JP2003164023A - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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JP2003164023A
JP2003164023A JP2001357940A JP2001357940A JP2003164023A JP 2003164023 A JP2003164023 A JP 2003164023A JP 2001357940 A JP2001357940 A JP 2001357940A JP 2001357940 A JP2001357940 A JP 2001357940A JP 2003164023 A JP2003164023 A JP 2003164023A
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周 岡澤
Masafumi Uenushi
雅史 植主
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/662Housings or protective screens
    • H01H33/66207Specific housing details, e.g. sealing, soldering or brazing
    • H01H2033/6623Details relating to the encasing or the outside layers of the vacuum switch housings

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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮断器及び高圧抵抗器の設置スペースを小さ
くしてコンパクトにするとともに、部品点数が少なく短
時間で組立てることができる開閉装置を得る。 【解決手段】 遮断装置1は、固定接点2及び可動接点
3を有する遮断器4と、可動接点3に電気的に接続され
た第1抵抗部6及びこの第1抵抗部6に直列に接続され
た第2抵抗部7を有し、第2抵抗部7の分圧を測定して
可動接点3の電圧を測定する電圧センサ5とを備えてい
る。第1抵抗部6は、可動接点3に電気的に接続された
引出電極17に半田付けされた高圧側電極17に帯状導
体18を介して接続され、第2抵抗部7に接続された測
定側電極19に接続導体18を介して接続されている。
遮断器4は、第1抵抗部6、高圧側電極17、測定側電
極19及び帯状導体18と樹脂21により一体成形され
ている。従って、遮断装置1の組立作業が容易になると
ともに絶縁空間が小さくなるのでコンパクトになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遮断装置等の開
閉装置に関し、特に固定接点又は可動接点の電圧を測定
する電圧センサを備えた開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】開閉装置は、電路を開閉して電力の供給
あるいは停止を行うための装置である。この開閉装置
は、遮断装置、断路器あるいは接触装置等のように目的
に応じてさまざまな機器に分類される。例えば、遮断装
置は、変圧器等の負荷に短絡等の故障が発生した場合
に、同一系統内の他の負荷に悪影響が及ばないようにそ
の故障した負荷を系統から切り離す等の目的に用いられ
る装置である。この遮断装置は、負荷を実際に系統から
切り離す動作を行う遮断器と、電圧センサ及び不足電圧
保護継電器等のように系統内の異常を検知して遮断器に
動作信号を送る保護機器とを有している。
【0003】図4は、従来の遮断装置の構成を示す要部
断面図である。図4において、遮断装置100は、電路
を開閉する固定接点101及び可動接点102を有した
遮断器103と、固定接点101から延出した固定引出
ロッド104に接触子105及び接続導体106を介し
て電気的に接続された第1抵抗部107を有した電圧セ
ンサ108とを備えている。
【0004】遮断器103は、可動接点102から延出
し駆動機構109に接続された可動ロッド110を有し
ている。可動ロッド110は、駆動機構109により可
動接点102とともに往復移動するようになっており、
この往復移動により固定接点101及び可動接点102
が互いに接離するようになっている。この可動ロッド1
10は、母線111に電気的に接続された接触摺動部材
112に接触摺動するようになっている。また、遮断器
103は、仕切り壁113に支持固定されている。
