JP3367852B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP3367852B2 JP01869997A JP1869997A JP3367852B2 JP 3367852 B2 JP3367852 B2 JP 3367852B2 JP 01869997 A JP01869997 A JP 01869997A JP 1869997 A JP1869997 A JP 1869997A JP 3367852 B2 JP3367852 B2 JP 3367852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置に関
するもので、特にビデオカメラ等に用いられるCCDエ
リアセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にCCDイメージセンサは、画像入
力装置の光電変換素子として広く用いられており、特に
画素をマトリクス上に配置したCCDエリアセンサは、
ビデオカメラ等に用いられている。
【0003】従来のCCDエリアセンサの平面図を図9
に示し、このCCDエリアセンサの画素部を含む領域を
拡大した平面図を図10に示す。この従来のCCDエリ
アセンサはインタライン転送型のエリアセンサであって
図9に示すようにm個の画素列21 ,…2m と、m個の
垂直CCDレジスタ71 ,…7m と、水平CCDレジス
タ10と、出力回路11とを有している。
【0004】各画素列2i (i=1,…m)はn個の感
光画素3i,j (j=1,…n)から構成されている。そ
して、これらのn×mの画素31,1 …3m,n はマトリク
ス状に配列されている。また垂直CCDレジスタ7
i (i=1,…m)は画素列2iに対応して設けられて
おり、画素列2i 内の画素3i,j (j=1,…n)によ
って光電変換された信号電荷を垂直方向(図9上では上
から下)に転送する。
【0005】水平CCDレジスタ10は垂直CCDレジ
スタ71 ,…7m から送られた信号電荷を水平方向(図
9上では右から左)に転送する。また出力回路は例えば
ソースフォロワ回路等から構成され、水平レジスタから
送られてくる信号電荷を電圧信号に変換して外部に出力
する。
【0006】同一行(例えばj行)の画素31,j ,…3
m,j で発生した信号電荷は所定の期間後、対応する垂直
CCDレジスタ71 ,…7m に同時に移され、垂直転送
され、同時に水平CCDレジスタ10に送られる。そし
て順次出力回路11に転送され、出力信号に変換されて
外部に出力される。
【0007】なお、垂直CCDレジスタ7i (i=1,
…m)を駆動する転送電極は図10に示すように各画素
行に対して2個の転送電極が設けられている。すなわ
ち、第i行の画素3i,1 ,…3i,m に対して1層目のポ
リシリコン電極8i と2層目のポリシリコン電極9i
が設けられている。
【0008】電極8i に高レベルの電圧を印加し、第i
行の画素3i,1 ,…3i,m の信号電荷を対応する垂直C
CDレジスタ71 ,…7m に各々移し、次に電極8i
iに4相パルスを印加し信号電荷を転送する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年CCD
エリアセンサは高解像度化や素子面積の縮小化に伴い、
画素ピッチの縮小化が益々必要となってきている。しか
し、上述の従来の固体撮像装置においては、感光領域
(画素列と垂直CCDレジスタを含む領域)内で垂直C
CDレジスタの占める面積が大きく、画素の開口面積が
小さくなるという問題がある。このため感度が低下した
り、垂直CCDレジスタのスミアが増加する等の問題が
あった。
【0010】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、画素ピッチが小さくなっても画素の開口面積
が小さくなるのを可及的に防止することのできる固体撮
像装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像装
置の第1の態様は、マトリクス状に配列された複数の感
光画素と、前記複数の感光画素を、隣接する3個の第1
乃至第3の感光画素列を1組として分けたとき、各組の
第2の感光画素列と第3の感光画素列との間に配置され
て前記第2および第3の感光画素列の感光画素から信号
電荷を受取り、列方向に転送する垂直転送部と、前記各
組の第1の感光画素列と第2の感光画素列との間に配置
されて前記第1の感光画素列の感光画素から前記第2の
感光画素列の同じ行の感光画素へ信号電荷を移送する画
素間電極と、を備えていることを特徴とする。
【0012】また本発明による固体撮像装置の第2の態
様は、第1の態様の固体撮像装置において、前記垂直転
送部は各感光画素行に対して2つの隣接する第1および
第2の転送電極を有していることを特徴とする。
【0013】また本発明による固体撮像装置の第3の態
様は、第2の態様の固体撮像装置において、前記第2の
感光画素列の感光画素で発生した信号電荷は前記第1の
転送電極によって前記垂直転送部に移され、前記第3の
感光画素列の感光画素で発生した信号電荷は前記第2の
転送電極によって前記垂直転送部に移されることを特徴
とする。
【0014】また本発明による固体撮像装置の第4の態
様は、第2または第3の態様の固体撮像装置において、
前記画素間電極は、各感光画素行に対して設けられた移
送電極を有しており、各移送電極は同じ感光画素行の第
2の転送電極と同一の電圧が印加されることを特徴とす
る。
【0015】また本発明による固体撮像装置の第5の態
様は、第4の態様の固体撮像装置において、前記移送電
極の各々は、同じ感光画素行の第2の転送電極と共通に
接続されていることを特徴とする。
【0016】また本発明による固体撮像装置の第6の態
様は、第1乃至第5の態様のいずれかの固体撮像装置に
おいて、前記第1乃至第3の感光画素列上には色フィル
タが形成されており、前記第1の感光画素列上の色フィ
ルタは他の感光画素列上の色フィルタに比べ長波長光に
対して感度が高いことを特徴とする。
【0017】また本発明による固体撮像装置の第7の態
様は、第1乃至第6の態様のいずれかの固体撮像装置に
おいて、前記感光画素は各々、信号電荷を蓄積する半導
体領域を有し、前記第1の感光画素列の感光画素の半導
体領域の電位は前記第2の感光画素列の感光画素の半導
体領域の電位よりも低いことを特徴とする。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による固体撮像装置の第1
の実施の形態を図1乃至図5を参照して説明する。図1
は第1の実施の形態の固体撮像装置の平面図、図2はこ
の第1の実施の形態の固体撮像装置の画素部を含む領域
を拡大した平面図、図3(a)及び図3(b)は図2に
示す切断線X−X′で切断した場合の断面図及びこの断
面における電位分布図、図4は、第1の実施の形態の固
体撮像装置の第1行目の画素から信号電荷を読出すパル
スの波形図、図5は図4に示すパルスが印加されたとき
の信号電荷の転送を説明する説明図である。
【0020】この実施の形態の固体撮像装置は、インタ
ライン転送型のCCDエリアセンサであって、隣接する
3個の画素列23i-2,23i-1,23i(i=1,2,…)
を第i組とした場合に各組に対して1個の垂直CCDレ
ジスタ7i が設けられた構造を有している(図1参
照)。第i(i=1,2,…)組の第2番目の画素列2
3i -1と第3番目の画素列23iとの間に垂直CCDレジス
タ7i が設けられ、第1番目の画素列23i-2と第2番目
の画素列23i-1との間には画素間電極5i が設けられて
いる。
【0021】なお、各画素列2k (k=1,…m)はn
個の画素3k,1 ,…3k,n を有しており、これらのm・
n個の画素はマトリクス状に配列されている。また垂直
CCDレジスタ71 ,72 …の最終段に接続するように
水平CCDレジスタ10が設けられ、この水平CCDレ
ジスタ10の出力端には、例えばソースフォロア回路か
らなる出力回路11が設けられている。また、画素列に
平行に読出しパルス発生回路12が設けられている。
【0022】図2に示すように、各垂直CCDレジスタ
i (i=1,…)の第j段(j=1,…n)の転送電
極は例えば第1層ポリシリコンからなる転送電極8
j と、例えば第2層ポリシリコンからなる転送電極9j
とを備えている。したがって各垂直CCDレジスタ7i
(i=1,…)は2n段の転送電極を有していることに
なる。また、各画素間電極5i はn段の移送電極
i,1 ,…5i,n からなっており、第j段(j=1,…
n)の移送電極51,j ,52,j ,…は、第j段の転送電
極9j に接続されている。
【0023】第j段(j=1,…n)の移送電極5i,j
(i=1,…)は第i組の第1番目の画素列23i-2内の
j段目の画素33i-2,j下の信号電荷を、第2番目の画素
列23i-1内のj段目の画素33i-1,j下に移送する。例え
ば移送電極51,1 は画素31, 1 下の信号電荷を画素3
2,1 下に移送する(図2参照)。
【0024】一方、第j段(j=1,…n)の転送電極
j は各組の2番目の画素列23i-1(i=1,…)内の
j段目の画素33i-1,j下の信号電荷を、垂直CCDレジ
スタ7i の2j−1番目の転送段7i,2j-1に読出す。例
えば図2に示すように転送電極81 は画素32,1 下の信
号電荷を垂直CCDレジスタ71 の1番目の転送段71,
1 に読み出し、画素35,1 下の信号電荷を垂直CCDレ
シズタ72 の1番目の転送段72,1 に読出す。
【0025】第j段(j=1,…n)の転送電極9j
各組の3番目の画素列23i(i=1,…)内のj段目の
画素33i,j下の信号電荷を、垂直CCDレジスタ7i
2j番目の転送段7i,2jに読出す。例えば図2に示すよ
うに転送電極91 は画素33, 1 下の信号電荷を垂直CC
Dレジスタ71 の2番目の転送段71,2 に読み出し、画
素36,1 下の信号電荷を垂直CCDレジスタ72 の2番
目の転送段72,2 に読出す。
【0026】また、この実施の形態の固体撮像装置に係
る画素及び垂直レジスタの各転送段は、図3(a)に示
すように半導体基板のP型領域20に形成されている。
各画素3i,j (i=1,…n,j=1,…m)はP型領
域20に形成されたN型領域22i,j と、このN型領域
を覆うP型領域23とから構成される。また垂直CCD
レジスタ7i (i=1,…)は、転送電極8j ,9
j (j=1,…n)と、これらの電極下のP型領域20
に形成されたN型領域25i とからなる埋め込みチャネ
ル構造となっている。各画素列2i (i=1,…)上に
は透明な絶縁膜27を介して色フィルタ29i 及び集光
レンズ30i 設けられている。例えば、図3に示すよう
に第1組の画素列21 ,22 ,23 のうち1番目の画素
列21 上には赤色フィルタ291 が、2番目の画素列2
2 上には緑色フィルタ292 が、3番目の画素列23
には青色フィルタ293 が形成されている。
【0027】したがって、1番目の画素列21 が2番目
および3番目の画素列22 ,23 に比べて最も長波長光
に対して感度が高くなるように色フィルタ291 ,29
2 ,293 は配列されていることになる。また、赤色フ
ィルタ291 ,緑色フィルタ292 ,および青色フィル
タ293 上には絶縁膜27を介して集光レンズ301
302 ,303 が各々設けられている。
【0028】次にこの実施の形態の固体撮像装置の動作
を説明する。駆動パルスφ1,2i-1は奇数段の転送電極8
1 ,83 ,…に印加されるパルスであり、駆動パルスφ
2,2i-1は奇数段の転送電極91 ,93 ,…に印加される
パルスであり、駆動パルスφ3,2iは偶数段の転送電極8
2 ,84 ,…に印加されるパルスであり、駆動パルスφ
4,2iは偶数段の転送電極92 ,94 ,…に印加されるパ
ルスである。なお、図4に示すパルスは第1行目の画素
を読出すパルスの例を示している。
【0029】図2、図3、図4、図5を参照して第1組
の画素列21 ,22 ,23 の1行目の3個の画素
1,1 ,32,1 ,33,1 下の信号電荷が読出される動作
を説明する。まず時刻t1 において、駆動パルスφ1,1
がレベルV1からレベルV2になると(図4参照)、転
送電極81 下のN型領域222,1 とN型領域251 との
間の領域のポテンシャルが高くなり(図3参照)、画素
2,1 下のN型領域222,1に蓄積されていた信号電荷
が垂直CCDレジスタ71 のN型領域251 の転送段7
1,1 に転送される(図2,図3,図5参照)。この転送
は駆動パルスφ1 ′がレベルV1になる時刻t2 まで、
すなわち期間T1 (=t2 −t1 )の間に行われる。こ
の期間T1 の間では、他の駆動パルスφ1,3 ,φ2,3
φ2,1 ,φ3,2,φ4,2 はレベルV1またはV0である
ので1行目の3個の画素31,1 ,32,1,33,1 のうち
画素32,1 のみから信号電荷の読出しが行われる。
【0030】時刻t2 から時刻t3 (駆動パルスφ1,1
がレベルV0になる時刻)の間では、駆動パルス
φ1,1 ,φ2,1 ,φ3,2 はレベルV1であるので(図4
参照)、画素32,1 から読出された信号電荷は、転送段
1,1 ,71,2 ,71,3 下のN型領域251 に渡って存
在している(図5参照)。
【0031】時刻t4 になると駆動パルスφ2,1 がレベ
ルV0になるので、時刻t3 から時刻t4 の間では、画
素32,1 から読出された信号電荷は転送段71,2 ,7
1,3 下のN型領域251 に存在する(図5参照)。
【0032】時刻t5 になると駆動パルスφ3,2 がレベ
ルV0になるとともに時刻t4 と時刻t5 との間で駆動
パルスφ4,2 がレベルV0からレベルV1に変化する。
このため時刻t4 から駆動パルスφ4,2 がV1になるま
では上記読出された信号電荷は転送段71,3 下のN型領
域251 に存在し、駆動パルスφ4,2 がレベルV1にな
ってから時刻t5 までの間では、上記読出された信号電
荷は転送段71,3 ,71,4 下のN型領域251 に存在す
る。
【0033】時刻t5 を経過すると駆動パルスφ1,3
φ2,3 が順次、レベルV1になり、時刻t6 に駆動パル
スφ4,2 がレベルV0になる(図4参照)。このため、
時刻t5 から駆動パルスφ1,3 がレベルV1になるまで
は上記読出された信号電荷は、転送段71,4 下のN型領
域251 に存在し(図5参照)、駆動パルスφ1,3 ,φ
1,1 がレベルV1になってから駆動パルスφ2,3 がレベ
ルV1になるまでは、上記読出された信号電荷は、転送
段71,4 ,71,5 下のN型領域251 に存在する(図5
参照)。また駆動パルスφ2,3 ,φ2,1 がレベルV1に
なってから時刻t6 の間では上記信号電荷は転送段7
1,4 ,71,5 ,71,6 下のN型領域251に存在する
(図5参照)。
【0034】時刻t6 を経過すると、駆動パルスφ3,2
がレベルV0からレベルV1に変化し、時刻t7 になる
と駆動パルスφ2,1 がレベルV1からレベルV2に変化
する(図4参照)。このため、時刻t6 から駆動パルス
φ3,2 がレベルV1になるまでは、上記信号電荷は転送
段71,5 ,71,6 下のN型領域251 に存在し(図5参
照)、その後から時刻t7 になるまでは、上記信号電荷
は転送段71,5 ,71, 6 ,71,7 下のN型領域に存在す
る(図5参照)。
【0035】時刻t7 から時刻t8 の間、すなわち期間
T2(=t8 −t7 )の間では駆動パルスφ2,1 のみが
レベルV2となる(図4参照)。このため、画素32,1
から読出された信号電荷は転送段71,5 ,71,6 ,7
1,7 下のN型領域に存在する(図5参照)。このとき、
画素33,1 下の信号電荷が転送段71,2 下のN型領域2
1 に読出されるとともに、移送電極51,1 にもレベル
V2の電圧が印加されているため、画素31,1 下の信号
電荷は画素32,1 下に移送される(図2,図3,図5参
照)。
【0036】時刻t8 が経過すると、駆動パルス
φ1,3 ,φ1,1 がレベルV1からレベルV0に変化し、
その後時刻t9 で駆動パルスφ2,3 ,φ2,1 がレベルV
1からレベルV0に変化する(図4参照)。このため、
時刻t8 から駆動パルスφ1,3 ,φ1,1 がレベルV0に
なるまでの間では、画素32,1 から読出された信号電荷
は転送段71,5 ,71,6 ,71,7 下のN型領域251
存在し、画素33,1 から読出された信号電荷は転送段7
1,1 ,71,2 ,71,3 下のN型領域251 に存在する
(図5参照)。また駆動パルスφ1,3 ,φ1,1 がレベル
V0になってから時刻t9 までの間では、画素32,1
ら読出された信号電荷は転送段71,6 ,71,7 下のN型
領域251 に存在し、画素331から読出された信号電荷
は転送段71,2 ,71,3 下のN型領域251 に存在する
(図5参照)。
【0037】時刻t9 を経過すると、駆動パルスφ4,2
がレベルV0からレベルV1になり、その後、時刻t10
で駆動パルスφ3,2 がレベルV0になる(図4参照)。
このため、時刻t9 から駆動パルスφ4,2 がレベルV1
になるまでの間では、画素32,1 から読出された信号電
荷は転送段71,7 下のN型領域251 に存在し、画素3
3,1 から読出された信号電荷は転送段71,3 下のN型領
域251 に存在する(図5参照)。そして駆動パルスφ
4,2 がレベルV1になってから時刻t10の間では、画素
2,1 から読出された信号電荷は転送段71,7 ,71,8
下のN型領域251 に存在し、画素33,1 から読出され
た信号電荷は、転送段71,3 ,71,4 下のN型領域25
1 に存在する。
【0038】時刻t10から、駆動パルスφ4 がレベルV
0に変化する時刻t11までの間に駆動パルスφ1,3 ,φ
1,1 ,φ2,3 ,φ2,1 が順次レベルV0からレベルV1
に変化する(図4参照)。このため、時刻t10から時刻
11までの間では、図5に示すように、画素32,1 から
読出された信号電荷は転送段71,8 ,転送段71,9 ,ま
たは転送段71,10下のN型領域251 に存在し、画素3
3,1 から読出された信号電荷は転送段71,4 ,転送段7
1,5 ,または転送段71,6 下のN型領域に存在する。
【0039】時刻t11から、駆動パルスφ1,1 がレベル
V2になる時刻t12までの間に駆動パルスφ3,2 がレベ
ルV0からレベルV1に変化する(図4参照)。このた
め、時刻t11から時刻t12までの間では、図5に示すよ
うに画素32,1 から読出された信号電荷は転送段
1,9 ,転送段71,10,または転送段71,11下のN型領
域251 に存在し、画素33,1 から読出された信号電荷
は転送段71,5 ,転送段71, 6 ,または転送段71,7
のN型領域251 に存在する。
【0040】時刻t12から時刻t13の間、すなわち期間
T3(=t13−t12)の間では、駆動パルスφ1,1 のみ
がレベルV2であるから、画素32,1 から読出された信
号電荷は転送段71,9 ,71,10,71,11下のN型領域2
1 に存在し、画素33,1 から読出された信号電荷は転
送段71,5 ,71,6 ,71,7 下のN型領域251 に存在
する。このとき、画素32,1 に存在していた画素31,1
から読出された信号電荷は、転送段711下のN型領域2
1 に読出される(図2,図3,図5参照)。
【0041】図4に示す期間T4以降は、画素32,1
3,1 ,31,1 から読出された信号電荷は、順次、垂直
CCDレジスタ71 内を転送され、水平CCDレジスタ
10に送られる。そして水平CCDレジスタ10から出
力回路11を介して外部に転送される。
【0042】以上においては、第1組の画素列21 ,2
2 ,23 の第1行の画素31,1 ,32,1 ,33,1 の信号
電荷の読出しについて説明したが、他の組の画素列2
3i-2,23i-1,23i(i=2,…)の第1行の3個の画
素の信号電荷の読出しも第1組の画素列の第1行の画素
の信号電荷の読出しと同期して同様に行われる。
【0043】そして第1行の画素の信号電荷の読出しが
行われて水平CCDレジスタに転送された後、他の行例
えば第2行の画素の信号電荷の読出しが行われる。第2
行の信号電荷を読み出す場合は、駆動パルスφ3,2 に、
図4のφ1,2 のような3値パルスを印加する。
【0044】このような各行の読出しは、例えば水平ブ
ランキング期間で行う。
【0045】以上説明したように本実施の形態の固体撮
像装置によれば、垂直CCDレジスタ7i (i=1,
…)は3画素列に対して1個設ければ良く、また垂直C
CDレジスタよりも小さくすることが可能な画素列間電
極5i (i=1…)も3画素列に対して1個設ければ良
い。これにより画素ピッチが小さくなっても従来の場合
に比べて画素の面積を広くすることが可能となり、感度
を高めることができる。
【0046】なお、上記実施の形態においては、図3
(a)から分かるようにP型領域の、移送電極51 下の
領域のしきい値は、転送電極81 下の領域のしきい値よ
り大きくなるように形成されている。
【0047】次に本発明による固体撮像装置の第2の実
施の形態を図6,図7を参照して説明する。この第2の
実施の形態の固体撮像装置は、第1の実施の形態の固体
撮像装置と同じ構造を有しており、信号電荷を読出すと
きのパルス波形が図4に示す第1の実施の形態のパルス
波形と異なっている。この第2の実施の形態の固体撮像
装置の第1行目の画素の信号電荷を読出すときのパルス
波形を図6に示し、この図6に示すパルスが印加された
ときの転送段における信号電荷の存在範囲を図7に示
す。
【0048】図6から分かるようにこの第2の実施の形
態の固体撮像装置を駆動するパルスは、第1組の第1行
の2番目の画素32,1 から信号電荷を転送段71,1 に読
出す期間T1と、第1組の第1行の3番目の画素33,1
から信号電荷を転送段71,2に読出す期間T2との間
に、レベルV1となるパルス60が駆動パルスφ1,1
φ2,1 ,φ3,2 ,φ4,2 に設けられている。第1の実施
の形態に用いられる駆動パルスには上述のパルス60は
存在しない。
【0049】このため、第1の実施の形態においては、
図5に示すように画素33,1 から信号電荷を読出したと
き(時刻t7 〜t8 の間)には、画素32,1 から読出さ
れた信号電荷は転送段71,5 ,71,6 ,71,7 に存在し
ているのに対して第2の実施の形態においてはこのとき
(時刻t10〜t11の間)図7に示すように転送段
1, 10,71,11,71,12に存在することになる。
【0050】したがって、この第2の実施の形態のほう
が第1の実施の形態に比べて、先に読出された信号電荷
を次の信号電荷の読出しまでに遠くの転送段に転送する
ことが可能となり、最大転送可能電荷量を大きくするこ
とができる。すなわち、図7に示す時刻t10で、信号電
荷のある転送段71,2 と、転送段71,10、71,11の間に
ある電極を、どちらかの信号電荷を蓄積することに利用
できる。この第2の実施の形態も第1の実施の形態と同
様の効果を奏することは言うまでもない。
【0051】なお、第2の実施の形態においては、期間
T2と期間T3の間、すなわち画素33,1 の信号電荷の
読出し期間と画素31,1 の信号電荷の読出し期との間に
も図6に示すように上述のレベルV1となるパルス60
が設けられている。
【0052】次に本発明による固体撮像装置の第3の実
施の形態を図8を参照して説明する。図8(a)は第3
の実施の形態の固体撮像装置の断面図であり、図8
(b)はこの断面におけるポテンシャル分布を示す図で
ある。この第3の実施の形態の固体撮像装置は、第1の
実施の形態の固体撮像装置において、図8に示すように
画素間電極5i (i=1,…)の両側に設けられた画
素、例えば画素31,1 および32,1 のN型領域221,1
および222,1 の濃度を同一にして画素31,1 および3
2,1 下の電位を同じにするとともに、P型領域の画素間
電極5i (i=1,…)下の領域のしきい値を調整する
ことにより電荷逆流防止のための電位差を設けた構造と
したものである。
【0053】このようにすることにより、画素の電位が
同じでも画素311の信号電荷を画素32,1 に移送すると
き(期間T2のとき)に、信号電荷が画素32,1 から画
素31,1 に逆流するのを防止できる。
【0054】この第3の実施の形態の固体撮像装置を駆
動するパルスとしては図4または図6に示すパルスを用
いることが可能である。
【0055】この第3の実施の形態の固体撮像装置も第
1の実施の形態と同様の効果を有することは云うまでも
ない。
【0056】上述の第1乃至第3の実施の形態において
は、画素間電極5i (i=1,…)と転送電極9j (j
=1,…)とが一体となる構造であったが、分離して別
電極としても良い。
【0057】また、上述の第1乃至第3の実施の形態に
おいては、転送電極は2層構造であったが、3層以上の
多層構造や単層構造であっても良い。
【0058】また上述の第1乃至第3の実施の形態にお
いては、CCDレジスタ7i (i=1,…)への光の漏
れ込みを軽減するために、長波長光が入射する赤フィル
タ画素列21 ,24 ,…をCCDレジスタ7i (i=
1,…)から最も遠く離した構造となっている。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、画
素ピッチが小さくなっても画素の開口面積が小さくなる
のを可及的に防止することが可能となり、感度を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体撮像装置の第1の実施の形態
の平面図。
【図2】第1の実施の形態の画素部を含む領域を示す平
面図。
【図3】第1の実施の形態の構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態に用いられる駆動パルスの波
形図。
【図5】図4に示すパルスが印加されたときの第1の実
施の形態にかかる転送段下の信号電荷の転送を説明する
説明図。
【図6】第2の実施の形態に用いられる駆動パルスの波
形図。
【図7】図6に示すパルスが印加されたときの第2の実
施の形態にかかる転送段下の信号電荷の転送を説明する
説明図。
【図8】第3の実施の形態の構成を示す図。
【図9】従来の固体撮像装置の平面図。
【図10】従来の固体撮像装置の画素部を含む領域の平
面図。
【符号の説明】
i (i=1,…m) 画素列 3i,j (i=1,…m,j=1,…n) 画素 5i (i=1,…) 画素間電極 5i,j (i=1,…,j=1,…n) 移送電極 7i (i=1,…) 垂直CCDレジスタ 7i,j (i=1,…j=1,…2n) 転送段 8i (i=1,…n) 転送電極 9i (i=1,…n) 転送電極 10 水平CCDレジスタ 11 出力回路 12 読出しパルス生成回路 20 P型領域 22i,j (i=1,m,j=1,…n) N型領域 23 P型層 27 透明絶縁膜 29i (i=1,…m) 色フィルタ 30i (i=1,…m) 集光レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/148 H04N 5/335

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス状に配列された複数の感光画素
    と、 前記複数の感光画素を、隣接する3個の第1乃至第3の
    感光画素列を1組として分けたとき、各組の第2の感光
    画素列と第3の感光画素列との間に配置されて前記第2
    および第3の感光画素列の感光画素から信号電荷を受取
    り、列方向に転送する垂直転送部と、 前記各組の第1の感光画素列と第2の感光画素列との間
    に配置されて前記第1の感光画素列の感光画素から前記
    第2の感光画素列の同じ行の感光画素へ信号電荷を移送
    する画素間電極と、 を備えていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】前記垂直転送部は各感光画素行に対して2
    つの隣接する第1および第2の転送電極を有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】前記第2の感光画素列の感光画素で発生し
    た信号電荷は前記第1の転送電極によって前記垂直転送
    部に移され、前記第3の感光画素列の感光画素で発生し
    た信号電荷は前記第2の転送電極によって前記垂直転送
    部に移されることを特徴とする請求項2記載の固体撮像
    装置。
  4. 【請求項4】前記画素間電極は、各感光画素行に対して
    設けられた移送電極を有しており、各移送電極は同じ感
    光画素行の第2の転送電極と同一の電圧が印加されるこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】前記移送電極の各々は、同じ感光画素行の
    第2の転送電極と共通に接続されていることを特徴とす
    る請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】前記第1乃至第3の感光画素列上には色フ
    ィルタが形成されており、前記第1の感光画素列上の色
    フィルタは他の感光画素列上の色フィルタに比べ長波長
    光に対して感度が高いことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】前記感光画素は各々、信号電荷を蓄積する
    半導体領域を有し、前記第1の感光画素列の感光画素の
    半導体領域の電位は前記第2の感光画素列の感光画素の
    半導体領域の電位よりも低いことを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかに記載の固体撮像装置。
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