JP4259259B2 - 複数のledによる表示灯装置 - Google Patents

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本発明は、複数のLEDによって表示を行うと共に、複数のLEDが備えられたライン(以下、LEDラインという)の断線検出が行える表示灯装置に関するものである。
従来、車両用方向指示器として用いられる断線検出機能付き表示灯装置の回路構成として、図4に示されるものが知られている。この回路では、バッテリ100の電圧VをツェナーダイオードZD1、抵抗R6および抵抗R7で分圧した電圧値がしきい値電圧Vthとして設定される。そして、車両のフロントおよびリア位置に配置される白熱灯101、102のいずれか一方が断線した場合に、シャント抵抗R8を流れる電流値が小さくなることから、シャント抵抗R8での電圧降下量が小さくなる。このため、断線前の状態と断線後の状態とで、シャント抵抗R8での電圧降下量(つまり、シャント抵抗R8と白熱灯101、102との間の電圧値)としきい値電圧Vthとの大小が切り替わるようにすることで、コンパレータ103からの出力レベルが変わるようにし、白熱灯101、102の断線を検出できるようにしている。
一方、近年、車両に使用される方向指示装置などの表示灯装置においては、省電力化のために、白熱灯ではなくLEDでの発光によって、その表示を行うことが考えられている(例えば、特許文献1参照)。この場合、1つのLEDでは発光量が少ないため、複数個のLEDが配列され、所望の明るさとなるようにされる。
図5に、複数個のLED110を配列したときの表示灯装置の回路図を示す。この図に示されるように、n個のLED110および抵抗111が直列接続されたLEDラインがm列分並列接続され、これら各列にバッテリ112から電源供給が成されるように構成されている。
このような回路構成において、バッテリ112の電圧をV、バッテリ112から表示灯装置に流される電流をI、m列に並べられた各ラインそれぞれに流れる電流をI1、抵抗Rの抵抗値をR、各LED110での電圧降下量をVfとすると、I1およびIは次式で示される。
(数1)
I1=(V−n×Vf)/R
(数2)
I=m×I1
このため、これら数式1、2より、電流Iが次式のように表される。
(数3)
I=m/R×(V−n×Vf)
したがって、バッテリ電圧Vに対する電流の変化を示す電圧−電流特性が図6のようになり、バッテリ電圧がn個のLEDでの電圧降下分以上である場合に、各ラインに電流が流れ、LED110が発光することになる。
特開2002−76439号公報
上記のような複数個のLEDを用いた表示灯装置における断線検出、すなわち、m列のLEDラインうちの数列が断線したことを検出する回路として、図4に示した回路を適用することが考えられる。すなわち、図5に示したバッテリ112とm列に並べられたLED110との間に図4に示したシャント抵抗R8を挿入し、シャント抵抗R8での電圧降下分(つまり、シャント抵抗R8とm列に並べられたLED110との間の電圧)をしきい値電圧Vthと大小比較することで、断線検出を行うことができる。
このような場合、バッテリ電圧Vに対するしきい値電圧Vthの特性が図7(a)のような直線L1になる。ただし、直線L1としきい値電圧Vthが0の軸との交点(点Va)は、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧(ツェナ電圧)Vzに相当する。
また、表示灯装置におけるシャント抵抗R8での電圧降下分の電圧値と、バッテリ電圧Vとの関係を示す特性は図7(b)に示すような直線L2となる。ただし、直線L2とシャント抵抗R8での電圧降下分が0の軸との交点Bは、n×Vfに相当する。
そして、その直線L2の傾きは、断線が発生すると、数式3で示されたmの値が小さくなるため、断線したラインの数に応じて小さくなる。
したがって、各LEDラインでのツェナーダイオードZD1の降伏電圧Vzが数式3におけるn×Vfと一致した値となるようにすれば、図7(c)に示されるように、直線L1としきい値電圧Vthが0の軸との交点(点Va)と、直線L2とシャント抵抗R8での電圧降下分の電圧値が0の軸との交点とが一致する。そして、直線L2の傾きは、直線L1の傾きと比べて、断線が生じていない場合には大きく、断線が生じた場合には小さくなる。このため、直線L1に対して、バッテリ電圧Vに対するシャント抵抗R8での電圧降下分の電圧値が紙面右側に位置するか、左側に位置するかで断線しているか否かを判定することが可能となる。
