JP4239749B2 - リアクトル装置 - Google Patents

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Description

この発明は、リアクトル装置に関し、特に、騒音を低減可能なリアクトル装置に関するものである。
最近、環境に配慮した自動車として電気自動車(Electric Vehicle)が大きな注目を集めている。そして、電気自動車は、たとえば、燃料電池を搭載している。
この燃料電池を搭載した電気自動車は、燃料電池からの直流電圧を交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によってモータを駆動して動力源を得る。また、燃料電池を搭載した電気自動車は、モータを駆動するための電力を補うためにバッテリと、バッテリからの直流電圧を昇圧するコンバータとを搭載している。
このコンバータは、コアと、コアに巻回されたコイルとからなるリアクトルを含む。そして、コンバータは、コイルに電流が流れると騒音を発生する。この騒音を防止する方法として特許文献1にはコイルをコアに固定する方法が開示されている。
すなわち、リアクトルは、リング形状のコアと、コアに巻回されたコイルとからなり、コイルは、樹脂によりコアに固定される。そして、コアには、リング形状に沿った方向に複数のギャップが形成される。また、コイルは、コアの略全周にわたって巻回される。
コイルを樹脂によりコアに固定しない場合、電流がコイルに流れると、ギャップ部に巻回されたコイルは、ギャップ部に発生した電磁力によりリング形状の周方向に移動される。すなわち、電流がコイルに流れると、コイルは、ギャップが形成されていない領域に集結する。そして、コイルに流れる電流が停止されると、集結したコイルは、元の位置に戻る。その結果、コイルが移動することにより騒音が発生する。
しかし、コイルを樹脂によりコアに固定した場合には、コイルは、ギャップ部に発生した電磁力により移動しないので、騒音の発生が抑制される。
特開2002−203729号公報 特開昭57−124408号公報 特開昭50−35621号公報
しかし、特許文献1に開示された方法では、複数のギャップを有するコアの一部が移動することによる騒音を低減することができないという問題がある。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、コアの一部が移動することによる騒音を低減可能なリアクトル装置を提供することである。
この発明によれば、リアクトル装置は、コアと、コイルとを備える。コアは、n(nは3以上の自然数)個の直線部および湾曲部により形成された環状構造を有する。コイルは、コアに巻回される。そして、n個の直線部の各々は、ギャップを有する。n個の湾曲部の各々は、隣接する2つの直線部の間に配置される。
好ましくは、コイルは、n個の直線部に巻回される。
好ましくは、n個の直線部は、第1、第2および第3の直線部からなる。n個の湾曲部は、第1、第2および第3の湾曲部を含む。第1の湾曲部は、第1の直線部と第2の直線部との間に配置される。第2の湾曲部は、第2の直線部と第3の直線部との間に配置される。第3の湾曲部は、第3の直線部と第1の直線部との間に配置される。
好ましくは、第1から第3の直線部および第1から第3の湾曲部により形成される環状構造の平面形状は、略正三角形である。
この発明によるリアクトル装置においては、コアのn個の直線部の各々にギャップを設けることにより、コイルに電流を流したときに発生する吸引力は、n個の湾曲部によってn個の方向に分散される。その結果、n個の湾曲部の各々は、隣接する2つの直線部から同じ方向の吸引力を受ける場合に比べ小さい吸引力を受け、振動量が小さくなる。
したがって、この発明によれば、コアの振動による騒音を低減できる。
また、この発明によれば、コイルは、n個の直線部に巻回されるので、コイルをコアに巻回し易い。その結果、リアクトル装置の生産性を向上できる。
さらに、コアは、3つの直線部と3つの湾曲部とにより平面形状が略三角形の環状構造からなる。そして、コイルに電流を流すことにより発生する吸引力は、3つの湾曲部により3つの方向に分散される。その結果、3個の湾曲部の各々は、隣接する2つの直線部から同じ方向の吸引力を受ける場合に比べ小さい吸引力を受け、振動量が小さくなる。
したがって、この発明によれば、最も簡単な平面形状のコアを用いてリアクトル装置の騒音を低減できる。
さらに、3つの湾曲部は、コイルに電流を流すことによりコアに発生する吸引力を略均等に3つの方向に分散させる。
