JP4237525B2 - フリクション駆動式トロリーコンベヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送物を吊り下げ搬送するトロリーコンベヤであって、特に、自動車製造ラインにおいて自動車ボディーを天井より吊り下げ搬送し、溶接工程、塗装工程などの各種工程へ搬送するためのトロリーコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の搬送物を吊り下げ搬送するフリクション駆動式トロリーコンベヤは、図5乃至図7に示すように、搬送ラインに沿って延設した円形断面を有する搬送レール31と、前記搬送レール31の下面部分をレール長手方向に所定間隔で担持する多数のJ字状レール吊設部材32と、前記搬送レール31の上面部分をレール長手方向に滑動する多数の逆J字状フック部材33と、前記逆J字状フック部材33の相互間に横架されて搬送物Wを吊着する搬送用従動バー34と、前記搬送ラインに沿って離間配置されるとともに前記搬送用従動バー34の両側面を挟装して搬送方向に摺動するフリクション駆動手段36とで構成され、搬送物Wを吊着する搬送用従動バー34の一側面に当接して摺動させるフリクションローラ36Aを搬送ラインに沿って多数配置することによって、フリクションで搬送用従動バー34に吊着された搬送物Wを搬送方向に順次搬送するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−80715号公報(図1−図4)
【0004】
ところが、従来のフリクション駆動式トロリーコンベヤにおいては、以下のような問題があった。
すなわち、図6乃至図7に示すようなフリクション駆動式トロリーコンベヤは、フリクションローラ36Aの接圧によって搬送用従動バー34がフリクションローラ36Aの反対側へ傾動しないようにするために、フリクションローラ36Aの反対側にフリーローラ36Bを設置してバックアップする必要があり、また、フリクションローラ36Aとフリーローラ36Bとが搬送ラインに沿って延設した搬送レール31を跨ぐように配置されている挟持用フレーム36Fによって連動するようになっているため、これらのフリクションローラ36Aやフリーローラ36Bや挟持用フレーム36Fなどから構成されるフリクション駆動手段36の重量化、大型化などが避けられないという問題があった。
【0005】
また、図6に示すように、逆J字状フック部材33の上端部分に取り付けられた滑車33Aが、逆J字状フック部材33の下端部分に横架されている搬送用従動バー34、該搬送用従動バー34に取り付けられているハンガー35、該ハンガー35に吊着されている搬送物Wなどの全重量を支持して吊り下げるようになっているため、滑車33Aなどに過度の荷重負荷が発生し易く、保守交換のサイクルが短くなるという保守メンテナンス上の問題があった。
【0006】
さらに、搬送物Wが搬送用従動バー34に吊着されているため、搬送時の取り扱いによって搬送物Wが揺動すると、これに伴って揺動する搬送用従動バー34とフリクションローラ36Aとの摺接状態が変動し、摺接方向や摺接力にズレを生じて搬送が不安定になったり、例えば、搬送物Wがハンガー35から外れた反動によって逆J字状フック部材33、搬送用従動バー34などが上下方向に激しく揺動した場合には、滑車33Aが不用意に浮き上がる恐れがあるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、連結用受動バーに対してフリクションローラを確実に摺動させてフリクション駆動手段の簡素化、小型化、軽量化を図るとともに搬送物の確実な搬送と自由な配置レイアウトを実現してトロリー構成部品の耐久性を向上させるフリクション駆動式トロリーコンベヤを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本請求項1の発明であるフリクション駆動式トロリーコンベヤは、搬送ラインに沿って左右両側から対向配置したレールユニットで構成された一条の中空状搬送レールと、前記中空状搬送レール内に形成された走行面を走行する左右一対の走行車輪と該走行面より低位置に配置されたガイド面を走行する前後一対のガイドローラとを備えるとともに搬送物を吊着して中空状搬送レールに形成された下部スリットに沿って移動する多数の搬送トロリーと、前記中空状搬送レール内で搬送トロリーの相互間に横架された連結用受動バーと、前記中空状搬送レールに形成された上部スリットからフリクションローラを連結用受動バーの上部摺動面に当接させて連結用受動バーを摺動するフリクション駆動手段とで構成されていることによって、前記課題を解決したものである。
