JP4235060B2 - 指針装置及び指示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、指針装置及び指示装置に関する。
上述した従来の指針装置及び指示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1には、指針の長手方向に沿って配置された複数の発光ダイオードの発光長を2段階に切り替えて、メータの拡大、縮小を行うものである。
発光長の切り替えは、図11に示すような切替回路にて行われている。同図に示すように、指針内には、3つの発光ダイオードが直列に接続された発光ダイオード群D11〜D14が備えられている。そして、発光ダイオード群D11は、カソード側が入力端子T1に、アノード側が入力端子T3に接続されている。
さらに、発光ダイオード群D12〜D14は、カソード側が入力端子T1に、アノード側が入力端子T2に接続されている。また、入力端子T1には、駆動電圧Vのマイナス側が接続され、入力端子T2には、抵抗R1を介して駆動電圧Vのプラス側が接続され、入力端子T3には、抵抗R2、スイッチSWを介して駆動電圧Vのプラス側が接続されている。
以上の構成により、スイッチSWがオンしているときは、発光ダイオード群D11〜D14すべてが点灯し、スイッチSWがオフしているときは、発光ダイオード群D11が消灯し、発光ダイオード群D12〜D13のみが点灯する。つまり、スイッチSWのオンオフによって、発光長を2段階に切り替えることができるものである。また、上記切替回路を、指針の回転中心部を覆う指針キャップ内に設けることも考えられる。
特開平7−159201号公報
しかしながら、上述した従来の指針装置では、発光ダイオードに対する駆動電圧Vの供給を3つの端子を用いて行っているため、指針の組み付け性が悪く、指針キャップが大型化してしまうという問題があった。また、切替段数を増やす程、端子数を増やす必要があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、指針の組み付け性の向上及び指針キャップの小型化を図った指針装置及び指示装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、指針と、極性反転可能な駆動電圧が印加される2つの入力端子と、前記指針の長手方向に沿って配置された複数の発光ダイオードであって、前記2つの入力端子の一端から他端に向かって順方向となるように前記2つの入力端子に接続された前記複数の発光ダイオードから構成された第1発光ダイオード群と、前記指針の長手方向に沿って前記第1発光ダイオード群と並列に配置された複数の発光ダイオードであって、前記2つの入力端子の前記他端から前記一端に向かって順方向となるように前記2つの入力端子に接続された前記複数の発光ダイオードから構成された第2発光ダイオード群と、を備え、前記2つの入力端子が前記指針の回転中心部を覆う指針キャップ内に設けられていることを特徴とする指針装置に存する。
請求項1記載の発明によれば、2つの入力端子の一端に駆動電圧の高圧側が、他端に低圧側が接続されたとき、第1発光ダイオード群は発光して第2発光ダイオード群は発光しない。また、駆動電圧の極性が反転すると、第2発光ダイオード群は発光して第1発光ダイオード群は発光しない。従って、指針外部との接続端子は、2つの入力端子で済む。また、指針側にツェナーダイオードやスイッチ素子などを用いる必要がない。
請求項記載の発明は、請求項に記載の指針装置と、前記指針に指示される縮小目盛及び拡大目盛が形成された文字板と、前記縮小目盛指示時と前記拡大目盛指示時とで、前記2つの入力端子間に印加する前記駆動電圧の極性を反転させるように前記2つの入力端子間に前記駆動電圧を出力する駆動電圧出力手段と、を備えたことを特徴とする指示装置に存する。