したがって、この発明によれば、コアにおける騒音を効果的に低減できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明によるリアクトル装置を搭載した電気自動車の概略ブロック図である。図1を参照して、電気自動車10は、ボディ1と、ハンドル2と、フロントシート3と、リアシート4と、燃料電池5と、駆動システム6と、ラジエータ7と、配管8と、モータ11と、ケーブル12と、前輪13と、後輪14とを備える。
燃料電池5は、フロントシート3の下に配置される。駆動システム6は、リアシート4の下に配置される。ラジエータ7は、ボディ1の先端に配置される。モータ11は、前輪13側に配置される。このように、燃料電池5および駆動システム6は、電気自動車10の車室15内に配置され、ラジエータ7は、車室15外に配置される。
配管8は、駆動システム6をラジエータ7に連結する。ケーブル12は、モータ11を駆動システム6に接続する。モータ11は、前輪13に連結される。そして、モータ11は、前輪13(駆動輪)を駆動する。
図2は、図1に示す燃料電池5、駆動システム6およびラジエータ7の配置図である。図2を参照して、この発明による駆動システム6は、バッテリ61と、パワーコントロールユニット(PCU:Power Control Unit)62とを含む。
PCU62は、主に燃料電池5から直流電圧を受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換してモータ11を駆動する。そして、PCU62は、燃料電池5からの電力だけでは、モータが指令されたトルクを出力することができない場合、バッテリ61からも直流電圧を受け、バッテリ61および燃料電池5からの直流電圧を交流電圧に変換してモータ11を駆動する。
また、PCU62は、モータ11が発電した交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ61を充電する。
このように、駆動システム6は、燃料電池5(およびバッテリ61)からの直流電圧によってモータ11を駆動するとともに、モータ11が発電した電力をバッテリ61に回生する。
PCU62、バッテリ61、燃料電池5およびラジエータ7は、フレーム20に搭載される。ウォータポンプ16は、PCU62をラジエータ7に連結する配管8中に挿入される。また、配管9は、PCU62をラジエータ7に連結する。
ウォータポンプ16は、配管8,9を介してPCU62とラジエータ7との間で冷却水を循環する。これにより、PCU62は、水冷される。また、バッテリ61は、エアコンによって冷却された車室内の空気によって空冷される。
そして、燃料電池5、ラジエータ7、バッテリ61およびPCU62は、フレーム20に設置され、フレーム20を電気自動車10に搭載することにより一体的に電気自動車10に搭載される。
図3は、図2に示すPCU62の斜視図である。図3を参照して、PCU62は、リアクトル621、IPM(Intelligent Power Module)622、インバータ623、コンデンサC1および制御装置624から成る。IPM622は、リアクトル621に隣接して配置される。インバータ623は、リアクトル621およびIPM622に隣接して配置される。コンデンサC1は、インバータ623の上に配置される。制御装置624は、コンデンサC1の上に配置される。配管63は、PCU62の下側に設けられる。そして、冷却水が配管63を流れることにより、リアクトル621、IPM622、インバータ623、コンデンサC1および制御装置624は、冷却される。
このように、PCU62は、リアクトル621、IPM622、インバータ623、コンデンサC1および制御装置624をコンパクトに格納してフレーム20に設置され、電気自動車10または燃料電気自動車に搭載される。
図4は、図3に示すリアクトル621の斜視図である。図4を参照して、リアクトル621は、コア30と、コイル40とを含む。コア30は、直線部31〜33と、湾曲部34〜36とから成る。湾曲部34は、直線部31と直線部32との間に配置される。湾曲部35は、直線部32と直線部33との間に配置される。湾曲部36は、直線部33と直線部31との間に配置される。
すなわち、直線部31〜33および湾曲部34〜36は、平面形状が略三角形の環状構造を形成する。
直線部31は、ギャップ37,38を有する。直線部32は、ギャップ39,41を有する。直線部33は、ギャップ42,43を有する。直線部31〜33の各々は、平板形状の珪素鋼板を厚さ方向DR1に積層することにより形成される。また、湾曲部34〜36は、円弧形状の珪素鋼板を厚さ方向DR1に積層することにより形成される。