【0009】
本請求項2の発明であるフリクション駆動式トロリーコンベヤは、請求項1記載の発明に加えて、前記フリクション駆動手段がフリクションローラを連結用受動バーの上部摺動面に押圧するためのバネ付勢機構を備えていることにより、前記課題を更に解決したものである。
【0010】
本請求項3の発明であるフリクション駆動式トロリーコンベヤは、請求項1または請求項2記載の発明に加えて、搬送ラインに沿って吊り下げ配置したレール支持用ブラケットが、中空状搬送レールの上部スリットに挟持状態で設けられていることにより、前記課題を更に解決したものである。
【0011】
なお、本発明のフリクション駆動式トロリーコンベヤにおける連結用受動バーとフリクションローラとの具体的な摺動形態については、連結用受動バーを搬送方向に確実に摺動させることができる摺動形態であれば、相互に凹凸状態となるような曲面を形成した形態、相互に平坦面を形成した摺動形態のいずれであっても差し支えないが、動力伝達効率などを考慮すると、連結用受動バーの上部摺動面とフリクションローラの摺動面の双方を平坦面で構成することが良い。
【0012】
さらに、本発明のフリクション駆動式トロリーコンベヤにおけるフリクション駆動手段の配置レイアウトについては、装置構成の簡素化を図るうえで、連結用受動バーのそれぞれに1対1対応して配置する必要はなく、特に、搬入エリア、曲線コーナー、搬出エリアなどの大きな搬送動力が特に必要とされる位置に適宜配置することが好ましい。
【0013】
【作用】
本発明のフリクション駆動式トロリーコンベヤは、搬送トロリーの相互間に横架された連結用受動バーとこの連結用受動バーの上部摺動面に当接するフリクション駆動手段とで構成されていることによって、連結用受動バーがフリクション駆動手段との間で摺動してフリクションによる搬送力を得る、所謂、フリクション駆動機能を発揮する。
【0014】
そして、フリクション駆動手段のフリクションローラを連結用受動バーの上部摺動面に当接させたことによって、連結用受動バーに対するフリクションローラの押し付け力が中空状搬送レール内の走行面から鉛直方向に働く反力と対向するので、フリクションローラが連結用受動バーに対して確実に摺動する、所謂、摺動維持機能を発揮する。
【0015】
また、搬送トロリーが一条の中空状搬送レール内に形成された走行面を走行する左右一対の走行車輪と該走行面より低位置に配置されたガイド面を走行する前後一対のガイドローラとを備えていることによって、この搬送トロリーに吊着された搬送物が一条の中空状搬送レールに沿って円滑に移動するので、搬送物の吊着姿勢を搬送方向の前後と左右に安定させる、所謂、吊着姿勢安定化機能を発揮する。
【0016】
さらに、一条の中空状搬送レールに沿って移動する搬送トロリーが搬送物を吊着していることによって、連結用受動バーが直線状部材から形成されているにも拘わらず、連結用受動バーが搬送ラインの曲線コーナーにおける円弧軌跡に対して弦を形成する2点支持状態で円滑に追従しながら搬送方向の転換する、所謂、円弧ライン追従機能を発揮する。
【0017】
【実施例】
本発明の一実施例であるフリクション駆動式トロリーコンベヤは、自動車ボディーWを溶接工程に移動するために吊着状態で搬送するためのものであって、以下、図面に基づいて説明する。
【0018】
まず、図1は、本発明の一実施例であるフリクション駆動式トロリーコンベヤを示す概要図であり、図2は、図1のAで囲んだ部分の拡大図であり、図3は、図2のX−X方向からみた搬送状態を示す図であり、図4は、図2のY−Y方向からみた搬送状態を示す図である。
【0019】
図1乃至図2に示すように、本実施例におけるフリクション駆動式トロリーコンベヤ10は、搬送ラインに沿って敷設された鋼材からなる中空状搬送レール11と、この中空状搬送レール11を走行して搬送物Wを吊着するための搬送トロリー12と、前記中空状搬送レール11内で搬送トロリー12の相互間に横架された連結用受動バー13と、この連結用受動バー13を摺動するフリクション駆動手段15とで構成され、搬送トロリー12に吊着された搬送物Wを搬送ラインに沿って順次搬送するようになっている。
