JP6563190B2 - オフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサ - Google Patents

オフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6563190B2
JP6563190B2 JP2014250923A JP2014250923A JP6563190B2 JP 6563190 B2 JP6563190 B2 JP 6563190B2 JP 2014250923 A JP2014250923 A JP 2014250923A JP 2014250923 A JP2014250923 A JP 2014250923A JP 6563190 B2 JP6563190 B2 JP 6563190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
offset
point
points
data
new
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014250923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016114378A (ja
Inventor
弘治 齊藤
弘治 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2014250923A priority Critical patent/JP6563190B2/ja
Priority to US14/962,028 priority patent/US10209069B2/en
Publication of JP2016114378A publication Critical patent/JP2016114378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6563190B2 publication Critical patent/JP6563190B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C17/00Compasses; Devices for ascertaining true or magnetic north for navigation or surveying purposes
    • G01C17/38Testing, calibrating, or compensating of compasses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

本発明は、オフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサに関する。
方位角センサ(地磁気センサ)は、地磁気の方向を検出することにより、方位角を測定する。ただし、測定対象の地磁気は非常に微弱である。従って、方位角を精度良く検出するためには、周囲環境に存在する磁場(方位角センサを搭載したセットの内部で発生する磁場、若しくは、方位角センサの周囲に置かれた強力マグネットなどが発する磁場など)に起因するオフセットや、方位角センサ自体の性能に起因するオフセットをキャンセルして、真の地磁気を検出する必要がある。
方位角センサのオフセットは、時間的にも空間的にも絶えず変化する。従って、方位角を精度良く検出するためには、方位角センサのオフセットを高速かつ継続的にキャンセルし続ける必要がある。
オフセット補正方法としては、使用するユーザが意図的に手動補正する方法と、ユーザが意図しない間に自動補正する方法があり、ユーザの利便性向上や方位角センサの検出精度向上を鑑みると、後者の方法を採用することが望ましい。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特許第4391416号明細書
しかしながら、特許文献1の従来技術では、オフセット補正処理に要する演算量が非常に多いので、オフセットを高速かつ継続的にキャンセルし続けるためには、高い演算能力を必要とするという課題があった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者により見出された上記課題に鑑み、従来よりも少ない演算量でオフセットを算出することのできるオフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサを提供することを目的とする。
本明細書中に開示されているオフセット算出回路は、2軸または3軸の磁気検出データを各々2軸座標系または3軸座標系のデータ点として取得するデータ取得部と、前記磁気検出データのオフセット成分を前記2軸座標系または前記3軸座標系のオフセット点として記録するオフセット記録部と、順次取得されるデータ点のうち2点を隔てる基準線または基準面を算出した上で前記オフセット記録部に記録されている旧オフセット点を前記基準線または前記基準面に近付く方向へ移動させることにより新オフセット候補点を算出するオフセット算出部と、を有する構成(第1の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されているオフセット算出回路は、3軸の磁気検出データを3軸座標系のデータ点として取得するデータ取得部と、前記磁気検出データのオフセット成分を前記3軸座標系のオフセット点として記録するオフセット記録部と、順次取得されるデータ点のうち3点で囲まれる領域内を通る基準線を算出し、前記オフセット記録部に記録されている旧オフセット点を前記基準線に近付く方向に移動させることにより新オフセット候補点を算出するオフセット算出部と、を有する構成(第2の構成)とされている。
