOSFET P2のゲートに、ソースは抵抗R6を介してグランド(GND)に、バックゲート(サブストレート)はグランドにそれぞれ接続される。抵抗R6により、Nch−MOSFET N1に流れる電流を制限してその破壊を防止する。
また、Nch−MOSFET N1のゲートは、制御信号入力端子CS1に接続される。この制御信号入力端子CS1に制御部(図示しない)から高レベル(以下、「Hレベル」という)の電圧が印加されることにより、Nch−MOSFET N1はオンになる。その結果、Pch−MOSFET P2もオンになり、電圧入力端子Bn−1からの電圧が充電用コンデンサCnの他方の端子CnBに印加される。
Nch−MOSFET N2は、Pch−MOSFET P1を駆動するために用いられる。Nch−MOSFET N2においては、ドレインは上述したようにPch−MOSFET P1のゲートに、ソースは抵抗R3を介してグランド(GND)に、バックゲート(サブストレート)はグランドにそれぞれ接続されている。抵抗R3により、Nch−MOSFET N2に流れる電流を制限してその破壊を防止する。
また、Nch−MOSFET N2のゲートは、制御信号入力端子CS2に接続される。この制御信号入力端子CS2に制御部(図示しない)からHレベルの電圧が印加されることにより、Nch−MOSFET N2はオンになる。その結果、Pch−MOSFET P1もオンになり、電圧入力端子Bnからの電圧が充電用コンデンサCnの一方の端子CnAに印加される。
(第2のスイッチ群)
Nch−MOSFET N3においては、ドレインはコンデンサCnの他方の端子CnBに接続され、ソースは抵抗R7を介してグランドに、バックゲートはグランドに、ゲートは制御信号入力端子CS3にそれぞれ接続される。これにより、制御信号入力端子CS3に制御部(図示しない)からHレベルの電圧が印加されることにより、Nch−MOSFET N3はオンになり、充電用コンデンサCnの他方の端子の電位が、他方の電圧出力端子を兼ねるグランド(GND)に出力される。
Nch−MOSFET N4においては、ドレインはコンデンサCnの一方の端子CnAに、ソースは一方の電圧出力端子S及びツェナーダイオードZD3のカソードにそれぞれ接続される。ツェナーダイオードZD3のアノードはグランド(GND)に接続される。ツェナーダイオードZD3は、前述の図1に示す電圧変換部3内のA/D変換器の入力インピーダンスが非常に高いため、静電容量やリーク電流のために一方の電圧出力端子Sの電圧が上昇して第2スイッチ群のMOSFETが破壊することがないよう保護のために、挿入される。
また、Nch−MOSFET N4において、バックゲートはグランドに接続され、ゲートは制御信号入力端子CS4にそれぞれ接続される。これにより、制御信号入力端子CS4に制御部(図示しない)からHレベルの電圧が印加されることにより、Nch−MOSFET N4はオンになり、充電用コンデンサCnの一方の端子CnAの電位が電圧出力端子Sに出力される。
上述したPch−MOSFET P1及びP2は、高耐圧のトランジスタから構成されており、電圧入力端子Bn、Bn−1に接続された被測定電圧源VcnをそのままPch−MOSFET P1、P2のゲート駆動用電源として利用できる。
即ち、高耐圧のPch−MOSFET P1のゲート−ソース間には、抵抗R2を介して、抵抗R1及びツェナーダイオードZD1が並列に接続されており、高耐圧のNch−MOSFET N2がオン状態の期間は、ツェナーダイオードZD1がツェナー降伏を起こし、Pch−MOSFET P1のゲート−ソース間電圧を降伏電圧に保つことができる。また、Nch−MOSFET N2がオフ状態の期間は、Pch−MOSFET P1のゲート−ソース間が抵抗R1によって短絡され、オン状態の期間に蓄積されたPch−MOSFET P1のゲート電荷を放出すると共に、Pch−MOSFET P1のゲート電位をソース電位に固定する。
同様に、高耐圧のPch−MOSFET P2のゲート−ソース間には、抵抗R5を介して、抵抗R4及びツェナーダイオードZD2が並列に接続されており、高耐圧のNch−MOSFET N1がオン状態の期間は、ツェナーダイオードZD2がツェナー降伏を起こし、Pch−MOSFET P2のゲート−ソース間電圧を降伏電圧に保つことができる。また、Nch−MOSFET N1がオフ状態の期間は、Pch−MOSFET P2のゲート−ソース間が抵抗R4によって短絡され、オン状態の期間に蓄積されたPch−MOSFET P2のゲート電荷を放出すると共に、Pch−MOSFET P2のゲートの電位をソース電位に固定する。
従って、Pch−MOSFET P1及びP2をオン及びオフさせるためにゲートに印加する電圧を特別の電源で生成する必要がなく、電圧測定装置を安価且つ小型に構成することができる。
