JP4232557B2 - パラメータ値表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミキシングシステム、その他音声信号を処理する装置に用いて好適なパラメータ値表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のミキシングシステムにおいては、フェーダやボリューム操作子等で設定されたパラメータ値、各種ボタンのオン/オフ状態、その他ミキシングシステムの設定状態をメモリのシーンメモリ領域に記憶し、記憶した設定状態をワンタッチで再現する機能(シーンリコール機能)が設けられている(非特許文献1)。このため、これら各操作子に係るパラメータ値は、自動的に再現可能な態様によって操作パネル上に表現される必要がある。ここで、各操作子におけるパラメータ値の表示態様は、操作子の種類によって異なる。
【0003】
まず、フェーダにおいては、フェーダそのものの操作位置によってパラメータ値が表現される。従って、かかるパラメータ値をパネル上に自動的に再現するためには、モータ等の駆動機構を設け、フェーダの操作位置を物理的に駆動する必要がある。また、スイッチにはオン/オフ状態を示すLEDが内蔵されており、このLEDのオン/オフ状態によって操作状態が表現される。従って、記憶した設定状態に応じてLEDを自動的にオン/オフすることによって、当該スイッチの操作状態を再現することができる。また、ボリューム操作子については、当該ボリューム操作子の周囲に環状にLEDを配置し、これらLEDの点灯状態によって当該ボリューム操作子に係るパラメータ値を表現することが一般的である。
【0004】
ここで、環状に配置されたLEDを用いたボリューム操作子のパラメータ値の表示方法の一例を図4に示す。同図(a)〜(c)は、パラメータ値が最小の量から上昇してゆく場合における表示の変遷状態の例であり、「最左端のLEDのみの点灯」、「最左端および左から2番目のLEDの点灯」、「左から2番目のLEDのみの点灯」、……のように点灯状態が変遷する。かかる技術によれば、LEDの数を「n」とすれば「2n−1」段階の精度でパラメータ値を表現することができる。また、表示方法の他の例を図5に示す。同図(a)〜(c)も、パラメータ値が最小の量から上昇してゆく場合における表示の変遷状態の例であり、「最左端のLEDのみの点灯」、「最左端から2番目までのLEDの点灯」、「最左端から3番目までのLEDの点灯」、……のように点灯状態が変遷する。かかる技術によれば、LEDの数を「n」とすれば「n」段階の精度でパラメータ値を表現することができる。
【0005】
【非特許文献1】
「DM2000取扱説明書」 ヤマハ株式会社,平成14年2月
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、これらボリューム操作子によって設定できるパラメータ値、例えば減衰量、イコライジング量等は、ミキシングシステムの内部では数百段階の精度で設定可能であるが、実際に操作パネル上で実現可能な表示精度はLEDの数によって限定される。ここで、LEDの数「n」を増加させると、増加に伴って表示精度も向上させることができるが、これによってコストアップを招くという問題もある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、少数の発光素子によって高精度な表示を行うことができるパラメータ値表示装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載のパラメータ値表示装置にあっては、順次隣接して配列され点灯状態または消灯状態に設定される複数の発光素子(40−1,40−2,…,40−n)と、前記複数の発光素子のうち一部の精細表示範囲に属する発光素子については明点灯および暗点灯のうち何れかの点灯状態を選択可能にするとともに該精細表示範囲に属しない発光素子については一種類の点灯状態のみを選択可能にし、前記精細表示範囲に属する発光素子に対しては、隣接する第1および第2の発光素子(LED40−1,40−2)が、所定のパラメータ値が大となるに従って、前記第1の発光素子の明点灯および前記第2の発光素子の消灯(図6