なお、本実施例では、図1に示すように、搬送物Wを2基の搬送トロリー12で吊着している例を示す。
【0020】
そこで、前記一条の中空状搬送レール11について詳しく説明すると、搬送ラインに沿って左右両側から対向配置したレールユニット11a、11aで構成されているので、中空状搬送レール11の上方には、フリクション駆動手段15や後述するレール支持用ブラケット16などを任意間隔で取り付けるための上部スリット11bが搬送ラインに沿って形成され、また、中空状搬送レール11の下方には、搬送トロリー12が搬送ラインに沿って移動する下部スリット11cが形成されている。
したがって、前記中空状搬送レール11の上部スリット11bには、搬送ラインに沿って吊り下げ配置された上下一対の挟持プレート16a、16bなどからなるレール支持用ブラケット16を、レールユニット11a、11aの両側端部に対して挟持状態で設けることができるため、中空状搬送レール11の吊り下げ位置を搬送ラインに沿って自由に設定もしくは変更できるので、搬送ラインのレイアウト設計を簡便にすることできる。
【0021】
そして、前記中空状搬送レール11の内部には、搬送ラインに沿って搬送トロリー12を走行させる左右一対の垂直なガイド面11d、11dと左右一対の水平な走行面11e、11eが形成されている。
なお、前記左右一対の水平な走行面11e、11eは、搬送トロリー12を左右バランスさせて走行させるために中空状搬送レール11の内部低位置に配置されており、左右一対の垂直なガイド面11d、11dは、搬送トロリー12を搬送方向にガタツキなく円滑に走行させるために前記中空状搬送レール11の走行面11e、11eよりもさらに低位置に配置されている。
【0022】
つぎに、本実施例で採用している搬送トロリー12の具体的構造について詳しく説明すると、中空状搬送レール11内の走行面11e、11eを走行する左右一対の走行車輪12b、12bと中空状搬送レール11内の走行面11e、11eより低位置に配置されたガイド面11d、11dを走行する前後一対のガイドローラ12a、12aとを備え、搬送物Wを吊着する場合は、中空状搬送レール11から下方に突出して左右両側へ揺動自在となるハンガー12cを備え、このハンガー12cに搬送物Wを吊着するようになっている。
なお、図3乃至図4に示す搬送トロリー12は、図1乃至図2から明らかなように、ハンガー12cを備えていないものであるが、ハンガー12cの取り付け形態を図示するために便宜的に付記している。
したがって、この搬送トロリー12によれば、吊着された搬送物Wが中空状搬送レール11に沿って円滑に移動するので、搬送物Wの吊着姿勢を搬送方向の前後と左右に安定させる吊着姿勢安定化機能を発揮することができる。
【0023】
また、前記搬送トロリー12、12の相互間に横架された鋼材からなる連結用受動バー13には、中空状搬送レール11の上部スリット11bからフリクション駆動手段15を当接させる平坦な上部摺動面13aが形成されており、フリクション駆動手段15からの摺動力を損失することなく十分な動力伝達効率を発揮させるようになっている。
なお、前記連結用受動バー13は、中空状搬送レール11内を搬送方向に沿って移動し得るような寸法のバー断面形状を備えて中空状搬送レール11の内周壁との不用意な接触を回避することができ、また、搬送物Wの全長よりやや長い長尺体であれば、搬送される搬送物Wの相互接触を回避することができる。
【0024】
前記フリクション駆動手段15は、図2および図4に示すように、中空状搬送レール11の上部スリット11bから連結用受動バー13の上部摺動面13aに当接するNBR製またはポリウレタン製のフリクションローラ15aを備えており、このフリクションローラ15aは、モータ15bによる回転を減速機15cを介して回動して連結用受動バー13を搬送方向に摺動させるようになっている。
また、フリクション駆動手段15は、フリクションローラ15aが連結用受動バー13の上部摺動面13aを押圧するための押圧スプリング15d、枢軸部15eなどからなるバネ付勢機構を備えて、フリクションローラ15aが連結用受動バー13の上部摺動面13aに対して空転することなく確実に当接して搬送力を付加できるようになっている。
