JP4225617B2 - ポリイソシアネート組成物、その製造方法及びそれからの水性コーティング組成物 - Google Patents
ポリイソシアネート組成物、その製造方法及びそれからの水性コーティング組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4225617B2 JP4225617B2 JP35417298A JP35417298A JP4225617B2 JP 4225617 B2 JP4225617 B2 JP 4225617B2 JP 35417298 A JP35417298 A JP 35417298A JP 35417298 A JP35417298 A JP 35417298A JP 4225617 B2 JP4225617 B2 JP 4225617B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- polyisocyanate composition
- isocyanate group
- water
- polyisocyanate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高い乳化性を有するポリイソシアネート組成物、および水性エマルジョンとポリイソシアネート組成物からなる常温架橋型水系二液ウレタンのコーティング組成物に関する。
詳細には、本発明の水系コーティング組成物は、ポットライフ、耐水性、水易分散性に優れ、主として建築用水系塗料、自動車用水系塗料、接着剤、建材、家庭用水系塗料、その他コーティング剤、シーリング剤、インキ、注型材、エラストマー、フォーム、プラスチック原料、繊維処理剤に有効に利用できる。
【0002】
【従来の技術】
近年、揮発性有機化合物に関する指針が厳しくなり、アメリカ、ドイツ等ではすでに規制が行われており、日本でも近い将来規制が行われると考えられる。従って、従来、溶剤系塗料として利用されていた常温架橋型二液ウレタンコーティング組成物も水系化が望まれている。
しかし、二液ウレタンコーティング組成物に硬化剤として用いられるポリイソシアネートは、水に分散しにくく、また水と反応し易く、二酸化炭素を発生するという問題点があったため、高い乳化性を有し、水分散状態でイソシアネート基と水との反応が抑えられるポリイソシアネートの開発が進められている。
【0003】
特公昭55−7472号公報、特開平5−222150号公報では、高い乳化性を持ったポリイソシアネートを得る方法として、ポリイソシアネート中にノニオン性の親水基を導入した水分散性ポリイソシアネートが提案されているが、乳化させた場合のポットライフが短いという欠点があった。
特開平9−71720号公報では、ノニオン性の親水基を導入したポリイソシアネートとイオン性界面活性剤からなる水分散ポリイソシアネート組成物が提案され、水性ポリオールと組み合わせたコーティング組成物のポットライフを飛躍的に延長し、かつ耐水性に優れた塗膜を達成したが、粘度が高くなる場合があり、有機溶剤を添加することによって粘度を低下させて使用する場合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、高い乳化性を有する低粘度のポリイソシアネート組成物、その製造方法及びそれからの水系コーティング組成物を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を種々検討した結果、高い乳化性を有するポリイソシアネート組成物にモノアルコールを組み込むことによって、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下の通りのものである。
1.(a)脂肪族及び/または脂環式ジイソシアネート、及び炭素数1〜50のモノアルコールから得られるイソシアネートプレポリマー50〜95重量%、(b)少なくとも1つの水酸基を有し、3〜50のエチレンオキサイド繰返単位からなるポリエチレングリコールモノメチルエーテル5〜50重量%とを反応させたイソシアネート基含有率が8〜18重量%であり、一分子中にイソシアネート基と該ポリエチレングリコールモノメチルエーテルとイソシアネート基の反応した構造のいずれも有するポリイソシアネート分子を含有してなることを特徴とするポリイソシアネート組成物。
2.上記1記載のポリイソシアネート組成物80〜99.5重量%と、
(c)実質的に水を含有しないイオン性界面活性剤0.5〜20重量%からなるポリイソシアネート組成物。
3.実質的に固形分100%の状態で25℃で、200〜2000mPa.sの粘度を有する上記1又は2記載のポリイソシアネート組成物。
4.(a)脂肪族及び/または脂環式ジイソシアネート、及び炭素数1〜50のモノアルコールをウレタン化反応した後に、イソシアヌレート化を行って得られるイソシアネートプレポリマー50〜95重量%に、
(b)少なくとも1つの水酸基を有し、3〜50のエチレンオキサイド繰返し単位からなるポリエチレングリコールモノメチルエーテル5〜50重量%を反応させ、イソシアネート基含有率が8〜18重量%にしてなる上記1記載のポリイソシアネート組成物の製造方法。
5.(a)脂肪族及び/または脂環式ジイソシアネート、及び炭素数1〜50のモノアルコールをウレタン化反応した後に、イソシアヌレート化を行って得られるイソシアネートプレポリマー50〜95重量%に、
