JP4232067B2 - シール材の装着方法および装着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール材の装着方法および装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
O−リング等のシール材を被シール材のシール溝に装着する場合には、シール材の柔軟性を生かしてシール材を拡張変形しシール溝に装着する。
【0003】
従来、O−リングからなるシール材を被シール材に装着する方法としては、図13および図15に示す方法が知られている。図13に示す方法は、軸体部73および押し込み部材74を用いる。軸体部73は、O−リング90の内径より径の小さい一端部と、被シール材80の外径以上の径をもつ他端部をもち一端部と他端部とはテーパ形状でなめらかに接続されている。押し込み部材74は、円筒形の部材であり、内径が軸体部73のもっとも太い外周部分の径と同じとなっている。装着は、まず、O−リング90に軸体部73の外周径の小さい一端側にセットし、その後に押し込み部材74により軸体部73の軸方向にO−リング90を押し込んでいき、O−リング90を軸体部73のテーパ面に沿って拡張して他端側まで移動させ、他端部を介して接している被シール材80に移動して装着する方法である。図15に示す方法は、放射状に開閉する複数の爪75を用いる。まず、爪75を閉じ、O−リング90の内径よりも先端部を小さくした後、その先端部にO−リング90を装着する。そして、爪75を開いて被シール部材80よりもO−リング90の径を大きく拡張して被シール材80に装着する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシール材の装着方法には、以下の不都合があった。
【0005】
すなわち、軸体部73のテーパ面に沿ってO−リング90を拡張して装着する方法では、図14に示すように、軸体部73と押し込み部材74との間隙にO−リング90が食い込み、O−リング90が破線で示すように変形し(O−リング90’)、O−リング90が破断する場合があった。また、爪75によりO−リング90を拡張して装着する方法では、爪75が接触している部分と接触していない部分とでO−リング90の伸張率が異なり、爪75に接触していない部分では、不必要にO−リング90が伸張された結果、O−リング90が破断する場合があった。このようなO−リング90の破断は、O−リング90の装着工程における歩留まりを低下させるものである。
【0006】
したがって、本発明では、より確実なシール材の装着が行えるシール材の装着方法を提供することを解決すべき課題とする。
【0007】
また、本発明では、より確実なシール材の装着が行えるシール材の装着装置を提供することも解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は流体の圧力によりシール材を移送することに思い至り、本発明を完成した。すなわち、上記課題を解決する本発明のシール材の装着方法は、シール保持部をもつ軸体部と、覆体部とを用い、一端側にシール材が組み込まれた案内空間を形成する案内空間形成工程と、シール材で分断される案内空間の一方の空間と他方の空間との間に圧力差を与えその圧力差によりシール材を案内空間に沿って一端側より他端側に移動させシール材を軸体部に保持させる保持工程とを有することを特徴とする。また、上記課題を解決する本発明のシール材の装着装置は、シール保持部をもつ軸体部の外表面との間にシール材の横方向の幅より狭い間隙をもつ筒状の案内空間を形成する覆体部と、シール材で分断される一方の空間と他方の空間との間に圧力差を与えてその圧力差によりシール材を案内空間に沿って一端側より他端側に移動させてシール材を軸体部のシール保持部に保持させる圧力差発生手段とを有することを特徴とする。
【0009】
つまり、本発明のシール材の装着方法はシール材が移送される断面リング状で筒状に延びる案内空間を軸体部の外周面に沿って形成し、この案内空間内を流体圧力差によりシール材を移送し、軸体部の外表面にあるシール保持部に導く。シール材は流体圧で移送されるためシール材が損傷する恐れがない。シール材の装着装置はこの案内空間を形成する覆体部と圧力差を発生させる圧力差発生手段をもつ。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のシール材の装着方法は案内空間形成工程と保持工程とをもつ。案内空間形成工程は覆体部を使用し、軸体部の外表面に沿って筒状の案内空間空間を形成するとともにこの案内空間にシール材を介在させる工程である。保持工程は、シール材により分断された案内空間の間に圧力差を生じさせることにより、案内空間内でシール材を軸体部のシール保持部に移動させる工程である。
