JP4238500B2 - 排ガス浄化触媒 - Google Patents

排ガス浄化触媒 Download PDF

Info

Publication number
JP4238500B2
JP4238500B2 JP2001375610A JP2001375610A JP4238500B2 JP 4238500 B2 JP4238500 B2 JP 4238500B2 JP 2001375610 A JP2001375610 A JP 2001375610A JP 2001375610 A JP2001375610 A JP 2001375610A JP 4238500 B2 JP4238500 B2 JP 4238500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
catalyst
powder
reference example
gas purification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001375610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003170056A (ja
Inventor
雅博 井上
達郎 宮▲ざき▼
雅昭 有田
信行 徳渕
洋太 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001375610A priority Critical patent/JP4238500B2/ja
Priority to US10/138,318 priority patent/US6696386B2/en
Priority to EP02010475.8A priority patent/EP1256382B1/en
Priority to CNB021499446A priority patent/CN100490949C/zh
Publication of JP2003170056A publication Critical patent/JP2003170056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4238500B2 publication Critical patent/JP4238500B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジンから排出される排ガス中に含まれるパティキュレート(固体状炭素微粒子、液体あるいは固体状の高分子量炭化水素微粒子、以下、省略してPMと言うことがある)を燃焼して排ガスを浄化する排ガス浄触媒及びそれを用いた排ガス浄化材に関する。
【従来の技術】
近年、ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレートは、その粒子径のほとんどが1ミクロン以下であり、大気中に浮遊しやすく呼吸により人体に取り込まれやすく、しかも、パティキュレートにはベンズピレン等の発癌性物質が含まれていることが明らかとなり、人体への影響が大きな問題となってきている。このため、ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレート排出規制がますます強化され、それに伴い、パティキュレートを効率よく除去できる排ガス浄化触媒および排ガス浄化材が待望されている。
従来から、排ガスからのパティキュレートを除去する方法の一つとして、耐熱性の3次元構造体からなる排ガス浄化材を用いて排ガス中のパティキュレートを捕集し、背圧が上昇した後、バーナーや電気ヒーター等の加熱手段で排ガス浄化体を加熱し、堆積したパティキュレートを燃焼させ、炭酸ガスに変えて外部に放出する方法がある。
しかしながら、上記の方法では、パティキュレートの燃焼温度が高温であり、捕集したパティキュレートを燃焼除去し、フィルターを再生するために多量のエネルギーが必要となるという問題点を有していた。また、高温域での燃焼とその反応熱によりフィルターの溶損や割れを生じるという問題点を有していた。更に、特殊な装置を必要とするため、浄化装置としての大型化、高コスト化が生じるという問題点を有していた。
一方、触媒を用いて微粒子を触媒作用により燃焼反応を行わせ、ヒーター等の加熱手段を用いないで排ガス中で排ガスの温度で燃焼再生を行う方法がある。
触媒担持の排ガス浄化材としては、耐熱性の3次元構造体に金属酸化物等からなる排ガス浄化用触媒を担持させたものがあるが、ここで捕集されたパティキュレートは排ガス浄化用触媒の触媒作用によって、より低温で燃焼させることができる。
このような排ガス浄化用触媒を担持した排ガス浄化材を用いて、パティキュレートを排ガス温度で燃焼することができれば、加熱手段を排ガス浄化装置内に配設する必要がなく、排ガス浄化装置の構成を簡単にすることができる。
しかしながら、現状では排ガス浄化用触媒を担持した排ガス浄化材についても、排ガス温度でパティキュレートを十分に燃焼することは困難であり、加熱手段との併用が不可欠となっている。従って、より低温でパティキュレートを燃焼できる高い触媒活性を有する排ガス浄化用触媒を担持した排ガス浄化触媒および排ガス浄化材の開発が望まれている。
排ガス浄化用触媒としては、これまでに銅やバナジウム等の金属酸化物を用いたものが比較的高い活性を有することが知られている。
例えば、特開昭58−143840号公報(以下、イ号公報という)には、「銅及びその化合物から選択される少なくとも一つと、複数の酸化状態を取り得る金属及びその化合物から選択される少なくとも一つとを組み合わせてなるパティキュレート浄化用触媒」が開示されている。
特開昭58−174236号公報(以下、ロ号公報という)には、「バナジウム及びバナジウム化合物から選択される少なくとも一つからなる排ガス中のパティキュレート浄化用触媒」が開示されている。
特公平4−42063号公報(以下、ハ号公報という)には、「銅、マンガン、モリブテン等の金属酸化物にアルカリ金属の酸化物と貴金属を添加した排ガス浄化用触媒およびその製法」が開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の排ガス浄化触媒および排ガス浄化材は、以下のような課題を有していた。