(b)少なくとも1つの水酸基を有し、3〜50のエチレンオキサイド繰返し単位からなるポリエチレングリコールモノメチルエーテル5〜50重量%を反応させイソシアネート基含有率が8〜18重量%にして、上記1記載のポリイソシアネート組成物とし、次いで該ポリイソシアネート組成物80〜99.5重量%に、(c)実質的に水を含有しないイオン性界面活性剤を0.5〜20重量%を混合してなる請求項2記載のポリイソシアネート組成物の製造方法。
6.水酸基価1〜300mgKOH/gの水性エマルジョンと、上記1〜3のいずれか1項に記載のポリイソシアネート組成物とをイソシアネート基/水酸基の当量比が0.5〜5.0の範囲で配合してなる水性コーティング組成物。
【0006】
以下、本発明を詳細に説明する。
(1)ポリイソシアネート組成物
本発明のポリイソシアネート組成物は、(A)(a)脂肪族及び/または脂環式ジイソシアネート、及び炭素数1〜50のモノアルコールから得られるイソシアネートプレポリマー50〜95重量%、(b)少なくとも1つの水酸基を有し、3〜50のエチレンオキサイド繰返単位からなるノニオン性の親水成分5〜50重量%とを反応させて得られたポリイソシアネート組成物と、
(B)(c) 実質的に水を含有しないイオン性界面活性剤0.5〜20重量%からなる、高い乳化性を有するポリイソシアネート組成物である。
(a)イソシアネートプレポリマー
(i)ジイソシアネート成分
本発明で使用する脂肪族、及び/または脂環式ジイソシアネートとしては、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(以下、IPDI)、水添キシレンジイソシアネート、1,4−ジイソシアネートシクロヘキサン等が挙げられる。中でもHDI、IPDI、水添キシレンジイソシアネートは、工業的に入手し易く良好である。
【0007】
(ii)モノアルコール成分
本発明で用いる炭素数1〜50のモノアルコールとは、直鎖あるいは側鎖を有する脂肪族モノアルコール、脂環式アルコール、分子内にエーテル基やエステル基を有するモノアルコールである。
モノアルコールの炭素数は、1〜50、好ましくは3〜20、更に好ましくは6〜9である。
炭素数が50を超えるとポリイソシアネート組成物の粘度を低下させる効果がない場合があり好ましくない。
モノアルコール成分としては、例えば、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、n−ペンタノール、n−ヘキサノール、n−オクタノール、2−オクタノール、2−エチルヘキサノール、ノナノール、デカノール、トリデカノール等の脂肪族アルコール;
シクロヘキサノール、4−メチルシクロヘキサノール等の脂環式アルコール:
酢酸セルソルブ、酪酸セルソルブ等のエステル基を有するアルコールなどが挙げられるが、特に好ましいのはn−ヘキサノール、2−オクタノール、2−エチルヘキサノールである。
【0008】
モノアルコールの使用量は、イソシアネートプレポリマーに対して、1〜50重量%、好ましくは3〜40重量%、より好ましくは5〜30重量%である。
1重量%未満では、粘度を低下させる効果が小さい場合があり好ましくない。50重量%を超えると、塗膜の架橋密度が低下し、塗膜が脆弱化する場合があり好ましくない。
【0009】
(iii)イソシアネートプレポリマーの特徴
上記の脂肪族、及び/または脂環式ジイソシアネートと炭素数1〜50のモノアルコールから得られるイソシアネートプレポリマーとは、分子内にビュウレット、イソシアヌレート、ウレタン、ウレトジオン、アロファネート等の構造を有するものである。
イソシアネートプレポリマーにおいて、ビュレット構造を有するものは接着性に優れており、イソシアヌレート構造を有するものは耐候性に優れており、長い側鎖を有するアルコール化合物を用いたウレタン構造を有するものは弾性及び伸展性に優れており、ウレトジオン構造あるいはアロファネート構造を有するものは低粘度であるという特徴を有している。
【0010】
本発明では、モノアルコールをイソシアネートプレポリマーの構造中に組み込むことによって、イソシアネートプレポリマーの粘度を低下させることができる。
イソシアネートプレポリマー構造中に組み込む方法としては、例えばジイソシアネートをビウレット化、イソシアヌレート化、ウレタン化、ウレトジオン化を行う、前あるいは同時にモノアルコールと反応させることが挙げられる。
ジイソシアネートとモノアルコールをウレタン化した後に、イソシアヌレート化を行ったポリイソシアネート組成物は、特に粘度が低く好ましい。
【0011】
本発明において、イソシアネートプレポリマーは、実質的に固形分100%の状態のポリイソシアネート組成物に対して、50〜95重量%、好ましくは60〜90重量%、より好ましくは70〜85重量%である。
50重量%未満では架橋に関与する成分が少なくなり、塗膜を形成した場合に脆くなる場合がある。
95重量%を超えると、親水基が少なくなるため、乳化能力が低下する場合がある。
本発明でいう「実質的に固形分100%の状態」とは、ポリイソシアネート組成物中に実質的にジイソシアネートや溶剤等の揮発成分を含んでいない状態をいい、その目安をいえばポリイソシアネート組成物中に揮発成分が1%以下の状態をいう。
なお、後述するが、本発明のポリイソシアネート組成物は、実際に使用する場合には有機溶剤等を混合して使用してもよい。
【0012】
(b)ノニオン性の親水成分