なお、上記第1または第2の構成から成るオフセット算出回路において、前記基準線または前記基準面は、前記2点ないし前記3点のデータ点から等距離にある点を結ぶ直線または平面である構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第3いずれかの構成から成るオフセット算出回路において、前記オフセット算出部は、新オフセット候補点の前回算出時に参照された2点ないし3点のデータ点とは少なくとも1点が異なる2点ないし3点のデータ点を新たに参照して、新オフセット候補点の算出を繰り返す構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第4いずれかの構成から成るオフセット算出回路は、新オフセット候補点の一つまたは複数の平均値を前記オフセット記録部に上書きするオフセット更新部をさらに有する構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成るオフセット算出回路において、前記オフセット算出部は、新オフセット候補点の算出時に参照する2点ないし3点のデータ点について、少なくとも2点間の距離が所定値よりも短いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点を算出しない、若しくは、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点を破棄する構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第6いずれかの構成から成るオフセット算出回路において、前記オフセット算出部は、前記基準線または前記基準面と前記旧オフセット点との距離が所定値よりも長いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点を算出しない、または、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点を破棄する、若しくは、新オフセット候補点の算出時における旧オフセット点の移動距離を通常時よりも短く設定する構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第7いずれかの構成から成るオフセット算出回路において、前記オフセット算出部は、前記基準線または前記基準面と前記旧オフセット点との距離が所定の閾値よりも短いときに新オフセット候補点を第1頻度で算出し、前記基準線または前記基準面と前記旧オフセット点との距離が前記閾値よりも長いときに新オフセット候補点を前記第1頻度よりも高い第2頻度で算出する構成(第8の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている方位角センサは、2軸または3軸の磁気検出データを生成する磁気検出回路と、前記磁気検出データのオフセットを算出する上記第1〜第8いずれかの構成から成るオフセット算出回路と、前記磁気検出データのオフセットを補正するオフセット補正回路と、補正済みの磁気検出データから方位角データを生成する方位角演算回路と、を有する構成(第9の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている電子機器は、上記第9の構成から成る方位角センサを備えた構成(第10の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、従来よりも少ない演算量でオフセットを算出することのできるオフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサを提供することが可能となる。
方位角センサ1の第1実施形態を示すブロック図 オフセット算出手法の第1例を示すXY座標平面図 初期オフセット算出手法の一例を示すXY平面図 方位角センサ1の第2実施形態を示すブロック図 オフセット算出手法の第2例を示すXYZ座標空間図 方位角センサ1の第3実施形態を示すブロック図 オフセット算出手法の第3例を示すXYZ座標空間図 スマートフォンの外観図
<第1実施形態>
図1は、方位角センサ1の第1実施形態を示すブロック図である。第1実施形態の方位角センサ1は、磁気検出回路10と、オフセット算出回路20と、オフセット補正回路30と、方位角演算回路40と、を有する。
磁気検出回路10は、X軸方向の磁気を検出する磁気センサ10Xと、Y軸方向の磁気を検出する磁気センサ10Yを含み、2軸の磁気検出データXn及びYn(アナログ電圧信号)を生成する。なお、磁気センサ10X及び10Yの磁気検出素子としては、ホール素子を利用してもよいし、MR[magnetoresistance]素子を利用してもよい。また、X軸とY軸は、互いに直交するように設計すればよい。
オフセット算出回路20は、データ取得部21と、オフセット記録部22と、オフセット算出部23と、オフセット更新部24を含み、磁気検出回路10のオフセット(2軸の磁気検出データXn及びYnに各々含まれるオフセット成分Xc及びYc)を算出する。
データ取得部21は、2軸の磁気検出データXn及びYnを2軸座標系のデータ点(Xn,Yn)として取得する。なお、データ取得部21は、磁気センサ10X及び10Yの駆動制御を行うドライバや、アナログの磁気検出データXn及びYnをデジタルのデータ点(Xn,Yn)に変換するA/D[analog-to-digital]コンバータなどを含む。