しかしながら、一般的に、ツェナーダイオードは、その降伏電圧が規格された値となっていることから、正確にn×Vfと一致するわけではない。例えば、ツェナーダイオードとして、降伏電圧が5.6V、6.2V等に設定されているものが存在するが、LEDでの電圧降下とその数との組み合わせが必ずしもその設定された降伏電圧と一致するわけではなく、汎用性に乏しい。そして、数式3におけるn×Vfの値がツェナーダイオードの降伏電圧Bと一致しない場合には、直線L1と直線L2との交点がずれ、断線検出の精度が落ちるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、断線検出の精度を向上できる表示灯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、LEDが備えられたLEDラインを複数有し、これら複数のLEDラインが並列に並べられ、電源(3)からの電源供給を受けてLEDを発光させるLED表示灯(4、5)と、電源とLED表示灯との間を接続する電源供給ラインのオン、オフを制御する点滅用スイッチ(6)と、LED表示灯を点灯させるためのスイッチ(2)が投入されると、点滅用スイッチのオンオフを制御する点滅制御回路部(7)と、LED表示灯におけるLEDラインの少なくとも1つが断線したことを検出する断線検出回路部(8)とを有してなる表示灯装置であって、断線検出回路部は、電源からLED表示灯への電流を電圧に変換する電流電圧変換回路(9)と、しきい値電圧(Vth)を設定する断線検出しきい値回路部(10)と、電流電圧変換回路によって変換された電圧としきい値電圧とを比較することにより、断線の検出を行う電圧比較器(11)とを備え、断線検出しきい値回路部(10)は、定電流源(10a)と第1の抵抗(R1)とを有した定電圧部を備え、この定電圧部が形成する定電圧に基づいて、しきい値電圧が設定されていることを特徴としている。
このように、定電流源と第1の抵抗によって定電圧部を形成することにより、その定電圧部が形成する定電圧に基づいてしきい値電圧を設定することが可能となる。そして、その定電圧の電圧値は、第1の抵抗の大きさに依存することから、第1の抵抗の抵抗値を適宜調整することにより、定電圧の電圧値を調整することが可能となり、しきい値電圧を適宜調整することが可能となる。
このため、ツェナーダイオードを使用した場合のように、規格によって決められた降伏電圧しかもたないものと違い、第1の抵抗の抵抗値を適宜調整することにより、LEDでの電圧降下とLEDの数とが様々な組み合わせを取るとしても、それに対応したしきい値電圧を設定することができる。したがって、汎用性に富む方向指示装置とすることが可能である。そして、しきい値電圧の設定を正確に行うことができるため、断線検出の精度を向上させることができる。
このような断線検出しきい値回路部は、具体的には、定電流源と第1の抵抗との間の電圧をベース電圧とするNPN型バイポーラトランジスタ(T1)と、NPN型バイポーラトランジスタのベース−エミッタ間に並列接続された第2の抵抗(R2)と、定電流源とNPN型バイポーラトランジスタのコレクタの間において直列接続された第3、第4の抵抗(R3、R4)と、NPN型バイポーラトランジスタのエミッタと第1の抵抗との間に接続された第5の抵抗(R5)とを有して構成され、第3、第4の抵抗の間の電圧がしきい値電圧として用いられる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態が適用された表示灯装置としての方向指示装置1の回路構成を図1に示す。この図に基づいて、方向指示装置1の構成についての説明を行う。
方向指示装置1は、ドライバによって例えば車室内のステアリング裏に配置された方向指示スイッチ2が操作されると、バッテリ3からの電源供給に基づいて、車両の左右両側に設置された左側LED表示灯4もしくは右側LED表示灯5を点滅させるものである。各LED表示灯4、5は、上述した図5で示されるように、n個のLEDおよび抵抗Rが直列接続されたラインがm列分並列接続されて構成されている。各LED表示灯4、5は、図1では、それぞれ1つずつしか記載されていないが、実際には各LED表示灯4、5それぞれフロント位置とリア位置の箇所、車両によってはサイド位置も含めた3箇所に備えられており、これら各位置の表示灯を同時に点滅させるようになっている。
また、この方向指示装置1では、各LED表示灯4、5で断線が検出された際に、そのことをドライバに報知するために、各LED表示灯4、5の点滅周期を早めるという作動を行うようになっている。
図1に示されるように、表示灯装置1には、点滅用リレー6、点滅制御回路部7および断線検出回路部8を備えて構成されている。
点滅用リレー6は、点滅用スイッチに相当するもので、リレー接点6aと、通電によってリレー接点6aを吸引するコイル6bとを備えて構成される周知のリレーである。リレー接点6aは、方向指示スイッチ2にて接続された左側LED表示灯4または右側LED表示灯5とバッテリ3とを接続する電源供給ラインのオン、オフを制御するようになっている。このため、点滅用リレー6は、コイル6bに通電が成され、リレー接点6aが吸引されると、リレー接点6aにて電源供給ラインをオンし、バッテリ3から左側LED表示灯4または右側LED表示灯5への電源供給が行えるようにする。
点滅制御回路部7は、点滅リレー6と方向指示スイッチ2との間の電位に基づいて、方向指示スイッチ2が操作されたことを検出し、それに基づいて点滅リレー6におけるコイル6bへの通電を行うと共に、その通電のタイミングを制御するものである。この点滅制御回路部7には、断線検出回路部8からの断線検出信号が入力されるようになっており、断線検出回路部8からの断線検出信号に基づいて、コイル6bへの通電タイミングを調整するようになっている。具体的には、点滅制御回路部7は、断線検出回路部8から断線した旨の信号が伝えられていないときには、第1の点灯周期のパルス電圧を出力するようになっており、断線検出回路部8から断線した旨の信号が伝えられると、第1の点灯周期よりも周期が短い第2の点灯周期のパルス電圧を第2のパルス幅で出力するようになっている。
断線検出回路部8は、複数のLEDの列で構成された各LED表示灯4、5における断線検出を行うものである。例えば、各LED表示灯4、5を構成するm列のLEDラインのうちの少なくとも1列、例えばm列の半分(m/2)が断線した場合に断線と検出され、断線検出回路部8から断線した旨の信号が点滅制御回路部7から出力されるようになっている。
この断線検出回路部8は、電流検出用シャント抵抗9と、断線検出しきい値回路部10と、電圧比較器11とを備えて構成されている。
電流検出用シャント抵抗9は、電源供給ラインに流れる電流を電圧に変換する電流電圧変換回路部に相当するものである。この電流検出用シャント抵抗9は、バッテリ3から各LED表示灯4、5につながる電源供給ラインの電流量を検出するものであり、電源供給ラインに直列接続されている。つまり、電流検出用シャント抵抗9の両端電圧が電源供給ラインの電流量に応じて変化することから、電流検出用シャント抵抗9での電圧降下分の電圧値にて電源供給ラインの電流量が検出されるようになっている。具体的には、電流検出用シャント抵抗9と点滅用リレー6のリレー接点6aとの間(図中点S)の電位が電圧比較器11に入力されるようになっており、この電位の大小に基づいて断線検出が行われるようになっている。
断線検出しきい値回路部10は、断線検出のしきい値電圧Vthを設定する回路であり、この断線検出しきい値回路10によって設定されたしきい値電圧Vthが電圧比較器11に入力されるようになっている。このしきい値電圧Vthの大きさに応じて、断線検出回路部8が断線と検出するLEDラインの数が決まる。
図2に、断線検出しきい値回路部10の具体的な構成例を示す。この図に示されるように、断線検出しきい値回路部10は、定電流源10aと、第1〜第5の抵抗R1〜R5と、NPN型バイポーラトランジスタ(以下、単にトランジスタという)T1とを備えて構成されている。定電流源10aと第1の抵抗R1とはバッテリ3とGND端子との間に直列接続されており、これらにより定電圧部が構成されている。これら定電流源10aと第1の抵抗R1との間の電圧、つまり定電流が流れる際に第1の抵抗R1に発生させられる定電圧がベース電圧としてトランジスタT1のベースに入力されるようになっている。