本発明で用いるエチレンオキサイド繰返単位からなるノニオン性の親水成分とは、ポリアルキレンオキサイドエーテルアルコール中にエチレンオキサイド繰返単位を含むものである。
この場合、親水成分中の水酸基の数は、少なくとも1つであるが、好ましくは1つである。このような化合物として、ポリエチレングリコールや、プルロニック型ポリアルキレングリコール等が挙げられるが、特に好ましいのはポリエチレングリコールモノメチルエーテルである。
エチレンオキサイド繰返単位の数は3〜50、好ましくは3〜30、より好ましくは4〜10である。エチレンオキサイド繰返単位が3個未満では、乳化能力が低下する場合があり好ましくない。50を越えるとポリイソシアネート組成物の結晶性が高くなり、固体になり易くなる場合がある。
【0013】
ノニオン性の親水成分は、その水酸基とイソシアネートプレポリマーの末端イソシアネート基とを反応させることによって、ポリイソシアネート組成物の構造中に組み込み、界面活性剤としての能力を持たせることができ、ポリイソシアネート組成物の乳化能力を向上させることができる。
本発明で用いるノニオン性の親水成分の量は、5〜50重量%、好ましくは10〜40重量%、より好ましくは15〜30重量%である。
5重量%未満では、十分な乳化能力を発現することが出来ない場合がある。50重量%を越えると、ポリイソシアネート組成物の親水性が高くなりすぎるために、乳化させた場合のイソシアネート基と水との反応が抑えられない場合がある。
【0014】
(c)イオン性界面活性剤
本発明のポリイソシアネート組成物には、更に実質的に水を含有しないイオン性界面活性剤を0.5〜20重量%、好ましくは0.7〜12重量%、より好ましくは1.0〜8重量%混合させることができる。
本発明でいう「実質的に水を含有しない」とは、イオン性界面活性剤に含まれる水とイソシアネート基が反応し発泡、白濁及び粘度上昇が起こらない程度であり、その目安をいえばイオン性界面活性剤に対して1重量%以下である。
イオン性界面活性剤は、水性エマルジョンの中和方法によって、アニオン性か、カチオン性か決められる。
即ち、水性エマルジョンを塩基によって中和した場合はアニオン性界面活性剤を、酸によって中和した場合はカチオン性界面活性剤を用いた方が好ましい。水性エマルジョンが中和されていない場合はどちらを用いてもよい。
【0015】
(i)アニオン性界面活性剤
アニオン性界面活性剤としては、カルボキシレート型、サルフェート型、スルホネート型、ホスフェート型が適している。
例えば、アルキルベンゼンスルホン酸アンモニウム、アルキルジサルフェートナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホネートナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム等が挙げられる。
(ii)カチオン性の界面活性剤
カチオン性の界面活性剤としては、四級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩が適している。
例えばアルキルトリメチルアンモニウムブロマイド、アルキルピリジニウムブロマイド、イミダゾリニウムラウレートが挙げられる。
(iii)イオン性界面活性剤の添加量の臨界的意義
添加量が、0.5重量%未満では、イオン性界面活性剤を混合することによる水分散安定性の効果が発現されないため適当ではない。20重量%を越えると、架橋に関与しない成分が増えすぎるために、塗膜等の被覆物の脆弱化を引き起こす場合がある。
【0016】
(d)ポリイソシアネート組成物の特徴
(i)ノニオン性の親水成分とイオン性界面活性剤の併用
ノニオン性の親水成分とイオン性界面活性剤を併用することによって、ポリイソシアネート油滴の表面にノニオン性の親水基とイオン性界面活性剤の保護膜を生成させ、ポリイソシアネート組成物の水分散安定性と長いポットライフを達成することができる。
(ii)イソシアネート基含有率
本発明の高い乳化性を有するポリイソシアネート組成物中のイソシアネート基含有率は、実質的に固形分100%の状態で3〜24重量%、好ましくは6〜20重量%、より好ましくは8〜18重量%である。
3重量%未満では、コーティング組成物中の架橋点が少なくなり、硬化速度の低下、あるいは塗膜等の被覆物の脆弱化を引き起こす欠点を有する。
また、イソシアネート基含有率は、親水基の導入量と分子量から一義的に決定されるため、高い乳化能力を有するために必要な親水基を導入すると、必然的に上限は24重量%以下となる。
【0017】
(iii)粘度
本発明のポリイソシアネート組成物の粘度は、実質的に固形分100%の状態で25℃で、50〜3000mPa.s、好ましくは200〜2000mPa.s、より好ましくは500〜1500mPs.sである。
3000mPa・sを越えると、特に低温時の作業性が低下する場合がある。水への分散を考えると粘度は低いほど望ましいが、50mPa.s未満では、平均官能基数が低下して、架橋能力が低下する場合がある。
【0018】
(iv)ポリイソシアネート組成物の状態
本発明で使用するポリイソシアネート組成物は、「乳化」して水性分散液の状態で使用することが望ましい。
本発明でいう乳化とは、ポリイソシアネート組成物がO/W型になるよう水に分散された状態をいい、水にポリイソシアネート組成物を添加し、棒やハンドミキサー等を用いて機械的に攪拌して作成される。
【0019】
・本発明のポリイソシアネート組成物は、有機溶剤を添加してもよい。
