JP4227611B2 - アスタキサンチン含有乳化組成物および飲料 - Google Patents

アスタキサンチン含有乳化組成物および飲料 Download PDF

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Description

本発明は、アスタキサンチンを含有してなる長期間安定な異味、異臭の少ない乳化組成物およびこれを配合してなる飲料に関し、さらに詳しくは、(A)アスタキサンチン、(B)食用油脂、(C)シュークロース・ジアセテート・ヘキサイソブチレート(SAIB)、(D)乳化剤、(E)多価アルコール類および(F)水を含有することを特徴とするアスタキサンチン含有乳化組成物およびこれを配合してなる飲料に関する。
アスタキサンチン(3,3’−ジヒドロキシ−β,β−カロテン−4,4’−ジオン)はカロチノイドの一種で、サケ、マス、イクラ、エビ・カニ等の海産動物、緑藻ヘマトコッカス、ファフィア酵母等に含まれている自然界に存在する赤色色素である。
アスタキサンチンはカロチノイドの中でも非常に強い抗酸化力を持つ物質で、その抗酸化力はビタミンEの500倍、ベータカロチンと比べても40倍以上といわれている。しかも通常の物質を通過させない血液脳関門さらに血液網膜関門も通過できるため酸化、老化が避けられないといわれた脳内の毛細血管の血行改善および眼の疲労回復の可能性を持っている。
アスタキサンチンはEU諸国において、養殖サケ、マス類(飼料中の100ppm以下)、また、米国ではサケ科魚類(飼料中80ppm以下)の色調強化に使用されている。
我が国においてアスタキサンチンを主成分とする、エビ色素、オキアミ色素、カニ色素、ファフィア色素およびヘマトコッカス藻色素は食品衛生法に基づく既存添加物名簿(平成8年4月16日付け厚生省告示第120号)に収載され、着色料として認められており、使用基準は定められていない。
このような背景に基づき、これらの効果を利用するいくつかの提案がなされている。例えば、抗ストレス組成物(特許文献1)、記憶力改善組成物(特許文献2)、アポトーシス誘導剤(特許文献3)、免疫増強剤(特許文献4)、眼の調節機能障害改善剤(特許文献5)、血圧降下剤(特許文献6)などが提案されている。
しかしながら、上記提案の多くはアスタキサンチンをそのままあるいはカプセル、粉末の形態で食品に添加し摂取するものである。
また、アスタキサンチンの水分散化に関しては、カロチノイドを水と混合しうる揮発性の有機溶剤に食用油及び乳化剤と共に急速に溶解し、これを直ちに保護コロイドの水溶液と親水性溶剤成分を水相に移行させ、その際カロチノイドを溶解含有する疎水性油相を微細分散相となし、溶剤及び水を除去することにより得られる分散しうるカロチノイド製剤(特許文献7)、高沸点油脂中のカロチノイドの懸濁物を過熱蒸気と接触させ、得られる混合物をコロイドの水溶液中で乳化させることを特徴とする、コロイド分散カロチノイド調製物の製造方法(特許文献8)、連続相としてグリセリンと水の混合液、乳化剤としてアスコルビルパルミテートを使用した脂溶性物質の水分散製剤(特許文献9)、動物起源の抽出物、植物抽出物、天然製品のリン脂質抽出物、サポニン、ミルク単体および卵製品並びにそれらの混合物から選択される乳化剤を含むカロチノイド・コンポジション(特許文献10)、水溶性または水に分散可能なリグニン誘導体を含むことを特徴とする脂溶性物質の安定で冷水に分散可能な調製物(特許文献11)等が提案されている。しかしながら、上記提案はいずれも、カロチノイド全般に関する提案であり、カロチノイドの一例としてアスタキサンチンが記載されているのみにすぎない。カロチノイド類といえどもそれぞれの物質の特性は各々異なると考えられるが、特にアスタキサンチンは分子中に4個の酸素原子(水酸基2個およびカルボニル基2個)を有しており、その乳化特性は通常のカロチノイドとはやや異ると考えられる。
また、アスタキサンチン含有エマルジョンとしては、予めグリセリン、グリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルを溶解し、この溶液にアスタキサンチン含有オイルを添加し、さらに水を混合して得られる安定な食品用色素エマルジョン(特許文献12)が提案されている。しかしながら、その組成物を酸性飲料に添加した場合における安定性に関しては十分満足できるものとは言えない。
また、市販品のアスタキサンチンの多くは一般に原料由来の臭気があり、飲料に使用した場合、その臭気が飲料そのものに出てしまうという欠点がみられた。
特開平9−124470 特開2001−2569 特開2001−114673 特開2002−80351 WO2002/094253 特表2004−520374 特許第2620277号 特許第2572877号 特許第3190465号 特許第3302999号 特許第326883号 特開2001−316601
前述の通り、アスタキサンチンを水溶性組成物に調製する簡便な方法と、その組成物を飲料に添加した場合において長期にわたり安定な状態を保つことが出来るエマルジョンを調製する方法において、いまだ満足できる方法はなかった。
したがって、アスタキサンチンの各種機能性に注目して、異味異臭が無く、長期間安定なアスタキサンチン含有乳化組成物の開発および、酸性飲料をはじめとする各種の飲料に添加しても油浮きやリングの発生しない該乳化組成物の開発が強く要求されている。
そこで、本発明者らは上記のごとき欠点を解決するために鋭意研究を行った。その結果、アスタキサンチンを超臨界状態又はその近傍の状態にある二酸化炭素と接触せしめることにより臭気成分を除去し、食用油脂に溶解し、更にこの油性部をシュークロース・ジアセテート・ヘキサイソブチレート(SAIB)にて比重調整し、HLB8以上の乳化剤、多価アルコール類、水と共に乳化した組成物が異味異臭が無く長期間安定であり、さらには酸性飲料を含め飲料中で非常に安定であるという事実を見いだし、本発明を完成するに至った。
かくして本発明によれば、(A)アスタキサンチン、(B)食用油脂、(C)シュークロース・ジアセテート・ヘキサイソブチレート(SAIB)、(D)乳化剤、(E)多価アルコール類および(F)水を含有することを特徴とするアスタキサンチン含有乳化組成物を提供するものである。
本発明はまた、アスタキサンチンが超臨界状態又はその近傍の状態にある二酸化炭素と接触せしめることにより臭気成分が除去されたアスタキサンチンである前記アスタキサンチン含有乳化組成物を提供するものである。
また、本発明によれば前記のアスタキサンチン含有乳化組成物が配合されていることを特徴とする飲料が提供される。
本発明はまた、アスタキサンチン含有乳化組成物中の油相部((A)、(B)および(C))を混合した後の比重と該乳化組成物が配合される最終製品としての飲料との比重差が0.05以下である前記のアスタキサンチン含有乳化組成物を提供するものである。
本発明によればまた、油相部((A)、(B)および(C))を混合した後の比重と飲料との比重差が0.05以下である前記記載のアスタキサンチン含有乳化組成物が配合されていることを特徴とする飲料が提供される。
本発明によれば、異味異臭の無い、アスタキサンチンの水溶性乳化組成物を調製する簡便な方法を提供でき、その組成物は飲料に添加し、長期にわたり保存した場合でも、油浮きやリングなどを発生せず、安定な状態を保つことが出来る。また、アスタキサンチン含有油脂部にさらに、ビタミン類、油溶性色素、香料等を加えることでさらなる機能性を付与することも可能であり、広い分野への用途が考えられる。
以下、本発明について更に詳細に述べる
本発明におけるアスタキサンチンとは、3,3’−ジヒドロキシ−β,β−カロテン−4,4’−ジオン又はその立体異性体である。立体異性体としては、(3R,3’R)−アスタキサンチン、(3R,3’S)−アスタキサンチン、及び(3S,3’S)−アスタキサンチンの3種が知られているが本発明ではそのいずれの立体異性体も用いることができる。さらに本発明におけるアスタキサンチンはアスタキサンチンの遊離体、アスタキサンチンモノエステル、アスタキサンチンジエステル類のいずれも用いることができる。アスタキサンチンジエステルは2つの水酸基がエステル結合により保護されているため物理的にアスタキサンチンやアスタキサンチンのモノエステルよりも安定性がよく製剤中で酸化分解されにくい。しかし生体中に取り込まれると生体内酵素により速やかにアスタキサンチンに加水分解され効果を示すものと考えられている。これらのアスタキサンチンおよびアスタキサンチンエステルとしては、天然物由来のもの又は合成により得られるものを使用することができる。供給源は特に限定されないが、天然のものとしては、例えば、エビ、オキアミ、カニなどの甲殻類の甲殻及び卵、臓器、種々の魚介類の皮、卵類、ヘマトコッカスなどの藻類、赤色酵母ファフィアなどの酵母類、海洋性細菌(Agrobacterium aurantiacum)、又は福寿草、金鳳花などの種子植物から得られるものを挙げることができる。化学合成品は市販されていて入手は容易である。アスタキサンチンの製法については、例えば、赤色酵母ファフィア、緑藻ヘマトコッカス、海洋性細菌などを、常法に従って、或いは公知の方法に準拠して、適宜な培地で培養することにより得ることができる。上記培養物からアスタキサンチンを抽出する方法、又は前記甲殻類から抽出、精製する方法については種々の方法が報告されている。例えば、ジエステル型アスタキサンチンが油溶性物質であることから、アスタキサンチンを含有する天然物からアセトン、アルコール、酢酸エチルなどの油溶性有機溶媒でアスタキサンチン含有成分を抽出することができる。抽出後、常法に従って溶媒を除去してジエステル型のアスタキサンチン濃縮物を得ることができる。得られた濃縮物は、所望によりさらに精製しても良い。
一方、市販品のアスタキサンチンの多くは一般に原料由来の臭気があり、飲料に使用した場合、その臭気が飲料そのものに出てしまうという欠点がみられる。そのため、精製・脱臭処理を行ってから使用することが好ましい。脱臭方法としては水蒸気蒸留、カラムクロマトグラフィー、活性炭処理、合成吸着剤処理、超臨界または液体二酸化炭素処理等を例示することが出来るが、超臨界またはその近傍の状態にある二酸化炭素による脱臭処理をより好ましく例示することが出来る。
超臨界状態またはその近傍の状態にある二酸化炭素による抽出方法それ自体は、超臨界流体を用いる従来技術の方法とほぼ同様にして実施することができる。例えば、二酸化炭素の臨界温度(31.1℃)及び臨界圧(72.8気圧)近傍の温度、圧力条件にある二酸化炭素を用いて抽出することができる。殊に、例えば圧力75気圧以上及び温度32℃以上の超臨界状態の二酸化炭素を好ましく例示することができる。また、例えば、圧力30〜70気圧、温度0〜25℃の液化状態の二酸化炭素、さらには、例えば圧力75気圧以上及び温度0〜30℃の亜臨界状態の二酸化炭素も利用することができる。抽出は、原料のアスタキサンチンを抽出槽に仕込み、上記条件を適宜に選択し、通常約1時間〜20時間程度かけて抽出される。抽出槽から得られたアスタキサンチンは、殆ど無臭に近くあらゆる飲食品に何ら制限を受けることなく使用することができる。
また、上記の超臨界状態又はその近傍の状態にある二酸化炭素による抽出を、臭気成分を溶解し得る極性有機溶媒の存在下で行うこともできる。かかる極性有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール等のアルコール類を挙げることができる。殊にエタノールは無毒性で最も好ましく例示することができる。これらの極性有機溶媒は、無水物であっても或いは、例えば、約1〜約20%程度の水を含む含水溶媒であってもよい。極性有機溶媒の使用量は、アスタキサンチンの濃度、臭気の程度によって異なるが、一般的には二酸化炭素の使用量に対して約1〜約20重量%、好ましくは約2〜約10重量%の如き使用量を例示することができる。極性有機溶媒を抽出槽に導入する方法としては、例えば極性溶媒及びアスタキサンチンを別個に抽出槽に入れる方法;極性溶媒とアスタキサンチンとを予め均一に混合しておいて抽出槽に入れる方法;或いはアスタキサンチンを仕込んだ抽出槽に抽出剤の二酸化炭素を供給する際に、一定の速度で連続的に供給しながら抽出する方法等を用いることができる。
抽出条件は原料のアスタキサンチンの特性に応じて適宜に選択することができるが、例えば、温度約10〜約50℃及び圧力約70〜約300気圧、好ましくは、温度約20〜約40℃、圧力約70〜約250気圧の範囲内で、使用する二酸化炭素の所望の状態に応じた温度及び圧力を採用することができる。抽出時間も原料のアスタキサンチンの前記した如き特性によって適宜に選択することができるが、例えば、約1時間〜約30時間、好ましくは約3時間〜約20時間の如き抽出時間を例示することができる。
抽出は、攪拌、二酸化炭素の連続的吹込みなどによって行うことができる。抽出終了後、臭気成分及び極性溶媒を含有した二酸化炭素流体を分離槽に導き、超臨界抽出に常用されている方法、例えば圧力を下げる方法(等温法)、温度を変化させる方法(等圧法)或いは分離槽中に抽出された溶質を吸着するような吸着剤を充填しておく吸着法など、抽出条件に応じた適宜の分離手段を採用することにより、脱臭アスタキサンチンを回収することができる。分離された二酸化炭素は液化槽に輸送して再利用することができる。かくして、抽出槽から回収したアスタキサンチンは、殆ど無臭に近く、各種の飲食品類に制限されることなく広く使用することができる。
本発明で使用することのできる食用油脂としては、例えば、大豆油、ごま油、コーン油、菜種油、米糠油、綿実油、ひまし油、落花生油、オリーブ油、パーム油、サフラワー油、小麦胚芽油、椰子油、ヒマワリ油、つばき油、ココア脂、イワシ油、サケ油、サバ油、サメ油、マグロ油、鯨油、イルカ油、イカ油、サンマ油、にしん油、たら油、牛脂、鶏油、豚脂、バターなどの動植物油脂類及びそれらの硬化油類、中鎖飽和脂肪酸トリグリセライド(以下、MCTと称する)などを挙げることができる。殊にMCTを好ましく例示することができる。かかるMCTとしては、例えば、カプロン酸トリグリセリド、カプリル酸トリグリセリド、カプリン酸トリグリセリド、ラウリン酸トリグリセリド、及びこれらの任意の混合物の如き炭素原子数6〜12の中鎖飽和脂肪酸のトリグリセリドを挙げることができる。殊にカプリル酸トリグリセリド及びカプリン酸トリグリセリド及びこれらの任意の混合物を好ましく挙げることができる。これらのMCT混合物は市場で安価に且つ容易に入手することができる。動植物油脂の使用量は特に限定されるものではないがアスタキサンチン1重量部に対し0.4〜4重量部、好ましくは0.8〜2重量部の範囲内を例示することが出来る。
本発明において比重調節のために利用することのできるSAIB(シュークロース・ジアセテート・ヘキサイソブチレート)としては、例えば、その比重が約1.13〜約1.19の範囲、好ましくは約1.14〜約1.15の範囲のSAIBを例示することができる。SAIBの使用量は使用するSAIBの比重、乳化組成物が配合される飲料の比重に応じて変えることができるが、乳化組成物中の油相部の混合物(前記(A)、(B)および(C)の混合物)と乳化組成物が配合される飲料との比重差が0.05以下、好ましくは0.03以下となるように配合することが望ましい。比重差が0.05以上の場合乳化組成物が配合された飲料を長期にわたり保存した場合、リングや油浮きが発生しやすくなり好ましくない。一般にアスタキサンチン含有油脂とSAIBの混合割合はアスタキサンチンと食用油脂の合計量1重量部に対し約0.4重量部〜約1.6重量部、好ましくは約0.8重量部〜約1.2重量部の範囲内を例示することができる。しかしながら、最終的には乳化組成物が配合される飲料と乳化組成物中の油相部の比重を測定しながら比重差が0.05以下となる配合量を見出すことが望ましい。
本発明で使用することのできる乳化剤としては、例えば、HLB8以上の親水性界面活性剤(ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル)を挙げることができる。ポリグリセリン脂肪酸エステル類としては、例えば、平均重合度3以上のポリグリセリンと炭素数8以上の脂肪酸とのエステル、例えば、デカグリセリンモノオレエート、デカグリセリンモノステアレート、デカグリセリンモノパルミテート、デカグリセリンモノミリステートなどで、かつ、HLBが約8以上、好ましくは約8〜約14の範囲内のものを挙げることができる。HLB8以下のポリグリセリン脂肪酸エステルを用いた場合には、均一で粒子径の小さな乳化粒子を調製することが困難であり、また乳化物が不安定で飲料に添加する場合、沈殿、油分離などの分離現象を起こす傾向が強い。ポリグリセリン脂肪酸エステル類の使用量は、一般に、油脂材料の合計量1重量部に対し約0.05重量部〜約0.5重量部、好ましくは約0.15重量部〜約0.3重量部の範囲内を例示することができる。
また、天然由来の乳化剤(キラヤ抽出物、酵素処理レシチン、アラビアガム、化工澱粉、大豆多糖類)やサイクロデキストリンなども使用することができる。これらの天然由来の乳化剤やサイクロデキストリンは通常水溶液の状態で使用され、乳化剤の濃度および使用量は、乳化剤の種類によって適宜選択できるが、例えば、濃度としては水溶液で0.1〜50質量%の濃度範囲、使用量としては油脂材料の合計量1重量部に対し0.5〜5重量部を例示することができる。
以上の乳化剤は単独で、或いは複数種を組み合わせて使用することも可能である。
本発明で利用することのできる多価アルコール類としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、マルチトール、澱粉分解還元物、グルコース、ショ糖、マルトースなどの糖類及びこれらの二種以上の混合物を例示することができる。これらの多価アルコール類は含水率50%以下、特に約0〜25%であることが好ましく、これ以上の場合は防腐性が失われる場合がある。その使用量は、通常、油脂材料1重量部に対し約1重量部〜約10重量部、特に約1.5重量部〜約5重量部の範囲内が好適である。所望により上記の多価アルコール溶液には保存性を向上させる目的で乳酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸を添加することもできる。
また、乳化組成物にはさらにビタミン類、油溶性色素、香料等の機能性素材を加えることでさらなる機能性を付与することも可能である。
ビタミン類のとしては、例えば、肝油、ビタミンA、ビタミンA油、ビタミンD3、ビタミンB2酪酸エステル、天然ビタミンE混合物などが挙げられ、油溶性色素類としては、例えば、β−カロチン、パプリカ色素、アナトー色素、クロロフィルなどの油溶性天然色素類が挙げらる。また、香料の具体例としては、例えば、オレンジ油、レモン油、グレープフルーツ油、ライム油、タンジェリン油、マンダリン油およびベルガモット油などのごとき公知の柑橘精油類;ペパ−ミント油、スペアミント油、シンナモン油などのごとき精油類;オールスパイス、アニスシード、バジル、ローレル、カルダモン、セロリ、クローブ、クミン、デイル、ガーリック、ジンジャー、メース、マスタード、オニオン、パプリカ、パセリ、ブラックペパー、ナッツメグ、サフラン、ローズマリー等のスパイス類の精油またはオレオレジン類;さらにリモネン、リナロール、ネロール、シトロネロール、ゲラニオール、シトラール、l−メントール、オイゲノール、シンナミックアルデヒド、アネトール、ペリラアルデヒド、バニリン、γ−ウンデカラクトン、l−カルボン、マルトール、フルフリルメルカプタン、プロピオン酸エチル、カプロン酸アリル、メチル−n−アミルケトン、ジアセチル、酢酸、酪酸等の公知のフレーバー物質;着香油(反応フレ−バ−);及びこれらの天然精油、オレオレジン及び香料化合物等を任意に組み合わせて混合した調合香料を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
これらの機能性素材の配合量としては油脂材料を基準として0.001〜5%の範囲内を例示することができる。
本発明の乳化組成物の調製法の好ましい一実施態様を例示すれば以下の通りである。まず前記した如きアスタキサンチン1重量部を例えば超臨界二酸化炭素を用いて圧力200kg/cm、温度50℃、二酸化炭素供給量3.0kg/hの条件により10時間脱臭した後、食用油脂0.5〜5重量部に溶解し、抽出トコフェロール等の酸化防止剤を加え、さらにSAIBを混合して比重調整を行い、例えば室温ないし約180℃の温度で溶解して均一な混合油とする。その際のアスタキサンチン含有油脂とSAIBの混合割合は、乳化後の組成物を添加しようとする飲料の比重差が0.05以下となるように選択する。かくして得られる混合油1重量部を、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステルを混合溶解した多価アルコール溶液約2〜約50重量部(水分含有量約0.5〜約10重量%)と混合し、ホモミキサー、コロイドミル、高圧ホモジナイザー等を用いて乳化処理することにより、粒子径約0.2〜約2μmの極めて微細で安定性の優れた乳化液を得ることができる。
本発明によれば、上記の如くして得られる組成物を、飲料、例えば果汁飲料、醗酵乳飲料、発泡性清涼飲料などに、例えば約0.02〜約2重量%配合することによって、長期間安定で、かつアスタキサンチンに由来する抗ストレス、記憶力改善、アポトーシス誘導、免疫増強、眼の調節機能障害改善、血圧降下などの生理機能が期待できる健康飲料が得られる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
市販のアスタキサンチン含有オイル(アスタキサンチン含有量5%)80gにMCT85g、SAIB133g、抽出トコフェロール2gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重1.0237)。水相部としてグリセリン580gにデカグリセリンモノオレエート(HLB12)60gおよび精製水130gを加え、90〜95℃で15分間加熱殺菌後40℃に冷却した。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(発明品1:アスタキサンチン含量0.374%)1070gを得た。
比較例1
市販のアスタキサンチン含有オイル(アスタキサンチン含有量5%)80gにMCT218g、抽出トコフェロール2gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重0.9440)。水相部としてグリセリン580gにデカグリセリンモノオレエート(HLB12)60gおよび精製水130gを加え、90〜95℃で15分間加熱殺菌後40℃に冷却した。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(比較品1:アスタキサンチン含量0.374%)1070gを得た。
実施例2
ブリックス6゜(屈折糖度計による値)、pH3.5の飲料基材(グラニュー糖:60g/L、クエン酸:1.5g/L、クエン酸ナトリウム:0.5g/L、ビタミンC:0.2g/L、混合液の比重1.0249)1Lに発明品1または比較品1をそれぞれ1g添加し、98℃、30秒間加熱殺菌した後、88℃まで冷却し、500mlのペットボトルにホットパックし飲料試料とした。飲料試料は5℃、20℃、35℃、50℃にて静置保存し、飲料の外観を観察した。結果を表1に示す。
Figure 0004227611
表1に示したとおり、比重調整を行った発明品1は6ヶ月経過しても良好な状態を維持していたが、比重未調整の比較品1は1ヶ月経過時点でネックリングが発生し状態不良となった。
実施例3
市販のアスタキサンチン含有オイル(アスタキサンチン含有量5%)40gにMCT54g、SAIB184g、オレンジ精油20gおよび抽出トコフェロール2gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重1.0237)。水相部としてグリセリン580gにデカグリセリンモノオレエート(HLB12)60gおよび精製水130gを加え、90〜95℃で15分間加熱殺菌後40℃に冷却した。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(発明品2:アスタキサンチン含量0.187%)1070gを得た。
実施例4
内容積5リットルの抽出槽に市販のアスタキサンチン含有オイル(アスタキサンチン含有量5%)500gを仕込み、超臨界二酸化炭素(抽出槽:圧力 200kg/cm、温度50℃;二酸化炭素供給量3kg/h)を供給しながら10時間抽出を行った。抽出槽を常圧に戻し、抽出槽に残ったアスタキサンチン含有オイルを取り出し、脱臭アスタキサンチン含有オイル492g(参考品1)を得た。得られた参考品1はアスタキサンチン特有の臭気が殆ど感じられなかった。
市販のアスタキサンチン含有オイルに代えて参考品1の脱臭アスタキサンチン含有オイルを使用する以外は実施例3と全く同じ条件によって処理を行い平均粒径2μm以下の乳化物(発明品3:アスタキサンチン含量0.187%)1070gを得た。
実施例5
ブリックス6゜、pH3.5の飲料基材(グラニュー糖:60g/L、クエン酸:1.5g/L、クエン酸ナトリウム:0.5g/L、ビタミンC:0.2g/L、混合液の比重1.0249)1Lに発明品2または発明品3をそれぞれ1g添加し、98℃、30秒間加熱殺菌した後、88℃まで冷却し、500mlのペットボトルにホットパックし飲料試料とした。それぞれの飲料を6名の良く訓練されたパネラーにて風味評価を行った。その結果、いずれのパネラーも発明品2は市販のアスタキサンチン由来の臭気が感じられ、風味のバランスが悪いが、発明品3を使用した飲料は異味異臭が無く、オレンジの良好な風味を有するとの評価であった。
実施例6
参考品1の脱臭アスタキサンチン含有オイル80gにMCT85g、SAIB133g、抽出トコフェロール2gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重1.0237)。水相部としてグリセリン580gにデカグリセリンモノオレエート(HLB12)60gおよび精製水130gを加え、90〜95℃で15分間加熱殺菌後40℃に冷却した。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(発明品4:アスタキサンチン含量0.374%)1070gを得た。
実施例7
参考品1の脱臭アスタキサンチン含有オイル80gにMCT46g、SAIB172g、抽出トコフェロール2gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重1.0484)。水相部としてグリセリン580gにデカグリセリンモノオレエート(HLB12)60gおよび精製水130gを加え、90〜95℃で15分間加熱殺菌後40℃に冷却する。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(発明品5:アスタキサンチン含量0.374%)1070gを得た。
比較例2
参考品1の脱臭アスタキサンチン含有オイル80gに MCT218g、抽出トコフェロール2gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重0.9445)。水相部としてグリセリン580gにデカグリセリンモノオレエート(HLB12)60gおよび精製水130gを加え、90〜95℃で15分間加熱殺菌後40℃に冷却した。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(比較品2:アスタキサンチン含量0.374%)1070gを得た。
実施例8
表2に示す配合処方にてブリックス0.3゜、3゜、6゜、9゜、12゜、15゜、18゜、21゜,pH3.5の飲料基材を調合した。
Figure 0004227611
それぞれの基材1Lに発明品4、発明品5または比較品2のいずれか1品をそれぞれ1g添加し、98℃、30秒間加熱殺菌した後、88℃まで冷却し、500mlのペットボトルにホットパックし飲料試料とした。それぞれの飲料試料は35℃にて1ヶ月静置保存し、飲料の外観を観察した。結果を表3に示す。
Figure 0004227611
表3に示すとおり、乳化製剤のオイル部と飲料基材との比重差が大きくなる程乳化安定性が低下することが認められた。
実施例9
参考品1の脱臭アスタキサンチン含有オイル40gにMCT108g、SAIB150g、抽出トコフェロール2gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重1.0179)。水相部としてグリセリン580gにショ糖脂肪酸エステル(HLB12)60gおよび精製水130gを加え、90〜95℃で15分間加熱殺菌後40℃に冷却した。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(発明品6:アスタキサンチン含量0.187%)1070gを得た。
実施例10
参考品1の脱臭アスタキサンチン含有オイル40gにMCT108g、SAIB150g、抽出トコフェロール2gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重1.0179)。水相部としてD−ソルビトール580gにショ糖脂肪酸エステル(HLB12)60gおよび精製水130gを加え、90〜95℃で15分間加熱殺菌後40℃に冷却した。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(発明品7:アスタキサンチン含量0.187%)1070gを得た。
実施例11
参考品1の脱臭アスタキサンチン含有オイル40gにMCT34g、SAIB75g、抽出トコフェロール1gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重1.0175)。水相部として35%アラビアガム水溶液520gを95〜98℃、15分加熱殺菌後、40℃以下に冷却してオイル部を加えて混合した。次いでグリセリン300gおよびD−ソルビトール100gを加えてTK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて予備乳化した後、高圧ホモジナイザーを用いて乳化を行い、平均粒径2μm以下の乳化物(発明品8:アスタキサンチン含量0.187%)1070gを得た。
実施例12
参考品1の脱臭アスタキサンチン含有オイル40gにMCT34g、SAIB75g、抽出トコフェロール1gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重1.0175)。水相部としてプロピレングリコール736gに化工デンプン(日本エヌエスシー社製ピュリティーガムBE)123g、精製水61gを加え90〜95℃にて15分間加熱溶解後40℃以下まで冷却する。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(発明品9:アスタキサンチン含量0.187%)1070gを得た。
実施例13
参考品1の脱臭アスタキサンチン含有オイル40gにMCT34g、SAIB75g、抽出トコフェロール1gを加え、90℃にて加熱溶解後冷却し乳化用オイル部とした(比重1.0175)。水相部としてプロピレングリコール736gに大豆多糖類(不二製油社製のソヤファイブ)123g、精製水61gを加え90〜95℃にて15分間加熱溶解後40℃以下まで冷却する。TK−ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて乳化し、平均粒径2μm以下の乳化物(発明品10:アスタキサンチン含量0.187%)1070gを得た。
実施例14
ブリックス4.5゜、pH3.5の飲料基材(グラニュー糖:45g/L、クエン酸:1.5g/L、クエン酸ナトリウム:0.5g/L、ビタミンC:0.2g/L、混合液の比重1.0182)1Lに発明品6〜10のいずれか1品をそれぞれ2g添加し、98℃、30秒間加熱殺菌した後、88℃まで冷却し、500mlのペットボトルにホットパックし飲料試料とした。飲料試料は5℃および50℃にて静置保存し、飲料の外観を観察した。結果を表4に示す。
Figure 0004227611
表4に示したとおり、発明品6〜10のいずれの乳化剤製剤を添加した飲料も50℃にて3ヶ月経過しても良好な状態を維持していた。

Claims (5)

  1. (A)アスタキサンチン、(B)食用油脂、(C)シュークロース・ジアセテート・ヘキサイソブチレート(SAIB)、(D)乳化剤、(E)多価アルコール類および(F)水を含有することを特徴とするアスタキサンチン含有乳化組成物。
  2. アスタキサンチンが超臨界状態又はその近傍の状態にある二酸化炭素と接触せしめることにより臭気成分が除去されたアスタキサンチンである請求項1に記載のアスタキサンチン含有乳化組成物。
  3. 請求項1または2に記載のアスタキサンチン含有乳化組成物が配合されていることを特徴とする飲料。
  4. アスタキサンチン含有乳化組成物中の油相部((A)、(B)および(C))を混合した後の比重と該乳化組成物が配合される最終製品としての飲料との比重差が0.05以下である請求項1または2に記載のアスタキサンチン含有乳化組成物。
  5. 請求項4に記載のアスタキサンチン含有乳化組成物が配合されていることを特徴とする飲料。
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