JP4226761B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、表示装置に変動表示ゲームを行わせ、その変動表示ゲームの停止表示態様に関連して、特典遊技を発生する等の特定の遊技価値を付与するようにした遊技機(パチンコ遊技機)がある。この種の遊技機では、遊技の進行を管理する遊技制御装置から指令信号(コマンド)を送信し、その指令信号に基づいて表示制御装置が表示装置における表示を制御するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような遊技機において、遊技が行われている最中に、停電等が発生して遊技機への電力の供給が絶たれた場合には、遊技機の遊技状態がどのような状態であったかに関する情報が消滅してしまう。そこで、電源遮断時に遊技状態に関する情報をバックアップするため、遊技制御装置にバックアップ手段を設けることが提案されている。
【0004】
しかしながら、従属制御装置である表示制御装置は、バックアップ手段を備えないため、電源遮断前に受信した指令信号に基づく表示制御を電源再投入後に継続して行うことができない。
【0005】
この場合、遊技制御装置に電源再投入時の遊技状態から表示制御を再開させる指令体系を備えるのは、処理の負担が大きい。また、表示を最初からやり直す指令の再送は、遊技制御装置のバックアップデータをもその指令の送出時点に戻さなければならず、困難である。
【0006】
したがって、電源再投入後、正常に復帰可能な指令信号の送出タイミングまでの間、表示装置に画像が正常に表示されず、そのため変動表示ゲーム中に電源が遮断されると、電源が再投入された場合に、その中断された変動表示ゲームの結果について遊技者に適切に報知がなされないという問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、複数の可変表示領域にそれぞれ複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを表示可能な表示装置と、前記表示装置における変動表示ゲームを制御するためのコマンドを送信すると共に、遊技の進行を管理する遊技制御装置と、前記遊技制御装置からのコマンドに基づいて表示装置における表示を制御する表示制御装置と、を備え、前記遊技制御装置から前記表示制御装置へ送信されるコマンドは、変動表示ゲームの開始および変動表示ゲームの識別情報の変動パターンを指定する変動コマンドと、変動表示ゲームの各可変表示領域の各停止識別情報を指定する各停止識別情報コマンドと、変動表示ゲームの全識別情報の停止を指示する変動停止コマンドと、を有し、前記表示制御装置は、前記変動コマンドに基づいて変動表示ゲームを開始し、前記変動停止コマンドに基づいて変動表示ゲームを停止するように表示装置の表示を制御する遊技機において、前記遊技制御装置は、当該遊技機の電源遮断によって中断された変動表示ゲームの各停止識別情報コマンドを変動表示ゲームの結果を特定可能な結果特定情報として電源遮断後においても記憶保持可能な遊技情報記憶保持手段を備え、停電復旧時に前記表示制御装置へ停電復帰コマンドと前記遊技情報記憶保持手段に記憶保持される結果特定情報とを送信し、前記停電復帰コマンド及び前記結果特定情報の送信後に前記変動停止コマンドを送信し、前記表示制御装置は、前記停電復帰コマンド及び結果特定情報を受信した場合、前記受信した停電復帰コマンド及び結果特定情報に基づいて停電復帰表示を行い、前記変動停止コマンドを受信した場合、前記結果特定情報に基づいて遊技結果報知表示を行い、前記停電復帰表示には、停電によって中断された変動表示ゲームの1過程の情報として変動表示ゲームにおける識別情報が変動表示途中である旨を報知する表示が含まれることを特徴とする。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、前記遊技制御装置は、停電復旧タイミングが前記変動停止コマンドの送信前である場合、前記停電復帰コマンドとして復旧表示画面を指定する復旧画面指定コマンドを送信し、停電復旧タイミングが前記変動停止コマンドの送信後である場合、前記停電復帰コマンドとして変動停止状態を指示する変動停止状態コマンドを送信し、前記表示制御装置は、前記変動停止状態コマンド及び前記結果特定情報を受信した場合、前記受信した変動停止状態コマンド及び結果特定情報に基づいて、前記遊技結果報知表示を直ちに行うことを特徴とする。
【0011】
第3の発明は、複数の可変表示領域にそれぞれ複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを表示可能な表示装置と、前記表示装置における変動表示ゲームを制御するためのコマンドを送信すると共に、遊技の進行を管理する遊技制御装置と、前記遊技制御装置からのコマンドに基づいて表示装置における表示を制御する表示制御装置と、を備え、前記遊技制御装置から前記表示制御装置へ送信されるコマンドは、変動表示ゲームの開始および変動表示ゲームの識別情報の変動パターンを指定する変動コマンドと、変動表示ゲームの各可変表示領域の各停止識別情報を指定する各停止識別情報コマンドと、変動表示ゲームの全識別情報の停止を指示する変動停止コマンドと、を有し、前記表示制御装置は、前記変動コマンドに基づいて変動表示ゲームを開始し、前記変動停止コマンドに基づいて変動表示ゲームを停止するように表示装置の表示を制御する遊技機において、前記遊技制御装置は、当該遊技機の電源遮断によって中断された変動表示ゲームの各停止識別情報コマンドを変動表示ゲームの結果を特定可能な結果特定情報として電源遮断後においても記憶保持可能な遊技情報記憶保持手段を備え、停電復旧時に前記表示制御装置へ停電復帰コマンドと前記遊技情報記憶保持手段に記憶保持される結果特定情報とを送信し、前記表示制御装置は、前記停電復帰コマンド及び結果特定情報を受信した場合、前記受信した停電復帰コマンド及び結果特定情報に基づいて、停電復帰表示を行い、前記停電復帰表示の実行後、前記遊技制御装置から次の変動コマンドを受信すると、前記受信した変動コマンドに基づく変動表示ゲームの冒頭部において、前記結果特定情報に基づいた遊技結果報知表示を行うことを特徴とする。