有機溶剤を混合したポリイソシアネート組成物は、粘度が低くなるため、水分散性が向上し、さらに水分散時のイソシアネート基の残存率が高くなり、ポットライフが長くなるという効果がある。
この場合、有機溶剤はイソシアネート基と反応する官能基を有していないことが必要である。また、有機溶剤は本発明のポリイソシアネート組成物と相溶する事が必要である。
このような有機溶剤としては、例えば酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ペンチル、メトキシプロピルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、2−エチルブチルアセテート、2−エチルヘキシルアセテート、酢酸シクロヘキシル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸ブチル、酪酸ブチル、アジピン酸ジオクチル、グルタル酸ジイソプロピル等のエステル化合物:
ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジオキサン、ジエトキシエタン等のエーテル化合物:
【0020】
、2−ペンタノン、3−ペンタノン、2−ヘキサノン、メチルイソブチルケトン2−ヘプタノン,4−ヘプタノン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン等のケトン化合物:
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ブチルベンゼン,p−シメン等の芳香族化合物:
ジエチレングリコールジメチルエーテルやジエチレングリコールジエチルエーテルやトリエチレングリコールジメチルエーテル等のポリエチレングリコールジアルキルエーテル系の化合物:
ジエチレングリコールジアセテート等のポリエチレングリコールジカルボキシレート系の化合物などが挙げられる。
【0021】
・本発明の高い乳化性ポリイソシアネート組成物に添加する有機溶剤の添加量は1〜50重量%が好ましい。
1重量%未満では有機溶剤を混合するメリット、即ち水分散性の向上やポットライフの延長効果がみられない。50重量%を超えると本発明の水系コーティング組成物の中に占める揮発性有機化合物の量が多くなるために好ましくない。
【0022】
(2)水系コーティング組成物
また本発明は、(A)成分として水酸基価1〜300mgKOH/gの水性エマルジョンと、(B) 成分として前記(1)成分の高い乳化性を有するポリイソシアネート組成物を、イソシアネート基/水酸基の当量比が0.5〜5.0の範囲で配合してなる水系コーティング組成物を提供するものである。
【0023】
(A)水性エマルジョン
本発明で使用される水性エマルジョンとは、ラテックス、エマルジョンと表現される全てを含む。
例えば、ポリ塩化ビニリデン共重合体、ポリ塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル共重合体、ウレタンエマルジョン、アクリルエマルジョン、フッ素共重合体エマルジョン、スチレンブタジエン共重合体ラテックス、アクリロニトリルブタジエン共重合体、ゴム系ラテックス、ポリブタジエン共重合体、ウレタンアクリルエマルジョン等である。ウレタンエマルジョン、アクリルエマルジョン、フッ素重合体エマルジョンは特に好ましい。
【0024】
(i) 水酸基価
本発明で使用する水性エマルジョンの水酸基価は、1〜300mgKOH/g、好ましくは5〜150mgKOH/g、より好ましくは10〜100mgKOH/gである。
1mgKOH/g未満では、コーティング組成物中の架橋点が少なくなり、硬化速度の低下、あるいは塗膜等の被覆物の脆弱化を引き起こす場合があり、好ましくない。300mgKOH/gを超えると逆に架橋点が多すぎるために、被覆物が、堅く脆くなる場合がある。
なお、本発明でいう水酸基価は、水性エマルジョンの不揮発成分に対する値である。
【0025】
(ii)粒子径
本発明で使用する水性エマルジョンの粒子径は、0.01〜1.0μm、好ましくは0.02〜0.5μm、より好ましくは0.05〜0.2μmである。
0.01μm未満では、水性エマルジョンの粘度が高くなる場合があり、好ましくない。1.0μmを超えると、水性エマルジョンの水分散の安定性が悪くなる場合があるため好ましくない。
【0026】
(iii)(A)成分のイソシアネート基/(B) 成分の水酸基の当量比
本発明では、水性エマルジョン(A)と高い乳化性ポリイソシアネート組成物(B) のイソシアネート基/水酸基の当量比は、0.5〜5.0、好ましくは、0.8〜3.0、より好ましくは1.0〜2.0である。
0.5未満では、コーティング組成物中の架橋点が少なくなり、硬化速度の低下、あるいは塗膜等の被覆物の脆弱化を引き起こす場合があるため好ましくない。5.0を超えると、被覆物が堅く脆くなる場合があるため好ましくない。
【0027】
(4)ポリイソシアネート組成物、及びそれを含む水系コーティング組成物の特徴
(1) 本発明の高い乳化性を有するポリイソシアネート組成物、及び水系コーティング組成物には、必要に応じて、顔料、分散安定剤、粘度調整剤、レベリング剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤、可塑剤、潤滑剤、硬化促進触媒等を添加することが出来る。
