JP2004134580A - 発光ダイオード用駆動回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光ダイオード41,42、電流制限抵抗44およびトランジスタ43を直列接続してなる発光ダイオード回路40A,40Bを複数備え、複数の発光ダイオード回路40A,40Bが互いに並列接続されて、バッテリーに共通接続されると共に、トランジスタ43の各々に対し共通のベース電圧を印加する発光ダイオード用駆動回路であって、トランジスタ34と定電圧により駆動されこのトランジスタ34を駆動する駆動回路20とを備え、トランジスタ34のコレクタ側はバッテリーの一方に接続され、そのベースは駆動回路20の出力側に接続され、そのエミッタはトランジスタ43の各ベースに各々第1の抵抗45を介して接続される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両に搭載された計器盤の照明用の複数の発光ダイオードの点灯作動を制御する発光ダイオード用駆動回路に関するもので、電源電圧の変動や外来ノイズ等に対して発光ダイオードによる輝度の安定性を向上可能にする。
【0002】
【従来の技術】
この種の発光ダイオード用駆動回路として、本出願人が先に出願した、例えば特願2001−347384号明細書に記載したように、発光ダイオード、電流制限抵抗および第1のトランジスタを直列接続してなる複数の発光ダイオード回路と、定電圧により駆動される駆動回路を設け、この駆動回路により駆動される第2のトランジスタの出力側を、発光ダイオード回路側の各第1のトランジスタのベースに直接接続する回路構成を提案してきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
それにより、第2のトランジスタで増幅した出力により発光ダイオード回路を駆動できるため、駆動回路側の電気的負担を軽減することができる。
【0004】
しかしながら、第2のトランジスタのエミッタを第1のトランジスタのベースに直接接続する構成のため、このエミッタから第1のトランジスタのベースへのインピーダンスが高くなり、例えば外部より高周波ノイズ等がこのエミッターベース間の信号線に侵入した場合には、第1、第2のトランジスタの動作が不安定になる可能性があった。
【0005】
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであって、駆動回路側の電気的負担を軽減すると共に、電源電圧の変動や外来ノイズ等に対して発光ダイオードの輝度を安定可能にする発光ダイオード用駆動回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項6に記載の技術的手段を採用する。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、1個もしくは複数個の発光ダイオード、電流制限抵抗および第1のトランジスタを直列接続してなる発光ダイオード回路を複数備え、
複数の発光ダイオード回路が互いに並列接続されて、所定の電源に共通接続されると共に、第1のトランジスタの各々に対し共通のベース電圧を印加する発光ダイオード用駆動回路であって、
第2のトランジスタと、定電圧により駆動され第2のトランジスタを駆動する駆動回路とを備え、
この第2のトランジスタの第1端子は電源の一方もしくは定電圧側に接続され、
第2のトランジスタのベースは駆動回路の出力側に接続され、
第2のトランジスタの第2端子は第1のトランジスタの各ベースに各々第1の抵抗を介して接続されたことを特徴とする。
【0008】
それにより、第2のトランジスタを介さない場合に比べて、駆動回路の出力電流を小さくできると共にこの駆動回路の電気的負担を軽減できる。また、定電圧により駆動回路が駆動される構成とすることで、電源電圧の変動に対してもその出力電流を安定にでき、第2のトランジスタの作動も安定化可能になる。
【0009】
しかも、第2のトランジスタの第2端子と第1のトランジスタの各ベースとの間の信号線に、例えば高周波ノイズ等の外来ノイズが侵入した場合でも、第1の抵抗の作用によって外来ノイズによるベース側の電圧変動を抑制し、第1のトランジスタが、例えば発振動作等の異常動作することを防止することが可能となる。
【0010】
また、請求項2記載の発明によれば、第2のトランジスタの第2端子は、第2の抵抗を介して電源の他方に接続されたことで、第1のトランジスタのOFF時に、そのベース・エミッタ接合部の接合容量に蓄積される電荷の放電経路を確保でき、この第1のトランジスタを速やかにOFFさせることが可能になる。
【0011】