なお、上述した第1のスイッチ群は、高耐圧のNch−MOSFETで構成することもできる。しかしながら、高耐圧のPch−MOSFET P1及びP2を用いることにより、高耐圧のNch−MOSFETで同じ目的の回路を構成するよりも簡素な回路構成とすることができる。つまり、高耐圧のPch−MOSFET P1及びP2の代わりに高耐圧のNch−MOSFETを使用した場合、Nch−MOSFETがオンするためには、ゲート電位をソース電位より閾値電圧分だけ高くする必要がある。また、Nch−MOSFETがオンした場合には、ソース電位がドレイン側の被測定電圧源の電位の近くまで上昇するので、ゲート電位を被測定電圧源の電位より高い電位に上げないと、Nch−MOSFETはオン状態を続けることができない。従って、Pch−MOSFETを使用した場合のように、被測定電圧源をそのままゲート駆動用電源として利用することができず、電圧入力端子Bn、Bn−1の被測定電圧源Vcnの電位よりも閾値電圧分だけ高いゲート駆動用電圧を生成する回路が別途必要になる。このようなゲート駆動用電圧を生成するためには、フローティング電源駆動、ブートストラップ駆動、チャージポンプ駆動等を用いることができるが、回路構成が複雑になってしまう。
次に、上記電圧測定部2の動作を説明する。
まず、制御部から制御信号入力端子CS3及びCS4に低レベル(以下、「Lレベル」という)の制御信号が供給されると共に、制御信号入力端子CS1及びCS2にHレベルの制御信号が供給される。これにより、Nch−MOSFET N1及びN2がオンされ、その結果、Pch−MOSFET P2及びP1がオンされる。また、Nch−MOSFET N3及びN4はオフされる。
この状態で、被測定電圧源Vcnからの電流が流れて充電用コンデンサCnを充電する。この充電は、コンデンサCnの両端子間の電圧が被測定電圧源Vcnの両端子Bn、Bn−1間の電圧に等しくなるまで、制御信号入力端子CS1及びCS2に供給される制御信号をHレベルに保つことにより行われる。
次に、制御部から制御信号入力端子CS1及びCS2にLレベルの制御信号が供給される。これにより、Nch−MOSFET N1及びN2がオフされ、その結果、Pch−MOSFET P2及びP1がオフされる。また、Nch−MOSFET N3及びN4はオフ状態を維持する。この状態では、充電用コンデンサCnは先の充電に基づく電圧を保持している。
次に、制御部から制御信号入力端子CS3及びCS4にHレベルの制御信号が供給される。これにより、Nch−MOSFET N3及びN4がオンされる。その結果、一方の電圧出力端子Sと、他方の電圧出力端子を兼ねたグランド(GND)との間にコンデンサCnの両端の電圧が出力される。
ここで、電圧測定回路21を構成する半導体素子には、PN接合によって形成される接合容量が寄生的に存在している。この寄生容量を考慮した電圧測定回路及びその等価回路を図2及び図3に示す(図3はスイッチ類は省略してある)。
図2及び図3において、Cp3、Cp4は、それぞれNch−MOSFET N3、N4のドレイン−GND間の寄生容量、Cnは、コンデンサ回路22の充電用コンデンサ(測定用容量素子)である。
図2及び図3に示す電圧測定回路21において、出力電圧に影響を与える寄生容量は、Nch−MOSFET N4のドレイン−GND間に内在するCp4(電圧依存性があり、例えば0.5V〜200Vで30〜7pF)である。電圧充電時には、図2中の経路RT1で充電用コンデンサCnを充電するのと同時に、図2中の経路RT2で、Nch−MOSFET N3、N4のドレイン−GND間に内在する寄生容量Cp3、Cp4にも電荷が貯まる。そして、電圧測定時には、Nch−MOSFET N4のドレイン−GND間に内在する寄生容量Cp4に充電された電圧が、充電用コンデンサCnに充電された電圧と合計されて出力端子23のS端子に現れる(Nch−MOSFET N3のドレイン−GND間に内在する寄生容量Cp3に充電された電圧は出力端子23のGND端子に放電され、出力端子23のS端子には現れない)。
このため、出力端子23の測定電圧Voutは、真の電池電圧(請求項に記載されたブロックの電圧に相当する)Vcnよりも、寄生容量Cp4に貯まった電圧分だけプラスにシフトし、そのシフト量が測定誤差ΔVoutとなる。
図4は、充電用コンデンサCnの容量値をC=0.1μFと一定とし、電池1の各ブロックの電池電圧をVc=0.25V、0.5V、1V、5Vと変化させた場合の、各ブロックの電池電圧の合計電圧であるオフセット電圧Voff(横軸)と、測定誤差ΔVout(縦軸)との関係を示す。図4の関係から、測定誤差ΔVoutは、オフセット電圧Voffに比例して大きくなり、その変化量は、電池電圧が小さい程、大きくなることが読み取れる。
図5は、図4の場合とは逆に、電池1の各ブロックの電池電圧がVc=0.25Vと一定で、充電用コンデンサCnの容量値をC=0.1μF、0.2μF、0.3μFと変化させた場合の、オフセット電圧Voff(横軸)と、測定誤差ΔVout(縦軸)との関係を示す。図5の関係から、測定誤差ΔVoutは、オフセット電圧Voffに比例して大きくなり、その変化量は、充電用コンデンサCnの容量が大きくなる程、小さくなることが読み取れる。
