JP4236864B2 - カラーイメージセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーイメージセンサ及びカラーイメージセンサの駆動方法に関し、特にカラー画像を電気信号に変換するカラーイメージセンサ及びカラーイメージセンサの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一次元の電荷転送素子を有する電荷転送装置を用いて、2次元のカラー印刷画像を読み込むためには、以下のようして行う。まず、白色光を印刷画像に当て、その反射光(又は透過光)を赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色に分ける。次に、それらの光を一次元の電荷転送素子の受光部で受光し、光量に応じた電荷に変換する。続いて、その電荷を電荷転送部で転送し、電荷転送部の終端に設けられた電荷−電圧変換器により電気信号に変換する。そして、その電気信号をメモリに記憶する。しかる後、電荷転送素子を印刷画像に対して相対的にスキャンする。そして、同様に、印刷画像からの白色光の反射光による電気信号を順次メモリに記憶して行き、一画像分の電気信号を得る。その後、それらの電気信号の内、同一箇所から得られたR、G、Bの電気信号を、情報処理装置により合成する。そして、全ての箇所について、合成を行うことにより、カラー印刷画像を再現する。
その場合、一次元の電荷転送素子では、1種類の色(例示:R)用の一次元の受光部に対して、1つの電荷転送部が対応している。従って、通常R、G、Bの3種類の色に対応して、3つの電荷転送部を設けている。
【0003】
上記のように画像を電気信号に変換する場合、一次元の電荷転送素子の受光部(画素)の列と、他の一次元の電荷転送素子の受光部(画素)の列との間隔(以下、「ライン間隔」という)が小さいほど、高い解像度で印刷画像を再現することが出来る。また、ライン間隔が小さいほどメモリの量を少なくすることが出来る。ライン間隔を小さく出来る技術が望まれている。
【0004】
また、受光部(画素)の密度が高くなり、解像度が高くなるほど、電荷転送素子において発生する熱雑音(熱電子)の影響が大きくなる。すなわち、画素の密度が高くなると、1画素あたり受光量が減少するため、発生する電子の量が少なくなる。そのため、相対的に熱電子(熱雑音)の割合が高くなる。熱電子(熱雑音)の影響を防止することが可能な技術が求められている。
【0005】
更に、受光部(画素)が高密度であっても、ユーザーの使用状況によっては、再現する画像が低密度でも良い場合がある。例えば、最初に仮に粗く印刷画像を読み取り(読み取り速度優先)、画像を確認後、次に正式に高精細に印刷画像を読み取る場合等である。受光部(画素)が高密度に配置されていても、読み取り画像の密度を変更することが可能な技術が望まれている。
【0006】
関連する技術として、特開平11−317514号公報には、電荷転送装置の技術が開示されている。この技術の電荷転送装置は、第1の画素列、第2の画素列及び第3の画素列をそれぞれ有する3つの一次元電荷転送素子により構成されている。その電荷転送装置において、第1の画素列と第2の画素列が隣接し、第2の画素列と第3の画素列が隣接して配置される。そして、第2の画素列において発生した信号電荷を読み出すための複数の第1の読み出し電極が第3の画素列を構成する各画素の間にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この技術では、3つの電荷転送部の内の1つを省略している。そして、3つの画素列の外側に、残り2つの電荷転送部を配置している。そのため、ライン間隔を小さくすることが出来る。また、第1の画素列から第3の画素列まで、ライン間隔を等間隔にすることが出来る。従って、高い解像度で印刷画像を再現することが出来、メモリの量を少なくすることが出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、素子中に蓄積した熱電子のような不要な電荷を排出することが可能なカラーイメージセンサ及びカラーイメージセンサの駆動方法を提供することである。
【0008】
また、本発明の他の目的は、画素が高密度に配置されていても、読み取り画像の密度(解像度)を変更することが可能なカラーイメージセンサ及びカラーイメージセンサの駆動方法を提供することである。
【0009】
本発明の更に他の目的は、主走査電荷転送素子が複数である場合の、主走査電荷転送素子間の同期を取る必要のないカラーイメージセンサ及びカラーイメージセンサの駆動方法を提供することである。
【0010】
また、本発明の別の目的は、制御用のクロック(電圧パルス)の種類を抑制しながら、上記目的を達成可能なカラーイメージセンサ及びカラーイメージセンサの駆動方法を提供することである。
【0011】
本発明の更に別の目的は、R−G、G−B、RGBのデータを合成した電気信号の取り出し等の各種信号処理が可能なカラーイメージセンサ及びカラーイメージセンサの駆動方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0013】
従って、上記課題を解決するために、本発明のカラーイメージセンサは、複数の画素(1−1〜1−3)と、複数の読出しゲート部(2−1〜2−3)と、複数の副走査電荷転送部(24)と、複数の転送スイッチ部(18)と、主走査電荷転送部(25)とを具備する。
複数の画素(1−1〜1−3)は、行列状に配置され、光の入射により電荷を発生する。複数の読出しゲート部(2−1〜2−3)は、複数の画素(1−1〜1−3)に対応して設けられ、対応する画素(1−1〜1−3)で発生したその電荷の転送を制御する。複数の副走査電荷転送部(24)は、その行列の列毎に設けられ、複数の読出しゲート部(2−1〜2−3)から転送されたその電荷を蓄積し、又は、転送する。複数の転送スイッチ部(18)は、複数の副走査電荷転送部(24)のその列方向の終端部に設けられ、複数の副走査電荷転送部(24)の対応する副走査電荷転送部(24)のその電荷の転送を制御する。主走査電荷転送部(25)は、複数の転送スイッチ部(18)に隣接して設けられ、複数の転送スイッチ部(18)から転送されたその電荷を蓄積し、又は、転送する。
【0014】
また、本発明のカラーイメージセンサは、複数の副走査電荷転送部(24)のその終端部に設けられ、複数の副走査電荷転送部(24)の対応する副走査電荷転送部(24)のその電荷を排出する複数のリセット部(17及び20)を更に具備する。
【0015】
また、本発明のカラーイメージセンサは、複数の副走査電荷転送部(24)の各々が、複数の第1副電荷転送部(6−0〜6−2)と、一つ又は複数の第2副電荷転送部(5−1〜5−2)とを具備する。
複数の第1副電荷転送部(6−0〜6−2)は、その列毎の複数の読出しゲート部(2−1〜2−3)に対応して設けられ、その電荷を蓄積し、又は転送する。一つ又は複数の第2副電荷転送部(5−1〜5−2)は、複数の第1副電荷転送部(6−0〜6−2)の隣り合う2つの間に一個づつ設置され、一方の第1副電荷転送部(6−0〜6−1)から転送されたその電荷を蓄積し、他方の第1副電荷転送部(6−1〜6−2)へ転送する。
そして、複数の第1副電荷転送部(6−0〜6−2)の内のその終端部の第1副電荷転送部(6−2)は、他の第1副電荷転送部(6−0〜6−1)に比較して、サイズが大きい。
【0016】
また、本発明のカラーイメージセンサは、複数の副走査電荷転送部(24)の各々が、複数の第1副電荷転送部(6−0〜6−2)と、一つ又は複数の第2副電荷転送部(5−1〜5−2)とを具備する。
複数の第1副電荷転送部(6−0〜6−2)は、その列毎の複数の読出しゲート部(2−1〜2−3)に対応して設けられ、その電荷を蓄積し、又は転送する。一つ又は複数の第2副電荷転送部(5−1〜5−2)は、複数の第1副電荷転送部(6−0〜6−2)の隣り合う2つの間に一個づつ設置され、一方の第1副電荷転送部(6−0〜6−1)から転送されたその電荷を蓄積し、他方の第1副電荷転送部(6−1〜6−2)へ転送する。
そして、第1副電荷転送部(6−0〜6−2)と第2副電荷転送部(5−1〜5−2)とは、2相駆動によりその電荷を転送する。
【0017】