【0021】
【発明の効果】
第1の発明では、停電復旧のタイミングが変動表示ゲームの変動中の場合には、変動表示ゲームの結果報知の表示の前にその表示と異なる態様で停電復帰表示が行われ、その後変動表示ゲームの遊技結果報知表示が行われるので、遊技者は、停電前の変動表示ゲームが継続していると認識でき、違和感なく遊技を再開できる。また、結果特定情報に基づいて、変動表示ゲームの遊技結果報知表示が行われるので、遊技結果報知表示を的確に行え、高い信頼性を確保できる。したがって、遊技者は安心して遊技を再開でき、遊技者に不信感や不快感を与えることはない。
また、例えば中断された変動表示ゲームの残り時間が長いとき等、遊技者に退屈な表示と感じさせたり、遊技者を困惑させるようなことがない。
【0022】
また、変動表示ゲームが変動表示途中である旨を報知でき、遊技者に変動表示ゲームの結果への期待感を持たせることができるとともに、その後の遊技結果報知表示にて結果が確定したことを遊技者が容易に認識できる。
【0023】
第2の発明では、停電復旧タイミングが変動表示ゲームの停止後の場合、直ぐに変動表示ゲームの遊技結果報知表示が行われるので、変動表示ゲームの遊技結果報知表示を適切に行える。
【0024】
第3の発明では、変動表示ゲーム時に停電し、停電復旧した場合、停電によって中断された変動表示ゲームの残り時間が短い場合であっても、変動表示ゲームの遊技結果報知表示を行う時間を十分に確保でき、中断された変動表示ゲームの結果を遊技者が確実に確認できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0028】
図1は遊技機(パチンコ遊技機)の遊技盤1の正面図である。
【0029】
遊技盤1の表面には、ガイドレール2で囲われた遊技領域3のほぼ中央に可変表示装置(特別図柄表示装置)4が配設される。可変表示装置4は、例えばLCD(液晶表示器)、CRT(ブラウン管)等で表示画面部分が構成されるもので、遊技の進行に対応した画像が表示される。
【0030】
遊技領域3の下方付近には、内部に大入賞口を有する特別変動入賞装置5が配設される。特別変動入賞装置5は、大入賞口ソレノイド6(図2参照)への通電により入口が開閉されるものである。
【0031】
特別変動入賞装置5の直ぐ上方には、普通変動入賞装置(普通電動役物)8を有する始動口7が配設される。この普通変動入賞装置8は、普通電動役物ソレノイド10(図2参照)への通電により動作し、始動口7への入口の広さを変更する。
【0032】
遊技領域3の各所には、N個(図1には4個のみ示す)の一般入賞口11が設けられる。遊技領域3の最下端には、アウト口12が設けられる。
【0033】
遊技領域3に向けて、図示しない打球発射装置から遊技球(パチンコ球)が打ち出されることにより遊技が行われ、打ち出された遊技球は、遊技領域3内の各所に配置された風車等の転動誘導部材13により転動方向を変えられながら遊技領域3表面を流下し、特別変動入賞装置5、始動口7、一般入賞口11に入賞するか、アウト口12から排出される。
【0034】
始動口7への入賞は、特別図柄始動センサ14(図2参照)により検出される。N個の一般入賞口11への入賞は、各一般入賞口11毎に備えられたN個の入賞センサ15A〜15N(図2参照)により検出される。また、特別変動入賞装置5への入賞は、カウントセンサ16、継続センサ17(図2参照)により検出される。
【0035】
始動口7、一般入賞口11、特別変動入賞装置5に遊技球が入賞すると、排出制御装置150(図2参照)の制御により、入賞した入賞装置の種類に応じた数の賞球が払出ユニット(排出装置)から排出され、図示しない供給皿(遊技者に対して賞球または貸球が払い出される皿)に供給されるようになっている。
【0036】
始動口7への遊技球の入賞は、特別図柄始動記憶として、最大4回分を限度として記憶され、特別図柄始動記憶の数は、可変表示装置4下部に設けられた特別図柄記憶表示器18に表示される。
【0037】
この始動口7への遊技球の入賞(特別図柄始動記憶)に基づき、所定の乱数が抽出され、大当たりの抽選が行われると共に、可変表示装置4の変動表示ゲーム(可変表示ゲーム)つまり可変表示装置4の複数の可変表示領域にそれぞれ複数の識別情報(図柄)の変動表示(可変表示)が行われる。そして、大当たり抽選の結果が大当たりであれば、識別情報が所定の大当たりの組合せで停止され、大当たり(大当たり遊技)が発生される。大当たり遊技が発生すると、特別変動入賞装置5が所定期間にわたって、球を受け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から球を受け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)に変換される特別遊技が行われる。この特別遊技は、特別変動入賞装置5への遊技球の所定数(例えば10個)の入賞または所定時間の経過(例えば30秒)を1単位(1ラウンド)として実行され、特別変動入賞装置5内の継続入賞口(継続センサ17)への入賞を条件に、規定ラウンド(例えば16ラウンド)繰り返される。
【0038】
この場合、大当たりが特定の大当たりであれば、その大当たり遊技後に特定の遊技状態が発生され、次回の大当たりの発生確率を高確率にしたり、後述する普通図柄始動記憶に基づく始動口7の普通変動入賞装置8の開変換率を高く(普通図柄始動記憶を基に普通図柄表示器23に当たり表示またはハズレ表示が行われるまでの時間を短縮、あるいはその当たり確率を高確率にしたり、普通変動入賞装置8の拡開パターンを遊技者に有利に変更等)したり、特別図柄始動記憶に基づく可変表示装置4の変動表示ゲームの変動表示時間の短縮等が行われる。
【0039】
遊技領域3の所定位置には普通図柄始動ゲート20が配設される。普通図柄始動ゲート20への遊技球の通過は、普通図柄始動センサ21(図2参照)により検出され、普通図柄始動記憶として、最大4回分を限度として記憶され、普通図柄始動記憶の記憶数は、特別変動入賞装置5の右側に配設された普通図柄記憶表示器22に表示される。
【0040】
この普通図柄始動ゲート20への遊技球の通過(普通図柄始動記憶)に基づき、普通図柄に関する乱数が抽出され、乱数が当たりであれば、特別変動入賞装置5の左側に配設された普通図柄表示器23に当たり表示が行われて、始動口7の普通変動入賞装置8が所定時間にわたって開かれ、始動口7への入賞が容易にされる。
【0041】
遊技機の要所には、サイドランプ24、装飾用LED等の装飾発光装置が備えられる。また、遊技機には、音出力装置(スピーカ)が備えられる。
【0042】
図2は制御系のブロック構成を示すもので、遊技制御装置(主基板)100、排出制御装置(払出制御基板)150、表示制御装置(表示制御基板)200、装飾制御装置(ランプ制御基板)250、音制御装置(音声制御基板)300、発射制御装置(発射制御基板)350、電源装置(電源基板)400等からなる。
【0043】
遊技制御装置100は、制御用のプログラムおよび各種センサ(特別図柄始動センサ14、入賞センサ15A〜15N、カウントセンサ16、継続センサ17、普通図柄始動センサ21、排出球のオーバーフロー状態を検出するためのオーバーフローセンサ25、排出装置への球誘導シュートの球切れを検出するためのシュート球切れセンサ26、遊技機のガラス枠開放センサ27、賞球検出センサ28)の検出信号に基づいて、大当たりの抽選、異常発生の判定等を行うと共に、各種制御装置(排出制御装置150、表示制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300、発射制御装置350)、大入賞口ソレノイド6、普通電動役物ソレノイド10、普通図柄表示器23等に指令信号を送信することにより、遊技を統括的に制御する。
【0044】
なお、遊技制御装置100から、各種従属制御装置(排出制御装置150、表示制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300)への通信は、遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単方向通信のみが許容されるようになっている。これにより、遊技制御装置100に従属制御装置側から不正な信号が入力されることを防止することができる。
【0045】
排出制御装置150は、遊技制御装置100からの賞球指令信号またはプリペイドカードユニット450からの貸球要求に基づいて、払出ユニット(排出用パルスモータ)および排出の流路切換ユニット(流路切換用ソレノイド)の動作を制御し、賞球または貸球の排出を行わせる。
【0046】
装飾制御装置250は、各装飾用ランプ、LED等の装飾発光装置を制御すると共に、特別図柄記憶表示器18、普通図柄記憶表示器22の表示を制御する。音制御装置300は、音出力装置からの効果音出力を制御する。発射制御装置350は、打球発射装置を制御する。
【0047】
電源装置400は、外部からの交流電源を直流電源等に変換して各種装置に供給する装置であり、バックアップ回路401、停電検出回路402を備えている。停電検出回路402は、停電時に電源装置400にて所定の電圧降下を検出すると、停電検出信号、リセット信号を順に、遊技制御装置100、排出制御装置150等に出力する。遊技制御装置100、排出制御装置150は、停電検出信号を受けると、所定の停電処理を行い、リセット信号を受けると、CPUの動作を停止する。バックアップ回路401は、遊技制御装置100および排出制御装置150のRAMにバックアップ電源を供給して、遊技データ(遊技情報)、賞球データ(賞球情報)をバックアップする。
【0048】
この場合、遊技制御装置100は、停電処理にて、RAMの所定の停電検査領域にチェックデータを書き込み、電源が復帰したときにそのチェックデータが正常値のとき停電からの復帰(電源再投入)、異常値のとき通常の電源投入と判定する。
【0049】
表示制御装置200は、遊技制御装置100からの表示指令信号に基づいて可変表示装置4における表示を制御する。表示制御装置200は、図3のようにCPU201、ROM202、RAM203、DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)204、インターフェース205、VDC(ビデオ・ディスプレイ・コントローラ)206、画像データ(図柄データ、背景画データ、動画キャラクタデータ等)を格納したフォントROM207、発振器208、γ補正回路209等からなる。
【0050】
CPU201は、インターフェイス205を介して遊技制御装置100からの表示指令信号を受信すると、その表示指令信号に基づいて画面情報(図柄表示情報、背景画面情報、動画キャラクタ画面情報等)を作成して、RAM203に記憶する。この画面情報は、VDC206の垂直同期割込のタイミングで、転送指令を受けたDMAC204により、VDC206に転送される。VDC206は、この画像情報に基づき、フォントROM207の該当画像データを取り込み、可変表示装置4の画面に水平走査、垂直走査を行って、所定の画像表示(描画)を行う。
【0051】
インターフェース205の手前には、信号伝達方向規制手段であるバッファ回路210が設けられ、遊技制御装置100から表示制御装置200への信号入力のみが許容され、表示制御装置200から遊技制御装置100への信号出力が禁止されている。
【0052】
なお、γ補正回路209は、可変表示装置4の信号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、可変表示装置4の表示照度を調整するものである。
【0053】
次に、遊技制御装置100、表示制御装置200における正常時の可変表示装置4の表示制御について説明する。
【0054】
この制御の流れならびに遊技制御装置100から表示制御装置200へ送信する表示指令信号(コマンド)の例を図4、図5に示す。可変表示装置4の変動表示ゲームの可変表示領域は、例えば左、中、右の可変表示領域とする。
【0055】
図中のAは、客待ち時に客待ちデモ表示を指示する普段指令信号(普段コマンド)を示す。
【0056】
図中のBは、変動表示ゲームの開始および変動表示ゲームの図柄の変動パターンを指定する変動指令信号(変動コマンド)を、b1,b2,b3は、変動表示ゲームの各可変表示領域の各停止図柄(左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄)を指定する各停止図柄指令信号(左停止図柄コマンド、中停止図柄コマンド、右停止図柄コマンド:停止態様情報)を示す。
【0057】
図中のCは、変動表示ゲームの全図柄の停止を指示する変動停止指令信号(変動停止コマンド)を示す。また、c1は、特定の遊技状態(例えば、大当たりの発生確率を高確率にした遊技状態等)を終了するときに指令する特定遊技状態終了指令信号(特定遊技状態終了コマンド)を示す。
【0058】
図中のDは、大当たり時にファンファーレ画像を指示するファンファーレ指令信号(ファンファーレコマンド)を、d1は、大当たり図柄を指示する大当たり図柄指令信号(大当たり図柄コマンド)を示す。
【0059】
図中のEは、大当たりの特別遊技(ラウンドの特別変動入賞装置5の開放)時にラウンド数を指示するラウンド指令信号(ラウンドコマンド)を、e1は、大当たり図柄を指示する大当たり図柄指令信号(大当たり図柄コマンド)を、e2,e3は、特別変動入賞装置5への入賞数、その継続入賞口への入賞(V入賞)の有無を指示するカウント指令信号(カウントコマンド)、Vカウント指令信号(Vカウントコマンド)を示す。
【0060】
図中のFは、大当たりのインターバル時にインターバル画像を指示するインターバル指令信号(インターバルコマンド)を、f1は、大当たり図柄を指示する大当たり図柄指令信号(大当たり図柄コマンド)を、図中のGは、大当たり遊技の終了時(特別遊技の最終ラウンドの終了時)に大当たり終了画像を指示する大当たり終了指令信号(大当たり終了コマンド)を、g1は、特定の遊技状態(例えば、大当たりの発生確率を高確率にした遊技状態等)の発生または消滅を指示する特定遊技状態指令信号(特定遊技状態コマンド)等を示す。
【0061】
なお、A〜Gは主指令(主に演出の変更を指示するもの)として、b1,b2,b3,c1,d1,e1〜e3,f1,g1は補助指令(主指令に関連して補助的な指示を行うもの)として送信する。
【0062】
遊技制御装置100は、始動口7へ遊技球が入賞すると、その入賞(特別図柄始動記憶)に基づき抽出した乱数を基に、大当たりかどうか、変動表示ゲームの変動パターン、左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄等を決定、記憶して、所定の時期(客待ち表示時、前回の変動表示ゲームが終了したとき、大当たり遊技が終了したとき等)に、順に変動コマンドB、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を表示制御装置200に送信する。
【0063】
表示制御装置200は、これらのコマンドB,b1,b2,b3を受信すると、表示用の乱数を抽出して、その乱数およびコマンドに基づき、図柄の変動表示パターン、リーチパターン(リーチ有のとき)、背景画、キャラクタ、文字情報等の装飾演出パターン等を設定して、左、中、右の各可変表示領域の図柄の変動表示、演出表示を開始する。
【0064】
各可変表示領域の図柄の変動表示を開始した後、所定時間経過すると、左の可変表示領域の図柄(左図柄)を左停止図柄コマンドb1の停止図柄にて仮停止(または停止)し、さらに所定時間経過すると、中の可変表示領域の図柄(中図柄)を中停止図柄コマンドb2の停止図柄にて仮停止(または停止)する。
【0065】
リーチ有であれば、左図柄、中図柄が同一図柄にて仮停止(または停止)すると共に、リーチパターンにしたがい、右の可変表示領域の図柄(右図柄)の変動表示を極低速で行ったり、仮停止したり、高速変動したり、変動表示を逆転したり、あるいは既に仮停止(または停止)している左図柄と中図柄の再度の変動表示を行ったりすると共に、装飾演出パターンにしたがい、背景の変遷、所定のキャラクタの動作表示等を行う。なお、仮停止は、停止位置において表示を微少に変動することを言う。
【0066】
この後、遊技制御装置100からの変動停止コマンドCに基づき、全図柄を停止(左図柄、中図柄が停止している場合は、右図柄を右停止図柄コマンドb3の停止図柄にて停止)する。
【0067】
この場合、ハズレのときは、次の入賞(特別図柄始動記憶)があれば、遊技制御装置100が、所定時間後、順に次の変動コマンドB、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を表示制御装置200に送信して、次の変動表示、演出表示を開始する。
【0068】
一方、大当たりのときは、遊技制御装置100が、所定時間後、大当たりのファンファーレコマンドD、大当たり図柄コマンドd1を表示制御装置200に送信して、表示制御装置200がファンファーレ表示(装飾表示、大当たり図柄の表示)を行う。
【0069】
次に、遊技制御装置100が、順に大当たりの特別遊技のラウンドコマンドE、大当たり図柄コマンドe1を表示制御装置200に送信して、表示制御装置200が大当たりの特別遊技のラウンド表示(ラウンド数の表示、ラウンドの演出表示、大当たり図柄の表示)を開始する。この後、遊技制御装置100からのカウントコマンドe2、Vカウントコマンドe3に基づき、特別変動入賞装置5への入賞数、その継続入賞口への入賞有りを表示する。
【0070】
この特別遊技の1回のラウンドが終了すると、継続入賞有りの場合、遊技制御装置100からのインターバルコマンドFに基づき、表示制御装置200がインターバル表示を行い、次に遊技制御装置100が、順に次のラウンドコマンドE、大当たり図柄コマンドe1を表示制御装置200に送信して、次のラウンド表示を開始する。これを規定ラウンド繰り返す。
【0071】
なお、客待ち状態(変動表示ゲーム中または大当たり遊技中にないとき)のとき、遊技制御装置100は客待ちコマンドAを表示制御装置200に送信して、表示制御装置200が客待ちデモ表示を行う。
【0072】
正常時はこのように制御するが、遊技機が停電した場合、停電から復帰(電源再投入)したときに、遊技制御装置100は、バックアップ回路401によりバックアップされた遊技データに基づき、所定のコマンドを表示制御装置200に送信する。この停電復旧時に送信するコマンドの例を図6に示す。
【0073】
具体的に、変動表示ゲーム時に停電して、停電復旧した場合、遊技制御装置100は、その復旧タイミングが図4の▲2▼変動中のとき(復旧タイミング2,3,4,5のとき)は、図7のタイミングチャートに示すように、停電復旧画面を指定する復旧画面指定コマンド(停電復帰コマンド)X(復旧画面)および変動表示ゲームの結果を特定可能な結果特定情報つまりバックアップされた変動表示ゲームの各可変表示領域の各停止図柄コマンド(左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3)を表示制御装置200に送信する。復旧画面指定コマンドX(復旧画面)、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3は1ブロックとして略同時に送信する。
【0074】
この場合、復旧タイミング2のときは、遊技制御装置100が復旧画面指定コマンドX(復旧画面)、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を送信後、停電前の継続で左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を、また復旧タイミング3のときは、遊技制御装置100が復旧画面指定コマンドX(復旧画面)、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を送信後、停電前の継続で中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を、また復旧タイミング4のときは、遊技制御装置100が復旧画面指定コマンドX(復旧画面)、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を送信後、停電前の継続で右停止図柄コマンドb3を送信するが、この停電前の継続で送信する補助指令のコマンドb1,b2,b3は表示制御装置200は取り込まないようにしてある。
【0075】
そして、復旧画面指定コマンドX(復旧画面)、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を受信すると、表示制御装置200は、可変表示装置4に、復旧画面指定コマンドX(復旧画面)もしくは復旧画面指定コマンドX(復旧画面)および左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3に基づく所定の停電復帰表示を行うと共に、次に遊技制御装置100が通常時(正常時)の変動停止コマンドC(図柄停止指令:主指令)を送信して、その変動停止コマンドCを受信すると、表示制御装置200は、可変表示装置4に、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3に基づく遊技結果報知表示(変動表示ゲームの結果報知表示)を行う。遊技結果報知表示は、次に遊技制御装置100からの通常時(正常時)の変動コマンドBまたはファンファーレコマンドDまたは普段コマンドAを受信するまで行う。
【0076】
停電復帰表示は遊技結果報知表示の前に行うもので、その例を図9〜図13に示す。図9は遊技の再開を促すもので、文字により表示する。図10は遊技の再開を促す表示と共に、停電によって中断された変動表示ゲームの結果情報の表示を行うもので、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3に基づく左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄の表示を行う。図11は同じく遊技の再開を促す表示と共に、停電によって中断された変動表示ゲームの1過程の情報の表示を行うもので、図柄の変動中の表示(「変動表示中」の文字を表示しても良い)を行う。図12は同じく遊技の再開を促す表示と共に、停電によって中断された変動表示ゲームの1過程の情報の表示を行うもので、左停止図柄コマンドb1と中停止図柄コマンドb2に基づき、左停止図柄と中停止図柄が同じ図柄(例えば「3」)の場合、左図柄と中図柄を同じ図柄で仮停止して、リーチ状態の表示を行う。図13は同じく遊技の再開を促す表示と共に、停電によって中断された変動表示ゲームの1過程の情報の表示を行うもので、各停止図柄コマンドb1,b2,b3に基づき、左図柄と中図柄と右図柄の仮停止状態を表示する。
【0077】
遊技結果報知表示の例は後述の図14〜図17に示す。
【0078】
また、遊技制御装置100は、復旧タイミングが図4の▲3▼停止のとき(復旧タイミング6,7のとき)は、図8のタイミングチャートに示すように、変動停止状態を指示する変動停止状態コマンド(停電復帰コマンド)X(変動停止)および変動表示ゲームの結果を特定可能な結果特定情報つまりバックアップされた変動表示ゲームの各可変表示領域の各停止図柄コマンド(左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3)を表示制御装置200に送信する。
【0079】
そして、この変動停止状態コマンドX(変動停止)、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を受信すると、表示制御装置200は、直ぐに可変表示装置4に、その変動停止状態コマンドX(変動停止)、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3に基づく遊技結果報知表示(変動表示ゲームの結果報知表示)を行う。遊技結果報知表示は、次に遊技制御装置100からの通常時(正常時)の変動コマンドBまたはファンファーレコマンドDまたは普段コマンドAを受信するまで行う。
【0080】
復旧タイミングが図4の▲2▼変動中ならびに▲3▼停止の場合の遊技結果報知表示の例を図14〜図17に示す。図14は停電によって中断された変動表示ゲームの結果を、通常時(正常時)の変動表示ゲームの各図柄の停止表示態様と同じ態様で表示するもので、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3に基づく左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄の表示を行う。図15〜図17は停電によって中断された変動表示ゲームの結果を、各停止図柄コマンドb1,b2,b3に基づいて、文字により表示するもので、図15は変動表示ゲームが大当たりのとき、「あたり」の文字を表示する。図16は変動表示ゲームがはずれのとき、「はずれ」の文字を表示する。図17は変動表示ゲームがリーチの末、はずれのとき、「リーチはずれ」の文字を表示する。
【0081】
また、遊技制御装置100は、復旧タイミングが図4の▲4▼大当たりのファンファーレ(復旧タイミング8,9)、▲5▼大当たりの特別遊技のV入賞前開放中(復旧タイミング10,11)、▲6▼大当たりの特別遊技のV入賞後開放中(復旧タイミング12,13)、▲7▼大当たりのインターバル(復旧タイミング14,15)、▲8▼大当たりの終了のとき(復旧タイミング16,17)は、停電復旧画面を指定する復旧画面指定コマンド(停電復帰コマンド)X(復旧画面)ならびに所定のコマンドx1,x2,x3を表示制御装置200に送信する。
【0082】
この場合、停電前の継続で遊技制御装置100が送信する補助指令のコマンドd1,e1〜e3,f1,g1は表示制御装置200は取り込まないようにしてある。
【0083】
そして、表示制御装置200は、復旧画面指定コマンドX(復旧画面)、所定のコマンドx1,x2,x3を受信すると、可変表示装置4に、所定の停電復帰表示を行う。
【0084】
また、遊技制御装置100は、復旧タイミングが図4の▲1▼客待ちのとき(復旧タイミング1)は、客待ちデモ画面を指示する客待ちコマンド(停電復帰コマンド)X(客待ちデモ)ならびに所定のコマンドx1,x2,x3を表示制御装置200に送信する。
【0085】
そして、表示制御装置200は、客待ちコマンドX(客待ちデモ)、所定のコマンドx1,x2,x3を受信すると、可変表示装置4に、客待ち表示を行う。
【0086】
なお、遊技制御装置100は、図6のように▲1▼客待ち、▲2▼変動中、▲3▼停止、▲4▼大当たりのファンファーレ、▲5▼大当たりの特別遊技のV入賞前開放中、▲6▼大当たりの特別遊技のV入賞後開放中、▲7▼大当たりのインターバル、▲8▼大当たりの終了のそれぞれの場合に、特定の遊技状態(例えば、大当たりの発生確率を高確率にした遊技状態等)にあるか否かを指示する特定遊技状態コマンドx4を送信するようにしている。この▲2▼変動中、▲3▼停止の場合に、表示制御装置200が、可変表示装置4に、遊技結果報知表示と共に、特定の遊技状態にあるか否かの報知を行うようにして良い。
【0087】
このように構成したため、変動表示ゲーム時に停電して、停電復旧した場合、復旧タイミングが図4の▲2▼変動中であれば、可変表示装置4に所定の停電復帰表示が行われ、その後通常時(正常時)の変動停止コマンドCを基に、可変表示装置4に変動表示ゲームの結果報知表示が行われる。また、復旧タイミングが図4の▲3▼停止であれば、直ぐに可変表示装置4に変動表示ゲームの結果報知表示が行われる。そして、変動表示ゲームの結果報知表示は、次の通常時(正常時)の変動コマンドまたはファンファーレコマンドまたは普段コマンドの受信まで行われる。
【0088】
即ち、変動表示ゲーム時に停電、停電復旧した場合、従来、正常復帰可能なコマンド(次の変動コマンドまたはファンファーレコマンドまたは普段コマンド)を受信するまで、可変表示装置4に画像が正常に表示されず、そのためこれらのコマンドの受信を基に、中断された変動表示ゲームの結果がどうであったかを遊技者に知らせないまま、次の表示画面に切り替わってしまうが、本例では、その変動表示ゲームの結果報知表示が行われるので、遊技者は安心して遊技を再開でき、遊技者に不信感や不快感を与えることはない。この際、中断された変動表示ゲームの結果を特定可能な結果特定情報つまり遊技制御装置100のバックアップ回路401によりバックアップされた変動表示ゲームの各可変表示領域の各停止図柄コマンド(左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3)に基づいて、結果報知表示が行われるので、結果報知表示を的確に行え、高い信頼性を確保できる。
【0089】
復旧タイミングが図4の▲2▼変動中の場合、変動停止コマンドCの受信つまり通常時(正常時)の変動停止のタイミングにて変動表示ゲームの結果報知表示が行われるので、変動表示ゲームの結果報知表示を的確に行える。また、変動表示ゲームの結果報知表示の前にその表示と異なる態様で停電復帰表示が行われ、その後変動表示ゲームの結果報知表示が行われるので、例えば中断された変動表示ゲームの残り時間が長いとき等、遊技者に退屈な表示と感じさせたり、遊技者を困惑させるようなことはない。なお、始めから変動表示ゲームの結果報知表示を行うようにすれば、処理は容易になる。
【0090】
また、復旧タイミングが図4の▲3▼停止の場合、直ぐに変動表示ゲームの結果報知表示が行われるので、変動表示ゲームの結果報知表示を適切に行える。
【0091】