コイル40は、直線部31〜33に巻回される。すなわち、コイル40は、3つの直線部31〜33に直列に巻回される。そして、電流がコイル40を矢印の方向に流れるとコア30中に磁束が発生し、その発生した磁束は、ギャップ37,38を矢印44の方向に通過して湾曲部36から直線部31を介して湾曲部34へ伝搬する。そして、磁束は、ギャップ39,41を矢印45の方向に通過して湾曲部34から直線部32を介して湾曲部35へ伝搬し、さらに、ギャップ42,43を矢印46の方向に通過して湾曲部35から直線部33を介して湾曲部36へ伝搬する。
すなわち、コイル40に電流を流すことにより発生した磁束は、環状構造のコア30中を循環する。
図5は、図4に示すコア30の平面図である。図5を参照して、コア30は、略正三角形の平面形状を有する。コイル40に電流を流すと、上述したように、磁束がコア30中に発生する。そして、発生した磁束がギャップ37,38を通過すると、湾曲部34,36は、直線部31のコア部材31Aの方向へ吸引される。すなわち、湾曲部34には、吸引力f1が作用し、湾曲部36には吸引力f2が作用する。
また、磁束がギャップ39,41を通過すると、湾曲部34,35は、直線部32のコア部材32Aの方向へ吸引される。すなわち、湾曲部34には、吸引力f3が作用し、湾曲部35には、吸引力f4が作用する。
さらに、磁束がギャップ42,43を通過すると、湾曲部35,36は、直線部33のコア部材33Aの方向へ吸引される。すなわち、湾曲部35には、吸引力f5が作用し、湾曲部36には、吸引力f6が作用する。
そうすると、湾曲部34は、吸引力f1の方向および吸引力f3の方向へ引っ張られ、湾曲部35は、吸引力f4の方向および吸引力f5の方向へ引っ張られ、湾曲部36は、吸引力f2の方向および吸引力f6の方向へ引っ張られる。
その結果、湾曲部34は、全体的には、吸引力f1と吸引力f3との合力f13(図示せず)の方向へ移動するが、部分的には、湾曲部34の先端部34Aは、吸引力f1の方向へ移動し、湾曲部34の先端部34Bは、吸引力f3の方向へ移動する。同様に、湾曲部35は、全体的には、吸引力f4と吸引力f5との合力f45(図示せず)の方向へ移動するが、部分的には、湾曲部35の先端部35Aは、吸引力f4の方向へ移動し、湾曲部35の先端部35Bは、吸引力f5の方向へ移動する。また、湾曲部36は、全体的には、吸引力f2と吸引力f6との合力f26(図示せず)の方向へ移動するが、部分的には、湾曲部36の先端部36Aは、吸引力f6の方向へ移動し、湾曲部36の先端部36Bは、吸引力f2の方向へ移動する。
つまり、湾曲部34は、合力f13を異なる方向の吸引力f1および吸引力f3に分散し、湾曲部35は、合力f45を異なる方向の吸引力f4および吸引力f5に分散し、湾曲部36は、合力f26を異なる方向の吸引力f2および吸引力f6に分散する。その結果、湾曲部34〜36は、コイル40に電流を流した場合にコア30に発生する吸引力を3つの方向(吸引力f1,f2の方向、吸引力f3,f4の方向および吸引力f5,f6の方向)に分散する。
したがって、吸引力f1,f4,f2の方向がそれぞれ吸引力f3,f5,f6の方向と同じ場合に比べ、湾曲部34〜36の先端部34A,34B;35A,35B;36A,36Bの移動量は少ない。
図6は、平面形状がトラック形状であるコアの平面図である。図6を参照して、コア100は、直線部110,120と、湾曲部130,140とを有する。そして、直線部110と湾曲部130との間には、ギャップ111が形成され、直線部110と湾曲部140との間には、ギャップ112が形成される。また、直線部120と湾曲部130との間には、ギャップ121が形成され、直線部120と湾曲部140との間には、ギャップ122が形成される。コア100においては、直線部110およびギャップ111,112と直線部120およびギャップ121,122とにコイルが巻回され、コイルに電流が流れると、コア100に磁束が発生する。そして、発生した磁束は、トラック形状のコア100中を伝搬し、ギャップ111,112,121,122に吸引力が発生する。その結果、湾曲部130は、吸引力F1によって直線部110の方向へ吸引され、吸引力F2によって直線部120の方向へ吸引される。また、湾曲部140は、吸引力F3によって直線部110の方向へ吸引され、吸引力F4によって直線部120の方向へ吸引される。
