JP4236838B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、遮断装置等の開閉装置に関し、特に固定接点又は可動接点の電圧を測定する電圧センサを備えた開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
開閉装置は、電路を開閉して電力の供給あるいは停止を行うための装置である。この開閉装置は、遮断装置、断路器あるいは接触装置等のように目的に応じてさまざまな機器に分類される。例えば、遮断装置は、変圧器等の負荷に短絡等の故障が発生した場合に、同一系統内の他の負荷に悪影響が及ばないようにその故障した負荷を系統から切り離す等の目的に用いられる装置である。この遮断装置は、負荷を実際に系統から切り離す動作を行う遮断器と、電圧センサ及び不足電圧保護継電器等のように系統内の異常を検知して遮断器に動作信号を送る保護機器とを有している。
【0003】
図4は、従来の遮断装置の構成を示す要部断面図である。図4において、遮断装置100は、電路を開閉する固定接点101及び可動接点102を有した遮断器103と、固定接点101から延出した固定引出ロッド104に接触子105及び接続導体106を介して電気的に接続された第1抵抗部107を有した電圧センサ108とを備えている。
【0004】
遮断器103は、可動接点102から延出し駆動機構109に接続された可動ロッド110を有している。可動ロッド110は、駆動機構109により可動接点102とともに往復移動するようになっており、この往復移動により固定接点101及び可動接点102が互いに接離するようになっている。この可動ロッド110は、母線111に電気的に接続された接触摺動部材112に接触摺動するようになっている。また、遮断器103は、仕切り壁113に支持固定されている。
【0005】
図5は、電圧センサ108の構成を示す概略断面図である。
図4及び図5において、電圧センサ108は、接続導体106に一端部107aが接続された棒状の第1抵抗部107を有している。第1抵抗部107の他端部107bには、測定側電極114が電気的に接続されており、接地された第2抵抗部(図示しない)がこの測定側電極114に電気的に接続されている。この電圧センサ108は、第2抵抗部に印加される電圧を測定することにより、固定引出ロッド104に印加される対地間電圧を測定する。また、接続導体106には接触子105が所定の接触圧力で接触しており、固定引出ロッド104と接続導体106との導通を確保している。接続導体106はまた、負荷側取付部106aを有しており、この負荷側取付部106aが動力機械等の負荷に電気的に接続された負荷側引出線122に接続されている。さらに、接続導体106及び第1抵抗部107は、第1抵抗部107に密着しないようにエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂115により覆われて成形され高圧抵抗器116を構成している。第1抵抗部107は温度係数の小さい抵抗であるので、第1抵抗部107と周囲の熱硬化性樹脂115との間に緩衝材117を充填して、熱硬化性樹脂115による圧縮歪みで第1抵抗部107の温度係数が変化することを防止している。なお、測定側電極114は、第1抵抗部107の他端部107b側に設けられた蓋部118に貫装されている。また、電界緩和のために第1抵抗部107の一端部107a及び他端部107bのそれぞれに、熱硬化性樹脂115内で第1抵抗部107の周囲を覆う遮蔽電極119及び120が、第1抵抗部107の一端部107a及び他端部107bそれぞれに取り付けられている。この高圧抵抗器116は、固定壁121に支持固定されている。
【0006】
遮断装置100はまた、電圧センサ108に電気的に接続された不足電圧継電器等の保護継電器(図示しない)を備えている。この保護継電器は、駆動機構109にも電気的に接続されている。この保護継電器は、電圧センサ108からの電圧信号の大きさが所定の範囲内にない場合に駆動機構109に動作信号を出力するようになっている。
【0007】
このような構成の遮断装置100は、負荷等に短絡等の故障が発生した場合、以下のように動作して故障した部分を系統から切り離す。
負荷等に短絡等の故障が発生すると、その負荷等が接続されている系統内で電圧が大きく変化する。電圧センサ108は、常に固定引出ロッド104に印加される電圧を測定しているので、この電圧の変化も測定されて電圧信号として保護継電器に出力される。保護継電器は、この電圧の変化が所定の範囲内にないと判断すると動作信号を駆動機構109に出力する。この動作信号の出力により駆動機構109が動作し、可動ロッド110が移動して固定接点101と可動接点102とが切り離される。この動作により、故障した負荷等が系統から切り離される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この遮断装置100は、高圧抵抗器116を支持固定する専用の固定壁121を必要とし、また遮断器103と高圧抵抗器116との絶縁空間も確保しておかなければならないので、高圧抵抗器116の設置スペースを大きくとらなければならないという問題点があった。
【0009】
また、この遮断装置100の組立は、遮断器103及び高圧抵抗器116をそれぞれ固定壁121及び仕切り壁113に支持固定してから遮断器103と高圧抵抗器116とを接触子105によって接続しなければならず、遮断装置100の組立工数が多く、時間がかかるという問題点もあった。
【0010】
そこでこの発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするもので、遮断器及び高圧抵抗器の設置スペースを小さくしてコンパクトにするとともに、部品点数が少なく短時間で組立てることができる開閉装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る開閉装置は、電路を開閉する固定接点及び可動接点を有した開閉器と、前記固定接点又は前記可動接点のどちらか一方に一端部が電気的に接続され、炭素皮膜抵抗からなる第1抵抗部及び前記第1抵抗部の他端部に電気的に接続された第2抵抗部を有し、前記第2抵抗部の分圧を測定して前記固定接点又は前記可動接点の電圧を測定する電圧センサとを備え、前記開閉器及び前記第1抵抗部は、樹脂により一体モールド成形されており、前記第1抵抗部と前記第2抵抗部との間には、一部露出部を有して前記樹脂に埋め込まれた測定側電極が電気的に介在し、さらに前記露出部を囲み、かつ、一部を露出して筒状のガード電極が前記樹脂に埋め込まれており、前記ガード電極により前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った高圧抵抗器の表面を伝って流れる電流がガードされるようになっており、前記第1抵抗部と前記ガード電極との間には、前記第1抵抗部に印加される異常電圧による電流が流れるサージアレスタが電気的に介在している。
【0012】
また、前記第1抵抗部は、樹脂に密着して覆われている。
【0017】
また、前記開閉器は、遮断器である。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る開閉装置である遮断装置の構成を示す模式的な概略断面図である。図1において、遮断装置1は、電路を開閉する固定接点2及び可動接点3を有した開閉器である遮断器4と、可動接点3に電気的に接続され、可動接点3の対地間電圧を測定する電圧センサ5とを備えている。
【0019】
遮断器4の固定接点2からは固定引出ロッド8が延出し、可動接点3からは可動ロッド9が延出している。可動ロッド9は絶縁ロッド10を介して図示しない駆動機構に接続されている操作ロッド11に接続され、可動ロッド9、絶縁ロッド10及び操作ロッド11が一体となって往復移動するようになっている。固定接点2及び可動接点3の接離時における消弧効果を高めるために、固定接点2及び可動接点3は真空容器12に収納されている。この真空容器12は、開閉による汚損を防止するためのシールド板13を有している。また、可動接点3が往復移動可能となるように、真空容器12は可動ロッド9に接続された伸縮自在のベローズ14を有している。さらに、可動ロッド9は、外部回路に接続される引出電極15に可撓導体16を介して電気的に接続されている。
【0020】
電圧センサ5は、引出電極15の高電圧がそのまま印加される第1抵抗部6と、印加される電圧を分圧として測定される第2抵抗部7とを有している。第1抵抗部6の一端部6aは、引出電極15に半田付けされた高圧側電極17に複数の帯状導体18を介して接続されている。他端部6bは、第2抵抗部7に電気的に接続されている測定側電極19に同じく複数の帯状導体18を介して接続されている。これら帯状導体18もすべて半田付けにより接続されている。測定側電極19にはねじ穴19aが設けられており、ボルト20により第2抵抗部7からの導線を締め付けて測定側電極19と第2抵抗部7とを電気的に接続している。また、第2抵抗部7は接地されている。
【0021】