請求項記載の発明によれば、文字板には、指針に指示される縮小目盛及び拡大目盛が形成される。駆動電圧出力手段が、縮小目盛支持時と拡大目盛指示時とで、2つの入力端子間に印加する駆動電圧の極性を反転させるように、2つの入力端子間に駆動電圧を出力する。従って、拡大目盛と、縮小目盛とに合わせた指針の発光長に制御することができる。
請求項記載の発明は、請求項に記載の指針装置と、前記2つの入力端子間に前記駆動電圧を出力する駆動電圧出力手段と、前記駆動電圧のデューティを制御するデューティ制御手段と、を備えたことを特徴とする指示装置に存する。
請求項記載の発明によれば、駆動電圧のデューティを制御することにより、簡単に、発光素子の輝度を制御することができる。
請求項記載の発明は、請求項記載の指示装置であって、前記デューティ制御手段は、ライトスイッチのオンオフに応じて、デューティを変えることを特徴とする指示装置に存する。
請求項記載の発明によれば、デューティ制御手段が、ライトスイッチのオンオフに応じて、デューティを変える。従って、周囲の明るさに応じて、自動的に発光素子の輝度を切り替えることができる。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、指針外部との接続端子数は、2つの入力端子で済むので、指針の組み付け性の向上及び指針キャップの小型化を図った指針装置を得ることができる。また、指針側にツェナーダイオードやスイッチ素子などを用いる必要がなく、簡単な構成となりコストダウンを図った指針装置を得ることができる。
請求項記載の発明によれば、拡大目盛と、縮小目盛とに合わせた指針の発光長に制御することができる指示装置を得ることができる。
請求項記載の発明によれば、駆動電圧のデューティを制御することにより、簡単に、発光素子の輝度を制御することができる指示装置を得ることができる。
請求項記載の発明によれば、周囲の明るさに応じて、自動的に発光素子の輝度を切り替えることができる指示装置を得ることができる。
第1実施形態
以下、この発明の第1実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1実施形態における本発明の指針装置及び指示装置を組み込んだコンビネーションメータの正面図であり、図2(a)及び(b)は、図1に示された指示装置2cを構成する指針2c1の拡大正面図及び側面図である。また、図3は、図2に示す指針キャップ2c4内に収納された駆動IC4の電気構成図を示す。
図1において、コンビネーションメータには、所定の指示値を指示する指示装置2a、2b、2cがそれぞれ取り付けられている。上述した指示装置2a、2bは各々が、指針2a1、2b1と、この指針2a1、2b1によって指示される目盛2a2、2b2と、指針2a1、2b1を駆動するムーブメント(図示せず)とを備えている。また、指示装置2cは、指針2c1と、この指針2c1によって指示される縮小目盛2c2及び拡大目盛2c3と、指針2c1を駆動するムーブメント(図示せず)とを備えている。なお、上述した目盛2a2、2b2、縮小目盛2c2及び拡大目盛2c3は、例えば、一枚の文字板に形成することが考えられる。
次に、上述した指針2c1の詳細な構成について、図2を参照して説明する。同図に示すように、透明部材から形成された指針2c1の下面に、その長手方向に沿って発光素子としての発光ダイオードDが配列されている。なお、本実施形態では、指針2c1の回転中心部から指針長の略半分までの間に配列されている発光ダイオードDを発光ダイオード群D1とし、指針長の略半分から指針2c1先端までの間に配列されている発光ダイオードDを発光ダイオード群D2としている。
また、発光ダイオード群D1と発光ダイオード群D2との境界には、光不透過性の仕切板2c5が設けられている。この仕切板2c5により、発光ダイオード群D1から指針2c1の先端側に向かう光が遮断され、発光ダイオード群D1によって、指針長の略半分から先端までの部分が光輝することはない。
