JP4222541B2 - ニッケルシリサイドの作製方法および半導体集積デバイス - Google Patents

ニッケルシリサイドの作製方法および半導体集積デバイス Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱安定性の高い超浅接合形成部において用いられるイリジウム含有ニッケルシリサイドを含むデバイスと、その製造方法とに関する。より詳細には、本発明は、シリコン基板上にニッケルシリサイドを含む集積回路デバイスに関し、シリサイドを製作する際に中間層としてイリジウムを用いる。
【0002】
【従来の技術】
チタンシリサイドおよびコバルトシリサイドはそれぞれ、金属酸化物半導体(MOS)トランジスタを製造するためのサリサイド製造プロセスにおいて現在用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
チタンシリサイドには、ポリシリコン準位幅が低下した場合にシリサイドを低抵抗のC54相に変更するのが困難であるという欠点がある。コバルトシリサイドの欠点は、コバルトジシリサイドを形成する際にシリコン(Si)を大量に消費する点である。そのため、超浅接合形成ソース/ドレインエリアにコバルトシリサイドを直接適用するのは困難となっている。その上、接合深さを浅くするためには、シリサイド層とシリコン活性層との間の界面の平坦度を極めて高くしなければならない。
【0004】
ニッケルシリサイドは、将来において相補型金属酸化物半導体(CMOS)デバイスの作製に用いられる候補となっている材料である。ニッケルシリサイドは、低抵抗でかつモノシリサイドのSi消費が低いという利点に加えて、プラズマドープされた超浅接合形成部に関連して接合リークが非常に少ないことが分かっている。ニッケルシリサイドを用いる際に主に問題となる点は、温度が650℃を超えると熱安定性が低くなる点である。これまで、このような制約のために、多くのCMOS用途においてニッケルシリサイドを用いることが不可能となっていた。
【0005】
超浅接合形成部に用いる場合、チタンシリサイドおよびコバルトシリサイドよりもニッケルシリサイドの方が適している。なぜならば、コバルト(Co)は、CoSi2を形成するために1Åあたり3.64ÅのSiを必要とするのに対し、ニッケルモノシリサイド(NiSi)は1Åのニッケル(Ni)あたり1.83オングストローム(Å)のSiしか消費しないからである。しかし、NiSiは、温度が700℃よりも高くなると安定性を失う。詳細には、NiSiは、Siとさらに反応してNiSi2に変化し、温度が高くなると、塊状化して、膜内に島状部を孤立させる。将来において用いられる高度集積回路(IC)によるプロセスでは高温状態が避けられないため、800℃以上の温度においてもシリサイドの安定性を保持するような、超浅接合形成部上にシリサイドを形成する方法を確立することが重要となっている。
【0006】
ニッケルシリサイドの熱安定性を改善するために白金(Pt)を付加することが議論されている。しかし、Ptを付加すると、N型Siの電気活性が損なわれることがわかっている。
【0007】
そのため、接合深さが400オングストローム未満の超浅接合形成部上にシリサイド層を形成し、かつ、温度が800℃以上になってもシリサイド層の接合部の完全性および安定性を保持する方法が必要とされている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、イリジウムを金属膜に付加した後にシリサイド化反応を行うことによって、安定性が高いニッケルシリサイド膜を提供する。本発明によって得られるニッケルシリサイドの安定性は極めて高く、800℃以上の温度でニッケルシリサイドを超浅接合形成部中に用いることが容易になる。詳細には、超薄膜の金属中間層を付加した後にニッケルを堆積させることによって、ニッケルシリサイド膜の熱安定性を向上させる。イリジウム中間層を取り入れることにより、ニッケルシリサイド膜の熱安定性を、0.1μmまたはそれ以上の技術の処理フローにおける集積用途にも十分耐えるレベルにまで引き上げることが可能となる。詳細には、イリジウム中間層によって、イリジウム中間層とニッケルおよびシリコンとの反応から形成されたイリジウム/ニッケル/シリコン合金層によってNi原子のフラックスを調節して、これにより、Ni原子を均等な速度で(すなわち、いかなる配向優先順位も用いることなく)Si界面に到達させて、均一なニッケルシリサイド層を形成する。
