JP4219505B2 - 用紙揃装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層した用紙の端面を揃える用紙揃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製本の各工程において、積層した用紙の端面を揃える処理を経て、当該用紙を次工程に送る場合がある。図7は、このような積層した用紙の端面を揃える用紙揃装置の一例を示す斜視図である。
【0003】
図7において、用紙揃装置1aは、基台2に支持フレ−ム3を固定し、支持フレ−ム3に用紙トレイ9の固定部4を回動自在に取り付けている。5はハンドル、6は円弧状の溝、7は支点である。この用紙トレイ9は、ゴムパッド等を介して用紙トレイの固定部4と連結されている。
【0004】
ハンドル5を操作して円弧状の溝6内を移動させることにより、用紙トレイ9の固定部4は矢視Ra方向(時計方向および反時計方向)に回動する。このため、図7は用紙トレイ9に縦方向から用紙を差し込む構成であるが、用紙トレイ9を図7よりも寝かせた状態として、用紙を横方向から差し込む構成とすることもできる。
【0005】
用紙トレイ9には、用紙載置板9a、第1の用紙揃え板10、第2の用紙揃え板11、第1の用紙揃え板10の上部端面に取り付けられる第1の落下防止板12、第2の用紙揃え板11の上部端面に取り付けられる第2の落下防止板13が設けられている。
【0006】
第1の用紙揃え板10と第2の用紙揃え板11の延長部分は互いに直交するように配置されている。作業者が、積層されて用紙トレイ9に収納された用紙Pの直交する二端面を、第1の用紙揃え板10と第2の用紙揃え板11に当接させながら用紙を捌く処理を行なう。
【0007】
このような処理を行なうことにより、用紙の直交する二端面を揃えることができるので、他の二端面も揃えられることになり、積層した用紙は全体としてすべての端面が揃えられることになる。この際に、積層した用紙Pの端部Paは、第1の用紙揃え板10と第2の用紙揃え板11間に設けられている空間から突出させている。
【0008】
図7の構成では、作業者が用紙の紙質の種類に応じた捌きを十分に行なわない場合や、前工程で静電気が発生して互いに用紙が吸着している場合等には、用紙の端面が正確には揃えられないという問題が生じる。
【0009】
このため、用紙トレイ9に振動モ−タを取り付け、用紙トレイ9を振動させながら積層した用紙の端面を揃える用紙揃装置が開発されている。14は用紙載置板9の裏面に取り付けられている振動モ−タ、8は足踏スイッチで、振動モ−タ14のオンオフ制御を行なう。振動モ−タ14は、例えば回転軸に錘を取り付け、この錘の上下動により用紙トレイ9に振動を与えている。
【0010】
このような振動モ−タ14により用紙トレイ9を振動させると、積層した用紙はその接触面が互いにずらされるようにして捌かれつつ、用紙揃え板10、11に当接するので、積層した用紙の端面を正確に揃えることができる。なお、用紙トレイ9は前記のようにゴムパッド等の弾性吸収部材を介して用紙トレイの固定部4と連結されているので、用紙トレイ9の振動は用紙トレイの固定部4には伝達されない。
【0011】
このように、用紙トレイ9に振動モ−タ14を取り付けることにより、積層した用紙の端面を揃えることができるが、用紙の互いの接触面が静電気の作用で強固に吸引されている場合等には、振動モ−タ14により振動を与えても用紙の捌きが十分には行われないこともある。
【0012】
そこで、エアポンプを設置し、当該エアポンプに配管を介して連接される空気の吹き出し口を用紙トレイに設ける用紙揃装置が考案されている。この用紙揃装置は、用紙トレイに収納されている積層した用紙に、空気の吹き出し口から空気を吹き付け、合わせて振動モ−タにより用紙トレイを振動させて用紙を捌き、積層した用紙の端面を揃えるものである。
【0013】
図8は、前記のような振動モ−タとエアポンプを有する用紙揃装置の制御の一例を示すタイミングチャ−トである。(a)は振動モ−タの動作のタイミングを、(b)はエアポンプの動作のタイミングを示している。振動モ−タとエアポンプは、図7に示したような足踏スイッチ8によりオンオフ制御される。
【0014】
図8において、時刻taのタイミングで作業者が足踏スイッチ8をオンにして振動モ−タとエアポンプを同時に動作させる。振動モ−タとエアポンプを所定時間運転し、用紙トレイに積層して収納されている用紙が十分に捌かれたと判断されると、時刻tbのタイミングで作業者が足踏スイッチ8をオフにして振動モ−タとエアポンプを同時に停止させる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
このように、振動モ−タとエアポンプを同時に停止させると、図9の側面図に示すように積層した用紙P間に吹き込まれた空気が残存している。このため、空隙Gが形成された状態で用紙トレイの振動が停止してしまうので、用紙の端面が乱れて端面を整合させて揃えることができない場合があるという問題があった。
【0016】
本発明はこのような問題に鑑み、振動モ−タとエアポンプを用いて積層した用紙の端面を揃える際に、用紙間に残存する空気による端面の乱れを防止し、端面を整合させて揃える用紙揃装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明に係る用紙揃装置を、空気噴出し口を形成した用紙トレイと、前記用紙トレイを振動させる振動手段と、前記用紙トレイの空気噴出し口に空気を供給するエアポンプと、前記振動手段および前記エアポンプの駆動および停止を制御するスイッチとを備え、前記スイッチの駆動操作により前記用紙トレイを振動させながら用紙トレイに積層した用紙に空気を吹き付けて捌き、積層した用紙の端面を揃えてなる用紙揃装置であって、前記振動手段と前記スイッチとの間に、前記スイッチの停止操作による前記エアポンプの停止後も所定時間前記振動手段の駆動を継続するタイマを設けた構成とすることにより達成される。
【0018】
このように、本発明の用紙揃装置は、用紙トレイを振動させながら用紙トレイに積層して収納された用紙に空気を吹き付けて捌き、積層した用紙の端面を揃える際に、エアポンプの停止後も所定時間振動手段の動作を継続している。このため、積層した用紙間に残存している空気を抜き出しながら、さらに用紙トレイを振動させるので、端面の乱れを防止し、積層した用紙の端面を整合させて揃えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に適用される用紙揃装置の実施の形態について図により説明する。図1は正面図、図2は図1の矢視X方向からみた側面図である。この用紙揃装置1は、図2に示すように基台2にエアポンプ21を設置し、エアポンプ21から支持フレ−ム3内に設けた直立配管22aを介して、湾曲配管22bに空気を供給している。
【0020】
また、図示されていないが直立配管23aを介して、湾曲配管23bにも空気が供給される。用紙トレイ9は、ゴムパッド15により用紙トレイ9の固定部4と連結されている。
【0021】
図3は、図1を部分的に拡大して一部破断して示す正面図である。一方の湾曲配管23bは空気室24と連通し、第2の用紙揃え板11に形成されている空気吹き出し口25a、25bより空気を吹き出す。他方の湾曲配管22bも同様に空気室と連通し、第1の用紙揃え板10に形成されている空気吹き出し口より空気を吹き出す。
【0022】
このように、第1の用紙揃え板10と第2の用紙揃え板11から空気を吹き出す構成とすることにより、用紙トレイ9に積層して収納されている用紙の側面に二方向から空気が吹き付けられながら、用紙トレイ9を振動させているので、積層した用紙の捌きを効果的に行なうことができる。
【0023】
図4は、本発明の用紙揃装置に用いる制御装置の動作を説明するブロック図である。制御装置30は、リレ−回路やタイマを設けており、足踏スイッチ8のオンオフ信号Saが入力される。また、振動モ−タ14の制御信号Sbとエアポンプ21の制御信号Scが出力される。
【0024】
図5は、振動モ−タ14とエアポンプ21の制御の一例を示すタイミングチャ−トである。図5において、足踏スイッチ8のオン信号Saが入力されると、時刻taで制御装置30は制御信号Sbと制御信号Scをハイレベルで出力し、振動モ−タ14とエアポンプ21を駆動する。
【0025】
時刻taから所定時間経過した時刻tbで足踏スイッチ8をオフにする。この際に、制御信号Scがロ−レベルになることによりエアポンプ21の運転は停止するが、タイマが動作して制御信号Sbはハイレベルを維持し、振動モ−タ14の運転は継続する。タイマの設定時間が経過すると、制御信号Sbがロ−レベルに反転し振動モ−タ14が停止する。タイマの時間設定は、予め一定時間を設定しておくことも、また、作業者が任意の時間を設定することもできる。
【0026】
このように、エアポンプ21の運転停止後も所定時間振動モ−タ14の運転を継続することにより、積層された用紙間に残存している空気が次第に抜け出していき、この状態でさらに用紙トレイ9が振動しているので、積層された用紙は、図6の側面図に示すように端面が整合して揃えられる。
【0027】
上記の例では、用紙トレイ9に振動モ−タを取り付けて用紙トレイ9を振動させているが、振動モ−タ以外にも、例えば電磁手段で付勢されるバイブレ−タのような振動手段を用いて用紙トレイ9を振動させることもできる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の用紙揃装置は、用紙トレイを振動させながら用紙トレイに積層して収納された用紙に空気を吹き付けて捌き、積層した用紙の端面を揃える際に、エアポンプの停止後も所定時間振動手段の動作を継続している。このため、積層した用紙間に残存している空気を抜き出しながら、さらに用紙トレイを振動させるので、端面の乱れを防止し、積層した用紙の端面を整合させて揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る用紙揃装置の概略の構成を示す正面図である。
【図2】図1の矢視X方向からみた側面図である。
【図3】図1を部分的に拡大した正面図である。
【図4】制御装置の例を示すブロック図である。
【図5】本発明の振動モ−タとエアポンプの動作を示すタイミングチャ−トである。
【図6】本発明の用紙揃えの状態を示す側面図である。
【図7】従来の用紙揃装置を示す斜視図である。
【図8】従来の振動モ−タとエアポンプの動作を示すタイミングチャ−トである。
【図9】従来の用紙揃えの状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 用紙揃装置
2 基台
3 支持フレ−ム
4 用紙トレイの固定部
8 足踏スイッチ
9a 用紙載置板
12 第1の落下防止板
13 第2の落下防止板
22b、23b 湾曲配管
Claims (1)
- 空気噴出し口を形成した用紙トレイと、前記用紙トレイを振動させる振動手段と、前記用紙トレイの空気噴出し口に空気を供給するエアポンプと、前記振動手段および前記エアポンプの駆動および停止を制御するスイッチとを備え、前記スイッチの駆動操作により前記用紙トレイを振動させながら用紙トレイに積層した用紙に空気を吹き付けて捌き、積層した用紙の端面を揃えてなる用紙揃装置であって、前記振動手段と前記スイッチとの間に、前記スイッチの停止操作による前記エアポンプの停止後も所定時間前記振動手段の駆動を継続するタイマを設けたことを特徴とする用紙揃装置。
Priority Applications (1)
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JP26142899A JP4219505B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 用紙揃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26142899A JP4219505B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 用紙揃装置 |
Publications (2)
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JP2001080815A JP2001080815A (ja) | 2001-03-27 |
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ID=17361751
Family Applications (1)
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JP26142899A Expired - Lifetime JP4219505B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 用紙揃装置 |
Country Status (1)
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-
1999
- 1999-09-16 JP JP26142899A patent/JP4219505B2/ja not_active Expired - Lifetime
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