オフセット記録部22は、2軸のオフセット成分Xc及びYcを2軸座標系のオフセット点(Xc,Yc)として不揮発的に記録する。オフセット記録部22としては、EEPROM[electrically erasable programmable read-only memory]やフラッシュメモリなどの不揮発性半導体メモリを好適に用いることができる。
オフセット算出部23は、順次取得されるデータ点(Xn,Yn)のうち2点(X1,Y1)及び(X2,Y2)を隔てる基準線F11を算出した上で、オフセット記録部22に記録されている旧オフセット点(Xc0,Yc0)を基準線F11に近付く方向へ移動させることにより、新オフセット候補点(Xc1,Yc1)を算出する。なお、上記のオフセット算出手法については、後ほど詳述する。
オフセット更新部24は、新オフセット候補点(Xc1,Yc1)(または、複数算出された新オフセット候補点の平均値)をオフセット記録部22に上書きする。
オフセット補正回路30は、オフセット記録部23から読み出したオフセット情報(オフセット成分Xc及びYc)を用いて、磁気検出データXn及びYnを補正することにより、オフセット補正済みの磁気検出データXn’(=Xn−Xc)及びYn’(=Yn−Yc)を生成する。
方位角演算回路40は、オフセット補正済みの磁気検出データXn’及びYn’から方位角データSoを生成する。
なお、本図では、オフセット算出回路20、オフセット補正回路30、及び、方位角演算回路40を各々独立した回路ブロックとして描写したが、これらの回路ブロックは、CPU[central processing unit]やDSP[digital signal processor]などを用いて一元的に実装することができる。
図2は、オフセット算出部23におけるオフセット算出手法の第1例を示すXY座標平面図である。
第1例のオフセット算出に際しては、まず、順次取得されるデータ点(Xn,Yn)のうち、任意の2点(ここではP点(X1,Y1)とQ点(X2,Y2))が選択される。
次に、P点とQ点を隔てる基準線F11が算出される。基準線F11の例としては、P点とQ点から等距離にある点を結ぶ直線を挙げることができる。その場合、基準線F11は、次の(1a)式ないしは(1b)式を用いて算出することができる。なお、(1b)式は、(1a)式をより簡略化した演算式である。
Figure 0006563190
上記の(1a)式ないしは(1b)式を用いることにより、基準線F11を容易に算出することができる。ただし、基準線F11は、必ずしも直線である必要はなく、P点とQ点を隔てるものであれば、曲線であっても構わない。
次に、オフセット記録部22に記録されている旧オフセット点A(Xc0,Yc0)を通り、かつ、基準線F11と垂直な直線F12が算出される。なお、直線F12は、次の(2)式を用いて容易に算出することができる。
Figure 0006563190
次に、旧オフセット点Aを基準線F11に近付く方向へ移動させることにより、新オフセット候補点B(Xc1,Yc1)が算出される。
例えば、基準線F11と直線F12との交点S(Xc’,Yc’)を算出し、この交点Sと旧オフセット点Aとで定まる線分SAをm:nに分割することにより、新オフセット候補点Bを算出すればよい。
或いは、直線F12上において、旧オフセット点Aを移動距離dだけ交点S側に移動することにより、新オフセット候補点Bを算出してもよい。なお、旧オフセット点Aと交点Sとの距離をDとした場合、移動距離dは0<d<2Dの範囲で設定すればよい。すなわち、新オフセット候補点Bは、必ずしも線分SA上に存在する必要はなく、基準線F11を超えた領域に設定されても構わない。
より包括的に述べれば、新オフセット候補点Bは、交点Sを中心とする半径Dの円内に収まる領域に存在しさえすればよい。
以降も、オフセット算出部23は、新オフセット候補点Bの前回算出時に参照された2点のデータ点とは少なくとも1点が異なる2点のデータ点を新たに参照して、新オフセット候補点Bの算出を繰り返す。例えば、最短の周期で新オフセット候補点Bの算出を繰り返す場合には、P点とQ点に続いて3点目のR点(X3,Y3)が取得された時点で、Q点とR点を選択することにより、次の新オフセット候補点Bを算出することができる。
オフセット更新部24は、オフセット算出部23で新たに算出された新オフセット候補点B(若しくは複数算出された新オフセット候補点Bの平均値)をオフセット記録部22に上書きする。上記一連の処理を繰り返すことにより、時間的にも空間的にも絶えず変化する方位角センサ1のオフセットを高速かつ継続的にキャンセルし続けることができるようになるので、方位角を精度良く検出することが可能となる。
なお、オフセット算出部23は、新オフセット候補点Bの算出時に参照する2点のデータ点について、2点間の距離が所定値よりも短いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点Bを算出しない、若しくは、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点Bを破棄する。参照対象とされているデータ点相互間の距離が短いほど基準線F11の信頼性が乏しくなる。そこで、不確かな基準線F11に基づく新オフセット候補点Bの算出を中止するか、或いは、算出結果を破棄することにより、オフセット算出の精度を高めることが可能となる。