(1)イ号公報およびロ号公報に記載の排ガス浄化触媒は、排ガス浄化用触媒の触媒活性が、排ガス温度の低温でパティキュレートを十分に燃焼できるほど高くないため、排ガス浄化材に捕集されたパティキュレーを排ガス温度で燃焼させることができず、加熱手段との併用が不可欠という問題点を有していた。
(2)ハ号公報に記載の排ガス浄化用触媒は、排ガス浄化用触媒の構成において、アルカリ金属の酸化物を用いているが、アルカリ金属の酸化物は耐熱性が劣り排ガスの熱により飛散あるいは他の触媒成分との反応が起こるという問題点を有していた。
(3)ハ号公報に記載の排ガス浄化用触媒は、排ガス中に含まれる硫黄酸化物により被毒し、触媒活性が低下するという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、パティキュレート燃焼に高い触媒活性を有し、それぞれの触媒特性を十分に発揮できるとともに、排ガス温度に近い温度でパティキュレートを十分に燃焼除去できる、排ガス浄化率が高い排ガス浄化触媒の提供、及びパティキュレートを極めて高い効率で燃焼除去することができ、耐久性、経済性に極めて優れた排ガス浄化材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の排ガス浄化触媒は、耐熱性を有する無機酸化物と無機酸化物の表面に遷移金属の酸化物と貴金属の両方が担持された第1の触媒と、少なくとも1種のアルカリ金属の硫酸塩を有する第2の触媒と、を含有し、前記遷移金属の酸化物をCu、Mn、Co、V、MoまたはWから選択される少なくとも1種の金属酸化物またはCu5210、CuV26またはCu328から選択される少なくとも1種の複合金属酸化物とし、前記耐熱性の無機酸化物をTa25 の粉体とした構成を有している。また、本発明の排ガス浄化触媒は、前記耐熱性の無機酸化物が粒径0.1μm〜1000μmの範囲にある粉体であることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化触媒とした構成としたものである。
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の排ガス浄化触媒は、耐熱性を有する無機酸化物と前記無機酸化物の表面に遷移金属の酸化物と貴金属の両方が担持された第1の触媒と、少なくとも1種のアルカリ金属の硫酸塩を有する第2の触媒と、を含有し、前記遷移金属の酸化物をCu、Mn、Co、V、MoまたはWから選択される少なくとも1種の金属酸化物またはCu5210、CuV26またはCu328から選択される少なくとも1種の複合金属酸化物とし、前記耐熱性の無機酸化物をTa25 の粉体とした構成を有している。
この構成により、以下の作用が得られる。
(1)遷移金属の酸化物を担持させる担体としてTa2 5 含有するので、遷移金属酸化物触媒の表面積が大きくなり、その結果パティキュレートとの接点が増加するので、パティキュレートの酸化性能を最も効率的かつ安定的に発揮させることができる。
本発明の請求項に記載の排ガス浄化触媒は、請求項において、耐熱性の無機酸化物が粒径0.1μm〜1000μmの範囲にある粉体である構成を有している。
この構成により、請求項の作用に加え、以下の作用が得られる。
(1)遷移金属の酸化物を担持させる担体として耐熱性の無機酸化物が粒径0.1μm〜1000μmの範囲にある粉体であるので、触媒とパティキュレートの接点が増加するので、パティキュレートの酸化性能を最も効率的かつ安定的に発揮させることができる。
本発明の一実施の形態における排ガス浄化触媒及び排ガス浄化材の各構成について説明する。
まず、担体としての耐熱性を有する無機酸化物について述べる。遷移金属の酸化物および貴金属を担持する耐熱性を有する無機酸化物としては、Ta2 5 用いることができる。そして、遷移金属の酸化物および貴金属の触媒成分は無機酸化物の表面に担持され、触媒成分の表面積が増大し、PMとの接触機会が増え、浄化効率が向上する。更に触媒の必要量を小さくすることができ、低コスト化を図ることができる。
次に、遷移金属の酸化物触媒について説明する。まず、遷移金属として、Cu,Mn,Co,V,Mo,W等があげられ、これらの中の1種或いは2種以上の酸化物を用いることができる。
また、これら遷移金属の酸化物の具体例として、CuO,V25,CoO3,MnO2,MoO3,WO3等があげられ、これらの中の1種或いは2種以上を使用することができる。
特に、Cuの酸化物が好ましく、Cuの酸化物としては、CuO,Cu2O,Cu23から選択される少なくとも1種を用いることができる。
また、複合酸化物は、CuとVからなる複合酸化物が好ましく、Cu5210,CuV26,Cu328から選択される少なくとも1種を用いることができる。その他の複合酸化物としては、CuMoO4があげられる。
これら遷移金属の酸化物は、PMを効率良く燃焼除去させることができ、触媒活性を高めることができる。更に、CuとVからなる複合酸化物を用いることで、排ガス温度に近い温度でPMの除去が可能となる。
次に貴金属について説明する。貴金属としては、Pt,Pd,Rh,Ru等があげられ、これらの中の1種あるいは2種以上を使用することができる。そして、貴金属は、排ガス中でPMと共存する一酸化炭素、窒素酸化物、炭化水素等の有害成分を低減することができる。更に、排ガス中の炭化水素や一酸化炭素と低温から反応することで排ガス温度が上昇し、遷移金属の酸化物触媒のPMに対する触媒活性を向上させることが可能である。また、これら貴金属の中でもPtは、PMにおけるカーボン成分以外の例えばSOF成分等を極めて効率よく燃焼させ浄化することができるので、特に好ましい。
また、無機酸化物としてチタニア(TiO2)を用い、貴金属として白金(Pt)と、遷移金属の複合酸化物として銅(Cu)とバナジウム(V)との複合酸化物とをそれぞれ担持させた、貴金属触媒と、遷移金属の酸化物触媒との組み合わせが、触媒活性が極めて高く、特に好ましい。
ここで、無機酸化物の表面に担持された遷移金属の酸化物および貴金属は、無機酸化物の表面において、連続した層状態であっても良いし、不連続の縞状態であっても良い。更には、遷移金属の酸化物および貴金属が分散された状態であってもよい。即ち、本発明においては、遷移金属の酸化物触媒層、貴金属層とは不連続の縞状の状態や、分散された状態を含むものである。