この場合、吸引力F1の方向は、吸引力F2の方向と同じであり、吸引力F3の方向は、吸引力F4の方向と同じであるので、湾曲部130は、吸引力F1およびF2によって同じ方向へ引っ張られ、湾曲部140は、吸引力F3およびF4によって同じ方向へ引っ張られる。
すなわち、湾曲部130は、吸引力F1+F2を紙面左から紙面右方向へ受け、湾曲部140は、吸引力F3+F4を紙面右から紙面左方向へ受ける。
再び、図5を参照して、直線部31が直線部32と成す角、直線部32が直線部33と成す角および直線部33が直線部31と成す角は、相互に等しく、その角をθとすると、湾曲部34は、吸引力f3+f1cosθで水平方向DR1へ引かれ(先端部34Aが吸引力f1cosθで水平方向DR1へ引かれ、先端部34Bが吸引力f3で水平方向DR1へ引かれる)、吸引力f1sinθで垂直方向DR2へ引かれる(先端部34Bは垂直方向DR2へ吸引力を受けない)。また、湾曲部35は、吸引力f4+f5cosθで水平方向DR1へ引かれ(先端部35Aが吸引力f4で水平方向DR1へ引かれ、先端部35Bが吸引力f5cosθで水平方向DR1へ引かれる)、吸引力f5sinθで垂直方向DR2へ引かれる(先端部35Aは垂直方向DR2へ吸引力を受けない)。さらに、湾曲部36は、吸引力f2sin(θ/2)+f6sin(θ/2)で垂直方向DR2へ引かれる(先端部36Aに作用する水平方向DR1の吸引力f6con(θ/2)は、先端部36Bに作用する水平方向DR1の吸引力f2con(θ/2)と打ち消し合うので、先端部36Aおよび36Bは、水平方向DR1に吸引力を受けない)。
したがって、湾曲部34〜36の各々は、同じ方向の吸引力F1+F2またはF3+F4を受ける場合よりも小さい吸引力f3+f1cosθ;f4+f5cosθ;f2sin(θ/2)+f6sin(θ/2)を同じ方向に受ける。その結果、湾曲部34〜36の移動量は、少なくなる。
そして、コイル40に流れる電流が停止されると、吸引力f1〜f6は、消滅するので、湾曲部34〜36は、元の位置に戻る。
そうすると、コイル40に流れる電流が断続されると、湾曲部34は、矢印44および矢印45の方向に振動し、湾曲部35は、矢印45および矢印46の方向に振動し、湾曲部36は、矢印46および矢印44の方向に振動する。すなわち、湾曲部34〜36は、全体的には、矢印44〜46の方向、つまり、3つの方向に分散して振動する。これに対し、コア100の場合、湾曲部130,140は、1つの方向、つまり、水平方向にのみ振動する。そして、湾曲部34〜36の振動幅は、上述したように小さくなる。その結果、コア30で発生する騒音が低減される。
この発明によるリアクトル装置は、図7に示すリアクトル装置621Aであってもよい。図7は、この発明によるリアクトル装置の他の平面図である。図7を参照して、リアクトル装置621Aは、リアクトル装置621のコア30をコア50に代えたものであり、その他は、リアクトル装置621と同じである。
コア50は、平面形状が略正五角形である。そして、コア50は、直線部51〜55と、湾曲部56〜60とを含む。湾曲部56は、直線部51と直線部55との間に配置され、湾曲部57は、直線部51と直線部52との間に配置され、湾曲部58は、直線部52と直線部53との間に配置される。
また、湾曲部59は、直線部53と直線部54との間に配置され、湾曲部60は、直線部54と直線部55との間に配置される。
直線部51は、ギャップ64,65を有し、直線部52は、ギャップ66,67を有し、直線部53は、ギャップ68,69を有する。また、直線部54は、ギャップ70,71を有し、直線部55は、ギャップ72,73を有する。
なお、コイル40は、直線部51〜55に直列に巻回される。
リアクトル装置621Aにおいては、コイル40に電流を流したときに発生する吸引力は、湾曲部56〜60によって矢印74〜78の方向、つまり、5つの方向に分散される。
したがって、湾曲部56〜60の振動量は、湾曲部56〜60が同じ方向の吸引力を受ける場合よりも小さくなり、リアクトル装置621Aにおける騒音が低減される。
また、この発明によるリアクトル装置は、図8に示すリアクトル装置621Bであってもよい。図8は、この発明によるリアクトル装置のさらに他の平面図である。図8を参照して、リアクトル装置621Bは、リアクトル装置621のコア30をコア80に代えたものであり、その他は、リアクトル装置621と同じである。
コア80は、平面形状が略正六角形である。そして、コア80は、直線部81〜86と、湾曲部87〜92とを含む。湾曲部87は、直線部81と直線部86との間に配置され、湾曲部88は、直線部81と直線部82との間に配置され、湾曲部89は、直線部82と直線部83との間に配置される。