ここで、充電用コンデンサCnの容量を大きくすると、両者に蓄えられる電荷量に差が開くため、測定電圧Voutのシフト量、即ち測定誤差ΔVoutは小さくなるが、充電時間を長く必要とするので、測定のより一層の高速化を図ることができず、好ましくない。
そこで、本発明では、電圧のシフト量をマイクロコンピュータで計算して、電池電圧の真値を演算によって算出する手法を着想した。以下、これについて述べる。
図3に示す等価回路から、電池電圧Vcnの計算式を求める。
まず、電圧測定回路21のNch−MOSFET N3のドレイン−GND間に内在する寄生容量Cp3に貯まった電荷は、Nch−MOSFET N3がONすることで出力端子23のGND端子に放出されるので、以下の計算では無視する。ここでは、充電用コンデンサCnと、Nch−MOSFET N4のドレイン−GND間に内在する寄生容量Cp4とに貯まった電荷をそれぞれQn、Qp4とすると、ブロックnの電池電圧Vcnは、以下のように計算できる。
Qn+Qp4=(Cn+Cp4)Vout (1)
CnVcn+Cp4(Vcn+Voff)=(Cn+Cp4)Vout (2)
Figure 0004241567
これによれば、Nch−MOSFET N4の寄生容量Cp4をあらかじめ測定しておけば、出力端子23の出力電圧Voutから、上記(4)式の右辺第二項の誤差分を差し引くことにより、ブロックnの電池電圧Vcnを計算によって求めることができる。
図6は、Nch−MOSFET N4の寄生容量Cp4の実測結果を示す片対数グラフであり、横軸(対数)にオフセット電圧(Bias Voltage)Voff(V)を、縦軸に寄生容量(Total Parasitic Capacitance)Cp4をそれぞれ設定している。図6に示すオフセット電圧Voffと寄生容量Cp4との関係から、寄生容量Cp4には電圧依存性があることが分かる。Cp4とVoffの関係式は、例えば片対数グラフのプロット点から最小二乗法を用いて、
Cp4=aln(Voff)+b
で表すことができ、図6に示す実測値の例では、
Cp4=−3.8117ln(Voff)+26.745
(決定係数R=0.9968)
となっている。
したがって、まず電池1を構成する各ブロックのうち、ブロック1の測定電圧Voutを測定し、上記(3)式から、オフセット電圧Voffを計算する。ブロック1の場合、上記(3)式から、
Voff=Vc0(例:Vc0=0V)
となる。なお、ブロック2の場合には、
Voff=Vc0+Vc1
となり、下記のように計算で求められたブロック1の電池電圧Vc1が加算され、以後同様に、ブロック3の場合には、
Voff=Vc0+Vc1+Vc2
となり、ブロックnの場合には、
Voff=Vc0+Vc1+Vc2+…+Vcn−1
となる。
次いで、図6に示すオフセット電圧Voffと寄生容量Cp4との関係から、上記で計算されたオフセット電圧Voffに対応した寄生容量Cp4を求める。
最後に、測定電圧Vout、オフセット電圧Voff、寄生容量Cp4、充電用コンデンサCnの容量値を上記(4)式に代入することにより、ブロック1の電池電圧Vc1を計算する。
ここで、オフセット電圧Voffは、電池電圧の合計電圧であるので、ブロック1から順に測定電圧Voutを計算してゆくことで、ブロックnの電池電圧Vcnを精度よく計算することができる。
従って、上記手法によれば、寄生容量による測定電圧の誤差量を予め算出することができるので、外部のマイクロコンピュータ等の演算回路によって、誤差を含んだ測定データから真値を計算することが可能である。よって、このような測定原理に基づく電圧補正型電圧測定システムを用いると、(1)高価な大容量コンデンサを必要としない、(2)コンデンサ容量を小さくすることができるため、装置の小型化と測定の高速化が図れる、(3)測定電圧を補正することによって、精度の高いデータを得られる等のメリットがある。
以下、図7〜図12を参照して、上述した本発明の電圧測定装置の測定原理を実施した実施例1〜3を説明する。
図7は、本実施例に係る電圧補正型電圧測定システムの全体構成を示す図である。
図7に示す電圧補正型電圧測定システムは、電池1の各ブロック(例:n−1、n、n+1)の被測定電圧源(例:Vcn−1、Vcn、Vcn+1)にそれぞれの両電圧入力端子を介して並列に接続される電圧測定回路を成す充電回路100と、各充電回路100内のスイッチON/OFF動作を制御する制御回路(Control Logic)110と、各充電回路100の出力端子に並列に接続される電圧変換部を成すA/D変換器(Analog to Digital Converter)120と、制御回路110及びA/D変換器120の動作を制御しA/D変換器120により変換されたデジタル量の測定データを入力する外部の演算回路(演算手段)を成すCPU(Central Processing Unit)130と、CPU130による電池1の測定電圧の計算結果を表示する表示器であるLCD(液晶ディスプレイ)140とを有する。
充電回路100は、前述した電圧測定部と同様の構成であり、第1のスイッチ群を成す半導体素子P1、P2、充電用コンデンサCn、及び第2のスイッチ群を成す半導体素子N3、N4と、図示されない前記P1、P2を制御するための第2のスイッチ群を成すスイッチ素子N2、N1を有する。