また、アルカリ金属塩として、リチウム(Li),ナトリウム(Na),カリウム(K),ルビジウム(Rb),セシウム(Cs)があげられ、これらアルカリ金属の1種あるいは2種以上の硫酸塩を用いることが好ましい。
アルカリ金属硫酸塩の具体例としては、硫酸リチウム,硫酸ナトリウム,硫酸カリウム,硫酸ルビジウム,硫酸セシウムがあげられ、硫酸セシウムを単独、或いは、硫酸セシウム、硫酸カリウムとの混合物を含有することが特に好ましい。アルカリ金属硫酸塩を使用することで、触媒成分が排ガス中の硫黄分によって劣化することを防ぐことができ、PMに対する触媒活性を最大限に発現させることができる。
また、上述の排ガス浄化触媒を担持する耐熱性を有する3次元構造体としては、金属、セラミック等の材質が用いられる。
金属には、鉄、銅、ニッケル、クロム等の金属を単独、あるいは2種以上組み合わせた合金等を用いることができる。
セラミックの材質は、コージェライト、チタン酸アルミニウム、ムライト、α−アルミナ、ジルコニア、チタニア、炭化珪素、シリカ、シリカ・アルミナ、アルミナ・ジルコニア等を用いることができる。
排ガス浄化触媒が形成される耐熱性を有する3次元構造体は、ウォールスルータイプのセラミックハニカム、セラミックフォーム、ウォールスルータイプのメタルハニカム、金属発泡体、メタルメッシュ等が用いられるが、ウォールスルータイプのセラミックハニカムが好適に使用される。
そして、ウォールスルータイプのハニカム状のフィルタ、又はフロースルータイプの発泡体もしくは金属フィルタが好ましい。
ここで、ハニカム状のフィルタの材質は、特に限定されないが、金属、セラミック等が用いられる。
発泡体の形状は、3次元方向に連続した孔を有するフォーム型フィルタ等、いずれであってもよい。
発泡体の材質は、金属、セラミック等、特に限定されないが、コージェライトのセラミック発泡体が好適に用いられる。
なお、発泡体の発泡倍率は、ポア数で5個〜50個/平方インチが好ましく、より好ましくは、10個〜30個/平方インチである。
本発明は、自動車のエンジンの排ガスのみならず、耕運機、船舶、列車等の運輸機関のエンジン、産業用エンジン、更に燃焼炉、ボイラー等のパティキュレート除去用として使用することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定される訳ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々な変更が可能である。
【実施例】
以下、更に具体化した実施例について説明する。
参考例1)
チタニア粉末(石原産業製、MC−90)1000gと、銅の塩として硫酸銅五水和物(和光純薬製)350gと、バナジウムの塩として酸化硫酸バナジウム(和光純薬製)95g、白金の塩としてテトラミンジクロロ白金(添川化学製)36gとを精製水3300gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて900℃、5時間焼成を行い、白金と銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体を得た。
このようにして得られた白金と遷移金属として銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体10gと、硫酸セシウムの試薬10gとを粉末状態でメノウ乳鉢で混合し、白金と銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体と硫酸セシウムとを含む粉体触媒を得た。
参考例2)
チタニア粉末(石原産業製、MC−90)1000gと、銅の塩として硫酸銅五水和物(和光純薬製)350gと、バナジウムの塩として酸化硫酸バナジウム(和光純薬製)95gとを精製水3300gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて900℃、5時間焼成を行い、銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体を得た。
このようにして得られた遷移金属として銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体580gと、テトラミンジクロロ白金(添川化学製)18gとを精製水1600gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて600℃、5時間焼成を行い、白金と銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体を得た。
このようにして得られた白金と銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体10gと、硫酸セシウムの試薬10gとを粉末状態でメノウ乳鉢で混合し、白金と銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体と硫酸セシウムとを含む粉体触媒を得た。
(比較例1)
チタニア粉末(石原産業製、MC−90)1000gと、銅の塩として硫酸銅五水和物(和光純薬製)350gと、バナジウムの塩として酸化硫酸バナジウム(和光純薬製)95gとを精製水3300gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて900℃、5時間焼成を行い、遷移金属として銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体を得た。
また、チタニア粉末(石原産業製、MC−90)を1000gと、白金の塩としてテトラミンジクロロ白金(添川化学製)36gとを精製水3300gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて600℃、5時間焼成を行い、白金がチタニアに担持された粉体を得た。
