JPH0689640A - 抵抗付き断路器 - Google Patents

抵抗付き断路器

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Publication number
JPH0689640A
JPH0689640A JP23805592A JP23805592A JPH0689640A JP H0689640 A JPH0689640 A JP H0689640A JP 23805592 A JP23805592 A JP 23805592A JP 23805592 A JP23805592 A JP 23805592A JP H0689640 A JPH0689640 A JP H0689640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
contact portion
shield
disconnector
fixed side
Prior art date
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Pending
Application number
JP23805592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaneharu Fujiwara
金春 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0689640A publication Critical patent/JPH0689640A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抵抗体部分の構造の単純化を図ると同時に、
抵抗体の機械的強度と固定側接触部に対する抵抗体シー
ルドの取付強度を向上して、優れた信頼性を有する抵抗
体付き断路器を提供する。 【構成】 抵抗体2は、各々逆向きに巻かれた抵抗線1
7及び抵抗線18の全体を絶縁物であるエポキシ樹脂2
0で注形して形成されている。この抵抗体2の両端に
は、一部をエポキシ樹脂20で注形された電極16,2
4が設けられ、この部分に抵抗線17,18の両端が引
き出されている。抵抗体2の一方の端部の電極16には
接触部16’が設けられ、この接触部16’が抵抗体シ
ールド8に設けられた集電子23と摺動接触可能になっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所において使用さ
れる抵抗付き断路器に関するもので、特に電気的、機械
的に優れた信頼性を有する抵抗体を備えた断路器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にガス絶縁開閉装置は、3〜6気圧
程度のSF6 ガスを充填した密閉容器内に、遮断器、断
路器、接地開閉器、変流器、計器用変圧器などの開閉操
作に必要な機器を収納している。この中で断路器は、通
常遮断器を開いた状態で開閉操作がなされる。断路器の
開閉操作に伴い、断路器サージと呼ばれるサージが断路
器の極間において発生しガス絶縁開閉装置内を伝搬する
が、この断路器サージはUHVクラスではガス絶縁開閉
装置の絶縁を脅かすため、その対応が必要となる。 従
来から断路器サージの発生電圧レベルを抑制させること
を目的として、図2に模式的に示されたような方式が考
案されている。すなわち、断路器の固定側接触部3の周
囲には電極を囲むように電界緩和用の抵抗体シールド8
が設けられており、断路器投入時において可動接触子4
と抵抗体シールド8の抵抗接点1とがギャップgを有す
るように構成されている。このギャップgは、断路器の
開閉操作途中、可動接触子4の先端が抵抗接点1の近傍
に位置する時刻において断路器極間に再点弧が発生した
場合、抵抗接点1と可動接触子4がフラッシオーバによ
って通電し、この時刻においては可動接触子4と固定側
接触部3やタンク9とが絶縁破壊を起こすことのないよ
う、絶縁協調面からの検討を行って決定される。この抵
抗体シールド8は、断路器サージを十分に抑制できる値
の抵抗体2を介して固定側接触部3に接続されている。
断路器の開閉操作途中は可動接触子4と前記抵抗接点1
との間で再点弧が複数回発生するが、このときの断路器
サージレベルは前記抵抗体2によって十分抑制される。
【0003】ところで、前記のような断路器に使用され
る抵抗体としては、従来から図6に示すような柱状のも
のが、従来から提案されている。即ち、この従来技術
は、中空のセラミック抵抗体22を数段に組み合わせ、
その中空部に絶縁ボルト21を貫通させ、この絶縁ボル
ト21の一方の端部を抵抗体シールド8に取付け、他方
の端部を固定側接触部3に取付ている。しかし、絶縁ボ
ルト21の機械的強度が低いため、固定側接触部3に抵
抗体シールド8を取り付けるためには、前記絶縁ボルト
21とは別に、強度の高い複数個の絶縁ロッド15を利
用して固定側接触部3と抵抗体シールド8とを連結して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構成を有する従来技術では、絶縁ボルト21以外に絶
縁ロッド15が必要なことから、抵抗体部分の構造が複