上述した発光ダイオード群D1及びD2の駆動回路は、指針2c1の回転中心部を覆う指針キャップ2c4内にIC化されて内蔵されている。この駆動IC4について、図3を参照して以下説明する。同図に示すように、駆動IC4(=駆動回路)は、両端に発光ダイオード群D1及びD2を駆動するための駆動電圧Vnが印加される2つの入力端子T1、T2を有している。入力端子T1は、駆動電圧Vnのプラス側に接続され、入力端子T2は、駆動電圧Vnのマイナス側に接続されるとともに、接地されている。なお、入力端子T1、T2への駆動電圧の供給は、ヒゲゼンマイを介して行われる。これにより、指針2c1が回転していても駆動電圧Vnを供給することができる。
上記駆動電圧Vnは、マイクロコンピュータ100(以下、μCOM100)のD/A変換器101から供給されている。なお、D/A変換器101からの駆動電圧Vnは、定電圧回路200により定電圧化されて入力端子T1、T2間に供給されている。このμCOM100は、請求項5記載の駆動電圧出力手段として働き、例えば、図示しない拡大/縮小切替スイッチのオンオフに応じた高さの駆動電圧Vnを出力している。
上述した発光ダイオード群D1を構成する発光ダイオードは、互いに直列に接続されている。同様に、発光ダイオード群D2を構成する発光ダイオードも互いに直列に接続されている。この発光ダイオード群D1及びD2は、入力端子T1から入力端子T2に向かう方向とダイオードの順方向とが一致するように、入力端子T1及びT2間に互いに並列に接続されている。
また、入力端子T1及びT2間には、差動増幅回路41aと、カレントミラー回路41bとから構成される比較回路41(比較手段)が接続されている。入力端子T1及びT2間には、さらにツェナーダイオードDzが接続されている。このツェナーダイオードDzは、上述した差動増幅回路41aを構成するトランジスタQ3のベース−入力端子T2間にも接続されるようになっている。
また、発光ダイオード群D1のカソード側は、トランジスタQ8のコレクタ−エミッタ間及び抵抗R9を介して、入力端子T2に接続されている。このトランジスタQ8のベースは、抵抗R7を介して、入力端子T1に接続されているとともに、トランジスタQ7のコレクタ−エミッタ間を介して入力端子T2に接続されている。なお、トランジスタQ7のベースは、トランジスタQ8−抵抗R9間に接続されている。
一方、発光ダイオードD2のカソード側は、トランジスタQ5のコレクタ−エミッタ間及び抵抗R6を介して、入力端子T2に接続されている。このトランジスタQ5のベースは、抵抗R4を介して、比較回路41に接続されているとともに、トランジスタQ6のコレクタ−エミッタ間を介して入力端子T2に接続されている。なお、トランジスタQ6のベースは、トランジスタQ5−抵抗R6間に接続されている。上記トランジスタQ5及びQ6が請求項中のスイッチング素子と定電流回路を構成している。
上述した構成のコンビネーションメータの動作をμCOM100の処理手順を説明する図4のフローチャートを参照して以下説明する。μCOM100は例えばイグニッションスイッチのオンによって動作を開始し、最初のステップS1に進む。ステップS1において、μCOM100は、車幅灯スイッチ(ライトスイッチ)の状態に基づき、車幅灯が点灯しているか否かを判断する。車幅灯が消灯していれば(ステップS1で消灯)、デューティ制御手段として働き、駆動IC4に供給する駆動電圧Vnのデューティを100%にセットする(ステップS2)。
一方、車幅灯が点灯していれば(ステップS1で点灯)、デューティ制御手段として働き、駆動IC4に供給する駆動電圧Vnのデューティを50%にセットする(ステップS3)。次に、μCOM100は、上述した拡大/縮小切替スイッチの状態に基づき、運転者によって縮小目盛2c2を指示する縮小モードに設定されているか、拡大目盛2c3を指示する拡大モードに設定されているか否かを判断する(ステップS4)。
