JP4235740B2 - コインのエスカレータ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコインを一個ずつ押し上げて上部からコインを一個ずつ払い出すためのエスカレータ装置に関する。
とくに本発明は収納されたバラ積み状態のコインを押し上げて上部から一個ずつ払い出すためのエスカレータ装置に関する。
本発明は例えばスロット・マシーンのようなゲーム機に使用されるメダルやトークンなどの揚送式ホッパ装置に使用される。
なお本明細書において使用される用語「コイン」には流通通貨である小形円板体を含むことは勿論である。
【0002】
また本明細書における用語「コイン」にはゲームに使用される小形円板体のメダルやトークンなどを含むことは勿論である。
【従来の技術】
コインを揚げて上から払い出すための装置は此までに種々のものが開発されて来ている。
たとえば本件出願人による特願平2−417960号には揚送式のコインホッパ装置が開示されている。
なお此の特願平2−417960号は特公平7−92847号によって公告され特許されている。
【0003】
また此の特願平2−417960号は米国において特許番号5,170,874号を獲得している。
これら公報によって開示された揚送式コインホッパ装置が図9の斜面図に概略的に示されている。
図9のホッパ装置は複数個のコインAをバラ積み状態で収納するための鍋形のようなタンク1を備えている。
また此のホッパ装置はタンク1内のコインAを当該タンク1の外に放出するための出口部5を備えている。
また此の装置は前記タンク1内のコインAを一個ずつ出口部5に払い出すための回転ディスク2を備えている。
【0004】
この回転ディスク2は中央に円形の台部3を備えると共に周囲に複数のピン4を備えている。
回転ディスク2が反時計方向に回転されるとコインAはピン4と台部3とにより出口部5に払い出される、。
言い換えると回転ディスク2が回転されるとコインAはナイフを介在して一個ずつ出口部5に払い出される。
さらに当該ホッパ装置には出口部5からのコインAを揚げ送るために長いエスカレータ装置6が起立されている。
なお図9の符号8は長い背板であり符号12は多数個のテーパ形ローラである。
【0005】
したがって背板8の長い中心線部には複数のローラ12によってコインAの通路10が形成されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した揚送式コインホッパは設置スペースが大になるという問題点があった。
すなわち上述の揚送式ホッパ装置は斜め起立状態の回転ディスク2をもつ大形タンク1を使用していた。
加えてエスカレータ装置6の湾曲部6cにおける曲げはコインをスムーズに押し上げるため緩やかにする必要があった。
【0006】
この結果、従来の揚送式コインホッパ装置は大形にならざるを得なかった。
本発明は揚送式コインホッパ装置を小形化する目的から開発されたものである。
言い換えると本発明の目的は小形ホッパを使用した揚送式ホッパ装置を提供することにある
本発明の目的は例えば水平な回転ディスクをもつ小形ホッパを使用した揚送式ホッパ装置を提供することにある
さらに本発明の目的はエスカレータ装置に改良を加えた小形の揚送式ホッパを提供することにある
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ホッパ装置( 10 )のコイン収容用のタンク( 11 )内に水平に配設された回転ディスク( 19 )によりコイン(C)が出口部( 16 E)から水平に払い出され、その払い出されたコインを上方へ案内し搬送するエスカレータ装置( 30 )を有し、前記エスカレータ装置( 30 )は、前記出口部( 16 E)と連結する通路状の湾曲部( 6 C)を下端に備えると共に、一列に並べられた複数のコインを下から上に搬送するための曲面をもつ背板( 31 )と、この背板の各サイドにそれぞれ設置されている一対のスペイサ( 33 、 35 )とを備えたものにおいて、