雑となり、大型化する問題がある。また、数段に積み重
ねたセラミックス抵抗体22の一個の厚さ寸法は製作上
かなりの公差をもっており、絶縁ロッド15の寸法l1
と、前記のような公差を有するセラミックス抵抗体22
の組合わせ寸法l2 とが一致せずに、セラミックス抵抗
体22の接触荷重を正規の値に保つことは困難となる。
さらに、絶縁ボルト21はその材質上、大きな締付力の
確保は期待できない。
【0005】しかし、断路器は機械的操作を伴う機器で
あり、その操作回数も比較的多数回に及ぶことが予想さ
れるため、その振動が絶縁ボルト21と数段に積み重ね
たセラミックス抵抗体22にも加わる。その結果、絶縁
ボルト21の緩み、セラミックス抵抗体22の接続部の
離れ、さらには割れといった、組立段階で発見できない
ような不具合が、運転開始後に拡大し、抵抗体2の電気
的、機械的な特性を劣化させる可能性がある。
【0006】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解消するために提案されたものであり、抵抗体部分の
構造の単純化を図ると同時に、抵抗体の機械的強度と固
定側接触部に対する抵抗体シールドの取付強度を向上し
て、優れた信頼性を有する抵抗体付き断路器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、絶縁・消弧媒体を封入した密閉容器内
にそれぞれ接触部を有する可動側電極と固定側電極とが
同軸線上に配置され、固定側接触部の周囲には抵抗体シ
ールドが配置され、この抵抗体シールドが抵抗体を介し
て固定側接触部に接続されている断路器において、前記
抵抗体が、絶縁物でモールドされた抵抗線と、この抵抗
線の両端に設けられ前記抵抗体シールドと固定側接触部
に接続された電極とからなり、少なくとも一方の端部の
電極が抵抗体シールドまたは固定側接触部に摺動接触し
ていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のような構成を有する本発明においては、
抵抗体の機械的強度は、その周囲にモールドされている
絶縁物、例えばエポキシ樹脂によって確保され、断路器
操作時の振動・衝撃によって抵抗体の破損や接触不良が
生じない。また、抵抗体シールドと固定側接触部との間
に設けられた抵抗体と絶縁ロッドの間に寸法差が生じて
も、抵抗体の両端部のうち少なくとも一方は、抵抗体シ
ールドまたは固定側接触部に摺動接触しているので、接
触箇所における電気的接続は確保される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。 (1)第1実施例の構成
【0010】本発明による装置の一実施例を図1に、そ
の模式図を図2に示す。本実施例においては、SF6 ガ
スなどの絶縁・消弧ガスを封入したタンク9内には可動
側接触部5と固定側接触部3が対向して設けられ、この
間を可動接触子4が直線摺動することにより断路器の開
閉を行う。可動接触子4は操作装置10の駆動力によ
り、開閉機構11により回転運動から直線運動に変換さ
れ駆動される。これらの可動側接触部5および固定側接
触部3は、各々絶縁筒12によりタンク9に固定されて
おり、また各々の導体は各々の絶縁スペーサを介して外
部に引き出されている。
【0011】前記可動側接触部5と固定側接触部3の間
には抵抗体シールド8が設けられている。この抵抗体シ
ールド8の先端側には抵抗接点1が設けられており、閉
状態では可動接触子4とギャップgの間隔で対向する。
抵抗体シールド8の基端部には複数本の抵抗体2と、複
数本の絶縁ロッド14が取り付けられている。これら抵
抗体2と絶縁ロッド14の基部は固定側接触部3に取り
付けられている。図3は、図1のAーA線の矢視図であ
る。ここには、抵抗体2が2本、絶縁ロッド14が2本
の場合の配置が示されている。
【0012】前記のような全体構成を有する本実施例の
断路器において、抵抗体2は図4に示すような構成を持
っている。即ち、抵抗体2は、各々逆向きに巻かれた抵
抗線17及び抵抗線18の全体を絶縁物であるエポキシ
樹脂20で注形して形成されている。この抵抗体2の両
端には、一部をエポキシ樹脂20で注形された電極1
6,24が設けられ、この部分に抵抗線17,18の両
端が引き出されている。抵抗体2の一方の端部の電極1
6には接触部16’が設けられ、この接触部16’が抵
抗体シールド8に設けられた集電子23と摺動接触可能
になっている。抵抗体2の他方の端部に設けられた電極
24には、固定側接触部3と固定状態で接触させるため
のネジ部24’が設けられている。 (2)第1実施例の作用
【0013】前記のような構成を有する第1実施例によ
れば、図4に示すように抵抗体2は抵抗線17,18と
電極16,24をエポキシ樹脂20にて注形して製作さ
れる。エポキシ樹脂の注形物は機械的にも強固であり、
抵抗体2の一方端の電極24のネジ部24’にボルト等
の締付部材25を締め付けることにより、抵抗体2を固
定側接触部3に確実に固定接続ができる。さらに、抵抗
体2の他方端の電極16が抵抗体シールド8摺動接触す
ることにより、絶縁ロッド14の寸法l1 と抵抗体2の
寸法l2 とに差が生じても抵抗体シールド8と抵抗体2
との電気的な接続は確保される。
【0014】この様に第1実施例によれば、抵抗体2を
構成する抵抗線17,18と電極16,24の機械的強
度は、それをモールドしているエポキシ樹脂20によっ
て確保され、寸法的な差による電気的接続の不安定は電
極の摺動接触により、解決される。また、従来のような
機械的に弱い絶縁ボルトによる抵抗体の締結がないた
め、断路器のように機械的振動を伴って多数回操作され
るような機器に対しても、抵抗体の機械的劣化および電
気的接続の不安定を抑え防止が可能である。このため信
頼性の高い抵抗付き断路器の提供ができる。 (3)他の実施例
【0015】図5は、本発明の他の実施例を示す。この
実施例においては、抵抗体2の両端の電極16,24
を、それぞれ抵抗体シールド8と固定側接触部3にバネ
等の緩衝部材26を設けて摺動接触させている。このよ
うに緩衝部材26を介在させることにより、断路器の操
作による振動を緩衝して、より安定した電気的、機械的
な接続を確保することができる。
【0016】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、抵抗線を
エポキシ樹脂のような絶縁物でモールドするという簡単
な構成により、抵抗体の強度が高く、断路器の繰り返し
の操作にも耐え、しかも抵抗体シールドの支持も確実な
信頼性の高い抵抗付き断路器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抵抗付き断路器の第1実施例を示す断
面図。
【図2】図1の抵抗体の取付部分を模式的に示す断面
図。
【図3】図1のA−A線の矢視図。
【図4】図1の実施例に使用する抵抗体の断面図。
【図5】本発明における抵抗体の他の実施例を示す断面
図。
【図6】従来の抵抗体を示す断面図。
【符号の説明】
1:抵抗接点 2:抵抗体 3:固定側接触部 4:可動接触子 5:可動側接触部 6,7:フィンガー 8:抵抗体シールド 9:タンク 10:操作装置 11:開閉機構 12:絶縁筒 13:絶縁スペーサ 14,15:絶縁ロッド 16,24:電極 17,18:抵抗線 20:エポキシ樹脂 21:絶縁ボルト 22:セラミックス抵抗体 23:集電子 25:締付部材 26:緩衝部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁・消弧媒体を封入した密閉容器内にそ
    れぞれ接触部を有する可動側電極と固定側電極とが同軸
    線上に配置され、固定側接触部の周囲には抵抗体シール
    ドが配置され、この抵抗体シールドが抵抗体を介して固
    定側接触部に接続されている断路器において、 前記抵抗体が、絶縁物でモールドされた抵抗線と、この
    抵抗線の両端に設けられ前記抵抗体シールドと固定側接
    触部に接続された電極とからなり、少なくとも一方の端
    部の電極が抵抗体シールドまたは固定側接触部に摺動接
    触していることを特徴とする抵抗付き断路器。
JP23805592A 1992-09-07 1992-09-07 抵抗付き断路器 Pending JPH0689640A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23805592A JPH0689640A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 抵抗付き断路器

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JP23805592A JPH0689640A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 抵抗付き断路器

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JPH0689640A true JPH0689640A (ja) 1994-03-29

Family

ID=17024498

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JP23805592A Pending JPH0689640A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 抵抗付き断路器

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JP (1) JPH0689640A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009026627A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Mitsubishi Electric Corp 開閉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009026627A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Mitsubishi Electric Corp 開閉装置

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