また、オフセット算出部23は、基準線F11と旧オフセット点Aとの距離が所定の閾値d1よりも長いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点Bを算出しない、または、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点Bを破棄する、若しくは、新オフセット候補点Bの算出時における旧オフセット点Aの移動距離dを通常時よりも短く設定する。このようなアルゴリズムを採用すれば、新オフセット候補点Bが旧オフセット点Aから過度に乖離しなくなるので、方位角検出の安定性を高めることが可能となる。
また、オフセット算出部23は、基準線F11と旧オフセット点Aとの距離が所定の閾値d2(<d1)よりも短いときに新オフセット候補点Bを第1頻度で算出し、基準線F11と旧オフセット点Aとの距離が閾値d2よりも長いときに新オフセット候補点Bを第1頻度よりも高い第2頻度で算出する。このようなアルゴリズムを採用すれば、基準線F11が旧オフセット点Aから離れているほど、高頻度にオフセットの算出及び更新が行われるので、方位角センサ1のオフセットを高速にキャンセルすることが可能となる。
なお、新オフセット候補点Bの初回算出時に参照される旧オフセット点A(ここでは、説明の便宜上、初期オフセット点Cと別称する)としては、方位角センサ1の工場出荷時点で、C(0,0)をオフセット記録部22に記録しておけばよい。或いは、外部磁場が遮断された試験環境下で暫定的に初期オフセット点Cを算出し、その算出結果をオフセット記録部22に記録しておいてもよい。
図3は、初期オフセット点Cの算出手法の一例を示すXY平面図である。初期オフセット点Cの算出に際しては、3つのデータ点(P、Q、R)を順次取得した上で、例えば、P点とQ点から等距離にある点を結ぶ直線F1と、Q点とR点から等距離にある直線F2を各々算出し、直線F1と直線F2との交点を初期オフセット点C(Xc0,Yc0)とすればよい。
<第2実施形態>
図4は、方位角センサ1の第2実施形態を示すブロック図である。第2実施形態は、基本的に第1実施形態と同様の構成であり、磁気検出回路10の構成要素として、Z軸方向の磁気を検出して磁気検出データZnを生成する磁気センサ10Zが新たに追加されている。なお、Z軸は、X軸及びY軸と各々直交するように設計すればよい。
オフセット算出回路20は、第1実施形態と同様、データ取得部21と、オフセット記録部22と、オフセット算出部23と、オフセット更新部24を含み、磁気検出回路10のオフセット(3軸の磁気検出データXn、Yn、Znに各々含まれるオフセット成分Xc、Yc、Zc)を算出する。
データ取得部21は、3軸の磁気検出データXn、Yn、Znを3軸座標系のデータ点(Xn,Yn,Zn)として取得する。
オフセット記録部22は、3軸のオフセット成分Xc、Yc、Zcを3軸座標系のオフセット点(Xc,Yc,Zc)として不揮発的に記録する。
オフセット算出部23は、順次取得されるデータ点(Xn,Yn,Zn)のうち、2点(X1,Y1,Z1)及び(X2,Y2,Z2)を隔てる基準面F21を算出した上で、オフセット記録部22に記録されている旧オフセット点(Xc0,Yc0,Zc0)を基準面F21に近付く方向へ移動させることにより新オフセット候補点(Xc1,Yc1、Zc1)を算出する。なお、上記のオフセット算出手法については、後ほど詳述する。
オフセット更新部24は、新オフセット候補点(Xc1,Yc1、Zc1)(または、複数算出された新オフセット候補点の平均値)をオフセット記録部22に上書きする。
オフセット補正回路30は、オフセット記録部23から読み出したオフセット情報(オフセット成分Xc、Yc、Zc)を用いて、磁気検出データXn、Yn、Znを補正することにより、オフセット補正済みの磁気検出データXn’(=Xn−Xc)、Yn’(=Yn−Yc)、及び、Zn’(=Zn−Zc)を生成する。
方位角演算回路40は、オフセット補正済みの磁気検出データXn’、Yn’、Zn’から方位角データSoを生成する。
図5は、オフセット算出部23におけるオフセット算出手法の第2例を示すXYZ座標空間図である。
第2例のオフセット算出に際しては、まず、順次取得されるデータ点(Xn,Yn,Zn)のうち、任意の2点(ここでは、P点(X1,Y1,Z1)とQ点(X2,Y2,Z2))が選択される。
次に、P点とQ点を隔てる基準面F21が算出される。基準面F21の例としては、P点とQ点から等距離にある点を結ぶ平面を挙げることができる。その場合、基準面F21は、次の(3a)式ないしは(3b)式を用いて算出することができる。なお、(3b)式は、(3a)式をより簡略化した演算式である。
Figure 0006563190
上記の(3a)式ないしは(3b)式を用いることにより、基準面F21を容易に算出することができる。ただし、基準面F21は、必ずしも平面である必要はなく、P点とQ点を隔てるものであれば、曲面であっても構わない。
次に、オフセット記録部22に記録されている旧オフセット点A(Xc0,Yc0,Zc0)を通り、かつ、基準面F21と垂直な直線F22が算出される。なお、直線F22は、次の(4)式を用いて容易に算出することができる。
Figure 0006563190
次に、旧オフセット点Aを基準面F21に近付く方向へ移動させることにより、新オフセット候補点B(Xc1,Yc1,Zc1)が算出される。
例えば、基準面F21と直線F22との交点S(Xc’,Yc’,Zc’)を算出し、この交点Sと旧オフセット点Aとで定まる線分SAをm:nに分割することにより、新オフセット候補点Bを算出すればよい。