停電復帰表示は、例えば図9〜図13のように、遊技の再開を促す文字を表示するので、遊技者にとって停電から復帰したことが分かりやすく、直ぐに遊技を再開することができる。この場合、図10のように遊技の再開を促す表示と共に、停電によって中断された変動表示ゲームの結果情報の表示を行えば、その結果が早く分かり、また停電から完全に復旧したことを遊技者が理解しやすい。また、図11のように図柄の変動中の表示を行えば、停電前の変動表示ゲームが継続していると認識でき、遊技者は違和感なく遊技を再開できる。また、図12のようにリーチ状態の表示を行えば、遊技者を注目させることができ、遊技者に大当たりが発生するかどうかの高い期待感を与えることができる。また、図13のように左図柄、中図柄、右図柄を仮停止状態で表示すれば、変動表示途中である旨を報知でき、遊技者に変動表示ゲームの結果への期待感を持たせることができると共に、その後の結果報知表示にて結果が確定したことを遊技者が容易に認識できる。また、図12、図13のように図柄の仮停止の表示によって、動きのある趣向に富んだ表示となる。
【0092】
また、変動表示ゲームの結果報知表示は、例えば図14のように通常時(正常時)の変動表示ゲームの各図柄の停止表示態様と同じ態様で表示すれば、その結果報知表示の時点で正常復帰したと遊技者が認識できると共に、正常復帰を速やかに進行できる。また、図15、図16のように中断された変動表示ゲームの結果を文字により表示すれば、遊技者に分かりやすく、また意外性ならびに興趣に富んだ表示となる。また、図17のようには変動表示ゲームの過程および結果を表示すれば、一層興趣に富んだ表示となり、遊技者が楽しく遊技を再開できるようになる。
【0093】
図18、図19は本発明の第2の実施の形態を示す。これは、変動表示ゲーム時の変動停止コマンドb4(図4の▲3▼停止のC)を補助指令とした場合のものである。なお、図18のb5は、特定遊技状態終了コマンド(図4の▲3▼停止のc1)を示す。
【0094】
変動表示ゲーム時(図18の変動中)に停電して、停電復旧した場合、遊技制御装置100は、図19のタイミングチャートに示すように、停電復旧画面を指定する復旧画面指定コマンド(停電復帰コマンド)X(復旧画面)および変動表示ゲームの結果を特定可能な結果特定情報つまりバックアップされた変動表示ゲームの各可変表示領域の各停止図柄コマンド(左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3)を表示制御装置200に送信する。復旧画面指定コマンドX(復旧画面)、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3は1ブロックとして略同時に送信する。
【0095】
この場合、遊技制御装置100が停電前の継続で送信する左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3および変動停止コマンドb4は、補助指令のため、表示制御装置200は取り込まないようにしてある。
【0096】
そして、復旧画面指定コマンドX(復旧画面)、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3を受信すると、表示制御装置200は、可変表示装置4に、復旧画面指定コマンドX(復旧画面)もしくは復旧画面指定コマンドX(復旧画面)および左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3に基づく所定の停電復帰表示(前図9〜図13参照)を行うと共に、次に遊技制御装置100が通常時(正常時)の変動コマンドB(主指令)またはファンファーレコマンドD(主指令)または普段コマンドA(主指令)を送信して、その変動コマンドBまたはファンファーレコマンドDまたは普段コマンドAを受信すると、表示制御装置200は、可変表示装置4に、左停止図柄コマンドb1、中停止図柄コマンドb2、右停止図柄コマンドb3に基づく遊技結果報知表示(変動表示ゲームの結果報知表示:前図14〜図17参照)を行う。
【0097】
この遊技結果報知表示は、変動コマンドBまたはファンファーレコマンドDまたは普段コマンドAに基づく表示の冒頭部に遊技者が認識可能な所定時間(例えば、1秒間)行い、その表示後、変動コマンドBまたはファンファーレコマンドDまたは普段コマンドAに基づく表示に切り替える。
【0098】
即ち、変動表示ゲーム時に停電して、停電復旧した場合、前図9〜図13のような停電復帰表示を行い、この後通常時(正常時)の変動コマンドBを受信した場合は、その変動表示の冒頭部に所定時間前図14〜図17のような変動表示ゲームの結果報知表示を行い、この結果報知表示後、図20のように変動表示に切り替える。また、ファンファーレコマンドDを受信した場合は、そのファンファーレ表示の冒頭部に所定時間前図14〜図17のような変動表示ゲームの結果報知表示を行い、この結果報知表示後、図21のようにファンファーレ表示に切り替える。また、普段コマンドAを受信した場合は、その客待ちデモ表示の冒頭部に所定時間前図14〜図17のような変動表示ゲームの結果報知表示を行い、この結果報知表示後、図21のように客待ちデモ表示に切り替える。
【0099】
このようにすれば、中断された変動表示ゲームの残り時間が短くても、変動表示ゲームの結果報知表示を行う時間を十分に確保でき、中断された変動表示ゲームの結果を遊技者が確実に認識できる。
【0100】
なお、この冒頭部における表示は、前記第1の実施の形態において、中断された変動表示ゲームの残り時間が短い場合(例えば、復旧タイミングが図4の▲3▼停止の6,7の場合)に適用可能である。
【0101】
なお、実施の形態では、遊技機としてパチンコ遊技機に適用した例を示したが、その他の遊技機、例えばパチスロ、アレンジボール等の遊技機にも適用できる。
【0102】
また、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機の遊技盤を示す正面図である。
【図2】制御系のブロック構成図である。
【図3】表示制御装置のブロック構成図である。
