JP3369216B2 - 抵抗付き断路器 - Google Patents

抵抗付き断路器

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JP3369216B2 JP17292792A JP17292792A JP3369216B2 JP 3369216 B2 JP3369216 B2 JP 3369216B2 JP 17292792 A JP17292792 A JP 17292792A JP 17292792 A JP17292792 A JP 17292792A JP 3369216 B2 JP3369216 B2 JP 3369216B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所において使用さ
れる抵抗付き断路器に関し、特に、抵抗体の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス絶縁開閉装置は、3〜6気
圧程度のSF6 ガスなどの絶縁媒体を充填した密閉容器
内に、遮断器、断路器、接地開閉器、変流器、計器用変
圧器などの開閉操作に必要な機器を収納して構成されて
いる。これらの機器のうち、断路器の開閉操作は、通
常、遮断器を開いた状態で行われる。このような断路器
の開閉操作に伴ない、断路器サージと呼ばれるサージが
断路器の極間において発生し、ガス絶縁開閉装置内を伝
播するが、この断路器サージは、UHVクラスではガス
絶縁開閉装置の絶縁を脅かす程度に大きくなるため、何
等かの対応が必要となる。
【0003】従来から、このような断路器サージの発生
電圧レベルを抑制することを目的として、図2に模式的
に示すような方式の抵抗付き断路器が考えられている。
この図に示すように、SF6 ガスなどの絶縁媒体を充填
したタンク1内には、可動側接触部2と固定側接触部3
とが同軸線上に配置され、この接触部2,3間に可動接
触子4が配置されており、この可動接触子4が接触部
2,3の軸方向に直線的に摺動することにより、断路器
の開閉が行われるように構成されている。すなわち、可
動側接触部2と固定側接触部3の内周部には、それぞ
れ、可動接触子4と接触するフィンガー5,6が設けら
れており、可動接触子4は、可動側接触部2のフィンガ
ー5と常時接触する一方で、固定側接触部3のフィンガ
ー6と接離可能に構成されている。
【0004】そして、固定側接触部3の周囲には、電界
緩和用の抵抗体シールド7が配置されており、断路器投
入時において可動接触子4と抵抗体シールド7の抵抗接
点8との間にギャップgを有するように構成されてい
る。このギャップgは、断路器の開閉操作途中、可動接
触子4の先端が抵抗接点8の近傍に位置する時刻におい
て断路器極間に再点弧が発生した場合、抵抗接点8と可
動接触子4がフラッシオーバによって通電し、この時刻
においては可動接触子4と固定側接触部3やタンク1と
が絶縁破壊を起こすことのないように、絶縁協調面から
の検討を行って決定される。さらに、この抵抗体シール
ド7は、断路器サージを十分に抑制できる値の抵抗体9
を介して固定側接触部3に接続されている。断路器の開
閉操作途中には、可動接触子4と抵抗接点8との間で再
点弧が複数回発生するが、この時の断路器サージレベル
は抵抗体9によって十分抑制される。この抵抗体9の材
料面、構造面については、現在検討がなされている。
【0005】さらに、以上のような方式の抵抗付き断路
器の抵抗体9として、セラミックスを使用する構成が考
えられている。図6は、このような従来のセラミックス
抵抗体の一例を示す構成図であり、図7は、図6のセラ
ミックス抵抗体の配置構成の一例を示す平面図である。
【0006】まず、図6に示すように、セラミックス抵
抗体21は、リング状の抵抗体21aを複数積層し、そ
の中空部に絶縁ボルト21bを貫通させて構成されてい
る。そして、この絶縁ボルト21bの一端が抵抗体シー
ルド7に取り付けられると共に、他端が固定側接触部3
に取り付けられることで、セラミックス抵抗体21及び
抵抗体シールド7が固定側接触部3に対して支持されて
いる。この場合、セラミックス抵抗体21は、図7に示
すように、抵抗体シールド7の外周側端部に、等間隔で
複数個(図では一例として4個)配置されている。
【0007】また、絶縁ボルト21bの機械的強度は比
較的弱いため、その強度を補い、セラミックス抵抗体2
1及び抵抗体シールド7を固定側接触部3に対して確実
に支持する目的で、図7に示すように、セラミックス抵
抗体21と平行に、複数本の絶縁ロッド22が配置さ
れ、その両端にて抵抗体シールド7と固定側接触部3に
取り付けられている。この場合、図7の例では、隣接す
るセラミックス抵抗体21間に各1本の絶縁ロッド22
が配置されている。すなわち、図7の例では、抵抗体シ
ールド7と固定側接触部3の間に、4個のセラミックス
抵抗体21と4本の絶縁ロッド22が配置されており、
その各々がその両端にて抵抗体シールド7と固定側接触
部3に取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、抵抗付き断
路器の抵抗体として上記のようなセラミックス抵抗体を
使用した場合には、前述したように、機械的強度を補
い、セラミックス抵抗体21及び抵抗体シールド7を固
定側接触部3に対して確実に支持する目的で、図7に示
すように、セラミックス抵抗体21と平行に、複数本
(図では一例として4本)の絶縁ロッド22を配置する
必要がある。この結果、抵抗体シールド7と固定側接触
部3との間の空間においては、図7に示すように、セラ
ミックス抵抗体21と絶縁ロッド22とが多数配置され
る形となり、構造が大型・複雑化してしまう。
【0009】また、断路器は、機械的操作を伴なう機器
であるため、開閉操作に伴ない大きな機械的振動が発生
し、さらにその操作が多頻度に及ぶことが考えられる。
このような機械的振動は、セラミックス抵抗体21を構
成する絶縁ボルト21bと複数層のリング状の抵抗体2
1aに加わり、操作回数が多数回に及ぶに従い、絶縁ボ
ルト21bの緩みや抵抗体21a間の開離といった不具
合を発生させ、セラミックス抵抗体21の電気的・機械
的な特性を劣化させる可能性がある。
【0010】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、小型
・簡略な抵抗体を備え、機器全体の小型・簡略化に貢献
可能であり、かつ、抵抗体の電気的・機械的信頼性を製
作段階から運転後に至る長期にわたって十分に確保可能
な、優れた抵抗付き断路器を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による抵抗付き断
路器は、絶縁媒体を封入した密閉容器内に、可動側接触
部と固定側接触部とが同軸線上に配置され、前記可動側
接触部と前記固定側接触部の間に可動接触子が配置され
ると共に、前記固定側接触部の周囲に抵抗体シールドが
配置され、この抵抗体シールドが抵抗体を介して前記固
定側接触部に接続された構造を有しており、前記可動接
触子を操作することによって電気回路の開閉を行う抵抗
付き断路器において、前記抵抗体が、抵抗線をエポキシ
樹脂で注型し、その端部に金具を埋め込むかまたはねじ
込むことにより構成されたことを特徴としている。
に、エポキシ樹脂に埋め込んだ金具の露出部分に、抵抗
体を抵抗体シールド及び固定側接触部に固定するための
ねじ孔が形成されていることを特徴とする。
【0012】また、具体的には、抵抗体の本体部は、互
いに逆向きに(無誘導に)巻いた2本の抵抗線の全体を
エポキシ樹脂で注型して形成される。さらに、抵抗線と
しては、被覆した抵抗線が使用され、密着状態で巻かれ
ることが可能である。通常の場合、抵抗体は、固定側接
触部の周囲に等間隔で複数個配置され、典型的には3個
配置される。
【0013】
【作用】以上のような構成を有する本発明において、抵
抗体、すなわち、抵抗線の機械的強度は、それをモール
ドしているエポキシ樹脂部とこのエポキシ樹脂部の端部
に埋め込まれ、または、ねじ込まれた金具によって、確
保される。従って、この抵抗体の構造のみによって十分
な機械的信頼性が得られ、抵抗体自身及び抵抗体シール
ドを支持できるため、抵抗体の近傍に補強用の絶縁ロッ
ドを配置する必要がなくなる。また、開閉操作に伴なっ
て大きな機械的振動が発生した際にも、抵抗体に加わる
大きな機械的負荷に耐えることができる。さらに、モー
ルドしているエポキシ樹脂部の端部に配置された金具を
利用して、抵抗体シールドの支持及び抵抗線の接続を容
易に行うことができるため、電気的信頼性を確保するこ
とができる。特に、請求項1の発明においては、金具を
エポキシ樹脂に埋め込んで一体化すると共に、この金具
に抵抗体を抵抗体シールドや固定接触部に固定するため
のねじ孔を形成したため、簡単な構成で、しかも強固に
抵抗体を抵抗体シールドや固定接触部に固定することが
可能となる。
【0014】
【実施例】以下には、本発明による抵抗付き断路器の複
数の実施例を、図面を参照して具体的に説明する。
【0015】(1)第1実施例…図1〜図4 図1は、本発明による抵抗付き断路器の第1実施例を示
す構成図、図3は図1のA矢視図、図4は図1の抵抗体
を示す構成図である。これらの図面に示す本実施例の抵
抗付き断路器の方式は、前述した図2の抵抗付き断路器
の方式と同様である。まず、図1に示すように、SF6
ガスなどの絶縁媒体を充填したタンク(密閉容器)1内
には、可動側接触部2と固定側接触部3とが上下方向に
同軸線上に配置され、この接触部2,3間に可動接触子
4が配置されており、この可動接触子4が接触部2,3
の軸方向に直線的に摺動することにより、断路器の開閉
が行われるように構成されている。この可動接触子4
は、タンク1の上部に取り付けられた操作装置10によ
って、開閉機構11を介して駆動されるようになってい
る。すなわち、操作装置10の回転駆動力が、開閉機構
11によって回転運動から直線運動に変換され、可動接
触子4に伝達されるように構成されている。
【0016】また、抵抗体シールド7は、可動側接触部
2と固定側接触部3の間に配置され、その内周側端部に
は抵抗接点8が設けられている。この抵抗接点8は、投
入状態では可動接触子4とギャップgを介して対向する
ように構成されている。一方、抵抗体シールド7の外周
側端部の下部には、下方に伸びる複数個の抵抗体9が取
り付けられており、抵抗体9の下端部は、固定側接触部
3の接続部3aに取り付けられている。さらに、可動側
接触部2及び固定側接触部3は、タンク1の上下端部に
対して、それぞれ絶縁筒12によって支持されている。
また、可動側接触部2及び固定側接触部3の側面から
は、接続導体13がそれぞれ水平方向に導出され、絶縁
スペーサ14により外部に引き出されている。
【0017】より詳細には、図3に示すように、抵抗体
シールド7の外周側端部の下部には、下方に伸びる3個
の抵抗体9が固定側接触部3の周囲に等間隔で配置され
ている。この抵抗体9の本体部は、図4に示すように、
互いに逆向きに(無誘導に)巻かれた2本の抵抗線15
a,15bの全体をエポキシ樹脂で注型して形成されて
いる。図中16は、このようにして形成されたエポキシ
樹脂部16を示している。また、この場合、抵抗線15
a,15bには絶縁被覆が施されており、抵抗線15
a,15bは互いに密着状態で巻かれている。
【0018】そして、このようにエポキシ樹脂注型され
た抵抗体9の本体部の両端部には、金具17がエポキシ
樹脂部16内に埋め込まれる形で配置されている。この
金具17には、抵抗線15a,15bの両端がビス18
によって締め付けられ、金具17と抵抗線15a,15
bとが電気的・機械的に接続されている。また、金具1
7の両端部には、ネジ部17aが設けられており、この
ネジ部17aとボルト19aによって、抵抗体シールド
7及び固定側接触部3の接続部3aに締結されている。
すなわち、抵抗体9の両端部の金具17が、それぞれ、
抵抗体シールド7の下面及び接続部3aの上面に接触す
る状態で、抵抗体シールド7及び接続部3aの反対面か
らボルト19aが挿入され、抵抗体シールド7及び接続
部3aを介して、金具17のネジ部17aにねじ込まれ
ることにより、抵抗体9が抵抗体シールド7及び固定側
接触部3の接続部3aに取り付けられている。
【0019】以上のような構成を有する本実施例におい
ては、抵抗線15a,15bをエポキシ樹脂注型して抵
抗体9を構成しているため、エポキシ樹脂部16によっ
て機械的強度が向上し、従来のセラミックス抵抗体21
に比べて十分に高い機械的強度が得られる。すなわち、
エポキシ樹脂の注型は、現段階において、高度に確率さ
れた技術であり、この技術によって抵抗線15a,15
bを金具17に巻きながらエポキシ樹脂によって注型
し、抵抗体9を製作することにより、機械的に強固な抵
抗体9が得られる。
【0020】従って、抵抗体9のみにより抵抗体9自身
及び抵抗体シールド7を支持できるため、セラミックス
抵抗体21を使用した場合に必要であった絶縁ロッド2
2が不要となり、抵抗体9自身の寸法についても、セラ
ミックス抵抗体21に比べて格段に小型化できるため、
抵抗体9周辺の構成を従来に比べて格段に小型・簡略化
できる。また、抵抗体9の、抵抗体シールド7及び固定
側接触部3の接続部3aに対する取り付けを、抵抗体9
の両端部に設けた金具17とボルト19aによって行っ
ているため、抵抗体9と抵抗体シールド7及び固定側接
触部3の接続部3aとの電気的・機械的接続を、容易か
つ確実に行うことができる。
【0021】そして、以上のように、本実施例において
は、抵抗体9自身の機械的強度が高い上に、抵抗体9の
両端部に設けた金具17とボルト19aによって、抵抗
体9と抵抗体シールド7及び固定側接触部3の接続部3
aとを強固に固定することができるため、抵抗体9周辺
全体の機械的強度を従来に比べて格段に向上することが
できる。従って、開閉操作に伴なって大きな機械的振動
が発生した際にも、複数層のリング状の抵抗体21aと
絶縁ボルト21bによって構成された従来のセラミック
ス抵抗体21におけるような緩みなどの不具合を生じる
恐れがなく、抵抗体9周辺に加わる大きな機械的負荷に
十分に耐えることができる。さらに、本実施例において
は、抵抗体9を等間隔で3個配置しているため、支持構
造上のバランスが良いという利点もある。
【0022】(2)第2実施例…図5 図5は、本発明による抵抗付き断路器の第2実施例に使
用する抵抗体を示す構成図である。この図5に示すよう
に、本実施例において、抵抗体9の本体部は、前記第1
実施例と同様、絶縁被覆を有する2本の抵抗線15a,
15bを互いに密着状態で逆向きに(無誘導に)巻き、
この2本の抵抗線15a,15bの全体をエポキシ樹脂
で注型して形成されている。
【0023】そして、本実施例においては、エポキシ樹
脂部16の両端部に、ネジ部16aが設けられ、このネ
ジ部16aに対応するネジ部20aを有する金具20
が、接着剤を塗布してねじ込まれている。この金具20
の中央部には、孔部20bが形成され、この孔部20b
に、抵抗線15a,15bの端部が通されている。さら
に、抵抗線15a,15bの先端は金具20の端面20
cにビス18によって締め付けられ、これによって、金
具20と抵抗線15a,15bとが電気的・機械的に接
続されている。
【0024】また、金具20には、抵抗体シールド7及
び固定側接触部3の接続部3aに締結可能なネジ部20
dが設けられており、このネジ部20dとナット19b
によって、抵抗体シールド7及び固定側接触部3の接続
部3aに締結されている。すなわち、抵抗体9の両端部
の金具20のネジ部20dが、それぞれ、抵抗体シール
ド7及び接続部3aを貫通してその反対面に突出するよ
うに挿入され、それぞれの突出部にナット19bがねじ
込まれることにより、抵抗体9が抵抗体シールド7及び
固定側接触部3の接続部3aに取り付けられている。
【0025】以上のような構成を有する本実施例におい
ては、前記実施例と同様に、抵抗線15a,15bをエ
ポキシ樹脂注型して抵抗体9を構成しているため、エポ
キシ樹脂部16によって機械的強度が向上し、従来のセ
ラミックス抵抗体21に比べて十分に高い機械的強度が
得られる。従って、前記実施例と同様に、抵抗体9周辺
の構成を従来に比べて格段に小型・簡略化できる。
【0026】また、抵抗体シールド7及び固定側接触部
3の接続部3aに対する取り付けを、抵抗体9の両端部
に取り付けた金具20とナット19bによって行ってい
るため、抵抗体9と抵抗体シールド7及び固定側接触部
3の接続部3aとの電気的・機械的接続を、容易かつ確
実に行うことができる。なお、この場合、抵抗体9の本
体部に対する金具20の取り付けを、エポキシ樹脂部1
6に設けたネジ部16aと金具20のネジ部20aとの
締結に加えて、接着剤を使用して行っているため、金具
20を強固に固定することができ、この部分の機械的信
頼性が高くなっている。
【0027】そして、以上のように、本実施例において
は、抵抗体9自身の機械的強度が高い上に、抵抗体9の
両端部に設けた金具20とナット19bによって、抵抗
体9と抵抗体シールド7及び固定側接触部3の接続部3
aとを強固に固定することができるため、抵抗体9周辺
全体の機械的強度を従来に比べて格段に向上することが
できる。従って、開閉操作に伴なって大きな機械的振動
が発生した際にも、従来のセラミックス抵抗体21にお
けるような緩みなどの不具合を生じる恐れがなく、前記
第1実施例と同様に、抵抗体9周辺に加わる大きな機械
的負荷に十分に耐えることができる。
【0028】(3)他の実施例 なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、例えば、抵抗体の抵抗線としては、絶縁被覆を施し
ていない抵抗線を使用することも可能である。また、使
用する抵抗体の数は、3個に限定されるものではなく、
適宜選択可能である。さらに、抵抗体の端部に配置する
金具の具体的な構成は適宜選択可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、抵抗線をエポキシ樹脂
で注型し、その端部に金具を埋め込むかまたはねじ込ん
でなる小型・簡略な抵抗体を使用することにより、機器
全体の小型・簡略化に貢献可能であり、かつ、抵抗体の
電気的・機械的信頼性を製作段階から運転後に至る長期
にわたって十分に確保可能な、優れた抵抗付き断路器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による抵抗付き断路器の第1実施例を示
す構成図。
【図2】図1の抵抗付き断路器の方式を示す模式図。
【図3】図1のA矢視図。
【図4】図1の抵抗体を示す構成図。
【図5】本発明による抵抗付き断路器の第2実施例を示
す構成図。
【図6】従来の抵抗付き断路器に使用されるセラミック
ス抵抗体の一例を示す構成図。
【図7】図7のセラミックス抵抗体の配置構成の一例を
示す平面図。
【符号の説明】
1…タンク(密閉容器) 2…可動側接触部 3…固定側接触部 3a…接続部 4…可動接触子 7…抵抗体シールド 8…抵抗接点 9…抵抗体 10…操作装置 11…開閉機構 12…絶縁筒 13…接続導体 14…絶縁スペーサ 15a,15b…抵抗線 16…エポキシ樹脂部 16a…ネジ部 17…金具 17a…ネジ部 18…ビス 19a…ボルト 19b…ナット 20…金具 20a…ネジ部 20b…孔部 20c…端面 20d…ネジ部 21…セラミックス抵抗体 21a…抵抗体 21b…絶縁ボルト 22…絶縁ロッド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−189123(JP,A) 特開 昭58−51425(JP,A) 特開 平6−303928(JP,A) 特開 平5−334943(JP,A) 特開 平5−334942(JP,A) 特開 平5−303928(JP,A) 実開 平3−12695(JP,U) 実開 昭56−64635(JP,U) 特公 昭53−38031(JP,B2) 特公 昭60−42570(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 31/02 H01H 31/24 H01H 31/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁媒体を封入した密閉容器内に、可動
    側接触部と固定側接触部とが同軸線上に配置され、前記
    可動側接触部と前記固定側接触部の間に可動接触子が配
    置されると共に、前記固定側接触部の周囲に抵抗体シー
    ルドが配置され、この抵抗体シールドが抵抗体を介して
    前記固定側接触部に接続された構造を有しており、前記
    可動接触子を操作することによって電気回路の開閉を行
    う抵抗付き断路器において、前記抵抗体が、抵抗線をエポキシ樹脂で注型し、その端
    部に前記抵抗線に接続された金具の一部を埋め込むこと
    により、抵抗線、エポキシ樹脂及び金具が一体化され、 更に、前記金具におけるエポキシ樹脂からの露出部分
    に、抵抗体を抵抗体シールド及び固定側接触部に固定す
    るためのねじ孔が形成されていることを 特徴とする抵抗
    付き断路器。
  2. 【請求項2】 絶縁媒体を封入した密閉容器内に、可動
    側接触部と固定側接触部とが同軸線上に配置され、前記
    可動側接触部と前記固定側接触部の間に可動接触子が配
    置されると共に、前記固定側接触部の周囲に抵抗体シー
    ルドが配置され、この抵抗体シールドが抵抗体を介して
    前記固定側接触部に接続され、さらに、前記可動側接触
    部と前記固定側接触部から接続導体がそれぞれ導出され
    た構造を有しており、前記可動接触子を操作することに
    よって電気回路の開閉を行う抵抗付き断路器において、
    前記抵抗体が、抵抗線をエポキシ樹脂で注型し、その端
    部に金具をねじ込んで構成されたことを特徴とする抵抗
    付き断路器。
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