拡大モードに設定されていれば(ステップS4で拡大モード)、μCOM100は、ステップS2又はS3でセットしたデューティを有し、かつ、入力端子T1及びT2間にツェナーダイオードDz(図3参照)のツェナー電圧(=閾値電圧)より低い駆動電圧V1を供給する(ステップS5)。図3に示す駆動IC4の入力端子T1及びT2間にツェナーダイオードDzのツェナー電圧より低い駆動電圧V1を供給すると、比較回路41から抵抗R4に駆動電圧V1が出力され、トランジスタQ5〜Q8が定電流動作する。これにより、発光ダイオード群D1及びD2の両端にそれぞれ駆動電圧V1が供給され、発光ダイオード群D1及びD2の両者が点灯する。
この発光ダイオード群D1及びD2の点灯により、図5(a)に示すように、指針2c1の回転中心部から先端までが発光する。次に、μCOM100は、拡大目盛2c3を発光させると共に、縮小目盛2c2、目盛2a2、2b2及び指針2a1、2b1を消灯させた後(ステップS6)、ステップS1に戻る。これにより、指示装置2cの拡大表示を行うことができる。
これに対して、縮小モードに設定されていれば(ステップS4で縮小モード)、μCOM100は、ステップS2又はS3でセットしたデューティを有し、かつ、入力端子T1及びT2間にツェナーダイオードDz(図3参照)のツェナー電圧より高い駆動電圧V2を供給する(ステップS7)。図3に示す駆動IC4の入力端子T1及びT2間にツェナーダイオードDzのツェナー電圧より高い駆動電圧V2を供給すると、ツェナーダイオードDzに電流が流れる。これにより、比較回路41から抵抗R4に駆動電圧V2が出力されなくなる。
このため、比較回路41に接続されているトランジスたQ5、Q6の定電流が遮断される。従って、発光ダイオード群D2に駆動電圧V2が供給されずに、消灯状態となる。一方、トランジスタQ7及びQ8は、駆動電圧V2の供給に応じて定電流動作するため、発光ダイオード群D1の両端に駆動電圧V2が供給され、点灯する。
この発光ダイオード群D1の点灯、発光ダイオード群D2の消灯により、図5(b)に示すように、指針2c1の回転中心部から指針長の略半分までが発光する。次に、μCOM100は、縮小目盛2c2、目盛2a2、2b2及び指針2a1、2b1を点灯させると共に、拡大目盛2c3を消灯させた後(ステップS8)、ステップS1に戻る。これにより、指示装置2a及び2bの表示、指示装置2cの縮小表示を行うことができる。なお、指針2a1、2b1、目盛2a2、2b2、縮小目盛2c2、拡大目盛2c3の点灯・消灯は従来から公知の技術を用いて行う。
上述した指示装置2cによれば、拡大目盛2c3と縮小目盛2c2とに合わせた発光長に制御することができる。しかも、駆動IC4の動作に必要な電圧のすべてを駆動電圧Vnから発生させれば、指針2c1外部との接続端子数は、発光ダイオードDの配置数や発光長の切替段数などに関係なく、2つの入力端子T1、T2で済むので、指針2c1の組み付け性の向上及び指針キャップの小型化を図ることができる。
また、上述した指示装置2cによれば、車幅灯の点灯/消灯に応じて、デューティを切り替えている。これにより、周囲の明るさに応じて、発光ダイオードDの輝度を切り替えることができる。
さらに、上述した指示装置2cによれば、比較回路41により、発光ダイオードD1のみが点灯しているときに発光ダイオード群D1に供給される負荷電流と、発光ダイオードD1及びD2の両者が点灯しているときに発光ダイオード群D1及びD2に供給される負荷電流が一定に保たれ、デューティが一定であれば点灯している発光ダイオードの数に関係なく一定輝度となる。
また、上述した実施形態では、駆動IC4に入力してくる駆動電圧Vnの高さに応じて、指針2c1の発光長を2段階に切り替えていた。しかしながら、例えば、発光長を2段階に切り替える場合であれば、図6に示すように、指針2c1に発光ダイオードDを配置すると共に、図7に示すような駆動回路を用いることも考えられる。
図6に示すように、指針2c1には、指針2c1の回転中心部から指針2c1先端までの間に配列された発光ダイオード群D3と、この発光ダイオード群D3に並列に配列され、かつ、指針2c1の回転中心部から指針長の略半分までの間に配列された発光ダイオード群D4とが設けられている。