(2) 本発明の高い乳化性を有するポリイソシアネート組成物は、粘度を低くすることができるため作業性に優れ、水性エマルジョンと混合して水系コーティング組成物に調整する場合に、容易に攪拌することができる。
(3) さらに、イオン活性剤を用いたポリイソシアネート組成物は、水分散状態でイソシアネート基と水との反応が抑えられるため、水系コーティング組成物に用いる際に、長いポットライフを達成することができる。
(4) 従って、従来、溶剤系のポリウレタン塗料が用いられていた塗料、特に建築外装塗替え用塗料あるいは自動車補修用塗料、プラスチック用塗料に使用することができる。
更にはシーリング剤、接着剤、インキ、コーティング材、注型材、エラストマー、フォームやプラスチック原料、繊維処理剤など幅広い分野に応用することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明で用いた測定方法及び調整法を以下に示す。
<測定方法>
(1) イソシアネート基含有率
イソシアネート基含有率は、試料約2gに10mlのトルエンを加え、イソシアネート基を過剰の2Nアミン(トルエン溶液)で中和した後、1N塩酸による逆滴定によって求めた。
(2) 粘度
粘度は、E−型粘度計(株式会社トキメック社製)により25℃で測定した。
(3) 重量平均分子量
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて求めた。
なお、GPCは(カラム:東ソー株式会社製TSKgelSuper1000、TSKgelSuper2000、TSKgelSuper3000、キャリアー:THF、検出方法:視差屈折計)にて測定した。
(4) 粒子径
粒子径は、マイクロトラックUPA粒度分布計(Leeds+Northrup社製)を用いて測定した。
【0029】
<調整法>
(1) 水分散液
水分散液は、ポリイソシアネート組成物:水を40:60の重量比で混ぜ、600rpmで10分間撹拌して作成した。
(2) 水系コーティング組成物
水系コーティング組成物は、水性エマルジョンにポリイソシアネート組成物を所定量添加し、600rpmで10分間攪拌して作成した。
【0030】
[イソシアネートプレポリマーの合成例1]
撹拌機、温度計、冷却管を取り付けた四ッ口フラスコににHDIを500gと2−エチル−1−ヘキサノール15gを仕込み、撹拌下80℃で2時間ウレタン化反応を行い、ウレタン化を完結させた。次いで、80℃でイソシアヌレート化触媒としてテトラメチルアンモニウムカプリエート0.015gを加えた。4時間後、反応液のイソシアネート基含有率および屈折率測定により、ポリイソシアネートへの転化率が28%になった時点で、リン酸0.06gを添加し反応を停止した。触媒毒添加直後の屈折率上昇は、0.011であった。
【0031】
析出物を濾過により除去した後、流下式薄膜蒸発装置を用いて、1回目0.3Tor.(155℃)、2回目0.2Tor.(145℃)で未反応のHDIを除去した。
得られたポリイソシアネート組成物は、微黄色、透明の液体で、収量は144g、粘度は550mPa・s、イソシアネート基含有率は20.8重量%であった。この中に含まれる2−エチル−1−ヘキサノールに由来する構成成分の量は10%であった。
【0032】
[イソシアネートプレポリマーの合成例2]
イソシアネートプレポリマーの合成例1と同様の装置にHDIを500gと2−エチル−1−ヘキサノール50gを仕込み、撹拌下90℃で2時間ウレタン化反応を行い、ウレタン化を完結させた。次いで、90℃でイソシアヌレート化触媒としてテトラメチルアンモニウムカプリエート0.03gを加えた。4時間後、反応液のイソシアネート基含有率および屈折率測定により、ポリイソシアネートへの転化率が47%になった時点で、リン酸0.07gを添加し反応を停止した。触媒毒添加直後の屈折率上昇は、0.015であった。
ついで、実施例1と同様に精製を行った。
得られたポリイソシアネート組成物は、微黄色、透明の液体で、収量は258g、粘度は410mPa・s、イソシアネート基含有率は17.6重量%であった。この中に含まれる2−エチル−1−ヘキサノールに由来する構成成分の量は19%であった。
【0033】
[水性エマルジョンの合成例1]
滴下漏斗、メカニカルスターラーを備え付けた2リットルの四ッ口フラスコに水675gとエマノールNC(アニオン界面活性剤、35%水溶液、花王株式会社製)4.3gを入れ、80℃に加熱し、開始剤として過硫酸アンモニウム(2%水溶液)8gを入れた。次に、フラスコ内に下記の混合物を4時間かけて滴下し、滴下終了後1時間80℃に保った。
2−ヒドロキシメチルメタクリレート 25g(3.5重量%)
アクリル酸 10g(1.4重量%)
アクリルアミド 2g(0.3重量%)
グリシジルメタアクリレート 27g(3.8重量%)
メチルメタアクリレート 353g(49.0重量%)
ブチルアクリレート 293g(40.7重量%)
スチレン 9g(1.3重量%)
水 400g 過硫酸アンモニウム(2%水溶液) 31g
エレミノールJS−2(注1) 38g
エマルゲン920(注2) 9g
【0034】
(注1)反応性乳化剤、39%水溶液、三洋化成株式会社製
(注2)ノニオン界面活性剤、25%水溶液、花王株式会社
得られた水性エマルジョンは乳白色、固形分38%の安定な分散液であり、粒子径は0.1μmであった。計算から求められた水酸価15.0mgKOH/g、酸価10.8mgKOH/g、ガラス転移点温度15.7℃であった。
【0035】
[実施例1]
