JP4227047B2 - 管差込み継手と係止爪押入具 - Google Patents
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Description
その継手主体1の管接続口2には、外端部内面の突縁5と、その内奥側の係止爪押入具嵌合室6と、そのさらに内奥側の爪リング挟入環状溝7とが形成されており、上記爪リング挟入環状溝7には、先端8′…を中心方向に向けた複数の係止爪8…を、互いの基端を連続させて列設した円環状の爪リング9が組み込まれている。
そして、上記係止爪押入具3は、上記継手主体1の管接続口2に、上記環状凹処13を上記突縁5に嵌合させてその環状凹処13の幅員の範囲内で内外に摺動自在にして組み込まれ、これを内方に押し込むと上記嵌合凸部14の内端部14′が上記爪リング9の各係止爪8…に当接するようにしている。
また、係止爪押入具3が内方に押し込まれると、その嵌合凸部14の内端部14′が上記爪リング9の各係止爪8…を内奥側に押し込んでその係止爪8…の管10の外周面に対する食い込みを外し、上記管10を取り外すことができるようにしている。
またこれを管差込み継手に組み込むことにより、従来のものよりも簡単かつ確実に、軽い力で管を取り外すことができる。
その管接続口16,16は、たがいに対称に位置するだけで同じ構造であるから同じ部位には同じ符号を付して、一方の管接続口16の構造についてだけ説明する。
17は該管接続口16の外端、したがってまた該継手主体aの外端の、内面側に形成された所要の幅員w1を有する突縁で、その内径k1は、接続される管bの外径k2より大きくしてある。
18はその突縁17の内奥側内面に掘削形成された、所要の内径k3を有する係止爪押入具嵌合室である。19はその係止爪押入具嵌合室18の内面に連続させてその内奥側に形成された斜面である。
20はその斜面19の途中に形成した爪リング挟入環状溝、21はその爪リング挟入環状溝20に連続させてその内奥側に形成した断面弧状のランド部である
。
22は上記ランド部21よりも内奥側の位置に掘削形成されたシールリング受入環状溝である。
23は、そのシールリング受入環状溝22の内奥側に形成された環状突堤である。
その各係止爪26…の先端26′側は、基端26″側に対して一方向に所要角度だけ屈曲しており、またその爪リングcの内径k4すなわち対向する係止爪の先端26′,26′間の距離は上記管bの外径k2よりも小さくなっている。
ただし、先端26′側を基端26″側に対して屈曲させることなく真っ直ぐ中心方向に延出させた爪リングを用いることもできる。
上記胴壁27の内径k5は上記管bの外径k2よりもやや大きくしてあるが、所要の外力が加えられ窄められたときには、その内径は管bの外径k2よりも小さくなる。
したがって、係止爪押入具eは、その径を窄めることにより、この嵌合凸部31の部分を継手主体aの係止爪押入具嵌合室18内に、上記突縁17を通じて受入させることができるようになっている。
図示した係止爪押入具eの先細部32の内端33は所要の厚みfを有するものであるが、その内端33の厚みは薄いものとするほどよい。すなわち先細部32は先鋭のものとするほどよいものである。
これにより、係止爪押入具eは継手主体aの管接続口16に、嵌合凸部31を係止爪押入具嵌合室18に嵌合させるとともに、上記環状凹処30を上記突縁17に嵌合させた状態となる。
したがって、従来のものよりも許容誤差が大きく、従来求められていたような高い精度で製作する必要がないので、その製作費を低減することができる。
先端が上記環状突堤23に当接するところまで管bを差し込んだ状態では、シールリングdが管bの外周面に圧接し、外周面と継手主体aの内面との間をシールして流体の漏洩を防止するとともに、爪リングcの各係止爪26…の先端26′…が同外周面に食い込み、管bが不用意に引き出されてしまうことを防止する。
また、このとき、管bの外周面と係止爪押入具eの内面との間には微細な隙間34が形成された状態になっている(図2,3)。
すなわち、係止爪押入具eは継手主体aの内方に押し込まれると、当初その先細部32の内端33を、管bの外周面に食い込んでいる係止爪26…の対向位置Aに当接させる(図3,4における(イ)の状態)。
そして、その状態からさらに押し込まれると、内端33は管bに食い込んだ状態になっている係止爪26…から径を縮小する方向に力を受け、これにより、係止爪押入具eはその径を強制的に縮小されながら内方に押入され、上記隙間34が縮小してついには内周面を上記管bの外周面に一致させた状態になる(図4における(ロ)の状態)。
したがって、この状態からさらに係止爪押入具eを押進することにより、係止爪26の先端26′寄りの部位Bを押圧することができ、管bの外周面への食い込みを、従来に比べ小さな力で、容易に外すことができるものである(図5)。
しかし、係止爪押入具は、上記(i),(ii)の双方の条件を満たさなくともいずれか一方を満たすもの、すなわち、環状凹処30の外径k6を突縁17の内径k1よりやや大きくしているだけのもの、または、嵌合凸部31の外径k7を係止爪押入具嵌合室18の内径k3よりやや大きくしているだけのものとしてもよく、そのようなものも、嵌合凹処30または嵌合凸部31において径を窄められ、変形した状態で安定して管接続口16に嵌め込むことができるので、同様の効果を奏する。
この継手主体a′は、端部の管接続口16′の外端に突縁を設けることなく、係止爪押入具嵌合室18′を開口状態にしているもので、この点においてのみ実施例1の上記継手主体aと相違し他の点は同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
この係止爪押入具e′は、実施例1の上記係止爪押入具eと異なり胴壁27′の外端側の外周面27″を平坦にし、嵌合凸部,嵌合凹処,および鍔部を有していないものである。
その胴壁27′の外端側の外周面27″の外径は、上記継手主体a′の係止爪押入具嵌合室18′の内径よりもやや大きくしてある。
内端側に先細部32を形成している点など他の点は実施例1の係止爪押入具eと同じであるので、同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
b 管
c 爪リング
d シールリング
e,e′ 係止爪押入具
f 先細部の厚み
k1 突縁の内径
k2 管の外径
k3 係止爪押入具嵌合室の内径
k4 爪リングの内径
k5 係止爪押入具の内径
k6 環状凹処の外径
k7 嵌合凸部の外径
w1 突縁の幅員
w2 環状凹処の幅員
16,16′ 管接続口
17 突縁
18,18′ 係止爪押入具嵌合室
27,27′ 胴壁
28,28′ スリット
29 鍔部
30 環状凹処
31 嵌合凸部
32 先細部
Claims (2)
- 継手主体の端部の管接続口に内外に摺動自在に組み込まれるとともに、内方に押し込まれることにより同管接続口内に組み込まれた爪リングの係止爪を内奥側に屈曲退避させることができるようにした係止爪押入具において、
胴壁(27,27′)の一側にスリット(28,28′)を有する欠円形の筒状であること、および、径を窄めて変形した状態で所要の弾発性を有し、その窄めて変形した状態で継手主体(a,a′)の管接続口(16,16′)に組み込まれるようにしてなることを特徴とする係止爪押入具。 - 請求項1記載の係止爪押入具を継手主体(a,a′)の管接続口(16,16′)に組み込んでなることを特徴とする管差込み継手。
Priority Applications (1)
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JP2004070554A JP4227047B2 (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 管差込み継手と係止爪押入具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004070554A JP4227047B2 (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 管差込み継手と係止爪押入具 |
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