上述した配列の発光ダイオード群D3及びD4は、図7に示すような入力端子部5により駆動されている。同図に示すように、入力端子部5には、両端に発光ダイオードDを駆動するための駆動電圧Vnが印加される2つの入力端子T1、T2が設けられている。さらに、入力端子部5においては、接続線L1、L2(=第1接続線)により、2つの入力端子T1、T2間に、入力端子T1から入力端子T2に向かう方向と順方向とが一致するように、発光ダイオード群D3を接続されている。また、接続線L2、L3(=第2接続線)により、2つの入力端子T1、T2間に、入力端子T2から入力端子T1に向かう方向と順方向とが一致するように、発光ダイオード群D4が接続されている。
上記駆動電圧Vnは、μCOM100のD/A変換器101から供給されている。なお、D/A変換器101からの駆動電圧Vnは、定電圧回路200により定電圧化されて入力端子T2に供給されている。また、定電圧回路200と、入力端子T1、T2との間には極性反転スイッチSW1、SW2が設けられている。この極性反転スイッチSW1、SW2は、μCOM100によりHブリジなどの回路を用いて切替制御が行われている。また、発光ダイオードDと直列に定電流ダイオードDiが接続されている。
上述した構成の指示装置2cの動作について以下説明する。まず、μCOM100は、図示しない拡大/縮小切替スイッチの状態に基づき、拡大モードに設定されていると判断すると、極性反転スイッチSW1を入力端子T1側に、極性反転スイッチSW2を入力端子T2側に切り替える。これにより、入力端子T1が駆動電圧Vnのプラス側に接続され、発光ダイオード群D3に順方向電圧が印加される。そして、発光ダイオード群D3が発光する。
一方、発光ダイオード群D4には逆方向電圧が印加されるため、発光ダイオード群D4は発光しない。従って、拡大表示の際に、指針2c1の回転中心部から先端までを指針2c1の発光長とすることができる。
これに対して、縮小モードが設定されていると判断すると、μCOM100は、極性反転スイッチSW1を入力端子T2側に、極性反転スイッチSW2を入力端子T1側に切り替える。これにより、入力端子T2が駆動電圧Vnのプラス側に接続され、発光ダイオード群D4に順方向電圧が印加され、発光ダイオード群D4が発光する。一方、発光ダイオード群D3には逆方向電圧が印加されるため、発光ダイオード群D3は発光しない。従って、縮小表示の際に、指針2c1の回転中心部から指針長の略半分までを指針2c1の発光長とすることができる。
以上の説明から、μCOM100と、極性反転スイッチSW1、SW2とが請求項6記載の駆動電圧出力手段を構成していることが明らかである。また、上述した指示装置2cによれば、指針2c1外部との接続端子数は、2つの入力端子T1、T2で済むので、指針2cの組み付け性の向上及び指針キャップ2c4の小型化を図ることができる。しかも、指針側に駆動回路が不要なので、簡単な構成となりコストダウンを図ることができる。
また、この場合も、上述した第1実施形態と同様に、駆動電圧Vnのデューティを制御して発光ダイオードDの輝度を制御するようにしてもよい。
第2実施形態
次に、この発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。図8は、第2実施形態における本発明の指針装置及び指示装置を組み込んだコンビネーションメータの正面図であり、図9は、指針キャップ2c4内に収納された駆動IC4の電気構成図を示す。図8において、コンビネーションメータには、車両の速度を指示する指示装置2cが中央に取り付けられる。この指示装置2cの左側には燃料残量を示す表示器2dが、右側にはギア位置を表示する表示装置2eがそれぞれ取り付けられている。