更に、本発明のカラーイメージセンサは、複数のリセット部(17及び20)の各々が、対応する副走査電荷転送部(24)のその電荷が主走査電荷転送部(25)へ転送された後、対応する副走査電荷転送部(24)へその電荷が読み出される直前までの間に、その電荷を排出する。
【0018】
更に、本発明のカラーイメージセンサは、複数のリセット部(17及び20)が、リセットゲート(17)とリセットドレイン(20)とを備え、リセットドレイン(20)は電源に接続されている。
【0019】
更に、本発明のカラーイメージセンサは、その列毎のその終端部の第1副電荷転送部(6−2)が、その列の他の第1副電荷転送部(6−0〜6−1)に比較して、蓄積可能な電荷の量が多い。
【0020】
更に、本発明のカラーイメージセンサは、その列毎のその終端部の第1副電荷転送部(6−2)が、その列毎の複数の画素(1−1〜1−3)が発生する最大の電荷を蓄積可能である。
【0021】
更に、本発明のカラーイメージセンサは、主走査電荷転送部(25)が、複数の第1主電荷転送部(8)と、複数の第2主電荷転送部(7)とを具備する。
複数の第1主電荷転送部(8)は、複数の転送スイッチ部(18)に対応して設けられ、その電荷を蓄積し、又は転送する。複数の第2主電荷転送部(7)は、複数の第1主電荷転送部(8)の隣り合う2つの間に1個づつ設置され、一方の第1主電荷転送部(8)から転送されたその電荷を蓄積し、他方の第1主電荷転送部(8)へ転送する。
そして、第2主電荷転送部(7)と第1主電荷転送部(8)とは、2相駆動によりその電荷を転送する。第1副電荷転送部(6−0〜6−2)及び第2副電荷転送部(5−1〜5−2)は、それぞれ第2主電荷転送部(7)及び第1主電荷転送部(8)と共通の電荷転送信号(φ1及びφ2)に基づいて、その電荷を転送する。
【0022】
更に、本発明のカラーイメージセンサは、複数の転送スイッチ部(18)により、複数の副走査電荷転送部(24)の中から、その電荷を転送される副走査電荷転送部(24)を選択する。
【0023】
更に、本発明のカラーイメージセンサは、複数の読出しゲート部(2−1〜2−3)の各々により、対応する画素(1−1〜1−3)で発生するその電荷の蓄積時間(T1)を制御する。
【0024】
更に、本発明のカラーイメージセンサは、副走査電荷転送部(24)は、その電荷を蓄積する第1ウェル(13)を有する。主走査電荷転送部(25)は、その電荷を蓄積する第2ウェル(13)を有する。
そして、第1ウェル(13)と第2ウェル(13)とは一体である。
【0025】
上記課題を解決するための、本発明のカラーイメージセンサの駆動方法は、(a)行列状に設けられた複数の画素(1−1〜1−3)が、光の入射により発生する電荷を蓄積するステップと、(b)その行列の列毎に設けられた複数の副走査電荷転送部(24)が、その列の複数の画素(1−1〜1−3)から転送されるその電荷を、蓄積するステップと、(c)主走査電荷転送部(25)が、複数の副走査電荷転送部(24)から転送されるその電荷を、その光に関する信号に変換するステップとを具備する。
【0026】
また、本発明のカラーイメージセンサの駆動方法は、(b)ステップが、(d)複数の副走査電荷転送部(24)の各々が、複数の画素(1−1〜1−3)の各々に対応した第1転送信号(φSH)に基づいて、その列の画素(1−1〜1−3)から転送されるその電荷を受け取るステップを具備する。
そして、複数の画素(1−1〜1−3)の各々でのその電荷の蓄積時間(T1)は、第1転送信号(φSH)の周期により制御される。
【0027】
また、本発明のカラーイメージセンサの駆動方法は、(c)ステップが、(e)主走査電荷転送部(25)が、複数の副走査電荷転送部(24)の各々に対応した第2転送信号(φTR)に基づいて、複数の副走査電荷転送部(24)から転送されるその電荷を受け取るステップを具備する。
そして、複数の副走査電荷転送部(24)の内、その電荷を転送される副走査電荷転送部(24)は、第2転送信号(φTR)により選択される。
【0028】
上記課題を解決するための本発明に関するプログラムは、(a)行列の列毎に設けられた複数の副走査電荷転送部(24)が、その行列状に設けられた複数の画素(1−1〜1−3)において光の入射により発生し蓄積された電荷を蓄積するステップと、(b)主走査電荷転送部(25)が、複数の副走査電荷転送部(24)の各々に対応した転送信号(φTR)に基づいて、複数の副走査電荷転送部(24)から転送されるその電荷を受け取るステップと、(c)主走査電荷転送部(24)が、複数の副走査電荷転送部(24)から転送されるその電荷を、その光に関する信号に変換するステップとを具備する方法をコンピュータに実行させる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明であるカラーイメージセンサの実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
なお、各実施の形態において同一又は相当部分には同一の符号を付して説明する。
【0030】
(実施例1)
本発明であるカラーイメージセンサの第1の実施の形態の構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明であるカラーイメージセンサの第1の実施の形態における構成を示す平面図である。
カラーイメージセンサは、第1行の画素1−1〜第3行の画素1−3、画素1−1に対応する読出しゲートφSH2−1〜画素1−3に対応する読出しゲートφSH2−3、副走査電荷転送部24、主走査電荷転送部25、リセットゲートφR17、リセットドレイン20及び転送スイッチφTR18を備える。
本実施例のカラーイメージセンサは、P型基板上に形成されている。ただし、N型基板上にP型ウェルを形成して実施することも可能である。
【0031】
ここで、本明細書中の図面において、各ゲート(電極)に至る配線、配線接続部のスルーホール、断面図中のカラーフィルタの構成は、省略している。また、図1、図8、図10において、遮光に用いるアルミ等の金属膜22(後述)は、省略している。
【0032】
次に、各構成について説明する。
画素1−1は、互いに等間隔で、主走査電荷転送部25に対して平行な方向に配列されている。これらの複数の画素の並びを第1行とする。同様に、第2行の画素1−2は第1行の画素1−1よりも主走査電荷転送部25に近い側において、互いに等間隔で、主走査電荷転送部25に対して平行な方向に配設されている。第3行の画素1−3は、第2行の画素1−2よりも主走査電荷転送部25に近い側において、互いに等間隔で、主走査電荷転送部25に対して平行に配設されている。
すなわち、画素は、行列状に配列されている。
図1では、第1行〜第3行において4つの画素1−1〜1−3が配列(3行4列の行列状に配列)されている様子を示しているが、この数に限定されるものではない。
【0033】
各画素1−1〜1−3は、三原色のいずれかのカラーフィルターを介して光を受けて電子(電荷)を発生する。そして、それを蓄積する。各画素1−1〜1−3は、フォトダイオードに例示される。本実施例(図1)では、各行毎に同じ色になるように三原色のカラーフィルターを各画素1−1〜1−3上に載せたカラーイメージセンサを示している。
【0034】
読出しゲート部としての読出しゲートφSH2−1は、対応する第1行の画素1−1と副走査電荷転送部24とに隣接して配置されている。同様に、読出しゲートφSH2−2は画素1−2と副走査電荷転送部24とに隣接し、読出しゲートφSH2−3は画素1−3と副走査電荷転送部24とに隣接して、それぞれ配置されている。
【0035】
読出しゲートφSH2−1〜2−3は、対応する画素1−1〜1−3に蓄積された電荷を、第1転送信号としての電圧パルスφSHに基づいて、副走査電荷転送部24(後述)へ選択的に転送する。電圧パルスφSHは、各行毎に異なる。また、各素子毎に異なるように設定しても良い。
【0036】
図1では、読出しゲートφSH2−1〜2−3は、画素1−1〜1−3の主走査電荷転送部25(後述)側に隣接して配置されている。ただし、副走査電荷転送部24の側に隣接して配置されていても良い。その場合、各列(第1列〜第3列)同士の間隔が短縮され、画素密度を高くすることが出来る。
【0037】
副走査電荷転送部24は、読出しゲートφSH2−1〜2−3と転送スイッチφTR(後述)とに隣接して配置されている。主走査電荷転送部25に対して垂直な方向(行列の列方向)であって、画素1−1〜画素1−3の各々の近傍へ延びている。主走査電荷転送部25に垂直な方向の一列に並んだ画素1−1〜1−3の一つずつの組に対して、一つの副走査電荷転送部24が対応する。
