JP4240701B2 - 液体抽出容器収納具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄肉可撓性のシート材から形成された容器本体と、容器本体の開口部に取付部材を介して取り付けられ、外部操作によって容器本体に収容された内容物を汲み上げて、外部に吐出するように構成されたディスペンサとからなる液体抽出容器を収納するための液体抽出容器収納具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、このような液体抽出容器を収納する液体抽出容器収納具は種々提案されており、例えば、実開平6−32347号公報では、上部が開口し、液体抽出容器の容器本体を収納する箱形の収納具本体と、収納具本体の開口部に取り付けられる蓋体とからなる液体抽出容器収納具が提案されている。
【0003】
そして、この公報に記載の収納具では、蓋体の中央部分が開口しており、液体抽出容器を収納具に収納する際には、まず、液体抽出容器の容器本体を蓋体の内側から差し入れ、更に蓋体の外側から蓋体の開口部を介してディスペンサを挿通した後に、ディスペンサを容器本体に取り付けるようになっている。つまり、ディスペンサ,蓋体,容器本体を一体的に固定した後に、この状態の蓋体を収納具本体に取り付けることによって、液体抽出容器を収納するようにしているのである。
【0004】
また、実用新案登録第2563326号公報では、収納具自体が箱形状に形成されると共に、天板の一部が開口され、更に収納具の一側方から開口部にかけて開放された開放部を有する液体抽出容器収納具が提案されている。そして、この公報に記載の収納具では、液体抽出容器収納具を開放部を介して一側方から挿入させて収納するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、実開平6−32347号公報の液体抽出容器収納具では、液体抽出容器を収納具に収納する際には、蓋体の開口部を介して蓋体の外側からディスペンサを挿通し、更に容器本体が倒れたりしないように手で支持しつつ、ディスペンサを容器本体に取り付けることになるが、このような作業を行うには、例えば、液体抽出容器からディスペンサを取り外して、ディスペンサと容器本体とを分離しておく必要があり、液体抽出容器の使用者にとっては面倒である。
【0006】
また、ディスペンサを容器本体に取り付ける際には、容器本体を使用者が手で支持することによって容器本体を押圧することになる上に、容器本体内に挿通されるチューブ等によって液体自体が押圧されることになる。このため、容器本体内の液体が容器本体からあふれ出ることがあった。
【0007】
また、実用新案登録第2563326号公報の液体抽出容器収納具では、収納具の一側方が開放されているため、液体抽出容器を収納した状態の収納具を取り扱う際(例えば、収納具を移動させたり、持ち上げたりする際)に、不用意に収納具が開放部側が下方側を向くと、液体抽出容器が開放部の開放方向に滑り出たり、収納具から液体抽出容器が飛び出てしまうおそれがあった。
【0008】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、液体抽出容器を取出可能に収納する液体抽出容器収納具において、液体抽出容器を簡便に収納でき、しかも、収納後には液体抽出容器が外部に飛び出たりしないようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段,発明の実施の形態及び発明の効果】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、薄肉可撓性のシート材から形成された容器本体と、該容器本体の開口部に取付部材を介して取り付けられ、外部操作によって前記容器本体に収容された内容物を汲み上げて、外部に吐出するように構成されたディスペンサとからなる液体抽出容器を収納するための液体抽出容器収納具であって、上部に開口部を有し、該開口部から挿入された前記液体抽出容器を周囲の側壁にて包み込むように構成された収納具本体と、前記収納具本体の前記開口部に着脱自在に固定される蓋体とを備え、しかも、該蓋体には、前記液体抽出容器を挿通すると共に、前記取付部材を介して当該蓋体にて液体抽出容器を支持するために、当該蓋体の一端から中心部にかけて切れ込んだ切欠部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
このように、本発明(請求項1)の液体抽出容器収納具は、液体抽出容器を収納する収納具本体と、収納具本体に着脱自在に取り付けられる蓋体とからなる。また、蓋体は一端から中心部まで切れ込んだ切欠部を有しており、この切欠部を介して液体抽出容器が蓋体の一端側から中心部側に通過できるようになっており、しかも、ディスペンサの取付部材を介して、蓋体にて液体抽出容器を支持できるようになっている。
【0011】
このため、容器本体に対してディスペンサが取り付けられた状態の液体抽出容器でもそのまま収納でき、従来の液体抽出容器収納具の場合に行っていたような液体抽出容器の容器本体からディスペンサを一旦取り外す、といった作業が不要となり、再度ディスペンサを容器本体に取り付ける際に生じていた、容器本体内の液体があふれ出でしまう等の不具合がなくなるのである。しかも、液体抽出容器を収納する際には、蓋体にて液体抽出容器を支持した上で、液体抽出容器の容器本体部分を収納具本体内に入れると共に、蓋体を収納具本体の開口部に配置する(或いは、液体抽出容器の容器本体部分を収納具本体内に入れた上で、蓋体を収納具本体の開口部に配置し、蓋体にて液体抽出容器を支持する)だけでよいので、その収納作業は極めて簡単である。
【0012】
また、収納具本体は収納された液体抽出容器を側壁にて周囲から包み込むように構成されているため、液体抽出容器を収納した後には、液体抽出容器収納具を移動させたり、持ち上げたりすることによって液体抽出容器収納具が傾いたとしても、収納した液体抽出容器が容器本体から滑り出たりするといったように飛び出ることがない。
【0013】
また更に、本発明(請求項1)では、蓋体と収納具本体とを別体としており、例えば、切欠部の切れ込みの大きさが異なる複数種類の蓋体を用意しておけば、容器本体の取付部の外径の大きさが異なる複数種類の液体抽出容器をそれぞれ収容することができるようになる。
【0014】
尚、切欠部の切れ込みの大きさは、必ずしも容器本体の取付部の外径の大きさに対応するように完全一致している必要はなく、多少取付部よりも大きく形成してもよい。このようにしても、液体抽出容器が上記した容器本体に収納されるため、容器本体から滑り出たりしてしまうことはないのである。
【0015】
ところで、本発明(請求項1)では、液体抽出容器のディスペンサの取付部材を利用することによって、液体抽出容器収納具の蓋体にて液体抽出容器を支持するようにしているが、よりしっかりと支持するようにするためには、例えば、蓋体の天板を挟み込めるような溝をディスペンサ(或いは、容器本体)に設けるようにしておけばよい。
【0016】
また、本発明(請求項1)では、蓋体を液体抽出容器収納具に取り付けるため、蓋体及び収納具本体の内のいずれか一方に溝を設け、かつ、いずれか他方には、この溝に係合すると共に、溝に沿って摺動可能な係合突起を設ける。
【0017】
このため、係合突起を溝に沿って摺動させることにより、蓋体と収納具本体とを互いに固定することができる。しかも、蓋体を収納具本体に取り付けるには、蓋体をスライド移動させるだけでよく、また、蓋体を収納具本体から取り外すには、取り付けた方向とは反対側の方向にスライド移動させるだけでよいので、蓋体の着脱作業は極めて簡単である。
【0020】
従って、本発明(請求項)の液体抽出容器収納具は、蓋体を簡単に収納具本体に取り付けたり、取り外したりすることができるといった効果を奏する。
【0021】
【実施例】
以下に本発明の各実施例を図面と共に説明する。
図1は、本実施例の液体抽出容器収納具2の概略構成を表す斜視図である。
ここで、まず各実施例の液体抽出容器収納具(以下、単に収納具ともいう)に収納する液体抽出容器100の構成について、図1を用いて簡単に説明する。
【0022】
液体抽出容器100は、容器本体110と、内容物を汲み上げるポンプ機能及び内容物を吐出する機能を備えた周知のディスペンサ120とから構成されている。
この内、容器本体110は、薄肉可撓性を有するシート材が用いられ、所要箇所を融着・接着等により箱形状に形成したもので、上端中央部には、ディスペンサ120を取り付けると共に、薬品(例えば、染毛剤、パーマネント液、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント等の毛髪化粧剤等)を内容物として注入するための開口部112を有している。
【0023】
一方、ディスペンサ120は、内容物を抽出するための操作用ヘッド122と、内容物を抽出する抽出口を備えた抽出ノズル124と、当該ディスペンサ120を容器本体110の円形の開口部112に取り付けるための円筒状のキャップ126とからなる。
【0024】
尚、キャップ126は請求項1に記載の取付部材としての機能を有しており、後述するようにキャップ126の下部周縁部分を蓋体20の天板22に当接させることによって、ディスペンサ120(ひいては液体抽出容器100)を蓋体20にて支持できるようになっている。
【0025】
また、ディスペンサ120は、中空円筒状のピストン128を有しており、弾性部材(図示略)によって常に上方に付勢されている。また、その下部には内容物抽出用のチューブ(図示略)が固着されている。
そして、液体抽出容器100では、操作用ヘッド122を外部から押下することによって、ピストン128がシリンダ(図示略)内を下動するが、この下動に伴ってチューブを介して内容物が抽出され、更にその内容物はピストン128内等に導入され、最終的には抽出ノズル124から吐出されるようになる。
【0026】
次に、本発明の主要部である液体抽出容器収納具2について説明する。
収納具2は、液体抽出容器100を収納する収納具本体10と、収納具本体10に対して着脱可能に取り付けられる蓋体20とからなる。尚、収納具本体10及び蓋体20は共に合成樹脂(例えば、ポリプロピレン等)から形成されている。
【0027】
この内、収納具本体10は、上部に開口部12を有すると共に、開口部12を取り囲む側壁10a,10bと、底板10cとから構成され、液体抽出容器100の容器本体110を各側壁10a,10bにて十分包み込むことが可能な大きさを有した上で、全体として直方体状の外観を呈するように形成されている(即ち、収納具本体10を上から見た場合には長方形状を呈するように形成されている)。また、収納具本体10の開口部12側において長辺方向に沿った外面上端側には、後述する蓋体20を取り付けるための溝14が形成されている。
【0028】
一方、蓋体20は天板22と、天板22の端部から延設された側壁とからなり、蓋体20を上からみた場合には、収納具本体10と同様の長方形状を呈している。また、蓋体20の長辺方向に沿った両側の側壁24は、天板22の端部から外側斜め下方に延びる斜面と、斜面の下端から下方に延びる壁面とを有している。
【0029】
また、蓋体20は、長辺方向の一端にのみ、天板22の端部から下方に延設された側壁24を有しており、側壁が設けられない側は開放された状態となっている。そして、天板22において、側壁が設けられない側の端部から天板22の中心部分までの間は短冊状に切れ込まれており、前述した開放された部分と、この切れ込まれた部分とで切欠部28が形成されている。つまり、蓋体20は、長辺方向の一側方から天板22の中心部分までの間が開放された状態となっている。
【0030】
尚、切欠部28は、天板22の部分では、蓋体20の長辺方向に平行な幅が、液体抽出容器100における容器本体110の開口部112の外径よりも若干大きくなるように形成されている。
また、側壁26の内面下端側には、係合部分の縦断面図である図2に示すように、収納具本体10の溝14に係合する係合突起30が突設されており、係合突起30を溝14に沿って摺動させることにより、蓋体20と収納具本体10とが互いに固定できるようになっている。
【0031】
このように構成された収納具2に液体抽出容器100を収納するには、例えば、まず、ディスペンサ120が容器本体110に取り付けられた状態の液体抽出容器100を、収納具本体10内に開口部12を介して収納した上で、液体抽出容器100が収納具本体10内で倒れないように支持して直立させておく。次いで、蓋体20の切欠部28が形成された側の一側方を収納具本体10の長辺方向に向かせて、更に蓋体20の係合突起30を収納具本体10の溝14に係合させる。そして、係合突起30を溝14に沿って摺動させることにより、蓋体20をスライド移動させて、蓋体20と収納具本体10とを互いに固定する。
【0032】
尚、蓋体20をスライド移動させる際には、液体抽出容器100のディスペンサ120のキャップ126全体が蓋体20から突出するように液体抽出容器100を支持した上で、液体抽出容器100を天板22の中心部分側に向かって、切欠部28の間を移動させるようにする。
【0033】
また、蓋体20を収納具本体10に固定した後には、キャップ126の下部周縁部分を蓋体20上に当接させて、液体抽出容器100を蓋体20にて支持する。
以上の手順にて収納具2に液体抽出容器100を収納することができる。尚、収納具2から液体抽出容器100を取り出すには、収納した手順を逆にたどればよい。
【0034】
以上説明したように、第1実施例の収納具2では、容器本体110にディスペンサ120を取り付けたままで液体抽出容器100を収納具本体10に収納できる。しかも、液体抽出容器が収納された状態の収納具本体10に蓋体20を固定するには、蓋体20を収納具本体10の開口部12の側方からスライド移動させればよいため、簡単に固定することができる。従って、液体抽出容器100を収納具2に収納する作業(ひいては取り出す作業)は極めて簡単である。また、収納具2の収納具本体10では、図1に示すように、液体抽出容器100を収納する際には、液体抽出容器100を周囲の側壁10a,10bにて包み込む共に、蓋体20を収納具本体10に固定するようになっているため、液体抽出容器100を収納した後には、収納具2を移動させたり、持ち上げたりすることによって収納具2が傾いても、収納した液体抽出容器が滑り出たり、落下してしまうことがないのである。
【0035】
次に、第2実施例の液体抽出容器収納具40について説明する。
図3は、本実施例の液体抽出容器収納具40の概略構成を示す斜視図である。
収納具40は、液体抽出容器100を収納する収納具本体50と、収納具本体50に対して着脱可能に取り付けられる蓋体60とからなる。尚、収納具本体50及び蓋体60は共に合成樹脂(例えば、ポリプロピレン等)から形成されている。
【0036】
尚、本実施例の収納具40では、収納具本体50,蓋体60それぞれの全体的な形状は、上記した第1実施例の収納具2の収納具本体10,蓋体20とほぼ同様であるものの、収納具2では、蓋体20を一側方からスライド移動させることによって収納具本体10に固定するようにしていたのに対し、収納具40では、蓋体60を収納具本体50の上方から被せるようにして固定するようにしているため、収納具40と収納具2とは、蓋体と収納具本体との固定方法が異なる。
【0037】
そして、以下の説明においては、収納具2と同じ構成部材については、同じ符号を用いてその詳細な説明を省略する。
収納具本体50の開口部12側において、長辺方向に沿った外面上端側には、蓋体60を取り付けるための複数の半円形状のリブ52(図3に示した収納具本体50では一辺に二つのリブ)が形成されている。
【0038】
一方、蓋体60において、側壁26の内面下端側には、係合部分の縦断面図である図4に示すように、収納具本体50のリブ52に係合する凹状に窪んだ係止部62が設けられており、蓋体60を収納具本体50の上方から被せた上で、係止部62にリブ52を係合させることにより、蓋体60と収納具本体50とが互いに固定できるようになっている。尚、このとき、収納具本体50及び蓋体60は共に合成樹脂から形成されているため、リブ52及び係止部62が共に適度に弾性変形しつつ、リブ52が係止部62に係合するようになる。
【0039】
このように構成された収納具40に液体抽出容器100を収納するには、例えば、まず、ディスペンサ120が容器本体110に取り付けられた状態の液体抽出容器100を、収納具本体50内に開口部12を介して収納した上で、液体抽出容器100が収納具本体10内で倒れないように支持して直立させておく。次いで、蓋体60の長辺方向が収納具本体50の長辺方向に対して平行となるように蓋体60を配置させた上で、蓋体60を収納具本体50の上方から被せて、更に蓋体60の係止部62を収納具本体50のリブ52に係合させることにより、蓋体60と収納具本体50とを互いに固定する。
【0040】
尚、蓋体60を収納具本体50に被せる際には、液体抽出容器100のディスペンサ120のキャップ126全体が蓋体20から突出するように液体抽出容器100を支持した上で、液体抽出容器100を天板22の中心部分側に向かって、切欠部28の間を移動させるようにする。
【0041】
また、蓋体60を収納具本体50に固定した後には、キャップ126の下部周縁部分を蓋体60上に当接させて、液体抽出容器100を蓋体60にて支持する。
以上の手順にて収納具40に液体抽出容器100を収納することができる。尚、収納具40から液体抽出容器100を取り出すには、収納した手順を逆にたどればよい。
【0042】
以上説明したように、第2実施例の収納具40では、容器本体110にディスペンサ120を取り付けたままで液体抽出容器100を収納具本体50に収納できる。しかも、液体抽出容器100が収納された状態の収納具本体10に蓋体60を固定するには、蓋体60を収納具本体10の開口部12の上方から被せるようにすればよいため、簡単に固定することができる。従って、液体抽出容器100を収納具40に収納する作業(ひいては取り出す作業)は極めて簡単である。また、収納具40の収納具本体50では、図3に示すように、液体抽出容器100を収納する際には、液体抽出容器100を周囲の側壁10a,10bにて包み込む共に、蓋体60を収納具本体50に固定するようになっているため、液体抽出容器100を収納した後には、収納具40を移動させたり、持ち上げたりすることによって収納具40が傾いても、収納した液体抽出容器が滑り出たり、落下してしまうことがないのである。
【0043】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、各実施例では、蓋体20,60にて液体抽出容器100を支持するために、ディスペンサ120のキャップ126を利用するようにしたが、図1(または図3)に示すように、容器本体110の開口部112の周縁に、複数のフランジ116(図1(または図3)に示した液体抽出容器100では二つのフランジ)を外周に有する円筒状の支持部114を固着し、各フランジ116にて蓋体20,60の天板22における切欠部28側の端部を挟み込ませることによって、液体抽出容器100を蓋体20,60にて支持するようにしてもよい。尚、その場合には、各フランジ116間の距離が蓋体20,60の天板22の厚みよりも若干大きくなるように各フランジ116を設ければ、液体抽出容器100をスムーズに切欠部28を移動させることができるようになる。
【0044】
また、収納具2では、収納具本体10に対して溝14を設け、蓋体20に対して係合突起30を設けるようにしたが、これに限定されず、収納具本体10に対して係合突起を設け、蓋体20に対して係合突起に係合する溝を設けるようにしてもよい。或いは、収納具本体10及び蓋体20の内のいずれか一方に対して、溝及び係合突起の組み合わせからなる凹凸部を設け、いずれか他方に対してこの凹凸部に係合する凸凹部を設けるようにしてもよい。
【0045】
このようにしても、蓋体20をスライド移動させることにより、蓋体20と収納具本体10とを互いに固定することができる。
また、収納具40では、収納具本体50に対してリブ52を設け、蓋体60に対して係止部62を設けるようにしたが、これに限定されず、蓋体60に対してリブを設け、収納具本体50に対してリブに係合する係止部を設けるようにしてもよい。或いは、収納具本体50及び蓋体60の内のいずれか一方に対して、リブ及び係止部を設け、いずれか他方に対してこれらリブ及び係止部に係合する係止部及びリブを設けるようにしてもよい(即ち、収納具本体50及び蓋体60に対してそれぞれリブ及び係止部を同時に設けるようにする)。
【0046】
このようにしても、蓋体60を収納具本体50の上方から被せるようにして、蓋体60と収納具本体50とを互いに固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の液体抽出容器収納具2の概略構成を説明するための説明図である。
【図2】 収納具本体10と蓋体20との係合部分を説明するための説明図である。
【図3】 第2実施例の液体抽出容器収納具40の概略構成を説明するための説明図である。
【図4】 収納具本体50と蓋体60との係合部分を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2,40…液体抽出容器収納具、10,50…収納具本体、10a,10b…側壁、12…開口部、14…溝、20,60…蓋体、28…切欠部、30…係合突起、52…リブ、62…係止部、100…液体抽出容器、110…容器本体、120…ディスペンサ、126…キャップ(取付部材)。

Claims (1)

  1. 薄肉可撓性のシート材から形成された容器本体と、該容器本体の開口部に取付部材を介して取り付けられ、外部操作によって前記容器本体に収容された内容物を汲み上げて、外部に吐出するように構成されたディスペンサとからなる液体抽出容器を収納するための液体抽出容器収納具であって、
    上部に開口部を有し、該開口部から挿入された前記液体抽出容器を周囲の側壁にて包み込むように構成された収納具本体と、
    前記収納具本体の前記開口部に着脱自在に固定される蓋体とを備え、
    しかも、該蓋体には、前記液体抽出容器を挿通すると共に、前記取付部材を介して当該蓋体にて液体抽出容器を支持するために、当該蓋体の一端から中心部にかけて切れ込んだ切欠部が設けられており、
    前記蓋体及び前記収納具本体の内のいずれか一方には溝が設けられ、かつ、いずれか他方には、該溝に係合すると共に、該溝に沿って摺動可能な係合突起が設けられ、
    該係合突起を該溝に沿ってスライド移動させることにより、該蓋体と該収納具本体とが互いに固定可能に構成されていることを特徴とする液体抽出容器収納具
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