JP4223270B2 - 昇圧回路およびそれを内蔵した不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

昇圧回路およびそれを内蔵した不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性半導体記憶装置に内蔵され、動作モードに応じて電圧レベルが異なる正の高電圧や負の高電圧を発生する昇圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
フラッシュEEPROMなどの不揮発性半導体記憶装置では、読み出し、消去や書き込みモードに応じて電圧レベルおよび電流能力が異なる、電源電圧よりも高い正の高電圧や、接地電位よりも低い負の高電圧をメモリセルアレイトランジスタに印加する必要がある。近年では、システムの小型化や、電源電圧の低電圧化、省電力化などの要求により、不揮発性半導体記憶装置に高電圧を発生する昇圧回路を内蔵させ、かつ昇圧回路の昇圧効率を向上させることが望まれている。
【0003】
また、電圧レベルおよび電流能力が異なる正の高電圧や負の高電圧を1つの昇圧回路で発生させるために、直列に接続された複数段のチャージポンプ回路を設け、その段数を切り換えることで対応している。
【0004】
図9は、従来の昇圧回路として、電圧レベルが異なる負の高電圧を発生する負昇圧回路の構成例を示す回路図である。図9において、11、12、13、14は、閾値相殺方式のチャージポンプ回路(PUMP1、PUMP2、PUMP3、PUMP4)で、クロック信号CLK3、CLK2のハイレベル電源電圧VDD、ローレベルを接地電位VSS(=0V)とすると、それぞれ、入力電圧を−VDDだけ負に昇圧して出力する。なお、他のクロック信号CLK1、CLK4もCLK3、CLK2と同じ振幅を有する。チャージポンプ回路11の入力電圧は0Vであるので、出力電圧は−VDDとなり、この電圧−VDDが入力されるチャージポンプ回路12の出力電圧は−2VDDとなる。よって、2段のチャージポンプ回路11、12により、0Vから−2VDDの負の高電圧が発生される。また、2段のチャージポンプ回路13、14により、入力電圧が−2VDDだけ負に昇圧される。なお、閾値相殺方式のチャージポンプ回路11〜14の詳細については後ほど説明する。
【0005】
60はチャージポンプ回路の段数切換回路である。段数切換回路60に入力される段数切換制御信号SWHONが論理ローレベルである(段数切換回路60が非活性化状態にある)場合、これを受けて、レベルシフト回路LS1が、NチャネルMOSトランジスタTn1をオフし、NチャネルMOSトランジスタTn2をオンにする。これにより、2段のチャージポンプ回路11、12と2段のチャージポンプ回路13、14とが並列に接続され、2段のチャージポンプ回路11、12の出力電圧−2VDDは、逆流防止用にダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタTp1を介して、また2段のチャージポンプ回路13、14の出力電圧−2VDDは、逆流防止用にダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタTp2を介して、負電圧VNNとして第1の負電圧VNN1(=−2VDD)が出力される(経路▲1▼)。
【0006】
一方、段数切換制御信号SWHONが論理ハイレベル(段数切換回路60が活性化状態にある)である場合、これを受けて、レベルシフト回路LS1が、NチャネルMOSトランジスタTn1をオンし、NチャネルMOSトランジスタTn2をオフにする。これにより、2段のチャージポンプ回路11、12と2段のチャージポンプ回路13、14とが直列に接続され、2段のチャージポンプ回路11、12の出力電圧−2VDDが、電圧整流用にダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタTp3、NチャネルMOSトランジスタTn1を介して、チャージポンプ回路13に供給され、2段のチャージポンプ回路13、14により−4VDDにまで昇圧され、逆流防止用にダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタTp2を介して、負電圧VNNとして第2の負電圧VNN2(=−4VDD)が出力される(経路▲2▼)。なお、この場合、逆流防止用にダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタTp1は、逆バイアス状態となるため、オフ状態にある。
【0007】
このようにして、段数切換回路60により、電圧レベルが異なる2つの負の高電圧が、同一の負昇圧回路で発生される。なお、Cp1は出力の平滑用キャパシタである。
【0008】
従来では、段数切換回路60において、レベルシフト回路LS1の電源電圧VEEがポンピング動作により振れることを抑制するために、電源電圧の整流用にダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタTp3と平滑用キャパシタCp2とを設けていた。
【0009】
次に、図9に示す2段のチャージポンプ回路11、12の構成および動作について、図10および図11を参照して説明する。
【0010】
図10は、2段のチャージポンプ回路11、12の内部構成を示す回路図で、図11は、2段のチャージポンプ回路11、12に供給される4つのクロック信号CLK1、CLK2、CLK3、CLK4のタイミングチャートである。
【0011】