【0038】
副走査電荷転送部24は、画素1−1〜画素1−3の各々から読出しゲートφSH2−1〜2−3を介して転送された電荷を、電荷転送信号としての電圧パルスφ1及び電圧パルスφ2に基づいて、副走査電荷転送部24の長手方向の主走査電荷転送部25側へ向けて転送する。そして、副走査電荷転送部24の主走査電荷転送部25側の終端部において、その電荷を蓄積する。
副走査電荷転送部24は、第2副電荷転送部としての副走査電荷転送素子5−1〜5−2、及び第1副電荷転送部としての副走査電荷転送素子6−0〜6−2を有する。
【0039】
副走査電荷転送素子5−1〜5−2は、電圧パルスφ2により制御される。第2層ポリシリコン電極4を有する部分と、第1層ポリシリコン電極3を有する部分とを備える。
【0040】
副走査電荷転送素子5−1は、副走査電荷転送素子6−0の電荷を転送され、蓄積し、副走査電荷転送素子6−1へ転送する。同様に、副走査電荷転送素子5−2は、副走査電荷転送素子6−1の電荷を転送され、蓄積し、副走査電荷転送素子6−2へ転送する。
【0041】
同様に、副走査電荷転送素子6−0〜6−2は、電圧パルスφ1により制御される。第2層ポリシリコン電極4を有する部分と、第1層ポリシリコン電極3を有する部分とを備える(ただし、6−0は、第2層ポリシリコン電極4を有する部分を有していない)。
なお、副走査電荷転送素子6−2の第1ポリシリコン電極3を有する部分を副走査終端素子21ともいう。この副走査終端素子21は、その第1層ポリシリコン電極3下のCCD−N型ウェル13が、画素1−1〜1−3から転送される電荷全てを蓄積することが出来るように十分に大きく形成される。
【0042】
副走査電荷転送素子6−0は、画素1−1の電荷を転送され、蓄積し、副走査電荷転送素子5−1へ転送する。副走査電荷転送素子6−1は、画素1−2及び副走査電荷転送素子5−1の電荷を転送され、蓄積し、副走査電荷転送素子5−2へ転送する。副走査電荷転送素子6−2は、画素1−3及び副走査電荷転送素子5−2の電荷を転送され、蓄積し、主走査電荷転送部25へ転送する。
【0043】
副走査電荷転送部24においては、各素子が、読出しゲートφSH2−1に隣接する副走査電荷転送素子6−0/副走査電荷転送素子5−1/読出しゲートφSH2−2に隣接する副走査電荷転送素子6−1/副走査電荷転送素子5−2/読出しゲートφSH2−3に隣接する副走査電荷転送素子6−2の順に配置されている。そして、副走査電荷転送素子6−2は、転送スイッチφTR18(後述)に隣接して配置されている。
そして、副走査電荷転送部24は、電圧パルスφ1及びφ2による2相駆動方式により、電荷を副走査終端素子21へ転送している。
【0044】
転送スイッチ部としての転送スイッチφTR18は、副走査電荷転送部24の副走査電荷転送素子6−2と主走査電荷転送部25とに隣接して配置されている。
転送スイッチφTR18は、第2転送信号としての電圧パルスφTRに基づいて、副走査電荷転送部24の副走査電荷転送素子6−2から主走査電荷転送部25へ電荷を選択的に転送する。
【0045】
主走査電荷転送部25は、複数の副走査電荷転送部24の長手方向に対して垂直な方向へ延びる。すなわち、主走査電荷転送部25の長手方向に対して垂直な方向より、転送スイッチφTR18を介して複数の副走査電荷転送部24からの電荷の転送を受ける。
【0046】
副走査電荷転送部24により転送された電荷を、電圧パルスφ1及び電圧パルスφ2に基づいて、主走査方向(主走査電荷転送部25の長手方向)に走査して電荷−電圧変換を行う。主走査電荷転送部25は、電荷転送を行う第2主電荷転送部としての主走査電荷転送素子7及び第1主電荷転送部としての主走査電荷転送素子8と、転送された電荷について電荷−電圧変換を行う電荷検出部(図示せず)を有する。
主走査電荷転送素子7と主走査電荷転送素子8とは交互に配設されている。そして、電荷検出部は、その終端部に接続されている。
【0047】
主走査電荷転送素子7は、電圧パルスφ1により制御される。第2層ポリシリコン電極4を有する部分と、第1層ポリシリコン電極3を有する部分とを備える。
主走査電荷転送素子7は、一方の側の主走査電荷転送素子8の電荷を転送され、蓄積し、他方の側の主走査電荷転送素子8へ転送する。
【0048】
各主走査電荷転送素子8は、転送スイッチφTR18に隣接している。電圧パルスφ2により制御される。第2層ポリシリコン電極4を有する部分と、第1層ポリシリコン電極3を有する部分とを備える。
主走査電荷転送素子8は、一方の側の主走査電荷転送素子7の電荷を転送され、蓄積し、他方の側の主走査電荷転送素子7へ転送する。また、副走査電荷転送部24の電荷を転送され、蓄積し、他方の側の主走査電荷転送素子7へ転送する。
すなわち、主走査電荷転送部25は、電圧パルスφ1及びφ2による2相駆動方式により、電荷を電荷検出部へ転送している。
【0049】
リセット部の一構成としてのリセットゲートφR17は、副走査電荷転送部24の終端部(副走査電荷転送素子6−2b)とリセットドレイン20とに隣接し配置されている。
リセットゲートφR17は、副走査電荷転送部24の副走査電荷終端素子21(副走査電荷転送素子6−2b)に蓄積された不要な電荷(熱電子、主走査電荷転送部25への電子の読出し後に残った電子など)を、電圧パルスφR17に基づいて、リセットドレイン20へ選択的に排出する。
【0050】
リセット部の一構成としてのリセットドレイン20は、リセットゲートφR17経由で排出された不要な電荷を外部へ排出する。リセットドレイン20は、12Vの電源と配線を通して接続されている。
【0051】
電荷検出部(図示せず)は、主走査電荷転送部25の終端部に接続されている。転送された電荷を電圧信号のような電気信号に変換して出力する。そのような電荷変換部としては、従来知られた手段(例示:フローティングディフュージョン検出器、フローティングゲート検出器)を用いることが出来る。
【0052】
次に、図2(a)を参照して、図1におけるX−X’断面について説明する(図2(b)(c)については後述する)。図2(a)は、図1におけるX−X’断面、すなわち、画素1−1から副走査電荷転送素子6−0への断面の構造を示す図である。ただし、画素1−2又は1−3から副走査電荷転送素子6−1又は6−2への断面は、この図2(a)と同様である。
画素1−1、読出しゲートφSH2−1、副走査電荷転送素子6−0を備え、その周辺をP+型拡散層14が囲んでいる。表面は、パッシベーション膜としての機能を有する全素子を覆う酸化膜10’、及び、画素1−1上部以外の酸化膜10’表面に形成された遮光膜22に覆われている。
【0053】
画素1−1は、読出しゲートφSH2−1と隣接している。P型拡散層11及びN型拡散層12をP型基板9中に備える。
N型拡散層12は、P型基板9の表面において、P型基板9の深さ方向に所定の深さ(膜厚)、P型基板9の表面と平行な方向に所定の面積で設けられている。
P型拡散層11は、P型基板9の表面において、N型拡散層12の表面を覆うように、P型基板9の深さ方向にN型拡散層12よりも薄い膜厚で、P型基板9の表面と平行な方向にN型拡散層12と同じかやや大きい面積で設けられている。
最表面(P型拡散層11の表面)は、ゲート酸化膜としての機能を有する薄膜の酸化膜10に覆われている。
【0054】
画素1−1は、断面構造としてP−N−P型の構造を持つ。そして、P型拡散層11とN型拡散層12とは、入射した光の量に応じた電子(電荷)を発生するフォトダイオードを形成している。発生した電子はN型拡散層12に蓄積される。
【0055】
読出しゲートφSH2−1は、P型基板9上の酸化膜10及び第2層ポリシリコン電極4を備える。
読出しゲートφSH2−1の第2層ポリシリコン電極4は、P型基板9上を覆う酸化膜10上に形成され、ゲート電極として機能する。その一端部は、画素1−1のP型拡散層11端部上の酸化膜10まで延びている。他端部は、副走査電荷転送素子6−0端部まで延び、第2層ポリシリコン電極4と第1層ポリシリコン電極3とを絶縁する酸化膜10’’を介して、副走査電荷転送素子6−0の第1層ポリシリコン電極3の一部を覆っている。
【0056】
