JPH06349386A - 遮断器のサージ抑制装置 - Google Patents

遮断器のサージ抑制装置

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JPH06349386A
JPH06349386A JP13330593A JP13330593A JPH06349386A JP H06349386 A JPH06349386 A JP H06349386A JP 13330593 A JP13330593 A JP 13330593A JP 13330593 A JP13330593 A JP 13330593A JP H06349386 A JPH06349386 A JP H06349386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surge
circuit breaker
insulator
switch
surge suppressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP13330593A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimasa Maruyama
稔正 丸山
Masayuki Takahashi
正行 高橋
Yutaka Hasegawa
裕 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP13330593A priority Critical patent/JPH06349386A/ja
Publication of JPH06349386A publication Critical patent/JPH06349386A/ja
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮断器の耐電圧試験が簡便に行なえると共に
コンパクトなサージ抑制装置を提供する。 【構成】 サージを抑制するサージ抑制素子の一端を遮
断器の真空スイッチ管に接続し、他端と接地部との間に
静電容量体(絶縁物)を電気的に挿入すると共にこれに
並列に断路スイッチを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮断器のサージ抑制装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遮断器のサージ抑制装置は、例え
ば実開昭61−100859号公報に記載されているよ
うに、遮断器の耐電圧試験時にはサージ抑制のための素
子を接地電位から浮かすか、または取り外すのが一般的
であった。上記公報に記載の装置に代表される従来の遮
断器(真空遮断器)のサージ抑制装置は、一般に図6に
示すようなものであって、真空スイッチ管1とその一方
の端子に接続された主回路導体2とを備え、主回路導体
2に接続されたサージ抑制素子3(アレスタ等)は、断
路片4を介して接地部に接続されるように構成されてい
る。
【0003】次に上記従来例の動作について説明する。
遮断器が運転状態にあるときは、図6に二点鎖線で示す
ように、断路片4は閉路状態となり、サージ抑制素子3
の一端は接地部に接続されている。この状態において、
遮断時に真空スイッチ管1から開閉サージが発生してサ
ージ抑制素子3に設定されている電圧以上の過電圧がそ
こに印加されると、この過電圧成分は接地側に電流とし
て流れ、開閉サージのエネルギーが吸収される。このよ
うな保護的動作をするためには必然的に、サージ抑制素
子3の耐電圧値は、遮断器の耐電圧値よりも低く設定さ
れる。従って、遮断器の耐電圧試験時にはサージ抑制素
子3を回路から切り離す必要がある。すなわち、図6に
示すように、操作棒5を操作して、断路片4を動かす
(開く)ことによりサージ抑制素子3を回路から切り離
すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の遮断器のサージ
抑制装置では、遮断器の耐電圧試験を実施する場合、サ
ージ抑制素子3には十分な耐電圧性能がないため、これ
を取り外すか、または上記のようにその回路部分を切り
離す必要がある。取り外す場合は、その作業に時間がか
かるため試験の能率が悪くなるという問題点がある。ま
た、上記のように断路片4を設けても、この部分は試験
電圧が印加されるため試験耐電圧以上の電圧値に耐えう
る設計にする必要がある。従って耐電圧性能の強化を必
要とするため、装置が全体として寸法的に大きくなると
いう問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、遮断器の耐電圧試験が簡便に行
えるとともに、寸法的にもコンパクトなサージ抑制装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の遮断器のサージ
抑制装置は開閉サージを抑制するサージ抑制素子の一端
を遮断器のスイッチ部に接続し、他端と接地部との間に
絶縁物を接続してサージ抑制素子を接地電位から浮か