制御回路110は、各充電回路100内の第1のスイッチ群を成す半導体素子P1、P2、を制御する第3のスイッチ群を成す半導体素子N2、N1、及び第2のスイッチ群を成す半導体素子N3、N4のそれぞれのゲートに接続され、CPUからの動作タイミング制御信号に基づいて、半導体素子P1、P2、N3、N4の各ゲートにスイッチON/OFFの制御信号を与える。
A/D変換器120は、前述した電圧変換部と同様の構成であり、各ブロックの充電回路100の出力端子の両端子S、GND間の端子電圧を入力し、CPU130からの動作タイミング制御信号に基づくサンプリングクロックに応じて、そのアナログ量の端子電圧をデジタル量に変換し、そのデジタル量の測定データをCPU130に出力する。
CPU130は、内部に制御プログラム及び制御データを格納するROM(図示しない)及び演算結果を入力する内部記憶回路(記憶手段)であるRAM(Random Access Memory)131を有する。このCPU130は、ROMの制御プログラムを実行することにより、例えば、A/D変換器120に対してサンプリングクロックの動作タイミングを制御する制御信号を与えると共に、制御回路110に対して、各充電回路100の半導体素子P1、P2、N3、N4のスイッチON/OFFの動作タイミングを制御する制御信号を与え、A/D変換器120にて変換されたデジタル量の測定データを入力して前述した測定原理に基づく各種演算(後述参照)を実行しその演算結果をLCD140に出力してその画面上に表示させる。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、本実施例に係る電圧補正型電圧測定システムの全体動作を説明する。図8に示すフローチャートは、CPU130が実行する制御プログラムの処理手順を模式的に表す制御フローチャートである。この制御プログラムは、CPU130内のROM(図示しない)内に記憶されている。
図8において、まず、CPU130は、ROM内の制御プログラムを実行することにより、ブロック数Mの定義(例:M=100)(ステップSt1)、オフセット電圧Voffの初期化(Voff=0)(ステップSt2)、及び測定ブロックNの初期化(N=0)(ステップSt3)をそれぞれ行う。
次いで、第Nブロックの測定電圧Voutを測定する(ステップSt4)。この測定に際し、CPU130は、次の手順(1)〜(8)にて制御回路110及びA/D変換器120の動作タイミングを制御する。
即ち、(1)第1のスイッチ群の半導体素子P1、P2をスイッチONする。(2)充電用コンデンサCnを充電する。(3)第1のスイッチ群の半導体素子P1、P2をOFFする。(4)第2のスイッチ群の半導体素子N3、N4をスイッチONする。(5)所定時間Δtウエイトする。(6)A/D変換器120にて出力端子の端子電圧のサンプリングを実行する。(7)A/D変換器120にて得られたデジタル量の測定データをCPU130のRAM131に記憶する。(8)第2のスイッチ群の半導体素子N3、N4をOFFする。
図9は、上記(4)〜(8)の期間における充電回路100の出力端子の端子電圧Vout(=電圧の真値Vcn+誤差電圧ΔVn)の波形データの時系列変化を模式的に示す。半導体素子N3、N4のスイッチONの直後には(時刻t1)、寄生容量Cp4に充電されていた電荷が充電用コンデンサCnに急激に充電されるので、時刻t1において端子電圧Voutにオーバーシュートが発生する。このオーバーシュートを回避して時刻t1から所定時間Δt遅らせてサンプリングすることによって、より一層の精度向上を図ることができる。
次いで、上記(3)式より、オフセット電圧Voffを計算する(ステップSt5)。第1ブロックの場合は、
Voff=Vc0=0V
となり、以下、第2ブロックの場合は、
Voff=Vc0+Vc1
となり、第3ブロックの場合は、
Voff=Vc0+Vc1+Vc2
となり、以下同様に、第Nブロックの場合は、
Voff=Vc0+Vc1+…+Vcn−1
となる。
次いで、オフセット電圧Voffと、寄生容量Cp4との関係(Cp4=aln(Voff)+b)から、寄生容量Cp4を計算する(ステップSt6)。
次いで、上記(4)式より、測定電圧Voutを補正して第Nブロックの電池電圧Vcnを算出する(ステップSt7)。
次いで、電池電圧VcnをCPU130のRAM131に記憶し、LCD140の画面上に表示する(ステップSt8)。
次いで、N=M(全ブロックの測定が終了)か否かを判断し(ステップSt9)、NO(N=Mでない)、即ち全ブロックの測定が終了していない場合は、N=N+1として(ステップSt10)、ステップSt4の処理に戻り、次のブロックに対し同様の処理を繰り返し実行し、YES(N=Mである)、即ち全ブロックの測定が終了した場合は、全ての処理を終了する。