(a))、前記第1の発光素子の明点灯および前記第2の発光素子の暗点灯(図6(b))、前記第1および第2の発光素子の明点灯(図6(c))、前記第1の発光素子の暗点灯および前記第2の発光素子の明点灯(図6(d))、および、前記第1の発光素子の消灯および前記第2の発光素子の明点灯(図6(e))の各態様に順次対応して点灯または消灯するように、前記各発光素子に対する点灯方法を決定する点灯方法決定手段(SP8)とを有することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載のパラメータ値表示装置において、前記複数の発光素子は、回転する操作子の周回方向に沿って配列され、点灯状態によって該操作子に対応するパラメータ値を表示することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
1.実施形態の構成
次に、本発明の一実施形態のミキシングシステムの全体構成を図1を参照し説明する。
図において2は操作子群であり、フェーダ、ボリューム操作子、スイッチ等の操作子から構成されている。4は検出回路であり、操作子群2における各操作子の操作状態を検出しバス14を介して出力する。6は表示部であり、ユーザに対して各種情報を表示するドットマトリクスディスプレイ、ボリューム操作子の周囲のLED、スイッチ等に埋設されたLED、レベルメータ等から構成されている。8は表示回路であり、バス14を介して供給された表示情報に基づいて、表示部6の各部を制御する。10は信号処理回路であり、操作子群2などで設定されたアルゴリズムおよびパラメータに基づいて複数の入力チャンネルのデジタル音声信号に対してミキシング処理を施す。
【0009】
12は入出力インタフェースであり、外部機器24から入力されたアナログまたはデジタル音声信号をミキシングシステムの内部形式のデジタル音声信号に変換し、信号処理回路10に供給するとともに、信号処理回路10から供給されたミキシング結果を他方式のデジタル音声信号またはアナログ音声信号に変換し外部機器24に供給する。20はCPUであり、ROM16に格納された制御プログラムに基づいて、バス14を介して各部を制御する。22は通信インタフェースであり、外部制御機器26との間で制御データの入出力を行う。
【0010】
18はRAMであり、CPU20のワークメモリとして用いられる。ところで、RAM18には、上記アルゴリズムに対して適用される各パラメータの現在値を記憶する領域が設けられており、この領域を「カレント領域」と呼ぶ。ここで、ある時点におけるカレント領域の内容を「シーン」と呼ぶ。そして、RAM18には、複数のシーンを記憶する複数の「シーンメモリ領域」が設けられている。操作者は、このカレント領域の内容を任意のシーンメモリ領域に格納することができ、また任意のシーンメモリ領域の内容をカレント領域に再現することができる。このようにシーンを読み出してカレント領域に再現する動作を「シーンリコール」と呼ぶ。
【0011】
次に、上述した操作子群2に含まれるボリューム操作子と、その周囲のLEDの詳細構成を図3を参照し説明する。図3(a)において42はボリューム操作子であり、ミキシングシステムの操作パネル上に回動自在に設けられている。40はLED群であり、ボリューム操作子42の周囲に、時計回り(ボリューム操作子42の周回方向)に一部切欠環状に順次配置されたn個のLED40−1,40−2,…,40−nから構成されている。また、LEDの数「n」は、ボリューム操作子42で設定するパラメータの値が取り得る範囲よりも少ない数である。次に、LED群40に対する点灯回路の詳細を図3(b)を参照し説明する。図において30は直流電源であり、各LED40−1,40−2,…,40−nのアノード端に所定の直流電圧を印加する。LED40−1のカソード端には、抵抗器32−1および34−1の各一端が接続され、抵抗器32−1および34−1の各他端は、各々スイッチ36−1および38−1を介して直流電源30の接地端に接続されている。
【0012】