【図4】正常時の制御の流れおよびコマンドの例を示す図である。
【図5】正常時の制御の流れおよびコマンドの例を示す図である。
【図6】停電復旧時に送信するコマンドの例を示す表図である。
【図7】制御タイミングチャートである。
【図8】制御タイミングチャートである。
【図9】停電復帰表示の例を示す図である。
【図10】停電復帰表示の例を示す図である。
【図11】停電復帰表示の例を示す図である。
【図12】停電復帰表示の例を示す図である。
【図13】停電復帰表示の例を示す図である。
【図14】遊技結果報知表示の例を示す図である。
【図15】遊技結果報知表示の例を示す図である。
【図16】遊技結果報知表示の例を示す図である。
【図17】遊技結果報知表示の例を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態の正常時の制御の流れおよびコマンドの例を示す図である。
【図19】制御タイミングチャートである。
【図20】変動表示の例を示す図である。
【図21】ファンファーレ表示の例を示す図である。
【図22】客待ちデモ表示の例を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
4 可変表示装置
5 特別変動入賞装置
7 始動口
14 特別図柄始動センサ
100 遊技制御装置
200 表示制御装置
210 バッファ回路
401 バックアップ回路
402 停電検出回路
Claims (3)
- 複数の可変表示領域にそれぞれ複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを表示可能な表示装置と、
前記表示装置における変動表示ゲームを制御するためのコマンドを送信すると共に、遊技の進行を管理する遊技制御装置と、
前記遊技制御装置からのコマンドに基づいて表示装置における表示を制御する表示制御装置と、を備え、
前記遊技制御装置から前記表示制御装置へ送信されるコマンドは、
変動表示ゲームの開始および変動表示ゲームの識別情報の変動パターンを指定する変動コマンドと、変動表示ゲームの各可変表示領域の各停止識別情報を指定する各停止識別情報コマンドと、変動表示ゲームの全識別情報の停止を指示する変動停止コマンドと、
を有し、
前記表示制御装置は、前記変動コマンドに基づいて変動表示ゲームを開始し、前記変動停止コマンドに基づいて変動表示ゲームを停止するように表示装置の表示を制御する遊技機において、
前記遊技制御装置は、
当該遊技機の電源遮断によって中断された変動表示ゲームの各停止識別情報コマンドを変動表示ゲームの結果を特定可能な結果特定情報として電源遮断後においても記憶保持可能な遊技情報記憶保持手段を備え、
停電復旧時に前記表示制御装置へ停電復帰コマンドと前記遊技情報記憶保持手段に記憶保持される結果特定情報とを送信し、
前記停電復帰コマンド及び前記結果特定情報の送信後に前記変動停止コマンドを送信し、
前記表示制御装置は、
前記停電復帰コマンド及び結果特定情報を受信した場合、前記受信した停電復帰コマンド及び結果特定情報に基づいて停電復帰表示を行い、
前記変動停止コマンドを受信した場合、前記結果特定情報に基づいて遊技結果報知表示を行い、
前記停電復帰表示には、停電によって中断された変動表示ゲームの1過程の情報として変動表示ゲームにおける識別情報が変動表示途中である旨を報知する表示が含まれることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技制御装置は、
停電復旧タイミングが前記変動停止コマンドの送信前である場合、前記停電復帰コマンドとして復旧表示画面を指定する復旧画面指定コマンドを送信し、
停電復旧タイミングが前記変動停止コマンドの送信後である場合、前記停電復帰コマンドとして変動停止状態を指示する変動停止状態コマンドを送信し、
前記表示制御装置は、前記変動停止状態コマンド及び前記結果特定情報を受信した場合、前記受信した変動停止状態コマンド及び結果特定情報に基づいて、前記遊技結果報知表示を直ちに行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 複数の可変表示領域にそれぞれ複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを表示可能な表示装置と、
前記表示装置における変動表示ゲームを制御するためのコマンドを送信すると共に、遊技の進行を管理する遊技制御装置と、
前記遊技制御装置からのコマンドに基づいて表示装置における表示を制御する表示制御装置と、を備え、
前記遊技制御装置から前記表示制御装置へ送信されるコマンドは、
変動表示ゲームの開始および変動表示ゲームの識別情報の変動パターンを指定する変動 コマンドと、変動表示ゲームの各可変表示領域の各停止識別情報を指定する各停止識別情報コマンドと、変動表示ゲームの全識別情報の停止を指示する変動停止コマンドと、
を有し、
前記表示制御装置は、前記変動コマンドに基づいて変動表示ゲームを開始し、前記変動停止コマンドに基づいて変動表示ゲームを停止するように表示装置の表示を制御する遊技機において、
前記遊技制御装置は、
当該遊技機の電源遮断によって中断された変動表示ゲームの各停止識別情報コマンドを変動表示ゲームの結果を特定可能な結果特定情報として電源遮断後においても記憶保持可能な遊技情報記憶保持手段を備え、
停電復旧時に前記表示制御装置へ停電復帰コマンドと前記遊技情報記憶保持手段に記憶保持される結果特定情報とを送信し、
前記表示制御装置は、
前記停電復帰コマンド及び結果特定情報を受信した場合、前記受信した停電復帰コマンド及び結果特定情報に基づいて、停電復帰表示を行い、
前記停電復帰表示の実行後、前記遊技制御装置から次の変動コマンドを受信すると、前記受信した変動コマンドに基づく変動表示ゲームの冒頭部において、前記結果特定情報に基づいた遊技結果報知表示を行うことを特徴とする遊技機。
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