このようにして得られた銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体10gと、白金がチタニアに担持された粉体10gと、硫酸セシウムの試薬10gとを粉末状態でメノウ乳鉢で混合し、銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体と白金がチタニアに担持された粉体と硫酸セシウムとを含む粉体触媒を得た。
(評価例1)
参考例1、参考例2、比較例1で得られた粉体触媒について、以下のようなパティキュレートの燃焼実験を行った。
各粉体触媒と模擬パティキュレート(ナカライ製のカーボン)の粉末を重量比1:1で乳鉢で混合し、この混合物を内径12mmの石英ガラス製反応管内に充填した。反応管内に5vol%の酸素と、50ppmのSO2と、NOガス25
0ppmとを含む窒素ガスからなる試験ガスを流量500cc/分で通気しながら、反応管の外周部に配設した管状電気炉にて反応管内を定速で昇温した。この時、排ガス側の位置に配設された炭酸ガスセンサーにより試験ガス中の炭酸ガス濃度を検出し、5%のパティキュレートが燃焼した際の温度(以下、5%燃焼温度と略称する。)を決定した。充填させたパティキュレートのカーボン量(既知量)と発生したCO+CO2量(測定値)から燃焼率を計算した。上記燃焼試験
における各排ガス浄化用触媒の5%燃焼温度を(表1)に示した。
【表1】
Figure 0004238500
(表1)から明らかなように、同じ種類の触媒組成を用いた場合でも、排ガス浄化触媒として比較例1で得られる排ガス浄化触媒よりも実施例1および実施例2で得られる排ガス浄化触媒の方が、より低温でパティキュレートを燃焼できることがわかった。
参考例3)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCuOを用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考例4)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにMnO2を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考例5)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCoO3を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
(実施例6)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにV25を用いた他は、実施例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考例7)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにMoO3を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考例8)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにWO3を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考例9)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCu2Oを用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考例10)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCu23を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考例11)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCuV26を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考例12)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCu328を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
(比較例2)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにLaMnCoO3を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
(評価例2)
参考例3〜参考例12及び比較例2で得られた粉体触媒について、評価例1と同様にしてパティキュレートの燃焼実験を行った。その燃焼試験における各排ガス浄化用触媒の5%燃焼温度を(表2)に示した。
【表2】
Figure 0004238500
(表2)から明らかなように、同じ構造の排ガス浄化触媒を用いた場合、担持させる遷移金属の金属酸化物として、参考例3〜12に示した化合物を担持させた排ガス浄化触媒が、より低温でパティキュレートを燃焼できることがわかった。
参考例13)
アルカリ金属硫酸塩として硫酸セシウムの代わりに硫酸カリウムと硫酸セシウムを重量比で1:1で混合したものを用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
(比較例3)
アルカリ金属硫酸塩として硫酸セシウムの代わりに硫酸カルシウムを用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
(評価例3)
参考例13及び比較例3で得られた粉体触媒について、評価例1と同様にしてパティキュレートの燃焼実験を行った。その燃焼試験における各排ガス浄化用触媒の5%燃焼温度を(表3)に示した。
【表3】
Figure 0004238500
(表3)から明らかなように、同じ構造の排ガス浄化触媒を用いた場合、担持させる遷移金属の金属酸化物として、参考例13に示した化合物を担持させた排ガス浄化触媒が、より低温でパティキュレートを燃焼できることがわかった。
(実施例
触媒担体としてチタニアの代わりにTa25を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考14