また、湾曲部90は、直線部83と直線部84との間に配置され、湾曲部91は、直線部84と直線部85との間に配置され、湾曲部92は、直線部85と直線部86との間に配置される。
直線部81は、ギャップ93,94を有し、直線部82は、ギャップ95,96を有し、直線部83は、ギャップ97,98を有する。また、直線部84は、ギャップ99,101を有し、直線部85は、ギャップ102,103を有し、直線部86は、ギャップ104,105を有する。
なお、コイル40は、直線部81〜86に直列に巻回される。
リアクトル装置621Bにおいては、コイル40に電流を流したときに発生する吸引力は、湾曲部87〜92によって直線部81〜86と平行な方向、つまり、6つの方向に分散される。
したがって、湾曲部87〜92の振動量は、湾曲部87〜92が同じ方向の吸引力を受ける場合よりも小さくなり、リアクトル装置621Bにおける騒音が低減される。
図5に示すコア30は、3つの直線部31〜33と、3つの湾曲部34〜36とからなり、湾曲部34〜36は、それぞれ、直線部31と直線部32との間、直線部32と直線部33との間、および直線部33と直線部31との間に配置される。
また、図7に示すコア50は、5つの直線部51〜55と、5つの湾曲部56〜60とからなり、湾曲部56〜60は、それぞれ、直線部51と直線部55との間、直線部51と直線部52との間、直線部52と直線部53との間、直線部53と直線部54との間、および直線部54と直線部55との間に配置される。
さらに、図8に示すコア80は、6つの直線部81〜86と、6つの湾曲部87〜92とからなり、湾曲部87〜92は、それぞれ、直線部81と直線部86との間、直線部81と直線部82との間、直線部82と直線部83との間、直線部83と直線部84との間、直線部84と直線部85との間、および直線部85と直線部86との間に配置される。
そして、この発明によるリアクトル装置は、図5に示す平面形状が略正三角形のコア30、図7に示す平面形状が略正五角形のコア50および図8に示す平面形状が略正六角形のコア80に限らず、平面形状が四角形または七角形以上の多角形のコアを含んでいてもよい。
したがって、この発明によるリアクトル装置は、一般的には、n(nは3以上の自然数)個の直線部および湾曲部からなる環状構造のコアと、コアに巻回されたコイルとから構成されていればよい。そして、n個の直線部の各々は、ギャップを有し、コイルを巻回される。また、n個の湾曲部の各々は、隣接する2つの直線部の間に配置される。
そうすると、電流がコイルに流れると、n個の湾曲部は、コアに発生する吸引力をn個の方向に分散させる。その結果、n個の湾曲部の振動量は少なくなり、リアクトル装置における騒音が低減される。
このように、この発明によるリアクトル装置においては、n個の直線部とn個の湾曲部とにより環状構造のコアを作製し、n個の直線部の各々にギャップを設けることにより、コイルに電流を流したときに発生する吸引力をn個の湾曲部によってn個の方向に分散させることを特徴とする。
図9は、図2に示す燃料電池5、バッテリ61およびPCU62(:リアクトル621、IPM622、インバータ623、コンデンサC1および制御装置624)の電気回路図である。
図9を参照して、燃料電池5は、昇圧コンバータ630の出力とインバータ623の入力との間のノードN1,N2に接続される。そして、システムリレーSR1,SR2は、燃料電池5とノードN1,N2との間に設けられる。システムリレーSR1,SR2は、制御装置624からの信号SE1によりオン/オフされる。
システムリレーSR3,SR4は、バッテリ61と昇圧コンバータ630の入力との間に設けられる。システムリレーSR3,SR4は、制御装置624からの信号SE2によりオン/オフされる。
補機類17は、システムリレーSR3,SR4とリアクトル621との間に接続される。補機類17は、エアコンプレッサ用のモータおよびインバータ、水素ポンプ用のモータおよびインバータ、およびクーラントポンプ用のモータおよびインバータ等からなる。
IPM622は、NPNトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトル621は、一方端がバッテリ61の電源ラインに接続され、他方端がNPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトランジスタQ2のコレクタとの間に接続される。
NPNトランジスタQ1,Q2は、インバータ623の電源ラインとアースラインとの間に直列に接続される。そして、各NPNトランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1,D2がそれぞれ接続されている。