メトキシポリエチレングリコール(MPG−130、エチレンオキサイド繰り返し単位=9.4個、日本乳化剤株式会社製)とジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(ニューコール291M、固形分70%、日本乳化剤株式会社製)を固形分重量比で3:1になるように混合し、減圧蒸留によって水及び溶剤を除いた。
イソシアネートプレポリマーの合成例1で得られたイソシアネートプレポリマー100gと上記より得られたメトキシポリエチレングリコールとジオクチルスルホコハク酸ナトリウムの混合物25gを混ぜ、90℃で8時間ウレタン化反応を行った。
【0036】
得られたポリイソシアネート組成物は、淡黄色液体であり、イソシアネート基含有率は15.5%、重量平均分子量は1000、粘度は1040mPa・sであった。
このポリイソシアネート組成物を水分散すると分散性は良好であり、水分散液を20℃6時間放置したときのイソシアネート基含有率の残存率は、90%であった。
【0037】
[実施例2]
メトキシポリエチレングリコール(MPG−130、エチレンオキサイド繰り返し単位=9.4個、日本乳化剤株式会社製)とジアルキルスルホコハク酸ナトリウム(ニューコール291M、固形分70%、日本乳化剤株式会社製)を固形分重量比で4:1になるように混合し、減圧蒸留によって水及び溶剤を除いた。
イソシアネートプレポリマーの合成例2で得られたイソシアネートプレポリマー100gと上記より得られたメトキシポリエチレングリコールとジアルキルスルホコハク酸ナトリウムの混合物20gを混ぜ、90℃で8時間ウレタン化反応を行った。
得られたポリイソシアネート組成物は、淡黄色液体であり、イソシアネート基含有率は12.5%、重量平均分子量は900、粘度は720mPa・sであった。このポリイソシアネートを水分散すると分散性は良好であり、水分散液を20℃6時間放置したときのイソシアネート基含有率の残存率は、85%であった。
【0038】
[実施例3]
メトキシポリエチレングリコール(MPG、エチレンオキサイド繰り返し単位=4.2個、日本乳化剤株式会社製)とジアルキルスルホコハク酸ナトリウム(ニューコール291M、固形分70%、日本乳化剤株式会社製)を固形分重量比で9:1になるように混合し、減圧蒸留によって水及び溶剤を除いた。イソシアネートプレポリマーの合成例1で得られたイソシアネートプレポリマー100gと上記より得られたメトキシポリエチレングリコールとジオクチルスルホコハク酸ナトリウムの混合物25gを混ぜ、90℃で8時間ウレタン化反応を行った。
得られたポリイソシアネート組成物は、淡黄色液体であり、イソシアネート基含有率は12.6%、重量平均分子量は800、粘度は1300mPa・sであった。このポリイソシアネートを水分散すると分散性は良好であり、水分散液を20℃6時間放置したときのイソシアネート基含有率の残存率は、70%であった。
【0039】
[実施例4]
合成例1で得られたイソシアネートプレポリマー100gとメトキシポリエチレングリコール(MPG−130、エチレンオキサイド繰り返し単位=9.4個、日本乳化剤株式会社製)20gを混ぜ、90℃で8時間ウレタン化反応を行った。得られたポリイソシアネート組成物は、淡黄色液体であり、イソシアネート基含有率は15.5%、重量平均分子量は800、粘度は710mPa・sであった。
このポリイソシアネート組成物を水分散すると分散性は良好であり、水分散液を20℃3時間放置したときのイソシアネート基含有率の残存率は、80%であり、20℃6時間放置したときのイソシアネート基含有率の残存率は、0%であった。
【0040】
[実施例5]
水性エマルジョンの合成例1で得た水性エマルジョンと実施例1で得たポリイソシアネート組成物をイソシアネート基と水酸基の当量比=1.5で混合し、水系コーティング組成物を得た。この水系コーティング組成物は、20℃8時間放置しても粘度上昇、発泡は認められなかった。このコーティング組成物を用いて厚さ40μmの塗膜をつくり、20℃65%RHで24時間硬化したところ、透明塗膜を得た。ゲル分率を測定すると79%であり、20℃の水に4時間浸漬しても塗膜の白化は認められなかった。
【0041】
[比較例1]
メトキシポリエチレングリコール(MPG−130、エチレンオキサイド繰り返し単位=9.4個、日本乳化剤株式会社製)とジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(ニューコール291M、固形分70%、日本乳化剤株式会社製)を固形分重量比で3:1になるように混合し、減圧蒸留によって水及び溶剤を除いた。
イソシアヌレートタイプポリイソシアネート(デュラネートTHA−100、旭化成工業株式会社製)100gと上記より得られたメトキシポリエチレングリコールとジオクチルスルホコハク酸ナトリウムの混合物25gを混ぜ、90℃で8時間ウレタン化反応を行った。得られたポリイソシアネートは、淡黄色液体であり、イソシアネート基含有率は15.3%、重量平均分子量は1000、粘度は3500mPa・sであった。
【0042】
【発明の効果】
本発明による高い乳化性を有するポリイソシアネート組成物は、粘度を低くすることができるため作業性に優れ、水性エマルジョンと混合して水系コーティング組成物に調整する場合に、容易に攪拌することができる。
さらに、イオン活性剤を用いたポリイソシアネート組成物は、水分散状態でイソシアネート基と水との反応が抑えられるため、水系コーティング組成物に用いる際に、長いポットライフを達成することができる。