【0011】
ここで軸体部はシール材が装着される部材でその外表面にシール材が装着されるシール保持部をもつ。軸体部としては被シール材としてのピストンを例示することができる。ピストンのシール溝が軸体部のシール保持部に該当する。なお、軸体部として円錐台を挙げることができる。この円錐台はその一端側がシール材の内周径より小さく他端側がその内周径より大きいものとすることにより一端側に装着されたシール材を他端側に移送し、シール材の内周径を所定大きさまで拡大することができる。
【0012】
覆体部は軸体部の外表面を覆い、軸体部の外表面に沿って筒状の案内空間を形成するものである。覆体部には空気圧と油圧等の流体圧を案内空間の一端側に供給する導入通路をもつものが好ましい。又、複数のシール材を保持する保持空間をもつものとするのが好ましい。
【0013】
案内空間は、シール材が移送される移送路であり、その移送路においてシール材が移送される場合に、どの部位においても、案内空間が分断される程度の隙間をもつ。ここで、案内空間を分断できるとは、案内空間に流体を導入する場合においてその流体が漏れない程度、もしくは流体が漏れても導入される流体により案内空間内をシール材が移動することができる程度の密閉性をもって分断されるということである。
【0014】
なお、ピストンのように、ピストン先端部の外周径がOリング等のシール材の内周径より大きい場合には円錐台形状の被覆ガイド部を用いることができる。この被覆ガイド部をピストンの先端に配置することにより径小の一端側に装着したOリングを被覆ガイド部の外周面に沿って他端側に移送しつつOリングを拡径し、ピストンの外周径と同じ内周径とし、被覆ガイド部に続いてピストン外周面に沿ってOリングを移送し、ピストン溝にOリングを装着することができる。
【0015】
被覆ガイド部は軸体部の一端側に配置されるばかりでなく、軸体部の外表面の一部を覆うものでも良い。軸体部の外表面に溝があるような場合、外表面に沿って送られるシール材はこの溝により移送が妨げられる場合がある。この溝を覆うように被覆ガイド部を軸体部に取り付け溝を覆う。
【0016】
シール材は、輪状の部材であって被シール材とその外周面を覆う部材との間に密着する部材である。シール材としては、O−リング、パッキング材等を例示することができる。
【0017】
本発明のシール材の装着装置は前述の案内空間を形成する覆体部と流体を導入する圧力差発生手段をもつ。
【0018】
覆体部は、前述の通りである。圧力差発生手段は、シール材で分断された案内空間の間に圧力差を発生させる手段である。圧力差発生手段は、流体を案内空間内に導入、もしくは案内空間内から排出することで圧力差を発生させる。圧力差発生手段は、案内空間内に流体を導入する手段が好ましい。圧力差発生手段としては、加減圧ポンプ、ピストンシリンダ等が例示される。
【0019】
本発明のシール材の装着方法および装置を以下の実施例により、さらに具体的に説明する。なお、本実施例では、シール材としてのO−リングを被シール材に装着する装置に基づいて説明する。
【0020】
〈実施例1〉
(実施例1の構成)
本実施例1のO−リングの装着装置は、図1に示すような構成をもつ、O−リング90を軸体部10の外周面のO−リング90が保持されるシール保持部101に装着するO−リングの装着装置である。
【0021】
すなわち、本実施例のO−リングの装着装置は、覆体部20と、図には示していないが圧力差発生手段としての油導入装置と、覆体部抑え30と、軸体部抑え40とからなる。
【0022】
本実施例1において対象となる被シール材80は、円柱状の部材であって、外周面のO−リングを保持してシール性を担保する目的の溝であるシール溝81をもつ部材である。
【0023】
軸体部10は、後述する覆体部20の油導入口201の出口が開口する部分に対応する下面に窪みをもつ円柱状の部材であって、外周面のO−リングを一時的に保持するシール保持部101と、窪みの周囲にあって最初にO−リングを保持し軸方向に垂直な面で径が概ねO−リングと同じである部分の先端部とをもつ。シール保持部101から先端部の直前までは、円柱の外周面としてその径は同一であり、その後、先端部との境界がO−リング90が摺動可能な程度に面取り加工によりなめらかな面として形成されている。このシール保持部101から先端部にかけての面は、案内空間50を形成する面の一つである。
【0024】
シール保持部101は、一時的にO−リング90を保持する部分であるので、シール材90をシール保持部101に保持した後、被シール材80に移動させやすいように、前後の部分と径が同一である。
【0025】
覆体部20は、軸体部10が内部に挿入でき、軸体部10の外周面との間にO−リング90の横方向の幅より狭い間隙をもつ筒状の案内空間50を形成する部材である。また、覆体部20の案内空間50を形成する側の面の中央部付近には、突出する部分である突出部202がある。突出部の周囲には、前述の軸体部10の先端部と合わせてO−リング90を案内空間50内に概ね固定できる。そして、その突出部202の中央部付近には、油を案内空間50に導入する目的で、一方の開口部が案内空間50に接続され他方の開口部が油導入装置に接続される油導入口201が設けられる。したがって、覆体部の突出部202においても、この油導入口201の案内空間50側の開口部と案内空間50とを接続できるように、軸体部10との間で間隙を形成する形状となっている。
【0026】
案内空間50は、軸体部10の形状に依存し、軸体部10の覆体部20側の先端部からシール保持部101に至る外周面を一定の間隙をもって覆う形状の空間となる。案内空間50の間隙の幅は、案内空間50内にO−リング90を挿入するときにいずれの場所においてもO−リング90により案内空間50を分断することができる幅である。また、案内空間50の内壁面は、O−リング90が移動可能な程度のなめらかさを有する。
【0027】
油導入装置は、ピストンシリンダによって油を吐出することでO−リング90で分断される案内空間のシール保持部101と反対側の空間に油を導入し、他方の空間との間に圧力差を与える装置である。
【0028】
覆体部抑え30は、覆体部20を抑えて案内空間50の間隙を一定に保つ目的で設けられている部材である。覆体部抑え30は、中央部付近に軸体部10が挿入可能な穴が設けられている。そして、その穴に軸体部10を挿入し軸体部10に覆体部20をかぶせた場合に、覆体部20を適切な案内空間50を形成できる位置に固定することができるように覆体部20の案内空間50を形成する面を有する側の周囲を覆う部分をもつ。また、覆体部20と接触する部分には、一部溝状の隙間が設けられている。この隙間は、後述する油導入により排出される案内空間50内の流体を排出できるように外部と接続されている。
【0029】
軸体部抑え40は、軸体部10が油導入手段から導入される油の圧力に対抗できるように軸体部10を後面から支持する部材である。
【0030】
(実施例1の作用効果)
以下に本実施例1の装置を用いたO−リングの装着方法について説明する。
【0031】
まず、案内空間形成工程としての以下の工程を行う。すなわち、軸体部10を覆体部抑え30の穴に挿入し、軸体部抑え40を軸体部10の後面に固定する。そして、覆体部20の案内空間50を形成する側の面が上面となるように調節した後、突出部202の周囲に合わせてO−リング90を載置する。その後、覆体部20の上方から前述の組み合わせた軸体部10と覆体部抑え30と軸体部抑え40とを軸体部10の案内空間50を形成する側の面が覆体部20の案内空間50を形成する側の面と対向するように下方に向けながら覆体部20に接近させ、覆体部20と組み合わせる。
【0032】
これらの操作により、図1に示すように、内部にO−リング90が挿入され、そのO−リング90によって内部が分断された案内空間50が形成される。
【0033】
そして、保持工程としての以下の工程を行う。すなわち、覆体部20と軸体部10とが後述する油の導入により移動しないように固定する。その後、覆体部20の油導入口201の外部側の開口部に油導入装置を接続する。油導入装置により案内空間50に油を導入する。
【0034】
これらの操作により、O−リング90により分断された案内空間50のシール保持部101と反対側の空間に油が導入される。その結果、図2に示すように、導入された油は、油が導入された空間と反対側、すなわちシール保持部101側に向けて案内空間50内のO−リング90を移動させる。この場合に、案内空間50のシール保持部101側の空気は、覆体部20と覆体部抑え30との隙間を介して外部に排出される。
【0035】
すなわち、本実施例1のO−リングの装着装置は、流体(油)の圧力を利用してO−リングの拡張に対して均一な力で行うことが可能であり、力の不均衡によるO−リングの破断のおそれが無いという利点がある。
【0036】
したがって、本実施例1では、より確実なO−リングの装着が行えるという効果を有する。
【0037】
なお、前述のように軸体部10のシール保持部101に保持させたO−リング90を被シール材80に移動させる方法としては、たとえば以下のような方法がある。
【0038】
シール保持部101にO−リング90を移動させた後、図3に示すように、覆体部20を軸体部10から外す。すると、O−リング90は、軸体部10のシール保持部101に残るので、次に軸体部10を覆体部抑え30に対してO−リング90側の方向に、覆体部抑え30および軸体部抑え40とを反対側にそれぞれ移動させ、図4に示すように、O−リング90の保持された軸体部10のみとする。その後、図5に示すように、軸体部10の先端部と反対側に被シール材80を接触させ、円筒状の部材であり内径が軸体部10および被シール材の外径と同じである押し込み部材71によりO−リング90を軸体部10のシール保持部101から被シール材80のシール溝81に移動させる。
【0039】
〈実施例2〉
(実施例2の構成)
本実施例2のO−リングの装着装置は、図6に示すような構成をもつ、O−リング90を被シール材80の外周面のO−リング90が保持されるシール溝81に装着するO−リングの装着装置である。
【0040】
すなわち、本実施例のO−リングの装着装置は、覆体部20と、図には示していないが圧力差発生手段としての油導入装置と、覆体部抑え30と、図示しない被シール材抑えとからなる。
【0041】
本実施例において対象となる被シール材80は、実施例1の被シール材と概ね同じであるが、実施例1で説明した軸体部10と同様に、さらに、径が概ねO−リングと同じである先端部をもつ部材である。したがって、シール溝81から先端部の直前までは、実施例1の軸体部10と同様に、円柱の外周面としてその径は同一であり、その後、先端部との境界が面取り加工によりなめらかな面として接続されている。このシール溝81から先端部にかけてのシール材80の面は、案内空間50を形成する面の一つである。
【0042】
本実施例2のO−リングの装着装置は、組み合わされる部材が軸体部10から被シール材80に変更された以外は、実施例1で説明したものとほぼ同一であり、軸体部10と被シール材80とは、シール溝81の有無が異なるのみであるので覆体部20の形状は、実施例1のものとほぼ同じである。
【0043】
したがって、案内空間50の形状も実施例1と概ね同じである。
【0044】
油導入装置および覆体部抑え30は、実施例1と同じである。
【0045】
被シール材抑えは、被シール材80が油導入手段から導入される油の圧力に対抗できるように被シール材80を後面から支持する部材である点は、実施例1の軸体部抑え40とほぼ同じであるが、被シール材80の長さが長いので、覆体部押さえ30とは接触していない。
【0046】
(実施例2の作用効果)
以下に本実施例2の装置を用いたO−リングの装着方法について説明する。
【0047】
まず、案内空間形成工程としての以下の工程を行う。すなわち、被シール材80を覆体部抑え30の穴に挿入し、被シール材抑えを被シール材80の後面に固定する。そして、覆体部20の案内空間50を形成する側の面が上面となるように調節した後、突出部202の周囲に合わせてO−リング90を載置する。その後、覆体部20の上方から前述の組み合わせた被シール材80と覆体部抑え30と被シール材抑えとを被シール材80の案内空間50を形成する側の面が覆体部20の案内空間50を形成する側の面と対向するように下方に向けながら覆体部20に接近させ、覆体部20と組み合わせる。
【0048】
これらの操作により、図6に示すように、内部にO−リングが挿入され、そのO−リングによって内部が分断された案内空間50が形成される。
【0049】
そして、保持工程としての以下の工程を行う。すなわち、覆体部20と被シール材80とが後述する油の導入により移動しないように固定する。その後、覆体部20の油導入口201に油導入装置を接続する。油導入装置により案内空間50に油を導入する。
【0050】
これらの操作により、O−リング90により分断された案内空間50のシール溝81と反対側の空間に油が導入される。その結果、図7に示すように、導入された油は、油が導入された空間と反対側、すなわちシール溝81側に向けて案内空間50内のO−リング90を移動させることができ、O−リング90は、シール溝81に装着される。この場合に、案内空間50のシール溝81側の空気は、覆体部20と覆体部抑え30との隙間を介して外部に排出される。
【0051】
すなわち、本実施例2のO−リングの装着装置は、一旦、O−リング90を軸体部に移動保持させた後に、あらためて軸体部10から被シール材80にO−リングを移動させる必要がないので工程を簡略化できる。
【0052】
したがって、本実施例2では、実施例1の奏する効果に加えて、工程が簡略化でき、より簡単にO−リングの装着が行えるという効果を有する。
【0053】
〈実施例3〉
(実施例3の構成)
本実施例3のO−リングの装着装置は、図8に示すような構成をもつ、O−リング90を軸体部11の外周面のO−リング90が保持されるシール保持部111に装着するO−リングの装着装置である。
【0054】
すなわち、本実施例のO−リングの装着装置は、覆体部21と、図には示していないが圧力差発生手段としての油導入装置と、軸体部抑え40とからなる。
【0055】
本実施例において対象となる被シール材80は、実施例1の被シール材と概ね同じである。
【0056】
軸体部11は、一端部がO−リング90の内径より小さい外径をもち、他端部が被シール材80の外径と同じ外径とをもつ略円柱状の部材であって、一端部と他端部とはテーパにより接続されており、その面は、案内空間50を形成する面の一つである。そして、軸体部11の他端部側には、外周面にO−リングを一時的に保持するシール保持部111をもつ。
【0057】
覆体部20は、軸体部11が挿入でき、軸体部11の外周面との間にO−リング90の横方向の幅より狭い間隙をもつ筒状の案内空間50を形成する部材である。また、覆体部20の案内空間50を形成する側の面の中央部付近には、油を案内空間50に導入する目的で、一方の開口部が案内空間50に接続され他方の開口部が油導入装置に接続される油導入口211が設けられる。したがって、覆体部21は、この油導入口211の案内空間50側の開口部と案内空間50とを接続できるように、軸体部11との間で間隙を形成する形状となっている。
【0058】
案内空間50の形状は、軸体部11の覆体部21側の先端部からシール保持部111に至る外周面を覆う略円筒形状となる。案内空間50の間隙の幅は、案内空間50内にO−リング90を挿入するときに、いずれの場所においてもO−リング90により案内空間50を分断することができる幅である。また、案内空間50の内壁面は、O−リング90が摺動可能な程度のなめらかさを有する。
【0059】
油導入装置および軸体部抑え40も、実施例1で説明したものと同じである。
【0060】
(実施例3の作用効果)
以下に本実施例3の装置を用いたO−リングの装着方法について説明する。
【0061】
まず、案内空間形成工程としての以下の工程を行う。すなわち、軸体部抑え40を軸体部11の後面に固定する。そして、軸体部11の案内空間50を形成する側の面を上方に向け、軸体部11の先端部にO−リング90を載置する。その上方から覆体部21を案内空間を形成する側の面を軸体部11に対向するようにして接近させ、覆体部21と軸体部11とを組み合わせて案内空間を形成する。
【0062】
これらの操作により、図8に示すように、内部にO−リング90が挿入され、そのO−リング90によって内部が分断された案内空間50が形成される。
【0063】
そして、保持工程としての以下の工程を行う。すなわち、覆体部21と軸体部11とが後述する油の導入により移動しないように固定する。その後、覆体部21の油導入口211に油導入装置を接続する。油導入装置により案内空間50に油を導入する。
【0064】
これらの操作により、O−リング90により分断された案内空間50内のシール保持部111と反対側の空間に油が導入される。その結果、導入された油は、油が導入された空間と反対側、すなわちシール保持部111側に向けて案内空間50内のO−リング90を移動させる。
【0065】
すなわち、本実施例3のO−リングの装着装置は、案内空間の形状がテーパ形状であるので、案内空間内に導入する油の圧力を少なくすることができ、さらに、O−リングの移動の制御がより容易となる。
【0066】
したがって、本実施例3では、実施例1の効果に加えて、より簡便な装置とすることができ、かつ、操作性の良い装置を提供できるという効果を有する。
【0067】
〈実施例4〉
(実施例4の構成)
本実施例4のO−リングの装着装置は、図9に示すような構成をもつ、O−リング90を被シール材80の外周面のO−リング90が保持されるシール溝81にに装着するO−リングの装着装置である。
【0068】
すなわち、本実施例のO−リングの装着装置は、覆体部21と、図には示していないが圧力差発生手段としての油導入装置と、被シール材抑え41と被覆ガイド部60とからなる。
【0069】
本実施例において対象となる被シール材80は、実施例1の被シール材と概ね同じである。
【0070】
覆体部21および油導入装置は、実施例3で説明したものと同じである。
【0071】
被覆ガイド部60は、被シール材80の覆体部21側に配置され、案内空間50を区画する案内面をもつ部材である。被覆ガイド部60は、被シール材80側端部の径が被シール材80と同じであって、反対側の端部の径がO−リングの内径より小さいテーパ形状である部材である。
【0072】
案内空間50は、被覆ガイド部60および被シール材80と、覆体部21との間隙により形成される。
【0073】
被シール材抑え41は、被シール材80と固定すると共に、案内空間50に導入される油が直接漏れないようにする部材であり、被シール材80が隙間無く挿入できる穴があいており、覆体部21と接触する部分には油や空気を外部に導出する導出溝(図略)が設けられている。
【0074】
(実施例4の作用効果)
以下に本実施例4の装置を用いたO−リングの装着方法について説明する。
【0075】
まず、案内空間形成工程としての以下の工程を行う。すなわち、被シール材抑え41内に被シール材80を挿入する。そして、被シール材80の先端部分に被覆ガイド部60を接続固定する。そして、被覆ガイド部60側を上方に向け、被覆ガイド部60の先端部にO−リング90を載置する。その上方から覆体部21を案内空間を形成する側の面を軸体部11に対向するようにして接近させ、覆体部21と被覆ガイド部60および被シール材80とを組み合わせて案内空間50を形成する。
【0076】
これらの操作により、図9に示すように、内部にO−リング90が挿入され、そのO−リング90によって内部が分断された案内空間50が形成される。
【0077】
そして、保持工程としての以下の工程を行う。すなわち、覆体部21と被シール材80とが後述する油の導入により移動しないように固定する。その後、覆体部21の油導入口211に油導入装置を接続する。油導入装置により案内空間50に油を導入する。
【0078】
これらの操作により、O−リング90により分断された案内空間50内のシール溝81と反対側の空間に油が導入される。その結果、導入された油は、油が導入された空間と反対側、すなわちシール溝81側に向けて案内空間50内のO−リング90を移動させて、O−リング90はシール溝81に装着される。
【0079】
したがって、本実施例4では、実施例2と実施例3との効果の双方を有する装置を提供できるという効果を有する。
【0080】
〈実施例5〉
(実施例5の構成)
本実施例5のO−リングの装着装置は、図10に示すような構成をもつ、O−リング90を被シール材82の外周面のO−リング90が保持されるシール溝81にに装着するO−リングの装着装置である。
【0081】
すなわち、本実施例のO−リングの装着装置は、覆体部22と、図には示していないが圧力差発生手段としての油導入装置と、被シール材抑え(図略)と被覆ガイド部61とからなる。
【0082】
本実施例において対象となる被シール材82は、実施例1の被シール材と概ね同じであるが、さらに、先端部にもう一つの溝が形成されているものである。このような被シール材82に実施例2のような装置でO−リング90を装着しようとすると先端部側の溝にO−リングが入ってしまうおそれがある。
【0083】
覆体部22は、ほぼ実施例1で説明したものと同じであるが、案内空間50を形成する内面の径が被シール材82の外径から換算される径よりも大きく被覆ガイド部61の外形に合わせて決定されている。すなわち、被覆ガイド部61と覆体部22との間隙により案内空間50を形成している。
【0084】
被覆ガイド部61は、被シール材82の先端部に固定され、先端部側の溝の表面部分をも覆う形状である。
【0085】
案内空間50の形状は、被覆ガイド部61の覆体部22側の先端部からシール溝81に至る外周面を覆う形状となる。したがって、案内空間50は、被シール材82の先端部側の溝には接続されていない。
【0086】
油導入装置は、実施例1で説明したものと同じである。
【0087】
被シール材抑えは、実施例2で説明した部材と同じ部材である。
【0088】
覆体部抑え30も、実施例1で説明した部材と同じ部材である。
【0089】
(実施例5の作用効果)
以下に本実施例5の装置を用いたO−リングの装着方法について説明する。
【0090】
被シール材82の先端部分に被覆ガイド部62を固定する以外は、実施例2と同様の操作を行う。
【0091】
すなわち、案内空間50が被シール材82の溝を回避して形成されていることから、被シール材の障害物が存在してもシール溝に確実にO−リングを装着できる。
【0092】
したがって、本実施例5では、実施例2の効果に加えて、被シール材に存在する障害物に関わらずシール溝に確実にO−リングを装着できるという効果を有する。
【0093】
〈変形例1〉
(変形例1の構成)
変形例として図11および図12に示すO−リングの装着装置を示す。
【0094】
これら図11および図12に示す変形例は、覆体部23、24にそれぞれO−リング供給溝235、245を設けている以外は、それぞれ、実施例2および実施例4のO−リングの装着装置とほぼ同じ構成である。
【0095】
覆体部23、24に設けられているO−リング供給溝235、245は、それぞれ、最初にO−リング90が載置される近傍である軸体部もしくは被シール材の先端部付近に開口するように設けられている筒状の空間である。そして、O−リング供給溝235、245内には、案内空間側にO−リング90とその反対側にO−リング90を押し出して供給する目的の押出部材70とが挿入されている。
【0096】
(変形例1の作用効果)
以下に変形例1の装置を用いたO−リングの装着方法について説明する。
【0097】
まず最初にO−リング供給溝235、245内にO−リング90を格納する。そして、O−リングを載置しないこと以外の工程は、それぞれ実施例2および実施例4と同じである。
【0098】
そして、O−リング90を所定位置に載置する代わりに押出部材70によってO−リング90を1つずつ案内空間50内に供給する。
【0099】
そして、油導入装置によって、案内空間50内に油を導入することによって、案内空間内に供給されたO−リング90には、導入された油の圧力が作用し、案内空間50内を移動する。案内空間50内に供給されない2つ目以降のO−リング90は、導入された油の圧力によってO−リング供給溝235、245内の方向に向けて押されることとなる。したがって、O−リング90は、案内空間50内のシール保持部に向けてに1つだけ移動する。
【0100】
したがって、本変形例1によれば、実施例2の効果に加えて、O−リングを毎回用意しなくてもまとめて用意できるので、工程数が節約できるという効果を有する。
【0101】
〈変形例2〉
前述の実施例1〜5および変形例1では、圧力差発生手段として油導入装置を用いたが、その他にも油以外の流体、たとえば、水等の液体もしくは、空気等の気体を導入しても良い。なお、油等の潤滑性を有する流体を用いるとO−リングと案内空間内壁との潤滑が同時に行えて好ましい。そして、流体を導入する以外にも、案内空間内の流体を減圧装置等により除くことにより圧力差を発生させても良い。また、流体を導入する手段と流体を除く手段の双方を備えても良い。
【0102】
これらの流体を導入および除く手段としては、ポンプ、シリンダ等を用いることができる。
【0103】
また、油導入手段が案内空間内に開口する部分は、覆体部側ではなく軸体部側から開口してもよい。さらに、覆体部の中央付近ではなくてその他の部位に開口するものであってもよい。
【0104】
〈変形例3〉
以上の説明は、シール材としてO−リングを用いたものについて説明したが、シール材としてO−リング以外のものを用いる場合には、案内空間の形状を変化させることが好ましい。具体的には、O−リングは、断面が円形であるので、径方向でも、幅方向でもあらゆる方向について厚みが同じである。したがって、案内空間の間隔はどの場所でも同じでよかったが、シール材の断面の形状がたとえば、多角形となった場合等の必要な場合には、案内空間の形状は、場所によりその間隔を変化させる必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のO−リングの装着装置(O−リングの保持前)の模式断面図である。
【図2】実施例1のO−リングの装着装置(O−リングの保持後)の模式断面図である。
【図3】実施例1のO−リングの装着装置から被シール材にO−リングを移動させる工程を示した模式断面図である。
【図4】実施例1のO−リングの装着装置から被シール材にO−リングを移動させる工程を示した模式断面図である。
【図5】実施例1のO−リングの装着装置から被シール材にO−リングを移動させる工程を示した模式断面図である。
【図6】実施例2のO−リングの装着装置(O−リングの保持前)の模式断面図である。
【図7】実施例2のO−リングの装着装置(O−リングの保持後)の模式断面図である。
【図8】実施例3のO−リングの装着装置の模式断面図である。
【図9】実施例4のO−リングの装着装置の模式断面図である。
【図10】実施例5のO−リングの装着装置の模式断面図である。
【図11】変形例1のO−リングの装着装置の模式断面図である。
【図12】変形例1のO−リングの装着装置の模式断面図である。
【図13】従来技術のO−リングの装着装置の模式断面図である。
【図14】従来技術のO−リングの装着装置によるO−リング破断の様子を示す模式断面図である。
【図15】従来技術のO−リングの装着装置の模式断面図である。
【符号の説明】
10、11、12…軸体部
101、111、121…シール保持部
20、21、22、23、24…覆体部
201、211、221、241…油導入口 202、222…突出部 235、245…O−リング供給溝
30…覆体部抑え
40…軸体部抑え 41…被シール材抑え
50…案内空間
60、61…被覆ガイド部
71、74…押し込み部材 72…押出部材 73…アーバ 75…爪
80、82…被シール材
81…シール溝
90、90’…シール材
F…油の流れ

Claims (7)

  1. 外周面にリング状のシール材が保持されるシール保持部をもつ軸体部と、該軸体部と組み合わせることにより該軸体部の外表面との間に該シール材の横方向の幅より狭い間隙をもつ筒状の案内空間を形成する覆体部とを用い、
    該案内空間の一端側に該シール材を組み込むように該軸体部と該覆体部とを配置し、該一端側に該シール材が組み込まれた該案内空間を形成する案内空間形成工程と、
    該シール材で分断される該案内空間の一方の空間と他方の空間との間に圧力差を与え該圧力差により該シール材を該案内空間に沿って該一端側より他端側に移動させ該シール材を該軸体部の該シール保持部に保持させる保持工程と、
    を有することを特徴とするシール材の装着方法。
  2. 前記軸体部は被シール材であり、前記シール保持部はシール溝である請求項1に記載のシール材の装着方法。
  3. 前記軸体部の前記一端側に配置あるいは前記一端側の前記外表面の少なくとも一部を覆い前記案内空間を区画する案内面をもつ被覆ガイド部を用いる請求項2に記載のシール材の装着方法。
  4. 外周面にリング状のシール材が保持されるシール保持部をもつ軸体部の外表面との間に該シール材の横方向の幅より狭い間隙をもつ筒状の案内空間を形成する覆体部と、
    該案内空間の一端側に該シール材を組み込むように該軸体部と該覆体部とを配置して形成された該案内空間の、該シール材で分断される一方の空間と他方の空間との間に圧力差を与えて該圧力差により該シール材を該案内空間に沿って該一端側より他端側に移動させて該シール材を該軸体部の該シール保持部に保持させる圧力差発生手段と、
    を有することを特徴とするシール材の装着装置。
  5. 前記圧力差発生手段は、前記案内空間の前記一端側から流体を導入する手段である請求項4に記載のシール材の装着装置。
  6. 前記軸体部は被シール材であり、前記シール保持部はシール溝である請求項4または5に記載のシール材の装着装置。
  7. さらに、前記軸体部の前記一端側に配置あるいは前記一端側の前記外表面の少なくとも一部を覆い前記案内空間を区画する案内面をもつ被覆ガイド部をもつ請求項4乃至6のいずれかに記載のシール材の装着装置。
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