なお、リアクトル621およびIPM622は、昇圧コンバータ630を構成する。
インバータ623は、U相アーム625、V相アーム626およびW相アーム627からなる。U相アーム625、V相アーム626およびW相アーム627は、インバータ623の電源ラインとアースラインとの間に並列に接続される。
U相アーム625は、直列に接続されたNPNトランジスタQ3,Q4から成り、V相アーム626は、直列に接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成り、W相アーム627は、直列に接続されたNPNトランジスタQ7,Q8から成る。また、各NPNトランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。
各相アームの中間点は、モータ11の各相コイルの各相端に接続されている。
燃料電池5は、システムリレーSR1,SR2がオンされると直流電圧を駆動システム6へ供給する。電圧センサー610は、燃料電池5から出力される直流電圧Vfcを検出し、その検出した直流電圧Vfcを制御装置624へ出力する。バッテリ61は、システムリレーSR3,SR4がオンされると直流電圧を昇圧コンバータ630へ供給する。電圧センサー620は、バッテリ61から出力される直流電圧Vbを検出し、その検出した直流電圧Vbを制御装置624へ出力する。
昇圧コンバータ630は、バッテリ61からの直流電圧Vbを制御装置624からの信号PWMUによって昇圧し、その昇圧した直流電圧をコンデンサC1に供給する。また、昇圧コンバータ630は、駆動システム6が搭載された電気自動車10の回生制動時、インバータ623から供給された直流電圧を制御装置624からの信号PWMDによって降圧し、その降圧した直流電圧をバッテリ61に供給する。
コンデンサC1は、昇圧コンバータ630または燃料電池5からの直流電圧を平滑化してインバータ623へ供給する。電圧センサー640は、コンデンサC1の両端の電圧Vmを検出し、その検出した電圧Vmを制御装置624へ出力する。インバータ623は、コンデンサC1から供給された直流電圧を制御装置624からの信号PWMIによって交流電圧に変換してモータ11を駆動する。また、インバータ623は、駆動システム6が搭載された電気自動車10の回生制動時、モータ11が発電した交流電圧を制御装置624からの信号PWMCによって直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC1を介して昇圧コンバータ630へ供給する。
電流センサー650は、モータ11に流れるモータ電流MCRTを検出し、その検出したモータ電流MCRTを制御装置624へ出力する。
制御装置624は、信号SE1によりシステムリレーSR1,SR2をオン/オフし、信号SE2によりシステムリレーSR3,SR4をオン/オフする。
また、制御装置624は、駆動システム6の外部に設けられた外部ECUからモータ回転数MRNおよびトルク指令値TRを受ける。そして、制御装置624は、直流電圧Vb、直流電圧Vm、モータ回転数MRNおよびトルク指令値TRに基づいて信号PWMUまたは信号PWMDを生成し、その生成した信号PWMUまたは信号PWMDをIPM622へ出力する。より具体的には、制御装置624は、モータ回転数MRNおよびトルク指令値TRに基づいて、昇圧コンバータ630の出力電圧の目標値である電圧指令Vdc_comを演算し、直流電圧Vmが電圧指令Vdc_comに一致するようにNPNトランジスタQ1,Q2をスイッチングするときのデューティー比を演算して信号PWMUまたは信号PWMDを生成する。信号PWMUは、直流電圧Vbを昇圧するための信号であり、信号PWMDは、インバータ623からの直流電圧を降圧するための信号である。
なお、制御装置624は、モータ11の動作モードが力行モードであるとき信号PWMUを生成し、モータ11の動作モードが回生モードであるとき信号PWMDを生成する。
さらに、制御装置624は、直流電圧Vm(インバータ623への入力電圧に相当)、モータ電流MCRTおよびトルク指令値TRに基づいて信号PWMIまたは信号PWMCを生成してインバータ623へ出力する。より具体的には、制御装置624は、直流電圧Vm、モータ電流MCRTおよびトルク指令値TRに基づいて、モータ11の各相のコイルに印加する電圧を演算し、その演算した電圧に基づいて、実際にインバータ623のNPNトランジスタQ3〜Q8をスイッチング制御するための信号PWMIまたは信号PWMCを生成する。信号PWMIは、コンデンサC1から供給された直流電圧を交流電圧に変換するための信号であり、信号PWMCは、モータ11が発電した交流電圧を直流電圧に変換するための信号である。
