JP4225355B2 - パネル取付け金具 - Google Patents

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Description

この発明は、建築物の鉄骨躯体の梁に、軽量気泡コンクリート(ALC)パネルなどの建築用パネルを取り付けて、壁面や開口部を構成する際に使用するパネル取付け金具に関し、特に建築現場で溶接の必要がないパネル取付け金具に関する。
従来、建築物の鉄骨躯体の梁に、ALCパネルなどの建築用パネルを取り付けて外壁を構成する方法や、それに使用する取付け金具は、種々のものが開発され使用されている。また、このパネル取付けを乾式で施工でき、地震などで躯体が揺動した場合に、パネルが躯体の揺動に追随してロッキングし、その破損を防止して耐震性を高める工法もある。更に、パネルの取付け作業を屋内側からだけで施工できて、外部に足場を仮設する必要がないものや、建築現場で取付け金具と躯体との溶接作業が不要な工法も提案されている。
しかし、これらの取付け金具や工法では、一般に取付け金具の構造が複雑になったり、部品点数が多くなって高価になる問題があり、またこれらの取付け金具をパネルに固着するためにパネルに埋設するアンカーの位置精度を高くする必要があるので、熟練を要し、取付け金具の取付けに手数が掛かる問題もあった。また建築物の窓など開口部の位置によっては、上下方向に連接するパネル幅が異なることがあり、その場合は各パネルの上下に夫々取付け金具を配設するので、取付け金具の数が増え金具代や取付け工数が増加する問題があった。
この発明は、乾式で施工でき、現場溶接の必要もなく上下方向に連接するパネル幅が異なる場合にも、簡単な構造で容易に取付けられ、取付け金具やその取付け費用が少なくてすむパネル取付け金具を提供する。
本発明のパネル取付け金具は、いずれも建築物の鉄骨躯体の梁の上面に長手方向に沿って、垂直面が所望幅で屋外側に張り出して固着されているL字状の定規部材、および、鋼板を段状に折り曲げたイナヅマ型金物と併用され、パネル取付け構造を形成する。
本発明のパネル取付け金具は、第1の態様では、平板部材に長孔を設け、該長孔の長軸に対して直交方向に離れて、L字形の定規部材に固定するためのボルト部材が該平板部材の片面に突起して設けられ、平板部材のボルト部材に対し長孔の反対側部分の中央部と両側部の間に切り込みがあって中央部のみが前記片面と反対の面の側に直角に折り曲げられて、長孔の長軸に平行な平面を形成し、前記片面において前記中央部から分離された両側部に突起が設けられ、前記平面がパネルの下端小口面に接する。
第2の態様では、平板部材に長孔を設け、該長孔の長軸に対して直交方向に離れて、L字形の定規部材に固定するためのボルト部材が該平板部材の片面に突起して設けられ、平板部材のボルト部材に対し長孔の反対側部分の中央部と両側部の間に切り込みがあって両側部のみが前記片面とは反対の側に直角に折り曲げられて、長孔の長軸に平行な平面を形成し、前記片面において前記両側部から分離された中央部に突起が設けられ、前記平面がパネルの下端小口面に接する。
別の態様では、建築物の鉄骨躯体の梁の上面に長手方向に沿って、垂直面が所望幅で屋外側に張り出して固着されているL字状の定規部材に、パネルを取り付けるパネル取付け金具であって、垂直部と、該垂直部の上側中央部が屋外側に水平方向に折り曲げられて上段パネルの下端小口面を支持するように形成された支持部とからなり、該垂直部は、支持部の下方に固着され、屋内側に向かって水平方向に伸びるボルトと、該ボルトの下方に設けられた水平方向のルーズ孔とを有する。
別の態様では、建築物の鉄骨躯体の梁上面長手方向に沿って、垂直面が所望幅で屋外側に張り出して固着されているL字状の定規部材に、パネルを取り付けるパネル取付け金具であって、垂直部と、該垂直部の上側両側部が屋外側に水平方向に折り曲げられて、上段パネルの下端小口面を支持するように形成された支持部とからなり、該垂直部は、支持部の下方に固着されて屋内側に向かって水平方向に伸びるボルトを有する。
垂直部の上端に、定規部材の垂直面の頂部に懸架されるように室内側に向かって伸びる突起が形成されているのが好ましい。
本発明のパネル取付け構造は、前記のいずれかのパネル取付け金具を使用し、イナヅマ型金物は、少なくとも3箇所に、水平方向に伸びる屈曲部で屈曲し、略中央部がパネルから離れることにより、該略中央部をパネル取付け金具の突部と同水準に配置し、パネルに接する垂直部にはルーズ孔が設けられている。
または、前記のいずれかのパネル取付け金具を使用し、各ALCパネルは、下部が、前記ボルト部材を支点として、上部が、建築物の壁面方向に自由であるようにロッキング可能で、耐震性を有する。
本発明のパネル取付け金物は、以上詳細に説明したように構成されているので、ALCパネルを建築物の躯体に取り付けるに際し、作業は全て屋内側から施工できる。従って、屋外に足場を仮設する必要がなく、現場溶接の必要もなく、ALCパネルを容易に取り付けることができる。
また上・下段のALCパネルの幅が異なる場合には、単純化したパネル取付け金具を使用すれば良いので、金具代と取付け費用を節減することができる。
本発明のパネル取付け金具10、20、30は、後述のように、建築物の鉄骨躯体の梁3に固定された定規部材4およびイナヅマ型金物6と組み合わせてパネル取付け構造を形成する。
本発明のパネル取付け金具10は、第1の形態では、図1および図2に示す通り、垂直部11と、該垂直部11から屋外側に水平に折り曲げられて伸長し、上段パネルの下端小口面を支持する支持部12とからなり、この支持部12の下方に固着され、屋内側に向かって伸長し、定規部材4の垂直面4aに挿通および固定されるボルト13と、前記垂直部11の下方に設けられ、下段パネルの上部に固定するためのボルトを挿通するルーズ孔11aとを有する。
第2の形態のパネル取付け金具20は、図5に示す通り、第1の形態のパネル取付け金具の垂直部11のボルト13より下方を省略したものである。
第3の形態のパネル取付け金具30は、図6に示す通り、第1の形態のパネル取付け金具10の支持部12を省略したものである。
更に第4の形態のパネル取付け金具は、第1、第2の形態のパネル取付け金具10、20の垂直部11、21の上端に、定規部材4の垂直面4aの頂部に懸架される少なくとも1か所の突起14、24を、屋内側に向かって固着したものである。
そして、第1の形態のパネル取付け金具10は、上下段パネルの幅が同じ場合に使用するのに好適であり、第2、第3の形態のパネル取付け金具20、30は、上下段パネルの幅が異なる場合に使用するのに好適である。第1の形態のパネル取付け金具10を使用して、躯体の梁3に固着されている前記定規部材4にパネル1を取り付ける際には、パネル1の上端部近辺に埋設した上部アンカー1aに第1の形態のパネル取付け金具10をボルト5で固定し、下端部には従来と同様の、鋼板を段状に折り曲げたイナヅマ型金物6を、下部アンカー1aに仮に取り付けておく。
下側のパネル1を下段梁の定規部材の上方から吊り込み、下段梁の定規部材4に固定されている下側の第1の形態のパネル取付け金具10の支持部12に、パネルの下端小口面を支持させた状態で、このパネルの上端側に固定された上側のパネル取付け金具の中央部のボルト13を、上段梁の定規部材4の垂直面4aの孔に挿通し、ナット7で締着することにより、パネル取付け金具10を上端梁の定規部材に固定し、共に、パネル下端部のイナヅマ型金物6と下部のパネル取付け金具10の突起14より下側とで下段梁の定規部材4の垂直面4aを挟んで締着すればよい。
第2、3の形態のパネル取付け金具20、30を使用して、パネルを躯体に固着されている前記定規部材4に取り付ける際には、定規部材4に予め第2の形態のパネル取付け金具20をボルト23で固定し、上段パネルの下端部にはイナヅマ型金物6をボルト5で固定し、下段パネルの上端部には第3の形態のパネル取付け金具30をボルト33で固定しておき、前述の例と同様にして取付ければよい。
これらの作業は全て屋内側から施工できるので、屋外に足場を仮設する必要がなく、溶接の必要もないので、パネルを容易に取り付けることができる。また、これらのパネル取付け金具10、20、30のボルト挿通孔は、ルーズ孔11a、31aとなっているうえ、パネルの一方の端部のみを上段梁の定規部材4にボルト13、23、33で固定し、他方の端部はイナヅマ型金物6とパネルとで下段梁の定規部材4を挟んで、ボルト5をルーズ孔に通すので、上下パネルのアンカー1aの埋設位置が多少ずれていても、パネルを所定位置に取り付けることができる。
また、上下段パネルの幅が異なる場合には、単純化したパネル取付け金具を使用すれば良いので、金具代と取付け費用を節減することができる。更に、第1、第2のパネル取付け金具10、20の垂直部の上端には、少なくとも1か所の突起14、24を屋内側に向かって固着し、この突起を定規部材4の垂直面4aの水平な頂縁部に懸架すれば、上段パネルの重量を取付けボルト5と分担して担持することができる。また、2個以上の突起14、24を同水準で設けておけば、パネル取付け金具10、20の位置決めが容易で、支持部12、22を水平に保持することができるし、前記突起14、24を中心線上の1か所に設ければ、その取付け位置の自由度を向上することができる。
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。図1〜2は、各々第1実施例のパネル取付け金具10の一例の斜視図であり、図1は、一対の突起14を設けた例であり、図2は、突起14を1か所に設けた例である。図3、4は、図1の取付け金具10と、イナヅマ型金物6を使用して、ALCパネル1を躯体の梁3に取り付けた状態を示す縦断面図と背面図(図3のIV−IV矢視図)である。
図1のパネル取付け金具10は、厚さ6mm、幅125mm、長さ172mmのメッキ鋼板製で、平板状の垂直部11と、その中央よりやや上部において、屋外側に水平に折り曲げた幅70mm、長さ60mmの支持部12とで形成されている。そして、垂直部11の中心線上において、前記支持部12のやや下方には、屋内側に向かって水平に伸びるボルト13の基部が固着されている。図4に示すように支持部12でALCパネル1を支持すると、地震などで建築物の躯体が壁面方向に揺動した場合には、各ALCパネル1はパネル取付け金具10を固着したボルト13を支点としてロッキング可能なので耐震性がある。
さらに、パネル取付け金具10の垂直部11の下端部近辺には横長のルーズ孔11aが設けられている。
本実施例では、パネル取付け金具10の垂直部11の上端に、1個又は複数の突起14を同一水準で屋内側に向かって固定する。
図1に示すパネル取付け金具10では、前記支持部12より上方において、垂直部11は、二股状の延長部を有し、その上端部には、相対する位置に一対の突起14が同一水準で、屋内側に向かってプレス加工などで設けられている。
図3に示すように、突起14を定規部材4の垂直面4aの水平な頂縁部に引掛ければ、ALCパネル1の重量をパネル取付けボルト13と定規部材4とで分担して支持することができる。また、図1のように、2個以上の突起14を同水準で設けておけば、パネル取付け金具10の位置決めが容易で、支持部12を水平に保持することができる。
図2に示すパネル取付け金具10では、前記支持部12より上方において垂直部11は、中心線に沿って伸びる延長部を有し、その上端部には1個の突起14が屋内側に向かって配設されている。このように、突起14を中心線上の1か所に設ければ、その取付け位置の自由度を向上することができる。
イナヅマ型金物6は、厚さ3.2mm、幅70mm、長さ110mmの鋼板を長手方向中央部に段差を設けて断面をイナヅマ型にしたもので、図13に示すように、イナズマ型金物6の平面部の中心線上にはボルト挿通用のルーズ孔6bが設けられている。そして、イナヅマ型金物6の両側にリブが補強のために形成されている。
図1のパネル取付け金具10を使用して、幅600mm、厚さ100mm、長さ3500mmのALCパネル1を、建築物の鉄骨躯体の梁3に取り付ける方法について以下に説明する。
図3〜4に示すように、前記梁3には、その長手方向に、厚さ4mm、水平部幅70mm、垂直部高さ90mmのL字状の定規部材4が固着され、該定規部材4の垂直面4aが屋外側に所望寸法だけ張り出すように、水平部4bが梁3の上面に所望間隔でボルトナット8で固定されている。また、前記垂直面4aには、パネル幅にほぼ等しい間隔で、取付けボルトの外径よりもやや大きい直径のボルト孔が同水準で穿孔されている。従って、複数枚のALCパネル1が並置されて定規部材4に取り付けられる。
ALCパネル1を定規部材4に取り付けるために、ALCパネル1の上下の端部近辺にボルト5を固定するためのアンカー1aを埋設する。このためには、ALCパネル1の上端部近辺の長辺小口面から中心に向かって横穴1cを穿孔し、パネル裏面からも前記横穴1cに直交する縦穴1bを穿孔する。そして管状で中央部にボルト孔が配設されているアンカー1aを前記横穴1cに挿入する。パネル取付け金具10のルーズ孔11aを貫通するボルト5を縦穴1bに挿入して、アンカー1aのボルト孔に固定しておく。また、ALCパネル1の下端部近辺中央にも、同様にボルト5を固定するためのアンカー1aを埋設し、イナヅマ型金物6を、そのルーズホール6bを貫通するボルト5で座金5aを介して仮付けしておく。
前述のように、アンカー1aやボルト5を取り付けた下段のパネル1を梁3の上方から吊込み、下段の梁3に固定されているパネル取付け金具10の支持部12に前記ALCパネル1の下端小口面を支持させる。パネル下端のイナヅマ型金物6とALCパネル1の表面の間に、下段の梁3の定規部材4の垂直面4aを挟むように、ボルト5を締着する。なお、ボルト5は、前述のように仮付けしてあるので、締め直すことになる。以上の部分は、図3の下側では省略されており、図示される上段のALCパネル1の下端部分が対応するので、これを参照されたい。
前記ALCパネル1に固着されているパネル取付け金具10の突起14を、上段の梁3の定規部材4の垂直面4aの頂部に引掛けた状態で、ボルト13を定規部材4の垂直面4aの孔に挿通させ、座金7aを介してナット7で締着する。
このようにして下段のALCパネル1を取付けてから、その上の段のパネル1を同様に取付け、これを繰り返し、全てのALCパネル1を取り付けたら、相隣接するALCパネルの目地にシーリング材を充填すれば作業は完了する。なお、前述のALCパネル1やパネル取付け金具10の寸法などは必要に応じて適宜選定すればよく、突起14もパネル取付け金具10の垂直部11の延長部を折り曲げて形成してもよいが(図14参照)、その高さはパネル取付け金具10の垂直部11の厚さ程度が望ましい。また、ALCパネル1に埋設するアンカー1aは他の形状でもよく、パネル製造時に埋設しておいても良い。
前述のようにパネル取付け金具10のボルト挿通孔がルーズ孔11aとなっているので、ALCパネル1の上端部を上段の梁3の定規部材4に固定しながら、ALCパネル1の下端部を、そこに固定したイナヅマ型金物6とALCパネル1とで下段の梁3の定規部材4を挟んでボルト締めする際に、上下段のALCパネルのアンカー1aの埋設位置が多少ずれていても、ALCパネル1を所定位置に取り付けることができる。従って、作業性がよく、工期と費用を節減することができる。なお、定規部材4のボルト13の挿通孔をルーズ孔にしてもよい。
図5は、第2実施例のパネル取付け金具20を示す斜視図で、図6は、第3実施例のパネル取付け金具30を示す斜視図である。図7〜11は、これらのパネル取付け金具20、30を使用してALCパネルを躯体の梁3に取り付けた状態を示す。具体的には、図9に示すように、幅300ミリのALCパネル2の上下に幅600ミリのALCパネル1と15を取付けている。
図7は、図8の(VI)−(VI)矢視図、図8は、図7の(VIII)−(VIII)矢視図でイナヅマ型金物を省略してある。図9は、パネルの配置の1例を示し、開口部(窓)28が設けられている。なお、図7、8は、図9の点線丸(A)の取付け部分を示す。また、図10は、図11の(X)−(X)矢視図、図11は、図10の(XI)−(XI)矢視図であり、図10、11は、図9の点線丸(B)の取付け部分を示す。
図5に示すパネル取付け金具20は、図1のパネル取付け金具10のボルト13から下方の垂直部11、ルーズ孔11aを省略し、長さを100mmにした以外は、図1のパネル取付け金具10と同様である。
図6のパネル取付け金具30は、図1〜2の前記パネル取付け金具10の水平な支持部12を削除し、ボルト13から上方の垂直部11も短くして突起14も省略したものである。
この実施例では、上下段の梁3の定規部材4は、第1実施例と同様に、その垂直面4aが屋外側に所望寸法張り出すように、水平部4bが梁3の上面に長手方向に、所望間隔でボルトナット8で固着されている。また、前記垂直面4aには、パネル取付け金具20のボルト23またはパネル取付け金具30のボルト33を挿通するための孔が、所定間隔で同水準に穿孔されている。
図7〜8に示すように、これらのパネル取付け金具を使用してパネル1、2を定規部材4に取り付けるには、先ず定規部材4の垂直面4aに300ミリ間隔で、前記パネル取付け金具20の突起24を、垂直面4aの上縁に懸架した状態で、ボルト23を定規部材4の垂直面4aに固定しておく。
幅600mmの下方のパネル1の中央上端部には、前記パネル取付け金具30をボルト5で固定しておき、ALCパネル1の下端部には、実施例1と同様にイナヅマ型金物6(図示せず)をALCパネルに埋設したアンカーla(図示せず)に仮に固定しておく。
また、幅300ミリの中間のALCパネル2には、上端部にパネル取付け金具30(図示せず)を固定し、ALCパネル1の下端部の裏面には、同様にイナヅマ型金物6を仮に固定しておく。
この状態で実施例1と同様にして下段のALCパネル1を吊り込み、上部のパネル取付け金具30のボルト33を定規部材4の垂直面4aの孔に挿入してナット7で固定し、下端部では、ALCパネル1の外側面とイナヅマ型金物6の内側面との間に下段の定規部材4の垂直面4aを挟んでボルトを締着する(図示せず)。それから、中間のALCパネル2の1枚を吊り込み、下端小口面をパネル取付け金具20の水平な支持部22に支持させた状態で、定規部材4の垂直面4aを、パネルの外側面とイナヅマ型金物6の内側面との間に挟んでボルト5を締着する。
次にもう1枚のALCパネル2も同様にして取り付ける。
その後、図10〜11に示すように、中間のALCパネル2の上方にALCパネル15を吊り込み、下端小口面をパネル取付け金具20の水平な支持部22に支持させた状態で、定規部材4の垂直面4aの外側面をALCパネル15とイナヅマ型金物6の内側面との間に挟んでボルト5を締着する。
この作業を繰り返せば各パネル1、2、15を躯体梁3に取り付けることができる。そして、最後に各ALCパネル1、2、15の目地部にシーリング材を充填すれば作業は完了する。
なお、図1のパネル取付け金具10の代わりに図2のパネル取付け金具10を使用すれば、建築物の隅角部など、定規部材4の端末が短い場合などにも対応することができる。
図12〜16は、イナヅマ型金物6の段部に、断面三角形の突起を設けた実施例を示す。パネル取付け金具10の突起14は折曲げ加工で形成され、前記突起の三角形の凹部に入り込むようになっている。図12は図3に対応し、図14は図1に対応する。図15は、ALCパネル1の下端部にイナヅマ型金物6を取り付けた状態を示し、図16は、パネル取付け金物10によりALCパネル1の上端部を定規部材4に取り付けた状態を示す。
本発明の第1実施例の取付け金具の斜視図である。 本発明の第1実施例の取付け金具の斜視図である。 第1実施例の取付け金具を使用してパネルを躯体梁に取り付けた状況を示す縦断面図である。 図3の(IV)−(IV)矢視図である。 本発明の第2実施例の取付け金具の斜視図である。 本発明の第3実施例の取付け金具の斜視図である 第2および第3実施例の取付け金具を使用してパネルを躯体梁に取り付けた状況を示す正面図(図8の(VII)−(VII)矢視図)である。 図7の(VIII)−(VIII)矢視図である。 ALCパネルの配列を説明する図である。 図11の(X)−(X)矢視図である。 図10の(XI)−(XI)矢視図である。 第1実施例の取付け金具を使用してパネルを躯体梁に取り付けた状況を示す縦断面図である。 イナヅマ型金物の一例を示す斜視図である。 本発明の実施例の取付け金具の斜視図である。 イナヅマ型金物を取り付けたパネルの下端部の一例を示す斜視図である。 パネルの上端部を自重受け金具を介して定規部材に取り付けた一実施例を示す斜視図である。
符号の説明
1、2、15 パネル
1a アンカー
1b 縦穴
1c 横穴
3 梁
4 定規部材
4a 垂直面
4b 水平部
5、13,23、33 ボルト
6 イナヅマ型金物
6a、6b ルーズ孔
7 ナット
7a 座金
8 ボルトナット
10、20、30 パネル取付け金具
11、21、31 垂直部
11a、31a ルーズ孔
12、22 支持部
14、24 突起
28 開口部

Claims (3)

  1. 平板部材に長孔を設け、該長孔の長軸に対して直交方向に離れて、L字形の定規部材に固定するためのボルト部材が該平板部材の片面に突起して設けられ、平板部材のボルト部材に対し長孔の反対側部分の中央部と両側部の間に切り込みがあって中央部のみが前記片面と反対の面の側に直角に折り曲げられて、長孔の長軸に平行な平面を形成し、前記平面がパネルの下端小口面に接するようになっており、前記片面において前記中央部から分離された両側部に前記定規部材の垂直面の水平な頂縁部に懸架される突起が設けられている、パネル取付け金具。
  2. 平板部材に長孔を設け、該長孔の長軸に対して直交方向に離れて、L字形の定規部材に固定するためのボルト部材が該平板部材の片面に突起して設けられ、平板部材のボルト部材に対し長孔の反対側部分の中央部と両側部の間に切り込みがあって両側部のみが前記片面とは反対の側に直角に折り曲げられて、長孔の長軸に平行な平面を形成し、前記平面がパネルの下端小口面に接するようになっており、前記片面において前記中央部に前記定規部材の垂直面の水平な頂縁部に懸架される突起が設けられている、パネル取付け金具。
  3. 請求項1または2に記載のパネル取付け金具とイナズマ型金物とにより、パネルを前記L字形の定規部材に固定するパネル取付け構造であって、該イナズマ型金物は、前記パネルに接する垂直部と、前記パネルから離れる略中央部と、前記L字形の定規部材の垂直面の屋内側に接する垂直部とからなり、前記略中央部には、前記パネル取付け金具の突起を受け入れる凹部が設けられており、前記パネルに接する垂直部には、ルーズ孔が設けられており、前記略中央部が前記パネル取付け金具の突起と同水準となるように寸法付けられる、パネル取付け構造。
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