JP4226380B2 - トリガー式液体吐出器の蓋体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トリガー式液体吐出器、とくにノズル部材の前面に蓋体を取着したトリガー式液体吐出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノズル孔からの液漏れや、成分の乾燥固化による目詰まりを防ぐため、ノズル孔を閉鎖する蓋体を取着したトリガー式液体吐出器は、従来より知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図8に示すように、上記特許文献1記載の蓋体aは、ノズル部材bに枢着部cに枢着されており、係止部dが設けられている。
蓋体aの開蓋時には、蓋体aの係止部dがノズル部材bの係止面eに圧接され、蓋体aの傾斜面fが、同じく係止面eに接合するようなっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−137750号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の蓋体aは、蓋体aおよびノズル部材bの成形時に、係止部dや係止面eなどにいわゆる成形ムラが生じるおそれがあるという問題があった。
そのため、蓋体aの開蓋時に、蓋体aが常に一定の係止位置に係止されないという問題が生じるおそれがあった。
【0005】
また、蓋体aの係止部dとノズル部材bの係止面eとの係合があまくなったときには、液体噴出器を振ると、蓋体aが、その係止位置を変えたり、揺動したりするという問題が生じることもあった。
さらにまた、長期に使用するときには、樹脂のなじみ等によって、係止部の係合、枢着部の嵌合がゆるみ、蓋体が揺動するという問題が生じることもあった。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決し、トリガー式液体吐出器の蓋体として、開蓋時に常に一定の係止位置に係止でき、使用中に揺動することがないようにした蓋体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、トリガー式液体吐出器の蓋体として、トリガー式液体吐出器のノズル部材に枢着される蓋体であって、ノズル部材は、前面に軸受部を具えた支持枠と係止突部を具備しており、蓋体は、表面に係止突条を突設した基板と、枢着部を具えた側板とを具備しており、前記係止突条を突設する部位が、基板の端部から溝を 刻設して形成した薄板部表面、または、基板の表面から刻設した溝と端部との間の基板表面、或いは、基板の端部から複数の一定長さのスリットに囲まれた基板表面であって、係止突条を突設した基板表面が、弾性変形可能に形成されていることを特徴とする構成を採用する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは吐出器本体、Bはノズル本体、Cはノズル本体Bに取着された蓋体である。
吐出器本体Aは、従来のものと同様に、トリガーで作動されるポンプが内蔵されており、吐出側の先端部には、内部を吐出流路1とした吐出筒2が具えられている。
【0009】
ノズル本体Bは、ノズルの取付部材B1とノズル部材B2とからなっており、取付部材B1は、吐出筒2に嵌合される嵌着筒3と、吐出筒2に通じる開口を穿孔した基板4を具えており、該基板4には、ノズル部材B2の取付筒5と、ノズルヘッドのヘッド内筒6が連設されている。
ヘッド内筒6の先端部外周には、複数の連通路7が設けられており、先端面は液流路となっている。
【0010】
ノズル部材B2は、中央に、ノズル孔8を穿設した基板9を具えており、該基板9の裏側には、ノズルヘッドを形成するヘッド外筒10が連設されており、ヘッド外筒10の先端からヘッド内筒6の連通路7に連通する液流路が設けられている。
【0011】
基板9の外周近くには、取付筒5に嵌合する嵌合筒11が設けられ、その内側には、取付筒5の内面を密封する密封リングが立設されている。
基板9の外周は、ほぼ正三角形状となっており、外周に沿って、後方に延びる外周壁12が連設されている。
【0012】
図1,2に示すように、基板9の表側には、その中央部には、ノズル孔8を囲む噴出筒13が外方に向かって立設されており、噴出筒13の外側には、蓋体Cの支持枠14が突設されている。
【0013】
支持枠14上部には、切欠き部15が設けられ、基板9には、切欠き部15の上方に位置して蓋体Cの係止突部16が突設されている。
支持枠14の中央部には、切欠き部15に続く円弧状の内周面17が形成されており、下部の直線部には、段部18が設けられている。
【0014】
切欠き部15の両側面15a,bには、支持枠14を貫通する軸受孔19が穿孔されており、支持枠14上面から軸受孔19に至る案内溝20が刻設されている。
【0015】
段部18を形成する支持枠14の左右の側面18a,bには、段部18の底面18cに接して左右に延びる角形の透孔21が刻設されている。
【0016】
図3に示すように、蓋体Cは、上部を枢着部22、中央部を巾広の栓体部23、下部を把持片24とした基板25を具えており、枢着部22の両側には、支持枠14の軸受孔19に嵌挿される枢着凸部26を突設した円弧状の側板27が連設され、枢着部22の端部22aは、基板25の上端から側板27の円弧部とを結ぶ傾斜面となっており、枢着部22の基板表面には、係止突条28が突設されている。
【0017】
栓体部23の裏面には、先端にノズル孔8を塞ぐ栓体30を設けたドーム状の筒体31と、噴出筒13外周に係合する密封リング32が連設されている。
把持片24の両側には、透孔21に係合する係止凸部33が設けられ、閉蓋時に、蓋板Cが妄動しないようにしている。
【0018】
次に、本発明蓋体の作用効果について説明する。
まず、ノズル部材B2への蓋体Cの取付けは、蓋体Cの枢着凸部26を案内溝20に沿って押込み、枢着凸部26が軸受孔19に対応する位置までくると、枢着凸部26は軸受孔19内に入り、蓋体Cがノズル部材B2の支持枠14に枢着される。
次いで、把持片24を段部18に押付けると、係止凸部33が透孔18に押込まれ、把持片24が係止保持される。
【0019】
液体吐出器の使用時には、蓋体Cの把持片24を引き出し、図4に示すように、枢軸凸部26を中心に、蓋体Cの基板25を、その係止突条28が係止突部16に接するまで廻動させ、さらに廻動させると、係止突条28は係止突部16の端縁を乗り越えて、その下側面16aに係止される。
したがって、使用時には、蓋体Cは、常に一定の位置に係止されることになる。
【0020】
液体吐出器の使用後に蓋体Cを閉じるときには、係止突条28が係止突部16の端縁を乗り越えるよう蓋体Cを廻動させ、把持片24を段部18に押圧すると、係止凸部33が透孔21内に入ることによって、支持枠14の段部18上に保持される。
【0021】
次に、蓋体の三つの別実施例について説明する。
第1実施例は、係止突条が一定の嵌合力をもって係止部と係合するようにしたもので、図5において、蓋体Caの基板25aの端部から溝40を刻設して、基板25a端部に薄板部41を形成し、その上面に係止突条42を突設している。
【0022】
蓋板Caの開蓋時には、薄板部41が弾性変形により湾曲するので、係止突条42は、係止突部16の端縁を容易に乗り越え、係止突部16の下側面16aに簡単に係止させることができる。
【0023】
第2実施例は、図6に示すように、蓋板Cbの基板25bの表面に溝43を刻設したもので、溝43と端部44との間に係止突条45が突設されている。
本実施例は、開蓋時には、端部44が弾性変形して傾斜させられるので、係止突条45は、係止突部16の端縁を容易に乗り越えることができる。
【0024】
実施形態および実施例では、図3に示すように、蓋体は、二つの係止突条を基板の両側に接するように突設したが、一方の係止突条だけでもよく、また、一つの係止突条を中央部に突設するようにしてもよい。
さらには、複数の係止突条を設けてもよい。
【0025】
第3実施例は、図7に示すように、蓋体Ccの基板25cの端部46中央に一つの係止突条47を設け、その両側に端部46から所定長さのスリット48を刻設したものである。
【0026】
蓋板Ccの開蓋時には、二つのスリット48に囲まれた基板面が弾性変形し、係止突条47は、係止突部16の端縁を容易に乗り越え、係止突部16の下側面16aに簡単に係止させることができる。
【0027】
また、上記実施形態、実施例において、係止突条に対応するノズル部材B2の係止突部16端縁に沿って、下側面16aからスリットを刻設することもできる。
この場合、係止突部16の表面が弾性変形し、蓋体の係止は一層容易になる。
【0028】
前記実施形態の係止突条は、横にのびる細巾の断面矩形の突条としているが、長楕円形状に延びる山型凸部であってもよく、その平面と縦断面の形状はとくに限定されない。
また、前記実施形態においては、特定の形状を有するノズル孔開閉用の蓋体について説明したが、栓体の形状については、ノズル前面の形状から任意に選定することができ、例えば図8に記載されたようなものであってもよく、実施形態に限定されない。
【0029】
前記実施形態においてはノズル孔開閉用の蓋体について説明してきたが、ノズル前面に蓋体として噴霧切替板を取着し、栓体部分を噴霧切替部として、該切替板をノズル孔に係脱させて、霧、泡等の噴霧形態の変更、或いは噴霧範囲の変更を行うようにすることもできる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
蓋体の端部に係止突条を設け、開蓋時に、係止突条がノズル本体の係止突部を乗り越え、係止突部の下側面に係止されるようにしたから、蓋体が常に一定位置に維持されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のトリガ式液体吐出器の一部断面側面図である。
【図2】 蓋体を取り外したノズル部材の正面図である。
【図3】 蓋体の説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】 開蓋時の蓋体の係止状態を示す断面側面図である。
【図5】 蓋体の第1実施例の説明図で、(a)は蓋体の側面図、(b)は蓋体の係止時様態を示す断面側面図である。
【図6】 蓋体の第2実施例の説明図で、(a)は蓋体の側面図、(b)は蓋体の係止時様態を示す断面側面図である。
【図7】 蓋体の第3実施例の説明図である。
【図8】 従来例の蓋体の説明図で、(a)は閉蓋時の側面図、(b)は開蓋時の側面図である。
【符号の説明】
A 吐出器本体
B ノズル本体
B1 取付部材
B2 ノズル部材
C、Ca、Cb、Cc 蓋体
8 ノズル孔
9 基板
14 支持枠
15 切欠き部
15a,b 側面
16 係止突部
16a 下側面
18 段部
18a,b 左右の側面
18c 底面
19 軸受孔
20 案内溝
21 透孔
22 枢着部
23 栓体部
24 把持片
25、25a、25b、25c 基板
26 枢着凸部
27 側板
28、42、45、47 係止突条
30 栓体
31 筒体
33 係止凸部
40、43 溝
41 薄板部
44,46 端部
48 スリット

Claims (1)

  1. トリガー式液体吐出器のノズル部材に枢着される蓋体であって、
    ノズル部材は、前面に軸受部を具えた支持枠と係止突部を具備しており、
    蓋体は、表面に係止突条を突設した基板と、枢着部を具えた側板とを具備しており、
    前記係止突条を突設する部位が、基板の端部から溝を刻設して形成した薄板部表面、または、基板の表面から刻設した溝と端部との間の基板表面、或いは、基板の端部から複数の一定長さのスリットに囲まれた基板表面であって、
    係止突条を突設した基板表面が、弾性変形可能に形成されていることを特徴とするトリガー式液体吐出器の蓋体。
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