読出しゲートφSH2−1は、その第2層ポリシリコン電極4に入力される電圧パルスφSHに基づいて、画素1−1の電荷の転送を制御する。すなわち、電圧パルスφSHがONの場合、読出しゲートφSH2−1でのP型基板9のポテンシャルが高くなり、画素1−1の電荷が、副走査電荷転送素子6−0のCCD−N型ウェル13(後述)へ移動可能となる。
【0057】
副走査電荷転送素子6−0は、第1層ポリシリコン電極3、酸化膜10及びCCD−N型ウェル13を有する。
副走査電荷転送素子6−0のCCD−N型ウェル13は、P型基板9の表面において、P型基板9の深さ方向に所定の深さ(膜厚)、P型基板9の表面と平行な方向に所定の面積で設けられている。
副走査電荷転送素子6−0の第1層ポリシリコン電極3は、ゲート電極の機能を有し、酸化膜10の表面において、所定の膜厚で、CCD−N型ウェル13の表面を覆うように形成される。その一部は、酸化膜10’’を介して読出しゲートφSH2−1の第2層ポリシリコン電極4に覆われている。
【0058】
副走査電荷転送素子6−0は、その第1層ポリシリコン電極3に入力される電圧パルスφ1に基づいて、そのCCD−N型ウェル13のポテンシャルを制御する。すなわち、電圧パルスφ1がONの場合、CCD−N型ウェル13のポテンシャルが高くなり、画素1−1で発生した電荷を、読出しゲートφSH2−1を介して、そのCCD−N型ウェル13において受取り可能となる。
【0059】
なお、本実施例におけるCCD−N型ウェル13は、同一のプロセス(条件)で形成される。特に、各副走査電荷転送素子5、6のCCD−N型ウェル13(第1ウェル)は、それぞれ同一のプロセス(条件)で、一度に一体に形成される。
【0060】
また、本実施例では、第2層ポリシリコン電極4を用いて、画素1−1から副走査電荷転送素子6−0への読出し制御を行っているが、第1層ポリシリコン電極3と第2層ポリシリコン電極4とを全て入れ替えた方法で本発明を実施する事も可能である。
【0061】
次に、図3(a)を参照して、図1におけるY−Y’断面について説明する(図3(b)〜(d)については後述する)。図3(a)は、図1におけるY−Y’断面、すなわち、副走査電荷転送部24−4から主走査電荷転送部25への断面の構造を示す図である。
副走査電荷転送素子6−0、副走査電荷転送素子5−1、副走査電荷転送素子6−1、副走査電荷転送素子5−2、副走査電荷転送素子6−2、転送スイッチφTR18、主走査電荷転送素子8がこの順で並び、隣接して配設されている。表面は、パッシベーション膜としての機能を有する全素子を覆う酸化膜10’、及び、酸化膜10’表面に形成された遮光膜22に覆われている。
【0062】
副走査電荷転送素子6−0の構成は、図2における説明の通りである。
ただし、副走査電荷転送素子6−0の第1層ポリシリコン電極3は、更に、副走査方向(副走査電荷部24の長手方向)において、副走査電荷転送素子5−1側の一端部が、酸化膜10’’を介して副走査電荷転送素子5−1の第2層ポリシリコン電極4に覆われている。
【0063】
副走査電荷転送素子6−0は、画素1−1から転送された電荷をそのCCD−N型ウェル13において蓄積する。そして、電圧パルスφ1がOFFの場合、CCD−N型ウェル13のポテンシャルが低くなり、蓄積した電荷を、副走査電荷転送素子5−1へ転送可能となる。
【0064】
副走査電荷転送素子5−1(、2)は、副走査電荷転送素子6−0(、1)から転送された電荷を副走査電荷転送素子5−1(、2)のN−型ウェル15(後述)を介して第1層ポリシリコン電極3下のCCD−N型ウェル13で受け取り、蓄積する。そして、副走査電荷転送素子6−1(、2)へ転送する。
【0065】
ここで、副走査電荷転送素子5−1(、2)は、第2層ポリシリコン電極4下では、N−型ウェル15とCCD−N型ウェル13と酸化膜10とを有する。
第2層ポリシリコン電極4下のCCD−N型ウェル13は、副走査電荷転送素子6−0のCCD−N型ウェル13と同様である。ただし、その表面がN−型ウェル15で覆われている。
第2層ポリシリコン電極4下のN−型ウェル15は、P型基板9の表面において、そのCCD−N型ウェル13の表面を覆うように、P型基板9の深さ方向にそのCCD−N型ウェル13よりも薄い膜厚で、P型基板9の表面と平行な方向にそのCCD−N型ウェル13と同じかやや大きい面積で設けられている。
第2層ポリシリコン電極4は、酸化膜10上に形成され、ゲート電極の機能を有する。その一端部は、酸化膜10’’を介して副走査電荷転送素子6−0(、1)の第1層ポリシリコン電極3の一端部を覆い、他端部は、酸化膜10’’を介して副走査電荷転送素子5−1(、2)の第1層ポリシリコン電極3の一端部を覆う。
【0066】
本実施例中のN−型ウェル15は、第1層ポリシリコン電極3の電極をマスクとして、P型半導体物質(例えばボロン)を注入する事により、CCD−N型ウェル13よりもポテンシャルが浅くなるようにコントロールされている。そして、N−型ウェル15は、同一のプロセス(条件)で、一度に形成される。
【0067】
副走査電荷転送素子5−1(、2)は、第1層ポリシリコン電極3下では、CCD−N型ウェル13と酸化膜10とを有する。
第1層ポリシリコン電極3下のCCD−N型ウェル13は、副走査電荷転送素子6−0と同様である。
第1層ポリシリコン電極3は、酸化膜10上に形成され、ゲート電極の機能を有する。その一端部は、酸化膜10’’を介して副走査電荷転送素子5−1(、2)の第2層ポリシリコン電極4が覆い、他端部は、酸化膜10’’を介して副走査電荷転送素子6−1(、2)の第2層ポリシリコン電極4が覆っている。
【0068】
副走査電荷転送素子5−1(、2)は、その第2層ポリシリコン電極4及び第1層ポリシリコン電極3に入力される電圧パルスφ2に基づいて、副走査電荷転送素子6−0(、1)の電荷の転送を制御する。すなわち、電圧パルスφ2がONの場合、副走査電荷転送素子5−1(、2)でのN−型ウェル15及びCCD−N型ウェル13のポテンシャルが高くなる。そのため、副走査電荷転送素子6−0(、1)の電荷が、副走査電荷転送素子5−1(、2)のN−型ウェル15のポテンシャル壁を越えて、第1層ポリシリコン電極3下のCCD−N型ウェル13へ移動可能となる。
【0069】
副走査電荷転送素子6−1(、2)は、副走査電荷転送素子5−1(、2)から転送された電荷を副走査電荷転送素子6−1(、2)のN−型ウェル15を介して第1層ポリシリコン電極3下のCCD−N型ウェル13で受け取り、蓄積する。そして、その電荷を副走査電荷転送素子6−1(、主走査電荷転送部25)へ転送する。
【0070】
ここで、副走査電荷転送素子6−1(、2)は、第2層ポリシリコン電極4下では、N−型ウェル15とCCD−N型ウェル13と酸化膜10とを有する。
第2層ポリシリコン電極4下のCCD−N型ウェル13、及び、N−型ウェル15は、副走査電荷転送素子5−1と同様である。
第2層ポリシリコン電極4は、副走査電荷転送素子5−1と同様である。ただし、その一端部は、酸化膜10’’を介して副走査電荷転送素子5−1(、2)の第1層ポリシリコン電極3の一端部を覆い、他端部は、酸化膜10’’を介して副走査電荷転送素子6−1(、2)の第1層ポリシリコン電極3の一端部を覆う。
【0071】
副走査電荷転送素子6−1(、2)は、第1層ポリシリコン電極3下では、CCD−N型ウェル13と酸化膜10とを有する。
第1層ポリシリコン電極3下のCCD−N型ウェル13は、副走査電荷転送素子6−0と同様である。
第1層ポリシリコン電極3は、副走査電荷転送素子6−0と同様である。ただし、その一端部は、酸化膜10’’を介して副走査電荷転送素子6−1(、2)の第2層ポリシリコン電極4が覆い、他端部は、酸化膜10’’を介して副走査電荷転送素子5−2(、転送スイッチφTR18)の第2層ポリシリコン電極4が覆っている。
【0072】
副走査電荷転送素子6−1(、2)は、その第2層ポリシリコン電極4及び第1層ポリシリコン電極3に入力される電圧パルスφ1に基づいて、副走査電荷転送素子5−1(、2)の電荷の転送を制御する。すなわち、電圧パルスφ1がONの場合、副走査電荷転送素子6−1(、2)でのN−型ウェル15及びCCD−N型ウェル13のポテンシャルが高くなる。そのため、副走査電荷転送素子5−1(、2)の電荷が、副走査電荷転送素子6−1(、2)のN−型ウェル15のポンテンシャル壁を超えて、第1層ポリシリコン電極3下のCCD−N型ウェル13へ移動可能となる。
【0073】