図10(a)は、充電用コンデンサCnの容量値を変えた場合の各ブロックの電池電圧Voutの測定結果、図10(b)は、その電池電圧を上記演算処理にて補正した補正結果をそれぞれ示す。図10(a)では、横軸にオフセット電圧Voffを、縦軸に測定電圧Voutを、また図10(b)では、横軸にオフセット電圧Voff、縦軸に補正された電圧(=Vout−ΔVn:ΔVnは上記(4)式の右辺第二項の誤差分、即ち誤差電圧)をそれぞれとっている。
図10(a)及び(b)から、充電用コンデンサCnの容量値の大小、及びオフセット電圧Voffの大小に関わらず、寄生容量Cp4に起因する測定電圧Voutの測定誤差ΔVnを大幅に低減できることが確認された。
本実施例に係る電圧補正型電圧測定システムは、前述の図7に示す実施例1と同様の回路構成を有するが、その動作が相違するため、以下に実施例1との相違点のみ説明する。
図11は、本実施例に係る電圧補正型電圧測定システムの全体動作を説明するフローチャートである。図11に示すフローチャートは、CPU130が実行する制御プログラムの処理手順を模式的に表す制御フローチャートである。この制御プログラムは、CPU130内のROM(図示しない)内に記憶されている。
図11において、まず、CPU130は、ROM内の制御プログラムを実行することにより、ブロック数Mの定義(例:M=100)(ステップSt11)、オフセット電圧Voffの初期化(Voff=0)(ステップSt12)、すべての電池電圧を最大値Vcmaxに設定(ステップSt13)、及び測定ブロックNの初期化(N=0)(ステップSt14)をそれぞれ行う。
次いで、第Nブロックの測定電圧Voutを測定する(ステップSt15)。この測定に際し、CPU130は、上記手順(1)〜(8)にて制御回路110及びA/D変換器120の動作タイミングを制御する。
次いで、上記(3)式より、オフセット電圧Voffを計算する(ステップSt16)。第1ブロックの場合は、
Voff=Vc0=0V
となり、以下、第2ブロックの場合は、
Voff=Vc0+Vc1
第3ブロックの場合は、
Voff=Vc0+Vc1+Vc2
となり、以下同様に、第Nブロックの場合は、
Voff=Vc0+Vc1+…+Vcn−1
となる。
次いで、電池電圧Vcn=Vcmaxより、誤差電圧ΔVn(上記(4)式の右辺第二項の誤差分)及び寄生容量Cp4を計算する(ステップSt17)。
次いで、誤差電圧ΔVn、オフセット電圧Voff、及び寄生容量Cp4をRAM131に記憶する(ステップSt18)。
次いで、N=M(全ブロックの測定が終了)か否かを判断し(ステップSt19)、NO(N=Mでない)、即ち全ブロックの測定が終了していない場合は、N=N+1として(ステップSt20)、ステップSt15の処理に戻り、次のブロックに対し同様の処理を繰り返し実行し、YES(N=Mである)、即ち全ブロックの測定が終了した場合は、オフセット電圧Voffと、寄生容量Cp4との関係から、最小二乗法により、Cp4=aln(Voff)+bの関係式を算出し(ステップSt21)、得られたオフセット電圧Voffと、寄生容量Cp4との関係式をRAM131に記憶する(ステップSt22)。
これによれば、各ブロックの既知電圧を測定することにより、予め第2のスイッチ群の寄生容量Cp4を含む浮遊容量による誤差電圧ΔVnを算出し、誤差電圧ΔVnの算出値から各ブロックの浮遊容量を算出しRAM131に記憶するので、上記実施例1のように特別に浮遊容量を測定する必要がなく、量産時及び動作確認時に各ブロックの既知電圧を測定することにより浮遊容量を算出し、その浮遊容量の算出値をRAM131に記憶しておき、測定時、RAM131から寄生容量の算出値を読み出して第2のスイッチ群の寄生容量Cp4を含む浮遊容量による誤差電圧ΔVnを算出し、その誤差電圧ΔVnの算出値を各ブロックの電圧の測定値から差し引いて各ブロックの電圧の真値を求めることができる。
なお、本実施例においても、前述した図10(a)及び(b)と同様の結果が得られることが確認された。
本実施例に係る電圧補正型電圧測定システムは、前述の図7に示す実施例1と同様の回路構成を有するが、その動作が相違するため、以下に実施例1との相違点のみ説明する。
図12は、本実施例に係る電圧補正型電圧測定システムの全体動作を説明するフローチャートである。図12に示すフローチャートは、CPU130が実行する制御プログラムの処理手順を模式的に表す制御フローチャートである。この制御プログラムは、CPU130内のROM(図示しない)内に記憶されている。
図12において、まず、CPU130は、ROM内の制御プログラムを実行することにより、ブロック数Mを定義する(例:M=100)(ステップSt31)。
次いで、任意の第Nブロックの測定電圧Voutを測定する(ステップSt32)。この測定に際し、CPU130は、上記手順(1)〜(8)にて制御回路110及びA/D変換器120の動作タイミングを制御する。
次いで、上記(3)式より、第Nブロックの補正値(誤差電圧)ΔVnをRAM131から読み出し、第Nブロックの電池電圧Vcnを算出する(Vcn=Vout−ΔVn)。
次いで、電池電圧VcnをCPU130のRAM131に記憶し、LCD140の画面上に表示する(ステップSt34)。