触媒担体としてチタニアの代わりにNb23を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考15
触媒担体としてチタニアの代わりにWO3を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考16
触媒担体としてチタニアの代わりにSnO2を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考17
触媒担体としてチタニアの代わりにSiO2を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考18
触媒担体としてチタニアの代わりにAl23を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
参考19
触媒担体としてチタニアの代わりにZrO2を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
(比較例4)
触媒担体としてチタニアの代わりにFe23を用いた他は、参考例1と同様にして粉体触媒を得た。
(評価例4)
実施例1、参考例14〜参考19及び比較例4で得られた粉体触媒について、評価例1と同様にしてパティキュレートの燃焼実験を行った。その燃焼試験における各排ガス浄化用触媒の5%燃焼温度を(表4)に示した。
【表4】
Figure 0004238500
(表4)から明らかなように、同じ構造の排ガス浄化触媒を用いた場合、用いる担体として、実施例1、参考例14〜参考19に示した担体を用いた排ガス浄化触媒が、低温でパティキュレートを燃焼できることがわかった。実施例1の5%燃焼温度が218℃と、実施例1が最も低温でパティキュレートを燃焼できた。
参考20
チタニア粉末(石原産業製、MC−90)1000gと、銅の塩として硫酸銅五水和物(和光純薬製)350gと、バナジウムの塩として酸化硫酸バナジウム(和光純薬製)95g、白金の塩としてテトラミンジクロロ白金(添川化学製)36gとを精製水3300gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて900℃、5時間焼成を行い、白金と銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体を得た。
このようにして得られた粉体8gと、分散剤としてポリティ(ライオン製)0.6gと、精製水200gと、2mmのジルコニアボール100gを100mlの密閉容器に入れ、スラリー分散器(レッドデビル製)にて2時間分散させてスラリーを得た。
次に、耐熱性の3次元構造体としてウォールフロータイプのコージェライトフィルター(NGK製 5.66インチ、100セル/インチ)を、2セル×5セル×15mmに切り出し、これを上記で得られたスラリー溶液に含浸させ、余分なスラリーをエアーガンにて取り除いた後、電気炉内にて600℃で5時間熱処理する。
一方、硫酸セシウム(添川化学製)60gを精製水500gに加えて十分に攪拌して硫酸セシウムを含む水溶液を得た。この水溶液に上記で得られたフィルターを含浸し、余分な溶液をエアーガンにて取り除いた後、乾燥器で乾燥し、フィルターを電気炉内にて600℃で5時間熱処理することにより、排ガス浄化材を製造した。
参考21
チタニア粉末(石原産業製、MC−90)1000gと、銅の塩として硫酸銅五水和物(和光純薬製)350gと、バナジウムの塩として酸化硫酸バナジウム(和光純薬製)95gとを精製水3300gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて900℃、5時間焼成を行い、銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体を得た。
このようにして得られた遷移金属として銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体580gと、テトラミンジクロロ白金(添川化学製)18gとを精製水1600gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて600℃、5時間焼成を行い、白金と銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体を得た。
このようにして得られた粉体8gと、分散剤としてポリティ(ライオン製)0.6gと、精製水200gと、2mmのジルコニアボール100gを100mlの密閉容器に入れ、スラリー分散器(レッドデビル製)にて2時間分散させてスラリーを得た。
次に、耐熱性の3次元構造体としてウォールフロータイプのコージェライトフィルター(NGK製 5.66インチ、100セル/インチ)を、2セル×5セル×15mmに切り出し、これを上記で得られたスラリー溶液に含浸させ、余分なスラリーをエアーガンにて取り除いた後、電気炉内にて600℃で5時間熱処理する。
一方、硫酸セシウム(添川化学製)60gを精製水500gに加えて十分に攪拌して硫酸セシウムを含む水溶液を得た。この水溶液に上記で得られたフィルターを含浸し、余分な溶液をエアーガンにて取り除いた後、乾燥器で乾燥し、フィルターを電気炉内にて600℃で5時間熱処理することにより、排ガス浄化材を製造した。
(比較例5)
チタニア粉末(石原産業製、MC−90)1000gと、銅の塩として硫酸銅五水和物(和光純薬製)350gと、バナジウムの塩として酸化硫酸バナジウム(和光純薬製)95gとを精製水3300gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて900℃、5時間焼成を行い、遷移金属として銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体を得た。
また、チタニア粉末(石原産業製、MC−90)1000gと、白金の塩としてテトラミンジクロロ白金(添川化学製)36gとを精製水3300gに加えて十分に攪拌した後、コールドエバポレーターにて減圧乾燥し、得られた粉末を電気炉にて600℃、5時間焼成を行い、白金がチタニアに担持された粉体を得た。