【0005】図5は、電圧センサ108の構成を示す概
略断面図である。図4及び図5において、電圧センサ1
08は、接続導体106に一端部107aが接続された
棒状の第1抵抗部107を有している。第1抵抗部10
7の他端部107bには、測定側電極114が電気的に
接続されており、接地された第2抵抗部(図示しない)
がこの測定側電極114に電気的に接続されている。こ
の電圧センサ108は、第2抵抗部に印加される電圧を
測定することにより、固定引出ロッド104に印加され
る対地間電圧を測定する。また、接続導体106には接
触子105が所定の接触圧力で接触しており、固定引出
ロッド104と接続導体106との導通を確保してい
る。接続導体106はまた、負荷側取付部106aを有
しており、この負荷側取付部106aが動力機械等の負
荷に電気的に接続された負荷側引出線122に接続され
ている。さらに、接続導体106及び第1抵抗部107
は、第1抵抗部107に密着しないようにエポキシ樹脂
等の熱硬化性樹脂115により覆われて成形され高圧抵
抗器116を構成している。第1抵抗部107は温度係
数の小さい抵抗であるので、第1抵抗部107と周囲の
熱硬化性樹脂115との間に緩衝材117を充填して、
熱硬化性樹脂115による圧縮歪みで第1抵抗部107
の温度係数が変化することを防止している。なお、測定
側電極114は、第1抵抗部107の他端部107b側
に設けられた蓋部118に貫装されている。また、電界
緩和のために第1抵抗部107の一端部107a及び他
端部107bのそれぞれに、熱硬化性樹脂115内で第
1抵抗部107の周囲を覆う遮蔽電極119及び120
が、第1抵抗部107の一端部107a及び他端部10
7bそれぞれに取り付けられている。この高圧抵抗器1
16は、固定壁121に支持固定されている。
【0006】遮断装置100はまた、電圧センサ108
に電気的に接続された不足電圧継電器等の保護継電器
(図示しない)を備えている。この保護継電器は、駆動
機構109にも電気的に接続されている。この保護継電
器は、電圧センサ108からの電圧信号の大きさが所定
の範囲内にない場合に駆動機構109に動作信号を出力
するようになっている。
【0007】このような構成の遮断装置100は、負荷
等に短絡等の故障が発生した場合、以下のように動作し
て故障した部分を系統から切り離す。負荷等に短絡等の
故障が発生すると、その負荷等が接続されている系統内
で電圧が大きく変化する。電圧センサ108は、常に固
定引出ロッド104に印加される電圧を測定しているの
で、この電圧の変化も測定されて電圧信号として保護継
電器に出力される。保護継電器は、この電圧の変化が所
定の範囲内にないと判断すると動作信号を駆動機構10
9に出力する。この動作信号の出力により駆動機構10
9が動作し、可動ロッド110が移動して固定接点10
1と可動接点102とが切り離される。この動作によ
り、故障した負荷等が系統から切り離される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この遮
断装置100は、高圧抵抗器116を支持固定する専用
の固定壁121を必要とし、また遮断器103と高圧抵
抗器116との絶縁空間も確保しておかなければならな
いので、高圧抵抗器116の設置スペースを大きくとら
なければならないという問題点があった。
【0009】また、この遮断装置100の組立は、遮断
器103及び高圧抵抗器116をそれぞれ固定壁121
及び仕切り壁113に支持固定してから遮断器103と
高圧抵抗器116とを接触子105によって接続しなけ
ればならず、遮断装置100の組立工数が多く、時間が
かかるという問題点もあった。
【0010】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解決することを課題とするもので、遮断器及び高圧抵抗
器の設置スペースを小さくしてコンパクトにするととも
に、部品点数が少なく短時間で組立てることができる開
閉装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る開閉装置
は、電路を開閉する固定接点及び可動接点を有した開閉
器と、前記固定接点又は前記可動接点のどちらか一方に
一端部が電気的に接続された第1抵抗部及び前記第1抵
抗部の他端部に電気的に接続された第2抵抗部を有し、
前記第2抵抗部の分圧を測定して前記固定接点又は前記
可動接点の電圧を測定する電圧センサとを備え、前記開
閉器及び前記第1抵抗部は、樹脂により一体モールド成
形されている。
【0012】また、前記第1抵抗部は、樹脂に密着して
覆われている。
【0013】また、前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った
高圧抵抗器は、前記一端部側から前記他端部側に向かっ
て緩やかに断面積が小さくなるように外表面が傾斜して
いる。
【0014】また、前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った
高圧抵抗器は、装置取付のための支持体に支持されると
ともに前記開閉器を支持するようになっている。
【0015】また、前記第1抵抗部と前記第2抵抗部と
の間には、一部露出部を有して前記樹脂に埋め込まれた
測定側電極が電気的に介在し、さらに前記露出部を囲
み、かつ、一部を露出して筒状のガード電極が前記樹脂
に埋め込まれており、前記ガード電極により前記第1抵
抗部を前記樹脂で覆った高圧抵抗器の表面を伝って流れ
る電流がガードされるようになっている。
【0016】また、前記第1抵抗部と前記ガード電極と
の間には、前記第1抵抗部に印加される異常電圧による
電流が流れるサージアレスタが電気的に介在している。
【0017】また、前記開閉器は、遮断器である。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係る開閉装置である遮断装置の構成を
示す模式的な概略断面図である。図1において、遮断装
置1は、電路を開閉する固定接点2及び可動接点3を有
した開閉器である遮断器4と、可動接点3に電気的に接
続され、可動接点3の対地間電圧を測定する電圧センサ
5とを備えている。
【0019】遮断器4の固定接点2からは固定引出ロッ
ド8が延出し、可動接点3からは可動ロッド9が延出し
ている。可動ロッド9は絶縁ロッド10を介して図示し
ない駆動機構に接続されている操作ロッド11に接続さ
れ、可動ロッド9、絶縁ロッド10及び操作ロッド11
が一体となって往復移動するようになっている。固定接
点2及び可動接点3の接離時における消弧効果を高める
ために、固定接点2及び可動接点3は真空容器12に収
納されている。この真空容器12は、開閉による汚損を
防止するためのシールド板13を有している。また、可
動接点3が往復移動可能となるように、真空容器12は
可動ロッド9に接続された伸縮自在のベローズ14を有
している。さらに、可動ロッド9は、外部回路に接続さ
れる引出電極15に可撓導体16を介して電気的に接続
されている。
【0020】電圧センサ5は、引出電極15の高電圧が
そのまま印加される第1抵抗部6と、印加される電圧を
分圧として測定される第2抵抗部7とを有している。第
1抵抗部6の一端部6aは、引出電極15に半田付けさ
れた高圧側電極17に複数の帯状導体18を介して接続
されている。他端部6bは、第2抵抗部7に電気的に接
続されている測定側電極19に同じく複数の帯状導体1
8を介して接続されている。これら帯状導体18もすべ
て半田付けにより接続されている。測定側電極19には
ねじ穴19aが設けられており、ボルト20により第2
抵抗部7からの導線を締め付けて測定側電極19と第2
抵抗部7とを電気的に接続している。また、第2抵抗部
7は接地されている。
【0021】電圧センサ5は、第2抵抗部7の両端間の
電圧を分圧として測定する電圧測定装置(図示しない)
を有している。この電圧測定装置は図示しない不足電圧
継電器等の保護継電器に電気的に接続され、測定した電
圧信号を保護継電器に出力するようになっている。保護
継電器は遮断器4の駆動機構に電気的に接続されてお
り、電圧測定装置からの電圧信号の大きさが所定の範囲
外にある場合に動作信号を出力するようになっている。
【0022】第1抵抗部6、高圧側電極17、測定側電
極19、それらを接続する複数の帯状導体18及び遮断
器4は、樹脂21により一体にモールド成形されてモー
ルド成形体22となっている。第1抵抗部6は、樹脂2
1に密着させてモールド成形した場合、樹脂21の収縮
により圧縮歪みを生じる。この圧縮歪みにより第1抵抗
部6の温度係数が変化して大きくなる可能性があるの
で、通常、樹脂21と第1抵抗部6との間に緩衝材を介
在させて第1抵抗部6に圧縮歪みが発生することを防止
している。温度係数を小さくしているのは、温度係数の
大きい抵抗を第1抵抗部6に用いると、周囲の温度によ
って抵抗値が大きく変化し測定誤差が大きくなるからで
ある。
【0023】この実施の形態においては、第1抵抗部6
を樹脂21に密着させてモールド成形しているが、これ
はあらかじめ樹脂21による第1抵抗部6の圧縮歪みを
見越して、温度係数の比較的大きい抵抗を第1抵抗部6
として適用することによる。即ち、温度係数の小さい抵
抗は高価で入手が困難であることから、比較的入手が容
易な温度係数の比較的大きい抵抗を第1抵抗部6に用い
るのであるが、樹脂21による圧縮歪みが温度係数を小
さくする向きに変化させるような抵抗、例えば炭素皮膜
抵抗を第1抵抗部6に用いれば、緩衝材を介在させなく
ても樹脂21で固めることにより温度係数が小さくなる
向きに変化し、温度係数の小さい第1抵抗部6を得るこ
とができる。なお、測定側電極19のねじ穴19aが設
けられている面は、第2抵抗部7からの導線を接続する
ために露出している。また、このモールド成形体22
は、装置取付のための支持体である台車26に支持固定
されている。
【0024】モールド成形体22のうちの第1抵抗部
6、高圧側電極17、測定側電極19、それらを接続す
る複数の帯状導体18が樹脂21により成形されている
高圧抵抗器23は、台車26に支持固定されているとと
もに遮断器4の引出電極15を支持している。また、遮
断器4と一体成形されている樹脂21の一部に脚部21
aが形成されており、この脚部21aも台車26に支持
固定されている。従って、モールド成形体22は、脚部
21a及び高圧抵抗器23により台車26上で安定して
いる。
【0025】次に、動作について説明する。負荷等に短
絡等の故障が発生した場合、その負荷等が接続されてい
る系統内で電圧が大きく変化する。電圧センサ5は、常
に引出電極15に印加される電圧を測定しているので、
この電圧の変化も測定されて電圧信号として保護継電器
に出力される。保護継電器は、この電圧の変化が所定の
範囲内にないと判断した場合には、動作信号を駆動機構
に出力する。この動作信号の出力により駆動機構が動作
し、操作ロッド11、絶縁ロッド10及び可動ロッド9
が一体となって移動して可動接点3が固定接点2から切
り離される。このことにより、故障した負荷等が系統か
ら切り離される。
【0026】従って、第1抵抗部6、高圧側電極17、
測定側電極19、それらを接続する複数の帯状導体18
及び遮断器4を樹脂21により一体成形してモールド成
形体22としたので、遮断装置1の組立の際に遮断器4
と高圧抵抗器23とを個々に仕切り壁及び固定壁等に固
定して互いに接続するという手間がなくなり、組立作業
効率が向上し組立時間を短縮できる。また、絶縁距離を
確保するための空間を大きく設ける必要がなくなり、こ
のモールド成形体22の設置スペースも小さくなり、遮
断装置1全体がコンパクトになる。
【0027】また、引出電極15に高圧側電極17が半
田付けされて固着されているので、従来の接触子のよう
な遮断器と高圧抵抗器とを接続する特別な部品が不要に
なる。このことにより、コストを削減することができ
る。
【0028】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2に係る遮断装置の構成を示す模式的な概略断面図
である。図2に示すように、高圧抵抗器23の測定側電
極19を囲むように円筒状あるいは矩形断面を有した筒
状等の金属であるガード電極24が一部露出するように
樹脂21に埋め込まれている。このガード電極24は接
地されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0029】モールド成形体22は、通常、外気に触れ
る状態で設置されている。外気中には、海岸隣接地では
塩分を多く含み、都市部では排気ガス中の窒素酸化物等
を多く含んでいる。また、外気中には水分も多く含まれ
ている。従って、長年の使用でモールド成形体22の表
面には、多くの外気中の塩分等の物質が付着する。この
付着した物質がモールド成形体22表面の絶縁抵抗を低
下させる。従って、モールド成形体22表面の汚損がひ
どい場合には、高電圧が印加された部分、例えば引出電
極15の露出部分から測定側電極19に向かってこのモ
ールド成形体22の表面(縁面)を伝って電流が流れる
可能性がある。この測定側電極19に流れ込んだ電流は
微少であっても第2抵抗部7での電圧測定に誤差を生じ
させる。これを防止するために、測定側電極19を囲む
ようにガード電極24を設けておく。このようにする
と、モールド成形体22表面を伝ってくる電流がこのガ
ード電極24でガードされ測定側電極19に流れ込まな
い。このガードされた電流はガード電極24が接地され
ているので地面に流れ出る。従って、このガード電極2
4により電圧測定誤差を小さくすることができる。
【0030】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3に係る遮断装置の構成を示す模式的な概略断面図
である。図3に示すように、第1抵抗部6の他端部6b
とガード電極24とがサージアレスタ25を介して電気
的に接続されている。サージアレスタ25は高圧抵抗器
23内で樹脂21により一体成形できる程度の大きさで
あればよく、好ましくは金属酸化物バリスタを用いたも
のがよい。このサージアレスタ25は帯状導体等の導電
性のある材料を介して第1抵抗部6の他端部6b及びガ
ード電極24に半田付けされている。他の構成は実施の
形態2と同様である。
【0031】このような構成とすると、平常時に第1抵
抗部6に印加される電圧ではサージアレスタ25には電
流が流れないが、例えば雷によるインパルスサージ電圧
あるいは系統内の他の遮断器等の開閉サージ電圧等の異
常電圧が第1抵抗部6に印加された場合には、そのサー
ジ電流を第1抵抗部6からサージアレスタ25を介して
大地に流すことができる。このように異常電圧が系統内
に発生した場合でも、この異常電圧によって生じる電流
が第2抵抗部7に流入することを防止し、この第2抵抗
部7あるいは電圧測定装置等が損傷すること抑制でき
る。従って、より信頼性の高い電圧センサ5となる。
【0032】なお、上記各実施の形態において、高圧抵
抗器23の外形は、第1抵抗部6の一端部6a側の高圧
側電極17から他端部6b側の測定側電極19に向かっ
て緩やかに断面積が小さくなるように傾斜していてもよ
い。このことにより、モールド成形する際に型から抜き
やすくなる。
【0033】また、上記各実施の形態においては、高圧
側電極17は引出電極15に半田付けされているが、こ
の高圧側電極17が固定接点2に接続された固定引出ロ
ッド8に半田付けされて樹脂21により一体成形されて
も同様に組立作業効率が向上して作業時間短縮等の効果
があるので構わない。
【0034】また、上記各実施の形態において、樹脂2
1は第1抵抗部6に密着しているほうが、緩衝材等の部
品を減らすことができるので望ましいが、高圧抵抗器2
3は緩衝材あるいは遮蔽電極を有していても、一体成形
することによって組立作業の効率化及び設置スペースの
縮小等の効果があるので構わない。
【0035】また、上記各実施の形態においては、遮断
装置について述べたが、例えば接触装置の接触器(コン
タクタ等)あるいは負荷開閉器等に高圧抵抗器23を樹
脂により一体成形することによっても同様に設置スペー
スの縮小等の効果があるので、接触器あるいは負荷開閉
器等の開閉器に高圧抵抗器23を適用しても構わない。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明に係る開閉装置は、電路を開閉する固定接点及び可動
接点を有した開閉器と、前記固定接点又は前記可動接点
のどちらか一方に一端部が電気的に接続された第1抵抗
部及び前記第1抵抗部の他端部に電気的に接続された第
2抵抗部を有し、前記第2抵抗部の分圧を測定して前記
固定接点又は前記可動接点の電圧を測定する電圧センサ
とを備え、前記開閉器及び前記第1抵抗部は、樹脂によ
り一体モールド成形されているので、前記樹脂の縁面距
離が大きくなって漏洩電流が小さくなるとともに前記開
閉器及び前記第1抵抗部の間の絶縁距離が小さくなって
前記開閉装置の設置空間を縮小でき、また前記開閉装置
の組立取付作業時間が短縮できる。
【0037】また、前記第1抵抗部は、樹脂に密着して
覆われているので、前記開閉装置の容積が小さくなって
設置空間がコンパクトになるとともに従来必要としてい
た緩衝材等の部材が不要となる。
【0038】また、前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った
高圧抵抗器は、前記一端部側から前記他端部側に向かっ
て緩やかに断面積が小さくなるように外表面が傾斜して
いるので、成形時に型から取り出しやすくなる。
【0039】また、前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った
高圧抵抗器は、装置取付のための支持体に支持されると
ともに前記開閉器を支持するようになっているので、前
記高圧抵抗器が前記開閉器の支持部分の一部を兼ねるこ
とができ、前記遮断器を支持する部材を一部省略でき
る。
【0040】また、前記第1抵抗部と前記第2抵抗部と
の間には、一部露出部を有して前記樹脂に埋め込まれた
測定側電極が電気的に介在し、さらに前記露出部を囲
み、かつ、一部を露出して筒状のガード電極が前記樹脂
に埋め込まれており、前記ガード電極により前記第1抵
抗部を前記樹脂で覆った高圧抵抗器の表面を伝って流れ
る電流がガードされるようになっているので、前記高圧
抵抗器の表面が汚損して絶縁耐力が小さくなってこの表
面を電流が流れることがあっても前記ガード電極により
この電流をガードし、前記第2抵抗部に電流が流れ込む
ことによる電圧測定誤差を小さくするこができる。
【0041】また、前記第1抵抗部と前記ガード電極と
の間には、前記第1抵抗部に印加される異常電圧による
電流が流れるサージアレスタが電気的に介在しているの
で、雷等の前記異常電圧が前記第1抵抗部に印加された
としても、前記第2抵抗部への異常電流の流入を抑制
し、前記第2抵抗部の損傷を防止できる。
【0042】また、前記開閉器は、遮断器であるので、
前記遮断器での電圧を前記電圧センサが測定することが
でき、測定箇所での遮断を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る開閉装置の構
成を示す模式的な概略断面図である。
【図2】 高圧抵抗器の樹脂にガード電極を埋め込んだ
開閉装置の状態を示す模式的な概略断面図である。
【図3】 第1抵抗部とガード電極とをサージアレスタ
を介して電気的に接続した開閉装置の状態を示す模式的
な概略断面図である。
【図4】 従来の遮断装置の構成を示す要部断面図であ
る。
【図5】 電圧センサの構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 遮断装置(開閉装置)、2 固定接点、3 可動接
点、4 遮断器(開閉器)、5 電圧センサ、6 第1
抵抗部、7 第2抵抗部、21 樹脂、23高圧抵抗
器、24 ガード電極、25 サージアレスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植主 雅史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5G017 BB01 BB19 EE02 HH04 5G026 RA03 RB03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電路を開閉する固定接点及び可動接点を
    有した開閉器と、 前記固定接点又は前記可動接点のどちらか一方に一端部
    が電気的に接続された第1抵抗部及び前記第1抵抗部の
    他端部に電気的に接続された第2抵抗部を有し、前記第
    2抵抗部の分圧を測定して前記固定接点又は前記可動接
    点の電圧を測定する電圧センサとを備え、 前記開閉器及び前記第1抵抗部は、樹脂により一体モー
    ルド成形されていることを特徴とする開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記第1抵抗部は、樹脂に密着して覆わ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った高圧
    抵抗器は、前記一端部側から前記他端部側に向かって緩
    やかに断面積が小さくなるように外表面が傾斜している
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1抵抗部を前記樹脂で覆った高圧
    抵抗器は、装置取付のための支持体に支持されるととも
    に前記開閉器を支持するようになっていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3の何れかに記載の開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記第1抵抗部と前記第2抵抗部との間
    には、一部露出部を有して前記樹脂に埋め込まれた測定
    側電極が電気的に介在し、 さらに前記露出部を囲み、かつ、一部を露出して筒状の
    ガード電極が前記樹脂に埋め込まれており、 前記ガード電極により前記第1抵抗部を前記樹脂で覆っ
    た高圧抵抗器の表面を伝って流れる電流がガードされる
    ようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4の何れかに記載の開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記第1抵抗部と前記ガード電極との間
    には、前記第1抵抗部に印加される異常電圧による電流
    が流れるサージアレスタが電気的に介在していることを
    特徴とする請求項5に記載の開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記開閉器は、遮断器であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の開閉装
    置。
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KR20210048162A (ko) * 2019-10-23 2021-05-03 주식회사 온 전압측정센서 및 이를 포함하는 가스절연개폐장치

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