また、請求項3記載の発明によれば、第2のトランジスタの第1端子は、第3の抵抗を介して電源の一方もしくは定電圧側に接続されたことで、第2のトランジスタのコレクタ電流を制限してこの第2のトランジスタの保護が可能になる。
【0012】
また、請求項4記載の発明によれば、第2のトランジスタのベースは、第4の抵抗を介して駆動回路の出力側に接続されると共に、第5の抵抗を介して電源の他方に接続されたことで、第4、5の抵抗により第2のトランジスタのベース電圧を所望の値に精度良く設定することが可能になる。
【0013】
また、請求項5記載の発明によれば、駆動回路は、発光ダイオードの輝度を調整するデューティ制御信号を出力する構成とすることで、電流調整を容易にし、発光ダイオードの発光輝度の調整が容易になる。
【0014】
さらに、請求項6記載の発明によれば、複数の前記発光ダイオード回路は少なくとも第1、第2のグループに分けられており、第2のトランジスタの第2端子の出力を、第1のグループに対し遅延させて第2のグループに伝達するスイッチ回路を備えたことで、第1、第2のグループの発光ダイオードの発光タイミングを異ならせることができ、発光ダイオードによる表示方法に変化を与えることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。
以下の例では本発明回路を、自動車の計器盤照明用光源として発光ダイオードの点灯作動を制御する駆動回路に適用した例について説明する。本発明は自動車の計器盤の表示指針や表示部用の光源として適用でき、また自動車に限らずバッテリー等を電源とする汎用的表示装置の照明用もしくは表示用の光源にも適用できる。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態による発光ダイオード用駆動回路の回路図を示している。
【0017】
この発光ダイオード用駆動回路1は、定電圧回路10、駆動回路をなす調光回路20、スイッチング回路30、複数の発光ダイオード回路40A、40B、時差点灯回路50、およびスイッチ回路80を備えている。また、自動車用計器盤の照明および表示を制御する表示制御回路90は、種々の外部情報を得て、調光回路20および時差点灯回路50を介してこの発光ダイオード用駆動回路1を制御する構成である。
【0018】
定電圧回路10は、自動車のイグニッションスイッチ60を介してバッテリー70から直流電圧VB(例えば12V)を受けて定電圧VC(例えば5V)を発生する。なお、本実施形態では、バッテリー70は、自動車の計器盤照明用光源以外の電気負荷、例えば前照灯、エンジンの燃料ポンプその他の電気負荷の直流電源をも兼用している。
【0019】
調光回路20は、第2のトランジスタであるトランジスタ34を駆動するための駆動回路を構成し、定電圧回路10より定電圧VCを受けて作動し、表示制御回路90からの輝度調整指示を受けて、各発光ダイオード回路40A、40Bの発光ダイオード41、42の輝度を調整するデューティ制御出力(調光制御出力)を出力端子21から出力する。
【0020】
スイッチング回路30は、トランジスタ34、第3の抵抗である抵抗31、第4の抵抗である抵抗32、第5の抵抗である抵抗33、および第2の抵抗である抵抗35を有している。ここで、トランジスタ34の第1の端子であるコレクタは第3の抵抗である抵抗31、イグニッションスイッチ60を介して電源の一方、つまりバッテリー70の+極端子に接続されている。抵抗31は、トランジスタ34のための保護用抵抗である。トランジスタ34のベースは抵抗32を介して調光回路20の出力側に接続されると共に、抵抗33を介して電源の他方、つまりバッテリー70の−極端子に接続されている。
【0021】
従って、トランジスタ34のベース電圧は、(調光回路20の出力電圧)×(抵抗33の抵抗値)/(抵抗32の抵抗値+抵抗33の抵抗値)に固定されている。両抵抗32、33によりトランジスタ34のベース電圧を設定しているので、発光ダイオード用駆動回路1の作動中において、トランジスタ34のベース電圧を、定電圧VCにより駆動される調光回路20の出力電圧と両抵抗32、33に応じて決定される電圧に維持することができる。また、両抵抗32、33の抵抗値を適当な値とすることにより、トランジスタ34のベース電圧を必要に応じて変更することができる。
【0022】
また、トランジスタ34の第2端子であるエミッタ側は、第2の抵抗である抵抗35を介して電源の他方、つまりバッテリー70の−極端子に接続されている。それにより、後述する第1のトランジスタを構成するトランジスタ43のベース・エミッタ接合部の接合容量に蓄積される電荷の放電経路を形成している。
【0023】