前記出口部( 16 E)側で枢軸( 52 )により元端部を枢支されて、前記湾曲部( 6 C)の下端部と上端部との間に斜交いに掛け渡って位置し、かつ前記枢軸( 52 )を中心にして前記背板( 31 )の曲面方向へ回動付勢されている長手のアーム( 55 )と、
前記長手のアーム( 55 )の1/2程の長さを有し、前記長手のアーム( 55 )に対して回動可能に、元端部を前記枢軸( 52 )に枢支され、かつその枢軸( 52 )を中心に前記背板( 31 )の曲面方向に回動付勢されている第1のアーム( 56 )と、
この第1のアーム( 56 )と対称配置で、前記長手のアーム( 55 )の先端部に配した枢軸( 62 )に元端部を枢支され、かつこの枢軸( 62 )を中心に前記背板( 31 )の曲面方向へ回動付勢されている前記第1のアーム( 56 )と同等長さの第2のアーム( 66 )とを備え、
前記第1と第2の各アーム( 56 、 66 )の先端部と中央部にそれぞれ設けた枢軸( 54 )および前記長手のアーム( 55 )の両端部にそれぞれ位置する前記各枢軸( 52 、 62 )に、それぞれアイドラ( 57 )を回転自在に外装し、これらのアイドラ( 57 )にリング形のベルト( 60 )を張り巡らせ、前記ベルト( 60 )が前記湾曲部( 6 C)に押し付けられながら回転するように構成せしめて、
コイン(C)を、前記ベルト( 60 )により前記背板( 31 )に押し付けて前記湾曲部( 6 c)の通路を押し上げ移送するように成したことを特徴とするエスカレータ装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を其の実施の形態について添付の図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明による一実施例を概略的に示した斜面図である。
図2は図1の実施例を右サイドから見た概略的な側面図である。
図3は図2の要部を概略的に示す斜面図である。
図4は図3の要部を概略的に示す拡大断面図である。
図5は図1の取り付け部を説明するための概略的な分解斜面図である。
[ホッパ装置]
図1の右部に示される大きな縦箱形の11はホッパ装置のタンクである。
【0009】
このタンク11は多数個のコインをバラ積み状態で収納する。
なおタンク11は樹脂成型品からなり概略角筒形に形成されている。
角筒形のタンク11を取り除いた斜面図が図3に示されている。
図3の左下部に示される平箱形のホッパ装置10は矩形板状の基台12の上に固定されている。
そしてホッパ装置10は樹脂成型品の底板13と此を覆う樹脂成形品のベース板15とに分離可能である。
なおベース板15上部の窪みにはコインをスライドさせるための金属製のプレート16が固定されている。
【0010】
この金属プレート16は概略ひょうたん形になって先端部がホッパ装置10の出口部16Eを形成している(図5を参照)。
一方、平箱形のホッパ装置10は其の一角部に電気モータ17が起立して備えられている(図3を参照)。
なお電気モータ17は回転軸が下方に位置して配置されている。
そして電気モータ17の下方に位置する回転軸には第一のギア(図示略)が固定されている。
また金属プレート板16の上面中央部には少し大きなディスク19が回転自在に配設されている。
【0011】
このディスク19は複数の貫通孔22を有しておりコイン一個一個を押し出すために使用される。
そしてディスク19の回転軸下部には当該ディスク19を回転するための第二のギア(図示略)が固定されている。
加えてホッパ装置10内には第一ギアと第二ギアとを連結するためのギア列(図示略)を備えている。
すなわち第一ギアと第二ギアとギア列はディスク19下方のホッパ装置10内に平らに設置されている。
なお電気モータ17はディスク19の横サイドに配置されていることになる(図3を参照)。
【0012】
上述のホッパ装置10は電気モータ17が駆動されるとギア群を介在してディスク19が反時計方向に回転される。
ディスク19が回転されるとコインが金属プレート16の出口部16Eに一個一個押し出されることになる。
すなわち電気モータ17が駆動されるとタンク11内のコインは回転されるディスク19の貫通孔22内に填り込む。