また、副走査電荷転送素子6−1(、2)は、副走査電荷転送素子6−0と同様に、その第1層ポリシリコン電極3に入力される電圧パルスφ1に基づいて、そのCCD−N型ウェル13のポテンシャルを制御する。すなわち、電圧パルスφ1がONの場合、CCD−N型ウェル13のポテンシャルが高くなり、画素1−2(、1−3)で発生した電荷を、読出しゲートφSH2−2(、3)を介して、そのCCD−N型ウェル13において受取り可能となる。
そして、副走査電荷転送素子6−1(、2)は、画素1−2(、1−3)から転送された電荷をそのCCD−N型ウェル13において蓄積する。電圧パルスφ1がOFFの場合、CCD−N型ウェル13のポテンシャルが低くなり、蓄積した電荷を、副走査電荷転送素子5−2(、主走査電荷転送素子8)へ転送可能となる。
【0074】
転送スイッチφTR18は、副走査電荷転送素子5−1(、2)の第2層ポリシリコン電極4を有する部分と同様の構造を有する。ただし、転送スイッチφTR18の第2層ポリシリコン電極4の一端部は副走査電荷転送素子6−2の第1層ポリシリコン電極3に、他端部は主走査電荷転送部25の主走査電荷転送素子8の主走査電荷転送素子8の第1層ポリシリコン電極3に、それぞれ酸化膜10’’を介して接続している。
【0075】
転送スイッチφTR18は、その第2層ポリシリコン電極4に入力される電圧パルスφTRに基づいて、副走査電荷転送素子6−2の電荷の転送を制御する。すなわち、電圧パルスφTRがONの場合、転送スイッチφTR18でのN−型ウェル15のポテンシャルが高くなり、副走査電荷転送素子6−2の電荷が、主走査電荷転送素子8のCCD−N型ウェル13へ移動可能となる。
【0076】
走査電荷転送部25の主走査電荷転送素子8の主走査電荷転送素子8は、副走査電荷転送素子5−1(、2)の第1層ポリシリコン電極3を有する部分と同様の構造を有する。ただし、主走査電荷転送素子8の第1層ポリシリコン電極3の一端部は転送スイッチφTR18の第2層ポリシリコン電極4に、酸化膜10’’を介して接続している。
【0077】
主走査電荷転送素子8は、その第1層ポリシリコン電極3に入力される電圧パルスφ2に基づいて、そのCCD−N型ウェル13のポテンシャルを制御する。すなわち、電圧パルスφ2がONの場合、CCD−N型ウェル13のポテンシャルが高くなり、副走査電荷転送素子6−2で蓄積した電荷を、転送スイッチφTR18を介して、そのCCD−N型ウェル13において受取り可能となる。
【0078】
次に、図4(a)を参照して、図1におけるU−U’断面について説明する(図4(b)(c)については後述する)。図4(a)は、図1におけるU−U’断面、すなわち、主走査電荷転送部25の断面の構造を示す図である。
主走査電荷転送素子7、及び、主走査電荷転送素子8を備える(ただし、図中、主走査電荷転送部25のうち、いくつかの主走査電荷転送素子7及び主走査電荷転送素子8を省略している)。
本実施例におけるCCD−N型ウェル13は、同一のプロセス(条件)で形成される。特に、各主走査電荷転送素子7、8の各々のCCD−N型ウェル13(第2ウェル)は、それぞれ同一のプロセス(条件)で、一度に一体に形成される。副走査電荷転送素子5、6のCCD−N型ウェル13と一体に形成されていても良い。その場合には、工程を減らすことが出来る。
表面は、パッシベーション膜としての機能を有する全素子を覆う酸化膜10’’、及び、酸化膜10’表面に形成された遮光膜22に覆われている。
【0079】
主走査電荷転送素子7は、副走査電荷転送素子5−1(、2)と同様の構造を有する。
ただし、主走査電荷転送素子7の第1層ポリシリコン電極3の一端部は、酸化膜10’’を介して主走査電荷転送素子7の第2層ポリシリコン電極4が覆い、他端部は、酸化膜10’’を介して主走査電荷転送素子8の第2層ポリシリコン電極4が覆う。また、第2層ポリシリコン電極4の一端部は、酸化膜10’’を介して主走査電荷転送素子7の第1層ポリシリコン電極3の一端部を覆い、他端部は、酸化膜10’’を介して主走査電荷転送素子8の第1層ポリシリコン電極3の一端部を覆う。
【0080】
主走査電荷転送素子7は、その第2層ポリシリコン電極4及び第1層ポリシリコン電極3に入力される電圧パルスφ1に基づいて、主走査電荷転送素子8の電荷の転送を制御する。すなわち、電圧パルスφ1がONの場合、主走査電荷転送素子7でのN−型ウェル15及びCCD−N型ウェル13のポテンシャルが高くなる。そのため、主走査電荷転送素子8の電荷が、主走査電荷転送素子7のN−型ウェル15の壁を越えて、CCD−N型ウェル13へ移動可能となる。また、電圧パルスφ1がOFFの場合、CCD−N型ウェル13のポテンシャルが低くなり、蓄積した電荷を、主走査電荷転送素子8へ転送可能となる。
【0081】
主走査電荷転送素子8は、副走査電荷転送素子6−1(、2)と同様の構造を有する。
ただし、主走査電荷転送素子8の第1層ポリシリコン電極3の一端部は、酸化膜10’’を介して主走査電荷転送素子8の第2層ポリシリコン電極4が覆い、他端部は、酸化膜10’’を介して主走査電荷転送素子7の第2層ポリシリコン電極4が覆う。また、第2層ポリシリコン電極4の一端部は、酸化膜10’’を介して主走査電荷転送素子8の第1層ポリシリコン電極3の一端部を覆い、他端部は、酸化膜10’’を介して主走査電荷転送素子7の第1層ポリシリコン電極3の一端部を覆う。
【0082】
主走査電荷転送素子8は、その第2層ポリシリコン電極4及び第1層ポリシリコン電極3に入力される電圧パルスφ2に基づいて、主走査電荷転送素子7の電荷の転送を制御する。すなわち、電圧パルスφ2がONの場合、主走査電荷転送素子8でのN−型ウェル15及びCCD−N型ウェル13のポテンシャルが高くなる。そのため、主走査電荷転送素子7の電荷が、主走査電荷転送素子8のN−型ウェル15の壁を越えて、CCD−N型ウェル13へ移動可能となる。また、電圧パルスφ2がOFFの場合、CCD−N型ウェル13のポテンシャルが低くなり、蓄積した電荷を、主走査電荷転送素子7へ転送可能となる。
【0083】
次に、図5(a)を参照して、図1におけるW−W’断面について説明する(図5(b)(c)については後述する)。図5(a)は、図1におけるW−W’断面、すなわち、副走査終端素子21(副走査電荷転送素子6−2の第1層ポリシリコン電極3のある部分)からリセットドレイン20への断面の構造を示す図である。
副走査終端素子21とリセットゲートφR17とリセットドレイン20とを備える。
表面は、パッシベーション膜としての機能を有する全素子を覆う酸化膜10’’、及び、酸化膜10’表面に形成された遮光膜22に覆われている。
【0084】
副走査終端素子21は、副走査電荷転送素子6−2の第1層ポリシリコン電極3のある部分であり、既述の通りである。
【0085】
リセットゲートφR17は、副走査電荷転送素子6−1(、2)の第2層ポリシリコン電極4のある部分と同様の構造を有する。ただし、リセットゲートφR17の第2層ポリシリコン電極4の一端部は副走査終端素子21の第1層ポリシリコン電極3の一端部を覆い、他端部は、酸化膜10’’を介してリセットドレイン20へ延びる。また、副走査終端素子21とリセットゲートφR17のCCD−N型ウェル13同士は互いに接合している(一体である)。
【0086】
リセットゲートφR17は、その第2層ポリシリコン電極4に入力される電圧パルスφRに基づいて、副走査終端素子21の電荷の転送を制御する。すなわち、電圧パルスφRがONの場合、リセットゲートφR17でのN−型ウェル15のポテンシャルが高くなり、副走査終端素子21(副走査電荷転送素子6−2)に蓄積された電荷が、リセットドレイン20へ移動可能となる。
【0087】
リセットドレイン20は、N+型拡散層を含む。
N+型拡散層は、P型基板9の表面において、P型基板9の深さ方向に所定の深さ(膜厚)、P型基板9の表面と平行な方向に所定の面積で設けられている。リセットゲートφR17(N−型ウェル15及びN型拡散層12)に接続している。リセットドレイン20の表面は、酸化膜10及び酸化膜10’に覆われている。
リセットドレイン20は、転送された電荷を接続された電源へ送出する。
【0088】
次に、図6(a)を参照して、図1におけるZ−Z’断面について説明する。
図6(a)は、図1におけるZ−Z’断面、すなわち、画素1−1から読出しゲートφSH2−2への断面の構造を示す図である。ただし、画素1−2から読出しゲートφSH2−3への断面も、この図6(a)と同様である。
画素1−1、読出しゲートφSH2−1、画素1−2、読出しゲートφSH2−2、を備える。
【0089】
画素1−1及び読出しゲートφSH2−1は、既述の通りである。画素1−2及び読出しゲートφSH2−2は、それぞれ画素1−1及び読出しゲートφSH2−1と同様である。
画素1−2と読出しゲートφSH2−1との間(電荷転送素子として使用していない部分)には、P+型拡散層14が設けられ、両者を分離するためのチャネルストッパの役割を果たしている。
【0090】
次に、本発明であるカラーイメージセンサの第1の実施の形態の動作(カラーイメージセンサの駆動方法方法)について、図1〜図5、図7を参照して説明する。ここでは、上記に説明したカラーイメージセンサを用いて、2次元のカラー印刷画像を読み込む場合を例にして説明する。
【0091】
ここで、図7(a)〜(e)は、各電圧パルスのタイミングチャートの一例を示す図である。図7(a)は、電圧パルスφ1、図7(b)は、電圧パルスφ2、図7(c)は、電圧パルスφSH、図7(d)は、電圧パルスφTR、図7(e)は、電圧パルスφRである。ただし、本発明が、このタイミングチャートに制限されるものではない。
【0092】
電圧パルスφ1及び電圧パルスφ2(電荷転送信号)は、副走査方向及び主走査方向に電荷を転送するために、副走査電荷転送部24の各副走査電荷転送素子5、6及び主走査電荷転送部25の各主走査電荷転送素子7、8へ与えられる。
電圧パルスφSH(第1転送信号)は、画素1−1〜1−3の電荷を副走査電荷転送部24へ選択的に読み出すために、読出しゲートφSH2−1〜2−3へ与えられる。
電圧パルスφTR(第2転送信号)は、副走査電荷転送部24から主走査電荷転送部25へ電荷を選択的に読み出すために、転送スイッチφTR18へ与えられる。
電圧パルスφRは、副走査電荷転送部24の終端部に蓄積された不要電荷を選択的に排出するために、リセットゲートφR17へ与えられる。
【0093】
図2(b)、(c)は、それぞれ時間T1、T2(図7参照)、における図2(a)の各位置でのポテンシャルの大きさ及び電荷の蓄積及び移動について示している。
図3(b)〜(d)は、それぞれ時間T3〜T5(図7参照)における図3(a)の各位置でのポテンシャルの大きさ及び電荷の蓄積及び移動について示している。
図4(b)、(c)は、それぞれ時間T6、T7(図7参照)における図4(a)の各位置でのポテンシャルの大きさ及び電荷の蓄積及び移動について示している。
図5(b)、(c)は、それぞれ時間T8、T9(図7参照)における図5(a)の各位置でのポテンシャルの大きさ及び電荷の蓄積及び移動について示している。
それぞれ、縦軸は、ポテンシャルの大きさ、横軸は、各図(a)における位置を示す。
【0094】
次に、カラーイメージセンサの動作について説明する。
なお、ここでは、画素1−1の電荷の流れを例に示して、動作を説明するが、画素1−2〜1−3についても同様に考えることが出来る。
(1)ステップS01
白色光を印刷画像に当てた際の反射光(hν)が、画素1−1へ入射する。画素1−1は、光の入射に伴い電子(電荷)を発生する。
図7(c)及び図2(b)を参照すると、T1の期間は、電圧パルスφSHがOFFの期間(以下、蓄積時間ともいう)である。この期間では、画素1−1で発生する電子(電荷)の量は、入射する光の量に比例して多くなる。発生する電子(電荷)は、画素1−1のN型拡散層12で一時的に蓄積される。その電荷は、図2(b)中、電荷Q1で示している。
【0095】
(2)ステップS02
図7(c)及び図2(c)を参照すると、T2の前後の期間は、電圧パルスφSHがONの期間(以下、読出し時間ともいう)である。この期間では、画素1−1に蓄積された入射光量と蓄積時間の積に比例した電子(電荷)は、副走査電荷転送素子6−0下のCCD−N型ウェル13へ転送され、そこで蓄積される。
図2(c)は、読出しゲートφSH2−1下のP型基板9のポテンシャルが上がり、電荷Q1’(=Q1)が電荷Q2へ転送(矢印)される様子を示している。その際、副走査電荷転送素子6−0下のCCD−N型ウェル13では、電圧パルスφ1のON(図7(a))によりポンテンシャルが上昇し、Q1が移動し易くしなっている。
なお、電圧パルスφSHは、フォトダイオード等が飽和しない範囲の時間でONするようなタイミングに設定されている。
【0096】
(3)ステップS03
図7(a)(b)及び図3(b)〜(d)を参照すると、T3の時点は、電圧パルスφ1にはGND、電圧パルスφ2には一般に5Vの電圧を加えた状態である。T4’の時点で副走査電荷転送素子6−1(φ1:電圧パルスφ1で制御される、以下同じ)下のCCD−N型ウェル13にあった電荷Q2’(=Q2)は、T3の時点で、ポテンシャルの一番高い所である副走査電荷転送素子5−2(φ2:電圧パルスφ2で制御される、以下同じ)下のCCD−N型ウェル13に転送される。そして、電荷Q3として、そこに溜まる。
図3(b)は、副走査電荷転送素子5−2(φ2)下のN−型ウェル15のポテンシャルが下がり、電荷Q2’が副走査電荷転送素子5−2(φ2)下のCCD−N型ウェル13へ転送(矢印)され電荷Q3となる様子を示している。
【0097】
(4)ステップS04
次に、T4の時点では、電圧パルスφ1には5V、電圧パルスφ2にはGNDを加える。T3の時点で副走査電荷転送素子5−2(φ2)下のCCD−N型ウェル13に溜まった電荷Q3’(=Q3)は、T4の時点で、ポテンシャルの一番高い所である副走査電荷転送素子6−2(φ1)下のCCD−N型ウェル13に転送される。そして、電荷Q4として、そこに溜まる。
図3(c)は、副走査電荷転送素子6−2(φ1)のN−型ウェル15のポテンシャルが上がり、電荷Q3’が副走査電荷転送素子6−2(φ1)下のCCD−N型ウェル13へ転送(矢印)され電荷Q4となる様子を示している。
このように、電荷は、T3、T4を繰り返す事により副走査終端素子21(副走査電荷転送素子6−2(φ1))下のCCD−N型ウェル13へ転送される。最終電極下のCCD−N型ウェル13へ転送された後、T3、T4を繰り返したとしても、転送スイッチφTR18の電圧パルスφTR(又は、リセットスイッチφR17の電圧パルスφR)がGNDである限り、電荷は他には転送されず、そこに留まる。
【0098】
(5)ステップS05
図7(a)(b)(d)及び図3(d)を参照すると、T5の時点では、転送スイッチφTR18の電圧パルスφTRを5Vとし、電圧パルスφ2を5V、電圧パルスφ1をGNDとする。T4の時点で副走査電荷転送素子6−2(φ1)下のCCD−N型ウェル13に溜まった電荷Q4’(=Q4)は、T5の時点で、主走査電荷転送素子8(φ2)下へ転送される。そして、電荷Q5として、そこに溜まる。
図3(d)は、転送スイッチφTR18下のN−型ウェル15のポテンシャルが上がり、電荷Q4’が主走査電荷転送素子8(φ2)下のCCD−N型ウェル13にへ転送(矢印)され電荷Q5となる様子を示している。
【0099】
(6)ステップS06
図7(a)(b)及び図4(b)〜(c)を参照すると、T6の時点は、図3(d)のT5の時点を示している。ただし、図3におけるQ5を、図4では、Q6として説明する。
T7の時点において、電圧パルスφ2をGND、電圧パルスφ1を5Vとする。T6の時点で主走査電荷転送素子8(φ2)下のCCD−N型ウェル13へ転送された電子(電荷)Q6(=Q5)は、T7の時点で、主走査電荷転送素子7(φ1)下のCCD−N型ウェル13へ転送される。そして、電荷Q7として、そこに溜まる。
図4(c)は、主走査電荷転送素子7下のN−型ウェル15のポテンシャルが上がり、電荷Q6が主走査電荷転送素子7(φ1)下のCCD−N型ウェル13にへ転送(矢印)され電荷Q7となる様子を示している。
T7に続いて、T6’の時点において、電圧パルスφ2を5V、電圧パルスφ1をGNDとする。T7の時点で主走査電荷転送素子7(φ1)下のCCD−N型ウェル13へ転送された電子(電荷)Q7は、T6’の時点で、主走査電荷転送素子8(φ2)下のCCD−N型ウェル13へ転送される。その様子は、ステップS05の状態を示す図4(b)と同様である。
T6’、T7を繰り返す事により、電荷は主走査方向に転送される。転送された電荷は、本発明の図中には示していないが、電荷検出部において電荷―電圧変換された後、電気信号として使用される。
【0100】
(7)ステップS07
図7(a)(b)(c)(e)及び図5(b)〜(c)を参照すると、T8時点で、副走査終端素子21=副走査電荷転送素子6−2(φ1)下のCCD−N型ウェル13に転送された電荷Q8は、次の電圧パルスφSHの周期には不要である。そのため、副走査終端素子21をGNDにし、T9で電圧パルスφRを5Vとする。そうすると、電荷Q8は、T9の時点で、リセットドレイン20に電荷Q9として排出される。そして、電荷Q9は、電源を介して排出される。
図5(c)は、リセットゲートφR17のポテンシャルが上がり、電荷Q8’(=Q8)がリセットドレイン20へ転送(矢印)され電荷Q9となる様子を示している。
このように、副走査終端素子21=副走査電荷転送素子6−2に転送された電荷が不要な場合は、図5に示したリセットゲートφR17をONにすることにより、その電荷をリセットドレイン20へ排出する事ができる。
【0101】
上記(1)〜(7)のプロセスにより、画素1−1〜1−3で発生した電荷の1周期(φSH)分の収集を実行することが出来る。
【0102】
本実施例では、画素1−1〜1−3の各行(第1行〜第3行)毎に、異なった配色を用いている。ただし、画素1−1〜1−3上の色フィルタの配列を行毎に統一する必要は無く、色フィルタの配列については、任意の方法を選択する事が可能である。
その例を示したのが、図10である。
図10は、本発明のカラーイメージセンサの実施の形態における他の構成を示す平面図である。電圧パルスφSHを、読み出したい画素の読出しゲートφSHへ与えることにより、各画素1−1〜1−3から色別に選択的に電荷を読み出すことが出来る。
画素1−1〜1−3の配色を各行内で異なるようにしている他は、既述の通りなので、その説明を省略する。
【0103】
また、本実施例では、画素1−1〜1−3の3行(第1行〜第3行)の配列についてのみ記載しているが、4行以上の場合でも同様にして実施可能である。例えば、4行目を追加し、その行を白黒の画素とすることも可能である。白黒を追加することにより、白黒画像読み込み時のS/N比を改善することが出来る。
【0104】
本発明により、副走査電荷転送部24のCCD−N型ウェル13内に発生する熱電子(熱雑音)や、画素1−1等で生成したが主走査電荷転送部25中に転送されなかった電子など、副走査終端素子21(副走査電荷転送素子6−2)中に蓄積した不要な電荷を、リセットゲートφR17及びリセットドレイン20の機能により、排出することが可能となる。すなわち、不要な電荷による読み取り誤差の発生を防止することが出来る。
【0105】
また、電荷の読み出しを行う副走査電荷転送部24を、各転送スイッチφTR18のON/OFFで、全副走査電荷転送部24の中から選択することにより、電荷の読み取りを行う画素の数を制御することが出来る。すなわち、読み取りの解像度を自在に制御することが出来る。例えば、解像度を下げた場合、高速処理を実行することが出来る。
同様に、電荷の読み取りを行う画素の数を、各読出しゲートφSH2−1〜2−3のON/OFFで、各行の全画素1−1〜1−3の中から選択することにより、読み取りの解像度を自在に制御することが出来る。
【0106】
また、リセットゲートφR、読出しゲートφSH、転送スイッチφTRの周期を制御することにより、電荷の蓄積時間を制御することが出来る。すなわち、読み取り速度の制御を行うことが出来る。また、読み取る電荷の量(電圧信号の信号量に対応)の大きさを自在に制御することが出来るので、カラーイメージセンサの感度の制御を行なうことが出来る。
【0107】
また、主走査電荷転送部25を一つにすることが出来るので、主走査電荷転送部25が複数ある場合に必要な電荷の読み取りのタイミングに関する処理が不要となり、読み取り精度が向上する。
【0108】
副走査電荷転送素子5、6のクロック(電圧パルスφ1、φ2)は、主走査電荷転送素子7、8のクロック(電圧パルスφ1、φ2)と共通である。すなわち、制御用のクロック(電圧パルス)の種類を増やすことなく、副走査電荷転送部を付加することが出来る。
【0109】
また、リセットゲートφR、読出しゲートφSH、転送スイッチφTRのタイミングを適正に制御することにより、R−G、G−B、RGBのデータを合成した電気信号の取り出しが可能となる。
【0110】
(実施例2)
本発明であるカラーイメージセンサの第2の実施の形態の構成について、図8を参照して説明する。
図8は、本発明であるカラーイメージセンサの第2の実施の形態における構成を示す平面図である。
カラーイメージセンサは、第1行の画素1−1〜第3行の画素1−3、画素1−1に対応する読出しゲートφSH2−1〜画素1−3に対応する読出しゲートφSH2−3、副走査電荷転送部としての蓄積ゲート19、主走査電荷転送部25、リセットゲートφR17、リセットドレイン20及び転送スイッチφTR18を備える。本実施例のカラーイメージセンサは、P型基板上に形成されている。
【0111】
実施例1が複数の副走査電荷転送素子を有する副走査電荷転送部24を用いているのに対して、本実施例は、その代わりに1枚の蓄積ゲート19を用いている点が実施例1と異なる。
1枚の蓄積ゲートにすることにより、複数の副走査電荷転送素子への電圧パルスφ1及び電圧パルスφ2用の配線(複数)を一つにすることが出来る。また、CCD−N型ウェル13の領域が減る(後述)ので、熱電子の発生(熱雑音)を低減することが可能である。
また、電位関係が画素から主走査電荷転送素子に向かって順次高くなるように設定すれば、蓄積ゲートは1枚以上の複数枚で構成する事も可能である。
【0112】
蓄積ゲート19は、主走査線電荷転送部25に垂直な方向の電荷転送を行い、一時的に電荷を蓄積し、電荷を主走査電荷転送部25へ出力する。蓄積ゲート19の転送スイッチφTRの接続された近傍の蓄積ゲート終端部19’に電荷が蓄積される。
転送スイッチφTR18経由で主走査電荷転送部25に接続している。
【0113】
その他の構成は、実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
【0114】
次に、図9(a)を参照して、図8におけるY−Y’断面について説明する(図9(b)については、後述する)。
図9(a)は、図8におけるY−Y’断面、すなわち、蓄積ゲート19から主走査電荷転送部25への断面の構造を示す図である。
蓄積ゲート19、主走査電荷転送素子8、転送スイッチφTR18を有する。表面は、パッシベーション膜としての機能を有する全素子を覆う酸化膜10’、及び、酸化膜10’表面に形成された遮光膜22に覆われている。
【0115】
蓄積ゲート19は、読出しゲートφSH2−1〜2−3と接続する。そして、読出しゲートφSH2−1〜2−3から画素1−1〜1−3で発生した電荷を受け取り、主走査電荷転送部25へ転送する。酸化膜10、第1層ポリシリコン電極3とCCD−N型ウェル13とを有する。
CCD−N型ウェル13は、P型基板9の表面において、P型基板9の深さ方向に所定の深さ(膜厚)、P型基板9の表面と平行な方向に所定の面積で設けられている。ただし、主走査電荷転送部25近傍から読出しゲートφSH2−3の近傍までであり、その部分は、蓄積ゲート終端部19’である。
第1層ポリシリコン電極3は、P型基板9上を覆う酸化膜10の表面において、所定の膜厚で、CCD−N型ウェル13の表面を覆い、かつ、主走査電荷転送部25に対して垂直に、主走査電荷転送部25から離れる方向へ延びるように形成されている。画素1−1、1−2及び1−3の成す行と平行に配置されている。その一端部は、酸化膜10’’を介して転送スイッチφTR18の第2層ポリシリコン電極4が覆っている。
【0116】
その他の構成は、実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
【0117】
次に、本発明であるカラーイメージセンサの第2の実施の形態の動作(カラーイメージセンサの駆動方法)について説明する。
なお、ここでは、画素1−1〜1−3の電荷の流れを例に示して、動作を説明する。
【0118】
図9(b)は、時間T2(図7参照)における図9(a)の各位置でのポテンシャルの大きさ及び電荷の蓄積及び移動について示している。縦軸は、ポテンシャルの大きさ、横軸は、図9(a)における位置を示す。
【0119】
