JP2017089141A - 鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法 - Google Patents

鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017089141A
JP2017089141A JP2015217127A JP2015217127A JP2017089141A JP 2017089141 A JP2017089141 A JP 2017089141A JP 2015217127 A JP2015217127 A JP 2015217127A JP 2015217127 A JP2015217127 A JP 2015217127A JP 2017089141 A JP2017089141 A JP 2017089141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar
beam main
reinforcement
main
reinforced concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015217127A
Other languages
English (en)
Inventor
育弘 松崎
Yasuhiro Matsuzaki
育弘 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BRS KK
Original Assignee
BRS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BRS KK filed Critical BRS KK
Priority to JP2015217127A priority Critical patent/JP2017089141A/ja
Publication of JP2017089141A publication Critical patent/JP2017089141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】工場生産されたシングル配筋枠を用いて、簡単な作業により効率よくダブル配筋構造の鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋を行うことのできる配筋方法を提案すること。
【解決手段】基礎梁1の設置場所において、下部巾止め金具20を、シングル配筋枠10の長さ方向に沿って所定の間隔に配置し、2枚のシングル配筋枠10における下端梁主筋12を、下部巾止め金具20の左右の主筋差込溝25L、25Rのそれぞれに上側から差し込む。これにより、2枚のシングル配筋枠10が一定の間隔で設置された基礎梁1のダブル配筋を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、住宅などの鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法に関する。
住宅建築などに用いられる鉄筋コンクリート製の基礎梁のダブル配筋構造としては、特許文献1に記載されているように工場生産された梁筋枠ユニットを用いる構造が知られている。この鉄筋枠ユニットは、ベース筋枠ユニットに対して、重ね合わされた状態から垂直に立ち上げ可能に取り付けた左右一対のユニットを備えている。現場において鉄筋枠ユニットを設置して、左右のユニットを垂直に立ち上げ、それらの上端の梁主筋の間に一定ピッチで連結筋を取り付けることにより、ダブル配筋構造が構築される。
特開2003−293521号公報
本発明の課題は、工場生産された鉄筋枠(シングル配筋枠)を用いて、簡単な作業により効率よくダブル配筋構造の鉄筋コンクリート基礎梁の配筋を行うことのできる配筋方法を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、鉄筋コンクリート製の基礎梁用のシングル配筋枠を用いてダブル配筋構造を構築する鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法であって、
前記シングル配筋枠として、平行に延びる上端梁主筋および下端梁主筋と、これらの長さ方向に沿って所定の間隔で配置され、両端部が前記上端梁主筋および前記下端梁主筋のそれぞれに対して、鉄筋母材の規格降伏点強度以上の溶接強度で溶接されているあばら筋とを備えたものを、工場生産して前記鉄筋コンクリート基礎梁の設置場所に搬入し、
前記設置場所において、2枚の前記シングル配筋枠の前記下端梁主筋の長さ方向に沿って所定の間隔で、これら下端梁主筋に対して下部巾止め金具を組み付けて、前記シングル配筋枠の下端部分を一定の間隔に保持し、
前記下部巾止め金具として、その両側の端部に、前記シングル配筋枠の下端梁主筋を差込固定可能な主筋差込部を備えたものを使用し、
前記下部巾止め金具を組み付けた2枚の前記シングル配筋枠のそれぞれの前記上端梁主筋の長さ方向に沿って所定の間隔で、これら上端梁主筋の間に上部巾止め金具を取り付けて、前記シングル配筋枠の前記上端部分の間隔を一定に保持することを特徴としている。
ここで、2枚の前記シングル配筋枠の前記下端梁主筋を前記下部巾止め金具の前記主筋差込部に差込固定する組み付け作業を、前記基礎梁の設置場所に敷設したスラブ筋の外において行って、スラブ筋上の所定の位置に載せても良いし、組み付け作業を前記スラブ筋の上において行って、所定の場所に配置してもよい。また、予め、ベース筋(スラブ筋)の所定の位置に、下部巾止め金具を取り付けておき、それらの両側の端部の主筋差込部に、左右のシングル配筋枠の下端梁主筋を上から差込み固定してもよい。
本発明の方法では、工場生産された2枚のシングル配筋枠を、現場(設置場所)において、下部巾止め金具の両端部の主筋差込部に差し込むという簡単な作業によって、2枚の
シングル配筋枠を所望の間隔で組み付けることができ、この状態で、基礎梁ベース筋(スラブ筋)の上に設置できる。よって、2枚のシングル配筋枠を用いて基礎梁のダブル配筋構造を、簡単に構築することができる。
ここで、前記下部巾止め金具は、金属製の板状本体部と、前記板状本体部の両側の端部のそれぞれにおいて、一定の間隔で前記板状本体部から上方に起立している外側起立片および内側起立片と、前記端部のそれぞれにおいて、前記外側起立片および前記内側起立片の間に形成された前記主筋差込部とから構成することができる。
この場合には、前記外側起立片および前記内側起立片における相互に対峙する平行な対峙面のうちの少なくとも一方に、他方の対峙面に向かって突出した突出部を形成しておき、前記突出部を押し広げながら当該突出部を乗り越えて前記下端梁主筋を前記主筋差込部に差し込み可能とすることが望ましい。
これにより、上側から主筋差込部に下端梁主筋を落とし込むというワンタッチ操作により、シングル配筋枠の下端梁主筋を所定の位置に位置決め固定できるので便利である。
また、前記外側起立片および前記内側起立片の一方は、前記板状本体部の前記端部を折り曲げることにより形成でき、他方は、前記端部の一部を切り起こすことにより形成できる。
次に、本発明は、鉄筋コンクリート製の基礎梁用のシングル配筋枠を2枚用いて構成される鉄筋コンクリート製の基礎梁のダブル配筋構造であって、
第1上端梁主筋および第1下端梁主筋と、これら第1上端梁主筋および第1下端梁主筋の長さ方向に沿って所定の間隔で配置され、両端部が前記第1上端梁主筋および前記第1下端梁主筋に対して鉄筋母材の規格降伏点強度よりも大きな溶接強度で溶接されている第1あばら筋とを備えた第1シングル配筋枠と、
第2上端梁主筋および第2下端梁主筋と、これら第2上端梁主筋および第2下端梁主筋の長さ方向に沿って所定の間隔で配置され、両端部が前記第2上端梁主筋および前記第2下端梁主筋に対して鉄筋母材の規格降伏点強度よりも大きな溶接強度で溶接されている第2あばら筋とを備えた第2シングル配筋枠と、
前記第1下端梁主筋および前記第2下端梁主筋の長さ方向に所定の間隔で取り付けられ、これら第1下端梁主筋および第2下端梁主筋との間を一定の間隔に保持している下部巾止め金具と、
を有しており、
前記上部巾止め金具は、その一方の端に、前記第1下端梁主筋が上側から差込固定されている第1主筋差込部を備え、その他方の端に、前記第2下端梁主筋が上側から差込固定されている第2主筋差込部を備えていることを特徴としている。
ここで、前記下部巾止め金具は、板状本体部と、前記板状本体部の両側の端部のそれぞれにおいて、一定の間隔で前記板状本体部から上方に起立している外側起立片および内側起立片と、前記端部のそれぞれにおいて、前記外側起立片および前記内側起立片の間に形成された前記第1主筋差込部および前記第2主筋差込部とを備えた構成とすることができる。
本発明を適用した鉄筋コンクリート製の基礎梁の部分を示す横断面図である。 図1の基礎梁のダブル配筋構造を示す斜視図および横断面図である。 下部巾止め金具を示す説明図、断面図および下部巾止め筋の別の例を示す説明図である。 上部巾止め金具の例を示す説明図である。 ダブル配筋構造の別の二例を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した鉄筋コンクリート製の基礎梁のダブル配筋方法の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した住宅などの鉄筋コンクリート製の基礎梁の部分を示す横断面図であり、図2(a)、(b)は基礎梁のダブル配筋構造を示す斜視図および横断面図である。これらの図を参照して説明すると、基礎梁1はベース部分2と立ち上がり部分3を備えており、ベース部分2には、基礎梁1の長さ方向に延びる縦筋4およびこれに直交する方向に延びる横筋5が格子状に組まれたベース筋(スラブ筋)6が配筋されている。立ち上がり部分3には、2枚のシングル配筋枠10L、10Rからなるダブル配筋がされている。
本例のシングル配筋枠10L、10Rは同一構造であり、左右対称な状態に配置される。以下においては、これら2枚のシングル配筋枠10L、10Rを纏めてシングル配筋枠10として説明し、左右の区別が必要な場合にはシングル配筋枠10L、10Rとして説明する。なお、後述の図5(b)に示すように、左右のシングル配筋枠が左右対称な構造ではない場合にも本発明を適用可能である。
本例では、シングル配筋枠10は、所定径の異形鉄筋からなる1本の上端梁主筋11および1本の下端梁主筋12と、これらの長さ方向に沿って一定の間隔で配置されている所定径の異形鉄筋からなるあばら筋13とから構成されている。あばら筋13のそれぞれは、その上下の端部が、鉄筋母材の規格降伏点強度よりも大きな溶接強度で、上端梁主筋11および下端梁主筋12に溶接されている。通常は、シングル配筋枠10は工場生産されて建築現場に搬入されて使用される。
本例では、ダブル配筋構造を構成するために2枚のシングル配筋枠10は、それらのあばら筋13が内側に位置するように左右対称に配置される。後述の図5(a)に示すように、あばら筋が外側に位置するように左右対称に配置される場合もある。
ここで、これらのシングル配筋枠10を一定間隔で平行に配置するための位置決め用の治具として、下部巾止め金具20および上部巾止め金具30が使用されている。下部巾止め金具20は、例えば、シングル配筋枠10のあばら筋13よりも広い間隔で配置される。上部巾止め金具30は例えばあばら筋13と同一の間隔で配置される。
下部巾止め金具20は、図2に示すように、細長い矩形の金属板からなる板状本体部21を備えている。この板状本体部21の両側の端部22L、22Rのそれぞれには、一定の間隔で板状本体部21から上方にほぼ直角に起立している外側起立片23L、23Rおよび内側起立片24L、24Rが形成されている。左側の外側起立片23Lと内側起立片24Lの間には、上方に開口した一定幅の主筋差込溝25Lが形成されている。同様に、右側の外側起立片23Rと内側起立片24Rの間には、上方に開口した一定幅の主筋差込溝25Rが形成されている。
また、左右の内側起立片24L、24Rにおいては、それらにおける外側起立片23L、23Rに対峙する対峙面に、外側起立片23L、23Rの側に突出した円弧状突出部26L、26Rが形成されている。円弧状突出部26L、26Rによって、主筋差込溝25L、25Rの幅は、シングル配筋枠10の下端梁主筋12の外径よりもわずかに狭くなっている。また、円弧状突出部26L、26Rの高さ位置は、それらの下側に、下端梁主筋
12がちょうど納まるように設定されている。
上部巾止め金具30は、例えば、所定径の異形鉄筋からなる巾止め筋であり、その本体部分31の両端部には、シングル配筋枠10の上端梁主筋11を装着可能な大きさとなるように円弧状に折り曲げたフック32L、32Rが形成されている。本体部分31とフック32L、32Rの内側端との間隔は、上端梁主筋11の外径よりもわずかに狭くなるように設定されている。
次に、基礎梁1の立ち上がり部分3のダブル配筋の手順の一例を説明する。図2に示すように、ベース筋(スラブ筋)6を配筋した後に、ベース筋6における基礎梁1の立ち上がり部分3に対応する部位に沿って一定の間隔で下部巾止め金具20を取り付ける。あるいは、ベース筋(スラブ筋)6の上に一定の間隔で下部巾止め金具20を置くだけでも良い。
この後に、シングル配筋枠10Lの下端梁主筋12を、一定間隔で配置されている下部巾止め金具20の左側の端部の主筋差込溝25Lに対して、上方から押し込む。下端梁主筋12を、円弧状突出部26Lを押し広げてその下側に押し込むことにより、下端梁主筋12が主筋差込溝25Lに嵌り込み、固定される。
同様に、シングル配筋枠10Rの下端梁主筋12を、下部巾止め金具20の右側の端部の主筋差込溝25Rに対して、上方から押し込むことにより、当該主筋差込溝25Rに固定する。
この後は、左右のシングル配筋枠10L、10Rのそれぞれの上端梁主筋11の長さ方向に沿って、例えば、あばら筋13と同一の間隔で、これら上端梁主筋11の間に、上部巾止め金具30を取り付ける。これにより、左右のシングル配筋枠10L、10Rの上端部分の間隔を一定に保持する。
このようにして、一定の間隔で位置決めされた左右のシングル配筋枠10L、10Rを、不図示の立ち上がり止め金具、立ち上がり止め筋などを用いて、垂直に起立した状態に保持する。これにより、一定の間隔で2枚のシングル配筋枠10L、10Rが垂直に起立した状態に配置されたダブル配筋構造が得られる。下部巾止め金具20および上部巾止め金具30は埋め殺しとされる。なお、上部巾止め金具30をあばら筋13よりも広い間隔で取り付け、別途、巾止め筋を例えばあばら筋と同一間隔で配置して、上部巾止め金具30を取り外して、繰り返し使用することも可能である。
また、上記の組み付け作業は、ベース筋(スラブ筋)6の上に最初に下部巾止め金具20を配置して、2枚のシングル配筋枠10L、10Rを組み付けている。この代わりに、ベース筋(スラブ筋)6の外において2枚のシングル配筋枠10L、10Rに対して所定の間隔で下部巾止め金具20を組み付けた後に、これらをベース筋(スラブ筋)6の上の所定の箇所に設置してもよい。また、ベース筋(スラブ筋)6の上において、2枚のシングル配筋枠10L、10Rに所定の間隔で下部巾止め金具20を組み付けた後に、所定の位置に、これらを配置してもよい。
次に、図3(a)、(b)は下部巾止め金具20の一例を示す説明図および断面図である。この図に示す下部巾止め金具20においては、板状本体部21の左右の端部を一定の長さで上方に直角に折り曲げることで左右の外側起立片23L、23Rが形成されている。また、左右の内側起立片24L、24Rは、板状本体部21の左右の端部を一定幅で細長いコの字状に切り起こすことにより形成されている。左右の円弧状突出部26L、26Rは、左右の内側起立片24L、24Rの一部を切り起こすことにより、あるいは押し出
すことにより形成されている。
ここで、図3(c)に示す下部巾止め金具20Aのように、外側起立片23L、23Rを板状本体部21の左右の端部を切り起こすことにより形成し、内側起立片24L、24Rを板状本体部21の左右の端部を折り曲げることにより形成しても良いことは勿論である。また、下部巾止め金具20としては、各種の形態のものを用いることができ、その左右の端部に、上側からシングル配筋枠の下端梁主筋をはめ込み固定できる構造のものであればよい。
図4は上部巾止め金具30の各例を示す説明図である。図に示す上部巾止め金具30A、30Bは、例えば異形鉄筋を折り曲げ加工して形成した上部巾止め筋である。上部巾止め金具30Cは、両端に上端梁主筋を差込み固定可能な主筋差込溝が形成されている構造のものである。各種の形態の上部巾止め金具を用いることが可能である。
図5は基礎梁1の立ち上がり部分3におけるダブル配筋構造の別の例を示す説明図である。図5(a)に示すダブル配筋構造では、左右のシングル配筋枠10L、10Rは同一構造であり、それらのあばら筋13が外側に位置するように左右対称に配置されている。左右の下端梁主筋12の位置に対応するように、下部巾止め金具20Bの左右の主筋差込溝25L、25Rが形成されている。
図5(b)に示すダブル配筋構造では、左右のシングル配筋枠が異なる構造をしている。一方のシングル配筋枠100Lは、2本の上端梁主筋11a、11bと1本の下端梁主筋12と、これらの間に架け渡したあばら筋13とを備えている。上端梁主筋11a、11bは、上下に所定の間隔を開けて配置されている。これに対して、他方のシングル配筋枠100Rは前述したシングル配筋枠10と同様であり、1本の上端梁主筋11と1本の下端梁主筋12と、これらの間に架け渡したあばら筋13とを備えている。これらのシングル配筋枠100L、100Rが、例えば、あばら筋13が外側に位置するように配置される。あばら筋13が内側に位置するように配置することもできる。また、この場合には、例えば、下側の上端梁主筋11bと、他方のシングル配筋枠100Rの上端梁主筋11との間に上部巾止め金具30が掛け渡される。なお、シングル配筋枠100L、100Rにおいて、各鉄筋の交差部は溶接によって固定されており、それらの溶接強度は鉄筋母材の規格降伏点強度よりも大きな強度としてある。
1 基礎梁
2 ベース部分(スラブ部分)
3 立ち上がり部分
4 縦筋
5 横筋
6 ベース筋(スラブ筋)
10、10L、10R、100L、100R シングル配筋枠
11、11a、11b 上端梁主筋
12 下端梁主筋
13 あばら筋
20、20A、20B 下部巾止め金具
21 板状本体部
22L、22R 端部
23L、23R 外側起立片
24L、24R 内側起立片
25L、25R 主筋差込溝
26L、26R 円弧状突出部
30、30A、30B 上部巾止め金具
31 本体部分
32L、32R フック

Claims (7)

  1. 鉄筋コンクリート製の基礎梁用のシングル配筋枠を用いてダブル配筋構造を構築する鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法であって、
    前記シングル配筋枠として、平行に延びる上端梁主筋および下端梁主筋と、これらの長さ方向に沿って所定の間隔で配置され、両端部が前記上端梁主筋および前記下端梁主筋のそれぞれに対して、鉄筋母材の規格降伏点強度以上の溶接強度で溶接されているあばら筋とを備えたものを、工場生産して前記鉄筋コンクリート製の基礎梁の設置場所に搬入し、
    前記設置場所において、2枚の前記シングル配筋枠の前記下端梁主筋の長さ方向に沿って所定の間隔で、これら下端梁主筋に対して下部巾止め金具を組み付けて、前記シングル配筋枠の下端部分を一定の間隔に保持し、
    前記下部巾止め金具として、その両側の端部に、前記シングル配筋枠の下端梁主筋を差込固定可能な主筋差込部を備えたものを使用し、
    前記下部巾止め金具を組み付けた2枚の前記シングル配筋枠のそれぞれの前記上端梁主筋の長さ方向に沿って所定の間隔で、これら上端梁主筋の間に上部巾止め金具を取り付けて、前記シングル配筋枠の上端部分の間隔を一定に保持することを特徴とする鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法。
  2. 請求項1において、
    2枚の前記シングル配筋枠の前記下端梁主筋を前記下部巾止め金具の前記主筋差込部に差込固定する組み付け作業を、前記基礎梁の設置場所に敷設したスラブ筋の外において行うか、あるいは、前記スラブ筋の上において行う鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記下部巾止め金具は、
    板状本体部と、
    前記板状本体部の両側の端部のそれぞれにおいて、一定の間隔で前記板状本体部から上方に起立している外側起立片および内側起立片と、
    前記端部のそれぞれにおいて、前記外側起立片および前記内側起立片の間に形成された前記主筋差込部と、
    を備えている鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法。
  4. 請求項3において、
    前記外側起立片および前記内側起立片における相互に対峙する平行な対峙面のうちの少なくとも一方に、他方の対峙面に向かって突出した突出部を形成しておき、
    前記突出部を押し広げながら当該突出部を乗り越えて前記下端梁主筋を前記主筋差込部に差し込む鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法。
  5. 請求項3または4のうちのいずれか一つの項において、
    前記外側起立片および前記内側起立片の一方は、前記板状本体部の前記端部を折り曲げることにより形成され、他方は、前記端部の一部を切り起こすことにより形成されている鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法。
  6. 鉄筋コンクリート製の基礎梁用のシングル配筋枠を2枚用いて構成される鉄筋コンクリート製の基礎梁のダブル配筋構造であって、
    第1上端梁主筋および第1下端梁主筋と、これら第1上端梁主筋および第1下端梁主筋の長さ方向に沿って所定の間隔で配置され、両端部が前記第1上端梁主筋および前記第1下端梁主筋に対して鉄筋母材の規格降伏点強度よりも大きな溶接強度で溶接されている第1あばら筋とを備えた第1シングル配筋枠と、
    第2上端梁主筋および第2下端梁主筋と、これら第2上端梁主筋および第2下端梁主筋の長さ方向に沿って所定の間隔で配置され、両端部が前記第2上端梁主筋および前記第2下端梁主筋に対して鉄筋母材の規格降伏点強度よりも大きな溶接強度で溶接されている第2あばら筋とを備えた第2シングル配筋枠と、
    前記第1下端梁主筋および前記第2下端梁主筋の長さ方向に所定の間隔で取り付けられ、これら第1下端梁主筋および第2下端梁主筋との間を一定の間隔に保持している下部巾止め金具と、
    を有しており、
    前記下部巾止め金具は、その一方の端に、前記第1下端梁主筋が上側から差込固定されている第1主筋差込部を備え、その他方の端に、前記第2下端梁主筋が上側から差込固定されている第2主筋差込部を備えていることを特徴とする鉄筋コンクリート製の基礎梁のダブル配筋構造。
  7. 請求項6において、
    前記下部巾止め金具は、
    板状本体部と、
    前記板状本体部の両側の端部のそれぞれにおいて、一定の間隔で前記板状本体部から上方に起立している外側起立片および内側起立片と、
    前記端部のそれぞれにおいて、前記外側起立片および前記内側起立片の間に形成された前記第1主筋差込部および前記第2主筋差込部と、
    を備えている鉄筋コンクリート製の基礎梁のダブル配筋構造。
JP2015217127A 2015-11-04 2015-11-04 鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法 Pending JP2017089141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015217127A JP2017089141A (ja) 2015-11-04 2015-11-04 鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015217127A JP2017089141A (ja) 2015-11-04 2015-11-04 鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017089141A true JP2017089141A (ja) 2017-05-25

Family

ID=58769225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015217127A Pending JP2017089141A (ja) 2015-11-04 2015-11-04 鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017089141A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019232985A1 (zh) * 2018-06-05 2019-12-12 苏交科集团检测认证有限公司 一种新型箍筋卡箍

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019232985A1 (zh) * 2018-06-05 2019-12-12 苏交科集团检测认证有限公司 一种新型箍筋卡箍

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101568194B1 (ko) Pc부재 연결방법 및 이를 이용하여 시공된 pc구조물
US20060188336A1 (en) Adjustable support bracket for concrete reinforcing bars
KR101222648B1 (ko) 건축물의 금속 패널 지붕 시스템 및 그 시공방법
KR100850862B1 (ko) 건물의 벽체 패널 설치용 프레임 구조체를 사용한 벽체 패널 설치 장치
US10017942B2 (en) Rebar wall set-up bar
EP2395168B1 (en) Method for manufacturing a frame, assembly and upright
KR102054364B1 (ko) 측판 분할형 선조립 경량 거푸집
JP2017515997A (ja) 帯鉄筋固定具、ワンタッチ締め付け式帯鉄筋及び帯鉄筋固定具により帯鉄筋が係合された鉄筋コンクリート部材
KR102299680B1 (ko) 갭 마감용 거푸집
KR102079776B1 (ko) 다중 록킹존 형성을 통한 벽돌벽체 내진보강 장치 및 그 시공 방법
KR20110040493A (ko) 철근콘크리트 영구 거푸집
KR101571468B1 (ko) 단열성과 강성이 우수한 커튼월 및 그 설치방법
KR101447360B1 (ko) 결합 채널을 이용한 에이엘씨 패널 횡벽 설치방법
JP2017089141A (ja) 鉄筋コンクリート製の基礎梁の配筋方法
JP6589290B2 (ja) デッキ合成床構造
NZ577139A (en) Spacing member for a building panel
KR101789684B1 (ko) 건축 벽체용 지지구
KR20110019188A (ko) 슬래브 구축용 결합구조
KR20190106435A (ko) 철근 구조물 고정장치
KR102137171B1 (ko) 보 거푸집 간격유지구용 사이드타이
KR101880343B1 (ko) 래티스 철근이 구비된 전단보강형 벽체 철근 조립체 및 이를 이용한 벽체 철근 모듈
JPH07292864A (ja) 鉄筋用スペーサ
JP5339832B2 (ja) ベタ基礎外周立上り部の型枠取付け金物
JP6842665B2 (ja) 鉄筋コンクリート造基礎梁の配筋方法およびシングル配筋ユニット
JP2009275475A (ja) アンカーボルトによる支柱の立設工法及びアンカーボルトベンダー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201006