従って、従来、溶剤系のポリウレタン塗料が用いられていた塗料、特に建築外装塗替え用塗料あるいは自動車補修用塗料、プラスチック用塗料に使用することができる。更にはシーリング剤、接着剤、インキ、コーティング材、注型材、エラストマー、フォームやプラスチック原料、繊維処理剤など幅広い分野に応用することができる。
Claims (6)
- (a)脂肪族及び/または脂環式ジイソシアネート、及び炭素数1〜50のモノアルコールから得られるイソシアネートプレポリマー50〜95重量%、(b)少なくとも1つの水酸基を有し、3〜50のエチレンオキサイド繰返単位からなるポリエチレングリコールモノメチルエーテル5〜50重量%とを反応させたイソシアネート基含有率が8〜18重量%であり、一分子中にイソシアネート基と該ポリエチレングリコールモノメチルエーテルとイソシアネート基の反応した構造のいずれも有するポリイソシアネート分子を含有してなることを特徴とするポリイソシアネート組成物。
- 請求項1記載のポリイソシアネート組成物80〜99.5重量%と、(c)実質的に水を含有しないイオン性界面活性剤0.5〜20重量%からなるポリイソシアネート組成物。
- 実質的に固形分100%の状態で25℃で、200〜2000mPa.sの粘度を有する請求項1又は2記載のポリイソシアネート組成物。
- (a)脂肪族及び/または脂環式ジイソシアネート、及び炭素数1〜50のモノアルコールをウレタン化反応した後に、イソシアヌレート化を行って得られるイソシアネートプレポリマー50〜95重量%に、
(b)少なくとも1つの水酸基を有し、3〜50のエチレンオキサイド繰返し単位からなるポリエチレングリコールモノメチルエーテル5〜50重量%を反応させ、イソシアネート基含有率が8〜18重量%にしてなる請求項1記載のポリイソシアネート組成物の製造方法。 - (a)脂肪族及び/または脂環式ジイソシアネート、及び炭素数1〜50のモノアルコールをウレタン化反応した後に、イソシアヌレート化を行って得られるイソシアネートプレポリマー50〜95重量%に、
(b)少なくとも1つの水酸基を有し、3〜50のエチレンオキサイド繰返し単位からなるポリエチレングリコールモノメチルエーテル5〜50重量%を反応させイソシアネート基含有率が8〜18重量%にして、請求項1記載のポリイソシアネート組成物とし、次いで該ポリイソシアネート組成物80〜99.5重量%に、(c)実質的に水を含有しないイオン性界面活性剤を0.5〜20重量%を混合してなる請求項2記載のポリイソシアネート組成物の製造方法。 - 水酸基価1〜300mgKOH/gの水性エマルジョンと、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリイソシアネート組成物とをイソシアネート基/水酸基の当量比が0.5〜5.0の範囲で配合してなる水性コーティング組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35417298A JP4225617B2 (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | ポリイソシアネート組成物、その製造方法及びそれからの水性コーティング組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35417298A JP4225617B2 (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | ポリイソシアネート組成物、その製造方法及びそれからの水性コーティング組成物 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000178335A JP2000178335A (ja) | 2000-06-27 |
JP2000178335A5 JP2000178335A5 (ja) | 2006-02-02 |
JP4225617B2 true JP4225617B2 (ja) | 2009-02-18 |
Family
ID=18435780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35417298A Expired - Fee Related JP4225617B2 (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | ポリイソシアネート組成物、その製造方法及びそれからの水性コーティング組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4225617B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4925830B2 (ja) * | 2004-10-05 | 2012-05-09 | 株式会社Adeka | 水分散型ポリウレタン組成物 |
JP5728327B2 (ja) * | 2011-08-04 | 2015-06-03 | 株式会社Adeka | 水系アクリルウレタン樹脂組成物、及びこれを塗布・乾燥してなるコーティングフィルム |
WO2016146579A1 (de) | 2015-03-16 | 2016-09-22 | Covestro Deutschland Ag | Hydrophile polyisocyanate auf basis von 1,5-diisocyanatopentan |
