JP4222719B2 - 遊技場設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技用メダルを使用する遊技機が設置された遊技場設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、回胴式遊技機等において使用される遊技用メダルとしては、金属製の円板状のものが使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技用メダルは、どこの遊技場で使用しているものも形状や重量が概ね同じであったため、ある遊技場において貸し出したメダルが遊技場外へ持ち出され、そのメダルが他の遊技場に持ち込まれて遊技に使われてしまうことがあった。
【0004】
そのため、メダルを持ち込まれた遊技場においては、メダルの貸し出し料金を受け取っていないにもかかわらず、遊技が行われてしまうことになり、経営上の損害を被るという問題があった。また、メダルを持ち出された遊技場においては、遊技場で準備していたメダルの枚数が減ってしまうという問題もあった。
さらに、従来は、貸出単価の低いメダルと高いメダルとを用意して、貸出単価の高いメダルは払出率の高い遊技機専用のメダルにしたり、人気の低い遊技機については貸出単価の低いメダルを用意して遊技機の稼働率を高くする、といったことはできなかった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、貸出単価の低いメダルと高いメダルとを用意して、貸出単価の高いメダルは払出率の高い遊技機専用のメダルにしたり、人気の低い遊技機については貸出単価の低いメダルを用意して遊技機の稼働率を高くする、といったことが可能な遊技場設備を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】
上述の目的を達成するために、本発明の遊技場設備は、
データ読取手段を使って読み取り可能なデータを記憶する記憶手段が設けられていて、前記記憶手段には、第1の貸出単価を示す識別コードを含むデータが記憶させてある第1の遊技用メダルと、
データ読取手段を使って読み取り可能なデータを記憶する記憶手段が設けられていて、前記記憶手段には、前記第1の貸出単価よりも高額な第2の貸出単価を示す識別コードを含むデータが記憶させてある第2の遊技用メダルと、
前記第1,第2の遊技用メダルが備える記憶手段から前記データを読み取り可能なデータ読取手段が設けられていて、前記データ読取手段で前記第1,第2の遊技用メダルいずれかから読み取ったデータに、前記第1の貸出単価を示す識別コードが含まれている場合は前記第1の遊技用メダルを機内に受け入れる一方、前記第2の貸出単価を示す識別コードが含まれている場合は前記第2の遊技用メダルを機外へ排出する第1の遊技機と、
前記第1,第2の遊技用メダルが備える記憶手段から前記データを読み取り可能なデータ読取手段が設けられていて、前記データ読取手段で前記第1,第2の遊技用メダルいずれかから読み取ったデータに、前記第2の貸出単価を示す識別コードが含まれている場合は前記第2の遊技用メダルを機内に受け入れる一方、前記第1の貸出単価を示す識別コードが含まれている場合は前記第1の遊技用メダルを機外へ排出する第2の遊技機と
を備えてなり、
前記第1の遊技機は、「遊技場内に設置される島単位」または「遊技場内で設定されるコーナー単位」で区分される領域である第1の領域に複数設置されていて、
前記第2の遊技機は、「遊技場内に設置される島単位」または「遊技場内で設定されるコーナー単位」で区分される領域であって前記第1の領域とは異なる第2の領域に複数設置されていている
ことを特徴とする。
また、本発明の遊技場設備において、
前記第1,第2の遊技用メダルは、アンテナコイルを内蔵したアンテナ内蔵型のICチップを備え、
前記第1,第2の遊技機は、前記第1,第2の遊技用メダルのICチップからデータを読み取り可能なリーダ部を備え、
前記ICチップは、前記リーダ部から電磁誘導方式または電磁結合方式で伝送される電気エネルギーで作動し、前記リーダ部との間でデータの伝送を行うものであると好ましい。
また、本発明の遊技場設備において、
前記第1,第2の遊技機は、前記リーダ部によるデータ読み取り位置に前記第1,第2の遊技用メダルがセットされたことを検知するフォトセンサ
を備えるものであると好ましい。
【0007】
以下、まず、本発明の遊技場設備において使用される第1,第2の遊技用メダルについて説明する。
本発明の遊技場設備で利用される第1,第2の遊技用メダルには、データ読取手段を使って読み取り可能なデータを記憶する記憶手段を設けてある。
記憶手段は、記憶したデータが消滅しない手段であれば何でもよく、例えば、マスクROM、PROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリなどといった不揮発性の半導体記憶素子や、磁気記憶媒体などによって構成される。また、第1,第2の遊技用メダルに内蔵した電池で実用上問題がない程度長期間にわたって記憶が保持できるのであれば、揮発性の半導体記憶素子を利用することも可能である。また、これら中でも、必要に応じてデータの更新を行うことができる点では、データの書き換えが可能な記憶手段が好ましく、電気的に書き換え可能なEEPROMやフラッシュメモリを備えていれば、専用の書き込み装置を使ってデータの書き換えを比較的簡単に行うことができる。
【0008】
また、このようなEEPROMやフラッシュメモリを備えたICチップを利用する場合には、前記記憶手段が記憶するデータを、前記データ読取手段との間において非接触で伝送可能なデータ伝送手段を備えていると望ましい。
【0009】
このようなデータ伝送手段は、いわゆるRF−ID(Radio Frequency IDentification)システム等において採用されている手段と同じものであり、EEPROMやフラッシュメモリを備えたメモリ部の他に、CPUなどを備えたコントローラ部があって、アンテナ部(ループコイルなど)を介してデータ読取手段(一般にリーダ/ライタ等と呼ばれる)との間で無線通信によってデータ伝送を行い、メモリ部からのデータの読み取り、メモリ部のデータの書き換えを行うことができる。ICチップの具体的構造については特に限定されず、すべての機能が1チップに集積されているものでもよいし、一部の機能(例えばメモリ部とコントローラ部)が別チップになっているのであれば、複数のチップを第1,第2の遊技用メダルに内蔵してもよい。
【0010】
このような第1,第2の遊技用メダルであれば、データ読取手段側とデータ通信可能に接続するための接点は不要となるので、接点不良などの問題を招かない。また、ICチップを動作させるために必要な電力は、例えば電磁誘導方式または電磁結合方式といった方式でデータ読取手段側から供給することもできるので、この場合は、ICチップ側には電池が不要となり、第1,第2の遊技用メダルのメンテナンスに手間がかかることもない。
【0011】
なお、記憶手段からデータ読み取るデータ読取手段は、第1,第2の遊技用メダルとは別体の装置であり、その具体的な構造は記憶手段の具体的形態(記憶方式、交信方式など)に対応したものであればよい。
以上のように構成された第1,第2の遊技用メダルによれば、データ読取手段を使って第1,第2の遊技用メダルの記憶手段からデータを読み取ることができる。したがって、第1,第2の遊技用メダルから所期のデータを読み取ることができたかどうかによって、第1,第2の遊技機それぞれで利用可能な適正な第1,第2の遊技用メダルであるかどうかを判別することができる。
【0012】
ここで、所期のデータを読み取ることができたかどうかは、通常は、第1に、データの読み取りそのものができたかどうか、第2に、読み取ったデータが適正な内容となっているかどうか、を順に判断することになる。読み取ったデータが適正な内容となっているかどうかは、読み取ったデータと照合用データとが一致するか否かで判断すればよく、必要があれば、読み取ったデータと必要なビットだけを抽出するためのマスクデータとの論理積を取り、それと照合用データとが一致するか否かで判断してもよい。
【0013】
遊技場単位で、別の遊技場から持ち込まれる遊技用メダルを排除したい場合には、前記データが、遊技用メダルを使用可能な遊技場を識別するための識別コードを含むデータであるとよい。
このような識別コードを含むデータであれば、識別コードの読み取りができない場合はもちろんのこと、所期の識別コードでない場合に、その遊技場で使われる第1,第2の遊技用メダルとして不適切なものであると判断でき、例えば、別の遊技場から持ち込まれた遊技用メダルや、遊技用メダルではないもの(例えば、偽造メダル、変造メダルなど)を排除することができる。
【0014】
また、本発明においては、前記データが、第1,第2の遊技用メダルの貸出単価を識別可能なデータとされているので、例えば、遊技場内において、機種の異なる第1,第2の遊技機を対象とした第1,第2の遊技用メダルを使い分けることも可能である。
【0015】
特に、このような識別コードを含むデータとされていることから、機種の異なる遊技機間で第1,第2の遊技用メダルを使い回すことができないので、貸出単価の低い第1の遊技用メダルと貸出単価の高い第2の遊技用メダルとを用意して、貸出単価の高い第2の遊技用メダルは払出率の高い第2の遊技機専用のメダルにし、人気の低い第1の遊技機については貸出単価の低い第1の遊技用メダルを用意して第1の遊技機の稼働率を高くする、といったことが可能である。
【0016】
本発明においては、以上のような第1,第2の遊技用メダルを使用するとともに、第1,第2の遊技機側には、前記第1,第2の遊技用メダルが備える記憶手段から前記データを読み取り可能なデータ読取手段を設けることにより、第1,第2の遊技機は、前記第1,第2の遊技用メダルから前記データを読み取り可能に構成される。そして、前記データ読取手段により前記第1,第2の遊技用メダルから読み取ったデータに基づいて、第1,第2の遊技機それぞれにおいて利用可能な貸出単価の遊技用メダルであるか否かを識別する。
【0017】
これら第1,第2の遊技機において、データ読取手段は、第1,第2の遊技用メダルにおいて採用した記憶手段の具体的形態に対応したものであり、例えば、第1,第2の遊技用メダルが非接触でデータを読み書き可能なICチップを搭載している場合には、そのICチップとの間で無線通信によりデータ伝送が可能なリーダ/ライタを、第1,第2の遊技機に投入された第1,第2の遊技用メダルが通過する経路に配置して、データ読取手段とすればよい。
【0018】
このように構成された第1,第2の遊技機によれば、第1,第2の遊技機に投入されたメダルを1枚ずつ検査し、適正なメダルであるかどうかを判断することができ、使用可能な遊技用メダルの貸出単価が異なる異機種間、島間、またはコーナー間において第1,第2の遊技用メダルの持ち出し/持ち込みを防止することができる。
【0019】
なお、検査の結果、適正な第1,第2の遊技用メダル以外のものを検知した場合には、遊技機を強制的に停止させるなどの対応をとってもよいが、誤判定があった場合に遊技客に必要以上に不快な思いをさせないようにするには、前記データ読取手段によって前記第1,第2の遊技用メダルから適正な前記データを読み取り可能か否かを検査する検査手段と、前記検査手段による検査の結果、前記第1,第2の遊技用メダルから適正な前記データを読み取れた場合に前記第1,第2の遊技用メダルを機内に受け入れる一方、適正な前記データを読み取れなかった場合に前記第1,第2の遊技用メダルを機外利用者側へ排出する振り分け手段とを備えているとよい。
【0020】
このような遊技機であれば、適正な第1,第2の遊技用メダル以外は、第1,第2の遊技機外の利用者側へ返却されるので、不正なメダルを使っての遊技を防止でき、しかも、万一誤判定があったような場合には、再度メダルを投入することも可能なので、遊技機を強制的に停止させるなどの対応をとった場合に比べ、遊技客に不快な思いをさせることもない。また、機外利用者側へ排出する遊技用メダルは、利用者が投入した遊技用メダルそのものなので、投入されたメダルの代わりに別のメダルを返却するものとは異なり、メダルの返却に伴って不正なメダルを遊技場側へ受け入れてしまう恐れもない。
【0021】
また、前記検査手段による検査の結果、前記第1,第2の遊技用メダルから適正な前記データを読み取れなかった場合に、異常を検知した旨の信号を出力する異常検知信号出力手段を備えていてもよい。
【0022】
このような遊技機によれば、異常検知信号出力手段の出力する信号を、遊技場を管理するためのホールコンピュータへと伝送して、遊技場内での異常を集中管理することもできるし、異常検知信号出力手段の出力する信号を、警報装置へと伝送して、警報ランプを点灯させるなどの対処を行うこともできる。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。
[遊技用メダルの構造]
図1(a),同図(b)に示すように、遊技用メダル1は、アンテナコイル3aを内蔵したアンテナ内蔵型のICチップ3と、ICチップ3の外周全体を取り囲む樹脂部5とで構成されている。
【0027】
ICチップ3は、CPU、ROM、RAM、EEPROMなどを備えたもので、専用のリーダ/ライタから電磁結合方式で伝送される電気エネルギーで作動し、リーダ/ライタとの間でデータの伝送を行うことができる。このICチップ3のEEPROMには、特定の遊技場を表す識別コードを記憶させてあり、その識別コードをリーダ/ライタで読み出すことができる。
【0028】
樹脂部5は、本実施形態ではポリエチレンテレフタレート樹脂からなり、ICチップ3を設置した金型内に、熱溶融した樹脂材料を充填して冷却・固化することによって形成されている。なお、図示は省略してあるが、遊技用メダル1の表裏面には、遊技場の名称やその他の装飾模様が刻設されている。
【0029】
[遊技機の構造]
次に、上記遊技用メダル1を使って遊技を行う遊技機について説明する。
以下に説明する遊技機は、回胴式遊技機であり、図2に示すように、遊技機11は、メダル投入口13から投入された遊技用メダル1を、振り分け装置15へと案内し、振り分け装置15において、遊技用メダル1を遊技機11の背面側へと延びる回収経路17、または遊技機11の正面側へと延びる払戻経路19のいずれかへ振り分ける構造となっている。
【0030】
これらの内、振り分け装置15は、図3に示すように、上記遊技用メダル1のICチップ3からデータを読み取り可能なリーダ部21と、リーダ部21によるデータ読み取り位置に遊技用メダル1がセットされたことを検知するフォトセンサ23と、常時は直立していて、下端側を支点に後方へ回動すると前記回収経路17への入口を開き、下端側を支点に前方へ回動すると前記払戻経路19への入口を開くゲート25と、ゲート25を駆動するステッピングモータ27と、これら各部を制御する制御部29とを備えている。
【0031】
この遊技機11において、メダル投入口13から遊技用メダル1が投入されると、遊技用メダル1が振り分け装置15に導入される。なお、遊技用メダル1は、振り分け装置15よりもメダル搬送経路上流側において1列に整列させられて、図示しない送り出し装置によって1枚ずつ振り分け装置15に供給される。
【0032】
振り分け装置15に遊技用メダル1が導入されると、振り分け装置15の制御部29は、フォトセンサ23によって遊技用メダル1を検知し、リーダ部21によって遊技用メダル1から識別コードを読み出す。
ここで、読み出した識別コードがあらかじめ設定されている適正なコードであった場合、メダル投入口13から投入されたものが、適正な遊技用メダル1であると判断できるので、ゲート25を前方へ回動させて遊技用メダルを回収経路17へと落とす。なお、この時、遊技機11では、遊技用メダル1の投入枚数をカウントアップする処理、遊技機11の備える表示器に表示された遊技用メダル1の投入枚数を更新する処理なども行われる。
【0033】
一方、読み出した識別コードが不適正であった場合、または識別コードの読み出しそのものができない場合は、メダル投入口13から投入されたものが、適正な遊技用メダル1ではない可能性が高いので、ゲート25を後方へ回動させて遊技用メダルを払戻経路19へと落とし、さらに、遊技場の管理室内に設置された警報ランプ(図示略)に対して信号を出力して警報ランプを点灯させる。
【0034】
なお、以上の処理は、遊技に関する各種処理と並行して行われるが、これらの各種処理は本発明を理解する上で必要な事項ではないので、ここでの詳細な説明は省略する。
[効果]
以上のように構成された遊技用メダル1および遊技機11によれば、遊技用メダル1に記憶された識別コードを遊技機11において読み出し、適正な識別コードを読み出すことができた場合にのみ、遊技機11での遊技を行うことができるので、遊技場外から不正に遊技用メダルが持ち込まれても、そのメダルを使っての遊技を防止することができる。
【0035】
また、不適正な遊技用メダルが使われた場合、その遊技用メダルが遊技機11に受け入れられないので、遊技機11経由で回収される遊技用メダル1に不適正な遊技用メダルが混入してしまうことがない。また、不適正な遊技用メダルは、遊技者側へ返却されるだけなので、不適正な遊技用メダルを強制的に回収してしまうような遊技機に比べ、遊技者との間でトラブルになる可能性も低い。
【0036】
さらに、不適正な遊技用メダル1が使われた疑いがある場合には、遊技機11から信号が出力されて管理室内の警報ランプが点灯するので、意図的な不正行為が行われていないかどうかを店員が確認することもできる。
【0037】
加えて、上記説明では、遊技用メダル1が、特定の遊技場を表す識別コードを記憶している旨を説明したが、さらに、遊技場内において、遊技機の機種別に識別コードを設定しておけば、異機種間での遊技用メダルの持ち出し/持ち込みを防止することができる。また、遊技機の配列された島毎に識別コードを設定しておけば、島間での遊技用メダルの持ち出しや持ち込みを防止したりすることもできる。これらのようにすれば、例えば、ある機種と別の機種とで、遊技用メダル1の貸出単価や景品との交換レートを変更することも可能となるので、払出率の高い機種で使える遊技用メダルの貸出単価を高めに設定したり、人気の高い機種で使える遊技用メダルの貸出単価に比べ、人気の低い機種で使える遊技用メダルの貸出単価を低くするといったサービスを提供することもできる。また、一部の島にレディースコーナーなどを設定している場合に、レディースコーナー専用の遊技用メダルを設定して、貸出単価や景品との交換レートを変更することもできる。
【0038】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、不適正な遊技用メダルが使われた場合、遊技場の管理室内に設置された警報ランプが点灯する旨の説明を行ったが、より積極的に不正行為を抑止したい場合には、不適正な遊技用メダルが使われた遊技機の近傍で明示的に警報ランプを点灯させてもよい。
【0039】
また、上記実施形態において、振り分け装置15は、ステッピングモータ27でゲート25を駆動してメダルを振り分ける構造となっていたが、この振り分け装置は、メダルを振り分けることができるものであれば、その具体的構造は任意であり、例えば、ステッピングモータに代えてサーボモータやソレノイドを利用してもよい。また、ゲートの構造も種々の変更が可能であり、例えば、それぞれが独立に動作可能な2つのゲートを設けて、各ゲートをソレノイドで駆動し、一方のゲートを開くと回収経路へメダルが転落し、他方のゲートを開くと払戻経路へメダルが転落する、といった構造としてもよい。あるいは、メダルが1まいずつ嵌る回転体を設けて、その回転体をモータで駆動し、回転体が左右いずれか一方へ回転すると回収経路へメダルが転落し、他方へ回転すると払戻経路へメダルが転落する、といった構造としてもよい。
【0040】
さらに、上記実施形態では、遊技用メダル1から識別コードを読み取る機能を遊技機11に搭載する例を示したが、同じ機能をメダル計数機に搭載してもよい。この場合、遊技場外から持ち込まれた遊技用メダルが、メダル計数機へ投入されて不正に景品と交換されてしまうのを防止することができる。メダル計数機の場合、多数のメダルを少しでも迅速に計数できると望ましいので、メダルを複数の経路に分配して各経路毎にメダルの計数機構を設けるとよく、この場合、複数の経路のそれぞれに識別コードの読取装置を設けるとよい。
【0041】
加えて、上記実施形態では、電磁結合方式で遊技機11との交信を行う遊技用メダル1を例示したが、その他の方式、例えば電磁誘導方式やマイクロ波方式などで交信を行うものであってもよい。また、これらの無線交信方式に限らず、遊技用メダルに接点を設けて、接触式で遊技用メダルから識別コードの読み出しを行ってもよい。また、識別コードを半導体メモリに記憶する代わりに、磁気記録技術を使って遊技用メダルに識別コードを記憶させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技用メダルを示し、(a)はその正面図、(b)はそのA−A線断面図である。
【図2】 上記遊技用メダルが使用される遊技機を示す概略構造図である。
【図3】 上記遊技機が備える振り分け装置の概略構造図である。
【符号の説明】
1・・・遊技用メダル、3・・・ICチップ、5・・・樹脂部、11・・・遊技機、13・・・メダル投入口、15・・・振り分け装置、17・・・回収経路、19・・・払戻経路、21・・・リーダ部、23・・・フォトセンサ、25・・・ゲート、27・・・ステッピングモータ、29・・・制御部。
Claims (3)
- データ読取手段を使って読み取り可能なデータを記憶する記憶手段が設けられていて、前記記憶手段には、第1の貸出単価を示す識別コードを含むデータが記憶させてある第1の遊技用メダルと、
データ読取手段を使って読み取り可能なデータを記憶する記憶手段が設けられていて、前記記憶手段には、前記第1の貸出単価よりも高額な第2の貸出単価を示す識別コードを含むデータが記憶させてある第2の遊技用メダルと、
前記第1,第2の遊技用メダルが備える記憶手段から前記データを読み取り可能なデータ読取手段が設けられていて、前記データ読取手段で前記第1,第2の遊技用メダルいずれかから読み取ったデータに、前記第1の貸出単価を示す識別コードが含まれている場合は前記第1の遊技用メダルを機内に受け入れる一方、前記第2の貸出単価を示す識別コードが含まれている場合は前記第2の遊技用メダルを機外へ排出する第1の遊技機と、
前記第1,第2の遊技用メダルが備える記憶手段から前記データを読み取り可能なデータ読取手段が設けられていて、前記データ読取手段で前記第1,第2の遊技用メダルいずれかから読み取ったデータに、前記第2の貸出単価を示す識別コードが含まれている場合は前記第2の遊技用メダルを機内に受け入れる一方、前記第1の貸出単価を示す識別コードが含まれている場合は前記第1の遊技用メダルを機外へ排出する第2の遊技機と
を備えてなり、
前記第1の遊技機は、「遊技場内に設置される島単位」または「遊技場内で設定されるコーナー単位」で区分される領域である第1の領域に複数設置されていて、
前記第2の遊技機は、「遊技場内に設置される島単位」または「遊技場内で設定されるコーナー単位」で区分される領域であって前記第1の領域とは異なる第2の領域に複数設置されていている
ことを特徴とする遊技場設備。 - 前記第1,第2の遊技用メダルは、アンテナコイルを内蔵したアンテナ内蔵型のICチップと、前記ICチップの外周全体を取り囲む樹脂部とで構成され、
前記第1,第2の遊技機は、前記第1,第2の遊技用メダルのICチップからデータを読み取り可能なリーダ部を備え、
前記ICチップは、前記リーダ部から電磁誘導方式または電磁結合方式で伝送される電気エネルギーで作動し、前記リーダ部との間でデータの伝送を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技場設備。 - 前記第1,第2の遊技機は、前記リーダ部によるデータ読み取り位置に前記第1,第2の遊技用メダルがセットされたことを検知するフォトセンサ
を備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技場設備。
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