また、トランジスタT1のベース−エミッタ間に第2の抵抗R2が接続され、コレクタとバッテリ3との間には第3の抵抗R3と第4の抵抗R4とが直列接続され、エミッタとGND端子との間には第5の抵抗R5が接続されている。そして、第3の抵抗R3での電圧降下分の電圧値、つまり第3の抵抗R3と第4の抵抗R4との間の電位が、電圧比較器11におけるしきい値電圧Vthに設定されるようになっている。
このような構成の断線検出しきい値回路部10では、第5の抵抗R5の両端電圧V1は、トランジスタT1のベース電圧から第2の抵抗R2での電圧降下分を減算した値に相当する。第2の抵抗R2での電圧降下分は第2の抵抗R2の両端電圧であり、この電圧はトランジスタT1のベース−エミッタ間電圧Vbeに相当する。また、第2の抵抗R2に流れる電流とトランジスタT1のベースに流れる電流は、非常に小さいことから、電流Iがほぼすべて第1の抵抗R1に流れると考えてよい。したがって、電圧V1は次式のように表される。
(数4)
V1≒I×R1−Vbe
つまり、第5の抵抗R5の両端電圧は、第1の抵抗R1の抵抗値によって決まり、電圧V1を第5の抵抗R5の抵抗値で割ることによって求められる第5の抵抗R5に流れる電流も第1の抵抗R1の抵抗値によって決まることが分かる。したがって、第3の抵抗R3での電圧降下分での電圧値によって決まるしきい値電圧Vthも第1の抵抗R1の抵抗値によって決定する。例えば、バッテリ電圧としきい値電圧Vthとの関係が図3のように示されることになるが、第1の抵抗R1の抵抗値を適宜調整することによって、バッテリ電圧としきい値電圧Vthとの特性を示す直線としきい値電圧Vthが0の線との交点Aの値を適宜調整することが可能となる。
電圧比較器11は、電流検出用シャント抵抗9での電圧降下分の電圧値(図中点Sの電位)と、断線検出しきい値回路部10にて設定されたしきい値電圧Vthとを大小比較するものであり、コンパレータで構成されている。この電圧比較器11は、図中点Sの電位の方がしきい値電圧Vthよりも大きいときには、断線していないことを意味するローレベル信号を出力し、図中点Sの電位の方がしきい値電圧Vthよりも小さくなると、断線したことを示すローレベル信号を出力するようになっている。
続いて、このように構成された方向指示装置の作動について説明する。
ドライバによって方向指示スイッチ2が操作されると、方向指示スイッチ2が左側LED表示灯4または右側LED表示灯5に投入される。これにより、電源供給ラインのうち点滅用リレー6と方向指示スイッチ2の間の電位がLED表示灯4、5を介してGNDに維持され、それが点滅制御回路部7に伝えられる。これにより、点滅制御回路部7は、方向指示スイッチ2が操作されたことを検出し、バッテリ3からの電源供給に基づいて点滅リレー6のコイル6bへの通電を開始する。
このとき、電圧比較器11では、電流検出用シャント抵抗9での電圧降下分の電圧値(図中点Sの電位)と、断線検出しきい値回路部10にて設定されたしきい値電圧Vthとを大小比較し、その結果に応じたレベルの信号を出力する。すなわち、図5で示されるように、n個のLEDおよび抵抗Rが直列接続されたLEDラインがm列分並列接続されて各LED表示灯4、5が構成されていることから、そのLEDラインが断線すると、断線した数分だけ電源供給ラインの電流量が減る。このため、断線した場合には、断線したラインの数に応じて電流検出用シャント抵抗9での電圧降下分の電圧値、つまり図中点Sの電位が小さくなっていき、しきい値電圧Vthよりも小さくなる。
そして、断線したLEDラインの数が断線検出回路部8で断線と検出できる数に到達する前の状態では、図中点Sの電位の方がしきい値電圧Vthよりも大きいため、電圧比較器11から断線していないことを意味するローレベル信号が出力される。この場合には、点滅制御回路部7から、第1の点灯周期となるパルス電圧がコイル6bに印加される。これにより、ドライバによって方向指示スイッチ2が投入された側のLED表示灯4、5が第1の点灯周期で点滅する。
一方、断線したLEDラインの数が断線検出回路部8で断線と検出できる数に到達すると、図中点Sの電位の方がしきい値電圧Vthよりも小さくなり、電圧比較器11から断線していることを意味するハイレベル信号が出力される。この場合には、点滅制御回路部7から、第2の点灯周期となるパルス電圧がコイル6bに印加される。これにより、ドライバによって方向指示スイッチ2が投入された側のLED表示灯4、5が第1の点灯周期よりも短い第2の点灯周期で点滅する。