或いは、直線F22上において、旧オフセット点Aを移動距離dだけ交点S側に移動することにより、新オフセット候補点Bを算出してもよい。なお、旧オフセット点Aと交点Sとの距離をDとした場合、移動距離dは0<d<2Dの範囲で設定すればよい。すなわち、新オフセット候補点Bは、必ずしも線分SA上に存在する必要はなく、基準面F21を超えた領域に設定されても構わない。
より包括的に述べれば、新オフセット候補点Bは、交点Sを中心とする半径Dの球内に収まる領域に存在しさえすればよい。
以降も、オフセット算出部23は、新オフセット候補点Bの前回算出時に参照された2点のデータ点とは少なくとも1点が異なる2点のデータ点を新たに参照して、新オフセット候補点Bの算出を繰り返す。例えば、最短の周期で新オフセット候補点Bの算出を繰り返す場合には、P点とQ点に続いて3点目のR点(X3,Y3,Z3)が取得された時点でQ点とR点を選択することにより次の新オフセット候補点Bを算出することができる。
オフセット更新部24は、オフセット算出部23で新たに算出された新オフセット候補点B(若しくは複数算出された新オフセット候補点Bの平均値)をオフセット記録部22に上書きする。上記一連の処理を繰り返すことにより、時間的にも空間的にも絶えず変化する方位角センサ1のオフセットを高速かつ継続的にキャンセルし続けることができるようになるので、方位角を精度良く検出することが可能となる。
なお、オフセット算出部23は、新オフセット候補点Bの算出時に参照する2点のデータ点について、2点間の距離が所定値よりも短いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点Bを算出しない、若しくは、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点Bを破棄する。参照対象とされているデータ点相互間の距離が短いほど基準面F21の信頼性が乏しくなる。そこで、不確かな基準面F21に基づく新オフセット候補点Bの算出を中止するか、或いは、算出結果を破棄することにより、オフセット算出の精度を高めることが可能となる。
また、オフセット算出部23は、基準面F21と旧オフセット点Aとの距離が所定の閾値d1よりも長いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点Bを算出しない、または、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点Bを破棄する、若しくは、新オフセット候補点Bの算出時における旧オフセット点Aの移動距離dを通常時よりも短く設定する。このようなアルゴリズムを採用すれば、新オフセット候補点Bが旧オフセット点Aから過度に乖離しなくなるので、方位角検出の安定性を高めることが可能となる。
また、オフセット算出部23は、基準面F21と旧オフセット点Aとの距離が所定の閾値d2(<d1)よりも短いときに新オフセット候補点Bを第1頻度で算出し、基準面F21と旧オフセット点Aとの距離が閾値d2よりも長いときに新オフセット候補点Bを第1頻度よりも高い第2頻度で算出する。このようなアルゴリズムを採用すれば、基準面F21が旧オフセット点Aから離れているほど、高頻度にオフセットの算出及び更新が行われるので、方位角センサ1のオフセットを高速にキャンセルすることが可能となる。
<第3実施形態>
図6は、方位角センサ1の第3実施形態を示すブロック図である。第3実施形態は、基本的に第2実施形態と同様の構成であり、オフセット算出回路20でのオフセット算出手法に違いがある。
より具体的に述べると、オフセット算出部23は、順次取得されるデータ点(Xn,Yn,Zn)のうち、3点(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、(X3、Y3、Z3)で囲まれる領域内を通る基準線F31を算出した上で、オフセット記録部22に記録されている旧オフセット点(Xc0,Yc0,Zc0)を基準線F31に近付く方向へ移動させることにより、新オフセット候補点(Xc1,Yc1、Zc1)を算出する。以下では、上記のオフセット算出手法について詳述する。
図7は、オフセット算出部23におけるオフセット算出手法の第3例を示すXYZ座標空間図である。
第3例のオフセット算出に際しては、まず、順次取得されるデータ点(Xn,Yn,Zn)のうち、任意の3点(ここでは、P点(X1,Y1,Z1)、Q点(X2,Y2,Z2)、及び、R点(X3,Y3,Z3))が選択される。
次に、P点、Q点、R点で囲まれる領域内を通る基準線F31が算出される。基準線F31の例としては、P点、Q点、R点から等距離にある点を結ぶ直線を挙げることができる。その場合、基準線F31は、次の(5a)式ないしは(5b)式を用いて算出することができる。なお、(5b)式は、(5a)式をより簡略化した演算式である。
Figure 0006563190
上記の(5a)式ないしは(5b)式を用いることにより、基準線F31を容易に算出することができる。ただし、基準線F31は、必ずしも直線である必要はなく、P点、Q点、R点で囲まれる領域を通るものであれば、曲線であっても構わない。
次に、オフセット記録部22に記録されている旧オフセット点A(Xc0,Yc0,Zc0)を通り、かつ、基準線F31と垂直な平面F32が算出される。なお、平面F32は、次の(6)式を用いて容易に算出することができる。
Figure 0006563190
次に、旧オフセット点Aを基準線F31に近付く方向へ移動させることにより、新オフセット候補点B(Xc1,Yc1,Zc1)が算出される。
例えば、基準線F31と平面F32との交点S(Xc’,Yc’,Zc’)を算出し、この交点Sと旧オフセット点Aとで定まる線分SAをm:nに分割することにより、新オフセット候補点Bを算出すればよい。