このようにして得られた銅−バナジウム複合酸化物(Cu5210)がチタニアに担持された粉体4gと、白金がチタニアに担持された粉体4gと、分散剤としてポリティ(ライオン製)0.6gと、精製水200gと、2mmのジルコニアボール100gを100mlの密閉容器に入れ、スラリー分散器(レッドデビル製)にて2時間分散させてスラリーを得た。
次に、耐熱性の3次元構造体としてウォールフロータイプのコージェライトフィルター(NGK製 5.66インチ、100セル/インチ)を、2セル×5セル×15mmに切り出し、これを上記で得られたスラリー溶液に含浸させ、余分なスラリーをエアーガンにて取り除いた後、電気炉内にて600℃で5時間熱処理する。
一方、硫酸セシウム(添川化学製)60gを精製水500gに加えて十分に攪拌して硫酸セシウムを含む水溶液を得た。この水溶液に上記で得られたフィルターを含浸し、余分な溶液をエアーガンにて取り除いた後、乾燥器で乾燥し、フィルターを電気炉内にて600℃で5時間熱処理することにより、排ガス浄化材を製造した。
(評価例5)
参考20参考21、比較例5で得られた排ガス浄化材について、以下のようなパティキュレートの燃焼実験を行った。
参考20参考21、比較例5で得られた排ガス浄化材の1つに模擬パティキュレート(ナカライ製のカーボン)の粉末をフィルタ表面に担持させて、内径12mmの石英ガラス製反応管内に充填した。
反応管内に5vol%の酸素と、50ppmのSO2と、NOガス250ppmとを含む窒素ガスからなる試験ガスを流量500cc/分で通気しながら、反応管の外周部に配設した管状電気炉にて反応管内を定速で昇温し、この時のガス流出側の位置に配設された炭酸ガスセンサーにより試験ガス中の炭酸ガス濃度を検出し、5%のパティキュレートが燃焼した際の温度(以下、5%燃焼温度と略称する。)を決定した。充填させたパティキュレートのカーボン量(既知量)と発生したCO+CO2量(測定値)から燃焼率を計算した。上記燃焼試験における各排ガス浄化材の5%燃焼温度を(表5)に示した。
【表5】
Figure 0004238500
(表5)から明らかなように、同じ種類の触媒組成を用いた場合でも、参考20参考21で得られる排ガス浄化材の方が、比較例5で得られる排ガス浄化材よりも低温でパティキュレートを燃焼することができることがわかった。
参考22
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCuOを用いた他は、実施例21と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考23
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにMnO2を用いた他は、実施例21と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考24
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCoO3を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考25
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにV25を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考26
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにMoO3を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考27
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにWO3を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考28
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCu2Oを用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考29
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCu23を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考30
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCuV26を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考31
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにCu328を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
(比較例6)
遷移金属の酸化物としてCu5210の代わりにLaMnCoO3を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
(評価例6)
参考22参考31及び比較例6で得られた排ガス浄化材について、評価例5と同様にしてパティキュレートの燃焼実験を行った。その燃焼試験における各排ガス浄化用触媒の5%燃焼温度を(表6)に示した。
【表6】
Figure 0004238500
(表6)から明らかなように、同じ構造の排ガス浄化触媒を用いた場合、用いる遷移金属の酸化物として、参考22参考31に示した酸化物を用いた排ガス浄化材が、より低温でパティキュレートを燃焼できることがわかった。
参考32
アルカリ金属硫酸塩として硫酸セシウムの代わりに硫酸カリウムと硫酸セシウムを重量比で1:1で混合したものを用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
(比較例7)
アルカリ金属硫酸塩として硫酸セシウムの代わりに硫酸カルシウムを用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