そこで、トランジスタ34、43が共にONからOFFに変化するとき、トランジスタ43のベース・エミッタ接合容量に蓄積された電荷を、抵抗35を介して直ちに放電させることで、トランジスタ43を速やかにOFFさせることができる。
【0024】
さらに同じエミッタ側は、各トランジスタ43のベースに各々第1の抵抗である作動安定化用の抵抗45を介して接続されている。この抵抗45は、通常電流制限用(例えば200〜300Ω)の抵抗44より低い抵抗値が設定され、トランジスタ34のエミッタとトランジスタ43のベースとの間の信号線Lに、外部より例えば高周波ノイズ等の外来ノイズが侵入してきた場合に、両トランジスタ34、43を含む回路が発振動作するのを防止する働きをする。
【0025】
その際、抵抗45の抵抗値は、発光ダイオード41、42の要求発光輝度の関係から必要とされるベース電流値の確保と、両トランジスタ34、43のON中に外来ノイズが信号線Lに侵入したとき、両トランジスタ34、43間に正帰還ループができないようにトランジスタ43のベース電位の変化を抑制する時定数の確保とを考慮して、設定される。
【0026】
また、複数の発光ダイオード回路40A、40Bは、互いに並列接続されており、各回路40A、40Bには、1個もしくは複数個の発光ダイオード41、42、トランジスタ43および電流制限用の抵抗44が直列接続されると共に、抵抗45がトランジスタ43のベース側に接続されている。また、トランジスタ43のエミッタは、抵抗44を介して電源の他方、つまりバッテリー70の−極端子に接続されている。
【0027】
発光ダイオード41は、そのアノードにて、イグニッションスイッチ60を介してバッテリー70の+極端子に接続されている。また、発光ダイオード42は、そのアノードにて、発光ダイオード41のカソードに接続されている。発光ダイオード42のカソードは、トランジスタ43のコレクタに接続されている。
【0028】
それにより、トランジスタ34は、抵抗32を介して調光回路20からデューティ制御出力(調光制御出力)を受けて所定デューティ比にてスイッチング作動する。その際、定電圧を電源とする調光回路20の出力を利用するため、バッテリー電圧VBの変動に対しても安定したベース電圧(ベース電流)を提供できる。その結果、安定化したトランジスタ34のコレクタ電流により発光ダイオード回路40A、40Bのトランジスタ43を駆動でき、発光ダイオード41、42の発光輝度が安定に調整される。
【0029】
また、スイッチ回路80は、互いに隣合う発光ダイオード回路40A、40Bの両トランジスタ43のベース間に配置されると共に、表示制御回路90からの時差点灯指示を受けて動作する時差点灯回路50に接続される。それにより、この回路50からの時差点灯信号出力に応じてトランジスタ82、83をON、OFFし、実質同一のベース電圧(ベース電流)を、後段回路40Bのトランジスタ43のベース側に供給する。そこで、両発光ダイオード回路40A、40Bを所定の時差をもって点灯駆動させることができる。
【0030】
次に、以上説明した本発明の一実施形態による発光ダイオード用駆動回路1の作動について説明する。
【0031】
イグニッションスイッチ60がONされると、定電圧回路10はバッテリー70から直流電圧VB(たとえば12V)を受けて定電圧VC(たとえば5V)を発生し、この定電圧VCは調光回路20、時差点灯回路50、および表示制御回路90に印加される。また、上述のようにイグニッションスイッチ60がONされると、スイッチング回路30、各発光ダイオード回路40A、40Bはイグニッションスイッチ60を介してバッテリー70から直流電圧VBが印加される。
【0032】
このような状態において、表示制御回路90からの輝度調整指示を受け、調光回路20からのデューティ制御出力である調光制御出力がスイッチング回路30のトランジスタ34のベースに入力されると、トランジスタ34はこの調光制御出力によりデューティ制御されてスイッチング作動する。これに伴ってトランジスタ34にコレクタ電流が流れ、このコレクタ電流が各発光ダイオード回路40A、40Bのトランジスタ43のベースに印加される。
【0033】
これにより、バッテリー70からの直流電圧VBに基づき、コレクタ電流が各発光ダイオード回路40A、40Bの両発光ダイオード41、42、トランジスタ43および抵抗44を通り流れる。このため、各発光ダイオード回路40A、40Bの両発光ダイオード41、42は共に、略同一の輝度にて発光する。
【0034】
ここで、両トランジスタ34、43のON動作中に、信号線Lに高周波ノイズが侵入すると、トランジスタ43のベース電位を高め、両トランジスタ34、43を含む回路が発振する可能性があったが、予め設定した抵抗値を持つ抵抗45の追加により発振を防止できるようになった。これは、この回路の高周波に対するゲイン(利得)を低下させ、正帰還ループの形成を抑制することで、発振を防止しているものと推測される。
【0035】
次に、時差点灯回路50の作用について説明する。
【0036】
時差点灯回路50は、イグニッションスイッチ60のON後に定電圧回路10より定電圧VCを受け、また表示制御回路90からの時差点灯指示を受けて作動を開始する。イグニッションスイッチ60のON直後はまだ時差点灯回路50から時差点灯信号は出力されないので、スイッチ回路80はOFF状態であり、互いに隣合う両発光ダイオード回路40A、40Bの各トランジスタ43のベース間は開放されている。
【0037】
従って、各発光ダイオード回路40Aの両発光ダイオード41、42は発光するが、各発光ダイオード回路40Bの両発光ダイオード41、42は発光しない。そして、イグニッションスイッチ60がONされて所定時間経過後に、時差点灯回路50から時差点灯信号が出力されると、スイッチ回路80がON状態となり、互いに隣合う両発光ダイオード回路40A、40Bの各トランジスタ43のベース間が導通される。これにより、各発光ダイオード回路40Bの両発光ダイオード41、42が所定時間遅れて発光する。
【0038】
なお、時差点灯回路50から出力される時差点灯信号をデューティ制御出力とすれば、各発光ダイオード回路40Bの両発光ダイオード41、42を所定時間遅れて発光させると共に、それらの発光輝度を、各発光ダイオード回路40Aの両発光ダイオード41、42の発光輝度と異なる輝度とすることが可能である。
【0039】
さらに、時差点灯信号であるデューティ制御出力において、デューティ比を徐々に変化させることにより、各発光ダイオード回路40Bの両発光ダイオード41、42の発光輝度を徐々に変化、例えば、徐々に明るくなるように発光させることも可能である。
【0040】
また、表示制御回路90および調光回路20を組み合せ、調光回路20の調光制御出力のデューティ比を変化させることにより、各発光ダイオード回路40A、40Bの各トランジスタ43のベース電流値を変化させて、各発光ダイオード回路40A、40Bの両発光ダイオード41、42を流れる電流の大きさ、言換えると発光輝度を変化させることができる。
【0041】
例えば、イグニッションスイッチ60のON後、両発光ダイオード41、42の発光輝度を徐々に明るくしたり、あるいは、自動車の計器盤周囲の明るさに対応して計器盤の視認性を最適化するように、両発光ダイオード41、42の発光輝度を制御することもできる。
【0042】
以上説明したように、本実施形態においては、トランジスタ34を介さない場合に比べて調光回路20の出力電流値を小さくできる。このことは、定電圧により駆動される調光回路20の電気的負担を軽減でき、また、調光回路20の出力段に用いる出力トランジスタを小電力の小型のものにでき、発熱抑制やコストを低減することができる。また、調光回路20の放熱手段を不要にすることが可能になる。
【0043】
また、調光回路20に電力を供給している定電圧回路10の電気的負担を軽減することができる。
【0044】
また、トランジスタ34のベース電圧が、調光回路20の出力電圧×抵抗33の抵抗値/(抵抗32の抵抗値+抵抗33の抵抗値)で決まるので、トランジスタ34のベース電圧を所望の値に精度良く設定することができる。
【0045】
次に、上述した実施形態の第1変形例を図2に示す。この第1変形例では、図1中の抵抗33をツェナーダイオード36に置き換えている。すなわち、ツェナーダイオード36の定電圧作用によりトランジスタ34のベース電圧を一定に維持している。
【0046】
また、上述した実施形態の第2変形例を図3に示す。この第2変形例では、スイッチング回路30Aに示すように、調光回路20の出力によりトランジスタ34を直接駆動せずに、駆動制御用の抵抗21、22およびトランジスタ23を追加して、このトランジスタ23を調光回路20の出力により制御し、トランジスタ34より出力されたエミッタ電流が、実際にトランジスタ43のベース側に供給される量を調整している。
【0047】
図3の回路では、第2のトランジスタであるトランジスタ34を駆動する駆動回路と、発光ダイオードを調光する調光回路とを分離し、駆動回路は一定電圧を出力する定電圧回路10としている。この第2変形例においても、上述した実施形態と同様に、駆動回路の出力をトランジスタ34で増幅して各発光ダイオード回路40A、40Bを駆動する構成となっている。これにより、駆動回路である定電圧回路10の発光ダイオード駆動に要する電流値を小さくして、そのための出力トランジスタの小型化、発熱抑制が実現できる。
【0048】