或いは、平面F32上において、旧オフセット点Aを移動距離dだけ交点S側に移動することにより、新オフセット候補点Bを算出してもよい。なお、旧オフセット点Aと交点Sとの距離をDとした場合、移動距離dは0<d<2Dの範囲で設定すればよい。すなわち、新オフセット候補点Bは、必ずしも線分SA上に存在する必要はなく、基準線F31を超えた領域に設定されても構わない。
より包括的に述べれば、新オフセット候補点Bは、交点Sを中心とする半径Dの球内に収まる領域に存在しさえすればよい。
以降も、オフセット算出部23は、新オフセット候補点Bの前回算出時に参照された3点のデータ点とは少なくとも1点が異なる3点のデータ点を新たに参照して、新オフセット候補点Bの算出を繰り返す。例えば、最短の周期で新オフセット候補点Bの算出を繰り返す場合には、P点、Q点、R点に続いて4点目のT点(X4,Y4,Z4)が取得された時点で、Q点、R点、T点を選択することにより、次の新オフセット候補点Bを算出することができる。
オフセット更新部24は、オフセット算出部23で新たに算出された新オフセット候補点B(若しくは複数算出された新オフセット候補点Bの平均値)をオフセット記録部22に上書きする。上記一連の処理を繰り返すことにより、時間的にも空間的にも絶えず変化する方位角センサ1のオフセットを高速かつ継続的にキャンセルし続けることができるようになるので、方位角を精度良く検出することが可能となる。
なお、オフセット算出部23は、新オフセット候補点Bの算出時に参照する3点のデータ点について、少なくとも2点間の距離が所定値よりも短いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点Bを算出しない、若しくは、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点Bを破棄する。参照対象とされているデータ点相互間の距離が短いほど基準線F31の信頼性が乏しくなる。そこで、不確かな基準線F31に基づく新オフセット候補点Bの算出を中止するか、或いは、算出結果を破棄することにより、オフセット算出の精度を高めることが可能となる。
また、オフセット算出部23は、基準線F31と旧オフセット点Aとの距離が所定の閾値d1よりも長いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点Bを算出しない、または、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点Bを破棄する、若しくは、新オフセット候補点Bの算出時における旧オフセット点Aの移動距離dを通常時よりも短く設定する。このようなアルゴリズムを採用すれば、新オフセット候補点Bが旧オフセット点Aから過度に乖離しなくなるので、方位角検出の安定性を高めることが可能となる。
また、オフセット算出部23は、基準線F31と旧オフセット点Aとの距離が所定の閾値d2(<d1)よりも短いときに新オフセット候補点Bを第1頻度で算出し、基準線F31と旧オフセット点Aとの距離が閾値d2よりも長いときに新オフセット候補点Bを第1頻度よりも高い第2頻度で算出する。このようなアルゴリズムを採用すれば、基準線F31が旧オフセット点Aから離れているほど、高頻度にオフセットの算出及び更新が行われるので、方位角センサ1のオフセットを高速にキャンセルすることが可能となる。
<電子機器への適用>
図8は、スマートフォン100の外観図である。スマートフォン100は、方位角センサ1を備える電子機器の一例である。スマートフォン100の電子コンパスとして、先に説明した方位角センサ1を搭載することにより、ユーザの向いている方向を正確に検出することができる。特に、GPS[global positioning system]と電子コンパスを併用すれば、地図アプリやナビゲーションアプリでの位置検出精度を高めることが可能となる。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている発明は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などに搭載される方位角センサに利用することが可能である。
1 方位角センサ
10 磁気検出回路
10X、10Y、10Z 磁気センサ(X軸、Y軸、Z軸)
20 オフセット算出回路
21 データ取得部
22 オフセット記録部
23 オフセット算出部
24 オフセット更新部
30 オフセット補正回路
40 方位角演算回路
100 スマートフォン

Claims (10)

  1. 2軸または3軸の磁気検出データを各々2軸座標系または3軸座標系のデータ点として取得するデータ取得部と、
    前記磁気検出データのオフセット成分を前記2軸座標系または前記3軸座標系のオフセット点として記録するオフセット記録部と、
    順次取得されるデータ点のうち2点を隔てる基準線または基準面を算出し前記オフセット記録部に記録されている旧オフセット点と前記基準線または前記基準面とから前記旧オフセット点を通る直線を算出し、前記直線上に新オフセット候補点を算出することにより前記旧オフセット点前記直線上で前記基準線または前記基準面に近付く方向へ移動させるオフセット算出部と、
    を有することを特徴とするオフセット算出回路。
  2. 3軸の磁気検出データを3軸座標系のデータ点として取得するデータ取得部と、
    前記磁気検出データのオフセット成分を前記3軸座標系のオフセット点として記録するオフセット記録部と、