次いで、全ブロックの測定が終了したか否かを判断し(ステップSt35)、NO、即ち全ブロックの測定が終了していない場合は、ステップSt32の処理に戻り、次のブロックに対し同様の処理を繰り返し実行し、YES、即ち全ブロックの測定が終了した場合は、全ての処理を終了する。
これによれば、各ブロックの測定端子電圧から直接各ブロックの誤差電圧を差し引くもので、この場合は測定ブロックの電圧が変化した場合、誤差電圧が変化するため正確な電圧は測定できないものの、処理工程が少ないため簡単な計算でよく、早い測定が可能である。
以上説明したように、本発明は、直列に接続され且つ数百ボルトの電圧が印加されている電気自動車やハイブリッド車両等に搭載される数百個の蓄電池や燃料電池等の各電池セルの端子電圧を高精度に測定する電圧測定装置にも適用できる。
本発明に係る電圧測定装置の測定原理を説明する図で、電圧測定装置の全体構成を示す概略回路図である。 本発明に係る電圧測定装置の測定原理を説明する図で、実施形態による電圧測定装置の全体構成を示す概略回路図である。 本発明に係る電圧測定装置の測定原理を説明する図で、第2のスイッチ群を成す半導体素子の寄生容量を考慮した電圧測定回路の概略回路図である。 図3に示す電圧測定回路の等価回路図である。 本発明に係る電圧測定装置の測定原理を説明する図で、電池電圧を変えたときの寄生容量による誤差電圧とオフセット電圧との関係を示すグラフである。 本発明に係る電圧測定装置の測定原理を説明する図で、充電用コンデンサの容量値を変えたときの寄生容量による誤差電圧とオフセット電圧との関係を示すグラフである。 実施例1に係る電圧補正型電圧測定システムの全体構成を示す概略ブロック図である。 実施例1に係る電圧補正型電圧測定システムの全体動作を説明するフローチャートである。 測定データのサンプリングの動作タイミングを説明する波形図である。 (a)は電池電圧の測定結果を示すグラフ、(b)は、電池電圧の補正結果を示すグラフである。 実施例2に係る電圧補正型電圧測定システムの全体動作を説明するフローチャートである。 実施例3に係る電圧補正型電圧測定システムの全体動作を説明するフローチャートである。 従来例の電池の端子電圧をコンデンサの充放電を用いて測定する電圧測定システムの全体構成を示す概略回路図である。
符号の説明
1 電池
2 電池測定部
3 電池変換部
21 電池測定回路
22 コンデンサ回路
23 出力端子
100 充電回路
110 制御回路
120 A/D変換器
130 CPU
131 RAM
140 LCD

Claims (4)

  1. 直列に接続された複数の電圧源を、少なくとも1つの電圧源からなる複数のブロックに分割し、各ブロックの電圧を測定用容量素子に接続する第1のスイッチ群と、
    前記測定用容量素子に蓄積されたブロック電圧を測定用出力端子に接続する第2のスイッチ群とを有する電圧測定装置において、
    前記測定用出力端子に接続される演算手段を備え、
    前記演算手段は、前記第2のスイッチ群の寄生容量を含む浮遊容量を予め測定し、前記測定用容量素子の容量と測定した前記浮遊容量と前記複数のブロックの合計電圧であるオフセット電圧とに基づいて該浮遊容量に蓄積された電荷による誤差電圧を算出し、該誤差電圧の算出値を前記測定用出力端子の端子電圧の測定値から差し引いて前記各ブロックの測定電圧の真値を算出することを特徴とする電圧測定装置。
  2. 直列に接続された複数の電圧源を、少なくとも1つの電圧源からなる複数のブロックに分割し、各ブロックの電圧を測定用容量素子に接続するための第1のスイッチ群と、
    測定用容量素子に蓄積されたブロック電圧を測定用出力端子に接続する第2のスイッチ群とを有する電圧測定装置において、
    前記測定用出力端子に接続される演算手段と、
    前記演算手段に接続される記憶手段とを有し、
    前記演算手段は、前記複数のブロックの各々に対して既知の電圧値を設定した場合における前記測定用出力端子に出力された出力電圧に基づいて前記第2のスイッチ群の寄生容量を含む浮遊容量に蓄積している電荷による誤差電圧を算出し、該誤差電圧の算出値と前記測定用容量素子の容量と前記複数のブロックの合計電圧であるオフセット電圧とに基づいて前記各ブロックの浮遊容量を算出し、該浮遊容量の算出値を前記記憶手段に記憶し、前記各ブロックの電圧測定時に、前記記憶手段から前記浮遊容量の算出値を読み出すとともに、読み出した前記浮遊容量の算出値と前記測定用容量素子の容量と前記複数のブロックの合計電圧であるオフセット電圧とに基づいて前記誤差電圧を算出し、該誤差電圧の算出値を前記測定用出力端子の端子電圧の測定値から差し引いて前記各ブロックの測定電圧の真値を算出することを特徴とする電圧測定装置。
  3. 直列に接続された複数の電圧源を、少なくとも1つの電圧源からなる複数のブロックに分割し、ブロックの電圧を測定用容量素子に接続するための第1のスイッチ群と、
    測定用容量素子に蓄積されたブロック電圧を測定用出力端子に接続する第2のスイッチ群とを有する電圧測定装置において、
    前記測定用出力端子に接続される演算手段と、
    前記演算手段に接続される記憶手段とを有し、
    前記演算手段は、前記複数のブロックの各々に対して既知の電圧値を設定した場合における前記測定用出力端子に出力された出力電圧に基づいて前記第2のスイッチ群の寄生容量を含む浮遊容量に蓄積している電荷による誤差電圧を算出し、該誤差電圧の算出値を前記記憶手段に記憶し、前記各ブロックの電圧測定時に、該記憶手段に記憶された前記誤差電圧の算出値を前記測定用出力端子の端子電圧の測定値から差し引いて前記各ブロックの測定電圧の真値を算出することを特徴とする電圧測定装置。
  4. 前記第2のスイッチ群をオンした後、所定時間経過後に前記測定用出力端子の端子電圧をサンプリングしてその測定値として前記演算手段に出力する手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電圧測定装置。
JP2004293932A 2004-10-06 2004-10-06 電圧測定装置 Expired - Fee Related JP4241567B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004293932A JP4241567B2 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 電圧測定装置
US11/243,164 US7550945B2 (en) 2004-10-06 2005-10-05 Voltage measurement device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004293932A JP4241567B2 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 電圧測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006105824A JP2006105824A (ja) 2006-04-20
JP4241567B2 true JP4241567B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=36205658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004293932A Expired - Fee Related JP4241567B2 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 電圧測定装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7550945B2 (ja)
JP (1) JP4241567B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200916798A (en) * 2007-10-05 2009-04-16 King Yuan Electronics Co Ltd Method for measuring accurate stray capacitance of automatic test equipment and system thereof
JP5104539B2 (ja) * 2008-05-16 2012-12-19 マツダ株式会社 電圧測定装置
JP4770894B2 (ja) * 2008-09-03 2011-09-14 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 電圧検出装置
JP5180016B2 (ja) * 2008-09-25 2013-04-10 ルネサスエレクトロニクス株式会社 電圧検出回路
KR101040480B1 (ko) * 2008-11-27 2011-06-09 주식회사 엘지화학 배터리 셀 전압 측정 장치 및 방법
WO2012114278A2 (en) * 2011-02-22 2012-08-30 Sendyne Corp. High precision algorithmically assisted voltage divider with fault detection
WO2012144373A1 (ja) * 2011-04-21 2012-10-26 ルネサスエレクトロニクス株式会社 スイッチ回路、選択回路、及び電圧測定装置
EP2770606B1 (en) * 2011-10-20 2019-04-17 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Battery system monitoring device and charge storage device equipped with same
CN103983833B (zh) * 2014-05-28 2016-10-05 山东大学 基于gm(1,1)灰色模型的电池开路电压预测方法
JP7172282B2 (ja) * 2018-08-24 2022-11-16 日本電信電話株式会社 コモンモード電圧測定装置およびコモンモード電圧測定方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59198361A (ja) 1983-04-27 1984-11-10 Yokogawa Hokushin Electric Corp 信号入力装置
JP2001255342A (ja) 2000-03-08 2001-09-21 Hitachi Ltd 電圧センサ
JP3791767B2 (ja) * 2001-03-27 2006-06-28 株式会社デンソー フライングキャパシタ式電圧検出回路
JP3678163B2 (ja) 2001-04-13 2005-08-03 株式会社デンソー フライングキャパシタ式組電池電圧検出装置
JP4083504B2 (ja) 2002-08-22 2008-04-30 株式会社ケーヒン 電圧モニタ装置
JP4048970B2 (ja) 2003-02-14 2008-02-20 株式会社デンソー フライングキャパシタ式電圧検出回路
US7126342B2 (en) * 2003-03-24 2006-10-24 Sanken Electric Co., Ltd. Voltage measurement device
JP4260121B2 (ja) * 2004-04-09 2009-04-30 三洋電機株式会社 電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20060087329A1 (en) 2006-04-27
JP2006105824A (ja) 2006-04-20
US7550945B2 (en) 2009-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4095089B2 (ja) 電圧測定装置
US7208997B2 (en) Charge pump power supply circuit
US7550945B2 (en) Voltage measurement device
JP4820739B2 (ja) 電池電圧検出回路
US9979384B2 (en) Timing adjustment method for drive circuit and timing adjustment circuit for drive circuit
KR20090023212A (ko) 사전 충전 제어 방법 및 이를 이용한 표시 장치
KR100616337B1 (ko) 전압검출회로 및 이것을 사용한 내부전압 발생회로
US6979995B2 (en) Frequency measuring circuit and resonant pressure sensor type differential pressure/pressure transmitter using the frequency measuring unit
JP2004274861A (ja) 昇圧回路
KR0166110B1 (ko) 액정 표시 장치의 구동 전압 발생 장치
KR100763117B1 (ko) 전압-주파수 변환 장치 및 전압-주파수 변환 장치의 기준전압 변경 방법
US20220005419A1 (en) Driver circuit for display panel, display panel and driving method for display panel
US6980194B2 (en) Amplitude conversion circuit for converting signal amplitude
US4071822A (en) Digital voltage detecting circuit for a power source
CN114283734B (zh) 数据驱动保护电路、装置、显示面板及显示器
JP4179205B2 (ja) 電圧測定装置
JP5810326B2 (ja) 電圧計測用マルチプレクサおよびそれを備えた電圧計測器
US20220283207A1 (en) Voltage monitor using a capacitive digital-to-analog converter
JP4087229B2 (ja) 振幅変換回路およびそれを用いた半導体装置
CN1841935B (zh) 用于变换信号振幅的振幅变换电路
JP4339024B2 (ja) 電圧測定装置
CN112986660B (zh) 电压变化率检测电路
CN101783589A (zh) Dc/dc转换器电路
JP2674369B2 (ja) A/d変換器
JPH09163719A (ja) 降圧回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4241567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees