JP4231344B2 - 軽量盛土工法における支柱の建て込み方法とそこに用いるアンカーボルト位置決め用治具 - Google Patents

軽量盛土工法における支柱の建て込み方法とそこに用いるアンカーボルト位置決め用治具 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軽量盛土工法における支柱の建て込み方法とそこに用いるアンカーボルト位置決め用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
軟弱地盤や地滑り地などでの盛土工法の一つとして、例えば、EPS工法のように、軽量盛土材としての樹脂発泡体ブロックを多段に積み上げて軽量盛土層とする軽量盛土工法が知られている。この工法は、地盤改良にかかる経費の節減、工期の短縮などにおいて優れた効果を発揮することから、種々の土木工事において広く採用されている。
【0003】
図15は、軽量盛土工法により施工された構造体の一例を示しており、地山の傾斜面40に対向して支柱1を立設し、傾斜面40と支柱1との間に多段に樹脂発泡体ブロック2を積み重ねて軽量盛土層とし、その上にコンクリート床版42を造り、その上に路盤材43やアスファルト舗装44などの施工を行っている(特許文献1:特開2002−317447号公報など参照)。支柱1は、主に、EPSブロックのような樹脂発泡体ブロック2の保護のための壁面材41を取り付けるために用いられ、H鋼が多く用いられている。支柱の設置方法は2通りあり、1つは支柱を杭として根入れする根入れ方式であり、1つは基礎コンクリートを構築しそれに支柱を接続する基礎方式である。
【0004】
根入れ方式は、支柱を根入れするために大型機械を必要とし、また、垂直に設置するために精度の高い掘削が必要とされるので、施工費が高くなる。基礎方式では基礎コンクリートを構築して、そこに支柱を建て込むこととなるが、施工は根入れ式より簡易であり、施工費が安くなる。基礎方式にも2つの態様があり、図15や図16に示すように、基礎コンクリート3を打設するときに支柱1を一体に建て込んでしまう方式と、図17に示すように、下端に固定用基板4を備えた支柱1を基礎コンクリート3に埋め込んだアンカーボルト5を利用してナット6により締め付けて垂直に建て込む方法である(例えば、特許文献2:特開平8−27819号公報など参照)。図16に示す態様は、打設したコンクリートが固化するまで支柱1を垂直姿勢に保持しておくことが必要となる。図17に示すアンカーボルト5を利用して支柱1をナット6により固定するやり方は、基礎コンクリート3の施工が終わった後に、支柱1を立設し固定するものであり、作業は容易である。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−317447
【特許文献2】
特開平8−27819
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、アンカーボルト5とナット6を用いる基礎方式の場合、図17に示すように、基礎コンクリート3の上面から、支柱下端に溶着した固定用基板4およびアンカーボルト5の先端とナット6とが飛び出る形となる。一方、樹脂発泡体ブロック2は建て込んだ支柱1に側面が沿うようにして積み重ねることが求められるが、最下段の樹脂発泡体ブロックはアンカーボルト5や固定用基板プレート4が邪魔になり、そのままでは側面と支柱とが接した状態とすることができない。そのために、図18のように、最下段の樹脂発泡体ブロック2aの裏面側を現場で一部を切り欠き1bとして、アンカーボルト5の先端や固定用基板プレート4が入り込む空間を確保するか、図19のように、支柱1から離れた位置に最下段の樹脂発泡体ブロック2aを配置して、支柱1との間に形成される空間に別途用意した適宜寸法に裁断した樹脂発泡体ブロック2Sを充填する作業が必要となる。このような切り欠き作業や充填作業は、樹脂発泡体ブロック積み上げ時の現場での作業工数を増やすばかりか、余計な廃材を出してしまうこととなり、改善が求められる。
【0007】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、下端に固定用基板を備えた支柱を基礎コンクリートに埋め込んだアンカーボルトを利用して垂直に建て込み、建て込んだ支柱に沿うように樹脂発泡体ブロックを多段に積み重ねていく軽量盛土工法において、樹脂発泡体ブロック積み重ね時の現場での作業工数、特に、最下段の樹脂発泡体ブロックを配置するときの作業工数を少なくすることができるようにした、改良された支柱の建て込み方法とそこに用いるアンカーボルト位置決め用治具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下端に固定用基板を備えた支柱を基礎コンクリートに埋め込んだアンカーボルトを利用してに建て込み、建て込んだ支柱に沿うように樹脂発泡体ブロックを多段に積み重ねていくようにした軽量盛土工法における該支柱の建て込み方法であって、次のような工程を有することを特徴とする。
【0009】
すなわち、少なくとも支柱の固定用基板と同じ平面積を持つ底板を備えたアンカーボルト位置決め用の治具を用意する工程と、前記治具に対してその底板から上方に先端が突出するようにしてアンカーボルトを取り付ける工程と、基礎コンクリート用の型枠を利用して支柱の建て込みを予定する場所に前記アンカーボルトを取り付けた治具をアンカーボルトの先端が基礎コンクリートの表面高さよりも低い位置となるようにして配置する工程とを備える。
【0010】
上記の工程を経ることにより、基礎コンクリートが形成される空間における支柱の建て込みが予定される場所には、所要のアンカーボルトが、その先端を形成後の基礎コンクリートの表面高さよりも低い位置となるようにして、かつ、支柱の固定用基板に形成されるアンカーボルト通過用孔に対応するようにして、位置決めがなされる。
【0011】
次に、少なくとも前記治具の箇所では当該治具の底板を越えないようにして、基礎コンクリート用の型枠内空間にコンクリートを打設する工程を行う。打設したコンクリートが固化するとアンカーボルトは基礎コンクリートによって固定される。該コンクリートで固定されたアンカーボルトを、建て込もうとする支柱の固定用基板に形成したアンカーボルト通過用孔に挿通し、ナットを用いて固定することにより、支柱は基礎コンクリートに対して垂直状に建て込まれる。
【0012】
支柱の建て込み工程を終えた後、基礎コンクリートの表面高さがすべて同じレベルとなるように、後打ちコンクリートまたはモルタルを打設する工程を行う。本発明では、支柱を固定するためのアンカーボルトの先端は基礎コンクリートの表面高さよりも低い位置となるように、前記治具を用いて位置決めがされており、後打ちコンクリートまたはモルタルの打設により、支柱の固定用基板、アンカーボルトの先端側、固定用ナットはすべて打設したコンクリートまたはモルタル内に埋もれてしまい、基礎コンクリートの全表面は等しい高さの平坦面となる。
【0013】
それにより、樹脂発泡体ブロックの積み重ね時、特に、最下段の樹脂発泡体ブロックを配置するときに、当該樹脂発泡体ブロックをそのまま用いても、裏面は基礎コンクリート上表面に、一側面(前面)は建て込んだ支柱に、それぞれ密接させた姿勢で容易に配置することができる。それにより、樹脂発泡体ブロック積み重ね時の現場での作業工程は大きく簡素化される。また、最下段の樹脂発泡体ブロックはそのように適切な姿勢で配置されるので、それ以降の上段への積み重ね作業も容易となる。
【0014】
上記の施工方法において、治具をそのまま残して、その上から後打ちコンクリートまたはモルタルの打設を行ってもよい。その場合には、治具に対してアンカーボルトを溶着などにより一体化してしまってよい。一体化したものを工場で製造して施工現場に運び込んでもよく、施工現場で溶着作業を行ってもよい。治具、アンカーボルト、ナットはすべて後打ちコンクリートまたはモルタル内に埋め込まれるので、それらに対する腐食防止用のメッキを省略できる利点もある。
【0015】
治具を取り外して再利用することもできる。その場合には、アンカーボルトを治具に対してナットで仮止めするなどにより、両者を分離可能な状態としておき、基礎コンクリート用型枠内に打設したコンクリートが固化した後、治具をアンカーボルトから分離して取り外す。その後、基礎コンクリートに固定されたアンカーボルトを利用して、前記と同様にして支柱の建て込みを行う。
【0016】
本発明は、また、上記の支柱建て込みに用いる治具として、平坦な底板と少なくとも1つの側壁とを備え、底板は建て込もうとする支柱の固定用基板と同じかそれよりも大きな平面積を有し、かつ、底板には支柱の固定用基板に形成されたアンカーボルト通過用孔に対応する位置に透孔が形成されていることを特徴とするアンカーボルト位置決め用治具をも開示する。さらに、前記治具において、その底板に形成した透孔に先端を突出するようにしてアンカーボルトを取り付けたアンカーボルト位置決め用治具をも開示する。後者の場合、アンカーボルトと治具とは分離可能な状態とされていてもよく、一体に固定されていてもよい。
【0017】
前記治具において、少なくとも備えられる1つの側壁は、治具を基礎コンクリート用の型枠に取り付けるときに用いられる。一方の型枠に取り付けるだけで安定した仮止めが得られる場合には、側壁は1つであってよい。より高い安定性を確保するためには、対向する位置に2つの側壁を設け、前後の型枠の双方を利用して治具を仮止めするようにしてもよい。4方に側壁を設けるようにしてもよく、この場合には、治具の場所を除く基礎コンクリート形成空間のすべての領域に所定の高さまで当初にコンクリートを打設することができるので、後打ちコンクリートまたはモルタルの打設作業を容易化することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明を実施の形態に基づき説明する。図1〜図8は、本発明による軽量盛土工法における支柱の建て込み方法とそこに用いるアンカーボルト位置決め用治具の1つの形態を説明している。図1と図2はアンカーボルト位置決め用治具を示す。図示される治具10は薄鋼板から造られており、矩形状である底板11と4周の側壁12a〜12dを有する。底板11の面積は、図4,図5からわかるように、立設しようとする支柱1の下端に溶着などで一体化した固定用基板4の面積よりも広い。また、底板11には該固定用基板4に形成したアンカーボルト通過用孔4aに対向するようにして透孔13が形成されている。1つの側壁12aには孔13aが形成されており、この孔13aは治具10を基礎コンクリート用の型枠9に取り付けるのに利用される。なお、治具10は所要の強度を備えることを条件に、金属、木材、合板、樹脂材料など任意の材料で造ることができる。
【0019】
図2に示すように、この治具10にアンカーボルト5が取り付けられる。図示の例でアンカーボルト5は、上端にねじが切られており、下端が水平に折れ曲がった脚部5aとなっている。アンカーボルト5は、先端部5bが底板11から上方に突出するようにして、表裏面のナット15により治具10に固定される。固定に際して、アンカーボルト5の先端が側壁12a〜12dの上端縁よりも下方に位置するように、取り付け高さを調整する。
【0020】
図15に示したような軽量盛土構造体を構築するに際して、最初に、定法により基盤7が整備され、その上に、基礎コンクリート3のための型枠9が建てられる(図3参照)。その型枠9に沿って、支柱1を立設すべき位置に、治具10を所定の間隔で水平姿勢となるようにして取り付ける。取り付けは、型枠9の上縁と治具10の側壁12aの上縁とをほぼ一致させた状態とし、側壁12aに形成した孔13aにボルト16のような適宜の固定具を通して、両者を固定する。
【0021】
次に、型枠9と図示しない対向して建てられた型枠との間の空間S内に基礎コンクリート用の鉄筋(不図示)を配筋し、コンクリートを型枠9の上縁まで打設する。治具10は4つの側壁12a〜12dで囲まれているので、その中(空間Sa)にはコンクリートは入り込まない。コンクリートが固化した後、アンカーボルト5を固定していた表面側のナット15と、治具10を型枠9に固定していたボルト16を取り外して、治具10を固化した基礎コンクリートから取り除く(図4)。アンカーボルト5は先端部5bを空間Sa内に飛び出した状態で基礎コンクリート3内に埋め込まれているが、その先端(上端)は基礎コンクリート3の表面レベルよりは低い位置にある。
【0022】
次に、基礎コンクリート3に固定されたアンカーボルト5の先端部5bに、固定用基板4に形成したアンカーボルト通過用孔4aを通過させるようにして、支柱1の建て込みを行う(図4)。なお、図では支柱1としてH鋼を示しているが、支柱の形態は任意である。建て込んだ後、固定用基板4の上からアンカーボルト5に対してナット17を締め付ける(図5)。それにより、支柱1は基礎コンクリート3に対して垂直状に固定される。図6はその状態を上から見た図であり、図7は図6のA−A線による断面を示している。図示されるように所定の間隔で支柱1は基礎コンクリート3に建て込まれており、各支柱1はアンカーボルト5によりしっかりと基礎コンクリート3に固定されている。そして、アンカーボルト5の先端は基礎コンクリート3の表面より下がった位置にあり、かつ、その周囲はコンクリートが打ち込まれていない空間Saとなっていることがわかる。
【0023】
次に、前記空間Sa内に後打ちコンクリートまたはモルタル3aを打設する。アンカーボルト5の突出部5bやナット17などはすべて後打ちコンクリートまたはモルタル3a内に埋入してしまい、基礎コンクリート3の表面は同じレベルの平らな表面となる。それ以降は、従来の施工法と同様にして樹脂発泡体ブロック2の積み重ねを行うが、基礎コンクリート3の上面はすべて平坦面となっているので、図8に示すように、最下段の樹脂発泡体ブロック2aは、そのままの状態で、その底面を基礎コンクリート3の上面に密接させ、側面を建て込んだ支柱1に密接させた姿勢で配置される。また、最下段の樹脂発泡体ブロック2aはそのように適切な姿勢で配置されるので、それ以降の上段への積み重ね作業も容易となる。
【0024】
なお、上記では、基礎コンクリート3を打設した後、治具10を取り除き、支柱1を立設するようにしたが、治具10をそのままとした状態で、支柱1の建て込みを行うこともできる。その場合には、治具10に対するアンカーボルト5の固定をねじ止めでなく溶着により行うことができる。
【0025】
図9〜図13は本発明の他の態様を示している。ここでは、治具20として、図9に示すように、平坦な底板21の両端に2つの側壁22a,22bを設けたものを用いている。図10に示すように、2つの側壁22a,22b間の距離は、施工現場で建てられる基礎コンクリート用の前後の型枠9,9aの間の距離に等しく、側壁22a,22bの双方がボルト16などにより型枠9,9aに対して固定される。アンカーボルト5の底板21への取り付け態様などは図1、図2に示したものと同様である。図11に示すように、この態様では、型枠9、9aに所定間隔で複数個の治具20を取り付けた後、コンクリートを治具20の底板21のレベルまで打設して、コンクリートの固化を待つ。
【0026】
コンクリートの固化後、必要に応じて、図12に示すように、前記の態様と同様にして治具20を取り去り、固定されたアンカーボルト5を利用して支柱1を立設し固定する。その後、図13に示すように、型枠9,9aの高さまで後打ちコンクリートまたはモルタル3aを打設し、コンクリートが固化した後、型枠9,9aを取り外す。それにより、基礎コンクリート3の上面はすべて同じレベルの平坦面となるので、前記の態様と同様にして、樹脂発泡体ブロック2a,2の積み重ねを行うことができる。
【0027】
図14は、治具のさらに他の態様とそれを用いて施工するときの途中の状態を示している。この治具30は底板31と1つの側壁32のみを有している点で、図9に示したものと相違している。この治具30の使用態様は図9〜図13に基づき説明したものとほぼ同様であり、説明は省略する。
【0028】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、下端に固定用基板を備えた支柱を基礎コンクリートに埋め込んだアンカーボルトを利用して垂直に建て込み、建て込んだ支柱に沿うように樹脂発泡体ブロックを多段に積み重ねていく軽量盛土工法において、基礎コンクリートの上面をすべて平坦面とすることができるので、樹脂発泡体ブロック積み重ね時の現場での作業工数、特に、最下段の樹脂発泡体ブロックを配置するときの作業工数を少なくすることができ、軽量盛土工法の作業工程を一層簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンカーボルト位置決め用治具の一例を示す図。
【図2】アンカーボルトを取り付けた状態の治具を示す図。
【図3】治具を基礎コンクリート用の型枠に取り付けた状態を示す図。
【図4】基礎コンクリート打設後に治具を取り去った状態を示す図。
【図5】基礎コンクリートに埋め込んだアンカーボルトを利用して支柱を建て込んだ状態を示す図。
【図6】図5の状態を上から見た図。
【図7】図6のA−A線による断面図。
【図8】本発明の治具を用いて施工された軽量盛土構造体の一例を示す断面図。
【図9】他の形態のアンカーボルト位置決め用治具を示す図。
【図10】図9に示す治具を基礎コンクリート用の型枠に取り付けた状態を示す図。
【図11】図10に示す状態から基礎コンクリートを打設した状態を示す図。
【図12】図11の状態から基礎コンクリートに埋め込んだアンカーボルトを利用して支柱を建て込んだ状態を示す図。
【図13】図9に示す治具を用いて施工された軽量盛土構造体の一例を示す断面図。
【図14】さらに他の形態のアンカーボルト位置決め用治具を基礎コンクリート用の型枠に取り付けた状態を示す図。
【図15】従来の軽量盛土構造体の一例を示す断面図。
【図16】従来の軽量盛土構造体の他の例を示す断面図であり、基礎コンクリートに基礎方式で支柱を建て込んだ例を示す。
【図17】従来の軽量盛土構造体の他の例を示す断面図であり、固定用基板を持つ支柱をアンカーボルトを利用して基礎コンクリートに建て込んだ例を示す。
【図18】固定用基板を持つ支柱をアンカーボルトを利用して基礎コンクリートに建て込んだ場合での実際の施工例を示す図。
【図19】固定用基板を持つ支柱をアンカーボルトを利用して基礎コンクリートに建て込んだ場合での実際の他の施工例を示す図。
【符号の説明】
1…支柱、2…樹脂発泡体ブロック、2a…最下段の樹脂発泡体ブロック、3…基礎コンクリート、3a…後打ちコンクリートまたはモルタル、4…固定用基板、4a…アンカーボルト通過用孔、5…アンカーボルト、5b…アンカーボルトの先端部、9…基礎コンクリート用型枠、10…アンカーボルト位置決め用治具、11…底板、12…側壁、13…透孔

Claims (4)

  1. 下端に固定用基板を備えた支柱を基礎コンクリートに埋め込んだアンカーボルトを利用して建て込み、建て込んだ支柱に沿うように樹脂発泡体ブロックを多段に積み重ねていくようにした軽量盛土工法における前記支柱の建て込み方法であって、
    少なくとも支柱の固定用基板と同じ平面積を持つ底板を備えたアンカーボルト位置決め用の治具を用意する工程、
    前記治具に対してその底板から上方に先端(上端)が突出するようにしてアンカーボルトを取り付ける工程、
    基礎コンクリート用の型枠を利用して支柱の建て込みを予定する場所に前記アンカーボルトを取り付けた治具をアンカーボルトの先端が基礎コンクリートの表面高さよりも低い位置となるようにして取り付ける工程、
    少なくとも前記治具の箇所では当該治具の底板を越えないようにして、基礎コンクリート用の型枠内にコンクリートを打設する工程、
    打設したコンクリートの固化後、支柱の固定用基板をコンクリートで固定されたアンカーボルトとナットを利用して固定することにより支柱を建て込む工程、および、
    支柱の建て込み後に基礎コンクリートの表面高さがすべて同じ高さとなるように、後打ちコンクリートまたはモルタルを打設してアンカーボルトの先端(上端)を後打ちコンクリートまたはモルタル内に埋設する工程、
    とを少なくとも備えることを特徴とする軽量盛土工法における支柱の建て込み方法。
  2. 治具とアンカーボルトは分離可能に取り付けてあり、基礎コンクリート用の型枠内に打設したコンクリートが固化した後、治具をアンカーボルトから分離して取り外す工程をさらに備え、治具を取り外した後に、支柱を建て込む工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の軽量盛土工法における支柱の建て込み方法。
  3. 軽量盛土工法において基礎コンクリートに下端に固定用基板を備えた支柱を建て込むときに利用する治具であり、平坦な底板と少なくとも1つの側壁とを備え、底板は建て込もうとする支柱の固定用基板と同じかそれよりも大きな平面積を有し、かつ、底板には支柱の固定用基板に形成されたアンカーボルト通過用孔に対応するようにして透孔が形成されており、底板に形成した透孔に先端を突出するようにしてアンカーボルトが取り付けられており、取り付けられたアンカーボルトの先端(上端)は側壁の上端縁よりも下方に位置していることを特徴とする軽量盛土工法における支柱の建て込みのためのアンカーボルト位置決め用治具。
  4. アンカーボルトと治具とは分離可能な状態とされていることを特徴とする請求項に記載のアンカーボルト位置決め用治具。
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