    順次取得されるデータ点のうち3点で囲まれる領域内を通る基準線を算出し、前記オフセット記録部に記録されている旧オフセット点と前記基準線とから前記旧オフセット点を通る平面を算出し、前記平面上に新オフセット候補点を算出することにより前記旧オフセット点前記平面上で前記基準線に近付く方向移動させるオフセット算出部と、
    を有することを特徴とするオフセット算出回路。
  3. 前記基準線または前記基準面は、前記2点ないし前記3点のデータ点から等距離にある点を結ぶ直線または平面であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオフセット算出回路。
  4. 前記オフセット算出部は、新オフセット候補点の前回算出時に参照された2点ないし3点のデータ点とは少なくとも1点が異なる2点ないし3点のデータ点を新たに参照して、新オフセット候補点の算出を繰り返すことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のオフセット算出回路。
  5. 新オフセット候補点の一つまたは複数の平均値を前記オフセット記録部に上書きするオフセット更新部をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のオフセット算出回路。
  6. 前記オフセット算出部は、新オフセット候補点の算出時に参照する2点ないし3点のデータ点について、少なくとも2点間の距離が所定値よりも短いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点を算出しない、若しくは、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点を破棄することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のオフセット算出回路。
  7. 前記オフセット算出部は、前記基準線または前記基準面と前記旧オフセット点との距離が所定値よりも長いときには、参照中のデータ点から新オフセット候補点を算出しない、または、参照中のデータ点から算出された新オフセット候補点を破棄する、若しくは、新オフセット候補点の算出時における旧オフセット点の移動距離を通常時よりも短く設定することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のオフセット算出回路。
  8. 前記オフセット算出部は、前記基準線または前記基準面と前記旧オフセット点との距離が所定の閾値よりも短いときに新オフセット候補点を第1頻度で算出し、前記基準線または前記基準面と前記旧オフセット点との距離が前記閾値よりも長いときに新オフセット候補点を前記第1頻度よりも高い第2頻度で算出することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のオフセット算出回路。
  9. 2軸または3軸の磁気検出データを生成する磁気検出回路と、
    前記磁気検出データのオフセットを算出する請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のオフセット算出回路と、
    前記磁気検出データのオフセットを補正するオフセット補正回路と、
    補正済みの磁気検出データから方位角データを生成する方位角演算回路と、
    を有することを特徴とする方位角センサ。
  10. 請求項9に記載の方位角センサを備えた電子機器。
JP2014250923A 2014-12-11 2014-12-11 オフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサ Active JP6563190B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014250923A JP6563190B2 (ja) 2014-12-11 2014-12-11 オフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサ
US14/962,028 US10209069B2 (en) 2014-12-11 2015-12-08 Offset calculation circuit and azimuth sensor using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014250923A JP6563190B2 (ja) 2014-12-11 2014-12-11 オフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016114378A JP2016114378A (ja) 2016-06-23
JP6563190B2 true JP6563190B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=56110857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014250923A Active JP6563190B2 (ja) 2014-12-11 2014-12-11 オフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10209069B2 (ja)
JP (1) JP6563190B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11112243B2 (en) * 2016-09-21 2021-09-07 Rohm Co., Ltd. Electronic compass