【0025】
さらに、前記フリクション駆動手段15は、取り付け用ブラケット15fなどを用いて、上部スリット11bが開口するレールユニット11a、11aの両側端部に対して挟持状態で設けられるので、フリクション駆動手段15が中空状搬送レール11の搬送ラインに沿った如何なる取り付け位置であっても配置することができ、搬送ラインの駆動源として自由にレイアウト配置できる。
【0026】
このようにして得られた本発明のフリクション駆動式トロリーコンベヤ10は、中空状搬送レール11内で搬送トロリー12、12の相互間に横架された連結用受動バー13と中空状搬送レール11の上部スリット11bからフリクションローラ15aを連結用受動バー13の上部摺動面13aに当接するフリクション駆動手段15とで構成されているによって、連結用受動バー13がフリクションローラ15aとの間で摺動して搬送力を得るフリクション駆動機能を発揮するとともに、連結用受動バー13に対するフリクションローラ15aの押し付け力が中空状搬送レール11内の走行面11e、11eから鉛直方向に働く反力と対向して、フリクションローラ15aが連結用受動バー13に対して確実に摺動する摺動維持機能を発揮することができる。
【0027】
また、前記搬送トロリー12が搬送ラインに沿って左右両側から対向配置したレールユニットで構成された一条の中空状搬送レール11内のガイド面11d、11dを走行する前後一対のガイドローラ12a、12aと走行面11e、11eを走行する左右一対の走行車輪12b、12bとを備えていることによって、この搬送トロリー12が中空状搬送レール11に沿って円滑に安定して移動するので、搬送トロリー12に吊着された搬送物Wを常に搬送方向の前後と左右に安定させる吊着姿勢安定化機能と連結用受動バー13が搬送ラインの曲線コーナーにおいて円弧軌跡に対して弦を形成する2点支持状態で円滑に追従しながら搬送方向の転換する円弧ライン追従機能とを発揮することができる。
【0028】
以上のとおりであるから、本実施例であるフリクション駆動式トロリーコンベヤ10は、フリクション駆動手段15の簡素化、小型化、軽量化を実現できるとともにフリクション駆動手段15などの自由な配置レイアウトを実現することができ、しかも、自動車製造ラインにおける自動車ボディのような重量搬送物Wであっても天井より確実な吊り下げ搬送を達成してトロリー構成部品の耐久性を向上させることができるなど、その取り扱い上の効果は甚大である。
【0029】
【発明の効果】
このようにして得られた本発明のフリクション駆動式トロリーコンベヤは、本発明に特有のコンベヤ構造を有しているので、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、本請求項1記載のフリクション駆動式トロリーコンベヤは、一条の中空状搬送レール内で搬送トロリーの相互間に横架された連結用受動バーと中空状搬送レールに形成された上部スリットからフリクションローラを連結用受動バーの上部摺動面に当接するフリクション駆動手段とで構成されていることによって、連結用受動バーがフリクションローラとの間で摺動して搬送力を得るフリクション駆動機能とフリクションローラが連結用受動バーに対して確実に摺動する摺動維持機能とを発揮するので、従来のフリクション駆動式トロリーコンベヤのようなフリーローラを用いることなく、フリクション駆動手段の簡素化、小型化、軽量化を実現することができる。
【0030】
また、搬送トロリーが一条の中空状搬送レール内に形成された走行面を走行する左右一対の走行車輪と該走行面より低位置に配置されたガイド面を走行する前後一対のガイドローラとを備えているとともに搬送トロリーが搬送物を吊着していることによって、この搬送トロリーが中空状搬送レールに沿って円滑に安定して移動するので、搬送トロリーに吊着された搬送物を常に搬送方向の前後と左右に安定させる吊着姿勢安定化機能と連結用受動バーが搬送ラインの曲線コーナーにおいて円弧ライン追従機能とを発揮するので、たとえ、重量搬送物であっても揺れがなく確実かつ円滑な搬送を達成することができるばかりでなく、搬送トロリーを構成する前後一対のガイドローラや左右一対の走行車輪などに過度の偏荷重を生じることが無く、トロリー構成部品の耐久性を向上させることができる。