ここで、スイッチ36−1または38−1のうち何れか一方のみをオン状態(閉状態)に設定すると、抵抗器32−1または34−1の抵抗値に応じた電流がLED40−1に流れるから、LED40−1はその電流値に応じて比較的暗く(明点灯よりも暗く)点灯する(暗点灯という)。また、スイッチ36−1および38−1の双方をオン状態に設定すると、抵抗器32−1および34−1の双方を介してLED40−1には大きな電流が流れるため、LED40−1は比較的明るく(暗点灯よりも明るく)点灯する(明点灯という)。また、両スイッチを共にオフ状態にすると、LED40−1は消灯する。
【0013】
他のLED40−2,40−3,…,40−nに対しても、同様に抵抗器32−2〜32−n,34−2〜34−nおよびスイッチ36−2〜36−n,38−2〜38−nが設けられている。そして、スイッチ36−1〜36−n,38−1〜38−nのオン/オフ状態は、後述するプログラムにより表示回路8を介して制御される。これにより、該プログラムにより、各LED40−1,40−2,…,40−nについて「消灯」、「暗点灯」、「明点灯」の「3」状態を任意に設定することができる。
【0014】
2.実施形態の動作
次に、本実施形態の動作について説明する。まず、本実施形態のミキシングシステムの電源がオンされると、CPU20においてメインルーチン(図示せず)が起動される。このメインルーチンにおいては、信号処理回路10に対するミキシングアルゴリズムの設定、通信インタフェース22を介しての制御情報の入出力等の処理が実行される。そして、ユーザが何れかのボリューム操作子を操作した場合、またはユーザがシーンリコール操作を行った場合には、図2に示す点灯状態制御ルーチンが起動される。なお、同図のルーチンは一のボリューム操作子に対して一のプロセスづつ起動される。従って、ユーザが一のボリューム操作子を操作した場合には、そのボリューム操作子に対する一プロセスの点灯状態制御ルーチンが起動される。一方、ユーザがシーンリコール操作を行った場合には、シーンリコール操作の対象となる複数のボリューム操作子に対して、同数のプロセスの点灯状態制御ルーチンが起動されることになる。
【0015】
図2において処理がステップSP2に進むと、対象となるボリューム操作子について値の変更が指示されているか否かが判定される。ユーザがボリューム操作子を操作したために本ルーチンが呼び出されたのであれば、一般的には当該操作は「値の変更を指示するもの」に他ならないため「YES」と判定され、処理はステップSP4に進む。しかし、シーンリコール操作によって本ルーチンが呼び出されたのであれば、「値の変更が指示されない」場合、すなわちシーンリコールの前後において対応する操作子の操作量(回転角度)に変化が生じない場合もあり得る。かかる場合は「NO」と判定され、実質的な処理が行われることなく本ルーチンが終了する。
【0016】
ステップSP4においては、該ボリューム操作子等の操作状態に基づいて、該ボリューム操作子の「新たな操作量(回転角度)」が決定される。すなわち、ボリューム操作子が操作(回動)されることによって本ルーチンが呼び出された場合は、その回動角度と、回動前の操作量とに基づいて「新たな操作量」が算出される。また、シーンリコール操作によって本ルーチンが呼び出された場合には、該ボリューム操作子に対応してシーンメモリ領域に記憶されていたパラメータ値に対応する操作量が「新たな操作量」として決定される。次に、処理がステップSP6に進むと、この新たに決定された操作量に基づいて、該ボリューム操作子に対応する「パラメータ値」が変更される。
【0017】
ここで、パラメータとは、信号処理回路10内で実行されているミキシングアルゴリズム内で使用されているパラメータであり、例えば「減衰量」、「エフェクト量」、「ディレイ時間」、「周波数」などの量である。すなわち、ステップSP6においては、例えば「回転角度」である操作量が、種々のパラメータ値として使用し得る値、例えば「10dB(減衰量等)」、「10msec(時間)」、あるいは「10kHz(周波数)」等の数値に変換されるのである。
【0018】