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003246158A1 (en) 2002-07-01 2004-01-19 Asahi Kesei EMD Corporation Azimuth measuring device and azimuth measuring method
JP4235060B2 (ja) * 2003-08-12 2009-03-04 矢崎総業株式会社 指針装置及び指示装置
KR100561850B1 (ko) * 2003-11-13 2006-03-16 삼성전자주식회사 이동체의 방위각 보정방법 및 장치
JP4638670B2 (ja) * 2003-12-26 2011-02-23 旭化成エレクトロニクス株式会社 方位角計測方法および方位角計測装置
JP2006035505A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Dainippon Printing Co Ltd 印刷物の検査方法及び装置
JP5304113B2 (ja) * 2008-09-02 2013-10-02 株式会社ジェイテクト 車軸用軸受の締結構造
US8437970B2 (en) * 2009-06-05 2013-05-07 Apple Inc. Restoring and storing magnetometer calibration data
JP2011022073A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Yamaha Corp 磁気データ処理装置、磁気データ処理方法および磁気データ処理プログラム
JP5425671B2 (ja) * 2010-03-10 2014-02-26 アルプス電気株式会社 磁界検知装置
JP5772265B2 (ja) * 2011-06-15 2015-09-02 ヤマハ株式会社 地磁気測定装置、オフセット決定方法、及びオフセット決定プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US10209069B2 (en) 2019-02-19
US20160169673A1 (en) 2016-06-16
JP2016114378A (ja) 2016-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4908637B2 (ja) 物理量計測装置および物理量計測方法
EP2657920B1 (en) Driving assist device
JP4787359B2 (ja) 物理量計測装置および物理量計測方法
US8339123B2 (en) Portable electronic device with electronic compass and method for calibrating compass
US7921572B2 (en) Accuracy indications for an electronic compass in a portable device
EP2503285A2 (en) Method and system for a self-calibrated multi-magnetometer platform
US20120078562A1 (en) Geomagnetic sensing device
TW201221959A (en) Method and apparatus for estimating 3D attitude
US9226113B2 (en) Constraining inertial navigation system solution according to pedometrical data
JP6474128B2 (ja) 地磁気センサと加速度センサを搭載した電子機器
EP3091335A1 (en) Calibration of temperature effect on magnetometer
WO2007020702A1 (ja) センサ装置
JP6563190B2 (ja) オフセット算出回路及びこれを用いた方位角センサ
JP2014219340A (ja) オフセット補正方法及びオフセット補正装置
JP5957906B2 (ja) 検出装置、検出プログラム、及び検出方法
JP5475873B2 (ja) 地磁気検知装置
JP2005195376A (ja) 方位角計測方法および方位角計測装置
JP6430262B2 (ja) オフセット算出装置及びこれを用いた方位角センサ
JP2015004593A (ja) ナビゲーション装置
KR101298845B1 (ko) 오브젝트에 구비된 지자기 센서의 방위각 보정 방법 및 장치
JP4988170B2 (ja) 方位角計測装置、および、方位角計測方法
KR101352245B1 (ko) Mems 지자기 센서의 방위각 보정 방법 및 장치
JP2010271209A (ja) 加速度センサのオフセット誤差を補正する携帯型情報機器、方法及びプログラム
JP4955115B2 (ja) 方位角計測装置、および、方位角計測方法
KR20170092356A (ko) 3축 지자기 센서의 방위각 보정 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6563190

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250