また、上述した実施形態の第3変形例を図4に示す。この第3変形例では、第2のトランジスタであるトランジスタ34のコレクタ側を、バッテリー70側に代えて、定電圧回路10側に接続するようにしている。それによって、バッテリー電圧の変動に対してトランジスタ34の出力をより安定させることができる。
【0049】
なお、本例では定電圧VCを調光回路20等と共通利用しているが、定電圧回路10として2種類の定電圧VC1、VC2を発生する構成とし、調光回路20向けより高い定電圧をトランジスタ34に供給するようにすれば、トランジスタ34の出力の安定化と出力確保を両立でき、従って発光ダイオード41、42の輝度をバッテリー電圧変動に対しても良好に維持可能になる。
【0050】
また、上述した実施形態の第4変形例を図5に示す。この第4変形例では、図2に示す回路中の第3の抵抗である抵抗31を省略することで、トランジスタ34の出力電流を大きくすることを可能にしている。なお、トランジスタ34のコレクタ側を、バッテリー70側に代えて、図5中の破線で示すように定電圧回路10側に接続するように構成してもよい。
【0051】
なお、上述した一実施形態、および第1変形例〜第4変形例においては、発光ダイオード回路40A、40B一つ毎の発光ダイオード数を2個としているが、1個あるいは3個以上であってもよい。また、いずれの例でも時差点灯回路80を設けているが、これを廃止してもよい。また、バッテリー電圧を12V、定電圧回路10の出力電圧を5Vとしているが、それぞれ別の電圧であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による発光ダイオード用駆動回路1の回路図である。
【図2】本発明の一実施形態の第1変形例を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施形態の第2変形例を示す回路図である。
【図4】本発明の一実施形態の第3変形例を示す回路図である。
【図5】本発明の一実施形態の第4変形例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 定電圧回路(駆動回路)
20 調光回路(駆動回路)
30 スイッチング回路
31 抵抗(第3の抵抗)
32 抵抗(第4の抵抗)
33 抵抗(第5の抵抗)
34 トランジスタ(第2のトランジスタ)
35 抵抗(第2の抵抗)
40A、40B 発光ダイオード回路
43 トランジスタ(第1のトランジスタ)
44 抵抗(電流制限抵抗)
45 抵抗(第1の抵抗)
50 時差点灯回路
80 スイッチ回路
Claims (6)
- 1個もしくは複数個の発光ダイオード、電流制限抵抗および第1のトランジスタを直列接続してなる発光ダイオード回路を複数備え、
複数の前記発光ダイオード回路が互いに並列接続されて、所定の電源に共通接続されると共に、前記第1のトランジスタの各々に対し共通のベース電圧を印加する発光ダイオード用駆動回路であって、
第2のトランジスタと、
定電圧により駆動され前記第2のトランジスタを駆動する駆動回路とを備え、
前記第2のトランジスタの第1端子は前記電源の一方もしくは前記定電圧側に接続され、
前記第2のトランジスタのベースは前記駆動回路の出力側に接続され、
前記第2のトランジスタの第2端子は前記第1のトランジスタの各ベースに各々第1の抵抗を介して接続されたことを特徴とする発光ダイオード用駆動回路。 - 前記第2のトランジスタの第2端子は、第2の抵抗を介して前記電源の他方に接続されたことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード用駆動回路。
- 前記第2のトランジスタの第1端子は、第3の抵抗を介して前記電源の一方もしくは前記定電圧側に接続されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光ダイオード用駆動回路。
- 前記第2のトランジスタのベースは、第4の抵抗を介して前記駆動回路の出力側に接続されると共に、第5の抵抗を介して前記電源の他方に接続されたことを特徴とする請求項3に記載の発光ダイオード用駆動回路。
- 前記駆動回路は、前記発光ダイオードの輝度を調整するデューティ制御信号を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光ダイオード用駆動回路。
- 複数の前記発光ダイオード回路は少なくとも第1、第2のグループに分けられており、
前記第2のトランジスタの第2端子の出力を前記第1のグループに対し遅延させて前記第2のグループに伝達するスイッチ回路を備えたことを特徴とする請求項5に記載の発光ダイオード用駆動回路。
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