これらのパラメータが変更されることにより、信号処理回路10内におけるミキシング状態すなわち出力される音声信号が変化する。次に、処理がステップSP8に進むと、変更後の新たなパラメータ値に基づいて、対応する(操作されたボリューム操作子で設定できるパラメータの値を表示する)LED群40における表現方法が決定される。なお、パラメータ値とLED群40における表現方法との対応関係は予めRAM18内にテーブルとして記憶されており、この対応関係についての詳細は後述する。次に、処理がステップSP10に進むと、この決定された表現方法によってLED群40の点灯状態を制御することで、パラメータ値がLED群40上に表現される。
【0019】
次に、上記ステップSP8において決定されLED群40上に反映される、パラメータ値の表現方法の一例を図6を参照し説明する。同図(a)〜(e)は、図3における各LED40−1,40−2,…,40−nの点灯状態を示す図であり、図上「黒塗り」は明点灯、「メッシュ」は暗点灯、「白地」は消灯状態を示す。同図(a)〜(e)は、パラメータ値が最小の量から上昇してゆく場合における表示の変遷状態の例であり、「LED40−1のみの明点灯」、「LED40−1の明点灯およびLED40−2の暗点灯」、「LED40−1,40−2の明点灯」、「LED40−1の暗点灯およびLED40−2の明点灯」、「LED40−2のみの明点灯」、……の順で点灯状態が変遷する。従って、同図の表現方法によれば、LEDの数を「n」とすれば「4n−3」段階のパラメータの値を表現することができる。
【0020】
ここで、LEDの数nが「22」であったとすると、表現可能なパラメータの段階数は「85」になる。そして、実際のパラメータが「0〜169」の範囲内の任意の整数値を取りうるとすると、パラメータ値が「0〜1」の範囲に対して図6(a),「2〜3」の範囲に対して同図(b),「4〜5」の範囲に対して同図(c),「6〜7」の範囲に対して同図(d),「8〜9」の範囲に対して同図(e),……の表現方法を設定すればよい。
【0021】
また、表現方法の他の例を図7に示す。同図(a)〜(e)も、パラメータ値が最小の量から上昇してゆく場合における表示の変遷状態の例であり、「LED40−1のみの明点灯」、「LED40−1の明点灯およびLED40−2の暗点灯」、「LED40−1,40−2の明点灯」、「LED40−1,40−2の明点灯およびLED40−3の暗点灯」、「LED40−1,40−2,40−3の明点灯」、……の順で点灯状態が変遷する。従って、同図の表現方法によれば、LEDの数を「n」とすれば「2n−1」段階のパラメータを表現することができる。
【0022】
ここで、LEDの数nが「17」であったとすると、表現可能なパラメータの段階数は「33」になる。そして、実際のパラメータが「0〜131」の範囲内の任意の整数値を取りうるとすると、パラメータ値が「0〜3」の範囲に対して図7(a),「4〜7」の範囲に対して同図(b),「8〜11」の範囲に対して同図(c),……の表現方法を設定すればよい。
【0023】
3.変形例
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)図6に示す表示例においては、パラメータ値の増加に伴ってLED40−1のみの明点灯(同図(a))からLED40−2のみの明点灯(同図(e))に至るまで、「4」段階に渡って点灯状態が変遷した。しかし、同図(b)〜(d)の「3」段階の点灯状態のうち何れか一状態を省略してもよい。省略した場合においても、2個のLEDによって「2」段階の態様が可能である。
(2)上記実施形態においては、一のLEDの点灯状態は「暗点灯」または「明点灯」のうちの何れかであったが、点灯状態の種類を「3」あるいは「4」種類以上に増加させてもよい。
【0024】
(3)また、上記実施形態においては個々LEDの「点灯状態」を変化させる実例として「明るさ」を変化させた例を説明したが、例えばLED40−1,40−2,…,40−nとして多色発光LEDを採用することにより、「明るさ」に代えて「点灯色」を変化させるようにしてもよい。
(4)また、上記実施形態においては、全てのLED40−1,40−2,…,40−nについて複数の「点灯状態」を選択することが可能であったが、これらのうち一部のLEDのみについて複数の「点灯状態」の選択を可能にし、残りのLEDは従来通りに一種類の点灯状態のみ可能にしてもよい。これにより、特に使用頻度の高い範囲(例えばノミナルポジション前後)についてはパラメータ値の精細な表示を可能にしつつ、全体の回路構成を簡易にすることができる。
【0025】
(5)上記実施形態のステップSP8,SP10においては、新たなパラメータ値に基づいて、一の表現方法が決定され、決定された表現方法によって直ちにLED群40の点灯状態が該パラメータ値に対応する状態に変更された。しかし、変更前のパラメータに対応する表現方法から変更後のパラメータに対応する表現方法に至る全ての表現方法を所定時間毎に順次LED群40上に実現するようにしてもよい。例えば、点灯状態制御ルーチン(図2)が呼び出される前の点灯状態が図6(a)に示す通りであって、新たなパラメータに対応する点灯状態が同図(e)に示す通りであったとする。かかる場合は、直ちに同図(e)に示すように点灯させるのではなく、同図(b)〜(e)の点灯状態を所定時間毎に順次再現し、最終的に同図(e)に示すように各LEDを点灯させるようにするとよい。
【0026】
(6)また、上記実施形態は、ボリューム操作子42の周囲に周回方向に沿って発光素子(LED)配列した例を説明したが、本発明はボリューム操作子等の周囲に配列したものに限定されない。例えば、ミキシングシステムには、複数の発光素子を直線状に配列し、その点灯状態によって音声レベル等を表示するレベルメータが備えられている場合がある。このようなレベルメータについても、本発明を適用することによって、使用される発光素子の数に比して高い精度で信号レベル等を表示できるレベルメータを実現することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1および第2の発光素子を同時に点灯させる態様として二以上の態様を可能ならしめつつ、所定のパラメータ値に応じて各発光素子に対する点灯方法を決定するから、発光素子の総数が少ない場合であっても高い表示精度を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のミキシングシステムの全体ブロック図である。
【図2】 上記実施形態の処理プログラムのフローチャートである。
【図3】 LED群40の外観および周辺回路の回路図である。
【図4】 従来のパラメータ値表示方法の一例を示す図である。
【図5】 従来のパラメータ値表示方法の他の例を示す図である。
【図6】 本実施形態によるパラメータ値表示方法の一例を示す図である。
【図7】 本実施形態によるパラメータ値表示方法の他の例を示す図である。
【符号の説明】
2:操作子群、4:検出回路、6:表示部、8:表示回路、10:信号処理回路、12:入出力インタフェース、14:バス、16:ROM、18:RAM、20:CPU、22:通信インタフェース、24:外部機器、26:外部制御機器、30:直流電源、32−2〜32−n,34−2〜34−n:抵抗器、36−1〜36−n,38−1〜38−n:スイッチ、40:LED群、40−1,40−2,…,40−n:LED、42:ボリューム操作子。
Claims (2)
- 順次隣接して配列され点灯状態または消灯状態に設定される複数の発光素子と、
前記複数の発光素子のうち一部の精細表示範囲に属する発光素子については明点灯および暗点灯のうち何れかの点灯状態を選択可能にするとともに該精細表示範囲に属しない発光素子については一種類の点灯状態のみを選択可能にし、前記精細表示範囲に属する発光素子に対しては、隣接する第1および第2の発光素子が、所定のパラメータ値が大となるに従って、前記第1の発光素子の明点灯および前記第2の発光素子の消灯、前記第1の発光素子の明点灯および前記第2の発光素子の暗点灯、前記第1および第2の発光素子の明点灯、前記第1の発光素子の暗点灯および前記第2の発光素子の明点灯、および、前記第1の発光素子の消灯および前記第2の発光素子の明点灯の各態様に順次対応して点灯または消灯するように、前記各発光素子に対する点灯方法を決定する点灯方法決定手段と
を有することを特徴とするパラメータ値表示装置。 - 前記複数の発光素子は、回転する操作子の周回方向に沿って配列され、点灯状態によって該操作子に対応するパラメータ値を表示することを特徴とする請求項1記載のパラメータ値表示装置。
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