以上説明したように、電流検出用シャント抵抗9での電圧降下分の電圧値と、断線検出しきい値回路部10にて設定されたしきい値電圧Vthとを大小比較することにより、方向指示装置における断線検出を行っている。そして、しきい値電圧Vthを断線検出しきい値回路部10における第1の抵抗R1の抵抗値に基づいて適宜設定できるようにしている。
このため、ツェナーダイオードを使用した場合のように、規格によって決められた降伏電圧しか持たないものと違い、第1の抵抗R1の抵抗値を適宜調整することにより、LEDでの電圧降下とその数とが様々な組み合わせを取るとしても、それに対応したしきい値電圧Vthを設定することができる。したがって、汎用性に富む方向指示装置とすることが可能である。そして、しきい値電圧Vthの設定を正確に行うことができるため、断線検出の精度を向上させることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態に示した方向指示装置を構成する回路構成として、図1、図2に示したものを例に挙げて説明したが、適宜設計変更可能である。例えば、点滅用スイッチとして点滅用リレー6を用いているが、半導体スイッチを採用することも可能である。
上記実施形態では、表示灯装置として方向指示装置を例に挙げて説明したが、他の表示灯装置、例えば、線路の遮断機に備えられる電車通過指示灯、信号機などにも本発明を適用することが可能である。
本発明の第1実施形態における方向指示装置の回路構成を示す図である。 図1における断線検出しきい値回路部の回路構成を示した図である。 バッテリ電圧としきい値電圧Vthとの関係を示した図である。 従来より車両用方向指示器として用いられている断線検出機能付き表示灯装置の回路構成を示す図である。 複数個のLED110を配列したときの表示灯装置の回路図を示す。 バッテリ電圧Vに対する電流の変化を示す電圧−電流特性図である。 (a)は、バッテリ電圧Vに対するしきい値電圧Vthの特性を示す図、(b)は、シャント抵抗での電圧降下分の電圧値とバッテリ電圧Vとの特性を示す図、(c)は、(a)と(b)に示した直線L1、L2を組み合わせて示した図である。
符号の説明
1…方向指示装置、2…方向指示スイッチ、3…バッテリ、4、5…LED表示灯、6…点滅用リレー、7…点滅制御回路部、8…断線検出回路部、9…断線検出用シャント抵抗、10…断線検出しきい値回路部、10a…定電流源、11…電圧比較器、R1〜R5…第1〜第5の抵抗。

Claims (1)

  1. LEDが備えられたLEDラインを複数有し、これら複数のLEDラインが並列に並べられ、電源(3)からの電源供給を受けて前記LEDを発光させるLED表示灯(4、5)と、
    前記電源と前記LED表示灯との間を接続する電源供給ラインのオン、オフを制御する点滅用スイッチ(6)と、
    前記LED表示灯を点灯させるためのスイッチ(2)が投入されると、前記点滅用スイッチのオンオフを制御する点滅制御回路部(7)と、
    前記LED表示灯における前記LEDラインの少なくとも1つが断線したことを検出する断線検出回路部(8)とを有してなる表示灯装置であって、
    前記断線検出回路部は、
    前記電源から前記LED表示灯への電流を電圧に変換する電流電圧変換回路(9)と、
    しきい値電圧(Vth)を設定する断線検出しきい値回路部(10)と、
    前記電流電圧変換回路によって変換された電圧と前記しきい値電圧とを比較することにより、前記断線の検出を行う電圧比較器(11)とを備え、
    前記断線検出しきい値回路部(10)は、定電流源(10a)と第1の抵抗(R1)とを有した定電圧部と、前記定電流源と前記第1の抵抗との間の電圧をベース電圧とするNPN型バイポーラトランジスタ(T1)と、前記NPN型バイポーラトランジスタのベース−エミッタ間に並列接続された第2の抵抗(R2)と、前記定電流源と前記NPN型バイポーラトランジスタのコレクタの間において直列接続された第3、第4の抵抗(R3、R4)と、前記NPN型バイポーラトランジスタのエミッタと前記第1の抵抗との間に接続された第5の抵抗(R5)とを有し、前記第3、第4の抵抗の間の電圧が前記しきい値電圧として設定されていることを特徴とする表示灯装置。
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