【0031】
さらに、搬送ラインに沿って左右両側から対向配置したレールユニットで構成された一条の中空状搬送レールに形成された上部スリットからフリクションローラを中空状搬送レール内の連結用受動バーに当接させるようにフリクション駆動手段を設けたことによって、フリクション駆動手段が中空状搬送レールの搬送ラインに沿った如何なる取り付け位置であっても配置することができるので、搬送ラインにおける駆動源を自由にレイアウト配置することできる。
【0032】
本請求項2記載のフリクション駆動式トロリーコンベヤは、本請求項1記載の発明が奏する効果に加えて、フリクション駆動手段がフリクションローラを連結用受動バーの上部摺動面に押圧するためのバネ付勢機構を備えていることにより、フリクションローラが連結用受動バーの上部摺動面に対して空転することなく確実に当接して搬送力を付加するので、より一段と安定した搬送を実現することができる。
【0033】
本請求項3の発明であるフリクション駆動式トロリーコンベヤは、請求項1または請求項2記載の発明が奏する効果に加えて、搬送ラインに沿って吊り下げ配置したレール支持用ブラケットが、中空状搬送レールの上部スリットに挟持状態で設けられていることにより、中空状搬送レールの吊り下げ位置を搬送ラインに沿って自由に設定もしくは変更できるので、搬送ラインのレイアウト設計をさらに簡便にすることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるフリクション駆動式トロリーコンベヤの正面図。
【図2】 図1のAで囲んだ部分の拡大図。
【図3】 図2のX−X方向からみた搬送状態を示す図。
【図4】 図2のY−Y方向からみた搬送状態を示す図。
【図5】 従来のフリクション駆動式トロリーコンベヤの正面図。
【図6】 図5のX−X方向からみた搬送状態を示す図。
【図7】 図6のZ−Z方向からみた搬送状態を示す図。
【符号の説明】
10 ・・・ フリクション駆動式トロリーコンベヤ
11 ・・・ 中空状搬送レール
11a ・・・ レールユニット
11b ・・・ 上部スリット
11c ・・・ 下部スリット
11d ・・・ ガイド面
11e ・・・ 走行面
12 ・・・ 搬送トロリー
12a ・・・ ガイドローラ
12b ・・・ 走行車輪
12c ・・・ ハンガー
13 ・・・ 連結用受動バー
13a ・・・ 上部摺動面
15 ・・・ フリクション駆動手段
15a ・・・ フリクションローラ
15b ・・・ モータ
15c ・・・ 減速機
15d ・・・ 押圧スプリング
15e ・・・ 枢軸部
15f ・・・ 取り付け用ブラケット
16 ・・・ レール支持用ブラケット
16a ・・・ 挟持プレート
16b ・・・ 挟持プレート
W ・・・ 搬送物(自動車ボディ)

Claims (3)

  1. 搬送ラインに沿って左右両側から対向配置したレールユニットで構成された一条の中空状搬送レールと、前記中空状搬送レール内に形成された走行面を走行する左右一対の走行車輪と該走行面より低位置に配置されたガイド面を走行する前後一対のガイドローラとを備えるとともに搬送物を吊着して中空状搬送レールに形成された下部スリットに沿って移動する多数の搬送トロリーと、前記中空状搬送レール内で搬送トロリーの相互間に横架された連結用受動バーと、前記中空状搬送レールに形成された上部スリットからフリクションローラを連結用受動バーの上部摺動面に当接させて連結用受動バーを摺動するフリクション駆動手段とで構成されていることを特徴とするフリクション駆動式トロリーコンベヤ。
  2. 前記フリクション駆動手段が、フリクションローラを連結用受動バーの上部摺動面に押圧するためのバネ付勢機構を備えていることを特徴とする請求項1記載のフリクション駆動式トロリーコンベヤ。
  3. 前記搬送ラインに沿って吊り下げ配置したレール支持用ブラケットが、前記中空状搬送レールの上部スリットに挟持状態で設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のフリクション駆動式トロリーコンベヤ。
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