し、さらにサージ抑制素子に並列に断路スイッチを接続
して構成する。また、絶縁物を各相のスイッチ部及び各
相のサージ抑制素子に対して共通の存在となるように接
続しても良い。
【0007】
【作用】本発明によれば、遮断器運転中は、断路スイッ
チの閉路によりサージ抑制素子が通常通り接続され、サ
ージ抑制の動作をする。耐電圧試験時は断路スイッチを
開路してサージ抑制素子と絶縁物とによって電圧を分担
させ、全体としてサージ抑制素子単体の耐電圧以上の電
圧の印加を可能にする。
【0008】
【実施例】
[実施例1]図1及び図2は請求項1の発明についての
一実施例を示す図であり、図1はサージ抑制装置と真空
スイッチ管との接続図、図2はサージ抑制装置の概要を
示す図である。図1において、真空遮断器のサージ抑制
装置は、電気回路上は、真空スイッチ管1、サージ抑制
素子3、絶縁物により構成された静電容量体6及び断路
スイッチ7により構成されている。静電容量体6は、図
2に示すように、エポキシ樹脂やPTFE(ポリ四フッ
化エチレン)といった絶縁物8の両側に金属板9及び1
0をサンドイッチ状に接着して静電容量C2を持たせた
ものである。サージ抑制素子3側に接着されている金属
板9は断路スイッチ7を介して接地部に接続され、反対
側の金属板10は直接、接地部に接続される。
【0009】次に上記実施例の動作について説明する。
図1において、遮断器が運転状態では、断路スイッチ7
は閉路状態となり、サージ抑制素子3の一端は接地され
ている。この状態において、遮断時に真空スイッチ管1
から開閉サージが発生すると、サージ抑制素子3に設定
されている電圧以上の過電圧成分は、接地側に電流とし
て流れ、サージのエネルギーが吸収される。この動作は
従来と同様である。次に遮断器の耐電圧試験時には、断
路スイッチ7を開路する。電圧Vを印加すると、サージ
抑制素子3の静電容量C1と絶縁物8の静電容量C2によ
り電圧が分担され、サージ抑制素子3に電圧V1、静電
容量体6すなわち絶縁物8(図2)に電圧V2がそれぞ
れ加わることになる。ここで電圧Vは、V = V1
2の関係にある。従って、サージ抑制素子3に加わる
電圧V1がサージ抑制素子3の耐電圧値以下となるよう
に、サージ抑制素子3の静電容量C1に対しての絶縁物
8の静電容量C2を選定する。こうして、耐電圧試験時
の試験電圧Vをそのまま印加することが可能となる。
【0010】図3は断路スイッチ7の構造の一例を示す
側面図である。この状態は断路スイッチ7の開路状態で
ある。固定金具71には、スイッチ軸72、絶縁板73
及び第1のクリップ74が取り付けられている。また、
この固定金具71は、遮断器側の接地プレート75に取
り付けるための取付具となっている。絶縁板73には第
2のクリップ76及び端子77が取り付けられ、この端
子77が、図2に示される金属板9に電気的に接続され
ている。クリップ74及び75は、スイッチ軸72の外
周面に摺接するように配置された弾性導電体である。ノ
ブ78は、スイッチ軸72に取り付けられており、ノブ
78を図3の左右方向に移動させることにより、開路・
閉路状態を作り出す。ノブ78を右方向に移動させて、
第1のクリップ74と第2のクリップ76とをスイッチ
軸72によって短絡した状態にすれば閉路状態である。
閉路状態にすると、端子77から第2のクリップ76、
スイッチ軸72、第1のクリップ74及び固定金具71
を介して遮断器側の接地プレート75につながる通電経
路が形成される。第1のクリップ74及び第2のクリッ
プ76は、その弾性によってスイッチ軸72との電気的
接触を保つと共に、スイッチ軸72を保持する働きを有
している。このスイッチ7は、図1に示される電圧V2
にさえ耐えれば良く、これは遮断器の耐電圧試験の電圧
値Vに比べて低いため、要求される耐電圧性能が軽減さ
れる分だけ寸法的に小形なものにできる。
【0011】[実施例2]図4及び図5は請求項2の発
明についての一実施例を示す正面図及びその一部の斜視
図である。絶縁物8及び金属板9、10が三相一括に構
成され、金属板9上にサージ抑制素子3が各相独立に配
置されている。電気回路上の接続は図1と同様である。
このように、静電容量部6を三相一括に構成することに
より、サージ抑制装置の構造が簡素化される。
【0012】
【発明の効果】本願発明は以下の効果を奏する。実施例
1により説明した請求項1の発明によれば遮断器のサー
ジ抑制装置において、サージを抑制するサージ抑制素子
の一端を遮断器のスイッチ部に接続し、他端と接地部と
の間に絶縁物を挿入すると共にこれに並列に断路スイッ
チを接続するように構成したことにより、遮断器運転中
は、断路スイッチを閉路してサージ抑制素子を通常通り
接続し、サージ抑制の動作をさせる。一方、耐電圧試験
時は断路スイッチを開路してサージ抑制素子を接地電位
から浮かせ、サージ抑制素子と絶縁物との電圧分担によ
り、サージ抑制素子単体の耐圧以上の電圧をサージ抑制
素子と絶縁物との直列体に印加することが可能となる。
従って、遮断器の耐電圧試験時にサージ抑制素子を取り
外す必要がないため、耐電圧試験が簡便に行えるという
効果がある。また、断路スイッチの開路時にその両端に
印加される電圧は絶縁物が分担する電圧のみであるた
め、断路スイッチの耐電圧性能は比較的低くても良い。
従って、断路スイッチが小型化でき、サージ抑制装置全
体としてもコンパクトに構成できるという効果がある。
実施例2により説明した請求項2の真空遮断器のサージ
抑制装置は、上記の、請求項1の効果と同様の効果があ
ると共に、絶縁物を三相共通に使用するように構成した
ので、サージ抑制装置の構造が簡単化されるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例による遮断器及びそのサー
ジ抑制装置の接続回路図
【図2】本願発明の一実施例によるサージ抑制装置の構
造を示す図
【図3】図1及び図2の断路スイッチ7の構成を示す側
面図
【図4】本願発明の他の実施例によるサージ抑制装置の
構造を示す図
【図5】図4の、断路スイッチ7を除く斜視図
【図6】従来の遮断器のサージ抑制装置を示す図
【符号の説明】
1 真空スイッチ管 3 サージ抑制素子 7 断路スイッチ 8 絶縁物 9 金属板 10 金属板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図3は断路スイッチ7の構造の一例を示す
側面図である。この状態は断路スイッチ7の開路状態で
ある。固定金具71には、スイッチ軸72、絶縁板73
及び第1のクリップ74が取り付けられている。また、
この固定金具71は、遮断器側の接地プレート75に取
り付けるための取付具となっている。絶縁板73には第
2のクリップ76及び端子77が取り付けられ、この端
子77が、図2に示される金属板9に電気的に接続され
ている。クリップ74及び76は、スイッチ軸72の外
周面に摺接するように配置された弾性導電体である。ノ
ブ78は、スイッチ軸72に取り付けられており、ノブ
78を図3の左右方向に移動させることにより、開路・
閉路状態を作り出す。ノブ78を右方向に移動させて、
第1のクリップ74と第2のクリップ76とをスイッチ
軸72によって短絡した状態にすれば閉路状態である。
閉路状態にすると、端子77から第2のクリップ76、
スイッチ軸72、第1のクリップ74及び固定金具71
を介して遮断器側の接地プレート75につながる通電経
路が形成される。第1のクリップ74及び第2のクリッ
プ76は、その弾性によってスイッチ軸72との電気的
接触を保つと共に、スイッチ軸72を保持する働きを有
している。このスイッチ7は、図1に示される電圧V2
にさえ耐えれば良く、これは遮断器の耐電圧試験の電圧
値Vに比べて低いため、要求される耐電圧性能が軽減さ
れる分だけ寸法的に小形なものにできる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が遮断器のスイッチ部に電気的に接
    続されたサージ抑制素子と、 上記サージ抑制素子の他端と接地部との間に電気的に接
    続された絶縁物と、 上記絶縁物と並列に接続された断路スイッチと、 を備えた遮断器のサージ抑制装置。
  2. 【請求項2】 各一端が遮断器の各相のスイッチ部に電
    気的に接続された複数のサージ抑制素子と、 上記複数のサージ抑制素子の各他端と接地部との間に電
    気的に接続された単一の絶縁物と、 上記絶縁物と並列に接続された断路スイッチと、 を備えた遮断器のサージ抑制装置。
JP13330593A 1993-06-03 1993-06-03 遮断器のサージ抑制装置 Pending JPH06349386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13330593A JPH06349386A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 遮断器のサージ抑制装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996012332A1 (de) * 1994-10-17 1996-04-25 Pilz Gmbh & Co. Überspannungsschutzeinrichtung
KR100321252B1 (ko) * 1999-11-08 2002-01-19 이형기 전자식 서지 스프레셔형 과전류 계전기
JP2014206523A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 韓国産業銀行The Korea Development Bank サージ保護装置のマルチモードtov試験システム
KR20150037022A (ko) * 2013-09-30 2015-04-08 한국전력공사 초고압 케이블의 뇌임펄스 전압시험을 위한 시험전류 차단장치
CN110568325A (zh) * 2019-08-20 2019-12-13 广州供电局有限公司 可调速驱动设备的电压暂降耐受能力检测方法、装置

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