上述した指示装置2cは、指針2c1と、略楕円形状の楕円状目盛2c6が形成されている文字板と、指針2c1を駆動するムーブメント(図示せず)とを備えている。上述した指針2c1は、第1実施形態と同様に、図2に示すようにその長手方向に沿って発光ダイオードDが配置されている。
上述した発光ダイオードDの駆動回路は、指針キャップ2c4内にIC化されて内蔵されている。この駆動IC4の詳細について、図9を参照して以下説明する。同図に示すように、駆動IC4(=駆動回路)は、両端に車両の速度に応じた高さの駆動電圧Vnが印加される2つの入力端子T1、T2を有している。なお、入力端子T1は、駆動電圧Vnのプラス側に接続され、入力端子T2は、駆動電圧Vnのマイナス側に接続されるとともに、接地されている。
上記駆動電圧Vnは、μCOM100のD/Aにより駆動回路を制御することにより供給されている。このμCOM100は、請求項7記載の駆動電圧出力手段として働き、車速センサ300からの出力に基づき、車速のパルス周期をカウントし、このカウント値をD/A変換器101によりD/A変換した出力で駆動回路を制御し、駆動電圧Vnとして出力する。
また、駆動IC4は、入力端子T1、T2間に設けられ、両端に印加される電圧の大きさに係わらず、一定電流を流す定電流回路Cと、抵抗R1〜Rn+1とから構成される直列回路を備えている。以上の構成により、各抵抗R1〜Rn+1の接続点にはある一定電圧以上の駆動電圧Vnが印加されれば、駆動電圧Vnの高さの変化に関係なく常に一定の閾値電圧VS1〜VSnが発生する。また、上記閾値電圧は、VSn>…VS2>VS1の関係にある。
上記駆動IC4にはさらに、−端子に駆動電圧Vnが供給され、+入力端に閾値電圧VS1〜VSnが各々供給されるコンパレータCP1〜CPn(=比較回路)が備えられている。このコンパレータCP1〜CPnの出力端は、コレクタが端子T11〜T1nに各々接続され、エミッタが定電流回路C11〜C1nを介して各々接地されているトランジスタTr1〜Trn(=スイッチング素子)のベースに接続されている。
上述した構成の指示装置の動作について以下説明する。μCOM100は、車速センサ300の出力から検出した車速に応じた高さのD/A出力に応じて駆動回路から駆動電圧Vnを出力する。まず、駆動回路から出力される駆動電圧Vnが閾値電圧VS1を超えると、コンパレータCP1の出力がHレベルとなり、これに応じてトランジスタTr1がオンする。このトランジスタTr1のオンに応じて、トランジスタTr1に接続された発光ダイオードDの両端に駆動電圧Vnが印加され、点灯する。
次に、駆動電圧Vnが閾値電圧VS2を超えると、コンパレータCP1に加えて、コンパレータCP2の出力もHレベルとなり、これに応じてトランジスタTr2もオンする。このトランジスタTr2のオンに応じて、トランジスタTr2に接続された発光ダイオードDの両端にも駆動電圧Vnが印加され、トランジスタTr1に接続された発光ダイオードDに加えて、トランジスタTr2に接続された発光ダイオードDも点灯する。以下同様に、駆動電圧Vnが閾値電圧VS3〜VSnを超える毎に、発光ダイオードDの点灯数が増加して、発光長が長くなる。
従って、車速に応じて駆動電圧Vnの高さを制御することにより、指針2c1の発光長を車速に応じたものにすることができる。このため、楕円状目盛2c6のような、指針2c1の回転中心から目盛までの距離が、指示値によって異なる目盛であっても、指示値に応じて発光長を長くしたり、短くしたりできるため、違和感のない指示を行うことができる。
また、発光ダイオードDに供給される電流は、定電流回路C11〜C1nによって一定に保たれる。このため、発光ダイオードDは、駆動電圧Vn−接地電圧間に接続される発光ダイオードDの合成抵抗値の変化に関わらず常に一定の輝度で点灯する。
上述した指示装置によれば、楕円状目盛2c6に合わせた発光長に制御することができる。しかも、第1実施形態と同様に、指針2c1外部との接続端子数は、2つの入力端子T1、T2で済むので、指針2cの組み付け性の向上及び指針キャップの小型化を図ることができる。