貫通孔22内に填り込んだ最も下のコインはディスク19下の爪23によって金属プレート16上をスライドされる。
すなわち貫通孔22内の最も下のコインはディスク19の回転によって金属プレート16上をスライドされる。
【0013】
金属プレート16上をスライドされるコインは出口部16E方向にガイドされる。すなわちコインはディスク19の周縁を囲むベース板15とガイド片25とによって出口部16E方向にガイドされる。
出口部16E方向にガイドされたコインは爪23と一対のピン(図示略)とによって貫通孔22から外側に押し出される。
外側に押し出されたコインは更に爪23によって一対のローラ27(一部図示)のスプリングに抗して外側に押し出される。
外側に押し出されたコインは出口部16Eに位置し次の押し出されて来るコインよって更に押し出される。
【0014】
こうして次から次へと出口部16Eから押し出されるコインは平らな一列になってエスカレータ装置30に押し出される。
[エスカレータ装置]
図3の右部に示される直立したJ形体がエスカレータ装置30である。
図面に示されるようにエスカレータ装置30は曲面状の背板31の上部に平面状の背板32を備えている。
湾曲された背板31と直立した背板32との各サイドにはそれぞれ細長いスペイサ33と35が固定されている。
湾曲された背板31の一対になるスペイサ33と35との間にはベルト装置50が配設されている。
【0015】
ベルト装置50は概略L形の取り付け板51を有している(図5を参照)。
取り付け板51の起立片には枢軸52が横向きに取り付けられている。
この枢軸52には大きなコイルバネ53が外装されている(図1を参照)。
さらに枢軸52には長手のアーム55の元端部が回転自在に外装されている。
なおコイルバネ53の一端は取り付け板51に掛け止められ他端は長手のアーム55に掛け止められている。
したがって長手のアーム55は枢軸52を中心にして背板31方向に押し付けられる。
さらに枢軸52には短いアーム56の元端部が回転自在に外装されている。
【0016】
そして此の枢軸52には更にアイドラ57が回転自在に外装されている(図3を参照)。
なお短いアーム56の先端部と中央部にもそれぞれ枢軸54が横向きに取り付けられている。
そして各枢軸54にもアイドラ57がそれぞれ回転自在に外装されている。
長手のアーム55の中央部には少し小さなコイルバネ59が配設されている。
このコイルバネ59の一端は長手のアーム55に掛け止められ他端は短いアーム56に掛け止められている。
したがって少し短いアーム55は枢軸52を中心にして背板31に押し付けられる。
【0017】
同様に長手のアーム55の先端部には枢軸62が横向きに取り付けられている。
枢軸62にも少し短いアーム66の元端部が回転自在に外装されている。
同様に此の枢軸62にもアイドラ57が回転自在に外装されている。
短いアーム66の先端部と中央部にもそれぞれ枢軸54が横向きに取り付けられている。
そして各枢軸54にもアイドラ57がそれぞれ回転自在に外装されている。
さらに長手のアーム55の中央部には少し小さなコイルバネ69が配設されている。
このコイルバネ69の一端は長手のアーム55に掛け止められ他端は短いアーム66に掛け止められている。
【0018】
したがって少し短いアーム66も枢軸62を中心にして背板31に押し付けられる。
そして合計六個のアイドラ57には大きなリング形のベルト60が張り巡らされている。
かくして六個のアイドラ57群はベルト60を背板31に押しつけることになる。すなわちコイルバネ53ならびに一対のコイルバネ59と69がそれぞれ作用しベルト60が背板31に押しつけられる。
一方、エスカレータ装置30を構成する平面状の背板32には長方形のカバー板36が配設されている。
【0019】
すなわち背板32の一対になるスペイサ33と35には長方形のカバー板36が掛け渡されている。なおコイルバネ53と59と69ならびにアーム55と56と66などはバネ手段を構成していることは勿論である。
ここで上述の構成からなるホッパ装置10にエスカレータ装置30を取り付ける場合を簡単に説明する。まずエスカレータ装置30の曲がり背板31の下端部がホッパ装置10の出口部16Eの下に挿入される(図5を参照)。
【0020】
つぎに短い一対のスペイサ33Sと35Sを介在してベルト装置50の取り付け片51が出口部16Eに位置決めされる。
こののち複数の小さなボルトナットによって金属の出口部16Eに背板31と取り付け片51が固定される(図3を参照)。
この結果、ホッパ装置10から押し出されたコインは出口部16Eを介在して背板31上面をスライドする(図4を参照)。
こうして湾曲された背板31の上面に押し出されたコインCは次に押し出されて来るコインCよって押し揚げられる。
そして背板31に押し揚げられる平坦な一列のコインCは無端ベルト60によって背板31に押し付けられる。
【0021】
すなわちベルト60を介在してコインCはコイルバネ53と59と69によって背板31に押し付けられる。
こうして平面一列の状態で押し上げられたコインCは最終的にエスカレータ装置30の上部から外に放出される。
言い換えるとエスカレータ装置30の上部に達したコインCはキッカーKのスプリング(図示略)によって放出される。
なおベルト60はアイドラ57群によって移動自在になるためコインCの上昇移動はスムーズに行われる。
またアイドラ57群に一方向性のクラッチなどが内設されると上昇されたコインC群の逆戻りが防止される。
【0022】
またコインCの直径とアイドラ57の直径を考慮するとベルト60を省略できることは勿論である。
また図示を省略したがアイドラ57を電気モータで駆動し強制的に回転しても良いことは勿論である。
またホッパ装置10の本体を水平状態として説明したが(図3を参照)傾斜状態にしても良いことは勿論である。
すなわち背板31の湾曲を緩やかにするためにホッパ装置10全体を傾斜しても良いことは勿論である。
言い換えるとディスク19を傾斜した形式の小形ホッパを使用しても良いことは勿論である。
【0023】
ここで更に上述された構成をもつ小形の揚送式コインホッパ装置の使用例を簡単に説明する。図6は本発明による一実施例の使用状態を概略的に示した正面図である。図7は図6を左サイドから見た概略的な側面図である。図8は図6を上から見た概略的な平面図である。図6の下部に示される板は大きな矩形の台板71である。この台板71の上には図9で説明されたような大形のホッパ装置70が固定されている。
【0024】
ホッパ装置70は三角形になる一対の脚を介在して少し小さな正方形の基板72をほぼ起立状態に備えている(図7を参照)。
そして此の基板72の上面にはやや大きな厚手円板形の回転ドラム73が回転自在に配設されている。
さらに概略鍋形のタンク75が此の回転ドラム73を囲むようにして基板72に固定されている。
またコインホッパ装置70はタンク75内のコインを外に放出するための出口76を備えている(図7を参照)。
なお回転ドラム73はタンク75内のコインを一個ずつ出口76に払い出すためのものである。
【0025】
鍋形タンク75の大きな上方開口には大きな角筒ラッパ形の補助タンク77が連通して配設されている。
そして補助タンク77の一隅部にはコイン排出用のシュート79が斜めに設置されている。
すなわち補助タンク77内のコインが満杯近くなるとコインが樋形のシュート79から外部に排出される。
シュート79の下端すなわち外端近くには前述したホッパ装置10のコイン収納用タンク11が配設されている。
そして前述したエスカレータ装置30の上端部は大形タンク77の開口部に形成されたスロットS近くに配置されている。
【0026】
なおエスカレータ装置30の上端部には取り付け用の横アームHが固定されると共にU形のコインガイドGが固定されている。
そしてエスカレータ装置30はコインガイドGがスロットS内に位置するように配設されている。
また細い板である横アームHは大形タンク77の開口内壁に固定される(図8を参照)。
上述したように大形ホッパ装置70に小形の揚送式ホッパ装置を組み合わせるとコインの循環式ホッパ装置になる。
すなわち大形ホッパ装置70内のコインが溢れるとシュート79を介在してタンク11内に収納される。
【0027】
そして大形ホッパ装置70内のコインが少なくなると小形ホッパ装置10が駆動される。
この結果、タンク11内のコインはエスカレータ装置30を介在して大形ホッパ装置70内に補充される。
言い換えると大形ホッパ装置70から小形の揚送式ホッパ装置に送られたコインは再び大形ホッパ装置70へと循環される。
【発明の効果】
以上のように本発明は簡単な構成の付加によってエスカレータ装置を小形化できることになる。
【0028】
言い換えると本発明は小形のエスカレータ装置によってコインを水平状態から垂直状態に方向変換できることになる。
加えて本発明に小形ホッパ装置が使用されると揚送式ホッパ装置を小形化できることになる。
さらに本発明の小形揚送式ホッパ装置を大形ホッパ装置と組み合わせると循環式ホッパ装置にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による一実施例を概略的に示した斜面図である。
【図2】図2は図1の実施例を右サイドから見た概略的な側面図である。
【図3】図3は図2の要部を概略的に示す斜面図である。
【図4】図4は図3の要部を概略的に示す拡大断面図である。
【図5】図5は図1の取り付け部を説明するための概略的な分解斜面図である。
【図6】図6は本発明による一実施例の使用状態を概略的に示した正面図である。
【図7】図7は図6を左サイドから見た概略的な側面図である。
【図8】図8は図6を上から見た概略的な平面図である。
【図9】図9は従来例を示す概略的な斜面図である。
【符号の説明】
10:ホッパ装置、
30:エスカレータ装置、
31:背板、
33:スペイサ、
35:スペイサ、
50:ベルト装置、
55:アーム、
56:アーム、
57:アイドラ、
53:コイルバネ、
59:コイルバネ、
60:ベルト、
66:アーム、
69:コイルバネ、
C:コイン。
Claims (1)
- ホッパ装置( 10 )のコイン収容用のタンク( 11 )内に水平に配設された回転ディスク( 19 )によりコイン(C)が出口部( 16 E)から水平に払い出され、その払い出されたコインを上方へ案内し搬送するエスカレータ装置( 30 )を有し、前記エスカレータ装置( 30 )は、前記出口部( 16 E)と連結する通路状の湾曲部( 6 C)を下端に備えると共に、一列に並べられた複数のコインを下から上に搬送するための曲面をもつ背板( 31 )と、この背板( 31 )の各サイドにそれぞれ設置されている一対のスペイサ( 33 、 35 )とを備えたものにおいて、
前記出口部( 16 E)側で枢軸( 52 )により元端部を枢支されて、前記湾曲部( 6 C)の下端部と上端部との間に斜交いに掛け渡って位置し、かつ前記枢軸( 52 )を中心にして前記背板( 31 )の曲面方向へ回動付勢されている長手のアーム( 55 )と、
前記長手のアーム( 55 )の1/2程の長さを有し、前記長手のアーム( 55 )に対して回動可能に元端部を前記枢軸( 52 )に枢支され、かつその枢軸( 52 )を中心に前記背板( 31 )の曲面方向に回動付勢されている第1のアーム( 56 )と、
この第1のアーム( 56 )と対称配置で、前記長手のアーム( 55 )の先端部に配した枢軸( 62 )に元端部を枢支され、かつこの枢軸( 62 )を中心に前記背板( 31 )の曲面方向へ回動付勢されている前記第1のアーム( 56 )と同等長さの第2のアーム( 66 )とを備え、
前記第1と第2の各アーム( 56 、 66 )の先端部と中央部にそれぞれ設けた枢軸( 54 )および前記長手のアーム( 55 )の両端部にそれぞれ位置する前記各枢軸( 52 、 62 )に、それぞれアイドラ( 57 )を回転自在に外装し、これらのアイドラ( 57 )にリング形のベルト( 60 )を張り巡らせ、前記ベルト( 60 )が前記湾曲部( 6 C)に押し付けられながら回転するように構成せしめて、
コイン(C)を、前記ベルト( 60 )により前記背板( 31 )に押し付けて前記湾曲部( 6 c)の通路を移送するように成したことを特徴とするエスカレータ装置。
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