(評価例7)
参考32及び比較例7で得られた排ガス浄化材について、評価例5と同様にしてパティキュレートの燃焼実験を行った。その燃焼試験における各排ガス浄化用触媒の5%燃焼温度を(表7)に示した。
【表7】
Figure 0004238500
(表7)から明らかなように、同じ構造の排ガス浄化触媒を用いた場合、担持させるアルカリ硫酸塩として、参考32に示した化合物を担持させた排ガス浄化材が、より低温でパティキュレートを燃焼できることがわかった。
参考33
触媒担体としてチタニアの代わりにTa25を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考34
触媒担体としてチタニアの代わりにNb23を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考35
触媒担体としてチタニアの代わりにWO3を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考36
触媒担体としてチタニアの代わりにSnO2を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考37
触媒担体としてチタニアの代わりにSiO2を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考38
触媒担体としてチタニアの代わりにAl23を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
参考39
触媒担体としてチタニアの代わりにZrO2を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
(比較例8)
触媒担体としてチタニアの代わりにFe23を用いた他は、参考20と同様にして排ガス浄化材を得た。
(評価例8)
参考33参考39及び比較例8で得られた粉体触媒について、評価例5と同様にしてパティキュレートの燃焼実験を行った。その燃焼試験における各排ガス浄化用触媒の5%燃焼温度を(表8)に示した。
【表8】
Figure 0004238500
(表8)から明らかなように、同じ構造の排ガス浄化材を用いた場合、用いる担体として、参考33参考39に示した担体を用いた排ガス浄化材が、低温でパティキュレートを燃焼できることがわかった。
【発明の効果】
以上のように、本発明の排ガス触媒によれば、排ガスに近い低温で排ガス中のパティキュレートを燃焼除去でき、パティキュレートの燃焼に高い触媒活性を有する排ガス浄化触媒を提供することができる。

Claims (2)

  1. 耐熱性を有する無機酸化物と前記無機酸化物の表面に遷移金属の酸化物と貴金属の両方が担持された第1の触媒と、少なくとも1種のアルカリ金属の硫酸塩を有する第2の触媒と、を含有し、前記遷移金属の酸化物をCu、Mn、Co、V、MoまたはWから選択される少なくとも1種の金属酸化物またはCu5210、CuV26またはCu328から選択される少なくとも1種の複合金属酸化物とし、前記耐熱性の無機酸化物をTa25 の粉体としたことを特徴とする排ガス浄化触媒。
  2. 前記耐熱性の無機酸化物が粒径0.1μm〜1000μmの範囲にある粉体であることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化触媒。
JP2001375610A 2001-05-10 2001-12-10 排ガス浄化触媒 Expired - Fee Related JP4238500B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001375610A JP4238500B2 (ja) 2001-12-10 2001-12-10 排ガス浄化触媒
US10/138,318 US6696386B2 (en) 2001-05-10 2002-05-06 Exhaust gas purification catalyst and exhaust gas purification material
EP02010475.8A EP1256382B1 (en) 2001-05-10 2002-05-08 Exhaust gas purification catalyst and exhaust gas purification material
CNB021499446A CN100490949C (zh) 2001-12-10 2002-11-08 废气净化催化剂和废气净化材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001375610A JP4238500B2 (ja) 2001-12-10 2001-12-10 排ガス浄化触媒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003170056A JP2003170056A (ja) 2003-06-17
JP4238500B2 true JP4238500B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=19183951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001375610A Expired - Fee Related JP4238500B2 (ja) 2001-05-10 2001-12-10 排ガス浄化触媒

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4238500B2 (ja)
CN (1) CN100490949C (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4556716B2 (ja) * 2004-03-22 2010-10-06 パナソニック株式会社 排ガス浄化用触媒及びその製造方法及び排ガス浄化材及び排ガス浄化システム
JP4792792B2 (ja) * 2005-04-07 2011-10-12 パナソニック株式会社 排ガス浄化装置
JP2011099428A (ja) * 2009-10-06 2011-05-19 Panasonic Corp 排気ガス浄化装置
JP5849178B2 (ja) * 2009-12-17 2016-01-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 排気ガス浄化装置
WO2011043046A1 (ja) * 2009-10-06 2011-04-14 パナソニック株式会社 排気ガス浄化装置
JP6023987B2 (ja) * 2011-04-28 2016-11-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 溶融塩型排ガス浄化触媒及び排ガス浄化フィルタ
CN102989447A (zh) * 2012-12-18 2013-03-27 天津大学 一种锰锡钛型SCR脱NOx催化剂及其制备方法
CN104043330B (zh) 2013-03-15 2017-03-01 通用电气公司 氧化含碳物质的方法、柴油颗粒捕集器和排气装置
BR112017021039A2 (pt) * 2015-04-21 2018-07-24 Haldor Tops\Oe As um processo para a remoção de fuligem a partir de uma corrente de gás sulfuroso
CN108554425A (zh) * 2017-12-29 2018-09-21 佛山科学技术学院 一种废气净化催化剂
WO2019156379A1 (ko) * 2018-02-07 2019-08-15 한국과학기술연구원 질소산화물 환원용 촉매 및 이의 제조방법
CN110721706B (zh) * 2019-10-30 2023-03-28 中国石油化工股份有限公司 一种用于净化co的氧化催化剂及其制备方法和应用
CN114377682B (zh) * 2020-10-22 2023-06-30 陕西科技大学 一种自支撑电催化材料及其制备方法
CN113731432A (zh) * 2021-09-22 2021-12-03 苏州松之源环保科技有限公司 基于二氧化硅的非贵金属催化剂的浆料分散和涂敷方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3690070B2 (ja) * 1996-09-12 2005-08-31 松下電器産業株式会社 排ガス浄化用触媒及びその製造方法並びに排ガス浄化フィルタ並びに排ガス浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1425492A (zh) 2003-06-25
CN100490949C (zh) 2009-05-27
JP2003170056A (ja) 2003-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3690070B2 (ja) 排ガス浄化用触媒及びその製造方法並びに排ガス浄化フィルタ並びに排ガス浄化装置
JP4144898B2 (ja) パティキュレート燃焼触媒、パティキュレートフィルター及び排ガス浄化装置
JP4501012B2 (ja) ディーゼル排ガス処理用の燃焼触媒及びディーゼル排ガスの処理方法
JP4238500B2 (ja) 排ガス浄化触媒
US6696386B2 (en) Exhaust gas purification catalyst and exhaust gas purification material
JP5982987B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒材を含有する排気ガス浄化用触媒
JP4776869B2 (ja) 排ガス浄化触媒及びそれを用いた排ガス浄化材及びその製造方法
JP5864444B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒及び排気ガス浄化用触媒構成体
JPH0459049A (ja) ディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒および浄化方法
JPH0631173A (ja) 排気ガス浄化用触媒及び排気ガスの浄化方法
JP3952617B2 (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置,排ガス浄化方法及び排ガス浄化触媒
JP3736242B2 (ja) 排ガス浄化材、及びその製造方法
JPWO2014050296A1 (ja) 白金系酸化触媒、及びそれを用いた排気ガス浄化方法
JP4887550B2 (ja) 排ガス浄化材
CN108499569A (zh) 用于低温去除柴油机碳烟颗粒的多元金属氧化物催化剂及其制备方法
JP4639455B2 (ja) 排ガス浄化材
EP1224968A1 (en) Supported molten-salt type catalyst for exhaust gas treatment
JP4696392B2 (ja) 排ガス浄化触媒及びそれを用いた排ガス浄化材
JP2006068722A (ja) 排ガス浄化用触媒及びその製造方法及び排ガス浄化材及び排ガス浄化システム
JP4120215B2 (ja) 排ガス浄化材用触媒スラリーの調製方法
JP2009214095A (ja) 未燃カーボンを用いてディーゼルエンジン排ガス中の窒素酸化物を浄化するための触媒と方法
JP2577757B2 (ja) ディーゼル排ガス浄化用触媒
JPH0442063B2 (ja)
JP2005342604A (ja) ディーゼル排ガス処理用の燃焼触媒及びディーゼル排ガスの処理方法
JP2010051867A (ja) 排ガス浄化フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041203

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4238500

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees