JP4204485B2 - Alcパネル取付用下地鋼材の固定金具及び取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート基礎に埋設されてその上端から突き出しているアンカー鉄筋に対し、ALCパネル取付用の下地鋼材を設置固定する為に必要な固定金具及びこの固定金具を使用したALCパネル取付け構造に関するものである。
ALCパネル3からなる縦壁パネルの建物躯体のうちコンクリート基礎1に対する従来から行われている取付構造としては、図1、3および図2に示されているものがある。
図2に示すものでは、コンクリート基礎に埋設されてその上端から突出しているアンカー鉄筋2に対し、ALCパネル3を取付けるための定規アングル4を使用しており、この定規アングル4は、コンクリート基礎1の上端長手方向に載置して曲折させたアンカー鉄筋と溶接固定すると共に、ALCパネル3を専用取付金物5を介してボルト6により固定することによりパネル取付構造を構成している。
また、図1、3の従来例ではコンクリート基礎に埋設したアンカー金物7とALCパネル3を取付けるための定規アングル4とを、レベル調整用のピースアングル8を介して溶接固定すると共に、ALCパネル3を専用取付金物5を介してボルト6により固定することによりパネル取付構造を構成している。
また、特開2003−213793号公報には、固定金具及びそれを使用した取付構造においては、図14のように固定金具9の凹部上面にコンクリート基礎から突出したアンカー鉄筋2を曲折し下向きで溶接固定し、凹部の両側にあり凹部上面より上方に段差を持った水平部上に定規アングル4を載置し溶接固定する取付構造が提案されている。
特開2003−213793号公報
しかしながら、図2に示す従来例ではアンカー鉄筋と定規アングルとを下側から上向き溶接にて固定しているため、作業性に劣るばかりか、溶接強度の信頼性が低く、更には高さレベルの調整が困難である。
しかしながら、図1、3に示す従来例では、図2に比べて、高い溶接強度の信頼性が得られ、高さレベルの調整も可能であると言う利点を有する反面、アンカー金物7をコンクリート基礎の打設時に埋設してから硬化させる必要がある事から工事負担が増加すること、および室内側にボード等の内装を行わない場合の美観が悪い事などの問題があった。
また、特開2003−213793号公報に記載の取付構造では、高さレベルを調整する工程において、アンカー鉄筋2を所定の位置で精度良く曲折することは不可能であり、その場合曲折されたアンカー鉄筋と凹部上面間に隙間を生じるため、溶接強度の信頼性が低い。
本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
すなわち、本発明の目的は、コンクリート基礎に埋設したアンカー鉄筋にALCパネル取付用の下地鋼材を固定する際に、作業性の劣る上向き溶接を不要とし、作業性を向上すると共に、溶接強度の信頼性を向上する事ができ、更には高さレベルの調整が可能且つ低コストとしたパネル取付構造を提供することにある。
上記の目的を達成する為に、本発明のALCパネル取付用の下地鋼材固定金具は、コンクリート基礎に埋設されてその上端から突出しているアンカー鉄筋に対し、ALCパネル取付用の下地鋼材を設置固定する為に必要な固定金具であって、前記アンカー鉄筋と直交する水平な基部と、該基部の中心付近に形成された前記アンカー鉄筋が挿入される長孔と、該長孔周囲に沿って前記アンカー鉄筋と平行で溶接が可能な垂下部と、前記基部の幅方向両端から直立した起立部と、該起立部をそれぞれ水平方向に折り曲げ形成されて前記下地鋼材が溶接される水平部とを一体形成した鋼材からなることを特徴とする。
また、本発明のALCパネル取付構造は、上記の固定金具を使用した、コンクリート基礎、下地鋼材およびALCパネルを取付けるパネルの取付構造であって、前記コンクリート基礎に埋設されてその上端から突き出しているアンカー鉄筋を前記コンクリート基礎の上端長手方向に設置された固定金具の基部中央付近の長孔に沿った垂下部に平行に挿入され、垂下部とアンカー鉄筋が溶接固定され、固定金具の水平部より突出しているアンカー鉄筋は切断され、且つこの固定金具の室内側水平部上にALCパネル取付用の下地鋼材を設置し溶接固定されており、この下地鋼材にALCパネルが取付けられていることを特徴とする。特に、高さレベルの調整が可能である。
本発明のALCパネル取付用の固定金具によれば、コンクリート基礎に埋設したアンカー鉄筋にALCパネル取付用の定規アングルを固定する際に、作業性の劣る上向き溶接を不要として下向き溶接が可能であり、作業性を向上すると共に、取付強度の信頼性を向上する事ができるだけでなく、確実な高さレベル調整も行う事ができる。また、本発明の取付構造とすることで低コスト化も実現できる。
本発明のALCパネル取付用の下地鋼材固定金具は、コンクリート基礎に埋設されてその上端から突出しているアンカー鉄筋に対し、ALCパネル取付用の下地鋼材を設置固定する為に必要な固定金具であって、前記アンカー鉄筋と直交する水平な基部と、該基部の中心付近に形成された前記アンカー鉄筋が挿入される長孔と、該長孔周囲に沿って前記アンカー鉄筋と平行で溶接が可能な垂下部と、前記基部の幅方向両端から直立した起立部と、該起立部をそれぞれ水平方向に折り曲げ形成されて前記下地鋼材が溶接される水平部とを一体形成した鋼材からなる。
本発明のALCパネル取付構造は、上記の固定金具を使用した、コンクリート基礎、下地鋼材およびALCパネルを取付けるパネルの取付構造であって、前記コンクリート基礎に埋設されてその上端から突き出しているアンカー鉄筋を前記コンクリート基礎の上端長手方向に設置された固定金具の基部中央付近の長孔に沿った垂下部に平行に挿入され、垂下部とアンカー鉄筋が溶接固定され、固定金具の水平部より突出しているアンカー鉄筋は切断され、且つこの固定金具の室内側水平部上にALCパネル取付用の下地鋼材を設置し溶接固定されており、この下地鋼材にALCパネルが取付けられている。
以下に、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。図9は本発明の固定金具の実施例を示す斜視図、図8は固定金具を使用してコンクリート基礎に対しALCパネルを取付組み立てたパネルの取付構造を示す斜視図、図13は同じく縦断面図、図4〜7はコンクリート基礎に対する固定金具及び定規アングルの取付過程を示す斜視図である。
図9に示した実施例において、本発明のALCパネル取付用の定規アングル固定金具10は、鋼材を断面略U字状に曲折成形してなり、コンクリート基礎1の長手方向に載置されてアンカー鉄筋2が挿入される長孔11および溶接される長穴周囲に沿った垂下部12を中心付近に有する基部13とこの基部の幅方向両側から直立した起立部15をそれぞれ水平方向に折り曲げ形成されて定規アングル4が溶接される水平部14とからなる。
ここで、上記固定金具10の基部13に設けられた長孔11はコンクリート基礎の長手方向と直交する向きに開いており、アンカー鉄筋2の位置に依存することなく固定金具10を設置できる用にする為である。また、長穴11の幅は前記アンカー鉄筋の直径程度である12mmとし、長さは50mmとした。また、垂下部の長さについては、長穴の長さと同様とした。
なお、固定金具10における起立部15の高さは、固定金具設置後にアンカー鉄筋を切断した際、幅両方向の水平部上端より突出しないことが望まれるため、切断性等を考慮して5mmとした。
次に、図面を参照しながら、上記固定金具10を使用した本発明のパネル取付構造の実施例について説明する。図5、10において、コンクリート基礎1の上端から突出したアンカー鉄筋2を、前記固定金具10の長穴11に通し、高さレベルを合わせた後、上記固定金具の垂下部12とアンカー鉄筋2を溶接にて固定する。次に、図6、11のように上記固定金具の水平部14上端より突出しているアンカー鉄筋2を、大型のニッパにて切断または溶接熱にて溶断する。
そして、図7、12のようにコンクリート基礎1上にアンカー鉄筋2を介し取付けられた固定金具10の水平部14上にALCパネル取付用の定規アングル4を載置し、室内外への出入調整後、固定金具と定規アングルの交差部15を下向き溶接により溶接固定する。更に、図8、13のように定規アングル上には、タテ使いでALCパネルが載置されると共に、定規アングルの垂直部とALCパネルとが、専用金物5を介してボルト6により固定されている。
従来例1の断面図である。 従来例2の断面図である。 従来例1の斜視図である。 本発明のコンクリート基礎に固定金具、定規アングル、パネルを取り付ける工程の斜視図である。 本発明のコンクリート基礎に固定金具、定規アングル、パネルを取り付ける工程の斜視図である。 本発明のコンクリート基礎に固定金具、定規アングル、パネルを取り付ける工程の斜視図である。 本発明のコンクリート基礎に固定金具、定規アングル、パネルを取り付ける工程の斜視図である。 本発明のコンクリート基礎に固定金具、定規アングル、パネルを取り付ける工程の斜視図である。 本発明の固定金具を示す斜視図である。 本発明のコンクリート基礎に固定金具、定規アングル、パネルを取り付ける工程の斜視図である。 本発明のコンクリート基礎に固定金具、定規アングル、パネルを取り付ける工程の斜視図である。 本発明のコンクリート基礎に固定金具、定規アングル、パネルを取り付ける工程の斜視図である。 本発明の取付構造断面図である。 特開2003−213793号公報に示す取付構造を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 コンクリート基礎
2 アンカー鉄筋
3 ALCパネル
4 定規アングル
5 専用取付金物
6 ボルト
10 定規アングル固定金具
11 長孔
12 垂下部
13 基部
14 水平部
15 起立部

Claims (2)

  1. コンクリート基礎に埋設されてその上端から突出しているアンカー鉄筋に対し、ALCパネル取付用の下地鋼材を設置固定する為に必要な固定金具であって、前記アンカー鉄筋と直交する水平な基部と、該基部の中心付近に形成された前記アンカー鉄筋が挿入される長孔と、該長孔周囲に沿って前記アンカー鉄筋と平行で溶接が可能な垂下部と、前記基部の幅方向両端から直立した起立部と、該起立部をそれぞれ水平方向に折り曲げ形成されて前記下地鋼材が溶接される水平部とを一体形成した鋼材からなることを特徴とするALCパネル取付用下地鋼材の固定金具。
  2. 請求項1記載の固定金具を使用した、コンクリート基礎、下地鋼材およびALCパネルを取付けるパネルの取付構造であって、前記コンクリート基礎に埋設されてその上端から突き出しているアンカー鉄筋が前記コンクリート基礎の上端長手方向に設置された固定金具の基部中央付近の長孔に沿った垂下部に平行に挿入され、垂下部とアンカー鉄筋が溶接固定され、固定金具の水平部より突出しているアンカー鉄筋は切断され、且つこの固定金具の室内側水平部上にALCパネル取付用の下地鋼材を設置し溶接固定されており、この下地鋼材にALCパネルが取付けられていることを特徴とする取付構造。
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