-
1998
- 1998-12-14 JP JP35417298A patent/JP4225617B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000178335A (ja) | 2000-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100242360B1 (ko) | 고유화성 및 안정성을 갖는 폴리이소시아네이트 조성물,및 이를 함유하는 수성 코팅 조성물 | |
JP4004085B2 (ja) | 高い乳化性と安定性を有するポリイソシアネート組成物、及びそれを含有する水系コーティング組成物 | |
JPH05222150A (ja) | 水に分散可能なポリイソシアネート混合物、それの製造方法およびそれを二成分系水性塗料において使用する方法 | |
JP2959399B2 (ja) | 自己乳化型ポリイソシアネート混合物、並びにこれを用いた水性塗料組成物および水性接着剤組成物 | |
CN106916254A (zh) | 丙烯酸酯改性聚氨酯乳液及其制备方法 | |
CA2119827C (en) | Two-component aqueous polyurethane dispersions having improved pot life and coatings prepared therefrom | |
JPH0971720A (ja) | 自己乳化性ポリイソシアネート組成物、及びそれを用いた水系コーティング組成物 | |
EP4134384A1 (en) | Polyisocyanate composition, blocked polyisocyanate composition, hydrophilic polyisocyanate composition, coating material composition, and coating film | |
JP4044188B2 (ja) | 水系コーティング組成物 | |
JP5046584B2 (ja) | 自己乳化性ポリイソシアネート組成物及び水系コーティング組成物 | |
JP4601226B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物 | |
JP4225617B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物、その製造方法及びそれからの水性コーティング組成物 | |
JP4136164B2 (ja) | 水に容易に分散可能なポリイソシアネート組成物 | |
JP6839752B2 (ja) | ポリカルボジイミド組成物、ポリカルボジイミド組成物の製造方法、水分散組成物、溶液組成物、樹脂組成物および樹脂硬化物 | |
JP3899509B2 (ja) | 自己乳化型ポリイソシアネート組成物及びそれを用いた水性塗料 | |
US8501867B2 (en) | Mixture based on a polyisocyanate and a solvent of ether ester type, aqueous emulsion obtained from this mixture and use of this emulsion for the manufacture of coatings and adhesives | |
JP5344875B2 (ja) | カチオン性ブロックポリイソシアネート及びこれを含むウレタン組成物 | |
JPH06179840A (ja) | 粉末被覆組成物、その製造方法および耐熱性支持体を被覆するためのその使用 | |
JP5557975B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物 | |
JP2007091782A (ja) | 架橋性水系コーティング組成物 | |
JPH0688043A (ja) | 粉末被覆組成物、その製造方法および耐熱性支持体を被覆するためのその使用 | |
JP7287795B2 (ja) | ブロックポリイソシアネート組成物、水系塗料組成物及び塗膜 | |
JPH11323250A (ja) | 水性2成分系ポリウレタン被覆組成物及び該被覆組成物を含有する水性被覆剤 | |
JP3924350B2 (ja) | 水系ウレタンコーティング組成物 | |
KR0136650B1 (ko) | 활성 아미노기를 함유하는 폴리우레탄 에멀젼 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051209 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080408 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080521 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081125 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4225617 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |