JP4220503B2 - 自動変速機におけるバルブボディ油路構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブボディを空気中に配置した自動変速機に係り、バルブボディ内に配設された作動圧回路の油路構造に関する。
従来の自動変速機は、トランスアクスルケースの下部にバルブボディが配置されるとともに、該バルブボディを覆うようにオイルパンが配設され、該オイルパンにオイルを溜めてオイルリザーバとしていた。
バルブボディ内に組み込まれたバルブ機構から排出されるオイルは、バルブボディ内に配設されたドレン回路を通ってオイルリザーバ内に溜まるオイル中に排出される。
また、近年は自動変速機の上下方向のサイズを小さくするために、バルブボディを変速機の下部以外の場所、たとえば自動変速機における車両前方側の側面に配置したものがある。
この場合には、油が溜まるオイルリザーバの上方位置の空気中にバルブボディが縦方向に配置されることとなる。
特開平2−51652号公報
しかしながら、上記特許文献1の自動変速機にあっては、バルブボディを空気中に配置することとなるため、ドレン回路の外部への開口部の位置によっては、ケース内油路およびコントロールバルブ内の油圧回路内のオイルがドレン回路からバルブボディ外へ抜けきってしまい、オイルを供給してバルブ機構を作動させたときに、作動圧の立ち上がり時間が長くなってしまう。そこで、この問題を解決するために、ドレン回路の開口部の位置をドレンポートを備えたバルブよりも上方位置に設けると、空気中に開口部が形成されることから不純物が進入し易くなり作動不良を招くという問題がある。なお、この立ち上がり時間の問題および不純物進入の問題を解決するためには、バルブボディの各ドレン回路にボール&スプリング等の機構を設けて、油圧がかかっていない状態ではドレン回路からバルブボディ外へ油を排出しないようにすることも考えられるが、通常の自動変速機のバルブボディには複数のドレン回路が設けられており、部品点数の増加および組み付け性の悪化という新たな問題が発生する。
そこで本発明はこのような問題点に鑑み、部品点数を増加させることなく、自動変速機のケース内やコントロールバルブ内の油圧回路のオイルが抜けきってしまうことを防ぎ、かつ不純物によるバルブスティックの発生を防止できる自動変速機におけるバルブボディ油路構造を提供することを目的とする。
本発明は、締結要素に供給する油圧の制御を行うバルブ機構を内部に備えたバルブボディが、自動変速機内の空気中に配置され、バルブボディは、一端側をバルブ機構のドレンポートに接続し、他端側に当該バルブボディの外部に向けて開口する開口部を形成し、ドレンポートからのドレンオイルが流れるドレン回路を備えた自動変速機におけるバルブボディ油路構造において、ドレン回路の開口部を、ドレンポートに対して上方側の位置に設け、ドレン回路内のドレンポートと開口部との間に不純物溜まり部を形成するものとした。
本発明によれば、バルブ機構のドレンポートよりも上方側の位置にドレン回路の開口部を形成したので、ドレン回路内やバルブ機構内からオイルがバルブボディ外へ抜けきってしまうことがなく、油圧回路内にオイルをある程度充填した状態を保つことができる。これにより、バルブ機構を作動させた時に作動圧の立ち上がり時間を短くすることができる。
また、ドレン回路内の、ドレンポートと開口部との間に、不純物溜まり部を設けるものとしたので、開口部からドレン回路内へ異物等の不純物が進入した場合にも、不純物を不純物溜まり部内に溜めることができ、部品点数の増加や組み付け性を悪化させずに、不純物がバルブ機構内へ進入してバルブ機構の動作不良を引き起こしてしまうといったことを防止することができる。
次に本発明の実施の形態を実施例により説明する。
なお、本実施例は本願請求項1、2、3に対応する。
図1は、本発明の油路構造を有するバルブボディを備えたFF車用の自動変速機を示す図であり、図2は、所望の変速段を得るための各クラッチおよびブレーキの締結表である。
自動変速機100のトルクコンバータ103に入力されたエンジン200の動力は、回転軸S1を介してダブルピニオン型遊星歯車機構104のキャリア105に入力される。
ダブルピニオン型遊星歯車機構104は、変速機ケース1に固定されたサンギヤ107と、サンギヤ107に噛み合う内径側ピニオンギヤ108とリングギヤ106に噛み合う外径側ピニオンギヤ109とで構成される。
内径側ピニオンギヤ108と外径側ピニオンギヤ109は互いに噛み合い、さらにそれぞれのシャフトがキャリア105によって支持されている。
リングギヤ106は、回転軸S1の外周を覆い後述の入力軸側出力ギヤ157の内径側を通ってエンジン200側へ伸びる回転軸S2に接続される。
キャリア105はハイクラッチH/Cを介して、回転軸S2の外周を覆いエンジン200側へ伸びる回転軸S3に接続されている。
回転軸S3のハイクラッチH/Cが接続された側と反対側の端部は、シングルピニオン型遊星歯車機構150のピニオンギヤ153を支持するキャリア156に接続されている。
キャリア156はローアンドリバースブレーキL&R/Bを介して変速機ケース1に接続されている。
シングルピニオン型遊星歯車機構150は、ピニオンギヤ153がエンジン200側に配置された第2サンギヤ154と、エンジン200側と反対側に配置された第1サンギヤ152とに噛み合うとともに、リングギヤ155と噛み合う。
第1サンギヤ152は、エンジン200と反対側方向に伸び、回転軸S3の外周を覆う回転軸S4に連結され、回転軸S4は2−6ブレーキ2−6/Bを介して変速機ケース1に接続される。
第2サンギヤ154は、入力軸側出力ギヤ157の内径側を通りエンジン200側に伸び、回転軸S2の外周を覆う回転軸S5に連結され、回転軸S5は3−5リバースクラッチ3−5R/Cを介して回転軸S2およびロークラッチL/Cに接続されている。
回転軸S5の外周側において、入力軸側出力ギヤ157と3−5リバースクラッチ3−5R/Cとの間にシングルピニオン型遊星歯車機構118が備えられる。
シングルピニオン型遊星歯車機構118は、回転軸S5に連結されたサンギヤ119と、サンギヤ119の外径側に配置されたリングギヤ121と、サンギヤ119およびリングギヤ121に噛み合い、キャリア122に支持されるピニオンギヤ120とより構成される。
リングギヤ121は、ロークラッチL/Cを介して回転軸S2に接続される。
キャリア122は、回転軸S5の外周側を覆い、入力軸側出力ギヤ157の内径側を通りリングギヤ155側に伸びる回転軸S6に連結されている。また回転軸S6はリングギヤ155に連結されている。
シングルピニオン型遊星歯車機構118とシングルピニオン型遊星歯車機構150との間には、変速機ケース1から隔壁状のベアリングサポート部130が伸びている。ベアリングサポート部130の中央部には回転軸S6に沿って伸びる円筒形状のベアリング支持部131が備えられている。
ベアリング支持部131の外周にはベアリング140が嵌め込まれ、該ベアリング140の外周によってリングギヤ155に連結された入力軸側出力ギヤ157を支持している。
ベアリング支持部131の内径側は、回転軸S1、S2、S5およびS6が重なる多層構造となっている。
エンジン200の動力は、図2に示すような、ハイクラッチH/C、2−6ブレーキ2−6/B、ローアンドリバースブレーキL&R/B、ロークラッチL/Cおよび3−5リバースクラッチ3−5R/Cの締結または開放の組み合わせにより所望の回転数に変換され、変換後の動力がカウンタシャフト4に設けられたアイドラギヤ6に入力される。
カウンタシャフト4は、一方側を変速機ケース1に、他方側をコンバータハウジング2に支持されるとともに、該シャフト4上にはアイドラギヤ6よりも図1中のコンバータハウジング2側に出力ギヤ8が備えられ、該出力ギヤ8はディファレンシャル装置3のリングギヤと噛み合っている。
カウンタシャフト4上において、出力ギヤ8とアイドラギヤ6との間には、パーキングギヤ5が設けられている。
図3は、バルブボディの取り付け位置を示す図である。
なお図3は、自動変速機のコンバータハウジング2を取り外して、変速機ケース1のみを示してある。
変速機ケース1は、図3中の左下部分にディファレンシャル装置3を収容し、ディファレンシャル装置3の略上方位置においてカウンタシャフト4の一方側を支持している。
カウンタシャフト4の図3中の略右方向の位置に、回転軸S1〜S6を支持している。
自動変速機の内部の下方側がオイルリザーバとなり、上述のクラッチやブレーキの作動や冷却などに用いられるオイルがオイル面60の高さまで溜まっている。
ディファレンシャル装置3の下方部分がオイル中に埋没している。
変速機ケース1の図3中の右側部分の側面にはオイルパン8Aが図示しないボルトにて取り付けられており、この変速機ケース1の側面とオイルパン8Aとの間に、バルブボディ10を収容するバルブボディ収容部8が設けられている。当該自動変速機の車両への搭載時にはバルブボディ収容部8が車両前方側を向いている。
バルブボディ10は、上述のクラッチやブレーキへ油圧を供給または油圧の排出などを行うバルブ機構を備えている。
バルブボディ10は、バルブボディ収容部8内において空気中に配置されている。
図4にバルブボディ10内のバルブ機構を模式的に示す。
ここでバルブボディ10には、複数のバルブ機構20が設けられている。
なお図4は、バルブボディ10を構成するバルブボディ本体部11正面の一部を示し、図4中上側が自動変速機内の上側となっている。
バルブボディ本体部11に、バルブボディ10の外周面から穴あけ加工によってスプール穴21が形成される。
スプール穴21内には、大径部25と小径部26とを有するスプール22がスプール穴21の軸方向に移動可能に備えられている。
スプール穴21の開口部は、栓24によって封止されている。
スプール穴21の底側にはリターンスプリング23が備えられ、スプール22を栓24側に付勢している。
スプール穴21、スプール22、リターンスプリング23およびスプール穴21の内周面に開口するポート(後述の入力圧ポート30、出力圧ポート31、ドレンポート32および信号圧ポート33)とよりバルブ機構20が構成される。
スプール穴21には、図示しないオイルポンプによって加圧された油圧が流れる入力圧回路40が接続され、さらにバルブ機構20から出力される出力圧が流れる出力圧回路41が接続される。
またスプール穴21には、バルブ機構20から排出されるオイルが流れるドレン回路42と、バルブ機構20の作動を制御する信号圧を導入するための信号圧回路43とが接続される。
また信号圧は、図示しないソレノイドバルブから供給されるものである。
ここで、これらの入力圧回路40、出力圧回路41、ドレン回路42および信号圧回路43は、バルブボディ本体部11に溝加工を施し、溝の上から他のバルブボディ本体部または後述のセパレートプレートを重ね合わせることによって溝の上側の開口を覆うことによって形成される。
なお、入力圧回路40のスプール穴21側の開口縁が入力圧ポート30となり、出力圧回路41のスプール穴21側の開口縁が出力圧ポート31となる。さらにドレン回路42のスプール穴21側の開口縁がドレンポート32となり、信号圧回路43のスプール穴21側の開口縁が信号圧ポート33となっている。
信号圧ポート33からバルブ機構20内に信号圧が供給されていない状態(非作動時)では、図4に示すようにスプール22がリターンスプリング23によって図4中の右側に付勢される。
このとき、入力圧ポート30はスプール22の大径部25によって塞がれている。また出力圧回路41の出力圧ポート31とドレン回路42のドレンポート32とはスプール22の小径部26の周りの空間によって連通している。
信号圧が、信号圧回路43および信号圧ポート33を通ってバルブ機構20に入力されると、信号圧によってスプール22が図4中の左側に付勢されて、入力圧回路40の入力圧ポート30と出力圧回路41の出力圧ポート31とが連通する。
なおバルブ機構20には、出力圧ポート31より出力される出力圧が所定の一定値となるように、出力圧フィードバック回路41Aが設けられている。
出力圧ポート31から出力された出力圧は、出力圧回路41を通ってクラッチやブレーキなどの締結要素に供給される。
信号圧がオフとなりスプール22が図4中の右側に移動を始めると、出力圧フィードバック回路41Aや出力圧回路41内の余剰圧が、ドレンオイルとなり、ドレンポート32からドレン回路42へ流れ込み、さらにドレン回路42の開口部32Aからバルブボディ10外へ排出される。
次にドレン回路42の詳細について説明する。
図5の(a)は、バルブボディ本体部11に形成されたドレン回路42を示す正面図であり、図5の(b)は、図5の(a)におけるA−A部断面図である。
なお図5の(a)は、ドレン回路42を図示するために、バルブボディ本体部11の側面11Aに取り付けられるセパレートプレート12を取り外して図示してある。また図5の(a)、図5の(b)において図中上側が自動変速機内の上側となっている。
バルブボディ本体部11内にはスプール穴21が形成されて、スプール22が備えられている。
バルブボディ本体部11の表裏面には溝加工によってオイルが流れる複数の回路溝44が形成される。回路溝44のうちバルブ機構20のドレンポート32と接続するドレン回路溝45および連通溝13と、ドレン回路溝45および連通溝13の側面11A側の開口部分を覆うセパレートプレート12とによってドレン回路42が構成される。
ドレン回路42の一端側がドレンポート32と接続し、他端側は連通溝13と連通し、連通溝13はドレンポート32よりも上方位置に設けられ、バルブボディ10の外部に開口する開口部32Aを備える。
開口部32Aの直下には、開口部32Aから侵入してきた異物などの不純物を溜める不純物溜まり部15が設けられている。
不純物溜まり部15は、ドレン回路溝45の溝底45Dと、ドレン回路溝45の側壁45Aのうち下方側に位置する底壁45C(ドレン回路溝45の図中下側の側壁)から上方に向かって立ち上げた立ち上げリブ14と、ドレン回路溝45の上側を覆うセパレートプレート12(図5の(a)中、バルブボディ本体部11の手前側に配置されるセパレートプレート12)とによって構成される。
なお、バルブボディ本体部11とセパレートプレート12とは、水平方向に交互に重ねられている。
ドレンポート32から排出されるドレンオイルは、もともと圧力のかかった油であるため、ドレンする際にはドレンポート32からドレン回路42内上方への流れを生じ、開口部32Aからバルブボディ本体部11(バルブボディ10)外へ排出される。
バルブボディ10外へ排出されたオイルは、最終的に自動変速機内の下方側のオイルリザーバに溜まる。
また開口部32Aがドレンポート32よりも上方位置にあってしかも上方を向いて開口しているため、バルブ機構20の非作動時においても、ケース内やバルブボディ内のオイルがバルブボディ10内から抜けきることがない。
ここで、開口部32Aがバルブボディ本体部11の上方側を向いて開口しているため、開口部32Aからバルブボディ本体部11内へ異物等の不純物が入り込み、不純物がドレン回路42を通ってバルブ機構20へ到達することによってスプール22が動作不良を起こしてしまう恐れがある。
しかしながら、本実施例では、開口部32Aから侵入してきた不純物は、自重でドレン回路溝45の側壁45Aあるいは溝底45D伝いに進入し、立ち上げリブ14によって堰き止められて、不純物溜まり部15内に溜まることになる。また、ドレンポート32からのドレンオイルの流れによっても影響を受け難い。このため、異物等の不純物が不純物溜まり部15を越えてドレンポート32からバルブ機構20へ到達してしまうことを防止することができる。
本実施例は以上のように構成され、バルブボィ10内において、バルブ機構20から排出されたドレンオイルが流れるドレン回路42をドレンポート32から上方に延ばし、ドレン回路42とバルブボディ10の外部とをつなぐ開口部32Aをバルブボディ10の上方側に設けることにより、バルブ機構20の非作動時においてドレン回路42内やバルブ機構20内からオイルがバルブボディ10外へ抜け出てしまうことがない。これにより、バルブ機構20の非作動時にもバルブ機構20内にオイルが充填した状態となり、バルブ機構20を作動させた時に作動圧の立ち上がり時間を短くすることができる。
また、開口部32Aの直下に不純物溜まり部15を形成したことにより、開口部32Aからドレン回路42内へ不純物が進入した場合にも、異物等の不純物を不純物溜まり部15内に溜めることができ、不純物がバルブ機構20内へ進入してバルブ機構20の動作不良を引き起こしてしまうといったことを防止することができる。 (以上、請求項1に対応する効果)
また、不純物溜まり部15をバルブボディ10外部に開口する開口部32A直下に形成したので、開口部32Aから自重により進入した不純物を確実に不純物溜まり部15に溜めることができる。(請求項2に対応する効果)
さらに、ドレン回路溝45の底壁45Cから立ち上げリブ14を立ち上げて不純物溜まり部15を形成することにより、容易に不純物溜まり部15を形成することができるとともに、ドレンオイルの流れによっても影響を受けにくくドレンポート32側への不純物の侵入を防止できる。 (請求項3に対応する効果)
次にドレン回路および不純物溜まり部の第1の変形例について説明する。
なお、本変形例は、請求項1、2、3、4に対応する。
図6の(a)は、第1のバルブボディ本体部111Aに形成されたドレン回路142Aを示す正面図であり、図6の(b)は、図6の(a)におけるB−B部断面図である。
なおドレン回路142Aの近傍には、図6の(b)に示すように少なくとも第1のバルブボディ本体部111A、セパレートプレート112、第2のバルブボディ本体部111Bが重ねられている
図6の(a)は、ドレン回路142Aを図示するために、第1のバルブボディ本体部111Aの側面111Cに取り付けるセパレートプレート112、セパレートプレート112に重ねられる第2のバルブボディ本体部111Bを取り外して図示してある。
また図6の(a)、図6の(b)において図中上側が自動変速機内の上側となっている。
第1のバルブボディ本体部111Aおよび第2のバルブボディ本体部111Bには、それぞれ溝加工によってドレン回路溝145A、145Bが形成される。
第1のバルブボディ本体部111Aと第2のバルブボディ本体部111Bとは、ドレン回路溝145A、145Bの開口を向かい合わせてセパレートプレート112を挟んで水平方向に重ねられる。
第1のバルブボディ本体部111Aに形成された連通溝113と、連通溝113と第1のバルブボディ本体部111Aおよび第2のバルブボディ本体部111Bに形成されたドレン回路溝145A、145Bと、ドレン回路溝145A、145Bの開口部を覆うセパレートプレート112とによって、それぞれドレン回路142A、142Bが形成される。
またセパレートプレート112に形成されたプレート穴117によってドレン回路142A、142Bが連通している。
また、ドレン回路142Aは、一端側がプレート穴117に接続され、他端側は一端側に対して上方位置に延びて連通溝113と連通し、該連通溝113とセパレートプレート112とで構成されてバルブボディ110の外部に開口する開口部132Aを備える。
なお、バルブボディ110は、第1のバルブボディ本体部111A、第2のバルブボディ本体部111Bおよびセパレートプレート112とによって構成される。
ドレン回路142Bは、一端側が図示しないバルブ機構のドレンポートに接続され、他端側はプレート穴117に接続されている。
開口部132Aの直下のドレン回路142Aの底壁と連続する底壁145Cに、開口部132Aから侵入してきた異物等の不純物を溜める不純物溜まり部115Aが設けられている。
ここで、連続する底壁とは、他の油圧回路と接続することによってドレン回路の底壁が途切れてしまうことのない領域を指す。
不純物溜まり部115Aは、ドレン回路溝145Aの溝底145Dと、ドレン回路溝145Aの側壁のうち下方側に位置する底壁145C(ドレン回路溝145Aの図中下側の側壁)と、底壁145Cから上方に向かって立ち上げた立ち上げリブ114と、ドレン回路溝145Aの開口部を覆うセパレートプレート112(図6の(b)参照)とによって構成される。
またドレン回路142Aの一端側を、セパレートプレート112のプレート穴117よりも下方側に延ばして接続し、ドレン回路142の当該下方側に延ばした部位が不純物溜まり部115Bとなっている。
不純物溜まり部115Bは、ドレン回路溝145Aの内周壁と、ドレン回路溝145Aの開口部を覆うセパレートプレート112とによって構成され、プレート穴117の下流側(プレート穴117のドレン回路142A側)の下方位置に形成される。
図示しないバルブ機構のドレンポートから排出されたドレンオイルは、もともと圧力のかかった油であるため、つまりドレンする際にはドレンポートが上流側、ドレン回路溝145Aが下流側となって、ドレン回路142B、プレート穴117、ドレン回路142Aによって構成されるドレン回路上方への流れを生じ、ドレンポート132Aからバルブボディ110外部へ排出される。
また開口部132Aが上側を向いているため、バルブ機構の非作動時においても、ドレン回路142A、142B内およびバルブ機構内のオイルがバルブボディ内から抜けきってしまうことがない。
開口部132Aから第1のバルブボディ本体部111Aの内部へ侵入してきた異物等の不純物は、開口部132Aの直下のドレン回路溝145Aの底壁と連続する底壁145Cに形成した不純物溜まり部115Aと、ドレン回路142Aをプレート穴117よりも下方側に延ばして接続することによって形成した不純物溜まり部115B内に溜められる。
本変形例は以上のように構成され、ドレンオイルが流れるドレン回路142Aをプレート穴117から上方に延ばし、ドレン回路142Aとバルブボディ110の外部とをつなぐ開口部132Aを第1のバルブボディ本体部111Aの上方側に設けることにより、バルブ機構の非作動時においてドレン回路142A、142B内やバルブ機構内からオイルがバルブボディ110外へ抜けきってしまうことがない。これにより、バルブ機構の非作動時にもバルブ機構内にオイルが充填した状態となり、バルブ機構を作動させた時に作動圧の立ち上がり時間を短くすることができる。
また、開口部132Aの直下のドレン回路溝145Aの底壁と連続する底壁145Cに不純物溜まり部115Aを形成し、さらに、プレート穴117の下流側の下方位置に不純物溜まり部115Bを形成したので、開口部132Aからドレン回路142A内部に侵入してきた異物等の不純物を不純物溜まり部115A、115B内に溜めることができる。これにより、異物等の不純物がバルブ機構内部へ侵入して、バルブ機構の動作不良を引き起こすことを防止することができる。 (以上、請求項1に対応する効果)
また、不純物溜まり部115Aをバルブボディ110の外部に開口する開口部132Aの直下に形成したので、開口部132Aから自重により進入した不純物を確実に不純物溜まり部115Aに溜めることができる。 (請求項2に対応する効果)
次にドレン回路および不純物溜まり部の第2の変形例について説明する。
なお本変形例は、請求項1、2、4に対応する。
図7の(a)は、第1のバルブボディ本体部211Aに形成されたドレンポート232を示す正面図であり、図7の(b)は、セパレートプレート212のプレート穴217を示す正面図であり、図7の(c)は、図7の(a)におけるC−C部断面図である。
なおドレンポート232の近傍には、図7の(c)に示すように少なくとも第1のバルブボディ本体部211A(一方側のバルブボディ本体部)、セパレートプレート212、第2のバルブボディ本体部211B(他方側のバルブボディ本体部)が水平方向に重ねられている。
また、第1のバルブボディ本体部211Aの内部にはスプール222が備えられて、バルブ機構220が構成されている。
図7の(a)、(b)、(c)中上側が自動変速機内の上側となっている。
第1のバルブボディ本体部211Aには、バルブ機構220からドレンオイルが排出されるドレンポート232が形成されている。
第1のバルブボディ本体部211Aに重ねられるセパレートプレート212は、ドレンポート232と対向する部位にプレート穴217が形成されている。
第2のバルブボディ本体部211Bには、特に図7の(c)に示すように溝加工によってドレン回路溝245が形成されており、該ドレン回路溝245はプレート穴217から上方に向かって延び、バルブボディ210(第1のバルブボディ本体部211A、第2のバルブボディ本体部211Bおよびセパレートプレート212より構成されている)外部に開口する開口部232Aを備える。
このドレン回路溝245の第1のバルブボディ本体部211A側の開口をセパレートプレート212によって覆うことによってドレン回路242が形成される。
第1のバルブボディ本体部211Aと第2のバルブボディ本体部211Bとはセパレートプレート212を挟んで水平方向に重ねられ、セパレートプレート212に形成されたプレート穴217を介してドレンポート232とドレン回路242とが連通している。
また、ドレン回路242は、プレート穴217から上方に向けて延び、プレート穴217よりも上方位置に設けられた開口部232Aによってドレン回路242内と第2のバルブボディ本体部211Bの外部とが連通している。
開口部232Aの直下には、開口部232Aから侵入してきた異物等の不純物を溜める不純物溜まり部215が設けられている。
ここでドレン回路242を、セパレートプレート212に形成されたプレート穴217よりも下方側に延ばして接続し、ドレン回路242の当該下方側に延ばした部位が不純物溜まり部215となっている。
不純物溜まり部215は、ドレン回路溝245の内周面と、ドレン回路溝245の開口を覆うセパレートプレート212とによって構成される。
そして、ドレンポート232から排出されるドレンオイルは、もともと圧力のかかった油であるため、つまりドレンする際にはドレンポート232が上流側、ドレン回路242が下流側となって、ドレン回路242上方への流れを生じ、ドレン回路242の開口部232Aからバルブボディ210外へ排出される。
本変形例においても、ドレン回路242の終端である開口部232Aをプレート穴217よりも上方位置に設けたので、バルブ機構220の非作動時にもバルブ機構220内にオイルを充填させた状態とすることができ、バルブ機構220を作動させた時に作動圧の立ち上がり時間を短くすることができる。
また、開口部232Aの直下に不純物溜まり部215を設けたことにより、開口部232Aからドレン回路242内へ異物等の不純物が進入した場合にも、不純物を不純物溜まり部252内に溜めることができ、不純物がバルブ機構220内へ直接進入してバルブ機構220の動作不良を引き起こすといったことを防止することができる。 (以上、請求項1に対応する効果)
また、不純物溜まり部215をバルブボディ210外部に開口する開口部232Aの直下に形成したので、開口部232Aから自重により進入した不純物を確実に不純物溜まり部215に溜めることができる。 (請求項2に対応する効果)
さらに、ドレンポート232と対向するプレート穴217よりも、第2のバルブボディ本体部211Bに溝加工によって形成するドレン回路242を下方側に延ばして不純物溜まり部215を形成しているため、スプール222がバルブボディ210の上方側側面に近接配置されていて、ドレンポート232からバルブ機構220の上方に不純物溜まり部215を形成するスペースがない場合であっても、不純物溜まり部215を容易に形成することができるとともに、セパレートプレート212のプレート穴217に対してドレン回路の下流側のドレン回路溝245を下側に延在させるだけでよく、オイルの回路設計が容易となる。 (請求項4に対応する効果)
次にドレン回路および不純物溜まり部の第3の変形例について説明する。
なお本変形例は、請求項1、3に対応する。
図8は、バルブボディ本体部311に形成されたドレン回路342を示す正面図である。
なお、図8中上側が自動変速機の上側となっている。
バルブボディ本体部311には、図8中の手前側に図示しないセパレートプレートが重ねられ、セパレートプレートに設けられたプレート穴317から、ドレン回路342へとドレンオイルが流れ込む。
ドレン回路342は、プレート穴317から上方に向けて延び、プレート穴317よりも上方位置に設けられた開口部332Aによってドレン回路342内とバルブボディ本体部311の外部とが連通している。
開口部332Aの下方側の領域において、立ち上げリブ314を立ち上げて開口部332Aの直下の底壁(図8中の下側の面)と連続した底壁に2つの不純物溜まり部315A、315Bを形成する。
このように、不純物溜まり部315A、315Bを2つ設けることにより、開口部332Aから進入してきた異物等の不純物を確実に不純物溜まり部内に溜めることができ、バルブ機構に異物が進入してしまうことを防止することができる。
また開口部332Aをプレート穴317よりも上方位置に形成したので、バルブ機構の非作動時にもバルブ機構内やドレン回路342内にオイルを充填させた状態とすることができる。 (以上、請求項1に対応する効果)
立ち上げリブ314を立ち上げて不純物溜まり部315A、315Bを形成したので、容易に不純物溜まり部を形成することができる。 (請求項3に対応する効果)
なお、バルブボディには複数のバルブ機構が備えられており、各バルブ機構において、上記実施例および各変形例において説明したドレン回路や不純物溜まり部の構成を適宜選択して用いる。
また上記実施例および各変形例において、開口部がバルブボディ本体部の上端または側面に形成された例を示したが、開口部はドレン回路の上端位置近傍に設けてあれば、バルブボディ本体部の上端または側面の適宜の位置に形成することができる。
また、不純物溜まり部の数も適宜所定の数を形成することができる。
本発明における実施例を示す図である。 クラッチおよびブレーキの締結表を示す図である。 バルブボディの取り付け位置を示す図である。 バルブボディ内のバルブ機構を模式的に示した図である。 ドレン回路を示す図である。 第1の変形例におけるドレン回路を示す図である。 第2の変形例におけるドレン回路を示す図である。 第3の変形例におけるドレン回路を示す図である。
符号の説明
10、110、210 バルブボディ
11、311 バルブボディ本体部
111A 第1のバルブボディ本体部
111B 第2のバルブボディ本体部
211A 第1のバルブボディ本体部 (一方側のバルブボディ本体部)
211B 第2のバルブボディ本体部 (他方側のバルブボディ本体部)
12、112、212 セパレートプレート
13、113 連通溝
14、114、314 立ち上げリブ
15、115A、115B、215、315A、315B 不純物溜まり部
117、217、317 プレート穴
20、220 バルブ機構
21 スプール穴
22、22A スプール
23 リターンスプリング
24 栓
25 大径部
26 小径部
30 入力圧ポート
31 出力圧ポート
32、32A ドレンポート
33 信号圧ポート
40 入力圧回路
41 出力圧回路
42、142A、142B、242、342 ドレン回路
43 信号圧回路
44 回路溝
45、145A、145B、245 ドレン回路溝

Claims (4)

  1. 締結要素に供給する油圧の制御を行うバルブ機構を内部に備えたバルブボディが、自動変速機内の空気中に配置され、
    前記バルブボディは、一端側を前記バルブ機構のドレンポートに接続し、他端側に当該バルブボディの外部に向けて開口する開口部を形成し、前記ドレンポートからのドレンオイルが流れるドレン回路を備えた自動変速機におけるバルブボディ油路構造において、
    前記ドレン回路の開口部を、前記ドレンポートに対して上方側の位置に設け、
    前記ドレン回路内の前記ドレンポートと前記開口部との間に不純物溜まり部を形成したことを特徴とする自動変速機におけるバルブボディ油路構造。
  2. 前記不純物溜まり部は、前記開口部の直下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機におけるバルブボディ油路構造。
  3. 前記不純物溜まり部は、前記ドレン回路の側壁の底壁部を上方向に立ち上げて形成した立ち上げリブを構成要素の一部としていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動変速機におけるバルブボディ油路構造。
  4. 前記バルブボディは、所定の枚数のバルブボディ本体部と、所定枚数のセパレートプレートとを水平方向に交互に重ね合わせて構成され、
    前記ドレン回路は、
    一方側の前記バルブボディ本体部に形成されたドレン回路溝と、他方側の前記バルブボディ本体部に形成されたドレン回路溝とを、双方のドレン回路溝の開口を向かい合わせて前記セパレートプレートを挟んで重ね、
    該セパレートプレートに設けられたプレート穴によって前記双方のドレン回路溝を連通させることによって構成され、
    前記一方側のバルブボディ本体部に形成されたドレン回路溝は、前記セパレートプレートに対してドレン回路の上流側に配置され、前記他方側のバルブボディ本体部に形成されたドレン回路溝は、前記セパレートプレートに対してドレン回路の下流側に配置され、
    前記他方側のバルブボディ本体部に形成されたドレン回路溝と前記プレート穴との接続部において、前記他方側のバルブボディ本体部に形成されたドレン回路溝は前記プレート穴よりも下方側に延びた部位を有し、
    当該下方側に延びた部位が前記不純物溜まり部となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動変速機におけるバルブボディ油路構造。
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