【0009】
本発明の研究において、2種類のウエハを用いた。シリサイドシートの抵抗および結晶構造を測定するために用いたウエハは、パターンレスp型(100)Siウエハであった。好適な実施形態において、シリコン基板は、アモルファスシリコン基板または(100)シリコン基板を含む。パターンレスp型ウエハを、希釈緩衝されたフッ化水素酸(HF)中のプレ金属浴に浸漬させ、その後、脱イオン化(DI)水ですすぎ、スピン乾燥した後、eビーム蒸着チャンバに投入した。eビーム蒸着を順次行って、ニッケルおよび中間層金属を堆積させた。イリジウム(Ir)の堆積厚さは、5オングストローム(Å)〜20Åであった。ニッケル(Ni)の厚さは、60Å〜130Åであった。アルゴン(Ar)雰囲気中で高速熱アニーリングを300℃〜900℃の温度で60秒間(sec)行った。各シリサイド膜のシート抵抗を、4点型プローブを用いて判定した。Philipsのx線解析回折システムを用いて、膜構造を低分解能の「相」識別モードで解析した。:試料を固定し、検出器のみを移動させた。NiSi2基板とSi基板との間の格子不整合が小さいため、高分解能のx線回折も用いて相検査を行った。
【0010】
超浅接合形成部上の逆リークを測定するために、第2の種類のウエハを用いた。これらのウエハを先ず酸化させ、その後、標準的なフォトリソグラフィーおよびエッチング工程を通じて処理を行って、熱酸化を通じて200μm×200μmの窓部を形成した。35Åの犠牲酸化物を成長させた後、プラズマドーピング技術を用いて窓部エリア中にPN接合部を形成した。PH3/Heのガス状混合物を用いて、燐ドーピングによってp型ウエハ上にN+/P接合部を形成した。B26/Heのガス状混合物を用いて、ホウ素ドーピングによってN型ウエハ上にP+/N接合部を形成した。負電圧パルスを(1.0〜1.5kVの振幅、50〜100μsパルス幅でおよそ1kHzの周波数で)チャックを通じてウエハに印加しながら、ウエハ表面上の一領域中に誘導結合プラズマを生成させた。再結晶化を800℃で行った後にスパイクアニーリングを1050℃で行うという2つの工程からなる高速熱アニーリング(RTA)によって、活性化を達成した。その後、犠牲酸化物をHF溶液によって除去した。二次イオン質量分析法(SIMS)を用いて接合深さを判定した結果、接合深さはおよそ40nmであった。
【0011】
犠牲酸化物を除去することによって生じるエッジ効果を避けるために、プラズマエンハンスド化学気相成長法(PECVD)によって酸化物層を堆積させ、前述の窓部の中央部分に100μm×100μmの小型の窓部を形成した。この100μm×100μmの領域中のみにシリサイドを形成した。その結果、この逆リークを測定する技術は、シリサイドとシリコンとの間の界面における変調、スパイクまたはファセッティングに対して感度を持つようになった。シリサイドを形成した後、酸化物表面上に堆積した金属膜のうち反応しなかった部分を、硫酸および過酸化水素の溶液中で140℃で除去した。裏面の酸化物をHF溶液を用いて除去した後、リーク測定を行った。HP4156半導体パラメータ解析器を用いて、電流−電圧特性を測定した。
【0012】
本発明の方法は、シリコン基板上にイリジウムを含むニッケルシリサイドを作製する方法であって、シリコン基板を提供する工程と、シリコン基板上にイリジウムを堆積させる工程と、シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程であって、ニッケルはイリジウムと接触する工程と、イリジウムおよびニッケルにアニーリングを行って、シリコン基板上にイリジウムを含むニッケルシリサイドを形成する工程とを包含する。
【0013】
シリコン基板上にイリジウムを堆積させる工程は、シリコン基板上に直接イリジウム膜を堆積させる工程を包含し、シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程は、イリジウム膜上にニッケル膜を堆積させる工程を包含してもよい。
【0014】
シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程は、シリコン基板上に第1のニッケル膜を堆積させる工程を包含し、シリコン基板上にイリジウムを堆積させる工程は、第1のニッケル膜上にイリジウム膜を堆積させる工程を包含し、シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程は、イリジウム膜上に第2のニッケル膜を堆積させて、ニッケル−イリジウム−ニッケル層構造をシリコン基板上に形成する工程をさらに包含してもよい。
【0015】
シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程およびシリコン基板上にイリジウムを堆積させる工程は、シリコン基板上にイリジウムおよびニッケルを同時に堆積させて、シリコン基板上にニッケル−イリジウム膜を形成する工程を包含してもよい。
【0016】
イリジウム膜の厚さは5〜20オングストロームであり、ニッケル膜の厚さは50〜200オングストロームであってもよい。
【0017】
第1のニッケル膜の厚さは50〜200オングストロームであり、イリジウム膜の厚さは5〜20オングストロームであり、第2のニッケル膜の厚さは50〜200オングストロームであってもよい。
【0018】
ニッケルシリサイドの厚さは90〜700オングストロームであってもよい。
【0019】
イリジウムおよびニッケルにアニーリングを行う工程は、高速熱アニーリング工程を包含し、高速熱アニーリング工程は、300℃〜700℃の温度で10秒〜2分の間行われてもよい。
【0021】
シリコン基板は、アモルファスシリコン基板および(100)シリコン基板からなる群から選択されてもよい。
【0022】
シリコン基板の接合部の深さは40nmであってもよい。
【0023】
イリジウムは、ニッケルの少なくとも一部分とシリコン基板との間に配置されたイリジウム中間層であり、これにより、イリジウムおよびニッケルにアニーリングを行ってシリコン基板上にニッケルシリサイドを形成する工程の間、ニッケルの少なくとも一部分は、イリジウム中間層を通じて拡散してもよい。
【0024】
本発明の超小型電子デバイスは、シリコン基板上にイリジウムおよびニッケルをこれらが接触するよう形成し該イリジウムおよび該ニッケルにアニーリングを行って、該シリコン基板上に、内部にイリジウムを含むニッケルシリサイドを形成し半導体集積デバイスの完成に必要な処理を行ってなる
【0025】
デバイスは、P+/N接合およびN+/P接合からなる群から選択された接合を含んでいてもよい。
【0026】
前記半導体集積デバイスのシート抵抗は15オーム/スクエア未満であってもよい。
【0027】
ニッケルシリサイドの厚さは90〜700オングストロームであり、イリジウムのイリジウム厚さは、5〜20オングストロームであってもよい。
【0028】
ニッケルシリサイドは、700℃を超える温度においてニッケルジシリサイドへの変化が生じない安定性を有してもよい。
【0030】
シリコン基板は、アモルファスシリコン基板および(100)シリコン基板からなる群から選択されてもよい。
【0031】
接合部の深さは40nmであってもよい。
【0032】
ニッケルジシリサイドは、15原子百分率のイリジウムを複合してもよい。
【0033】
本発明の目的は、熱安定性の高いニッケルシリサイド膜を提供することである。
【0034】
本発明の別の目的は、イリジウム中間層を用いて作製されたニッケルシリサイド膜を提供することである。
【0035】
本発明のさらに別の目的は、接合深さがおよそ400オングストロームの超浅接合形成部において用いられるニッケルシリサイド膜を提供し、かつ、シリサイド層の接合完全性および安定性を800℃を超えた温度においても保持することである。
【0036】
【発明の実施の形態】
ここで図面を参照しながら、先ず、ニッケルシリサイド膜について説明する。
【0037】
図1は、アニーリングを550℃で行った前後のシリサイドのシート抵抗と、Ni膜およびNiSi膜の厚さとの変化を示す。先ず、eビーム蒸着システムにおいてNiを堆積させた。アルゴン雰囲気において、高速熱アニーリング(RTA)でアニーリングを行った。60秒間のアニーリング時間の間、アニーリング温度を550℃で保持した。アニーリングの後、バルクシリコン(Si)ウエハ上でシート抵抗を測定したところ、シート抵抗は低減していた。図1の右側の記号(key)は、以下のものを示す:(図1の上から下にかけて)シリコン二酸化物上のニッケルでアニーリングされなかったもの;シリコン上のニッケルでアニーリングされなかったもの;シリコン上のニッケルでアニーリングされたもの;およびシリコン上のニッケルでアニーリングおよびエッチングがなされたもの。
【0038】
図2は、NiSi膜の厚さと、それに対応してNiSiを形成するために必要なSi消費量との計算値を示す。NiSi膜の利点は、Si消費量が低い点である。しかし、NiSi膜は、高温になると安定性を失う。
【0039】
図3は、上記の図の場合と異なる長さの時間(1時間まで)にかけてアニーリングを550℃で行った場合のNiSi膜のシート抵抗を示す。この図を見ると、NiSiは、アニーリング1時間受けた後、550℃において一定のシート抵抗を維持している。しかし、温度が700℃を超えると、シート抵抗は急激に上昇している。このようににシート抵抗が急激に上昇した原因は、膜が凝集したことと、NiSiがNiSi2相に変化したこととが組み合わさったことによる。これを図4に示す。
【0040】
図4は、アニーリングを700℃で60秒間行ったときのニッケルシリサイド膜のシート抵抗を示す。この温度では、シート抵抗が受容不可能なほど上昇している様子が図示されている。
【0041】
ここで、シリサイド膜の熱安定性について説明する。高温での処理が必要な用途の場合、ニッケルシリサイド膜の熱安定性を向上させることが必要である。安定性を向上させるための1つのアプローチとしては、ニッケルジシリサイド(NiSi2)の変態温度を上昇させるアプローチがある。ニッケルシリサイド(NiSi)に不純物を付加し、この不純物のシリサイドの構造がNiSiの構造と類似している場合、これらのシリサイドは相互溶性の固溶体を形成し得ることが予想される。さらに、この固溶体の自由エネルギーの総量が低減することも予想される。そのため、NiSi2を形成するための推進力が低減する。
【0042】
本願発明者らは、複数の不純物について研究を行ってきた。詳細には、研究対象とした複数の不純物を挙げると、白金(Pt)、イリジウム(Ir)およびパラジウム(Pd)が挙げられる。これらの材料のモノシリサイドの結晶構造はそれぞれ、ニッケルモノシリサイドの結晶構造(すなわち、MnP斜方晶系)と同じである。これらのシリサイドとニッケルモノシリサイドとの間の格子不整合も極めて小さい。この点を以下の表1に示す。
【0043】
【表1】
Figure 0004222541
本願発明者らは、ニッケルシリサイドにPtまたはIrを付加した場合のニッケルシリサイドの熱安定性を確認する実験を行った。その結果を以下に示す。2種類の実験において、Ni/Siの界面と、Ni膜の中央部分とに(すなわち、2枚のニッケル層の間に)Ptを付加した。一方の実験においてこのPt中間層の厚さは7オングストローム(Å)であり、他方の実験においては14Åであった。図5および図6は、Ni/Si界面にPtを付加した結果を示す。
【0044】
図5は、7オングストロームの白金膜をニッケル/シリコン界面に付加した場合のニッケルシリサイド膜のシート抵抗を示す。温度が750℃を越えると、シート抵抗は上昇している。
【0045】
図6は、14オングストロームの白金膜をニッケル/シリコン界面に付加した場合のニッケルシリサイド膜のシート抵抗を示す。14ÅのPt膜によって、ニッケルシリサイド膜の安定性が増している。温度が750℃を越えると、シート抵抗が上昇している。
【0046】
図7は、14オングストロームの白金膜をニッケル膜の2枚のニッケル層間に付加した場合のニッケルシリサイド膜のシート抵抗を示す。温度が750℃を超えると、シート抵抗が上昇している。
【0047】
図8は、15オングストロームのイリジウム膜をニッケル/シリコン界面に付加した場合のニッケルシリサイド膜のシート抵抗を示す。ニッケル膜の厚さは77Åであり、アニーリング期間は60秒であった。温度が900℃を超えても、膜の安定性は維持されていた。しかし、温度が700℃近くになると、シート抵抗は少し上昇した。
【0048】
図9は、7オングストロームのイリジウム膜をニッケル/シリコン界面に付加した場合のニッケルシリサイド膜のシート抵抗を示す。温度が900℃になっても、膜の安定性は維持されていた。しかし、温度が700℃近くになると、シート抵抗が少し上昇した。別の実施形態において、2枚のニッケル層間にイリジウムを付加した場合もあり、その場合、温度が900度になっても膜の安定性は維持される。
【0049】
図10は、イリジウムをニッケル/シリコン界面に付加したニッケルシリサイド膜にアニーリングを550℃〜850℃の温度で行った場合のX線回折パターンを示す。この図は、700℃までのモノシリサイド相を示す。温度が700℃を超えると、相を識別することができなかった。本願発明者は、アモルファス相を形成するのは不可能であると考えるため、基板シリコンに相が極めて類似したニッケルジシリサイド相を形成することが可能であると考える。
【0050】
本願発明者らは、ニッケル/シリコン界面にパラジウムを付加した場合についても研究した。本願発明者らの観察結果によれば、パラジウムの場合、IrまたはPtをニッケル/シリコン界面に付加した場合と比較して、ニッケルシリサイド膜の安定性を向上させる効果はそれほど無かったようである。
【0051】
ここで、本発明によるイリジウム中間層を超浅接合形成部のニッケルシリサイド膜内に用いた実例について説明する。以下の図は、超浅接合形成部上の様々なニッケルシリサイド膜(接合深さは40nm(Xj=40nm))の接合部のリークの結果を示す。大きな活性領域上に開口された100μm×100μmの窓部エリア上にニッケルシリサイドを形成する前に、シラン酸化物層を堆積し、その後その中央領域のみを開口させることによってそのエッジエリアを被覆した。以下の図に示す逆リーク電流の分布によれば、イリジウムが付加されたN+/P接合部およびP+/N接合部はどちらとも良好なダイオード特性を示し、逆バイアスが3ボルト(3V)のときに1×10-10アンペア未満であった。
【0052】
図11は、超浅接合形成部上のシリサイド膜に白金またはイリジウムを付加した場合のシリサイド膜のN+/P接合部のリークの結果を示す。このシリサイドは、厚さが68オングストロームのニッケル層から形成した。高速熱アニーリングを順次550℃、650℃、750℃、800℃および850℃の温度で60秒間行った。
【0053】
図12は、超浅接合形成部上のシリサイド膜の|3V|のときのP+/N接合部のリークの結果を示す。厚さが68オングストロームのニッケル層からこのシリサイドを形成した。高速熱アニーリングを順次550℃、650℃、750℃、800℃、および850℃の温度で60秒行った。シリサイドエリアは100×100μm2であった。
【0054】
図13は、超浅接合形成部上のシリサイド膜に白金を付加した場合のシリサイド膜のN+/P接合部のリークの結果を示す。このシリサイドは、厚さが16オングストロームの白金層と、厚さが80オングストロームのニッケル層とから形成した。高速熱アニーリングを、順次550℃、650℃、750℃、800℃および850℃の温度で60秒間行った。
【0055】
図14は、超浅接合形成部上のシリサイド膜に白金を付加した場合のシリサイド膜のP+/N接合部のリークの結果を示す。このシリサイドは、厚さが16オングストロームの白金層と、厚さが80オングストロームのニッケル層とから形成した。高速熱アニーリングを、順次550℃、650℃、750℃、800℃および850℃の温度で60秒間行った。
【0056】
図15は、RTAを順次550℃、650℃、750℃、800℃および850℃の温度で行った場合に、16Å Ir/80Å Niから形成されたシリサイドとの接合部からのN+/P接合部のリークを示す。この図は、ニッケル/シリコン界面にイリジウム層を付加した場合の結果を示す。
【0057】
図16は、RTAを順次550℃、650℃、750℃、800℃および850℃の温度で行った場合に、16Å Ir/80Å Niから形成されたシリサイドとの接合部からのP+/N接合部のリークを示す。このシリサイドは、100μm×100μmのエリア中に形成した。リーク電流を測定したところ、|3V|であった。アニーリング温度が850℃を越えたときも、リーク量は低いままであった。本願発明者らが考えるところによると、Ir中間層を付加した後、界面あらさが顕著に向上したかまたは(111)ファセッティングが低減した。Piranhaエッチングを行う前後とx線結果とから収集されたシート抵抗データから、すべての膜はシリサイド相に変化していたことが分かった。界面あらさを判定する最も直接な方法としては断面透過電子顕微鏡法があるが、検査対象領域は極めて小さな部位に限られていた。超浅接合形成部からの逆リークを測定する技術は、界面あらさを評価するための極めて実用的かつ高感度の技術となる。シリサイドが少しでもPN接合部から突出すると、リーク電流の顕著な増加の原因となり得る。
【0058】
上述したように、ニッケルシリサイドにPtまたはIrを付加すると、ニッケルシリサイドの安定性が顕著に増す。従って、本願発明者らは、PtまたはIrでドープされたニッケルシリサイドを用いて、超浅接合形成部のウエハをシリサイド化した。接合部のリークを測定して、熱安定性を判定した。シリサイド化されたエリアは100μm×100μmであった。シリサイドを、550℃〜800度の温度で形成した。上記の図に示すように、イリジウム中間層を設けることによって、温度が800度になっても、接合部の完全性を維持できた。しかし、白金を付加すると、N+/P接合部中のリークが顕著な量になることが観察された。従って、本発明の中間層材料としてはイリジウムが好ましい。
【0059】
図17は、本発明の方法のフローチャートである。工程28は、シリコン基板を提供する工程である。以下、このシリサイド化プロセスについて説明する。工程30において、物理気相成長法(例えば、スパッタリングおよび蒸着)または化学気相成長法(例えば、金属有機化学気相成長法)を用いて、デバイスのソース、ドレインおよびポリシリコン領域上にNiおよびIrを堆積させる。IrをNi中に取り入れる工程は、以下の方法のうちいずれかによって達成可能である:すなわち、(a)Niを堆積させる前にIrを堆積させる方法;(b)2枚のNi堆積層間にIrを堆積させる方法;(c)Niを堆積させた後にIrを堆積させる方法;(d)2つのソースからIrおよびNiを同時に堆積させる方法;または(e)Ni−Irの合金ターゲットからNi−Irを堆積させる方法。Niの厚さは、50Å〜200Åであり、形成されるニッケルシリサイドの厚さは典型的には、90〜700オングストロームである。イリジウム層の厚さは、5Å〜20Åである。工程32において、シリサイド化を行う。主に、アニーリング工程を、不活性雰囲気または窒素雰囲気において、300℃〜800℃の温度で、10秒〜2分間の間行う。このアニーリング工程を行った結果、イリジウムを複合したニッケルシリサイドが得られる。ニッケルシリサイド中に含有されるイリジウムの原子百分率は典型的には、15パーセント未満である。工程34において、硫酸および過酸化水素からなるPiranha溶液中で選択的エッチングを行う。その際、エッチング温度は典型的には、100℃〜150℃である。
【0060】
以下、具体的な実施例を挙げる。先ず、希釈緩衝されたHF溶液中でウエハをプレ金属浴中に20秒浸す。次いで、このウエハを堆積システムに投入する。このウエハの上に15ÅのIr層を堆積させる。このイリジウム層上に75ÅのNi層を堆積させる。その後、このウエハをアルゴン(Ar)中に入れて、高速熱アニーリング(RTA)アニーリングを550℃で60秒間行う。次いで、Piranha溶液中にて選択的エッチングを行う。
【0061】
図18は、本発明の方法から作製されたデバイスを示す。イリジウムを複合したニッケルシリサイド36をシリコン基板38上に配置する。ニッケルシリサイド層36の厚さは典型的には、90〜700オングストロームである。
【0062】
上記をまとめると、ニッケル/シリコン界面にイリジウムを付加することにより、ニッケルシリサイドの熱安定性を顕著に向上させることが達成される。このプロセスは、超浅接合形成部を有する提案されている将来のデバイス用途を作製する際に極めて有用であると思われる。熱安定性が向上し接合部のリークが低減するのは、界面が極めて平滑である点に起因すると考えられる。
【0063】
本発明によれば、シリコン基板上にイリジウム中間層と共に作製されたニッケルシリサイドを備えた集積回路デバイスおよびその製造方法が提供される。上記方法は、シリサイド化反応を行う前にNi層とSi層との間にイリジウム(Ir)界面層を堆積させる工程を含む。薄いイリジウム層を付加することにより、ニッケルシリサイドの熱安定性が顕著に向上する。アニーリング温度が850℃であったとしても、シリサイドの低シート抵抗によって、超浅接合形成部の低接合リーク電流が実現される。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、熱安定性の高いニッケルシリサイド膜を提供することができる。また、イリジウム中間層を用いて作製されたニッケルシリサイド膜を提供することができる。また、本発明によれば、接合深さがおよそ400オングストロームの超浅接合形成部において用いられるニッケルシリサイド膜を提供することができ、かつ、シリサイド層の接合完全性および安定性を800℃を超えた温度においても保持することができる。
【0065】
本発明の有意に向上したニッケルシリサイドのデバイスと、そのようなニッケルシリサイドを組み込んだデバイスとを作製する方法を開示してきた。好適な構造および本デバイスを作製する方法を開示してきたが、これらの実施形態には、特許請求の範囲に規定されているような本発明の範囲から逸脱することなくさらなる改変例および変更例が有り得ることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、シリサイドシートが550℃でのアニーリングを受けたときのNiおよびNiSiのシート抵抗を示す。
【図2】図2は、NiSi膜の厚さとSi消費との計算値を示す。
【図3】図3は、シートがアニーリングを550℃で1時間まで受けたときのNiSiの抵抗を示す。
【図4】図4は、シートがアニーリングを60秒間受けたときのニッケルシリサイドの抵抗を示す。
【図5】図5は、ニッケル/シリコン界面に7オングストロームの白金膜を付加したシートのニッケルシリサイドの抵抗を示す。
【図6】図6は、ニッケル/シリコン界面に14オングストロームの白金膜を付加したシートのニッケルシリサイドの抵抗を示す。
【図7】図7は、ニッケル膜の2枚のニッケル層の間に14オングストロームの白金膜を付加したシートのニッケルシリサイドの抵抗を示す。
【図8】図8は、ニッケル/シリコン界面に15オングストロームのイリジウム膜を付加したシートのニッケルシリサイドの抵抗を示す。
【図9】図9は、ニッケル/シリコン界面に7オングストロームのイリジウム膜を付加したシートのニッケルシリサイドの抵抗を示す。
【図10】図10は、ニッケル/シリコン界面にイリジウムを付加したニッケルシリサイド膜に550〜850℃でアニーリングを行った場合のX線回折パターンを示す。
【図11】図11は、超浅接合形成部上のニッケルシリサイド膜のN+/P接合部のリークの結果を示す。
【図12】図12は、超浅接合形成部上のニッケルシリサイド膜のP+/N接合部のリークの結果を示す。
【図13】図13は、超浅接合形成部上のニッケルシリサイド膜に白金を付加した場合のN+/P接合部のリークの結果を示す。
【図14】図14は、超浅接合形成部上のニッケルシリサイド膜に白金を付加した場合のP+/N接合部のリークの結果を示す。
【図15】図15は、超浅接合形成部上のニッケルシリサイド膜にイリジウムを付加した場合のN+/P接合部のリークの結果を示す。
【図16】図16は、超浅接合形成部上のニッケルシリサイド膜にイリジウムを付加した場合のP+/N接合部のリークの結果を示す。
【図17】図17は、本発明の方法を示す。
【図18】図18は、本発明によって得られるデバイスを示す。
【符号の説明】
36 ニッケルシリサイド層
38 シリコン基板

Claims (19)

  1. シリコン基板上にイリジウムを含むニッケルシリサイドを作製する方法であって、
    シリコン基板を提供する工程と、
    該シリコン基板上にイリジウムを堆積させる工程と、
    該シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程であって、該ニッケルは該イリジウムと接触する、工程と、
    該イリジウムおよび該ニッケルにアニーリングを行って、該シリコン基板上にイリジウムを含むニッケルシリサイドを形成する工程と、
    を包含する、方法。
  2. 前記シリコン基板上にイリジウムを堆積させる工程は、該シリコン基板上に直接イリジウム膜を堆積させる工程を包含し、前記シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程は、該イリジウム膜上にニッケル膜を堆積させる工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程は、該シリコン基板上に第1のニッケル膜を堆積させる工程を包含し、前記シリコン基板上にイリジウムを堆積させる工程は、該第1のニッケル膜上にイリジウム膜を堆積させる工程を包含し、該シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程は、該イリジウム膜上に第2のニッケル膜を堆積させて、ニッケル−イリジウム−ニッケル層構造を該シリコン基板上に形成する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記シリコン基板上にニッケルを堆積させる工程および前記シリコン基板上にイリジウムを堆積させる工程は、該シリコン基板上にイリジウムおよびニッケルを同時に堆積させて、該シリコン基板上にニッケル−イリジウム膜を形成する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記イリジウム膜の厚さは5〜20オングストロームであり、前記ニッケル膜の厚さは50〜200オングストロームである、請求項2に記載の方法。
  6. 前記第1のニッケル膜の厚さは50〜200オングストローム(段落0059)であり、前記イリジウム膜の厚さは5〜20オングストロームであり、前記第2のニッケル膜の厚さは50〜200オングストロームである、請求項3に記載の方法。
  7. 前記ニッケルシリサイドの厚さは90〜700オングストロームである、請求項1に記載の方法。
  8. 前記イリジウムおよび前記ニッケルにアニーリングを行う工程は、高速熱アニーリング工程を包含し、該高速熱アニーリング工程は、300℃〜700℃の温度で10秒〜2分の間行われる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記シリコン基板は、アモルファスシリコン基板および(100)シリコン基板からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記シリコン基板の接合部の深さは40nmである、請求項1に記載の方法。
  11. 前記イリジウムは、前記ニッケルの少なくとも一部分と前記シリコン基板との間に配置されたイリジウム中間層であり、これにより、該イリジウムおよび該ニッケルにアニーリングを行って該シリコン基板上にニッケルシリサイドを形成する工程の間、該ニッケルの少なくとも一部分は、該イリジウム中間層を通じて拡散する、請求項1に記載の方法。
  12. シリコン基板上にイリジウムおよびニッケルをこれらが接触するよう形成し
    該イリジウムおよび該ニッケルにアニーリングを行って、該シリコン基板上に、内部にイリジウムを含むニッケルシリサイドを形成し
    半導体集積デバイスの完成に必要な処理を行ってなる半導体集積デバイス
  13. P+/N接合およびN+/P接合からなる群から選択された接合 含む、請求項12に記載の半導体集積デバイス
  14. 前記半導体集積デバイスのシート抵抗は15オーム/スクエア未満である、請求項12に記載の半導体集積デバイス
  15. 前記ニッケルシリサイドの厚さは90〜700オングストロームであり、前記イリジウムの厚さは、5〜20オングストロームである、請求項12に記載の半導体集積デバイス。
  16. 前記ニッケルシリサイドは、700℃を超える温度においてニッケルジシリサイドへの変化が生じない安定性を有する、請求項12に記載の半導体集積デバイス
  17. 前記シリコン基板は、アモルファスシリコン基板および(100)シリコン基板からなる群から選択される、請求項12に記載の半導体集積デバイス
  18. 前記接合部の深さは40nmである、請求項13に記載の半導体集積デバイス。
  19. 前記ニッケルジシリサイドは、15原子百分率のイリジウムを複合する、請求項に記載の方法。
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