実施例2の動作では、図9(b)に示すように、画素1−1〜1−3から読み出された電荷は、直ぐに転送スイッチφTR18近くの蓄積ゲート19下のCCD−N型ウェル13に溜まる。すなわち、実施例1のステップS03の図3(b)及びステップS04の図3(c)が、図9(b)に対応する。
その際、T2において、電圧パルスφSHがONとなり読出しゲートφSH2−1〜2−3のポテンシャルが高くなり、画素1−1〜1−3に蓄積された電荷が移動可能となる。かつ、電圧パルスφ1(本実施例では、蓄積ゲート19の第1層ポリシリコン電極3には、出圧パルスφ1のみが印加される)がONとなり蓄積ゲート19のポテンシャルが高くなり、蓄積ゲート19が電荷の受け入れの可能な状態になる。そして、電荷が蓄積ゲートへ転送される。
【0120】
蓄積ゲート19に溜まった電荷について、実施例1のステップS05の図3(c)のように転送スイッチφTR18に電圧パルスφTRを加えることにより選択的に主走査電荷転送部25へ転送することが出来る。
又は、溜まった電荷について、実施例1のステップS07の図5(c)のようにリセットゲートφR17に電圧パルスφRを加えることにより選択的にリセット(リセットドレイン20へ排出)することが出来る。
その他の動作は第1の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
【0121】
本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることが出来る。
また、副走査電荷転送部(=蓄積ゲート)の構造が簡単となり、製造歩留まりを向上できる。また、副走査電荷転送部(=蓄積ゲート)のクロック(電圧パルス)を一つに減少することが出来る。
【0122】
【発明の効果】
本発明により、素子中に蓄積した不要な電荷を排出でき、読み取り画像の密度(解像度)の制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるカラーイメージセンサの第1の実施の形態における構成を示す平面図である。
【図2】(a)図1のX−X’断面を示す図である。
(b)時間T1における各部のホ゜テンシャル分布図である。
(c)時間T2における各部のホ゜テンシャル分布図である。
【図3】(a)図1のY−Y’断面を示す図である。
(b)時間T3における各部のホ゜テンシャル分布図である。
(c)時間T4における各部のホ゜テンシャル分布図である。
(d)時間T5における各部のホ゜テンシャル分布図である。
【図4】(a)図1のU−U’断面を示す図である。
(b)時間T6における各部のホ゜テンシャル分布図である。
(c)時間T7における各部のホ゜テンシャル分布図である。
【図5】(a)図1のW−W’断面を示す図である。
(b)時間T8における各部のホ゜テンシャル分布図である。
(c)時間T9における各部のホ゜テンシャル分布図である。
【図6】図1のZ−Z’断面を示す図である。
【図7】(a)〜(e)各電圧パルスのタイミングチャートの一例を示す図である。
【図8】本発明であるカラーイメージセンサの第2の実施の形態における構成を示す平面図である。
【図9】(a)図8のY−Y’断面を示す図である。
(b)動作時における各部のホ゜テンシャル分布図である。
【図10】本発明であるカラーイメージセンサの第1の実施の形態における他の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1−1〜1−3 フォトダイオード
2−1〜2−3 読出しゲート
3 第1層ポリシリコン電極
4 第2層ポリシリコン電極
5−1〜5−2 副走査電荷転送素子
6−1〜6−2 副走査電荷転送素子
7 主走査電荷転送素子
8 主走査電荷転送素子
9 P型基板
10(’、’’) 酸化膜
11 P型拡散層
12 N型拡散層
13 CCD−N型ウェル
14 P+型拡散層
15 N−型ウェル
16 N+型拡散層
17 リセットゲートφR
18 転送スイッチφTR
19 蓄積ゲート
19’ 蓄積ゲート終端部
20 リセットドレイン
21 副走査終端素子

Claims (8)

  1. 行列状に配置され、光の入射により電荷を発生する複数の画素と、
    前記複数の画素に対応して設けられ、対応する画素で発生した前記電荷の転送を制御する複数の読出しゲート部と、
    前記行列の列毎に設けられ、前記複数の読出しゲート部から転送された前記電荷を蓄積し、又は、転送する複数の副走査電荷転送部と、
    前記複数の副走査電荷転送部の前記列方向の終端部に設けられ、前記複数の副走査電荷転送部の対応する副走査電荷転送部の前記電荷の転送を制御する複数の転送スイッチ部と、
    前記複数の転送スイッチ部に隣接して設けられ、前記複数の転送スイッチ部から転送された前記電荷を蓄積し、又は、転送する主走査電荷転送部と、
    前記複数の副走査電荷転送部の前記終端部に設けられ、前記複数の副走査電荷転送部の対応する副走査電荷転送部の前記電荷を排出する複数のリセット部と、
    を具備し、
    前記複数のリセット部の各々は、対応する前記副走査電荷転送部の前記電荷が前記主走査電荷転送部へ転送された後、対応する前記副走査電荷転送部へ前記読み出しゲート部を介して新たな電荷が読み出される直前までの間に、対応する前記副走査電荷転送部に残存する電荷を排出し
    前記複数の副走査電荷転送部の各々は、
    前記列毎の前記複数の読出しゲート部に対応して設けられ、前記電荷を蓄積し、又は転送する複数の第1副電荷転送部と、
    前記複数の第1副電荷転送部の隣り合う2つの間に一個づつ設置され、一方の前記第1副電荷転送部から転送された前記電荷を蓄積し、他方の前記第1副電荷転送部へ転送する一つ又は複数の第2副電荷転送部と
    を具備し、
    前記第1副電荷転送部と前記第2副電荷転送部とは、2相駆動により前記電荷を転送し、
    前記主走査電荷転送部は、
    前記複数の転送スイッチ部に対応して設けられ、前記電荷を蓄積し、又は転送する複数の第1主電荷転送部と、
    前記複数の第1主電荷転送部の隣り合う2つの間に1個づつ設置され、一方の前記第1主電荷転送部から転送された前記電荷を蓄積し、他方の前記第1主電荷転送部へ転送する複数の第2主電荷転送部と
    を具備し、
    前記第2主電荷転送部と前記第1主電荷転送部とは、2相駆動により前記電荷を転送し、
    前記第1副電荷転送部及び前記第2副電荷転送部は、それぞれ前記第2主電荷転送部及び前記第1主電荷転送部と共通の電荷転送信号に基づいて、前記電荷を転送する
    カラーイメージセンサ。
  2. 記複数の第1副電荷転送部の内の前記終端部の前記第1副電荷転送部は、他の前記第1副電荷転送部に比較して、サイズが大きい、
    請求項1に記載のカラーイメージセンサ。
  3. 前記複数のリセット部は、リセットゲートとリセットドレインとを備え、前記リセットドレインは電源に接続されている、
    請求項1に記載のカラーイメージセンサ。
  4. 前記列毎の前記終端部の前記第1副電荷転送部は、前記列の他の前記第1副電荷転送部に比較して、蓄積可能な電荷の量が多い、
    請求項2に記載のカラーイメージセンサ。
  5. 前記列毎の前記終端部の前記第1副電荷転送部は、前記列毎の前記複数の画素が発生する最大の電荷を蓄積可能である、
    請求項2又はに記載のカラーイメージセンサ。
  6. 前記複数の転送スイッチ部により、前記複数の副走査電荷転送部の中から、前記電荷を転送される前記副走査電荷転送部を選択する、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のカラーイメージセンサ。
  7. 前記複数の読出しゲート部の各々により、対応する前記画素で発生する前記電荷の蓄積時間を制御する、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のカラーイメージセンサ。
  8. 前記副走査電荷転送部は、前記電荷を蓄積する第1ウェルを有し、
    前記主走査電荷転送部は、前記電荷を蓄積する第2ウェルを有し、
    前記第1ウェルと前記第2ウェルとは一体である、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のカラーイメージセンサ。
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