電圧センサ5は、第2抵抗部7の両端間の電圧を分圧として測定する電圧測定装置(図示しない)を有している。この電圧測定装置は図示しない不足電圧継電器等の保護継電器に電気的に接続され、測定した電圧信号を保護継電器に出力するようになっている。保護継電器は遮断器4の駆動機構に電気的に接続されており、電圧測定装置からの電圧信号の大きさが所定の範囲外にある場合に動作信号を出力するようになっている。
【0022】
第1抵抗部6、高圧側電極17、測定側電極19、それらを接続する複数の帯状導体18及び遮断器4は、樹脂21により一体にモールド成形されてモールド成形体22となっている。第1抵抗部6は、樹脂21に密着させてモールド成形した場合、樹脂21の収縮により圧縮歪みを生じる。この圧縮歪みにより第1抵抗部6の温度係数が変化して大きくなる可能性があるので、通常、樹脂21と第1抵抗部6との間に緩衝材を介在させて第1抵抗部6に圧縮歪みが発生することを防止している。温度係数を小さくしているのは、温度係数の大きい抵抗を第1抵抗部6に用いると、周囲の温度によって抵抗値が大きく変化し測定誤差が大きくなるからである。
【0023】
この実施の形態においては、第1抵抗部6を樹脂21に密着させてモールド成形しているが、これはあらかじめ樹脂21による第1抵抗部6の圧縮歪みを見越して、温度係数の比較的大きい抵抗を第1抵抗部6として適用することによる。即ち、温度係数の小さい抵抗は高価で入手が困難であることから、比較的入手が容易な温度係数の比較的大きい抵抗を第1抵抗部6に用いるのであるが、樹脂21による圧縮歪みが温度係数を小さくする向きに変化させるような抵抗、例えば炭素皮膜抵抗を第1抵抗部6に用いれば、緩衝材を介在させなくても樹脂21で固めることにより温度係数が小さくなる向きに変化し、温度係数の小さい第1抵抗部6を得ることができる。なお、測定側電極19のねじ穴19aが設けられている面は、第2抵抗部7からの導線を接続するために露出している。また、このモールド成形体22は、装置取付のための支持体である台車26に支持固定されている。
【0024】
モールド成形体22のうちの第1抵抗部6、高圧側電極17、測定側電極19、それらを接続する複数の帯状導体18が樹脂21により成形されている高圧抵抗器23は、台車26に支持固定されているとともに遮断器4の引出電極15を支持している。また、遮断器4と一体成形されている樹脂21の一部に脚部21aが形成されており、この脚部21aも台車26に支持固定されている。従って、モールド成形体22は、脚部21a及び高圧抵抗器23により台車26上で安定している。
【0025】
次に、動作について説明する。負荷等に短絡等の故障が発生した場合、その負荷等が接続されている系統内で電圧が大きく変化する。電圧センサ5は、常に引出電極15に印加される電圧を測定しているので、この電圧の変化も測定されて電圧信号として保護継電器に出力される。保護継電器は、この電圧の変化が所定の範囲内にないと判断した場合には、動作信号を駆動機構に出力する。この動作信号の出力により駆動機構が動作し、操作ロッド11、絶縁ロッド10及び可動ロッド9が一体となって移動して可動接点3が固定接点2から切り離される。このことにより、故障した負荷等が系統から切り離される。
【0026】
従って、第1抵抗部6、高圧側電極17、測定側電極19、それらを接続する複数の帯状導体18及び遮断器4を樹脂21により一体成形してモールド成形体22としたので、遮断装置1の組立の際に遮断器4と高圧抵抗器23とを個々に仕切り壁及び固定壁等に固定して互いに接続するという手間がなくなり、組立作業効率が向上し組立時間を短縮できる。また、絶縁距離を確保するための空間を大きく設ける必要がなくなり、このモールド成形体22の設置スペースも小さくなり、遮断装置1全体がコンパクトになる。
【0027】
また、引出電極15に高圧側電極17が半田付けされて固着されているので、従来の接触子のような遮断器と高圧抵抗器とを接続する特別な部品が不要になる。このことにより、コストを削減することができる。
【0028】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2に係る遮断装置の構成を示す模式的な概略断面図である。図2に示すように、高圧抵抗器23の測定側電極19を囲むように円筒状あるいは矩形断面を有した筒状等の金属であるガード電極24が一部露出するように樹脂21に埋め込まれている。このガード電極24は接地されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0029】