図10において、接地電位と出力VOUTとの間に、電荷転送用のPチャネルMOSトランジスタ(以降、電荷転送用トランジスタと称する)Tp5、Tp7が、その電流通路が直列になるように接続される。これら電荷転送用トランジスタTp5とTp7の接続ノードN5、および出力ノードN7にそれぞれキャパシタCp4、Cp6の一方の電極が接続される。キャパシタCp4、Cp6の他方の電極には、それぞれ、電源電圧VDDの振幅を有するクロック信号CLK3、CLK2が供給される。電荷転送用トランジスタTp5、Tp7の各ゲートに、キャパシタCp3、Cp5それぞれの一方の電極が接続され、キャパシタCp3、Cp5の他方の電極には、それぞれ、電源電圧VDDの振幅を有するクロック信号CLK1、CLK3が供給される。
【0012】
また、電荷転送用トランジスタTp5、Tp7それぞれのゲートとドレイン間には、閾値相殺用のPチャネルMOSトランジスタ(以降、閾値相殺用トランジスタと称する)Tp4、Tp6の電流通路が接続される。これら閾値相殺用トランジスタTp4、Tp6の各ゲートは、電荷転送用トランジスタTp5、Tp7の各ソース(ノードN5、N7)に接続される。閾値相殺用トランジスタTp4、Tp6は、それぞれ、ダイオードとして動作する電荷転送用トランジスタTp5、Tp6の閾値電圧を相殺(補償)するために設けられている。
【0013】
次に、このように構成された2段のチャージポンプ回路11、12の昇圧動作について、図11のタイミングチャートを参照して説明する。
【0014】
まず、図11の時点t1で、クロック信号CLK4が0VからVDDに立ち上がる。これによって、キャパシタCp5とのカップリングによりノードN6の電圧レベルが上がる。また、電荷転送用トランジスタTp7がオフして、ノードN7はフローティング状態となる。
【0015】
次に、時点t2で、クロック信号CLK2がVDDから0Vに立ち下がる。これによって、キャパシタCp6とのカップリングによりノードN7の電圧レベル(V7)が下がる。また、閾値相殺用トランジスタTp6がオンして、ノードN5とノードN6の電圧レベルは同じになる。
【0016】
次に、時点t3で、クロック信号CLK3が0VからVDDに立ち上がる。これによって、キャパシタCp4とのカップリングによりノードN5の電圧レベル(V5)が上がる。また、閾値相殺用トランジスタTp4がオフして、ノードN4はフローティング状態となる。
【0017】
次に、時点t4で、クロック信号CLK1がVDDから0Vに立ち下がる。これによって、キャパシタCp3とのカップリングによりノードN4の電圧レベルが下がる。また、電荷転送用トランジスタTp5がオンして、ノードN5から接地電位へと電流が流れ込み、ノードN5の電圧レベルV5が下がる。
【0018】
次に、時点t5で、クロック信号CLK1が0VからVDDに立ち上がる。これによって、キャパシタCp3とのカップリングによりノードN4の電圧レベルが上がる。また、電荷転送用トランジスタTp5がオフして、ノードN5はフローティング状態となる。
【0019】
次に、時点t6で、クロック信号CLK3がVDDから0Vに立ち下がる。これによって、キャパシタCp4とのカップリングによりノードN5の電圧レベルV5が下がる。また、閾値相殺用トランジスタTp4がオンして、ノードN4は接地電位(0V)となる。
【0020】
次に、時点t7で、クロック信号CLK2が0VからVDDに立ち上がる。これによって、キャパシタCp6とのカップリングによりノードN7の電圧レベルV7が上がる(V5<V7)。また、閾値相殺用トランジスタTp6がオフして、ノードN6はフローティング状態となる。
【0021】
次に、時点t8で、クロック信号CLK4がVDDから0Vに立ち下がる。これによって、キャパシタCp5とのカップリングによりノードN6の電圧レベルが下がる。また、電荷転送用トランジスタTp7がオンして、時点t7におけるV5<V7なる関係から、ノードN7からノードN5へと電流が流れ込み、ノードN7の電圧レベルV7が下がる。
【0022】
このようにして、最終的に、ノードN5は、電荷転送用トランジスタTp5を介して接地電位に電流が流れ込むことで、その電圧レベルが−VDDにまで下がり、ノードN7は、電荷転送用トランジスタTp7を介してノードN5に電流が流れ込むことによって、その電圧レベルが−2VDDにまで下がり、出力電圧VOUTとして−2VDDの負の高電圧が発生する。
【0023】
以上が、2段のチャージポンプ回路11、12により、負の高電圧−2VDDが得られる原理である。
【0024】
【特許文献1】
特開平7−111095号公報 (第3頁、図7)
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、図4に示すように、段数切換回路60において、レベルシフト回路LS1の電源電圧VEEがポンピング動作により振れることを抑制するために、電源電圧VEEの整流用にダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタTp3と平滑用キャパシタCp2とを設けていた。
【0026】
このため、2段のチャージポンプ回路11、12と2段のチャージポンプ回路13、14とが直列に接続される経路▲2▼によって第2の負電圧VNN2を発生させる場合、段数切換回路60内のダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタTp3の閾値電圧Vth分、出力端子における昇圧電流能力の低下が発生し、昇圧効率が低下する。この昇圧効率の低下を抑制するためには、PチャネルMOSトランジスタTp3のサイズを大きくして、その閾値電圧Vthを小さくする必要があり、これによりチップ面積が増大してしまう。
【0027】
また、平滑用キャパシタCp2を用いることにより、PチャネルMOSトランジスタTp3のオン抵抗値と平滑用キャパシタCp2の容量値からなる時定数により、第2の負電圧VNN2に到達するまでの時間が長くなる。
【0028】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、チップ面積を増大することなく昇圧効率を向上させ、電圧レベルおよび電流能力が異なる所望の昇圧電圧までの到達時間を短縮した昇圧回路、およびかかる昇圧回路を内蔵した不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る第1の昇圧回路は、キャパシタを介して入力されるクロック信号に同期して電荷転送用トランジスタを介して電荷が移動して所定電位に対する昇圧電圧を発生するチャージポンプ回路を有する昇圧回路であって、チャージポンプ回路をn段(nは2以上の整数)直列に接続して成る第1のチャージポンプ回路群(PUMP1、PUMP2)と、チャージポンプ回路をm段(mは2以上の整数)直列に接続して成る第2のチャージポンプ回路群(PUMP3、PUMP4)と、段数切換制御信号(SWHON)に応じて、第1のチャージポンプ回路群と第2のチャージポンプ回路群とが直列に接続されて、第2のチャージポンプ回路群が第1の昇圧電圧を出力し、または第1のチャージポンプ回路群と第2のチャージポンプ回路群とが並列に接続されて、第1および第2のチャージポンプ回路群が第2の昇圧電圧を出力するよう、第1のチャージポンプ回路群の出力端子と第2のチャージポンプ回路群の入力端子との間を接続状態または非接続状態に切り換える段数切換回路(SW回路)とを備え、段数切換回路は、第1のチャージポンプ回路群の出力端子と第2のチャージポンプ回路群の入力端子との間に電流通路が接続されたスイッチ用トランジスタと、一方の電極にチャージポンプ回路に入力されるクロック信号と同期したクロック信号が供給され、他方の電極がスイッチ用トランジスタのゲートに接続されたキャパシタとを含み、段数切換制御信号が第1の電圧レベル(電源電圧VDD)にある場合、供給されるクロック信号によりスイッチ用トランジスタを導通状態にし、前記段数切換回路自体を入力されるクロック信号に同期させることで1段のチャージポンプ回路と同等の働きをさせ、段数切換制御信号が第2の電圧レベル(接地電位0V)にある場合、スイッチ用トランジスタを遮断状態にすることを特徴とする。
【0030】
前記の目的を達成するため、本発明に係る第2の昇圧回路は、キャパシタを介して入力されるクロック信号に同期して電荷転送用トランジスタを介して電荷が移動して所定電位に対する昇圧電圧を発生するチャージポンプ回路を有する昇圧回路であって、チャージポンプ回路をn段(nは2以上の整数)直列に接続して成る第1のチャージポンプ回路群(PUMP1、PUMP2)と、チャージポンプ回路をm段(mは2以上の整数)直列に接続して成る第2のチャージポンプ回路群(PUMP3、PUMP4)と、第2のチャージポンプ回路群に直列に接続され、チャージポンプ回路をp段(pは2以上の整数)直列に接続して成り、第1または第2の昇圧電圧を出力する第3のチャージポンプ回路群(PUMP5、PUMP6)と、第1の段数切換制御信号(SWHON)に応じて、第1のチャージポンプ回路群の出力端子と第2のチャージポンプ回路群の入力端子との間を接続状態または非接続状態に切り換える第1の段数切換回路と、第1の段数切換制御信号に応じて、第2のチャージポンプ回路群に供給されるクロック信号を有効または無効にするゲート回路(AND回路)と、第1の段数切換制御信号の論理反転信号である第2の段数切換制御信号(/SWHON)に応じて、第1のチャージポンプ回路群の出力端子と第3のチャージポンプ回路群の入力端子との間を接続状態または非接続状態に切り換える第2の段数切換回路とを備え、第1の段数切換回路は、第1のチャージポンプ回路群の出力端子と第2のチャージポンプ回路群の入力端子との間に電流通路が接続された第1のスイッチ用トランジスタと、一方の電極にチャージポンプ回路に入力されるクロック信号と同期したクロック信号が供給され、他方の電極が第1のスイッチ用トランジスタのゲートに接続された第1のキャパシタとを含み、第1の段数切換制御信号が第1の電圧レベル(電源電圧VDD)にある場合、供給されるクロック信号により第1のスイッチ用トランジスタを導通状態にし、第1の段数切換制御信号が第2の電圧レベル(接地電位0V)にある場合、第1のスイッチ用トランジスタを遮断状態にし、第2の段数切換回路は、第1のチャージポンプ回路群の出力端子と第3のチャージポンプ回路群の入力端子との間に電流通路が接続された第2のスイッチ用トランジスタと、一方の電極にチャージポンプ回路に入力されるクロック信号と同期したクロック信号が供給され、他方の電極が第2のスイッチ用トランジスタのゲートに接続された第2のキャパシタとを含み、第2の段数切換制御信号が第1の電圧レベルにある場合、供給されるクロック信号により第2のスイッチ用トランジスタを導通状態にし、第2の段数切換制御信号が第2の電圧レベルにある場合、第2のスイッチ用トランジスタを遮断状態にすることを特徴とする。
【0031】
上記第1および第2の昇圧回路の構成によれば、段数切換回路に、チャージポンプ回路用の4相クロックを用いることで、トランジスタのサイズもチャージポンプ回路のトランジスタと同等のサイズまで縮小することができるため、トランジスタの個数は増大するがトータル的な面積は同等または縮小される。さらに、チャージポンプ回路用の4相クロックに同期してスイッチ用トランジスタを導通状態および遮断状態にするので、逆流を防止して、前段のチャージポンプ回路の電位が絶対値的に高い電位のみを次段のチャージポンプ回路に伝達することができ、かつ、前段のチャージポンプ回路の電荷を次段のチャージポンプ回路に効率よく伝達することができる。
【0035】
第2の昇圧回路において、段数切換回路は、段数切換制御信号が第1の電圧レベルにある場合、段数切換回路自体を入力されるクロック信号に同期させることで1段のチャージポンプ回路と同等の働きをさせることが好ましい。
【0036】
この構成によれば、段数切換回路が活性化状態にある場合は、段数切換回路自体が1段のチャージポンプ回路として機能するので、従来の回路構成に比べて、チャージポンプ回路の個数をスイッチ用トランジスタの数だけ削減することができ、チップ面積を縮小できる。
【0038】
また、第1および第2の昇圧回路において、段数切換回路は、段数切換制御信号に応じて、供給されるクロック信号を有効または無効にするゲート回路を含むことが好ましい。
【0039】
また、第1の昇圧回路は、第1のチャージポンプ回路群の出力端子と昇圧回路の出力端子との間に接続された第1の逆流防止用トランジスタと、第2のチャージポンプ回路群の出力端子と昇圧回路の出力端子との間に接続された第2の逆流防止用トランジスタとを備えることが好ましい。
【0040】
また、第2の昇圧回路は、第3のチャージポンプ回路群の出力端子と昇圧回路の出力端子との間に接続された逆流防止用トランジスタを備えることが好ましい。
【0041】
また、第1または第2の昇圧回路は、昇圧回路の出力端子に接続された平滑用キャパシタを備えることが好ましい。
【0042】
また、第1の昇圧回路において、第1および第2のチャージポンプ回路群は、2段のチャージポンプ回路を直列接続して成り、2段のチャージポンプ回路に供給されるクロック信号はそれぞれ位相が異なる4種類のクロック信号から成る。
【0043】
また、第2の昇圧回路において、第1、第2および第3のチャージポンプ回路群は、2段のチャージポンプ回路を直列接続して成り、2段のチャージポンプ回路に供給されるクロック信号はそれぞれ位相が異なる4種類のクロック信号から成る。
【0044】
また、第1または第2の昇圧回路において、チャージポンプ回路は、チャージポンプ回路の入力端子と出力端子との間に電流通路が接続された電荷転送用トランジスタと、入力端子と電荷電荷転送用トランジスタのゲートに電流通路が接続された閾値相殺用トランジスタと、一方の電極に電荷転送用トランジスタのゲートが接続され、他方の電極にクロック信号が供給される第1のカップリング用キャパシタと、一方の電極に閾値相殺用トランジスタのゲートが接続され、他方の電極にクロック信号が供給される第2のカップリング用キャパシタとを含む。
【0045】
また、第1または第2の昇圧回路において、チャージポンプ回路および段数切換回路を構成するトランジスタはNチャネルMOSトランジスタであり、昇圧回路は、昇圧された正電圧を出力する。
【0046】
また、第または第2昇圧回路において、チャージポンプ回路および段数切換回路を構成するトランジスタはPチャネルMOSトランジスタであり、昇圧回路は、昇圧された負電圧を出力する。
【0047】
前記の目的を達成するため、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1または第2の昇圧回路のいずれかと、昇圧回路からの昇圧電圧が供給される不揮発性メモリセルアレイと、メモリの動作モードに応じて、段数切換制御信号の電圧レベルを第1または第2の電圧レベルに切り換える段数切換制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0049】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る昇圧回路として、電圧レベルが異なる負の高電圧を発生する負昇圧回路の構成例を示す回路ブロック図である。なお、図1において、図9に示す従来例と同じ構成および機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0050】
本実施形態が従来例と異なるのは、段数切換回路(SW回路)20の構成にある。以下では主に、段数切換回路20の構成および動作について説明する。
【0051】
図1において、段数切換回路20は、段数切換制御信号SWHONが論理ローレベルである場合に非活性化されて、負昇圧回路は、2段のチャージポンプ回路11、12と2段のチャージポンプ回路13、14とが並列に接続された構成となる。一方、段数切換回路20は、段数切換制御信号SWHONが論理ハイレベルである場合に活性化されて、2段のチャージポンプ回路11、12と2段のチャージポンプ回路13、14とが直列に接続された構成となる。これは、従来例と同じである。
【0052】
しかし、本実施形態の段数切換回路20が、従来例と異なるのは、クロック信号CLK1、CLK3、および出力電圧VNNが供給されている点にある。
【0053】
図2は、図1に示す段数切換回路20の一つの内部構成例を、段数切換回路20aとして示す回路図である。図2において、Tp11〜Tp16はPチャネルMOSトランジスタ、Cp9、Cp10はそれぞれクロックCLK3、CLK1によりポンピングされるキャパシタ、LS2は、段数切換制御信号SWHONの電圧レベルを正の電源電圧VDDから負の電源電圧VNNへとシフトするレベルシフト回路、AND5、AND6は、段数切換回路20aに入力されるクロック信号CLK1、CLK3を有効または無効にするアンド回路、INV2は、段数切換制御信号SWHONによりPチャネルMOSトランジスタTp12〜Tp15の基板電圧を切り換えるインバータ回路である。
【0054】
次に、このように構成された段数切換回路20aの動作について説明する。
【0055】
まず、段数切換回路20aが活性化状態にある場合(SWHONが論理ハイレベル(VDD)である場合)、PチャネルMOSトランジスタTp14、Tp15のゲートには電源電圧VDDが印加されるので、PチャネルMOSトランジスタTp14、Tp15はオフ状態にある。また、アンド回路AND5、AND6により入力されるクロック信号CLK1とCLK3は有効になる。また、PチャネルMOSトランジスタTp12〜Tp15の基板には0Vが印加される。
【0056】
PチャネルMOSトランジスタTp11のゲートに、図11に示すクロック信号CLK1を印加して、PチャネルMOSトランジスタTp11を、入力端子SWINに接続された前段のチャージポンプ回路12(図1)の出力電圧よりも低い電圧でオン、それよりも高い電圧でオフさせる。これにより、入力端子SWINに接続された前段のチャージポンプ回路12により昇圧された電圧が、PチャネルMOSトランジスタTp11を介して、出力端子SWOUTに接続された次段のチャージポンプ回路13に昇圧能力を低下させることなく伝達される。
【0057】
一方、段数切換回路20aが非活性化状態にある場合(SWHONが論理ローレベル(0V)である場合)、PチャネルMOSトランジスタTp14、Tp15のゲートには接地電位(0V)が印加されるので、PチャネルMOSトランジスタTp14、Tp15はオン状態にある。また、アンド回路AND5、AND6により入力されるクロック信号CLK1とCLK3は無効になる。また、PチャネルMOSトランジスタTp12〜Tp15の基板には電源電圧VDDが印加される。
【0058】
PチャネルMOSトランジスタTp12のゲートには、PチャネルMOSトランジスタTp14を介して電源電圧VDDが印加され、またPチャネルMOSトランジスタTp11、Tp13のゲートには、PチャネルMOSトランジスタTp15を介して電源電圧VDDが印加される。これにより、PチャネルMOSトランジスタTp11、Tp12、Tp13はオフになり、入力端子SWINに接続された前段のチャージポンプ回路12により昇圧された電圧が、PチャネルMOSトランジスタTp11を介して、出力端子SWOUTに接続された次段のチャージポンプ回路13の入力端子に伝達されるのを防いでいる。
【0059】
さらに、PチャネルMOSトランジスタTp16のゲートには、レベルシフト回路LS2から負の昇圧電圧VNNが印加される。このため、PチャネルMOSトランジスタTp16はオンして、出力端子SWOUTには接地電位(0V)が出力され、次段のチャージポンプ回路13には接地電位(0V)が供給される。
【0060】
図3は、図1に示す段数切換回路20の他の内部構成例を、段数切換回路20bとして示す回路図である。図3において、Tp17〜20はPチャネルMOSトランジスタ、Cp11、Cp12はそれぞれクロックCLK1、CLK3によりポンピングされるキャパシタ、LS3は、段数切換制御信号SWHONの電圧レベルを正の電源電圧VDDから負の電源電圧VNNへとシフトするレベルシフト回路、AND7、AND8は、段数切換回路20bに入力されるクロック信号CLK1、CLK3を有効または無効にするアンド回路である。ここで、PチャネルMOSトランジスタ17〜20の基板は接地電位(0V)にある。
【0061】
次に、このように構成された段数切換回路20bの動作について説明する。
【0062】
まず、段数切換回路20bが活性化状態にある場合(SWHONが論理ハイレベルである場合)、PチャネルMOSトランジスタTp19、Tp20のゲートには、レベルシフト回路LS3から電源電圧VDDが印加される。このため、PチャネルMOSトランジスタTp19、Tp20はオフ状態となる。また、アンド回路AND7、AND8により、入力されるクロック信号CLK1、CLK3は有効になる。
【0063】
以上の状態で、段数切換回路20bは、図10に示す従来の閾値相殺方式のチャージポンプ回路の1段分と同じ構成になり同様に機能する。これにより、入力端子SWINに接続された前段のチャージポンプ回路12により昇圧された電圧がさらに1段分昇圧されて、出力端子SWOUTに接続された次段のチャージポンプ回路13に昇圧能力を低下させることなく伝達される。
【0064】
一方、段数切換回路20bが非活性化状態にある場合(SWHONが論理ローレベルである場合)、PチャネルMOSトランジスタTp19、Tp20のゲートには、レベルシフト回路LS3から負の昇圧電圧VNNが印加される。このため、PチャネルMOSトランジスタTp19、Tp20はオン状態となる。また、アンド回路AND7、AND8により、入力されるクロック信号CLK1、CLK3は無効になる。
【0065】
PチャネルMOSトランジスタTp17のゲートには、PチャネルMOSトランジスタTp20を介して接地電位(0V)が印加され、またPチャネルMOSトランジスタTp18のゲートには、PチャネルMOSトランジスタTp19を介して接地電位(0V)が印加される。これにより、PチャネルMOSトランジスタTp17、Tp18はオフになり、入力端子SWINに接続された前段のチャージポンプ回路12により昇圧された電圧が、PチャネルMOSトランジスタTp17を介して、出力端子SWOUTに接続された次段のチャージポンプ回路13の入力端子に伝達されるのを防いでいる。
【0066】
また、ノードN17はPチャネルMOSトランジスタTp19を介して接地電位(0V)となる。このため、出力端子SWOUTには接地電位(0V)が出力され、次段のチャージポンプ回路13には接地電位(0V)が供給される。
【0067】
図4は、図2に示す本実施形態の段数切換回路20aを用いた場合と、図9に示す従来の段数切換回路60を用いた場合における、電源電圧VDDに対する負昇圧回路(4段直列構成)の出力電圧VNNをプロットしたグラフである。この時のチャージポンプ回路の実行効率は90%としている(4段の場合、−0.9VDD×4が負昇圧回路の出力電圧VNNとなる)。なお、図4において、実線が本実施形態における電源電圧VDDに対する出力電圧VNNの変化を、破線が従来例における電源電圧VDDに対する出力電圧VNNの変化を示す。図4に示すように、本実施形態と従来例とを比較した場合、本実施形態の方が、出力電圧VNNが高くなっており、昇圧効率を向上させることができる。
【0068】
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る昇圧回路として、電圧レベルが異なる負の高電圧を発生する負昇圧回路の構成例を示す回路ブロック図である。本実施形態では、チャージポンプ回路を4段直列にする構成と、6段直列にする構成とを切り換える場合について説明する。
【0069】
図5において、2段のチャージポンプ回路31、32と、2段のチャージポンプ回路33、34と、2段のチャージポンプ回路35、36は、それぞれ、図10に示す2段のチャージポンプ回路11、12と同じ構成である。
【0070】
AND1〜AND4は、それぞれ、2段のチャージポンプ回路33、34に入力されるクロック信号CLK1〜CLK4を有効または無効にするアンド回路、Tp21は逆流防止用にダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタ、Cp13は出力平滑用キャパシタである。
【0071】
20−1、20−2はチャージポンプ回路の段数を切り換えるための段数切換回路であり、図2または図3に示す構成をとる。
【0072】
次に、以上のように構成された負昇圧回路の動作について説明する。
【0073】
まず、段数切換回路20−1が活性化状態にあり(SWHONが論理ハイレベルであり)、かつ、段数切換回路20−2が非活性化状態にある(/SWHONが論理ローレベルである)場合、6段のチャージポンプ回路31〜36が直列に接続された構成となる。
【0074】
一方、段数切換回路20−1が非活性化状態にあり(SWHONが論理ハイレベルであり)、かつ、段数切換回路20−2が活性化状態にある(/SWHONが論理ハイレベルである)場合は、2段のチャージポンプ回路33、34に入力されるクロック信号CLK1〜CLK4はそれぞれアンド回路AND1〜AND4により無効にされ、2段のチャージポンプ回路33、34の昇圧動作が停止され、4段のチャージポンプ回路31、32、35、36が直列に接続された構成となる。
【0075】
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る昇圧回路として、電圧レベルが異なる負の高電圧を発生する負昇圧回路の構成例を示す回路ブロック図である。なお、図6において、図9に示す従来例と同じ構成および機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0076】
本実施形態が従来例と異なるのは、段数切換回路(SW回路)80の構成にある。以下では主に、段数切換回路80の構成および動作について説明する。
【0077】
図6において、段数切換回路80は、PチャネルMOSトランジスタTp22、Tp23と、負のレベルシフト回路LS4とで構成される。ここで、レベルシフト回路LS4には、電源電圧として負昇圧回路の出力電圧VNNが供給される。
【0078】
次に、このように構成された段数切換回路80の動作について説明する。
【0079】
まず、段数切換回路80が活性化状態にある(SWHONが論理ハイレベルである)場合、PチャネルMOSトランジスタTp22のゲートには、負のレベルシフト回路LS4の反転出力電圧である、負昇圧回路の出力電圧VNNが印加される。PチャネルMOSトランジスタTp22のソース電圧とドレイン電圧はゲート電圧よりも閾値以上高いので、PチャネルMOSトランジスタTp22はオン状態になる。一方、PチャネルMOSトランジスタTp23のゲートには、負のレベルシフト回路LS4の正転出力電圧である電源電圧VDDが印加される。PチャネルMOSトランジスタTp23のソース電圧とドレイン電圧はゲート電圧よりも閾値以上低いので、PチャネルMOSトランジスタTp23はオフ状態になる。この結果、段数切換回路80の前段のチャージポンプ回路12により昇圧された電圧を低下させることなく、段数切換回路80を介して、次段のチャージポンプ回路13に供給できる。
【0080】
一方、段数切換回路80が非活性化状態にある(SWHONが論理ローレベルである)場合は、PチャネルトランジスタTp22のゲートには、負のレベルシフト回路LS4の反転出力電圧である電源電圧VDDが印加されるので、PチャネルトランジスタTp22はオフ状態となる。これによって、段数切換回路80の前段のチャージポンプ回路12により昇圧された電圧が、段数切換回路80を介して、次段のチャージポンプ回路13に供給されるのを防いでいる。
【0081】
さらに、PチャネルMOSトランジスタTp23のゲートには、負のレベルシフト回路LS4の正転出力電圧である、負昇圧回路の出力電圧VNNが印加されるので、PチャネルMOSトランジスタTp23はオン状態となる。これによって、次段のチャージポンプ回路13には接地電位(0V)が供給される。
【0082】
なお、上記第1から第3の実施形態では、負昇圧回路について例示および説明したが、本発明は正昇圧回路にも適用可能である。この場合、負昇圧回路を構成する全てのPチャネルMOSトランジスタをNチャネルMOSトランジスタに置き換え、基板の制御を逆流しないように接続し直し、負のレベルシフト回路を正のレベルシフト回路に置き換え、かつ、クロック信号CLK1〜CLK4を図7のようなタイミングで入力することで、段数切換回路を有する正昇圧回路が構成できる。
【0083】
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、第1から第3の実施形態のいずれか、またはそれらの組合せによる昇圧回路を内蔵する。
【0084】
図8において、90は発振回路、91は段数切換回路を有する昇圧回路、92は段数切換制御回路、93はメモリである。
【0085】
次に、このように構成された不揮発性半導体記憶装置の動作について説明する。
【0086】
まず、段数切換制御回路92からの段数切換制御信号SWHON(/SWHON)に応じて、段数切換回路を有する昇圧回路91が、発振回路90で発生されるクロック信号CLK1〜CLK4に同期して動作し、昇圧電圧VNNが生成されてメモリ93に供給される。
【0087】
メモリ93に供給される昇圧電圧VNNは段数切換制御回路92により可変され、例えば、メモリ読み出し時のように昇圧電圧は低いが大きな電流能力を必要とする場合と、メモリ書き込み時のように昇圧電圧は高いが小さな電流能力しか必要としない場合とで、メモリ93に供給する昇圧電圧を切り換えることが可能である。このように用途に応じて、1つの昇圧回路で多種類の昇圧電圧を効率よく生成でき、それをメモリ93に供給することが出来る。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、チップ面積を増大することなく昇圧効率を向上させ、電圧レベルおよび電流能力が異なる所望の昇圧電圧までの到達時間を短縮した昇圧回路、およびかかる昇圧回路を内蔵した不揮発性半導体記憶装置を実現することが可能になる、という格別な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る昇圧回路として、負の高電圧を発生する負昇圧回路の構成例を示す回路ブロック図
【図2】 図1に示す段数切換回路20の一つの内部構成例を、段数切換回路20aとして示す回路図
【図3】 図1に示す段数切換回路20の他の内部構成例を、段数切換回路20bとして示す回路図
【図4】 第1の実施形態の段数切換回路を用いた場合と、従来の段数切換回路を用いた場合における、電源電圧VDDに対する負昇圧回路(4段直列構成)の出力電圧VNNをプロットしたグラフ
【図5】 本発明の第2の実施形態に係る昇圧回路として、負の高電圧を発生する負昇圧回路の構成例を示す回路ブロック図
【図6】 本発明の第3の実施形態に係る昇圧回路として、負の高電圧を発生する負昇圧回路の構成例を示す回路ブロック図
【図7】 本発明の各実施形態による負昇圧回路を、正の高電圧を発生する正昇圧回路として動作させるためのクロック信号CLK1〜CLK4のタイミングチャート
【図8】 本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成例を示すブロック図
【図9】 従来の昇圧回路として、負の高電圧を発生する負昇圧回路の構成例を示す回路ブロック図
【図10】 従来および本発明の各実施形態における閾値相殺方式の2段チャージポンプ回路の内部構成を示す回路図
【図11】 図10に示す2段チャージポンプ回路に供給されるクロック信号CLK1〜CLK4のタイミングチャート
【符号の説明】
11〜14、31〜36 閾値相殺方式のチャージポンプ回路
20、20a、20b、20−1、20−2、80 段数切換回路
91 発振回路
92 昇圧回路
93 段数切換制御回路
94 メモリ

Claims (15)

  1. キャパシタを介して入力されるクロック信号に同期して電荷転送用トランジスタを介して電荷が移動して所定電位に対する昇圧電圧を発生するチャージポンプ回路を有する昇圧回路であって、
    前記チャージポンプ回路をn段(nは2以上の整数)直列に接続して成る第1のチャージポンプ回路群と、
    前記チャージポンプ回路をm段(mは2以上の整数)直列に接続して成る第2のチャージポンプ回路群と、
    段数切換制御信号に応じて、前記第1のチャージポンプ回路群と前記第2のチャージポンプ回路群とが直列に接続されて、前記第2のチャージポンプ回路群が第1の昇圧電圧を出力し、または前記第1のチャージポンプ回路群と前記第2のチャージポンプ回路群とが並列に接続されて、前記第1および第2のチャージポンプ回路群が第2の昇圧電圧を出力するよう、前記第1のチャージポンプ回路群の出力端子と前記第2のチャージポンプ回路群の入力端子との間を接続状態または非接続状態に切り換える段数切換回路とを備え、
    前記段数切換回路は、
    前記第1のチャージポンプ回路群の出力端子と前記第2のチャージポンプ回路群の入力端子との間に電流通路が接続されたスイッチ用トランジスタと、
    一方の電極に前記チャージポンプ回路に入力されるクロック信号と同期したクロック信号が供給され、他方の電極が前記スイッチ用トランジスタのゲートに接続されたキャパシタとを含み、
    前記段数切換制御信号が第1の電圧レベルにある場合、供給されるクロック信号により前記スイッチ用トランジスタを導通状態にし、前記段数切換回路自体を入力されるクロック信号に同期させることで1段のチャージポンプ回路と同等の働きをさせ、
    前記段数切換制御信号が第2の電圧レベルにある場合、前記スイッチ用トランジスタを遮断状態にすることを特徴とする昇圧回路。
  2. キャパシタを介して入力されるクロック信号に同期して電荷転送用トランジスタを介して電荷が移動して所定電位に対する昇圧電圧を発生するチャージポンプ回路を有する昇圧回路であって、
    前記チャージポンプ回路をn段(nは2以上の整数)直列に接続して成る第1のチャージポンプ回路群と、
    前記チャージポンプ回路をm段(mは2以上の整数)直列に接続して成る第2のチャージポンプ回路群と、
    前記第2のチャージポンプ回路群に直列に接続され、前記チャージポンプ回路をp段(pは2以上の整数)直列に接続して成り、第1または第2の昇圧電圧を出力する第3のチャージポンプ回路群と、
    第1の段数切換制御信号に応じて、前記第1のチャージポンプ回路群の出力端子と前記第2のチャージポンプ回路群の入力端子との間を接続状態または非接続状態に切り換える第1の段数切換回路と、
    前記第1の段数切換制御信号に応じて、前記第2のチャージポンプ回路群に供給されるクロック信号を有効または無効にするゲート回路と、
    前記第1の段数切換制御信号の論理反転信号である第2の段数切換制御信号に応じて、前記第1のチャージポンプ回路群の出力端子と前記第3のチャージポンプ回路群の入力端子との間を接続状態または非接続状態に切り換える第2の段数切換回路とを備え、
    前記第1の段数切換回路は、
    前記第1のチャージポンプ回路群の出力端子と前記第2のチャージポンプ回路群の入力端子との間に電流通路が接続された第1のスイッチ用トランジスタと、
    一方の電極に前記チャージポンプ回路に入力されるクロック信号と同期したクロック信号が供給され、他方の電極が前記第1のスイッチ用トランジスタのゲートに接続された第1のキャパシタとを含み、
    前記第1の段数切換制御信号が第1の電圧レベルにある場合、供給されるクロック信号により前記第1のスイッチ用トランジスタを導通状態にし、前記第1の段数切換制御信号が第2の電圧レベルにある場合、前記第1のスイッチ用トランジスタを遮断状態にし、
    前記第2の段数切換回路は、
    前記第1のチャージポンプ回路群の出力端子と前記第3のチャージポンプ回路群の入力端子との間に電流通路が接続された第2のスイッチ用トランジスタと、
    一方の電極に前記チャージポンプ回路に入力されるクロック信号と同期したクロック信号が供給され、他方の電極が前記第2のスイッチ用トランジスタのゲートに接続された第2のキャパシタとを含み、
    前記第2の段数切換制御信号が前記第1の電圧レベルにある場合、供給されるクロック信号により前記第2のスイッチ用トランジスタを導通状態にし、前記第2の段数切換制御信号が前記第2の電圧レベルにある場合、前記第2のスイッチ用トランジスタを遮断状態にすることを特徴とする昇圧回路。
  3. 前記段数切換回路は、前記段数切換制御信号が前記第1の電圧レベルにある場合、段数切換回路自体を入力されるクロック信号に同期させることで1段のチャージポンプ回路と同等の働きをさせることを特徴とする請求項2記載の昇圧回路。
  4. 前記段数切換回路は、前記段数切換制御信号に応じて、供給されるクロック信号を有効または無効にするゲート回路を含むことを特徴とする請求項1または2記載の昇圧回路。
  5. 前記昇圧回路は、
    前記第1のチャージポンプ回路群の出力端子と前記昇圧回路の出力端子との間に接続された第1の逆流防止用回路と、
    前記第2のチャージポンプ回路群の出力端子と前記昇圧回路の出力端子との間に接続された第2の逆流防止用回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載の昇圧回路。
  6. 前記昇圧回路は、前記第3のチャージポンプ回路群の出力端子と前記昇圧回路の出力端子との間に接続された逆流防止用回路を備えたことを特徴とする請求項2記載の昇圧回路。
  7. 前記昇圧回路は、前記昇圧回路の出力端子に接続された平滑用キャパシタを備えたことを特徴とする請求項5または6記載の昇圧回路。
  8. 前記第1および第2のチャージポンプ回路群は、2段のチャージポンプ回路を直列接続して成り、前記2段のチャージポンプ回路に供給されるクロック信号はそれぞれ位相が異なる4種類のクロック信号から成ることを特徴とする請求項1記載の昇圧回路。
  9. 前記第1、第2および第3のチャージポンプ回路群は、2段のチャージポンプ回路を直列接続して成り、前記2段のチャージポンプ回路に供給されるクロック信号はそれぞれ位相が異なる4種類のクロック信号から成ることを特徴とする請求項2記載の昇圧回路。
  10. 前記チャージポンプ回路は、
    前記チャージポンプ回路の入力端子と出力端子との間に電流通路が接続された電荷転送用トランジスタと、
    前記入力端子と前記電荷電荷転送用トランジスタのゲートに電流通路が接続された閾値相殺用トランジスタと、
    一方の電極に前記電荷転送用トランジスタのゲートが接続され、他方の電極にクロック信号が供給される第1のカップリング用キャパシタと、
    一方の電極に前記閾値相殺用トランジスタのゲートが接続され、他方の電極にクロック信号が供給される第2のカップリング用キャパシタとを含むことを特徴とする請求項1または2記載の昇圧回路。
  11. 前記チャージポンプ回路を構成するトランジスタはNチャネルMOSトランジスタであり、前記昇圧回路は、昇圧された正電圧を出力することを特徴とする請求項1または2記載の昇圧回路。
  12. 前記チャージポンプ回路を構成するトランジスタはPチャネルMOSトランジスタであり、前記昇圧回路は、昇圧された負電圧を出力することを特徴とする請求項1または2記載の昇圧回路。
  13. 前記段数切換回路を構成するトランジスタはNチャネルMOSトランジスタであることを特徴とする請求項11記載の昇圧回路。
  14. 前記段数切換回路を構成するトランジスタはPチャネルMOSトランジスタであることを特徴とする請求項12記載の昇圧回路。
  15. 請求項1または2記載の昇圧回路と、
    前記昇圧回路からの昇圧電圧が供給される不揮発性メモリセルアレイと、
    メモリの動作モードに応じて、前記段数切換制御信号の電圧レベルを前記第1または第2の電圧レベルに切り換える段数切換制御回路とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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