なお、制御装置624は、モータ11の動作モードが力行モードであるとき信号PWMIを生成し、モータ11の動作モードが回生モードであるとき信号PWMCを生成する。
駆動システム6は、モータ11の動作モードが力行モードであるとき、主に燃料電池5からの直流電圧Vfcによってモータ11を駆動し、電気自動車10の加速時等、燃料電池5からの直流電圧Vfcだけではモータ11がトルク指令値TRによって指定されたトルクを出力できないとき、バッテリ61からの直流電圧Vbによってモータ11を駆動する。また、駆動システム6は、電気自動車10の回生制動時、モータ11が発電した電力をバッテリ61に蓄積する。
このように、電気自動車10においては、走行モードに応じてバッテリ61の電力が適宜使用され、昇圧コンバータ630は、バッテリ61からの直流電圧を昇圧する。昇圧コンバータ630が直流電圧を昇圧する場合、NPNトランジスタQ2がスイッチング制御され、リアクトル621のコイル40に流れる電流が断続する。そして、リアクトル621のコア30には、吸引力が発生するが、上述したように、コア30の湾曲部34〜36は、発生した吸引力を3つの方向に分散するので、湾曲部34〜36の振動量が少なく、リアクトル621における騒音を低減できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、コアの一部が移動することによる騒音を低減可能なリアクトル装置に適用される。
この発明によるリアクトル装置を搭載した電気自動車の概略ブロック図である。 図1に示す燃料電池、駆動システムおよびラジエータの配置図である。 図2に示すPCUの斜視図である。 図3に示すリアクトルの斜視図である。 図4に示すコアの平面図である。 平面形状がトラック形状であるコアの平面図である。 この発明によるリアクトル装置の他の平面図である。 この発明によるリアクトル装置のさらに他の平面図である。 図2に示す燃料電池、バッテリおよびPCUの電気回路図である。
符号の説明
1 ボディ、2 ハンドル、3 フロントシート、4 リアシート、5 燃料電池、6 駆動システム、7 ラジエータ、8,9,63 配管、10 電気自動車、11 モータ、12 ケーブル、13 前輪、14 後輪、15 車室、16 ウォータポンプ、17 補機類、20 フレーム、30,50,80,100 コア、31〜33,51〜55,81〜86,110,120 直線部、31A,32A,33A コア部材、34〜36,56〜60,87〜92,130,140 湾曲部、34A,34B,35A,35B,36A,36B 先端部、37〜39,41〜43,64〜73,93〜99,101〜105,111,112,121,122 ギャップ、40 コイル、44〜46,74〜78 矢印、61 バッテリ、62 PCU、610,620,640 電圧センサー、621 リアクトル、622 IPM、623 インバータ、624 制御装置、625 U相アーム、626 V相アーム、627 W相アーム、630 昇圧コンバータ、650 電流センサー、C1 コンデンサ、SR1〜SR4 システムリレー、Q1〜Q8 NPNトランジスタ、D1〜D8 ダイオード、N1,N2 ノード。

Claims (3)

  1. n(nは3以上の自然数)個の直線部および湾曲部により形成された環状構造を有するコアと、
    前記コアに巻回されたコイルとを備え、
    前記n個の直線部の各々は、ギャップを有し、
    前記n個の湾曲部の各々は、隣接する2つの直線部の間に配置され
    前記コイルは、前記n個の直線部のすべてに巻回される、リアクトル装置。
  2. 前記n個の直線部は、第1、第2および第3の直線部からなり、
    前記n個の湾曲部は、
    前記第1の直線部と前記第2の直線部との間に配置された第1の湾曲部と、
    前記第2の直線部と前記第3の直線部との間に配置された第2の湾曲部と、
    前記第3の直線部と前記第1の直線部との間に配置された第3の湾曲部とを含む、請求項1に記載のリアクトル装置。
  3. 前記第1から第3の直線部および前記第1から第3の湾曲部により形成される環状構造の平面形状は、略正三角形である、請求項に記載のリアクトル装置。
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