モールド成形体22は、通常、外気に触れる状態で設置されている。外気中には、海岸隣接地では塩分を多く含み、都市部では排気ガス中の窒素酸化物等を多く含んでいる。また、外気中には水分も多く含まれている。従って、長年の使用でモールド成形体22の表面には、多くの外気中の塩分等の物質が付着する。この付着した物質がモールド成形体22表面の絶縁抵抗を低下させる。従って、モールド成形体22表面の汚損がひどい場合には、高電圧が印加された部分、例えば引出電極15の露出部分から測定側電極19に向かってこのモールド成形体22の表面(縁面)を伝って電流が流れる可能性がある。この測定側電極19に流れ込んだ電流は微少であっても第2抵抗部7での電圧測定に誤差を生じさせる。これを防止するために、測定側電極19を囲むようにガード電極24を設けておく。このようにすると、モールド成形体22表面を伝ってくる電流がこのガード電極24でガードされ測定側電極19に流れ込まない。このガードされた電流はガード電極24が接地されているので地面に流れ出る。従って、このガード電極24により電圧測定誤差を小さくすることができる。
【0030】
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3に係る遮断装置の構成を示す模式的な概略断面図である。図3に示すように、第1抵抗部6の他端部6bとガード電極24とがサージアレスタ25を介して電気的に接続されている。サージアレスタ25は高圧抵抗器23内で樹脂21により一体成形できる程度の大きさであればよく、好ましくは金属酸化物バリスタを用いたものがよい。このサージアレスタ25は帯状導体等の導電性のある材料を介して第1抵抗部6の他端部6b及びガード電極24に半田付けされている。他の構成は実施の形態2と同様である。
【0031】
このような構成とすると、平常時に第1抵抗部6に印加される電圧ではサージアレスタ25には電流が流れないが、例えば雷によるインパルスサージ電圧あるいは系統内の他の遮断器等の開閉サージ電圧等の異常電圧が第1抵抗部6に印加された場合には、そのサージ電流を第1抵抗部6からサージアレスタ25を介して大地に流すことができる。このように異常電圧が系統内に発生した場合でも、この異常電圧によって生じる電流が第2抵抗部7に流入することを防止し、この第2抵抗部7あるいは電圧測定装置等が損傷すること抑制できる。従って、より信頼性の高い電圧センサ5となる。
【0032】
なお、上記各実施の形態において、高圧抵抗器23の外形は、第1抵抗部6の一端部6a側の高圧側電極17から他端部6b側の測定側電極19に向かって緩やかに断面積が小さくなるように傾斜していてもよい。このことにより、モールド成形する際に型から抜きやすくなる。
【0033】
また、上記各実施の形態においては、高圧側電極17は引出電極15に半田付けされているが、この高圧側電極17が固定接点2に接続された固定引出ロッド8に半田付けされて樹脂21により一体成形されても同様に組立作業効率が向上して作業時間短縮等の効果があるので構わない。
【0034】
また、上記各実施の形態において、樹脂21は第1抵抗部6に密着しているほうが、緩衝材等の部品を減らすことができるので望ましいが、高圧抵抗器23は緩衝材あるいは遮蔽電極を有していても、一体成形することによって組立作業の効率化及び設置スペースの縮小等の効果があるので構わない。
【0035】
また、上記各実施の形態においては、遮断装置について述べたが、例えば接触装置の接触器(コンタクタ等)あるいは負荷開閉器等に高圧抵抗器23を樹脂により一体成形することによっても同様に設置スペースの縮小等の効果があるので、接触器あるいは負荷開閉器等の開閉器に高圧抵抗器23を適用しても構わない。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明に係る開閉装置は、電路を開閉する固定接点及び可動接点を有した開閉器と、前記固定接点又は前記可動接点のどちらか一方に一端部が電気的に接続され、炭素皮膜抵抗からなる第1抵抗部及び前記第1抵抗部の他端部に電気的に接続された第2抵抗部を有し、前記第2抵抗部の分圧を測定して前記固定接点又は前記可動接点の電圧を測定する電圧センサとを備え、前記開閉器及び前記第1抵抗部は、樹脂により一体モールド成形されているので、前記樹脂の縁面距離が大きくなって漏洩電流が小さくなるとともに前記開閉器及び前記第1抵抗部の間の絶縁距離が小さくなって前記開閉装置の設置空間を縮小でき、また前記開閉装置の組立取付作業時間が短縮できる。
【0037】
また、前記第1抵抗部は、樹脂に密着して覆われているので、前記開閉装置の容積が小さくなって設置空間がコンパクトになるとともに従来必要としていた緩衝材等の部材が不要となる。
【0038】
また、前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った高圧抵抗器は、前記一端部側から前記他端部側に向かって緩やかに断面積が小さくなるように外表面が傾斜しているので、成形時に型から取り出しやすくなる。
【0039】
また、前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った高圧抵抗器は、装置取付のための支持体に支持されるとともに前記開閉器を支持するようになっているので、前記高圧抵抗器が前記開閉器の支持部分の一部を兼ねることができ、前記遮断器を支持する部材を一部省略できる。
【0040】
また、前記第1抵抗部と前記第2抵抗部との間には、一部露出部を有して前記樹脂に埋め込まれた測定側電極が電気的に介在し、さらに前記露出部を囲み、かつ、一部を露出して筒状のガード電極が前記樹脂に埋め込まれており、前記ガード電極により前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った高圧抵抗器の表面を伝って流れる電流がガードされるようになっているので、前記高圧抵抗器の表面が汚損して絶縁耐力が小さくなってこの表面を電流が流れることがあっても前記ガード電極によりこの電流をガードし、前記第2抵抗部に電流が流れ込むことによる電圧測定誤差を小さくするこができる。
【0041】
また、前記第1抵抗部と前記ガード電極との間には、前記第1抵抗部に印加される異常電圧による電流が流れるサージアレスタが電気的に介在しているので、雷等の前記異常電圧が前記第1抵抗部に印加されたとしても、前記第2抵抗部への異常電流の流入を抑制し、前記第2抵抗部の損傷を防止できる。
【0042】
また、前記開閉器は、遮断器であるので、前記遮断器での電圧を前記電圧センサが測定することができ、測定箇所での遮断を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る開閉装置の構成を示す模式的な概略断面図である。
【図2】 高圧抵抗器の樹脂にガード電極を埋め込んだ開閉装置の状態を示す模式的な概略断面図である。
【図3】 第1抵抗部とガード電極とをサージアレスタを介して電気的に接続した開閉装置の状態を示す模式的な概略断面図である。
【図4】 従来の遮断装置の構成を示す要部断面図である。
【図5】 電圧センサの構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 遮断装置(開閉装置)、2 固定接点、3 可動接点、4 遮断器(開閉器)、5 電圧センサ、6 第1抵抗部、7 第2抵抗部、21 樹脂、23 高圧抵抗器、24 ガード電極、25 サージアレスタ。
Claims (3)
- 電路を開閉する固定接点及び可動接点を有した開閉器と、
前記固定接点又は前記可動接点のどちらか一方に一端部が電気的に接続され、炭素皮膜抵抗からなる第1抵抗部及び前記第1抵抗部の他端部に電気的に接続された第2抵抗部を有し、前記第2抵抗部の分圧を測定して前記固定接点又は前記可動接点の電圧を測定する電圧センサとを備え、
前記開閉器及び前記第1抵抗部は、樹脂により一体モールド成形されており、
前記第1抵抗部と前記第2抵抗部との間には、一部露出部を有して前記樹脂に埋め込まれた測定側電極が電気的に介在し、
さらに前記露出部を囲み、かつ、一部を露出して筒状のガード電極が前記樹脂に埋め込まれており、
前記ガード電極により前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った高圧抵抗器の表面を伝って流れる電流がガードされるようになっており、
前記第1抵抗部と前記ガード電極との間には、前記第1抵抗部に印加される異常電圧による電流が流れるサージアレスタが電気的に介在していることを特徴とする開閉装置。 - 前記第1抵抗部は、樹脂に密着して覆われていることを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
- 前記開閉器は、遮断器であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉装置。
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