JP4236370B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は2系統の電源電圧によって動作する半導体装置に関するものであり、詳しくはレベルシフタ回路等の異電位接続部を有する半導体装置の静電対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来における半導体装置の一構成例を示すブロック図である。本図に示す半導体装置1’には2系統の電源電圧(第1電源電圧VLV、第2電源電圧VHV、ただしVLV<VHV)が供給されており、その内部には両電源電圧間にわたって内部信号のやり取りを行うレベルシフタ回路10’が設けられている。
【0003】
レベルシフタ回路10’には第1電源電圧VLV−基準電圧GND間で動作する内部信号a(例えば、Hレベル/Lレベルがそれぞれ3V(VLV)/0V(GND)であるパルス信号)が入力される。そして、この内部信号aはレベルシフタ回路10’を構成する第1増幅器11’及び第2増幅器12’を介することで、第2電源電圧VHV−基準電圧GND間で動作する内部信号b(例えば、Hレベル/Lレベルがそれぞれ12V(VHV)/0V(GND)であるパルス信号)に変換(レベルシフト)される。
【0004】
第1増幅器11’は半導体装置1’の外部端子である第1給電端子TLV及びグランド端子TGNDに直接接続されており、各端子に供給される第1電源電圧VLV−基準電圧GND間で動作する。また、第2増幅器12’も半導体装置1’の外部端子である第2給電端子THV及び前記グランド端子TGNDに直接接続されており、各端子に供給される第2電源電圧VHV−基準電圧GND間で動作する。なお、第1、第2増幅器11’、12’の具体的構成は特開平07−183795号公報等に示されるような回路を始めとして、種々の回路も同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
摩擦等により発生する静電気によって数十V〜数十kVもの高電圧に帯電した人間や機械等が上記構成から成る半導体装置1’に触れた場合、その静電気による電荷が第1給電端子TLVやグランド端子TGND等の外部端子を介して数μs〜数msの短時間で半導体装置1’内部に放電されることがある。このような急激な放電が発生すると、半導体装置1’の内部素子に静電パルスが加わって静電破壊が生じ、その機能や特性を損ねる恐れがある。
【0006】
特に、前述のレベルシフタ回路10’は第1電源電圧VLV、第2電源電圧VHVといった電圧レベルの異なる2系統の電源電圧が接近して供給される異電位接続部である。そのため、第1給電端子TLVやグランド端子TGND等の外部端子に静電パルスが加わると、レベルシフタ回路10’における両電源電圧間、基準電圧及び信号線の電位差に変動が生じて破壊に至る場合が多い。このように、レベルシフタ回路10’は半導体装置1’に設けられた内部回路の中でも特に静電破壊に弱い回路であると言える。
【0007】
しかしながら、従来の半導体装置1’ではそれぞれの電源系を静電破壊から保護することに重点を置いた静電対策が施されている。そのため、半導体装置1’の外部入出力部(図示せず)の周辺にはそれぞれの電源系に対する静電対策が施されているのに対して、異なる2系統の電源電圧が接近して供給されるレベルシフタ回路10’には異なる電源系を保護するための十分な静電対策が施されていないのが現状である。
【0008】
また、従来のレベルシフタ回路10’は抵抗成分や容量成分をほとんど持たない導線、いわゆる裸の線を介して直接外部端子から電源供給を受けている。そのため、第1給電端子TLVやグランド端子TGND等の外部端子に静電パルスが加わった場合、その静電パルスは減衰することなくレベルシフタ回路10’に到達してしまう。従って、レベルシフタ回路10’に供給される両電源電圧間、基準電圧及び信号線の電位差に変動が生じやすく静電破壊に至りやすい。
【0009】
本発明は上記の問題点に鑑み、レベルシフタ回路等の異電位接続部が静電破壊を起こしにくい半導体装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体装置においては、少なくとも電圧レベルの異なる第1電源電圧及び第2電源電圧によって動作する半導体装置において、第1電源電圧と第2電源電圧とが接近して供給される異電位接続部における静電パルス入力時の両電源電圧間、基準電圧及び信号線の電位差変動を抑制する手段を設けたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る半導体装置の一構成例を示すブロック図である。本図に示す半導体装置1には2系統の電源電圧(第1電源電圧VLV、第2電源電圧VHV、ただしVLV<VHV)が供給されており、その内部には両電源電圧間にわたって内部信号のやり取りを行うレベルシフタ回路10が設けられている。
【0012】
レベルシフタ回路10には第1電源電圧VLV−基準電圧GND間で動作する内部信号a(例えば、Hレベル/Lレベルがそれぞれ3V(VLV)/0V(GND)であるパルス信号)がロジックアレイ等の内部回路20から入力される。そして、この内部信号aはレベルシフタ回路10を構成する第1増幅器11及び第2増幅器12を介することで、第2電源電圧VHV−基準電圧GND間で動作する内部信号b(例えば、Hレベル/Lレベルがそれぞれ12V(VHV)/0V(GND)であるパルス信号)に変換(レベルシフト)され、その後にアナログブロック30へと送出される。
【0013】
ここで、第1増幅器11は内部回路20を介して半導体装置1の外部端子である第1給電端子TLV及びグランド端子TGNDに接続されており、各端子に供給される第1電源電圧VLV−基準電圧GND間で動作する。また、第2増幅器12は半導体装置1の外部端子である第2給電端子THV及び前記グランド端子TGNDに直接接続されており、各端子に供給される第2電源電圧VHV−基準電圧GND間で動作する。
【0014】
なお、上記配線を行う際には、第1、第2給電端子TLV、TLV及びグランド端子TGNDからレベルシフタ回路10までの電源供給路(アルミ配線)をできる限り長く引き回すことで、前記電源供給路の配線抵抗や容量が増大するようにするとよい。また、その他の方法によって前記電源供給路の配線抵抗や容量が増大するように構成することもできる。
【0015】
上記したように、本実施形態における半導体装置1では、レベルシフタ回路10を構成する第1増幅器11に対して、一旦内部回路20を通過した第1電源電圧VLV及び基準電圧GNDを供給する構成としている。ここで、内部回路20に接続される第1給電端子TLVやグランド端子TGNDには対静電パルス用の保護素子(図示せず)が設けられている。また、内部回路20の内部には抵抗成分や容量成分が含まれている。
【0016】
そのため、万一静電パルスが第1給電端子TLVやグランド端子TGNDに加わったとしても、その静電パルスは前記保護素子によって逃がされたり、内部回路20を通過する過程で減衰したりするので、レベルシフタ回路10への侵入はほとんどないと考えられる。従って、レベルシフタ回路10に供給される両電源電圧間、基準電圧及び信号線の電位差変動を抑制することができ、レベルシフタ回路10の静電破壊を防止することができる。
【0017】
なお、レベルシフタ回路10の静電破壊防止をさらに追求するならば、レベルシフタ回路10を構成する第2増幅器12に対しても、一旦内部回路20を通過した第2電源電圧VHV及び基準電圧GNDを供給する方がよい。しかし、内部回路20を通過した第2電源電圧VHV及び基準電圧GNDには内部回路20の動作ノイズが重畳する可能性があるため、ノイズに弱いアナログブロック30の通常動作に支障をきたす恐れがある。従って、本実施形態の半導体装置1では、第1増幅器11に対する電源供給路に関してのみ内部回路20を経由する構成としている。
【0018】
そのため、万一静電パルスが第2給電端子THVやグランド端子TGNDに加わった場合、低インピーダンスかつ低容量負荷のアルミ配線によって第2給電端子THVやグランド端子TGNDに直結されている第2増幅器12には、静電パルスがほとんど減衰せずに侵入してしまう恐れがある。そこで、本実施形態の半導体装置1に設けられたレベルシフタ回路10には、上記構成に加えてさらなる静電対策が施されている。
【0019】
図2はレベルシフタ回路10及びその保護回路の一構成例を示す回路図である。本図に示すように、第1増幅器11はPチャネル型MOSトランジスタ11a(以下、P−MOSトランジスタ11aと呼ぶ)と、Nチャネル型MOSトランジスタ11b(以下、N−MOSトランジスタ11bと呼ぶ)とから構成されている。同様に、第2増幅器12はPチャネル型MOSトランジスタ12a(以下、P−MOSトランジスタ12aと呼ぶ)と、Nチャネル型MOSトランジスタ12b(以下、N−MOSトランジスタ12bと呼ぶ)とから構成されている。
【0020】
第1増幅器11を構成するP−MOSトランジスタ11a及びN−MOSトランジスタ11bの各ゲートはともに内部信号aが加わるラインL1に接続されており、各ドレインはともにラインL2に接続されている。また、第2増幅器12を構成するP−MOSトランジスタ12a及びN−MOSトランジスタ12bの各ゲートはともに前記ラインL2に接続されており、各ドレインはともに内部信号bを送出するラインL3に接続されている。
【0021】
一方、第1増幅器11の正電源端子であるP−MOSトランジスタ11aのソースは第1電源電圧VLVが加わるラインLLVに接続されており、負電源端子であるN−MOSトランジスタ11bのソースは基準電圧GNDが加わるラインLGND1に接続されている。なお、ラインLLV、LGND1はそれぞれ内部回路20を介して第1給電端子TLV及びグランド端子TGNDに接続されている。
【0022】
また、第2増幅器12の正電源端子であるP−MOSトランジスタ12aのソースは第2電源電圧VHVが加わるラインLHVに接続されており、負電源端子であるN−MOSトランジスタ12bのソースは基準電圧GNDが加わるラインLGND2に接続されている。なお、ラインLHV、LGND2はそれぞれ第2給電端子THV及びグランド端子TGNDに直接接続されている。
【0023】
ここで、レベルシフタ回路10を構成する第2増幅器12に対して静電パルスが侵入した場合に静電破壊が生じると考えられる部位についての説明を行う。まず、ラインLHVに対して静電パルスが印加された場合には、第2増幅器12を構成するP−MOSトランジスタ12aのソース・ゲート間に大きな電位差がつき、そこで静電破壊を生じる恐れがある。さらに、ラインLHVに対して印加された静電パルスがP−MOSトランジスタ12aのゲート側へ伝播した場合、前記静電パルスはラインL2を介して第1増幅器11を構成するP−MOSトランジスタ11aまたはN−MOSトランジスタ11bに到達する。従って、P−MOSトランジスタ11aまたはN−MOSトランジスタ11bのドレイン・ゲート間にて静電破壊を生じる可能性もある。
【0024】
一方、ラインLGND2に対して静電パルスが印加された場合には、第2増幅器12を構成するN−MOSトランジスタ12bのソース・ゲート間に大きな電位差がつき、そこで静電破壊を生じる恐れがある。さらに、ラインLGND2に対して印加された静電パルスがN−MOSトランジスタ12bのゲート側へ伝播した場合、前記静電パルスはラインL2を介して第1増幅器11を構成するP−MOSトランジスタ11aまたはN−MOSトランジスタ11bに到達する。従って、P−MOSトランジスタ11aまたはN−MOSトランジスタ11bのドレイン・ゲート間にて静電破壊を生じる可能性もある。
【0025】
同様に、第1増幅器11に対して静電パルスが侵入した場合にも上記と同様のことが言えるので、第1増幅器11を構成するP−MOSトランジスタ11aまたはN−MOSトランジスタ11bの各ソース・ゲート間にて静電破壊を生じる恐れもある。
【0026】
そこで、本実施形態のレベルシフタ回路10においては、第1増幅器11の近傍にPチャネル型MOSトランジスタPLV(以下、P−MOSトランジスタPLVと呼ぶ)、及びNチャネル型MOSトランジスタNLV(以下、N−MOSトランジスタNLVと呼ぶ)を設けている。P−MOSトランジスタPLVのゲート及びソースはともにラインLLVに接続されており、ドレインはラインLGND1に接続されている。また、N−MOSトランジスタNLVのゲート及びソースはラインLGND1に接続されており、ドレインはラインL1に接続されている。
【0027】
同様に、本実施形態のレベルシフタ回路10においては、第2増幅器12の近傍にもPチャネル型MOSトランジスタPHV(以下、P−MOSトランジスタPHVと呼ぶ)、及びNチャネル型MOSトランジスタNHV(以下、N−MOSトランジスタNHVと呼ぶ)を設けている。P−MOSトランジスタPHVのゲート及びソースはともにラインLHVに接続されており、ドレインはラインLGND2に接続されている。また、N−MOSトランジスタNHVのゲート及びソースはラインLGND2に接続されており、ドレインはラインL2に接続されている。
【0028】
まず、P−MOSトランジスタPLV(PHV)の動作について説明する。第1電源電圧VLV(第2電源電圧VHV)が加えられるラインLLV(LHV)に対して過大な静電パルス(+)が印加された場合、もしくは基準電圧GNDが加えられるラインLGND1(LGND2)に対して過大な静電パルス(−)が印加された場合には、P−MOSトランジスタPLV(PHV)がブレークダウンするため、前記静電パルスはラインLLV(LHV)からラインLGND1(LGND2)に流される。
【0029】
逆に、ラインLLV(LHV)に対して過大な静電パルス(−)が印加された場合、もしくはラインLGND1(LGND2)に対して過大な静電パルス(+)が印加された場合には、P−MOSトランジスタPLV(PHV)がダイオードと同様になるため、前記静電パルスはラインLGND1(LGND2)からラインLLV(LHV)に流される。
【0030】
続いて、N−MOSトランジスタNLV(NHV)の動作について説明する。ロジックアレイ20からの信号線であるラインL1(L2)に対して過大な静電パルス(+)が印加された場合、もしくは基準電圧GNDが加えられるラインLGND1(LGND2)に対して過大な静電パルス(−)が印加された場合には、N−MOSトランジスタNLV(NHV)がブレークダウンするため、前記静電パルスはラインL1(L2)からラインLGND1(LGND2)に流される。
【0031】
逆に、ラインL1(L2)に対して過大な静電パルス(−)が印加された場合、もしくはラインLGND1(LGND2)に対して過大な静電パルス(+)が印加された場合には、N−MOSトランジスタNLV(NHV)がダイオードと同様になるため、前記静電パルスはラインLGND1(LGND2)からラインL1(L2)に流される。
【0032】
以上の動作により、本実施形態の半導体装置1においては、レベルシフタ回路10に侵入した静電パルスが効率よく逃がされるので、第1、第2増幅器11、12を構成する各トランジスタのソース・ゲート間またはドレイン・ゲート間に大きな電位差が付きにくく、レベルシフタ回路10の静電破壊が生じにくい。
【0033】
また、本実施形態の半導体装置1では、上記したP−MOSトランジスタPLV(PHV)及びN−MOSトランジスタNLV(NHV)をレベルシフタ回路10の第1、第2増幅器11、12近傍に配設している。このような構成とすることにより、P−MOSトランジスタPLV(PHV)及びN−MOSトランジスタNLV(NHV)には、レベルシフタ回路10に侵入した静電パルスを効率よく逃がす機能だけでなく、ある電源系の電位が静電パルスによって揺らされた場合に他の電源系の電位も同様に揺らしてやる機能が付加されている。
【0034】
図3はP−MOSトランジスタPLV(PHV)及びN−MOSトランジスタNLV(NHV)の構造図である。なお、本図中の(a)はP−MOSトランジスタPLV(PHV)の縦構造を示しており、(b)はN−MOSトランジスタNLV(NHV)の縦構造を示している。
【0035】
本図に示すように、P−MOSトランジスタPLV(PHV)及びN−MOSトランジスタNLV(NHV)はいずれも基準電圧GNDが与えられるPサブ上に形成されている。ここで、本実施形態の半導体装置1では、グランド端子TGNDから基準電圧GNDが与えられているラインLGND1(LGND2)と前記Pサブとを接続するためのサブコンタクト(P+領域)を積極的にとる構成としている。すなわち、本実施形態においてレベルシフタ回路10周辺に形成されているP−MOSトランジスタPLV(PHV)及びN−MOSトランジスタNLV(NHV)は、前記Pサブを共通グランドパスとして互いに接続されていると言える。
【0036】
このような構成とすることにより、レベルシフタ回路10に対して静電パルスが侵入してきた場合には、レベルシフタ回路10周辺の電位がPサブごと一緒に揺らされることになる。従って、ある電源系の電位が静電パルスによって揺らされた場合には他の電源系の電位も同様に揺らされるので、相対的には両電源電圧間、基準電圧及び信号線の電位差変動を抑制することができ、レベルシフタ回路10の静電破壊を防止することができる。
【0037】
なお、本実施形態では低電圧から高電圧へのレベルシフタ回路のみを例示して説明を行ったが、高電圧から低電圧へのレベルシフタ回路であっても同様の構成を取り得ることは言うまでもない。また、電源電圧の系統数が2レベルの場合だけでなく3値以上の多レベルの場合であっても、同様の構成によりレベルシフタ回路を保護することが可能である。
【0038】
【発明の効果】
上記したように、本発明に係る半導体装置においては、少なくとも電圧レベルの異なる第1電源電圧及び第2電源電圧によって動作する半導体装置において、第1電源電圧と第2電源電圧とが接近して供給される異電位接続部における静電パルス入力時の両電源電圧間、基準電圧及び信号線の電位差変動を抑制する手段を設けたことを特徴としている。
【0039】
具体的には、前記異電位接続部に対して、抵抗成分や容量成分を含む内部回路を通過した電源電圧を供給する構成としている。このような構成とすることにより、万一静電パルスが前記半導体装置に加わったとしても、その静電パルスは前記内部回路を通過する過程で減衰する。従って、前記異電位接続部に供給される両電源電圧間、基準電圧及び信号線の電位差変動を抑制することができ、前記異電位接続部の静電破壊を防止することができる。
【0040】
また、本発明に係る半導体装置においては、前記異電位接続部に対して供給される第1、第2電源電圧、及び基準電圧のいずれかが静電パルスによって揺らされた場合には、他の電源系も同様に揺らされる構成としている。このような構成とすることにより、前記静電パルスが前記異電位接続部に到達した場合であっても、相対的には前記異電位接続部に供給される両電源電圧間、基準電圧及び信号線の電位差変動を抑制することができ、前記異電位接続部の静電破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】 レベルシフタ回路10及びその保護回路の一構成例を示す回路図である。
【図3】 P−MOSトランジスタPLV(PHV)及びN−MOSトランジスタNLV(NHV)の構造図である。
【図4】 従来における半導体装置の一構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 半導体装置
10 レベルシフタ回路
11 第1増幅器
12 第2増幅器
20 内部回路(ロジックアレイ)
30 アナログブロック

Claims (1)

  1. 第1電源電圧と基準電圧との間で動作する第1内部信号を出力するロジック回路と、前記ロジック回路から第1内部信号の入力を受けてこれを第1電源電圧よりも高い第2電源電圧と前記基準電圧との間で動作する第2内部信号に変換して出力するレベルシフタ回路と、前記レベルシフタ回路から第2内部信号の入力を受けるアナログ回路と、を集積化して成る半導体装置であって、
    前記レベルシフタ回路は、第1電源電圧が加わる第1電源電圧ライン及び前記基準電圧が加わる第1基準電圧ラインを介して一旦前記ロジック回路を通過した第1電源電圧及び前記基準電圧が供給される第1増幅器と、第2電源電圧が加わる第2電源電圧ライン及び前記基準電圧が加わる第2基準電圧ラインを介して外部端子から第2電源電圧及び前記基準電圧が直接供給される第2増幅器と、を有し、これらの第1、第2増幅器を介することで、第1内部信号から第2内部信号へのレベルシフトを行うものであり、さらに、
    前記レベルシフタ回路は、第1電源電圧ラインと第1基準電圧ラインとの間、第1増幅器の信号入力ラインと第1基準電圧ラインとの間、第2電源電圧ラインと第2基準電圧ラインとの間、及び、第2増幅器の信号入力ラインと第2基準電圧ラインとの間、の少なくともいずれか一に接続され、かつ、第1増幅器及び第2増幅器の近傍に配設された静電破壊保護素子を有して成り、
    前記半導体装置は、前記静電破壊保護素子として、前記基準電圧が与えられるP型半導体基板上に形成されたPチャネル型のMOSトランジスタ及びNチャネル型のMOSトランジスタを有して成り、かつ、前記P型半導体基板上には、前記基準電圧が与えられている第1基準電圧ライン及び第2基準電圧ラインと前記P型半導体基板を接続するためのサブコンタクトとして、高濃度P型半導体領域が形成されていることを特徴とする半導体装置。
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