なお、上述した第2実施形態においては、しきい値電圧としてR1〜Rn+1の抵抗分圧を用いていたが、例えば、閾値電圧作成用として第1実施形態に示すようにツェナーダイオードを用いることも考えられる。
また、上述した第1実施形態と同様に、駆動電圧Vnのデューティを制御して、発光ダイオードDの輝度を制御するようにしてもよい。
また、楕円状目盛2c6としては図8に示したものに限らず、例えば、図10に示すような楕円状目盛2c6であってもよい。
第1実施形態における本発明の指針装置及び指示装置を組み込んだコンビネーションメータの正面図である。 図1に示された指示装置2cを構成する指針2c1の拡大正面図及び側面図である。 図2に示す指針キャップ2c4内に収納された駆動IC4の電気構成図を示す。 図3に示すμCOM100の処理手順を示すフローチャートである。 (a)は、拡大モードにおけるコンビネーションメータの正面図であり、(b)は、縮小モードにおけるコンビネーションメータの正面図である。 図1に示された指針装置2cを構成する指針2c1の他の実施形態における拡大正面図である。 図6に示す指針キャップ2c4内に収納された入力端子部5の電気構成図を示す。 第2実施形態における本発明の指針装置及び指示装置を組み込んだコンビネーションメータの正面図である。 第2実施形態における指針キャップ内2c2内に収納された駆動IC4の電気構成図を示す。 他の実施形態における指針装置及び指示装置を組み込んだコンビネーションメータの正面図である。 従来の指針の発光長の切り替えに用いられた切替回路の一例を示す。
符号の説明
2c1 指針
D 発光ダイオード(発光素子)
T1、T2 入力端子
4 駆動IC(駆動回路)
2c4 指針キャップ
Q5〜Q8 トランジスタ(スイッチング素子)
Dz ツェナーダイオード(比較回路)
2c2 縮小目盛
2c3 拡大目盛
100 μCOM(駆動電圧出力手段、デューティ制御手段)
SW1 極性反転スイッチ(駆動電圧出力手段)
SW2 極性反転スイッチ(駆動電圧出力手段)
L1 接続線(第1接続線)
L2 接続線(第1接続線、第2接続線)
L3 接続線(第2接続線)

Claims (4)

  1. 指針と、
    極性反転可能な駆動電圧が印加される2つの入力端子と、
    前記指針の長手方向に沿って配置された複数の発光ダイオードであって、前記2つの入力端子の一端から他端に向かって順方向となるように前記2つの入力端子に接続された前記複数の発光ダイオードから構成された第1発光ダイオード群と、
    前記指針の長手方向に沿って前記第1発光ダイオード群と並列に配置された複数の発光ダイオードであって、前記2つの入力端子の前記他端から前記一端に向かって順方向となるように前記2つの入力端子に接続された前記複数の発光ダイオードから構成された第2発光ダイオード群と、を備え、
    前記2つの入力端子が前記指針の回転中心部を覆う指針キャップ内に設けられている
    ことを特徴とする指針装置。
  2. 請求項に記載の指針装置と、
    前記指針に指示される縮小目盛及び拡大目盛が形成された文字板と、
    前記縮小目盛指示時と前記拡大目盛指示時とで、前記2つの入力端子間に印加する前記駆動電圧の極性を反転させるように前記2つの入力端子間に前記駆動電圧を出力する駆動電圧出力手段と、
    を備えたことを特徴とする指示装置。
  3. 請求項に記載の指針装置と、
    前記2つの入力端子間に前記駆動電圧を出力する駆動電圧出力手段と、
    前記駆動電圧のデューティを制御するデューティ制御手段と、
    を備えたことを特徴とする指示装置。
  4. 請求項記載の指示装置であって、
    前記デューティ制御手段は、ライトスイッチのオンオフに応じて、デューティを変える
    ことを特徴とする指示装置。
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